JP4910170B2 - 通信ポートを備えたバッテリーパック - Google Patents

Description

本発明は、概してバッテリーパックのアッセンブリに関し、特にホストユニットにデータを伝送するためのプリント回路基板を用いた組み込み通信ポートを有するバッテリーパックシステムに関する。

一般的に関連する組立コストを下げ、且つ全体的な耐久性を改善しつつ電気ユニットのサイズを減らすことが要望されている。特に、携帯移動端末や通信ユニットなどのような多くの電気ユニットは、様々な組立てコストを有しており、一般的に過酷な環境の中での使用中に損傷を受けやすい。このようなユニットは通常プラスチックかその他の構造材で構成された筐体の内部に、ＣＰＵボード、ディスプレ、キーボードそして内部配線などの内部電気部品を取囲んで組立てられる。それらの囲いは通常、保護手段として機能し、筐体の片側あるいは両側に電気部品が実装された２つの部品である上部筐体と下部筐体に一般的に構成される。

このような電気ユニットの多くは、通信規格および／またはプロトコル（例えばパラレル、ＳＣＳＩ、ファイヤワイヤ（ＩＥＥＥ１９３４）、イーサネット（登録商標）など）の適した通信インターフェースに、後に採用されるスイッチ、プラグ、ソケット装置、そして通信ポートを含む様々なインターフェース構成部品を採用している。概して、このような専用の通信ポートは電気ユニットの部品や組立コストを増やしている。さらに、一般にそのようなインターフェース構成要素と関連する開口部は、例えば湿気と他の微粒子が電気ユニットに入り込むことで、ユニットの汚染を引き起こして、ユニットが寿命をむかえるまでの間に、そのパフォーマンスに影響を及ぼす。専用通信ポートの信頼性は時間とともに影響を受ける。

このような悪影響を緩和するため、設計者たちはいろいろなガスケットを配置する手段を講じている。それでもなお、そのようなガスケットの配置は、厳しい環境での適切な機能性を保証するには、定期的な点検とメンテナンスを要する。例えば、高湿度や温度、腐食因子の存在などである。

加えて、そのようなユニットの用途においては、それらの関連する通信ポートと電気構成部品は、配置された期間中に例えば１０００Ｇから４０００Ｇオーダの加速度の高い衝撃の状況にさらされる。様々な構成要素のインターフェースのための通信ポートの電気的相互配線を保証するため、この必要性の範囲は、高いレベルの加速度から生じうる振動や衝撃の損傷から適切に保護するため確実に増加する。そのような機械的衝撃は、典型的に通信接点の接続の信頼性に影響を及ぼす。したがって通信ポートの様々な電気的か機械的な接続に、高いレベルの加速から生じうる振動と衝撃の損傷からの適切な保護が必要である。

同時にそのような電気ユニットは、典型的に電気ユニットが寿命をむかえるまでの間、消耗しやすい電気的／機械的な接触をしており、いろいろな交換可能なバッテリ装置を含む。例えば、このようなバッテリ装置は、電池を含む充電可能なバッテリーパックを含むことができる。一般的に、このようなパックのバッテリーパックまたは電池を使い切ったとき、それは本体から外され、充電されたバッテリと交換されると共に使い切ったバッテリーパックは再び充電されるか捨てられる。このようなバッテリーパック装置は一般的に充電式電池を保護する密封された筐体を含むことができる。バッテリーパックの対になる筐体の外表面の接点と接触する電気装置または内部端子のバッテリーパックとの接点は、電気装置に搭載されている。そのようなバッテリーパックは全てのバッテリーパックに求められる容量、それぞれのバッテリの容量やサイズ、類似の要因によって２列か３列に配列される。これらの装置のバッテリを充電するか放出するために、バッテリ間そしてパッケージ電極とバッテリの間の電気的接続に、いろいろな伝導する部品の使用が必要となる。このような伝導部材は一般的に消耗しやすく、それは電気ユニットが寿命になるまでにその性能に影響を及ぼす。

