JP4910309B2 - マグネトロン駆動用電源 - Google Patents

マグネトロン駆動用電源 Download PDF

Info

Publication number
JP4910309B2
JP4910309B2 JP2005152105A JP2005152105A JP4910309B2 JP 4910309 B2 JP4910309 B2 JP 4910309B2 JP 2005152105 A JP2005152105 A JP 2005152105A JP 2005152105 A JP2005152105 A JP 2005152105A JP 4910309 B2 JP4910309 B2 JP 4910309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power source
magnetron
driving power
power supply
magnetron driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005152105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006331771A (ja
Inventor
伸一 酒井
信夫 城川
治雄 末永
英明 守屋
学 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005152105A priority Critical patent/JP4910309B2/ja
Priority to EP06746517A priority patent/EP1885161B1/en
Priority to US11/914,805 priority patent/US20090079353A1/en
Priority to CN2006800182785A priority patent/CN101185373B/zh
Priority to PCT/JP2006/309814 priority patent/WO2006126430A1/ja
Publication of JP2006331771A publication Critical patent/JP2006331771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4910309B2 publication Critical patent/JP4910309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/66Circuits

Description

本発明は、インバータ方式の100V〜120Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源の電流制御手段の配置と、これら2つのマグネトロン駆動用電源の出力手段および接地の配置の共通化に関するものである。とりわけ200V〜240Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源の部品配置に関するものである。
従来、この種のマグネトロン駆動用電源はその小型化などの為に入力電力制御対象として入力電流部のシャント抵抗による検出などが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。また、100V〜120Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源の部品配置の共通化に関しては基準点からの部品の配置を共通化しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来のマグネトロン駆動用電源を示すものである。図6に示すように、整流素子1と、スイッチング素子2と、シャント抵抗3と、基板4とから構成されている(図面は半田面より透過して見た図である)。
図7は、特許文献2に記載された従来のマグネトロン駆動用電源を示すものである。図7に示すように、基準点11と、第1のスイッチング素子12と、第2のスイッチング素子13と、昇圧トランス14と、高圧整流部15から構成されている。
特開2004−319134号公報(図5など) 特開2000−195658号公報(図1など)
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の構成では、スイッチング素子2のエミッタ端子201からシャント抵抗3の一端301までに長いパターンが介在しているために、当該区間に流れる大電流の影響を受けてスイッチング素子2のエミッタ電位201と整流素子1のマイナス端子101との間の電圧降下が大きくなる。そのため、スイッチング動作のためのゲート電位と電力制御のグランドに電位差が生じるためにスイッチングタイミング検出のずれなどによるスイッチング動作や、異常電圧検出が不安定になる場合があるという課題を有していた。
本発明の第1の目的は、前記従来の課題を解決するもので、スイッチング素子のエミッタ電位と整流素子のマイナス端子との電位差を極小化した安定したスイッチング駆動ができるマグネトロン駆動用電源を提供することを目的とする。
また、前記特許文献2に記載された従来の構成では、100V〜120V系のマグネトロン駆動用電源も第1(12)、および第2(13)の2つのスイッチング素子を有する構成なので、高価なIGBTなどのスイッチング素子を複数個使用しなければならないなどという、低コストでの100V〜120Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源の実現という視点と、100V〜120Vの定格電圧、および200V〜240Vの定格電圧を有したマグネトロン駆動用電源の部品配置の共通化による開発効率の向上という視点の両立という課題を有していた。
