JP4911592B2 - エマルジョンの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エマルジョンの製造方法及びその製造装置に関するものである。
昨今、生物化学実験において、多くの実験を行うことが必要になっている。
従来は、例えば、マイクロチャンネルにおいて連続相中に分散相を作用させてW/O(Water in Oil)エマルジョンを作製することが研究されている(下記特許文献1参照)。
生物化学実験において、少量の試料で大量の実験を行うことは実験のコストや時間の問題を解決すると考えられる。その方法の一つとして本発明では、W/O(Water in Oil)エマルジョンの作製方法及びその装置に関して提案した。W/Oエマルジョンをアレイ状に並べ、各水滴の中で実験を行うことで、少量の試薬で大量の実験データを短時間で獲得することが可能となり、実験効率が向上すると考えられる。
そこで、本願発明者らは、一分子酸素活性検出に用いられるマイクロチャンバを作製することを提案した(下記特許文献2参照)。
このマイクロチャンバは、フェムトオーダーの体積の溶液又は試料液滴を封入することができ、第1の部材と窪みを有する第2の部材を貼り合わせることにより、窪みが容器部を形成する。
WO 02/068104 A1 特開2004−309405号公報
しかしながら、上記従来技術では、エマルジョン又はマイクロチャンバは提供できても、少量の試薬で大量の実験データを短時間で効率的に獲得するには難があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、少量の試薬で大量の実験データを短時間で獲得することが可能となり、実験効率を向上させることができるエマルジョンの製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕エマルジョンの製造方法において、マイクロチャンバーが形成される下部型部材とこの下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを用意し、前記通路に実験の対象となる物を含む水溶液を充填し、次いで前記通路に前記水溶液と混じらない流体を通して、前記水溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、エマルジョンを製造することを特徴とする。
〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造方法において、前記下部型部材及び蓋体をPDMSで作製し、このPDMSを湿らせておくようにしたことを特徴とする。
〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造方法において、前記水溶液と混じらない流体を流速18〜26mm/sでフラッシュさせることを特徴とする。
〕エマルジョンの製造方法において、マイクロチャンバーが形成される下部型部材とこの下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを用意し、前記通路にアルギン酸ナトリウム溶液を充填し、次いで前記通路をフルオロカーボンでフラッシュし、前記アルギン酸ナトリウム溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、次いでCaCl2 溶液で通路をフラッシュし、アルギン酸ゲルカプセルからなるエマルジョンを製造することを特徴とする。
〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造方法において、前記下部型部材及び蓋体をPDMSで作製し、このPDMSを湿らせておくようにしたことを特徴とする。
〕エマルジョンの製造装置において、マイクロチャンバーが形成される下部型部材と、この下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを備え、前記通路に実験の対象となる物を含む水溶液を充填し、次いで前記通路に前記水溶液と混じらない流体を通して、前記水溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、エマルジョンを得ることを特徴とする。
〕上記〔6〕記載のエマルジョンの製造装置において、前記下部型部材がPDMSであることを特徴とする。
〕上記〔〕又は〔〕記載のエマルジョンの製造装置において、前記マイクロチャンバーの直径が1〜1000μmであることを特徴とする。
〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造装置において、前記水溶液と混じらない流体がオイルであることを特徴とする。
10〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造装置において、前記オイルが有機溶媒であることを特徴とする。
11〕上記〔〕記載のエマルジョンの製造装置において、前記実験の対象となる物が生体分子や細胞であることを特徴とする。
本発明によれば、少量の試薬で大量の実験データを短時間で獲得することが可能となり、実験効率を向上させることができる。