したがって、従来の装置に関連する前述の欠陥を克服する必要がある。

以下は、本発明の一つ以上の態様の基本的な理解を提供するために、簡略化された概要を呈示する。この概要は、本発明の広範囲な概観ではなく、本発明の重要または重大な要素を特定したり、本発明の範囲を詳細に描写することは意図されていない。むしろ、この概要の唯一の目的は、以下に示されるより詳細な説明の前置きとして本発明のある概念を簡易化された形式で呈示することである。

本発明は、ホストユニットに電力を供給するバッテリーパックアッセンブリの一部としておよび／または組み込まれた、通信ポートをもたらす装置と方法を提供する。本発明の一態様では、バッテリーパックアッセンブリは、バッテリーパックの制御をつかさどる電気装置のＣＰＵへ、様々な電気信号および／またはデータを伝送するためのコンポーネントとして機能するプリント回路基板を含んでいる。そのプリント回路基板は、電池と同様にホストユニットのＣＰＵに電気的および／または機械的に結合された所定の配線パターンで形成された基板を含んでいる。このようにして、ホストユニットがそのＣＰＵに関連する専用ポート（例えば通信ポート）を使用する必要性は軽減される。なぜなら、ホストユニットが外部のユニットとそのバッテリーパック内に備えられたポートを介して相互に情報をやり取りするからである。このことは、ホストユニットの製作と設計に関連するコストをさらに下げる。

本発明の別の態様は、プリント回路基板と電池とを含むバッテリーパックを提供する。バッテリーパック内では、通信ポートと充電ポートの取り付けのためにプリント回路基板と電池の間に十分な空間がもたらされるように、電池はプリント回路基板と間隔をあけた関係に保たれている。そのようなポートもプリント回路基板と一体となり得る。

本発明の一態様によると、電池室は上部ケースと下部ケースとその間に電池を保持するため、変形可能なラッチ部材を備えており、ケースから電池を取り外すためにオペレータの作動に応じる。本発明の別の態様によると、プリント回路基板は、スナップ結合（ｓｎａｐ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を介して直接接続される電池に実質的に沿って平行に延びている。その上、プラス端子とマイナス端子の接続部は、ホストユニットのＣＰＵとの接続のためプリント回路基板上に備えられている。このようなコネクタは、弾性、弾力性のある多くの導電性領域と誘電領域とを含んでおり、１つの束を形成するように交互になっている。
その結果、ホストユニットの寿命までの間にバッテリーパックが充電されるたびに、新しいバッテリーパックの接続接点が、古いバッテリーパックの使い切った接点と置き換えられる。したがって、ホストユニットとの通信の信頼性は増加する。

本発明の別の態様によると、プリント回路基板（ＰＣＢ）の片側、通信ポート、そして充電接点が、外部ユニットおよび／または周辺機器との入出力のために備えられる。同様に、電源および／または通信接点のためのプリント回路基板接続端子の反対側にはホストユニットのＣＰＵが備えられている。このように、プリント回路基板（ＰＣＢ）は周辺機器からＣＰＵまでいろいろな信号やデータを伝達するための経路として機能する。違った表現では、電池室のプリント回路基板（ＰＣＢ）は、外部ユニットからホストユニットのＣＰＵへのいろいろな信号を伝達するためのアセンブリとして機能する。さらに、プリント回路基板（ＰＣＢ）は銅箔または他の導電材料と結合されたポリイミドフィルムを取り入れた柔軟なプリント基板であり得る。

本発明の別の態様では、電池室は希望される様々な形状で、背面とプリント回路基板の接続のためまたは、プリント回路基板やホストユニットから他の装置と接続するために適切な手段で供給されることができる。

前述の、および関連する目的を達成するために、この発明は以下に十分に説明される特徴からなる。以下の説明と添付の図面は、発明の詳細と特定の実施例となる態様を述べた。しかしながらこれらの態様は、発明の原理が用いられる様々な方法のいくつかを示すものである。図面と共に考慮した場合に、別の態様では、発明の効果と新しい特徴は、発明の以下の詳細な説明から明らかになる。図面を見やすくするために、いくつかの図面は１つの図面から他の図面と比例して描かれていないかもしれない。

