JP4912762B2 - 目標検出装置 - Google Patents

目標検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4912762B2
JP4912762B2 JP2006164714A JP2006164714A JP4912762B2 JP 4912762 B2 JP4912762 B2 JP 4912762B2 JP 2006164714 A JP2006164714 A JP 2006164714A JP 2006164714 A JP2006164714 A JP 2006164714A JP 4912762 B2 JP4912762 B2 JP 4912762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
integration
signal processing
block
cpi
integration path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006164714A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007333515A (ja
Inventor
洋志 亀田
正義 系
親房 野中
克也 草場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006164714A priority Critical patent/JP4912762B2/ja
Publication of JP2007333515A publication Critical patent/JP2007333515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4912762B2 publication Critical patent/JP4912762B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

この発明は、レーダまたはセンサによる目標からの受信データを入力し、移動目標あるいは受信電力の微弱な目標を検出するための信号処理に関する技術である。
従来の目標検出装置は、受信データをパルスヒット方向にFFT(Fast Fourier Transform;高速フーリエ変換)処理後、複数のFFT結果をノンコヒーレント積分する。積分の際に目標の移動を考慮した積分路を探索するが、最適な積分路のみを抽出して積分処理する。
従来の目標検出装置では、図3で示されるようなCPI(Coherent Pulse Interval)間の信号処理セルの推移を、式(1)で示される評価関数に従って探索する(以降、評価関数をtrack scoreと呼ぶ)。
Figure 0004912762
ここで Ak は図3に示すCPI kにおける検出ビンの集まりである。
式(1)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
従来の目標検出装置では、各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(2)で評価し、式(2)が最大または最小となる推移を抽出する。
Figure 0004912762
この処理を図3に示すnCPIまで繰り返すことで積分路を探索する。
J. Arnold, S. Shaw and H. Pasternack: "Efficient Target Tracking Using Dynamic Programming, " IEEE Trans. On Aerospace and Electronic Systems, Vol.29, No.1, Jan. 1993
しかしながら、従来の目標検出装置において、track scoreに基づきCPI間の積分路の探索を繰り返すが、最適な経路のみを抽出する。従って、仮に誤警報またはクラッタが存在し、これらの存在が最適な積分路とみなされた場合、目標の積分路が棄却されてしまい積分損失となる可能性が高い。このため、損失が少ない積分路の探索処理を実施することが望まれていた。
この発明は、係る課題を解決するために成されたものであり、積分路の探索の際にtrack scoreに基づいてCPI間の積分路の探索を繰り返すが、track scoreによる上位K個の積分路候補を残す。上位K個の探索路の組み合わせにより積分を実施し、もっとも評価値の高い組み合わせを目標の積分路として抽出し、積分損失を抑えることを目的とする。
この発明による目標検出装置は、
目標からの反射パルスを受信し、受信データをA/D変換する受信手段と、
A/D変換された受信データをCPI(Coherent Pulse Interval)単位のヒットをまとめてパルスヒット方向にFFT(Fast Fourier Transform)処理をし、FFT処理結果のポイントに対応した信号処理セルを配列してCPI列とするコヒーレント積分手段と、
信号処理セルから目標からの反射波が存在すると仮定された信号処理セル(以下検出セルと称す)をCPI列毎に検出し、検出セルのCPI間における移動の積分路を探索する積分路探索手段と、
積分路探索手段によって得られた積分路に従って、コヒーレント積分の結果を積分するノンコヒーレント積分手段と、
ノンコヒーレント積分手段の積分結果を閾値処理し、目標検出する閾値処理手段とを備え、
上記積分路探索手段は、
コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出し、その結果をCPI列毎に第1のメモリに蓄える振幅検波部と、
第1のメモリからの信号処理セル毎の振幅値により検出セルを検出し、その検出セルのCPI列間の移動の連なりを積分路として複数個探索し、探索された積分路はCPI列、検出セル毎に第2のメモリに蓄え、その積分路を第1のメモリに蓄えられた振幅値を基に評価する積分路評価部と、
第2のメモリに蓄えられた検出セル毎のCPI間の積分路を逆方向に辿り、検出セルの組み合わせ毎に積分処理を実施し、組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせの積分路を出力とする積分探索部を備える
この発明によれば、積分路を探索する際にCPI間の信号処理セルの遷移を複数考慮するため、従来の目標検出装置に比べて積分損失が改善される。またブロック単位で処理し、ブロック単位で得た積分路から詳細な探索を実施するため処理が軽減される。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明に係る実施の形態1について説明する。
図1は実施の形態1による目標検出装置の構成を示している。目標検出装置は、受信手段1、コヒーレント積分手段2、積分路探索手段3、ノンコヒーレント積分手段4、閾値処理手段5を備えて構成される。なお、この実施の形態は積分路探索の処理に特徴を有するので、センサを含む受信処理の説明は省略している。
図1において、コヒーレント積分手段2は受信データをパルスヒット方向にFFT処理をする。FFT処理は図2に示すようにCPI単位のヒットをまとめてFFT処理する。図2においてはCPI間でヒットの重複がないが、ヒットの重複があっても構わない。
FFT処理はCPI単位で実施する。CPI間はノンコヒーレント積分となるが、FFT処理結果をそのまま積分すると、検出セルがゆらぐ場合や目標の移動がCPI間で発生する場合は積分不可能である。そこでノンコヒーレント積分処理前に積分路探索手段3にて検出セルを探索する。
積分路探索手段3はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段3において31は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ34に蓄えられる。32は積分路評価部であり、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図3に示すように探索し、その探索路を第1のメモリ34に蓄えられた振幅値を基に評価する。
