JP4911751B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,III族窒化物半導体層を有する半導体装置の製造方法に関する。さらに詳細には,III族窒化物半導体層上にショットキ電極を有し,高耐圧,高周波動作,高温動作等の特性を備えた半導体装置の製造方法に関するものである。
従来から,ヘテロ接合の特徴を生かした半導体デバイスとして,高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)が実用化されている。HEMTは,例えば,サファイア等の基板上にGaAs層を成長させ,さらにその上にAlGaAs層を成長させ,さらにその上にショットキゲート電極が形成された構造を有している。そして,HEMTでは,ショットキゲート電極への印加電圧によってドレイン電流が制御され,MOSFETと同様な電流制御が行われる。
また近年,GaAsに代えてAlGaN/GaN構造を有するHEMTが次世代型の半導体デバイスとして研究されている(例えば,特許文献1)。GaNに代表されるIII族窒化物半導体は,GaAsやSiと比較して,広いバンドギャップ,高い破壊電界強度,大きい飽和電子速度を持つことが知られており,高電圧動作,高出力のデバイス材料として注目されている。
特開2002−16087号公報
しかしながら,前記した従来の半導体デバイス(HEMT)には,次のような問題があった。すなわち,HEMTのゲート電極はショットキ接合であるため,III族窒化物半導体層にゲート電極が接している。そのため,MOSFETと比較してゲートリーク電流が大きい。特に,GaN系のHEMTは,GaAs系のHEMTと比較してゲートリーク電流が大きいことが知られている。
本発明では,GaN系に代表されるIII族窒化物半導体のゲートリーク電流が大きい原因として,ショットキゲート電極と接するIII族窒化物半導体層の空孔欠陥とIII族窒化物半導体層に含まれる酸素との2点に着目している。つまり,III族窒化物半導体層の表層付近に存在する窒素が気化し易い。そのため,GaAs系と比較して空孔欠陥となりやすい。また,III族窒化物半導体層は,MOCVD法(MetalOrganic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相成長法)などの公知の手法によって形成されるが,形成時に大気中の酸素を取り込んでしまう。また,空孔欠陥となっている表層から酸素が取り込まれることもある。
この窒素欠乏や酸素に起因するTSB(Thin Surface Barrier)層が表面にあると,この部分のエネルギバンドの傾きが急峻になる。そのため,特にショットキゲート電極に負の電圧を印加した際,トンネル効果によりリーク電流が増大していると考えられる。
なお,特許文献1には,ゲートリーク電流を低減する半導体装置が開示されている。この半導体装置では,ショットキゲート電極とAlGaN層との間にInGaN層を設けることで障壁を高くし,結果としてリーク電流を防止できるとしている。しかし,この半導体装置であっても,ゲート電極に負の電圧を印加した際,トンネル効果によって生じるリーク電流は十分に改善されない。
本発明は,前記した従来の半導体装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,III族窒化物半導体層上にショットキゲート電極を形成するとともに,ショットキゲート電極のゲートリーク電流の低減が図られた半導体装置の製造方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた半導体装置の製造方法は,III族窒化物半導体層上にショットキ電極を有する半導体装置の製造方法であって,主基板上にIII族窒化物半導体層を形成する半導体層形成ステップと,III族窒化物半導体層の直上にAlの薄膜を形成する酸素吸着膜形成ステップと,Alの薄膜を形成した後に,アニール処理を行うアニールステップと,アニール処理後に薄膜を除去する酸素吸着膜除去ステップと,薄膜を除去した後に,III族窒化物半導体層の直上にショットキ電極を形成するショットキ電極形成ステップとを含むことを特徴としている。
本発明の半導体装置の製造方法では,まず,主基板上にIII族窒化物半導体層を形成する(半導体層形成ステップ)。III族窒化物半導体層としては,例えば,GaN,AlNがある。また,AlGaN,InGaN等の複合窒化物であってもよい。また,III族窒化物半導体層は,単層構造であっても多層構造であってもよい。例えば,HEMTを構成する際には,少なくともAlGaNの電子供給層とGaNのチャネル層とを積層した多層構造とする。III族窒化物半導体層の形成方法としては,例えば,MOCVD法によって気相成長させる方法がある。このIII族窒化物半導体層の形成過程において,III族窒化物半導体層内には多くの酸素が取り込まれる。
次に,III族窒化物半導体層の直上にAlの薄膜を形成する(酸素吸着膜形成ステップ)。Alの薄膜の形成方法としては,例えば,MBE法によってエピタキシャル成長させる方法がある。Alの薄膜は非常に酸化しやすいため,MBE法のように超高真空中(1.33×10-8Pa以下)で成膜することが好ましい。