本発明の第2の目的は、前記従来の課題を解決するもので、単一のスイッチング素子を有した100V〜120Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源と、2つのスイッチング素子を有した200V〜240Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源における部品配置、とりわけ、アース接続位置、フィラメント出力位置を共通化し、たとえば、日本国内での100Vのカウンタートップ型の電子レンジと、200Vのコンロ下などの設備型電子レンジとのシャーシの統一化などによる開発効率のよいマグネトロン駆動用電源を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のマグネトロン駆動用電源は、スイッチング素子のエミッタ端子の近傍と前記整流素子のマイナス端子の近傍とを前記シャント抵抗で直結し、かつ前記シャント抵抗は100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と、200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源において、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴とするマグネトロン駆動用電源としたものである。
これによって、大電流が流れる長いパターンでの電圧降下がなくなり、スイッチング素子のエミッタ端子電位と、整流素子のマイナス端子電位の電位差が最小限となるとともに、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴としたことにより、シャント抵抗3からの微少信号の増幅度を略一致させることができ、増幅回路の共通化や増幅用アンプの飽和などの課題を回避することができる
また、本発明のマグネトロン駆動用電源は、100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置と、前記マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置を略一致させたものである。
これによって、単一のスイッチング素子を有したとした100V〜120Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源と、2つのスイッチング素子を有した200V〜240Vの定格電圧範囲とのマグネトロン駆動用電源の部品配置、とりわけ、アース接続位置、フィラメント電力の出力位置を共通化した構成となる。
本発明のマグネトロン駆動用電源は、スイッチング素子のエミッタ端子電位と、整流素子のマイナス端子電位の電位差を最小限とすることができ、安定したスイッチング動作と異常電圧検出を実現することができる。そして、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴としたことにより、シャント抵抗3からの微少信号の増幅度を略一致させることができ、増幅回路の共通化や増幅用アンプの飽和などの課題を回避することができる。
第1の発明は、商用電源を単方向に変換する単方向電源部と、前記単方向電源部の交流電源を全波整流する整流素子と、少なくとも1個の半導体スイッチング素子と、前記整流素子と半導体スイッチング素子を取り付けた放熱板と、前記単方向電源部の出力電流を測定できる個所に対して直列に介挿されるシャント抵抗と、前記半導体スイッチング素子をオン/オフすることにより前記単方向電源部からの電力を高周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、前記昇圧トランスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロンとを具備するマグネトロン駆動用電源において、前記スイッチング素子のエミッタ端子の近傍と前記整流素子のマイナス端子の近傍とを前記シャント抵抗で直結したことを特徴とするとすることにより、大電流が流れる長いパターンでの電圧降下がなくなりスイッチング素子のエミッタ端子電位と、整流素子のマイナス端子電位の電位差が最小限となり、スイッチング駆動の安定化や異常検出性能の安定化を図ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のシャント抵抗を、前記放熱板と、前記整流素子とスイッチング素子の延長線との間に略並行で配置されたことを特徴とすることにより、部品実装スペースの節約となり、特に複数のスイッチング素子を制御するために部品点数の多い200〜240Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源と、100〜120Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源とを略同一の基板サイズで実現することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のシャント抵抗を、100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と、200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源において、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴としたことにより、シャント抵抗からの微少信号の増幅度を略一致させることができ、増幅回路の共通化や増幅用アンプの飽和などの課題を回避することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明における第一のスイッチング素子を、200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有するマグネトロン駆動用電源において、前記整流素子と第二のスイッチング素子との間に、前記整流素子のマイナス端子に接続される第一のスイッチング素子を配置したとすることにより、適切なシャント抵抗の長さで前記第一のスイッチング素子のエミッタ端子の近傍と前記整流素子のマイナス端子の近傍とを接続することが可能となり、スイッチング駆動の安定化や異常検出性能の安定化を図ることができる。
第5の発明は、特に、第3または第4の発明において、前記100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置と、前記マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置を略一致させることにより、100〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源において、取付け構造を共通化することが可能となり、シャーシの統一化などによる開発効率のよい、かつ、電源電圧に応じた最適なマグネトロン駆動用電源を提供することができる。
