JP4910661B2 - 回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機 - Google Patents

回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機 Download PDF

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本発明は、回転電機のステータおよび回転電機に関し、特に温度センサを備えたステータに関する。
ハイブリット車や電気自動車の駆動装置には、モータ、ジェネレータ等の回転電機が組み込まれている。このような回転電機においては、鉄損や抵抗によって巻線が発熱する。そして、この発熱による巻線の燃損を防止するために、温度センサによって巻線部分の温度検知がなされている。
たとえば、温度センサが設けられた回転電機としては、たとえば、特開2005−86882号公報に記載された回転電機などがある。この回転電機によれば、回転電機の温度をステータのコイルエンド部に配置された温度センサによって検知している。
また、特開2003−92858号公報に記載された電動機によれば、巻線のコイルエンド部のトンネル状の隙間に設けられた温度検出素子によって温度を測定している。
特開2001−128414号公報に記載された永久磁石モータは、ロータやステータが内部に収容するハウジングと、このハウジングに装着された温度センサとを備え、この温度センサでハウジング内の温度を測定している。
特開平10−94222号公報に記載された電動機は、ロータとステータと、ステータの端部に設けられたフロントハウジングおよびリアハウジングと、リアハウジングに形成されたガイド穴に挿入された温度センサとを備えている。そして、コイルエンドとリアハウジングとの間には隙間があり、この隙間に温度センサを配置して測温している。
特開2005−86882号公報 特開2003−92858号公報 特開2001−128414号公報 特開平10−94222号公報
しかし、特開2005−86882号公報に記載された回転電機においては、温度センサの固定方法が具体的に記載されておらず、温度センサの固定手段によっては、温度センサが位置ずれして、正確に測定できない場合がある。
特開2003−92858号公報に記載された回転電機においては、コイルに温度センサを引っ掛けているため、コイルが温度センサによって傷つけられて損傷するおそれがある。
特開2001−128414号公報に記載された永久磁石モータにおいては、温度センサは、ハウジング内の温度を測定しており、コイルの温度を検知することはできない。
特開平10−94222号公報においては、隙間に温度センサが配置されているため、温度センサは位置ずれし易く、正確にコイルの温度を測定できないおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルの温度を正確に測定できると共に、コイルを損傷するおそれもない回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機を提供することである。
本発明に係る回転電機においては、環状のステータコアと、ステータコアに形成されたステータティースに巻回されたコイルと、コイルをモールドして、コイルをステータコアに固定可能な樹脂部とを備える。そして、樹脂部に形成された穴部と、穴部に挿入され、該穴部を規定する樹脂部の内表面によって支持される温度センサを備える。
上記樹脂部は、穴部の周囲に形成された凹部を含み、温度センサは、温度センサの第1端部に形成されたヘッド部と、ヘッド部の端面に形成されると共に、ヘッド部の外周面から外方に突出するように形成され、凹部に係止される突出部とを含む。上記突出部の端面には、ヘッド部から温度センサの第2端部に向かうにつれて、外方に向かうように傾斜する傾斜部が形成される。好ましくは、上記樹脂部は、ステータコアの軸方向端部側に位置するコイルのコイルエンド部をモールドするエンド部を含み、穴部をエンド部に形成する。好ましくは、上記穴部は、ステータコアの外周面側から内周面側に向けて、温度センサの挿入面積が小さくなる第1テーパ部を含む。そして、温度センサは、第1テーパ部に沿って延びる第2テーパ部を含む。好ましくは、上記穴部は、ステータコアの径方向に沿って延びる好ましくは、上記ステータコアの内周面に沿ってコイルが複数配列され、穴部は、周方向に隣り合うコイル間に位置する樹脂部に形成する。好ましくは、上記温度センサが穴部内に入り込むにしたがって、穴部内の気体を穴部より外部に排出する排出部をさらに備える。本発明に係る回転電機は、上記ステータを備える。
本発明に係るステータコアおよびこのステータコアを備える回転電機によれば、温度センサを穴部を規定する内周面で支持することで、温度センサの位置ずれを抑制することができ、正確にコイルの温度検知をすることができると共に、コイルに損傷を与えるおそれが小さい。
本発明に係る実施の形態について、図1から図9を用いて説明する。なお、下記の実施の形態の回転電機は、ハイブリット車両、ハイブリッド車両以外の各種車両(たとえば燃料電池車や電気自動車を含む電動車両)や、産業機器、空調機器、環境機器等の様々な機器に搭載される回転電機に対しても本発明は適用可能である。