次に,超高真空中でアニール処理を行う(アニールステップ)。より具体的には,1.33×10-8Pa以下の気圧条件でアニール処理を行うことで,III族窒化物半導体層の上面付近の領域内に存在する酸素がAlの薄層に吸着される。すなわち,III族窒化物半導体層中の酸素がAlの薄層に奪われ,Alの薄層が酸化される。なお,1.33×10-8Pa以下の気圧中でアニール処理が行われるため,Alの薄層は大気中の酸素によって酸化されることは殆ど無い。なお,III族窒化物半導体層中の酸素を確実に吸着するためには,Alの薄層の厚さを少なくとも1nmとする。
次に,酸素を吸着した薄膜を除去する(酸素吸着膜除去ステップ)。これにより,III族窒化物半導体層の表層には,低酸素濃度の領域が形成される。その後,速やかに,その低酸素濃度の領域上にショットキ電極を形成する(ショットキ電極形成ステップ)。これにより,III族窒化物半導体層中の酸素の影響を受けることが少ないショットキ電極が形成される。そして,酸素の影響が少ないことから,本発明による半導体装置,例えばGaN系のHEMTのゲートリーク電流は少ない。
また,本発明の半導体装置の製造方法は,III族窒化物半導体層を形成した後であってAlの薄膜を形成する前に,あるいはAlの薄膜を除去した後であってショットキ電極を形成する前に,窒素ラジカル中で熱処理を行う窒素補完ステップを含むこととするとよりよい。すなわち,III族窒化物半導体層では,一部の窒素が気化し,表層付近に窒素空孔欠陥が生じる。そこで,窒素ラジカル中で熱処理を行うことでIII族窒化物半導体層の表層に窒素を導入する。これにより,窒素空孔欠陥となっている部位に窒素が補完され,欠陥が回復する。従って,欠陥の影響によるリーク電流を低減することができる。
本発明によれば,ショットキ電極を形成する前にAlの薄膜を形成することによってIII族窒化物半導体層中の酸素の低減が図られている。よって,III族窒化物半導体層上にショットキゲート電極を形成するとともに,ショットキゲート電極のゲートリーク電流の低減が図られた半導体装置の製造方法が実現されている。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,ゲート電極への電圧印加によりソース−ドレイン間の導通をコントロールするAlGaN/GaN構造の高電子移動度トランジスタ(HEMT)に本発明を適用したものである。すなわち,本実施の形態のIII族窒化物半導体層は,AlGaN/GaNの多層構造である。
[半導体装置]
実施の形態に係る半導体装置100は,図1の断面図に示す構造を有している。半導体装置100は,サファイア(Al23)の基板11と,基板11上に位置し,膜厚が50nmのAlNのバッファ層12と,AlNバッファ層12上に位置し,膜厚が3μmのGaNのチャネル層13と,GaNチャネル層13上に位置し,膜厚が25nmのAlGaNの電子供給層14とを有している。また,AlGaN電子供給層14上には,Ti/Al/Pt/Auの多層構造からなりオーミックコンタクト特性を有するオーミック電極15S(ソース電極),15D(ドレイン電極)と,オーミック電極15S,15D間に位置し,Ni/Auの多層構造からなり,ショットキ接合特性を有するショットキ電極15G(ゲート電極)が設けられている。
このような構造を持つ半導体装置100では,GaNチャネル層13とAlGaN電子供給層14とのヘテロ接合界面の直下に2次元電子ガス層が形成される。そして,ソース電極15Sおよびドレイン電極15Dを作動すると,AlGaN電子供給層14は電子の供給層として機能し,GaNチャネル層13に電子を供給する。供給された電子はGaNチャネル層13中の2次元電子ガス層内を高速移動する。このとき,ゲート電極15Gを作動して,ソース電極15Sとドレイン電極15Dとの間の導通をコントロールすることができる。
[半導体装置の製造方法]
続いて,半導体装置100の製造プロセスについて説明する。本形態の製造プロセスでは,サファイアの基板11を出発材とする。
まず,基板11上にAlNのバッファ層12を形成する。バッファ層12は,例えば,MOCVD法(MetalOrganic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相成長法)などの公知の手法によって形成される。次に,バッファ層12上にGaNチャネル層13を形成する。GaNチャネル層13は,MOCVD法などの公知の手法によって形成される。さらに,GaNチャネル層13を形成した後,GaNチャネル層13上にAlGaN電子供給層14を形成する(図2)。AlGaN電子供給層14は,MOCVD法など,GaNチャネル層13の形成と同じ手法により,GaNチャネル層13の形成後に速やかに形成される。
AlGaN電子供給層14の形成直後は,その表層に窒素の気化等による結晶欠陥(窒素空孔欠陥)が存在する。また,MOCVD法によるAlGaN電子供給層14の堆積中に反応ガス中あるいは大気中の酸素が取り込まれる。それらの要因から,AlGaN電子供給層14中,特にAlGaN電子供給層14の表層付近の領域(表面からの距離が10nm程度までの領域。以下,「界面領域」とする)中には,意図しない酸素や結晶欠陥が存在する。