本発明のエマルジョンの製造装置は、マイクロチャンバーが形成される下部型部材と、この下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを用意し、前記通路に実験の対象となる物を含む水溶液を充填し、次いで前記通路に前記水溶液と混じらない流体を通して、前記水溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、エマルジョンを製造する。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明にかかるエマルジョンアレイを作製するためのエマルジョン製造装置の模式図、図2はその下部型部材を示す斜視図、図3は本発明にかかるエマルジョンアレイの製作工程を示す図、図4はそれによって得られたエマルジョンアレイの平面図、図5はそのマイクロチャンバーの構造を示す断面図である。
まず、図1に示すように、下部型部材1と蓋体3を有し、下部型部材1と蓋体3によって画成される通路4が形成されており、液がその通路4を介して流される。
まず、図2に示すように、PDMSからなる型部材1を用意し、このPDMSからなる下部型部材1にリソグラフィを用いてマイクロチャンバー(微小窪み部)2を形成させてなるエマルジョンアレイを作製する。
その下部型部材1の上部に所定高さを有する蓋体3を配置して、図3(a)に示すように、下部型部材1と蓋体3によって画成される通路4を形成するようにした。
その通路4に、図3(b)に示すように、まず、生体分子や細胞などを含む水溶性溶液5を充填する。次いで、図3(c)〜(d)に示すように、その通路4の水溶性溶液5中に順次、水溶液と混じらない流体であるオイル6を入れると、図3(e)に示すように、下部型部材1の複数のマイクロチャンバー2には水溶性溶液7′が残されて、遂には、図3(f)に示すように、下部型部材1の複数のマイクロチャンバー2にオイル6中の水溶性溶液5(Water in Oil)からなるエマルジョン7を有するエマルジョンアレイが作製される。
図4にこのようにして生成されたエマルジョンアレイが示されており、複数のマイクロチャンバー2に水溶性溶液5(Water in Oil)からなるエマルジョン7が生成されている。
このように、フォトリソグラフィーを用いて作製したPDMS〔polydimethylsiloxane〕製の下部型部材には、通路4とマイクロチャンバー2を作製した。図5に示すように、通路4の深さは20μmとマイクロチャンバー2の直径は20μm、マイクロチャンバー2の深さは20μmである。通路4を水溶性溶液5で満たした後、オイル〔有機溶媒(n−ヘキサデカン)〕6を導入すると、オイル(有機溶媒)6が水溶性溶液5を押し出すが、マイクロチャンバー2内には水溶性溶液5がエマルジョン(液滴)7になって残るため、このW/Oエマルジョン7をマイクロチャンバー2と同じ位置に配置することができる。
なお、上記した水溶液と混じらない流体としてはオイルを示したが、空気などの気体を用いてフラッシュさせるようにしてもよい。
また、上記したマイクロチャンバーの直径は、1〜1000μmであってもよい。
更に、型部材としてはPDMSを示したが、これに代えて、リソグラフィを用いてマイクロチャンバーを形成できる材料、例えば、SU−8などのフォトレジスト、パリレン(ポリパラキシリレン)、アクリル樹脂などを用いることができる。
図6は本発明実施例を示すエマルジョンの製造装置(その1)の詳細図である。
下部型部材1には直径5μm、深さ7μmのマイクロチャンバー2が形成されおり、上部の蓋体3には深さ20μm、幅100μmの通路4が形成されている。
この実施例において、例えば、オイルの流速とエマルジョンが生成される率とは図7のような関係にあり、オイルの流速が18〜26mm/sとある程度高くなるのが好ましい。なお、そのオイルの流速は、通路の親疎水性、溶液の種類、マイクロチャンバーの形状によっても変わる。
また、エマルジョンの寿命として留意すべきことは、図8に示すように、下部型部材としてのPDMSは水で湿らせた状態の型部材でないと、エマルジョンをマイクロチャンバー内に長時間保持することができない点に留意する。本発明では、PDMSを十分水で湿せておくことにより、エマルジョンをマイクロチャンバー内に15時間は保持することができた。
図9は本発明の実施例を示すエマルジョン製造装置(その2)の模式図である。
この実施例では、側部型部材11にマイクロチャンバー12を形成し、側部型部材11の側部に蓋体13を設け、その側部型部材11と蓋体13との間に通路14が形成されるような構造にした。
次に、上記のようにして生成されたエマルジョンのリリース方法について説明する。
図10は本発明の第1参考例を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図(その1)である。
図1〜図6にした下部型部材1にはマイクロチャンバー2が形成されており、図10に示すように、そのマイクロチャンバー2内のエマルジョン7にレーザー21を照射することにより、加熱により対流を生じさせて、マイクロチャンバー2内からエマルジョン7をリリースすることができる。