第6の発明は、特に、第5の発明の昇圧トランスを、前記高圧整流部と一体化させたことを特徴とすることにより、前記第5の発明の効果を容易に実現することができる。
第7の発明は、特に、第5または第6の発明のマグネトロン駆動用電源を前記アース部と、前記フィラメント供給位置とを各々基板の1辺の両端に位置する部分に配置したとすることにより、マグネトロンへの出力部、単方向電源部やインバータ部を含んだ電力制御部、アース部とを分離することができ、100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源において、安全な同一の取付け構造を実現することができる。
第8の発明は、特に、第5〜7のいずれか1つの発明におけるシャント抵抗の代わりにカレントトランスを使用したことを特徴とするとすることにより、取付け構造を共通化することが可能となり、シャーシの統一化などによる開発効率のよい、かつ、電源電圧に応じた最適なマグネトロン駆動用電源を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における定格電圧200V〜240Vに供されるマグネトロン駆動用電源のパターン図、及び、透過された部品配置を示すものである。
図2(a)は、本発明の実施の形態における100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源の回路図、図2(b)は200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源の回路図を示すものである。
図2(b)において、商用電源を単方向に変換する単方向電源部21と、前記単方向電源部21の交流電源を全波整流する整流素子1と、前記単方向電源部21の出力電流を測定できる個所に対して直列に介挿されるシャント抵抗3と、第1の半導体スイッチング素子12と第2の半導体スイッチング素子13とをオン/オフすることにより前記単方向電源部21からの電力を高周波電力に変換するインバータ部22と、前記インバータ部22の出力電圧を昇圧する昇圧トランス23と、前記昇圧トランス23の出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部24と、前記高圧整流部24の出力を電磁波として放射するマグネトロン25とを具備するマグネトロン駆動用電源が構成されている。
図1において、前記第1のスイッチング素子12のエミッタ端子121の近傍と前記整流素子1のマイナス端子101の近傍とを前記シャント抵抗3で直結したことを特徴としたものである。
以上のように構成されたマグネトロン駆動用電源について、以下その動作、作用を説明する。
まず、マグネトロン駆動用電源に流れる入力電流は、第1の半導体スイッチング素子12のエミッタ端子121と、ジャンパー線27を経由して平滑コンデンサ26から、第1の半導体スイッチング素子12のエミッタ端子121に近傍に位置しているシャント抵抗3に流れ、シャント抵抗3の近傍に位置している整流素子1のマイナス端子101から商用電源に帰還される。
以上のように、本実施の形態においてはマグネトロン駆動用電源に流れる入力電流が第1の半導体スイッチング素子12のエミッタ端子121に近傍に位置しているシャント抵抗3に流れ、シャント抵抗3の近傍に位置している整流素子1のマイナス端子101から商用電源に帰還される構成とすることにより、第一の半導体スイッチング素子12のエミッタ端子121の電位と、インバータ部22のグランド電位となる整流素子1のマイナス端子101の電位が低抵抗のシャント抵抗に発生する電圧降下だけとなり、スイッチング素子のエミッタ端子電位と、整流素子のマイナス端子電位の電位差が最小限となり、スイッチング駆動の安定化や異常検出性能の安定化を図ることができる。
また、図3に示すように、本実施の形態の線状のシャント抵抗3を放熱板28の脚部の端面と整流素子1、および、第一の半導体スイッチング素子12の端子の整列された延長線上との間に略並行で配置することにより、特に、部品点数の多い定格電圧200V〜240Vに供されるマグネトロン駆動用電源において、部品実装のスペースの節約となり、特に複数のスイッチング素子を制御するために部品点数の多い200〜240Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源と100〜120Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源とを略同一の基板サイズで実現することができる。
また、たとえば、主としてカウンタートップで使用される電子レンジのような高周波加熱装置は日本の場合100Vが一般的である。一方、コンロ下などに組み込まれている高周波加熱装置などは200Vのものなども提案されている。ここで、双方の高周波加熱装置の出力は設置形態に関係なくほぼ同一なため、シャント抵抗3に流れる電流は
定格電圧×入力電流=一定
という関係になるため、シャント抵抗3の長さを、100Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源では12.5mmと、200Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源においては25mmというようにプリント基板配置を工夫することで、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴としたことにより、シャント抵抗3からの微少信号の増幅度を略一致させることができ、増幅回路の共通化や増幅用アンプの飽和などの課題を回避することができる。
さらに、図1に示すように、200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有するマグネトロン駆動用電源において、前記整流素子1と第二のスイッチング素子13との間に、前記整流素子1のマイナス端子101に接続される第一のスイッチング素子12を配置したとすることにより、適切なシャント抵抗3の長さで前記第一のスイッチング素子12のエミッタ端子121の近傍と前記整流素子1のマイナス端子101の近傍とを接続することが可能となり、電位差の発生しない構成によるタイミング検出のずれ等による不安定なスイッチング駆動の防止や、インバータ部22のグランド電位と第1のスイッチング素子12のエミッタ電位121の電位差による、入力電流変化に伴う異常検出の誤差の防止を図ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における定格電圧範囲100V〜120Vに供されるマグネトロン駆動用電源のパターン図、及び、透過された部品配置を示すものである。