本発明を、図面を参照して説明する。図において同一番号は全体に亘り同一要素を参照するのに用いられる。以下の説明において、多くの個別の詳細が本発明の十分な理解をもたらすべく述べられる。しかしながら、本発明がこれらの特定の詳細なしで実施され得ることは、明白かもしれない。別の事例では、周知の機構や装置を本発明の説明を容易にするためにブロックダイアグラムで示す。

本出願の中で用いる”コンピュータ構成要素”の用語はハードウエア、ハードウエアとソフトウエアの組み合わせ、ソフトウエア、または実行されるソフトウエアのようなコンピュータに関連する存在物を意味することが意図されている。例えば、コンピュータコンポーネントは限定するわけではないが、プロセッサ上を走るプロセス、プロセッサ、対象物、実行ファイル、実行可能なスレッド、プログラム、および／またはコンピュータなどである。実際の例として、サーバの上で走るアプリケーションとサーバは、コンピュータ構成要素であり得る。１つ以上のコンピュータ構成要素はプロセスおよび／または実行可能なスレッド内に存在し、コンポーネントは１台のコンピュータに局所化および／または２台以上のコンピュータに分配されてもよい。

本発明は、通信ポートを結合させたプリント回路基板を含んだバッテリーパックを経由して、ホストユニットと外部ユニットとの間に通信経路を提供する。まず、図１について、典型的な概略ブロック図は、本発明のバッテリーパックを使用する電気ユニットのために例示される。ホストユニット１２は、プリント回路基板とバッテリユニット１０とを備えるバッテリーパック１８から電源を得ている。バッテリーパック１８はホストユニット１２に着脱可能に取り付けられている。ホストユニット１２は、電源を取り外し可能などんな携帯電気ユニットでもよく、例えば、携帯ハンドスキャナユニット、またはバーコードリーダ、送信機、受信機、コンピュータ、電子手帳、電子ナビゲーション装置、および着脱可能な電池の補助バッテリ電源を備えたあらゆる電気ユニットでもよい。関連したＣＰＵ１４と同様にオペレーティングシステム１１もまた、データ記憶アッセンブリ１７と情報をやりとりする。データ記憶アッセンブリ１７は典型的に、それぞれのメモリが１Ｍｂｉｔ、２Ｍｂｉｔ、８Ｍｂｉｔまたは類似の記憶素子に従った、および揮発性のメモリＩＣとして造られた配列したメモリセルを備えている。そのような記憶素子は、２つまたはそれ以上のいろいろなレベルのインピーダンスと相応する状態を有することができる。これらの状態はバイアス電圧を印加することによって決められ、そして、もう一つの電圧が逆バイアスで印加されるまで、セルはそれらの各状態であり続ける。したがって、データ記憶部１７の各メモリセルは、情報によってアクセスされるか或いは、”読み込まれる”か”書き込まれる”および”消される”ことができる。メモリセルは中で”オフ”または”オン”の状態（例えば記憶装置は２つの状態に限定して）また”０”と”１”ともいわれる状態の情報を維持する。その情報を格納するためにメモリセルに、情報のシングルビットを保つことを可能にする電荷を蓄積可能なコンデンサ構造を含むことができる。そのようなメモリセルは典型的に、コンデンサ上の電荷および／またはそれらの情報を維持するためにリフレッシュ信号を用いる。メモリ記憶部１７のいくつかの例としては、メモリデバイス（例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）、２重のデータ信号速度メモリ（ＤＤＲ）、フラッシュメモリ、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ（ＭＯＳＦＥＴ）など）がある。

本発明の一態様によれば、バッテリーパックアッセンブリ１８は、バッテリーパック１８のホストをつとめるホストユニットのＣＰＵ１４へいろいろな電気的な信号やデータを転送する、構成要素として機能するプリント回路基板（ＰＣＢ）を含んでいる。そのプリント回路基板は、電池と同様にホストユニットのＣＰＵに電気的および／または機械的に結合された所定の配線パターンで形成された基板を含んでいる。したがって、ホストユニット１２とそのＣＰＵ１４と関連する通信ポートが専用で行う必要性は緩和される。このよりいっそうのコスト軽減はホストユニット１２の製造とデザインとに関連している。