図3において、縦方向は信号処理セルを表しており、コヒーレント積分手段2によって得られたFFT処理結果である。ここではFFTポイント数をmとおく。また横方向はCPI番号を表している。積分路評価部32では全信号処理セルのCPI間の遷移を図3のように考える。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第2のメモリ35に蓄えられる。
積分路評価部32の処理はノンコヒーレント積分手段4で実施するノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
33は積分路探索部であり、第2のメモリ35によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部33の出力となる。
36は推移係数算出部であり、目標が検出ビンAk-1からAkに推移する確率を算出する。
ノンコヒーレント積分手段4は積分路探索手段3の出力である積分路を入力し、CPI間でノンコヒーレント積分を実施する。
ノンコヒーレント積分手段4において、41は積分シフト量算出部であり、積分路探索手段3によって出力された目標の積分路から各CPIにおける積分シフト量を算出する。42は積分部であり、積分シフト量算出部41によって得られた積分シフト量から信号処理セルをシフトさせ、CPI間でノンコヒーレント積分する。
閾値処理手段5はノンコヒーレント積分手段4の出力である積分結果を入力し、閾値処理を実施する。閾値を越えた信号処理セルに対して目標検出とみなす。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段3では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部31は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)から式(3)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ34に蓄えられる。
Figure 0004912762
積分路評価部32は、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図3に示すように探索し、その探索路を評価する。探索路の評価は式(4)(5)に示すtrack scoreを使用する。ここでAkは図3に示すCPI kにおける検出ビンの集まりである。
Figure 0004912762
式(4)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI 1から k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(5)において右辺第1項は目標が検出ビンAk-1からAkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
従来の目標検出装置では、各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(5)で評価し、式(4)が最大または最小となる推移を抽出する。
図3の処理を式(4)(5)を用いて表現したものを図4に示す。
図4の丸印は信号処理セルを示している。縦方向が信号処理セル番号(FFTポイント番号)、横方向がCPI番号を意味する。例えばCPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2の信号処理セル番号1への推移を考える。この信号処理セルへはCPI番号1の信号検出セルから3本の矢印が繋がっている。この矢印は、CPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2の信号処理セル番号1への推移の可能性があることを示している。
積分路評価部32では、この3本の矢印で現される推移を式(4) (5)を用いて評価する。従来の目標検出装置では、3本の矢印で表される推移のうち、最大(または最小)となる推移をCPI番号1からCPI番号2の信号処理セル番号1への推移として採択する。
これに対し、この発明では、上位K個の推移をCPI番号1からCPI番号2の信号処理セル番号1への推移候補として残し、第2のメモリ35に記録する。この処理を全CPI、全信号処理セルに対して適用する。
式(5) 右辺第1項は目標が検出ビンAk-1からAkに推移する確率を表すが、この発明では、推移係数算出部36によって式(6) (7)に示すように算出する。式(6)においてP0は設定パラメータ、式(7)においてamaxは目標の最大加速度、Δaは信号処理における加速度分解能である。
Figure 0004912762
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セル1〜Mのtrack scoreを参照し、値が一定値以上の信号処理セルを抽出する。ここでCPI番号nにおいて抽出された信号処理セルが複数ある場合は目標が複数存在することを意味する。
積分路探索部33は、CPI番号nにおいてtrack scoreが一定値以上として抽出された信号処理セルに対し、第2のメモリ35に記録された推移情報を参照し、図5に示すようにCPI番号、信号処理セル毎に記録されたK個の推移候補から積分路を逆方向に辿り振幅値を積分する。積分した結果、積分値が最大となるものを最終的な積分路として抽出する。
ノンコヒーレント積分手段4では、積分路探索手段3の出力を入力し、ノンコヒーレント積分を実施する。
積分シフト量算出部41は、積分路探索手段3によって出力された目標の積分路から各CPIにおける積分シフト量を算出する。
積分部42は、積分シフト量算出部41によって得られた積分シフト量より信号処理セルをシフトさせ、CPI間でノンコヒーレント積分する。
この処理を目標数分繰り返す。目標数とは、積分路探索手段3においてCPI番号nにおいて抽出された信号処理セルの数に相当する。
以上、この実施の形態によれば、積分路を探索する際にCPI間の信号処理セルの遷移を複数考慮するため、従来の目標検出装置に比べて積分損失が改善される。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図6において、積分路探索手段6はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段6において、61は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ64に蓄えられる。67は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位で図7(b)のようにブロック化する。62はブロック積分路評価部であり、信号処理セルブロック毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図8に示すように探索し、その探索路を評価する。
図8において、縦方向は信号処理セルブロックを表しており、その振幅値はブロック内の信号処理セル平均値とする。ここではブロック数をMとおく。また横方向はCPI番号を表している。ブロック積分路評価部62では全信号処理セルブロックのCPI間の遷移を図8のように考える。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ65に蓄えられる。
積分路評価部62の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
63はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ65によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルブロックの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせがブロック積分探索部63の出力となる。