また、下記の実施の形態において同一または相当する部分には同一の参照符号を付す。さらに、各実施の形態の各構成要素は、全てが必須のものであるとは限らず、一部の構成要素を省略可能な場合があることも当初から予定している。
図1は、本実施の形態に係る回転電機100の側面図であり、図2は、図1に示すII−II線における側断面図である。図3は、ステータコアの平面図である。
図2に示す例のように、回転電機100は、環状とされたステータ60と、ステータ60の中心軸上に延び、回転可能に支持された回転シャフト30と、この回転シャフト30に固設されたロータ20とを備えている。ロータ20は、たとえば、複数の電磁鋼板を積層して形成されたロータコア22と、このロータコア22に形成され、軸方向に延びる穴部20A内に収容された永久磁石21とを備えている。なお、この図2に示す例のように、IPM(Interior Permanent Magnet)に限らず、SPM(Surface Permanent Magnet)としてもよい。
ステータ60は、環状のステータコア61と、ステータコア61の内周面側に周方向に沿って複数設けられたコイル40と、このコイル40をモールドして、コイル40をステータコア61に固定するモールド樹脂65とを備えている。
図3に示す例においては、ステータコア61は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層して構成されている。このステータコア61は、内周面62に形成され、径方向内方に向けて突出するステータティース61Aと、ステータコア61を固定するための複数の固定用孔67とを備えている。このステータティース61Aは、ステータコア61の周方向に間隔を隔てて複数形成されており、ステータティース61A間には、スロット(凹部)64が形成されている。
なお、ステータコア61としては、環状配置された複数の分割ステータコアから形成してもよい。この場合、分割ステータコアを環状固定する手法としては、各分割ステータコアに形成されたステータティースの先端部を環状部材の樹脂部品の外周面に接着する手法が考えられる。さらに、また、ステータコア61としては、複数の分割ステータコアを環状に配列して、この環状配列された分割ステータコアを焼き嵌めなどの手法で環状の固定部材で固定して形成された組立分割ステータコアとしてもよい。
図2において、コイル40は、絶縁性のインシュレータにエナメル線等を巻回し、その後、モールド樹脂を用いてモジュール化されたコイルをステータティース61Aに装着することで形成されている。なお、直接ステータティース61Aにエナメル線等を巻回してコイル40を形成してもよい。
モールド樹脂65は、コイル40をステータコア61に固定しており、たとえば、BMC(Bulk Molding Compound)、エポキシ樹脂といった熱硬化性樹脂やPPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)などの熱可塑性樹脂等から構成されている。このモールド樹脂65は、コイル40の表面上に直接形成され、各コイル40の表面形状を模るように形成(モールド)されている。
すなわち、各コイル40の表面とモールド樹脂65との間に隙間がなく、各コイル40からの熱は、直接モールド樹脂65に伝熱される。
このようなモールド樹脂65に穴部90が形成されており、この穴部90を規定するモールド樹脂65の内表面と直接接触する温度センサ70が穴部90内に挿入されている。
このように、コイル40からの熱が直接伝えられるモールド樹脂65の温度を測定することにより、正確にコイル40の温度を検知することができる。
図1および図2に示すように、モールド樹脂65は、ステータコア61の軸方向端部に位置するコイル40のコイルエンド40Aをモールドするエンド部65Aを備えており、このエンド部65Aに穴部90が形成され、温度センサ70が挿入されている。
コイルエンド40Aは、発熱しやすく高温になり易く、当該部分は他の部分より劣化が進行し易い。そこで、このコイルエンド40Aをモールドするエンド部65Aに温度センサ70を挿入し、当該部分の温度を測定することで、ステータ60内のうち高温部分の温度を測定している。
特に、穴部90および温度センサ70は、ステータコア61の周方向に隣り合うコイル40のコイルエンド40A間に充填されたモールド樹脂65に設けられている。コイルエンド40A間に充填されたモールド樹脂65は、隣り合う2つのコイルエンド40Aから熱が伝えられ、モールド樹脂65内で最も温度が高くなり易い。そこで、当該位置に温度センサ70を配置することにより、ステータ60内で最も温度が高くなり易い部分の温度を測定することができる。
図4は、温度センサ70および穴部90を説明するための断面図であり、図5は、図4におけるV−V線における断面図である。この図4に示す例のように、温度センサ70は、長尺な砲弾形状とされた胴体部79と、胴体部79の一端部に形成されたヘッド部74とを備えている。胴体部79の周面70Aは、穴部90を規定するモールド樹脂65の内周面90Aと接触しており、温度センサ70が内周面90Aによって支持されている。
このため、穴部90内に挿入された温度センサ70が位置ずれを抑制することができ、正確に温度の検知をすることができる。