図２は、本発明の一態様である通信ポートを備え付けたプリント回路基板（ＰＣＢ）の斜視図を示したものである。プリント回路基板（ＰＣＢ）２０には、外部装置からホストユニットのＣＰＵへ、例えばデータなどのいろいろなデータおよび／または信号を伝えるための複数の回路パターンが含まれている。本発明の一態様によれば、そのプリント回路基板２０は、バッテリと電気的な接点を提供するための装置の接続部２４に、実質的に直接はめ込まれた電池（不図示）に沿って平行に延びている。バッテリと接続２４の間で電気径路を提供するための伝導体２８は、接続口２４に接続されている。接続２４にはいろいろなスナップ接続（ｓｎａｐ ｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ）を使用することができ、例えば回路基板上に備えられたバッテリ伝導体に付けられた雄コネクタと、回路基板に取り付けられている雌コネクタなどである。雄コネクタと雌コネクタのかみあいで、バッテリと回路基板２０の間に回路経路は形成される。また、その他のいろいろな外部ユニットへの電気的な接続は、回路基板とプリント回路基板（ＰＣＢ）のいろいろな構成要素に取り付けられるコネクタの間に提供されてもよい。その上、プラス端子とマイナス端子のコネクタ１７，２６は、ホストユニットのＣＰＵとの接続のため、プリント回路基板２０の片側に備えられている。そのようなコネクタは、一体化した基盤フィルムの薄い一片によって保持された平行に並べられた多数のリード線をさらに含むことができる。そのような基盤フィルムは電気的絶縁性と耐熱性とを連結部材に提供する。したがって、連結部材は信頼できる電気導体として用いられる。さらにまた、このような連結部材は、薄い基盤フィルムであるため柔軟に曲げることができる。したがって、回路基板をバッテリーケースに効果的に組み込むことができる。

同様に、プリント回路基板の反対側で周辺ユニットや外部装置との接続のために、いろいろな通信ポートと充電接点２９が提供される。このようなコネクタは、多くのしなやかで、弾力性のある導電性部分と誘電体を含んでおり、１つの束を形成し交換可能な方法に一体化されている。このように電池室の一部であるプリント回路基板（ＰＣＢ）２０は、周辺機器からホストユニットのＣＰＵまでいろいろな信号やデータを伝送するための経路として機能する。したがって、ホストユニットが寿命になるまでの間、バッテリーパックの交換は使い古した接点に換わって新しい接続の接点を提供する。このように、ホストユニットによる通信の信頼性は増加する。

本発明の別の態様によれば、プリント回路基板（ＰＣＢ）２０は柔軟な回路基板である。図３に、突き当て電極３７を介して電気部品３６が搭載された柔軟なプリント回路基板（ＰＣＢ）２０の一部の詳細な具体例を例示する。本発明の一態様では、その柔軟なプリント回路基板２０は、基盤部材として用いられる基盤フィルム３０と、基盤フィルム３４上の導体層３４と、そして導体層３４上のカバー層３５とを含んでいる。基盤フィルム３３、導体層３４、そしてカバー層３５は不図示の接着剤で共に接合されている。基盤フィルム３３は一般的にポリイミドで作られている。さらに、導体層３４は単一の層として例示するが、それは当然、複数の層からなってもよい。複数の導体層３４を含む全ての柔軟なプリント回路基板２０の厚みは、電気構成要素のタイプと所望の剛性により異なり得る。

本発明の一態様によれば、電気部品３６は、突き当て電極３７を介して柔軟なプリント回路基板２０の導体層３５に電気的に接続される。このような電極３７は電気構成部品の側面または導体層３４に予め提供される。さらに、電気構成部品３６は、封入する樹脂３８（例えばエポキシ或いはシリコンの樹脂）に密閉されるような方法で、柔軟なプリント回路基板２０の一部として搭載される。さらにまた上部を補強している板３３は、添加された補強材として樹脂３８の上に提供される。類似した補強する板３２は、回路基板の下部に提供されてもよい。したがって柔軟なプリント回路基板２０は全体として柔軟性を持つが、剛性は、柔軟なプリント回路基板２０の（例えば、電気構成部品領域等）の所望の部分に提供され、そしてその間での接続を向上させる。