68は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部63によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第3のメモリ610に蓄えられる。
積分路評価部68の処理はノンコヒーレント積分手段4で実施するノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
69は積分路探索部であり、第3のメモリ610によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部69の出力となる。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段6では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部61は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)を基に式(8)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ64に蓄えられる。
次に信号処理セルブロック部67は、信号処理セルをWセル毎にまとめ一つのブロックとする。その際の振幅値は式(9)のようにWセル内の平均振幅とする。
Figure 0004912762
ブロック積分路評価部62は、信号処理セルブロック毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図8に示すように探索し、その探索路を評価する。探索路の評価は式(10)(11)に示すtrack scoreを使用する。
Figure 0004912762
ここでBkは図3に示すCPI kにおける検出ビンの集まりである。
式(10)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(11)において右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
従来の目標検出装置では、各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(11)で評価し、式(10)が最大または最小となる推移を抽出する。
図8の処理を式(10)(11)を用いて表現したものを図9に示す。
図9の丸印は信号処理セルを示している。縦方向が信号処理セルブロック番号、横方向がCPI番号を意味する。例えばCPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移を考える。
この信号処理セルブロックへはCPI番号1の信号検出セルブロックから3本の矢印が繋がっている。この矢印は、CPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2、信号処理セルブロック番号1への推移の可能性があることを示している。
積分路評価部62では、この3本の矢印で現される推移を式(10)(11)を用いて評価する。 従来の目標検出装置では、3本の矢印で表される推移のうち、最大(または最小)となる推移をCPI番号1からCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移として採択する。
これに対し、この発明では、上位K個の推移をCPI番号1からCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移候補として残し、第2のメモリ65に記録する。
この処理を全CPI、全信号処理セルブロックに対して適用する。
式(11)の右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率を表すが、この発明では、式(12)(13)に示すように推移係数算出部66によって算出する。式(12)においてP0は設定パラメータ、式(13)においてamaxは目標の最大加速度、Δaは信号処理における加速度分解能である。
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セルブロック1〜Mのtrack scoreを参照し、値が一定値以上の信号処理セルブロックを抽出する。ここでCPI番号nにおいて抽出された信号処理セルが複数ある場合は目標が複数存在することを意味する。
ブロック積分路探索部63は、CPI番号nにおいてtrack scoreが一定値以上として抽出された信号処理セルブロックに対し、第2のメモリ65に記録された推移情報を参照し、 CPI番号、信号処理セルブロック毎に記録されたK個の推移候補から積分路を逆方向に辿り振幅値を積分する。積分した結果、積分値が最大となるものを最終的な積分路として抽出する。
次に、積分路評価部68はブロック積分路探索部63で得たブロック単位の積分路を第1のメモリ64を参照し、ブロック単位での積分路を、信号処理セル単位に戻し、積分路を細かく探索する。
その処理過程については実施の形態1と同じである。但し全信号処理セルに対して適用するのではなく、ブロック単位で抽出された積分路内のみを細かく探索する。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図10において、積分路探索手段7はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段7において、71は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ74に蓄えられる。77は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位で図7(b)のようにブロック化する。72はブロック積分路評価部であり、信号処理セルブロック毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図8に示すように探索し、その探索路を評価する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ75に蓄えられる。
ブロック積分路評価部72の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
73はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ75によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。78は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部73によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルのみを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第3のメモリ710に蓄えられる。
積分路評価部78の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
79は積分路探索部であり、第3のメモリ710によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段7では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部71は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)を基に式(8)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ74に蓄えられる。
次に信号処理セルブロック部77は、信号処理セルをWセル毎にまとめ一つのブロックとする。その際の振幅値は上述の式(9)のようにWセル内の平均振幅とする。