図11は本発明の第1参考例を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図(その2)である。
この図において、マイクロチャンバー内のエマルジョン7の屈折率がn1 、その雰囲気の屈折率がn2 の場合に、スポットレーザー22を照射すると、光ピンセットにおいて、n1 <n2 の場合、スポットレーザー22とエマルジョン7の間には斥力が働くので、エマルジョン7をマイクロチャンバー内からリリースすることができる。
図12は本発明の第2参考を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図である。
図9に示した側部型部材11にはマイクロチャンバー12が形成されており、そのマイクロチャンバー12内にはエマルジョン32が生成され、図12に示すように、そのマイクロチャンバー12の背後に機械的に操作可能なリリース機構31を設けて、そのリリース機構31の機械的操作により、マイクロチャンバー12に保持されているエマルジョン32をリリースするように構成してもよい。
この場合には、下部型部材にエマルジョンを生成する場合に比して、エマルジョンのリリースを容易に行うことができる。
上記した側部型部材を有するものにおいては、エマルジョンは側部型部材に形成されるので、側方からのレーザーの照射、又はリリース機構の機械的操作により、エマルジョンを容易にリリースできるともに上方からその観察を容易に行うことができる。
図13は本発明の第実施例を示すエマルジョン(ゲル)アレイを作製するためのエマルジョン製造装置の模式図、図14はそのエマルジョン(ゲル)アレイの製作工程を示す図である。
図13において、41はPDMSからなる下部型部材、42はその下部型部材41に形成されるマイクロチャンバー、43は蓋体、44は下部型部材41と蓋体43によって画成される通路である。
そこで、下部型部材41を配置し、上部に所定高さを有する蓋体43を配置して、図14(a)に示すように、下部型部材41と蓋体43によって画成される通路44を形成するようにした。
その通路44に、図14(b)に示すように、まず、アルギン酸ナトリウム溶液45を充填する。5分後には、図14(c)に示すように、すべてのマイクロチャンバー42内にアルギン酸ナトリウム溶液45が満たされる。次に、図14(d)に示すように、フルオロカーボン(C6 14)溶液46で装置をフラッシュさせ、図14(e)に示すように、アルギン酸ナトリウム溶液45のエマルジョン(ゲル)をマイクロチャンバー42に残す。次に、図14(f)に示すように、CaCl2 溶液47で装置をフラッシングすることにより、装置からフルオロカーボン(C6 14)溶液46を取り除く。図14(g)に示すように、アルギン酸ナトリウム溶液45にCaイオン(Ca2+)と作用してアルギン酸カルシウムゲル状のエマルジョン48を得ることができる。
図15は本発明にかかるPDMS装置を示す写真である。
ここでは、2個のPDMSが一緒にボンディングされたPDMS装置が示されている。この装置は10個のマイクロチャネル及び中央部分(1×1cm2 )マイクロチャンバーが配置されている。
図16は本発明にかかるマイクロチャンバーを示す図である。
ここでは、マイクロチャンバー内に形成されるアルギン酸水溶カプセルのイメージ図を表している。そのアルギン酸水溶液へカルセイン(calcein)を付加して発光アルギン酸水溶カプセルを得る。この方法は、短時間で大量のアルギン酸水溶カプセルの製造が可能になる。マイクロチャンバーの直径は5μm、マイクロチャンバー間の間隔は5μmである。
図17は本発明にかかるエマルジョンの製造装置の断面図であり、シリンドリカルアルギン酸水溶カプセルはマイクロチャンバー内に見ることができる。エッジの近くを除くとカプセルは寸法がほとんど一定であることがわかる。
図18は本発明にかかるカプセル内を大腸菌が泳ぐ様子を示す図である。
ここでは、ゲル化〔図18(a)〜(f)〕以前のマイクロチャンバー内に大腸菌がトラップされており、CaCl2 が導入されて約10分後に、カプセルは完全なアルギン酸水溶液となり、そして大腸菌の動きは止まる〔図18(f)〕。
図19は本発明にかかるサンプルEDTAを含む場合と含まない場合の光(蛍光)の強度の変化を示す図である。
この図から明らかなように、サンプルに少しEDTAを含む場合には、サンプルにEDTAを含まない場合に比べて光の強度は減少することがわかる。
なお、上記実施例では、片側のみに下部型部材、側部型部材のマイクロチャンバーを有する場合について述べたが、両側に型部材を配置するようにしてもよい。また、蓋体の通路側にマイクロチャンバーを形成、つまり上部型部材とし、下部に蓋体を設けるようにしてもよい。上部型部材とする場合には、エマルジョンの作製時に通路への液体の流速をやや速めにすることが望ましい。また、この上部型部材とする場合には、マイクロチャンバーにおけるエマルジョンのリリース及び観察が容易になる。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明のエマルジョンの製造方法及びその製造装置は、少量の試薬で大量の実験データを短時間で獲得することが可能となり、実験効率を向上させる実験装置として利用可能である。