図４に、バッテリーパックアッセンブリを入れる筐体を例示した。ケース４０は上側ケースと下側ケースから構成される。上側ケースおよび／または下側ケースは、上側ケースと下側ケースを組立てるために使用されるいろいろなラッチ機構の接続部材を有している。複数のそのようなかみ合う連結部は、下側ケースおよび／または上側ケースの結合部の周辺部に展開されることができる。一般的に、そのようなかみ合う機構の体積は小さくなるように設計される。さらに同時に、上側ケースから下側ケースの開放が妨げられる。本発明の別の態様では、変形可能なラッチ部材４６は、不図示の電池を保持するため、そして、オペレータによる作動に応じてそのケースから電池を除去するため、上側のケースと下側のケースとの間に提供される。組立てられた筐体４０は、プリント回路基板へのアクセスと、ＣＰＵユニットと周辺装置との間の個々の接続を提供するために色々な面に沿って複数の接触点４８および／または開口部を備えている。例えば、本発明の一態様によれば、接点４１は通信ポートとＣＰＵとの接続を提供する。同様に、接点４３はバッテリーパックをホストユニットとつなぐ電源接続として働く。さらに、接点および／または開口部を十分にシールすることが可能な、いろいろなゴム、発泡体或いは他の弾性体のガスケットが提供され得る。

図５は、本発明の一態様のバッテリーパックアッセンブリの色々な構成部品を展開した透視図を例示したものである。バッテリーパックアッセンブリ５５は、プリント回路基板５０と間隔をあけた関係でバッテリーセット５７を保持しており、バッテリーホルダとプリント回路基板との間においてプリント回路基板５０上に回路構成部品を搭載するため、プリント回路基板５０とバッテリーセット５７の間に十分なスペースが提供される。回路基板は、いろいろな信号やデータをホストユニットのＣＰＵへ転送するために、組み込み通信ポート５８を備えている。プリント回路基板５０は、プリント回路基板５０に搭載された通信ポート５８とホストユニットのＣＰＵとの間の通信経路を提供する。本発明の一態様では、プリント回路基板の外部装置との接続は、通信ポート５８とつながるケーブルを通して成される。外部装置との接続の間に、関連するアプリケーションは通信ポート上で識別信号を探す。

バッテリーセット５７は、一部が変形可能なラッチ機構５５を介してバッテリーケースの中でその位置を保持する。そのようなラッチ機構５５は、オペレータによる作動に応じて、下側ケース５２から上側ケース５１が、そして着脱可能なバッテリーセット５７が解放できるようにする。その上、下側ケース５２は、プリント回路基板およびいろいろな他のコネクタまたは、そこに搭載、または接続されている構成部品にアクセスすることができるアクセスドア５９を備え得る。同様の不図示の開口部はケース５１上に提供されてもよい。その上、バッテリーパックアッセンブリ５５は、プリント回路基板から背面への接続のために不図示の適切な手段を備えていてもよい。あるいは、筐体とプリント回路基板は、所望のいろいろな回路構成のプリント回路基板のため、いろいろなタイプの接続部を備え得る。

図６に関しては、バッテリーパック６０は本発明の別の態様を表している。バッテリーパック６０は、リチウム−イオン（Ｌｉ−ｉｏｎ）、ニッケル−カドミウム（Ｎｉ−Ｃｄ）、ニッケル−金属−水素化物（ＮｉＭＨ）、密閉型鉛酸（ＳＬＡ）、リチウムポリマ（Ｌｉ−Ｐｏｌ）、からなる充電可能な電池と同様にプリント回路基板と通信ポートを備えている。電池は、電気装置において動力ユニットの一部として一緒に組み立てられる多数の電池の一部でもありえる。バッテリーパック６０はバッテリーパックをホストユニットと接続するための横のキャッチ／ラッチ機構の一部として機能する側面のラッチ機能６２を含むことができる。バッテリーパックは側面６４で、周辺装置および／または外部装置との入出力を行う。このような接合部分のために、一般的にプラスとマイナスのバッテリーソケットは、電池の空間に突き出ており、およびバッテリーパックアッセンブリ６０プリント回路基板と選択的に接続可能な周辺機器のプラスとマイナスのフィンガー状のリード（ｆｉｎｇｅｒ ｌｅａｄｓ）の弾性のある接続部分によってかみ合っている。例えば、そのような周辺コネクタのための弾力性を有する部材は、部材６９として例示される。ホストユニットのＣＰＵとバッテリーパックアッセンブリのプリント回路基板とを接続するための、ホストユニットの端末内部コネクタ６６のために類似した要素が存在する。