ブロック積分路評価部72は、信号処理セルブロック毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図8に示すように探索し、その探索路を評価する。探索路の評価は上述の式(10)(11)に示すtrack scoreを使用する。ここでBkは図3に示すCPI kにおける検出ビンの集まりである。
式(10)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(11)において右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
従来の目標検出装置では、各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(11)で評価し、式(10)が最大または最小となる推移を抽出する。
図8の処理を式(10)(11)を用いて表現したものを図9に示す。
図9の丸印は信号処理セルを示している。縦方向が信号処理セルブロック番号、横方向がCPI番号を意味する。例えばCPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移を考える。
この信号処理セルブロックへはCPI番号1の信号検出セルブロックから3本の矢印が繋がっている。この矢印は、CPI番号1から太い丸印で示したCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移の可能性があることを示している。
ブロック積分路評価部72では、この3本の矢印で現される推移を式(10)(11)を用いて評価する。 3本の矢印で表される推移のうち、最大(または最小)となる推移をCPI番号1からCPI番号2の信号処理セルブロック番号1への推移として採択する。
式(11) 右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率を表すが、この発明では、式(12)(13)に示すように推移係数算出部66によって算出する。式(12)においてP0は設定パラメータ、式(13)においてamaxは目標の最大加速度、Δaは信号処理における加速度分解能である。
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セルブロック1〜Mのtrack scoreを参照し、値が最大(または最小)の信号処理セルブロックを抽出する。
ブロック積分路探索部73は、CPI番号nにおいてtrack scoreが最大(または最小)となった信号処理セルブロックに対し、メモリ75に記録された推移情報を参照し、 CPI番号、信号処理セルブロック毎に記録された推移から積分路を逆方向に辿り積分路を出力する。
次に、積分路評価部78はブロック積分路探索部73で得たブロック単位の積分路を第1のメモリ74を参照し、ブロック単位での積分路を、信号処理セル単位に戻し、積分路を細かく探索する。
探索路の評価は上述の式(4)(5)に示すtrack scoreを使用する。
各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(5)で評価し、式(4)が最大または最小となる推移を抽出する。結果は第3のメモリ710に記録する。
この処理を信号処理セルブロック単位で抽出された積分路内のCPI、信号処理セルに対して適用する。
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セル1〜Mのtrack scoreを参照し、値が最大の信号処理セルを抽出する。
積分路探索部79は、CPI番号nにおいてtrack scoreが最大となった信号処理セルに対し、第3のメモリ710に記録された推移情報を参照し、積分路を逆方向に辿り積分路を出力する。
実施の形態4.
図11は、実施の形態4による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図11において、積分路探索手段8はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段8において、81は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ84に蓄えられる。87はCFAR(Constant False Alarm Rate)部であり、CPI毎に信号処理セル単位でCFAR処理を実施し、閾値処理する。但しCFARにより定まる閾値は低めに設定する。82は積分路評価部であり、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を図8に示すように探索し、その探索路を評価する。但し、探索の対象となる信号処理セルはCFAR部87によって設定された閾値を超えたものである。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第2のメモリ85に蓄えられる。
積分路評価部82の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。83は積分路探索部であり、第2のメモリ85によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルの組み合わせ毎に積分処理を実施する。
組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上がった組み合わせが積分探索部の出力となる。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段8では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部81は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)を基に式(14)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ84に蓄えられる。
Figure 0004912762
CFAR部87は、 CFAR処理を実施し、CPI毎、信号処理セル毎に閾値を設定する。例えばCA-CFARを適用した場合、その閾値は式(15)のように算出する。
Figure 0004912762
積分路評価部82は、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。探索路の評価は式(16)(17)に示すtrack scoreを使用する。
ここでAkはCPI kにおける検出ビンの集まりである。
Figure 0004912762
式(16)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(17)において右辺第1項は目標が検出ビンAk-1からAkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
従来の目標検出装置では、各CPIから次CPIに至る際の検出セルの推移を式(17)で評価し、式(16)が最大または最小となる推移を抽出する。
また式(17)における右辺第1項の目標が検出ビンAk-1からAkに推移する確率については、式(18)のようにCFAR閾値以下の信号処理セルについては推移確率を0とし、推移の対象から外す。
このような処理をCPI番号nまで繰り返し、各信号処理セルのtrack score上位K個の推移を第2のメモリ85に記録する。この処理を全CPI、全信号処理セルに対して適用する。
Figure 0004912762
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セル1〜Mのtrack scoreを参照し、値が一定値以上の信号処理セルを抽出する。ここでCPI番号nにおいて抽出された信号処理セルが複数ある場合は目標が複数存在することを意味する。
積分路探索部83は、CPI番号nにおいてtrack scoreが一定値以上として抽出された信号処理セルに対し、メモリ85に記録された推移情報を参照し、信号処理セル毎に記録されたK個の推移候補から積分路を逆方向に辿り振幅値を積分する。積分した結果、積分値が最大となるものを最終的な積分路として抽出する。
実施の形態5.