図1、及び、図4において、100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子2を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子12,13を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置41と、前記マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置42を略一致させたものである。
以上のように構成されたマグネトロン駆動用電源について、以下その動作、作用を説明する。
まず図1、及び、図4において、100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子2を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子12,13を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置41と、前記マグネトロン25のカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置42を略一致させることにより、取付け構成を略一致させることができ、100〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源において、取付け構造を共通化することが可能となり、たとえば、日本国内でのカウンタートップなどの100Vと組み込まれた設備的な200Vの定格電圧を有する電子レンジなどのシャーシの統一化や、同一シャーシでの北米地域での120V定格電圧と大洋州地域での240V定格電圧の開発などによる開発効率のよい、かつ、電源電圧に応じた最適な構成、製造コストを有したマグネトロン駆動用電源を提供することができる。
以上のように、本実施の形態においては各々のアース位置と、マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置を略一致させることにより、取付け構成を略一致させることができ、開発効率のよい、かつ、電源電圧に応じた最適な構成、製造コストを有したマグネトロン駆動用電源を提供することができる。
また、図5のように本実施の形態の昇圧トランス23と高圧整流部24とを一体化させたことを特徴とすることにより、特に、200V〜240Vの定格電圧に供される2つのスイッチング素子12,13を有するマグネトロン駆動用電源は部品点数も多く高圧整流部24が昇圧トランス23と一体化されることにより、各々のアース位置と、マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置を略一致させることがはじめて容易とすることができる。
さらに、図1および図4に示すように、100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子2を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子12,13を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置41と、前記マグネトロン25のカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置42をプリント基板43の略々1辺の両端に位置する部分に配置することにより、アース部41、フィラメント電力供給部42、インバータ部22と単方向電源部21の各々の領域が200V〜240Vの定格電圧に供されるマグネトロン駆動用電源においても明確に分離することができ、絶縁性能やEMCに対する性能の向上を図ることができ、かつ同一取付けが可能なマグネトロン駆動用電源を作ることができる。
(実施の形態3)
今まで、シャント抵抗3を使用した小型化の効果を基本とした100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源の特徴について述べてきたが、シャント抵抗3の代わりにカレントトランスなどの他の電流検出素子を使用することで、電源の小型化という点は実現することがシャント抵抗を使用した場合に比べ難しいが、それ以外の効果に関しては、基板サイズを大型化することで実現可能である。
以上のように、本発明にかかるマグネトロン駆動用電源は、スイッチング素子のエミッタ端子電位と、整流素子のマイナス端子電位の電位差を最小限とすることができ、安定したスイッチング動作と異常電圧検出を実現することができる。また、100V〜120Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源と、200V〜240Vの定格電圧範囲のマグネトロン駆動用電源の部品配置、とりわけ、アース接続位置、フィラメント出力位置を共通化し、シャーシの統一化などによる開発効率のよい、かつ、電源電圧に応じた最適なマグネトロン駆動用電源を提供することができるので、小型でかつ電源電圧で電源サイズが変わらないユニバーサルマグネトロン駆動電源等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における定格電圧200V〜240Vに供されるマグネトロン駆動用電源のパターン図、及び、透過された部品配置図 (a)本発明の実施の形態1における100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源の回路図(b)200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源の回路図 本発明の実施の形態1におけるマグネトロン駆動用電源の要部側面図 本発明の実施の形態2における定格電圧範囲100V〜120Vに供されるマグネトロン駆動用電源のパターン図、及び、透過された部品配置図 本発明の実施の形態2における昇圧トランスの要部斜視図 従来のマグネトロン駆動用電源の要部パターン図 従来のマグネトロン駆動用電源の部品配置図
符号の説明
1 整流素子
2、12、13 スイッチング素子
3 シャント抵抗
21 単方向電源部
22 インバータ部
23 昇圧トランス
24 高圧整流部
25 マグネトロン