次に,窒素ラジカル中で,300℃以上の温度条件で5分程度の熱処理を行う。この熱処理により,AlGaN電子供給層14の表面に窒素が取り込まれる。これにより,AlGaN電子供給層14の界面領域中の窒素空孔欠陥が回復する(図3)。
次に,AlGaN電子供給層14上に極薄(1nm以上)のAlの薄膜9(Al膜9)を形成する(図4)。Al膜9は,1.33×10-8Pa以下の気圧で,MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などの公知の手法によって形成される。すなわち,Al膜9を酸化させないように,非加熱かつ超高真空中で所望の厚さのAl膜9を形成する。
次に,1.33×10-8Pa以下の気圧で,700℃以上の温度条件で5分程度のアニール処理を行う。すなわち,Al膜9の大気中の酸素による酸化を抑制しつつ,超高真空中でアニール処理を行う。このアニール処理により,AlGaN電子供給層14の界面領域中に存在する酸素がAl膜9に吸着され,Al膜9の一部が酸化される(図5)。よって,AlGaN電子供給層14中の酸素が取り除かれ,AlGaN電子供給層14の界面領域が低酸素濃度の領域となる。
次に,アニール処理によって酸素が取り込まれた薄膜9を,緩衝フッ化水素液(BHF)等によって除去する(図6)。そして,低酸素濃度のAlGaN電子供給層14の界面領域上に,オーミック電極(ソース電極15S,ドレイン電極15D)を形成し,アニール処理を行う(図7)。その後,ショットキ電極(ゲート電極15G)を形成する。これにより,図1に示した半導体装置100が形成される。
なお,界面領域中の酸素を確実に吸着するためには,Al膜9の厚さを1nm以上とするとよい。ただし,Al膜9が厚くなりすぎると,超高真空中でのアニール処理後もAlが残る。そのため,Alを除去するために,まず燐酸溶液等によるAlの除去が必要となる。また,Al膜9を超高真空中で厚く形成するには時間がかかる。よって,Al膜9は,界面領域中の酸素含有量によって最適な厚さが決まる。
[半導体装置の評価]
続いて,Alの薄膜を利用してAlGaN層中の酸素の低減が図られた半導体装置(実施の形態)と,酸素の低減が図られていない半導体装置(従来の形態)とについて,各半導体装置のゲートリーク電流を計測した結果について述べる。本評価では,可変直流電源をゲート電圧に接続し,ゲート電圧を変化させてゲート電流(リーク電流)を計測した。さらに,温度条件(150K,300K)別にゲート電流を計測した。
図8は,従来の形態の半導体装置(表面処理無し)におけるゲート電圧とゲート電流との関係を示している。一方,図9は,実施の形態の半導体装置(表面処理有り)におけるゲート電圧とゲート電流との関係を示している。図10は,ゲートリーク電流の測定回路を示している。
図8に示したように,従来の形態の半導体装置は,図9と比較して,温度条件に依存せず,負のバイアスの印加時においてゲート電流の絶対値が大きい。すなわち,特に負のバイアスの印加時に,過大なゲートリーク電流が生じていることがわかる。具体的には,ゲート電圧が−1Vでは10-6A/mm程度のリーク電流が生じ,負方向にバイアスを大きくするとゲートリーク電流も大きくなる。そして,ゲート電圧が−5Vでは10-4A/mm程度のゲートリーク電流が生じている。
一方,図9に示したように,実施の形態の半導体装置では,従来の形態の半導体装置と比較してゲートリーク電流が大幅に少ない。また,温度条件によって明確に違いがある。まず,常温(300K)条件においては,従来の形態の半導体装置と異なり,負方向にバイアスを大きくしてもゲートリーク電流の増大は生じない。すなわち,ゲート電圧が−5Vであっても10-6A/mm程度のゲートリーク電流しか生じていない。また,低温(150K)条件においては,ゲート電圧が−1Vではゲート電流が10-11A/mm〜10-12A/mm程度と極めて少ない。そして,ゲート電圧を−1Vから負方向に大きくするとゲート電流も増大するが,−3Vあたりで増加幅も緩やかになり,ゲート電圧が−5Vであっても10-7A/mm程度のゲートリーク電流しか生じていない。これにより,酸素の低減が図られていない半導体装置と比較してゲートリーク電流が大幅に改善されたことがわかる。
この評価結果から,Alの薄膜を利用してショットキ電極の近傍を低酸素濃度領域とすることにより,トンネル漏れ成分が大幅に減少し,ゲートリーク電流の低減を図ることができることがわかる。言い換えると,AlGaN層の酸素がゲートリーク電流に悪影響を与えていたことがわかる。