図12は、実施の形態5による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図12において、積分路探索手段9はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段9において91は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ94に蓄えられる。
97は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位でブロック化する。
信号処理セルブロックの振幅値はブロック内の信号処理セル平均値とする。
912はCFAR(Constant False Alarm Rate)部であり、CPI毎に信号処理セル単位でCFAR処理を実施し、閾値処理する。但しCFARにより定まる閾値は低めに設定する。
92はブロック積分路評価部であり、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。但し、探索の対象となる信号処理セルはCFAR部912によって設定された閾値を超えたものである。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ95に蓄えられる。
ブロック積分路評価部92の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
93はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ95によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルブロックの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部の出力となる。
98は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部93によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第3のメモリ910に蓄えられる。
積分路評価部98の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
99は積分路探索部であり、第3のメモリ910によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルの組み合わせ毎に積分処理を実施する。
組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部の出力となる。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段9では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部91は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)を基に式(20)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ94に蓄えられる。
次に信号処理セルブロック部97は、信号処理セルをWセル毎にまとめ一つのブロックとする。その際の振幅値は式(21)のようにWセル内の平均振幅とする。
CFAR部97は、 CFAR処理を実施し、CPI毎、信号処理セル毎に閾値を設定する。例えばCA-CFARを適用した場合、その閾値は式(22)のように算出する。
Figure 0004912762
ブロック積分路評価部92は、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。探索路の評価は式(23)(24)に示すtrack scoreを使用する。
Figure 0004912762
式(23)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(24)において右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
また式(24)における右辺第1項の目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率については、式(25)のようにCFAR閾値以下の信号処理セルについては推移確率を0とし、推移の対象から外す。
このような処理をCPI番号nまで繰り返し、各信号処理セルのtrack score上位K個の推移を第2のメモリ95に記録する。この処理を全CPI、全信号処理セルブロックに対して適用する。
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セルブロック1〜Mのtrack scoreを参照し、値が一定値以上の信号処理セルを抽出する。ここでCPI番号nにおいて抽出された信号処理セルが複数ある場合は目標が複数存在することを意味する。
ブロック積分路探索部93は、CPI番号nにおいてtrack scoreが一定値以上として抽出された信号処理セルブロックに対し、第2のメモリ95に記録された推移情報を参照し、 CPI番号、信号処理セルブロック毎に記録されたK個の推移候補から積分路を逆方向に辿り振幅値を積分する。積分した結果、積分値が最大となるものを最終的な積分路として抽出する。
次に、積分路評価部98はブロック積分路探索部93で得たブロック単位の積分路を第1のメモリ94を参照し、ブロック単位での積分路を、信号処理セル単位に戻し、積分路を細かく探索する。その処理過程については実施の形態4と同じである。但し全信号処理セルに対して適用するのではなく、ブロック単位で抽出された積分路内のみを細かく探索する。
実施の形態6.
図13は、実施の形態6による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図13において、積分路探索手段10はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段10において101は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ104に蓄えられる。
107は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位でブロック化する。信号処理セルブロックの振幅値はブロック内の信号処理セル平均値とする。
1012はCFAR(Constant False Alarm Rate)部であり、CPI毎に信号処理セル単位でCFAR処理を実施し、閾値処理する。但しCFARにより定まる閾値は低めに設定する。
102はブロック積分路評価部であり、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。但し、探索の対象となる信号処理セルはCFAR部1012によって設定された閾値を超えたものである。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ105に蓄えられる。
ブロック積分路評価部102の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
103はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ105によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。
108は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部103によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第3のメモリ1010に蓄えられる。
積分路評価部108の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
109は積分路探索部であり、第3のメモリ1010によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。
以下に、動作に関する説明をする。
積分路探索手段10では、コヒーレント積分手段2の出力を入力し、積分路を探索する。
まず、振幅検波部101は、信号処理セル毎のコヒーレント積分結果Vk(j)を基に上述の式(20)のように振幅値Ak(j)を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ104に蓄えられる。
次に信号処理セルブロック部107は、信号処理セルをWセル毎にまとめ一つのブロックとする。その際の振幅値は上述の式(21)のようにWセル内の平均振幅とする。
CFAR部1012は、CFAR処理を実施し、CPI毎、信号処理セル毎に閾値を設定する。例えばCA-CFARを適用した場合、その閾値は上述の式(22)のように算出する。
ブロック積分路評価部102は、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。
探索路の評価は上述の式(23)(24)に示すtrack scoreを使用する。
式(23)において、右辺第1項はCPI k-1からkまでのtrack score増分、右辺第2項はCPI k-1までのtrack scoreを表す。したがって、CPI kまでのtrack scoreは、各CPIから次CPIに至るtrack score増分を算出し、それを累積することで得られる。
式(24)において右辺第1項は目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率、右辺第2項は目標がθkに存在した場合の受信信号の振幅値zkの確率密度(目標の振幅モデルより算出)ならびに受信機雑音振幅値の確率密度の尤度比である。
また式(24)における右辺第1項の目標が検出ビンブロックBk-1からBkに推移する確率については、式(25)のようにCFAR閾値以下の信号処理セルについては推移確率を0とし、推移の対象から外す。
このような処理をCPI番号nまで繰り返し、各信号処理セルのtrack score最上位の推移を第2のメモリ105に記録する。この処理を全CPI、全信号処理セルブロックに対して適用する。
CPI番号nまで処理が終了した場合、CPI番号n、信号処理セルブロック1〜Mのtrack scoreを参照し、値が最大(または最小)の信号処理セルを抽出する。
ブロック積分路探索部103は、CPI番号nにおいてtrack scoreが一定値以上として抽出された信号処理セルブロックに対し、第2のメモリ105に記録された推移情報を参照し、 CPI番号、信号処理セルブロック毎に記録された推移から積分路を逆方向に辿り積分路を出力する。
次に、積分路評価部108はブロック積分路探索部103で得たブロック単位の積分路を第1のメモリ104を参照し、ブロック単位での積分路を、信号処理セル単位に戻し、積分路を細かく探索する。
その処理過程については実施の形態4と同じである。但し全信号処理セルに対して適用するのではなく、ブロック単位で抽出された積分路内のみを細かく探索する。
実施の形態7.