図７は、本発明の一態様である一連の行動／イベントを例示するフローチャートである。さらに説明を簡易にするために一連の行為として手順が示され記述され、本発明の行為の手順に関しては限定的ではなく、いくつかの行為は本発明に従って、ここで明らかにされ説明された他の行為と、異なった順序および／または同時に起こり得ることが理解され評価される。例えば、これらの熟練した技術は、その手順が択一的に、相互関係のある一連の状態または出来事として、その状態図として表現されて理解され評価される。さらに、全ての例示された技術が本発明に従って方法を実行することが要求されるわけではない。

７０では、ホストユニットのＣＰＵとつなげられたバッテリーパックは、ケーブル接続されたバッテリーパックの通信ポートを通って外部装置につなげられる。さらに、外部装置とつながれたＣＰＵと関連するアプリケーションは、それぞれの通信ポートで識別符号を探す。７２で信号は、バッテリーパックのプリント回路基板に結合する通信ポートで受信される。そのような信号は、通信データ、警告、またはその種の他のもののための電波であり得る。そして、それは一般的にホストユニットのＣＰＵで更なる処理を必要とする。７２で信号は、バッテリーパックのプリント回路基板が信号や電力を、ホストユニットの外からホストユニットのＣＰＵまで伝えるための経路として機能するプリント回路基板の相互接続を通って進む。７４で、信号はその間で置かれるインターフェースコネクタのリード線を通って、プリント回路基板からホストユニットのＣＰＵまで伝えられる。次に、７６でホストユニットのＣＰＵは信号を受けて、７８で更なる行動のために処理を行う。このように、プリント回路基板付きのバッテリーパックアッセンブリはいろいろな電気的な信号やデータをバッテリーパックのホストをつとめている電気装置のＣＰＵへ転送する構成要素として機能する。

図８に視点を変えて、本発明の一態様の略ブロック図は、プロセッサ３６０が、前述の通信ポートに組み込まれたバッテリーパックシステムに使用される携帯用のスキャナ装置３５０の一般的な操作の制御を担っていることを表している。プロセッサ３６０は、ここに記述された様々な機能を実行するための、スキャナ装置３５０内の色々な構成要素の制御や操作を行うようプログラムされている。そのプロセッサまたはＣＰＵ３６０は、プロセッサ（例えば、Ｐ２４Ｔ、Ｐｅｎｔｉｕｍ（登録商標）５４／７５、Ｐｅｎｔｉｕｍ（登録商標）６０／９０）とＰｅｎｔｉｕｍ（登録商標）６６／１００（ＰｅｎｔｉｕｍＰＲＯ（登録商標）とＰｅｎｔｉｕｍ２（登録商標））の多くの他の類似する互換性を持つプロセッサのいずれか、またはマイクロコントローラでありえる。そのようなインテルの８ビットのマイクロコントローラ、８３１０、３０５１または８０５２のプロセッサも使用されることができる。本発明の機能を実行するためプログラムされることができるプロセッサ３６０の態様は、ここに提供される説明に基づく技術の通常の技術を有する者にとって容易であり明らかである。プロセッサ３６０とつながれるメモリ３７０は携帯用のスキャナ装置３５０にも含まれており、スキャナの操作機能を実行するためにプロセッサ３６０で実行されるプログラムコードを格納するのにも役立つ。メモリ３７０はまた、一時的にトランザクション情報のような情報を受け取り格納するための記憶媒体としての役目をする。メモリ３７０は、表示される情報の一式を保存するのに適している。１つの特定の態様によると、メモリ３７０は、多様な一式の情報を蓄えるのに十分な容量を有しており、そして、プロセッサ３６０は、いろいろな表示情報の間で行き来して入れ替えるか循環するためのプログラムを含むことができる。