Claims (7)

  1. 商用電源を単方向に変換する単方向電源部と、前記単方向電源部の交流電源を全波整流する整流素子と、少なくとも1個の半導体スイッチング素子と、前記整流素子と半導体スイッチング素子を取り付けた放熱板と、前記単方向電源部の出力電流を測定できる個所に対して直列に介挿されるシャント抵抗と、前記半導体スイッチング素子をオン/オフすることにより前記単方向電源部からの電力を高周波電力に変換するインバータ部と、前記インバータ部の出力電圧を昇圧する昇圧トランスと、前記昇圧トランスの出力電圧を倍電圧整流する高圧整流部と、前記高圧整流部の出力を電磁波として放射するマグネトロンとを具備するマグネトロン駆動用電源において、
    前記スイッチング素子のエミッタ端子の近傍と前記整流素子のマイナス端子の近傍とを前記シャント抵抗で直結し、かつ前記シャント抵抗は100V〜120Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源と、200V〜240Vの定格電圧区分に供されるマグネトロン駆動用電源において、各々の定格電圧区分の略比例になるような長さになることを特徴とするマグネトロン駆動用電源。
  2. 前記シャント抵抗は前記放熱板と、前記整流素子とスイッチング素子の延長線との間に略並行で配置されたことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン駆動用電源。
  3. 200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有するマグネトロン駆動用電源において、前記整流素子と第二のスイッチング素子との間に、前記整流素子のマイナス端子に接続される第一のスイッチング素子を配置した請求項1または2に記載のマグネトロン駆動用電源。
  4. 前記100V〜120Vの定格電圧区分に供される単一のスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源と200V〜240Vの定格電圧区分に供される2つのスイッチング素子を有したマグネトロン駆動用電源において、各々のアース位置と、前記マグネトロンのカソードを加熱する為のフィラメント電力供給位置を略一致させた請求項1または3に記載のマグネトロン駆動用電源。
  5. 前記昇圧トランスは前記高圧整流部と一体化させたことを特徴とする請求項4に記載のマ
    グネトロン駆動用電源。
  6. 前記アース部と、前記フィラメント供給位置とを各々基板の1辺の両端に位置する部分に配置した請求項4または5に記載のマグネトロン駆動用電源。
  7. 前記シャント抵抗の代わりにカレントトランスを使用したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載のマグネトロン駆動用電源。
JP2005152105A 2005-05-25 2005-05-25 マグネトロン駆動用電源 Active JP4910309B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005152105A JP4910309B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マグネトロン駆動用電源
EP06746517A EP1885161B1 (en) 2005-05-25 2006-05-17 Magnetron driving power supply
US11/914,805 US20090079353A1 (en) 2005-05-25 2006-05-17 Magnetron drive power supply
CN2006800182785A CN101185373B (zh) 2005-05-25 2006-05-17 磁控管驱动电源
PCT/JP2006/309814 WO2006126430A1 (ja) 2005-05-25 2006-05-17 マグネトロン駆動用電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005152105A JP4910309B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マグネトロン駆動用電源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006331771A JP2006331771A (ja) 2006-12-07
JP4910309B2 true JP4910309B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=37451855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005152105A Active JP4910309B2 (ja) 2005-05-25 2005-05-25 マグネトロン駆動用電源