図14は、実施の形態による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図14において、積分路探索手段11はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段11において111は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ114に蓄えられる。
117は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位でブロック化する。信号処理セルブロックの振幅値はブロック内の信号処理セル平均値とする。
1112は固定閾値算出部であり、CPI毎に信号処理セルブロック単位で固定閾値を設定する。112はブロック積分路評価部であり、信号処理セルブロック毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。但し、探索の対象となる信号処理セルは固定閾値算出部1112によって設定された閾値を超えたものである。


CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位Kの信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ115に蓄えられる。
ブロック積分路評価部112の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
113はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ115によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルブロックの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部の出力となる。
118は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部113によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの上位K個の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎に第3のメモリ1110に蓄えられる。
積分路評価部118の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
119は積分路探索部であり、第3のメモリ1110によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、信号処理セルの組み合わせ毎に積分処理を実施する。組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせが積分探索部の出力となる。
実施の形態8.
図15は、実施の形態8による目標検出装置の構成を示している。ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
図15において、積分路探索手段12はコヒーレント積分手段2の出力を入力し、検出セルのゆらぎや目標の移動を考慮した積分路を探索する。
積分路探索手段12において121は振幅検波部であり、コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出する。その結果はCPI毎に第1のメモリ124に蓄えられる。
127は信号処理セルブロック部であり、信号処理セルを複数セル単位でブロック化する。信号処理セルブロックの振幅値はブロック内の信号処理セル平均値とする。
1212は固定閾値算出部であり、CPI毎に信号処理セルブロック単位で固定閾値を算出し、閾値処理する。
122はブロック積分路評価部であり、信号処理セル毎にCPI間の移動を考慮した積分路を探索し、その探索路を評価する。但し、探索の対象となる信号処理セルは固定閾値算出部1212によって設定された閾値を超えたものである。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルブロックへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルブロックを選択しておく。選択されたブロックはCPI、信号処理セルブロック毎に第2のメモリ125に蓄えられる。
ブロック積分路評価部122の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
123はブロック積分路探索部であり、第2のメモリ125によって蓄えられたCPI、信号処理セルブロック毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。
128は積分路評価部であり、ブロック積分路探索部123によって得られたブロック単位での積分路に対して信号処理セル単位に戻し、信号処理セル単位で積分路の評価を実施する。
CPI間の積分路はtrack scoreで評価するが、現CPIにおける信号処理セルへの前CPIからの遷移についてはtrack scoreの最上位の信号処理セルを選択しておく。選択されたセルはCPI、信号処理セル毎にメモリ1210に蓄えられる。
積分路評価部128の処理はノンコヒーレント積分するCPI数分実施する。
129は積分路探索部であり、第3のメモリ1210によって蓄えられたCPI、信号処理セル毎の積分路を逆方向に辿り、積分路を出力する。
この発明は、目標検出時の積分路を探索する際にCPI間の信号処理セルの遷移を複数考慮するため、従来の目標検出処理に比べて積分損失が改善され、レーダシステムなどに適用されることで、積分損失が改善されるレーダシステムなどを実現できる。
この発明の実施の形態1を示す目標検出装置の構成図である。 この発明におけるパルスヒットとFFT処理の関係を示す説明図である。 この発明におけるCPI間の信号処理セルの探索を示す説明図である。 この発明における積分路探索を示す説明図である。 この発明における積分路絞込み探索を示す説明図である。 この発明の実施の形態2を示す目標検出装置の構成図である。 この発明における信号処理セルブロックを示す説明図である。 この発明におけるCPI間の信号処理セルブロックの探索を示す説明図である。 この発明における信号処理セルブロックでの積分路探索を示す説明図である。 この発明の実施の形態3を示す目標検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態4を示す目標検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態5を示す目標検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態6を示す目標検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態7を示す目標検出装置の構成図である。 この発明の実施の形態8を示す目標検出装置の構成図である。
符号の説明