ディスプレ３８０はディスプレードライバシステム３９０を通ってプロセッサ３６０とつながれている。ディスプレ３８０では、ディスプレーデータまたは携帯用スキャナ３５０の一般的な操作と関連する情報を操作することが可能である。例えば、ディスプレ３８０は一組の顧客情報を示してもよい。そして、それはオペレータに表示されて不図示のシステム基幹に送られてもよい。さらに、ディスプレ３８０は携帯電気装置３５０の実行をコントロールする様々な機能を表示してもよい。ディスプレ３８０は英数字でグラフィックキャラクタを示すことができる。さらにまた、前述のように、ディスプレ３８０は情報を示すだけでなく、ユーザ情報を受けることができるタッチスクリーンでもあり得る。

電力は、プロセッサ３６０および、他の構成要素である組み込み通信ポートを備えたバッテリーパック４００を用いて形成された携帯電気装置３５０に供給される。バッテリーパック４００が役に立たなくなるか、携帯用の電気装置３５０から切れる場合には、バッテリ４００と平行に電気的につないだ補助的な電力源５１０のスーパーコンデンサである補助的な電力源５１０は、プロセッサ３６０に電力を提供する。携帯ターミナル３５０は、バッテリ故障の発見と同時に、スリープモードの最小限の電流に入ってもよい。

バッテリーパック４００の一部として、携帯用の電気装置３５０は、データ通信ポート４２０を含む通信サブシステム４１０を含む。そして、それはプロセッサ３６０と外部ユニットとを結びつけるために用いられる。携帯用の電気装置３５０も、任意にプロセッサ３６０に接続しているＲＦ部４３０を含む。ＲＦ部４３０はＲＦレシーバ４４０を含む。そして、それはアンテナ４５０によって、例えばメインコンピュータからのＲＦ送信を受け取って、その中で調整されるデジタル情報を得るために信号を復調する。ＲＦ部４３０はまた、例えば、オペレータによるキーパット等を介しての入力４６５、またはトランザクションの終了に応じて、メインコンピュータに情報を送信するためのＲＦ送信機を含んでいる。例えば、プリンタ４７０、サインパッド４８０、磁気ストライプリーダ４９０、タッチパネル５００のような周辺装置は、プロセッサ３６０によって携帯用のスキャナ装置３５０に結合することもできる。

幾つかの例示された態様について、発明を明らかにし説明したが、他の当業者はこの明細書と添付の図面を読み理解することで、同様な変更および改良に気付くことはいうまでもない。特に、上記に記載した構成要素（アセンブリ、装置、回路、システム、その他）によって実行される様々な機能に関連しては、その構成要素の説明に用いられる用語（「手段」への言及を含む）は、別に指し示されたものでない限り、説明された構成要素の特定の機能（例えば、それは機能的に等しいもの）であるいかなる構成要素も、例示された発明の態様が機能を実行し、公開された構造と同等の構造ではなくても、それは該当することを意図している。この事については、発明がいろいろな方法の行為や出来事を実行するためにコンピュータが実行可能な指示をしているコンピュータで読取り可能な媒体と同様にシステムを含むと認識される。

そのうえ、発明の特定の特徴はいくつかの実施例のうちのわずか１つに関して明らかにされるかもしれないが、そのような特徴が他の実施例の特徴と１つ以上の他のものと結合されるかもしれず、任意のまたは特定のアプリケーションのために所望で好適であるかもしれない。さらにまた、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」、そしてその変異型の範囲は、請求項または詳細な説明の中で用いられ、これらの用語は用語である「包含する」に類似した方法で用いられることを目的とする。

本発明の一態様であるバッテリーパックが組み込まれたホストユニットの概略ブロック図である。 本発明の一態様である通信ポートが搭載されたバッテリーパックのプリント回路基板の斜視図である。 本発明の一態様であるバッテリーパックの一部として使用される柔軟なプリント回路基板の詳細図である。 本発明の一態様である電池とプリント回路基板を囲むためのバッテリーパックケースの図である。 本発明の一態様であるバッテリーパックアッセンブリの分解斜視図である。 ホストユニットと周辺装置への接続の接点を伴ったバッテリーパックの斜視図である。 本発明の方法のフローチャート図である。 本発明のバッテリーパックの主たる端末装置構造の概略ブロックダイアグラム図である。