以上詳細に説明したように本発明の半導体装置の製造方法では,まず,サファイアの基板11上にAlGaN(電子供給層14)/GaN(チャネル層13)の多層構造を有するIII族窒化物半導体層を形成することとしている。そして,AlGaN電子供給層14の直上にAlの薄膜9を形成することとしている。そして,超高真空中でアニール処理を行うこととしている。このアニール処理によって,AlGaN電子供給層14の界面領域内に存在する酸素がAlの薄層9に取り込まれ,薄層9が酸化される。その後,薄膜9を除去し,その後,速やかに,ショットキゲート電極15Gを形成する。これにより,酸素の影響を受けることが少ないショットキゲート電極15Gが形成される。そして,表面処理(Al膜による酸素の吸着)が行われた本発明の半導体装置100は,実験結果からゲートリーク電流が少ないことがわかった。従って,III族窒化物半導体層上にショットキゲート電極を形成するとともに,ショットキゲート電極のゲートリーク電流の低減が図られた半導体装置の製造方法が実現している。
また,ショットキゲート電極15Gを形成する前に,窒素ラジカル中で熱処理を行うこととするとよりよい。すなわち,窒素ラジカル中で熱処理を行うことでAlGaN電子供給層14の界面領域に窒素を導入することができる。よって,空孔欠陥となっている部位に窒素が補完され,欠陥を回復させることができる。従って,トンネル漏れ成分をより低減することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,実施の形態は,GaN系のHEMTであるが,これに限るものではない。すなわち,AlN系,InGaN系等のHEMTであってもよいと考えられる。
また,実施の形態中の基板11は,サファイアに限らず,SiCであってもよい。また,バッファ層12は,AlNに限らず,低温条件(500℃程度)で形成されたGaNであってもよい。バッファ層12の有無,形成温度,膜厚は,基板11の種類によって好適なものが選択される。
また,実施の形態では,Alの薄膜9を形成する前における窒素ラジカル中の熱処理によって窒素空孔欠陥を除去しているが,これに限るものではない。すなわち,Alの薄膜9を除去した後に窒素ラジカル中の熱処理を行ってもよい。すなわち,ショットキゲート電極15Gを形成する前であればよい。
実施の形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(半導体層形成)を示す図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(窒素空孔欠陥回復)を示す図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(極薄のAl膜形成)を示す図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(アニール処理)を示す図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(極薄のAl膜除去)を示す図である。 実施の形態に係る半導体装置の製造工程(オーミック電極形成)を示す図である。 従来の形態の半導体装置(表面処理無し)について,ゲートリーク量を示すグラフである。 実施の形態の半導体装置(表面処理有り)について,ゲートリーク量を示すグラフである。 HEMTのゲートリーク電流の測定回路を示す図である。
符号の説明
9 Alの薄膜
11 基板(主基板)
12 バッファ層
13 GaNチャネル層(III族窒化物半導体層)
14 AlGaN電子供給層(III族窒化物半導体層)
15S ソース電極(オーミック電極)
15D ドレイン電極(オーミック電極)
15G ゲート電極(ショットキ電極)
100 半導体装置

Claims (4)

  1. III族窒化物半導体層上にショットキ電極を有する半導体装置の製造方法において,
    主基板上にIII族窒化物半導体層を形成する半導体層形成ステップと,
    前記III族窒化物半導体層の直上にAlの薄膜を形成する酸素吸着膜形成ステップと,
    前記薄膜を形成した後に,アニール処理を行うアニールステップと,
    アニール処理後に前記薄膜を除去する酸素吸着膜除去ステップと,
    前記薄膜を除去した後に,前記III族窒化物半導体層の直上にショットキ電極を形成するショットキ電極形成ステップとを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載する半導体装置の製造方法において,
    前記III族窒化物半導体層を形成した後であって前記薄膜を形成する前に,あるいは前記薄膜を除去した後であって前記ショットキ電極を形成する前に,窒素ラジカル中で熱処理を行う窒素補完ステップを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載する半導体装置の製造方法において,
    前記半導体層形成ステップでは,AlGaN層とGaN層とを積層してなる多層構造のIII族窒化物半導体層を形成し,
    前記ショットキ電極形成ステップでは,前記AlGaN層上にショットキ電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する半導体装置の製造方法において,
    前記アニールステップでは,1.33×10-8Pa以下の気圧中でアニール処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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