1;受信手段、2;コヒーレント積分手段、3、6、7、8、9、10、11、12;積分路探索手段、31、61、71、81、91、101、111、121;振幅検波部、32、68、78、82、98、108、118、128;積分路評価部、33、69、79、83、99、109、119、129;積分路探索部、34、64、74、84、94、104、114、124;第1のメモリ、35、65、75、85、95、105、115、125;第2のメモリ、36、611、711、86、911、1011、1111、1211;推移係数算出部、4;ノンコヒーレント積分手段、41;積分シフト量算出部、42;積分部、5;閾値処理手段、62、72、92、102、112、122;ブロック積分路評価部、63、73、93、103、113、123;ブロック積分路探索部、66、76、96、106、116、126;ブロック推移係数算出部、67、77、97、107、117、127;信号処理セルブロック部、610、710、910、1010、1110、1210;第3のメモリ、87、912、1012;CFAR部、1112、1212;固定閾値算出部。

Claims (8)

  1. 目標からの反射パルスを受信し、受信データをA/D変換する受信手段と、
    A/D変換された受信データをCPI(Coherent Pulse Interval)単位のヒットをまとめてパルスヒット方向にFFT(Fast Fourier Transform)処理をし、FFT処理結果のポイントに対応した信号処理セルを配列してCPI列とするコヒーレント積分手段と、
    信号処理セルから目標からの反射波が存在すると仮定された信号処理セル(以下検出セルと称す)をCPI列毎に検出し、検出セルのCPI間における移動の積分路を探索する積分路探索手段と、
    積分路探索手段によって得られた積分路に従って、コヒーレント積分の結果を積分するノンコヒーレント積分手段と、
    ノンコヒーレント積分手段の積分結果を閾値処理し、目標検出する閾値処理手段とを備え、
    上記積分路探索手段は、
    コヒーレント積分後の信号処理セル毎の振幅値を算出し、その結果をCPI列毎に第1のメモリに蓄える振幅検波部と、
    第1のメモリからの信号処理セル毎の振幅値により検出セルを検出し、その検出セルのCPI列間の移動の連なりを積分路として複数個探索し、探索された積分路はCPI列、検出セル毎に第2のメモリに蓄え、その積分路を第1のメモリに蓄えられた振幅値を基に評価する積分路評価部と、
    第2のメモリに蓄えられた検出セル毎のCPI間の積分路を逆方向に辿り、検出セルの組み合わせ毎に積分処理を実施し、組み合わせ分の積分処理を実施後、受信電力のもっとも積み上った組み合わせの積分路を出力とする積分探索部を備えることを特徴とする目標検出装置。
  2. 積分路探索手段は、振幅検波部からの振幅値が算出された信号処理セルを入力し、CPI列毎に隣り合う複数の信号処理セルを1ブロック単位に形成して複数のブロック単位に纏める信号処理セルブロック部と、ブロック内全ての信号処理セルの振幅値の平均値をブロックの振幅値とし、このブロックの振幅値により検出セルの含まれる可能性のあるブロックのCPI列間の移動の連なりを積分路としてブロック単位での積分路を複数探索するブロック積分路評価部と、
    ブロック積分路評価部で探索された複数の積分路をそれぞれ逆方向に辿り振幅値を積分した結果が最大となる積分路を抽出するブロック積分路探索部とをさらに備え、
    積分路評価部は、このブロック積分路探索部により抽出されたブロック単位の積分路を、信号処理セル単位に戻し、検出セル毎の積分路を複数個探索する構成にされたことを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  3. ブロック積分路評価部は、ブロック単位での積分路を探索して、各CPI間のtrack scoreで評価し、track scoreの最上位もののみを探索結果とする構成とされたことを特徴とする請求項2記載の目標検出装置。
  4. 積分路探索手段は、振幅検波部が算出した信号処理セル毎の振幅値を入力し、信号処理セル毎にCFAR(Constant False Alarm Rate)処理を実施し、閾値を超えた信号処理セルを積分路評価部に入力するCFAR部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  5. 積分路探索手段は、信号処理セルブロック部で形成されたブロック単位で信号処理セル毎にCFAR処理を実施して閾値を越えた信号処理セルを有するのブロック単位をブロック積分路評価部に入力するCFAR部をさらに備えたことを特徴とする請求項記載の目標検出装置。
  6. ブロック積分路評価部は、CFAR部でCFAR処理を実施後の閾値を越えた信号処理セルを有するのブロック単位を入力し、信号処理セル毎に積分路を探索して、各CPI間のtrack scoreで評価し、track scoreの最上位のもののみを探索結果とする構成とされたことを特徴とする請求項5記載の目標検出装置。
  7. 積分路探索手段は、信号処理セルブロック部で形成された信号処理セルをブロック単位で入力し、ブロック単位内信号処理セルの平均電力を求め、この平均電力と予め定められた固定の閾値と比較し、固定閾値以上の平均電力を有するブロック単位を出力する固定閾値算出部をさらに備え、ブロック積分路評価部は、固定閾値算出部の出力するブロック単位での積分路を複数探索する構成にされたことを特徴とする請求項記載の目標検出装置。
  8. ブロック積分路評価部は、固定閾値算出部から出力されたブロック単位での積分路を探索して、積分路を各CPI間のtrack scoreで評価し、track scoreの最上位のもののみを探索結果とする構成とされたことを特徴とする請求項7記載の目標検出装置。
JP2006164714A 2006-06-14 2006-06-14 目標検出装置 Active JP4912762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164714A JP4912762B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 目標検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164714A JP4912762B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 目標検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007333515A JP2007333515A (ja) 2007-12-27