Claims (14)

1. ホストユニットに電力を供給するための電力供給バッテリーパックからなる電源であって、該電源は、電池アッセンブリと、外部ユニットと前記ホストユニットとの間の信号を通す、バッテリーパックの筐体に入れられたプリント回路基板を備え、該プリント回路基板は、前記電池アッセンブリに沿って平行に延びており、前記バッテリーパックは、上部筐体と下部筐体とから構成されており、前記電池アッセンブリは、前記上部筐体と下部筐体とを組むラッチ部材を介して前記プリント回路基板と間隔をもって配置され、
   前記外部ユニットから前記ホストユニットのＣＰＵへ前記信号を送るための前記プリント回路基板とつながるポートと、を備えることを特徴とする電源。
2. 前記ポートは、通信ポートであることを特徴とする請求項１に記載の電源。
3. 前記ポートは、前記電池アッセンブリに充電することを特徴とする請求項１に記載の電源。
4. 前記ポートは、前記プリント回路基板と一体となっていることを特徴とする請求項１に記載の電源。
5. 前記ポートは、柔軟な接続部を備えていることを特徴とする請求項１に記載の電源。
6. 携帯用端末に電源を供給するバッテリーパックシステムであって、該バッテリーパックシステムは、外部ユニットと携帯用端末との間の信号を通す、バッテリーパックの筐体に入れられたプリント回路基板を備え、前記プリント基板は、前記バッテリーパックの電池に沿って平行に延びており、前記バッテリーパックは、上部筐体と下部筐体とから構成されており、前記電池アッセンブリは、前記上部筐体と下部筐体とを組むラッチ部材を介して前記プリント回路基板と間隔をもって配置され、
   前記外部ユニットとアクセス可能な通信ポートは、前記プリント基板とつながれる、
   ことを特徴とするバッテリーパックシステム。
7. 前記プリント回路基板は、柔軟なプリント回路基板であることを特徴とする請求項６に記載のバッテリーパックシステム。
8. 突き当て電極を備えた前記柔軟なプリント回路基板であることを特徴とする請求項７に記載のバッテリーパックシステム。
9. 前記プリント回路基板の片面に前記通信ポートが搭載されていることを特徴とする請求項６に記載のバッテリーパックシステム。
10. 通信データを含む前記信号であることを特徴とする請求項６に記載のバッテリーパックシステム。
11. 前記電池は前記回路基板とつながれていることを特徴とする請求項６に記載のバッテリーパックシステム。
12. 前記携帯用端末への電源はプリント回路基板を通ることを特徴とする請求項６に記載のバッテリーパックシステム。
13. 外部ユニットアッセンブリと通信するバッテリーパックを持つ携帯端末と前記外部ユニットとを接続する方法であって、該方法は、前記バッテリーパック内のプリント回路基板とつなげられた通信ポートで外部ユニットから信号を受け取り、該バッテリーパックは、上部筐体と下部筐体とから構成され、さらに前記バッテリーパックは、前記プリント回路基板と繋がる電池から構成され、前記電池は、前記上部筐体と下部筐体とを係合するラッチ部材を介して前記プリント回路基板と間隔をもって配置され、
    前記携帯端末へ前記プリント回路基板を介して信号を送信することを特徴とする方法。
14. 携帯端末のためのバッテリーパックであって、該バッテリーパックは、前記バッテリーパック内のプリント回路基板に搭載された通信ポートで、前記バッテリーパックは、上部筐体と下部筐体とから構成され、さらに前記バッテリーパックは、前記プリント回路基板と繋がる電池から構成され、前記電池は、前記上部筐体と下部筐体とを係合するラッチ部材を介して前記プリント回路基板と間隔をもって配置され、
    前記携帯端末に前記プリント回路基板を介して信号を送るための手段を備えていることを特徴とするバッテリーパック。

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