本発明にかかるエマルジョンアレイを作製するためのエマルジョン製造装置の模式図である。 本発明にかかるエマルジョン製造装置の下部型部材を示す斜視図である。 本発明にかかるエマルジョンアレイの製作工程を示す図である。 本発明にかかるエマルジョンアレイの平面図である。 本発明にかかるマイクロチャンバーの構造を示す断面図である。 本発明実施例を示すエマルジョンの製造装置(その1)の詳細図である。 本発明実施例を示すエマルジョンの生成におけるオイルの流速とそれによるエマルジョンの生成率を示す図である。 本発明の実施例を示すPDMSの湿り度合いとエマルジョンの寿命の関係を示す図である。 本発明の実施例を示すエマルジョン製造装置(その2)の模式図である。 本発明の第1参考例を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図(その1)である。 本発明の第1参考例を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図(その2)である。 本発明の第2参考を示すレーザーによるエマルジョンのリリース方法の説明図である。 本発明の第実施例を示すエマルジョン(ゲル)アレイを作製するためのエマルジョン製造装置の模式図である。 本発明の第実施例を示すエマルジョン(ゲル)アレイの製作工程を示す図である。 本発明にかかるPDMS装置を示す写真である。 本発明にかかるマイクロチャンバーを示す図である。 本発明にかかるエマルジョンの製造装置の断面図である。 本発明にかかるカプセル内を大腸菌が泳ぐ様子を示す図である。 本発明にかかるサンプルEDTAを含む場合と含まない場合の光(蛍光)の強度の変化を示す図である。
1,41 下部型部材
2,12,42 マイクロチャンバー(微小窪み部)
3,13,43 蓋体
4,14,44 通路
5 水溶性溶液
6 オイル
7,32 エマルジョン
7′ 溜まった水溶性溶液
11 側部型部材
21 レーザー
22 スポットレーザー
31 リリース機構
45 アルギン酸ナトリウム溶液
46 フルオロカーボン(C6 14)液
47 CaCl2 溶液
48 アルギン酸カルシウムゲル

Claims (11)

  1. イクロチャンバーが形成される下部型部材と該下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを用意し、前記通路に実験の対象となる物を含む水溶液を充填し、次いで前記通路に前記水溶液と混じらない流体を通して、前記水溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、エマルジョンを製造することを特徴とするエマルジョンの製造方法。
  2. 請求項記載のエマルジョンの製造方法において、前記下部型部材及び蓋体をPDMSで作製し、該PDMSを湿らせておくようにしたことを特徴とするエマルジョンの製造方法。
  3. 請求項記載のエマルジョンの製造方法において、前記水溶液と混じらない流体を流速18〜26mm/sでフラッシュさせることを特徴とするエマルジョンの製造方法。
  4. イクロチャンバーが形成される下部型部材と該下部型部材に対向して配置される蓋体と、前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを用意し、前記通路にアルギン酸ナトリウム溶液を充填し、次いで前記通路をフルオロカーボンでフラッシュし、前記アルギン酸ナトリウム溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、次いでCaCl2 溶液で通路をフラッシュし、アルギン酸ゲルカプセルからなるエマルジョンを製造することを特徴とするエマルジョンの製造方法。
  5. 請求項記載のエマルジョンの製造方法において、前記下部型部材及び蓋体をPDMSで作製し、該PDMSを湿らせておくようにしたことを特徴とするエマルジョンの製造方法。
  6. (a)マイクロチャンバーが形成される下部型部材と、
    (b)該下部型部材に対向して配置される蓋体と、
    (c)前記下部型部材と前記蓋体との間に画成される通路とを備え、
    (d)前記通路に実験の対象となる物を含む水溶液を充填し、次いで前記通路に前記水溶液と混じらない流体を通して、前記水溶液を前記マイクロチャンバーのみに残し、エマルジョンを得ることを特徴とするエマルジョンの製造装置。
  7. 請求項記載のエマルジョンの製造装置において、前記下部型部材がPDMSであることを特徴とするエマルジョンの製造装置
  8. 請求項6又は7記載のエマルジョンの製造装置において、前記マイクロチャンバーの直径が1〜1000μmであることを特徴とするエマルジョンの製造装置
  9. 請求項記載のエマルジョンの製造装置において、前記水溶液と混じらない流体がオイルであることを特徴とするエマルジョンの製造装置。
  10. 請求項記載のエマルジョンの製造装置において、前記オイルが有機溶媒であることを特徴とするエマルジョンの製造装置。
  11. 請求項記載のエマルジョンの製造装置において、前記実験の対象となる物が生体分子や細胞であることを特徴とするエマルジョンの製造装置。
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