穴部90の開口部98は、図2に示すステータコア61の径方向外方側に位置するモールド樹脂65の外周面に形成されており、穴部90は、ステータコア61の外周面63側から内周面62側に向けて延びている。このように、穴部90および温度センサ70とがステータコア61の径方向に沿って配置されているので、ステータコア61の軸方向の長さが長くなることを抑制することができる。
図5において、穴部90を規定するモールド樹脂65の内周面90Aは、開口部98に連設され、温度センサ70が挿入される挿入面積(穴部90の延在方向に対して垂直な開口面積)が一定とされた筒部92と、筒部92の先端部と連設し、穴部90の延在方向に向かうに従って、挿入面積が小さくなる先細部(第1テーパ部)91とを備えている。
温度センサ70の胴体部79は、ヘッド部74に連設し、温度センサ70の延在方向に垂直な断面積が一定とされた柱部77と、この柱部77の先端部に連設され、先端側に向かうに従って断面積が小さくなるコーン部(第2テーパ部)76とを備えている。
温度センサ70のコーン部76の周面は、穴部90の先細部91の内周面に沿うように傾斜しており、先細部91の内周面と接触している。
このように、穴部90の先端部を先細状とすると共に、温度センサ70の先端部側にコーン部76を設けることで、温度センサ70を穴部90内に挿入すると、コーン部76と先細部91の内周面とがいずれかの位置で接触することになる。
すなわち、穴部90の内径を高精度に製造しなくても、温度センサ70を挿入することで、コーン部76の周面と先細部91の周面とを接触させることができる。
特に、コーン部76には測温部71が設けられており、測温部71の周面をモールド樹脂65に密着させることができる。これにより、モールド樹脂65の温度を正確に測定することができる。
温度センサ70の柱部77の中央部には、軸部72が設けられている。この軸部72の断面積は、軸部72以外の柱部77の断面積より小さくされており、軸部72の外周面には、Oリングなどの樹脂製の環状部材73が設けられている。すなわち、柱部77に形成され、柱部77の周方向に延びる環状の凹部内に環状部材73が装着されている。
環状部材73の外周面は、柱部77の外周面より僅かに径方向外方に飛び出ており、穴部90を規定するモールド樹脂65の表面と接触し、温度センサ70が穴部90から脱落するのを抑制する。
柱部77の外表面には、軸部72に対して温度センサ70の先端部側からヘッド部74側にわたって延びる連通路(排出部)95が形成されている。図5に示すように、連通路95は、環状部材73に対して温度センサ70の先端部側に形成された開口部95Aと、環状部材73に対してヘッド部74側に形成された開口部95Bと、各開口部95A,95Bを連通する連通部95Cとを備えている。
図6は、図5のVI−VI線における断面図である。この図6に示すように、連通部95Cは、軸部72の外周面より径方向内方にへこんでおり、環状部材73の内周面側を通っている。
連通路95は、温度センサ70を穴部90内に挿入する過程において、温度センサ70を挿入することにより、押し退けられた穴部90内の空気を外部に排出することができる。このため、温度センサ70を穴部90内に挿入しても、穴部90内の内圧が上昇することを抑制することができ、モールド樹脂65に亀裂等の欠陥が生じることを抑制することができる。なお、図4、5に示す例においては、温度センサ70に連通路95を形成して、穴部90内の空気を排出しているが、穴部90に外部と連通する連通路を形成してもよい。
温度センサ70のヘッド部74は、穴部90の開口部98より大きくなっており、ヘッド部74の外周縁部には、ヘッド部74の外周面から外方に向けて突出する突出部75が形成されている。
そして、モールド樹脂65の外周面うち、穴部90の開口部98の周囲に位置する部分には、径方向外方に向けて突出する台80が形成されている。
この台80のうち、温度センサ70のヘッド部74と対向する部分には、ヘッド部74の突出部75を受け入れる凹部82が形成されており、この凹部82を規定するモールド樹脂65の一部が突出部75と係合する係合部81とされている。
そして、温度センサ70が穴部90内に挿入されると、突出部75が係合部81によって係止され、温度センサ70が穴部90内に挿入された状態を維持することができる。
図7は、図5に示された突出部75の変形例を示す断面図である。この図7に示す例においては、突出部75は、ヘッド部74の端部から図5に示すコーン部76に向かうにしたがって、外方に向けて突出する傾斜部56と、この傾斜部56に連設され、下方に垂下する垂下部57と、この垂下部57の端部に連設し、コーン部76に向かうに従って、胴体部79側に向けて傾斜する傾斜部58とを備えている。
ここで、温度センサ70を穴部90内に挿入し、温度センサ70を穴部90を規定するモールド樹脂65の内周面で支持固定したときに、穴部90の形状によっては、温度センサ70が支持される位置が異なる。このため、穴部90の形状によっては、温度センサ70の位置が温度センサ70の挿入方向にずれる場合がある。