JP4912762B2 true JP4912762B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=38933131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006164714A Active JP4912762B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 目標検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4912762B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190019937A (ko) * 2016-06-16 2019-02-27 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 레이더 하드웨어 가속기

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5078669B2 (ja) * 2008-02-27 2012-11-21 三菱電機株式会社 目標検出装置、目標検出方法及び目標検出プログラム
JP2009250616A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Mitsubishi Electric Corp レーダ信号処理装置
JP5422140B2 (ja) * 2008-04-24 2014-02-19 株式会社東芝 目標検出装置
FR2936669B1 (fr) * 2008-09-26 2011-11-25 Thales Sa Procede pour optimiser une acquisition d'un signal a spectre etale provenant d'un satellite par un recepteur mobile
JP5675273B2 (ja) * 2010-10-28 2015-02-25 三菱電機株式会社 目標検出装置および目標検出方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3080589B2 (ja) * 1996-08-28 2000-08-28 防衛庁技術研究本部長 レーダ装置
JP2003185741A (ja) * 2001-12-20 2003-07-03 Mitsubishi Electric Corp レーダ信号処理装置
JP4001745B2 (ja) * 2001-12-27 2007-10-31 三菱電機株式会社 目標検出装置
JP2003344527A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP2005326297A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Mitsubishi Electric Corp レーダ装置
JP4602179B2 (ja) * 2005-02-15 2010-12-22 三菱電機株式会社 レーダ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190019937A (ko) * 2016-06-16 2019-02-27 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 레이더 하드웨어 가속기
KR102397363B1 (ko) 2016-06-16 2022-05-13 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 레이더 하드웨어 가속기
KR20220065897A (ko) * 2016-06-16 2022-05-20 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 레이더 하드웨어 가속기
KR102471516B1 (ko) 2016-06-16 2022-11-28 텍사스 인스트루먼츠 인코포레이티드 레이더 하드웨어 가속기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007333515A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102243302B (zh) 一种水声目标辐射噪声的线谱时间累积特征提取方法
JP4912762B2 (ja) 目標検出装置
CN109508000A (zh) 异构多传感器多目标跟踪方法
JP2006516728A (ja) 目標検出方法
CN108490410B (zh) 一种两坐标雷达对海目标联合检测跟踪方法
CN104931952A (zh) 一种基于多帧联合的运动目标航迹的雷达检测方法
CN107728615A (zh) 一种自适应区域划分的方法及系统
CN105022046B (zh) 一种基于图像特征的雷达弱目标检测方法
Grossi et al. A heuristic algorithm for track-before-detect with thresholded observations in radar systems
JP2016151416A (ja) 目標類識別装置
JP5036392B2 (ja) 目標検出装置
US8188910B2 (en) Method for the multidimensional temporal kinematic filtering of radar blips, from antenna revolution to antenna revolution
Tugac et al. Radar target detection using hidden Markov models
JP4994769B2 (ja) レーダ装置
JP5623253B2 (ja) 多目標追尾装置
CN113253262B (zh) 一种基于一维距离像记录背景对比检测目标方法
CN111814689B (zh) 火灾识别网络模型的训练方法、火灾识别方法及相关设备
CN109001772A (zh) 基于峰值位置比较的北斗导航信号获取方法
JP4682534B2 (ja) 目標検出方法および装置
Li et al. Weak multi-targets track-before-detect algorithm based on recursive Hough transform
CN112415503A (zh) 一种基于目标重跟踪的多目标粒子滤波检测前跟踪方法
JP6400251B1 (ja) 電波探知装置
JP3209333B2 (ja) 目標検出方法及び装置
Silantyev et al. Multi-Channel Structure of Multiscanning Observation Device Based on Hough Transform in Surveillance Radar
Zhang et al. Track Initiation Method Based on Deep Learning and Logic Method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4912762

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250