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20090079353A1 (ja)
EP (1) EP1885161B1 (ja)
JP (1) JP4910309B2 (ja)
CN (1) CN101185373B (ja)
WO (1) WO2006126430A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6850080B2 (en) * 2001-03-19 2005-02-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Inspection method and inspection apparatus
GB201011789D0 (en) * 2010-07-13 2010-08-25 Ceravision Ltd Magnetron power supply
JP5820661B2 (ja) * 2010-09-14 2015-11-24 東京エレクトロン株式会社 マイクロ波照射装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11214145A (ja) * 1998-01-21 1999-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
JP3446642B2 (ja) * 1998-12-25 2003-09-16 松下電器産業株式会社 マグネトロン駆動装置
US6265925B1 (en) * 1999-09-30 2001-07-24 Intel Corporation Multi-stage techniques for accurate shutoff of circuit
JP2004111528A (ja) * 2002-09-17 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネトロン駆動用昇圧トランス
KR100989329B1 (ko) * 2003-04-11 2010-10-25 파나소닉 주식회사 고주파 가열장치
JP4015598B2 (ja) * 2003-07-23 2007-11-28 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JP3986462B2 (ja) * 2003-04-11 2007-10-03 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JP2004319690A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd マグネトロン駆動用の昇圧トランス及びこれを備えたトランスユニット
JP4084738B2 (ja) 2003-11-21 2008-04-30 新キャタピラー三菱株式会社 アームレスト装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006126430A1 (ja) 2006-11-30
CN101185373A (zh) 2008-05-21
JP2006331771A (ja) 2006-12-07
EP1885161B1 (en) 2011-10-19
US20090079353A1 (en) 2009-03-26
EP1885161A4 (en) 2009-07-08
CN101185373B (zh) 2011-06-15
EP1885161A1 (en) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2016147492A1 (ja) 電力用回路装置
US9913356B2 (en) Common mode noise suppression of switchmode power converters by capacitive shield with damping network
US7042745B1 (en) Insulating arrangement for DC/AC inverter
KR102478332B1 (ko) 고주파 증폭기 장치
JP5529100B2 (ja) スイッチングレギュレータおよびそれを備える電源装置
JP4910309B2 (ja) マグネトロン駆動用電源
JP6379965B2 (ja) 電力変換装置
JP3986462B2 (ja) 高周波加熱装置
US7414228B2 (en) High frequency heating apparatus
JP2018121406A (ja) 電力変換装置
US9253872B2 (en) Inductor assembly and circuit assembly
JP4001078B2 (ja) 高周波加熱装置
EP3461229B1 (en) Induction cooking hob
JP5275784B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP5413183B2 (ja) 半導体スイッチング素子を有する電力変換器
JP3116800B2 (ja) 誘導加熱調理器
TW202011674A (zh) 緩衝器電路及功率半導體模組以及感應加熱用電源裝置
JP2008108937A (ja) インダクタンス部品の放熱構造
JP2009295311A (ja) 負荷制御装置および電気機器
JP3484975B2 (ja) 電源装置
JP3656565B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4243299B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2017085817A (ja) 電力変換装置
US20210021179A1 (en) Circuit arrangement having a spacer element, converter and aircraft with such a circuit arrangement, and method for current measurement
WO2017126086A1 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080415

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080513

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120102

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4910309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3