その一方で、傾斜部56は、温度センサ70の挿入方向に向かうにしたがって、台80側に近接するように傾斜しているので、温度センサ70の固定位置が挿入方向にずれたとしても、傾斜部56と係合部81とが当接して、温度センサ70を固定することができる。たとえば、温度センサ70が所定の位置よりも挿入方向と反対方向に突出した場合には、突出部75が僅かに撓むことで、傾斜部56または垂下部57と係合部81とが係合する。このため、穴部90の形状を正確に成形しなくとも、温度センサ70を固定支持することができる。
図8は、本実施の形態に係る回転電機の温度センサ70および穴部90の第1変形例を示す断面図である。
この図8に示す例においては、穴部90の先細部93は、下面側が先端部に向かうにしたがって上面側に近接するように形成されている。そして、温度センサ70のコーン部78も、先端部に向かうにしたがって下面が上面側に近接するように傾斜している。
なお、上記図1から図8については、コイルが集中巻されたステータの回転電機に本発明を適用した例を説明したが、これに限られない。たとえば、図9に示すように、コイル40A〜40Cが分布巻されたステータ160にも適用することができる。
ステータ160は、ステータコア161を備えており、このステータコア161は、鉄または鉄合金などの磁性体によって構成されている。ステータコア10には、複数のステータティースが形成されており、各ステータティース間には、凹部としてのスロット部が設けられている。そして、3つの巻線相であるU相40U、V相およびW相は、ステータティースに巻き付けられる。そして、U相40U、V相40VおよびW相40Wは互いに円周上でずれるように巻き付けられる。このようにして、U相40U、V相40VおよびW相40Wは、所謂「分布巻」されている。
そして、温度センサ70は、U相40U間に充填されたモールド樹脂内に形成された穴部内に挿入する。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機に好適である。
本実施の形態に係る回転電機の側面図である。 図1に示すII−II線における側断面図である。 ステータコアの平面図である。 温度センサおよび穴部を説明するための断面図である。 図4におけるV−V線における断面図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 図5に示された突出部の変形例を示す断面図である。 本実施の形態に係る回転電機の温度センサおよび穴部の第1変形例を示す断面図である。 分布巻のステータコアを示す平面図である。
符号の説明
10 ステータコア、20 ロータ、30 回転シャフト、40 コイル、40A コイルエンド、60 ステータ、61 ステータコア、61A ステータティース、65A エンド部、65 モールド樹脂、70 温度センサ、71 測温部、73 環状部材、75 突出部(係合部)、76 コーン部(第2テーパ部)、80 台、81 係合部、91 先細部(第1テーパ部)、100 回転電機。

Claims (7)

  1. 環状のステータコアと、
    前記ステータコアに形成されたステータティースに巻回されたコイルと、
    前記コイルをモールドして、前記コイルを前記ステータコアに固定可能な樹脂部と、
    前記樹脂部に形成された穴部と、
    前記穴部に挿入され、該穴部を規定する前記樹脂部の内表面によって支持される温度センサと、
    を備え、
    前記樹脂部は、前記穴部の周囲に形成された凹部を含み、
    前記温度センサは、前記温度センサの第1端部に形成されたヘッド部と、前記ヘッド部の端面に形成されると共に、前記ヘッド部の外周面から外方に突出するように形成され、前記凹部に係止される突出部とを含み、
    前記突出部の端面には、前記ヘッド部から前記温度センサの第2端部に向かうにつれて、外方に向かうように傾斜する傾斜部が形成された、回転電機のステータ。
  2. 前記樹脂部は、前記ステータコアの軸方向端部側に位置する前記コイルのコイルエンド部をモールドするエンド部を含み、
    前記穴部は、前記エンド部に形成された、請求項1に記載の回転電機のステータ。
  3. 前記穴部は、前記ステータコアの外周面側から内周面側に向けて、前記温度センサの挿入面積が小さくなる第1テーパ部を含み、
    前記温度センサは、前記第1テーパ部に沿って延びる第2テーパ部を含む、請求項1または請求項2に記載の回転電機のステータ。
  4. 前記穴部は、前記ステータコアの径方向に沿って延びる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転電機のステータ。
  5. 前記ステータコアの内周面に沿って前記コイルが複数配列され、前記穴部は、周方向に隣り合う前記コイル間に位置する前記樹脂部に形成された、請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電機のステータ。
  6. 前記温度センサが前記穴部内に入り込むにしたがって、前記穴部内の気体を前記穴部より外部に排出する排出部をさらに備える、請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転電機のステータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の回転電機のステータを備えた回転電機。
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