JP4909863B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4909863B2
JP4909863B2 JP2007261173A JP2007261173A JP4909863B2 JP 4909863 B2 JP4909863 B2 JP 4909863B2 JP 2007261173 A JP2007261173 A JP 2007261173A JP 2007261173 A JP2007261173 A JP 2007261173A JP 4909863 B2 JP4909863 B2 JP 4909863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle speed
remaining capacity
vehicle
downhill
storage device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007261173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009090735A (ja
Inventor
育恵 羽生
浩一郎 小沢
幸一郎 武政
嘉範 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007261173A priority Critical patent/JP4909863B2/ja
Publication of JP2009090735A publication Critical patent/JP2009090735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909863B2 publication Critical patent/JP4909863B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
近年、車輪をエンジンおよび/またはモータ(電動機)により駆動して走行するハイブリッド車両が開発されている。このハイブリッド車両では、加速時においてはモータによってエンジンを補助し、減速時においては減速回生によってバッテリなどへの充電を行って、バッテリの残容量(State Of Charge;SOC)を確保している。
特許文献1に記載された技術では、目的地までの経路を検索し、検索された経路中の走行パターンを予測し、走行パターンに基づき経路上の各地点におけるバッテリ残量の中間値を設定する。走行時において、現在位置におけるバッテリ残量の中間値と現在のバッテリ残量との間に差が生じたら、モータのトルク分担を調整するようになっている。
特開平9−163506号公報
しかし、上述した特許文献1の技術では、目的地までの経路を検索し、検索された経路中の走行パターンを予測するためにナビゲーションシステムなどの外部情報システムが必要であった。
また、上述の外部情報システムが設けられていないと、電動機の回生出力を効率よく蓄積することができず、エネルギを無駄にしてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置に充電することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両の駆動力を発生する駆動源に内燃機関(例えば、実施形態におけるエンジン2)と電動機(例えば、実施形態におけるモータ3)とを備え、該電動機へ電力を供給または前記電動機からの電力を充電する蓄電装置(例えば、実施形態におけるバッテリ12)を備えたハイブリッド車両(例えば、実施形態におけるハイブリッド車両1)の制御装置において、前記蓄電装置の残容量(例えば、実施形態におけるSOC)を検出する残容量検出手段(例えば、実施形態におけるSOC検出手段11)と、走行道路の勾配角度(例えば、実施形態における勾配角度R)を算出する勾配角度算出手段(例えば、実施形態における勾配角度算出手段51)と、該勾配角度算出手段により算出される勾配角度から登降坂を判定する登降坂判定手段(例えば、実施形態における登降坂判定手段52)と、該登降坂判定手段により登坂と判定された際に、次の降坂時に回生発電する電力量を予測する回生発電量予測手段(例えば、実施形態における回生発電量予測手段53)と、該回生発電量予測手段により算出する回生発電量(例えば、実施形態における回生予測量Q)と前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量とを合計した電力が、前記蓄電装置の上限残容量(例えば、実施形態における上限SOC)以上と判定され、なおかつ、前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量が前記蓄電装置の下限残容量閾値(例えば、実施形態における下限SOC)の初期値となった場合に、前記蓄電装置の下限残容量閾値を前記初期値から引き下げるように補正する下限残容量閾値補正手段(例えば、実施形態における下限残容量閾値補正手段54)と、前記車両の車速を検出する車速検出手段と、前記車両の位置する標高(例えば、実施形態における標高h)を取得する標高取得手段(例えば、実施形態における標高取得手段55)と、降坂時の車速(例えば、実施形態における車速V)を取得する降坂時車速取得手段(例えば、実施形態における降坂時車速取得手段56)と、を備え、前記標高取得手段は、前記車速検出手段により検出された車速(例えば、実施形態における登坂車速Vup)および前記勾配角度算出手段により算出された勾配角度(例えば、実施形態における登坂勾配θup)に基づいて標高を取得し、前記回生発電量予測手段は、前記標高取得手段により取得される標高および前記降坂時車速取得手段により取得される車速に基づいて回生発電量を予測するように構成され、前記降坂時車速取得手段は、前記車両の登坂時の車速に対応した前記勾配角度と降坂基準車速(例えば、実施形態における降坂基準車速V´)との関係を示すマップを予め備えられており、該マップに基づいて前記降坂基準車速を算出するとともに前記車両の登坂時の車速に応じて車速補正量(例えば、実施形態における車速補正量v)を算出し、前記降坂基準車速と前記車速補正量とを加算することで前記降坂時の車速を算出することを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記車両が、渋滞中であるか、高車速で走行中か、それ以外の低/中車速で走行中のいずれであるかを判断する交通流判定手段を備えていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記車両の車速と駆動力との関係を示すエネマネマップと、前記回生発電量予測手段により算出する回生発電量と前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量とを合計した電力が、前記蓄電装置の上限残容量以上と判定された際に、前記蓄電装置から前記電動機への電力供給量を増加させる電力供給量制御手段(例えば、実施形態における電力供給量制御手段58)と、を備え、前記電力供給量制御手段は、前記登降坂判定手段により降坂走行中と判断されたら、登坂時に予測した降坂時の前記蓄電装置の残容量が実現されるように、前記登坂時に予測した前記蓄電装置の残容量と、現状の前記蓄電装置の残容量との差の絶対値を求め、その値が予め設定された所定値より大きい場合には、前記絶対値が小さくなるように前記エネマネマップを補正し、前記蓄電装置から前記電動機への電力供給量を制御することを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記蓄電装置の下限残容量閾値を引き下げ補正した状態が所定期間維持されたら、前記蓄電装置の下限残容量閾値を前記初期値に戻す下限閾値リセット手段(例えば、実施形態における下限閾値リセット手段57)を有していることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記下限閾値リセット手段は、前記車両が平坦路走行中と判断された場合に、前記蓄電装置の下限残容量閾値が補正されているか否かを判定し、該下限残容量閾値が補正されている場合であって、平坦路走行距離積算値が予め設定された所定値より大きい場合には、前記下限残容量閾値を前記初期値に戻すことを特徴としている。
請求項6に記載した発明は、前記下限残容量閾値は、エンジン始動電力または補機系駆動電力に基づいて設定されることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、登降坂判定手段により車両が登坂しているか降坂しているかを判定することができ、車両が登坂している場合には、その後に降坂すると認識し、その降坂時の回生発電量を予測することができる
また、予測される回生発電量と蓄電装置の残容量とを合計した電力が、蓄電装置の上限残容量以上になっており、かつ、蓄電装置の残容量が下限残容量閾値の初期値となっている場合には、回生発電量を全て充電できないと判断し、蓄電装置の下限残容量閾値を引き下げて、回生発電に移行する前に蓄電装置の残容量を減らすことができる。したがって、ナビゲーションシステムなどの外部情報システムを設けずに簡易な構成で、電動機の回生出力をさらに効率よく蓄電装置に充電することができる効果がある。
また、標高に対する位置エネルギに基づいて回生発電量を算出することができる効果がある。
さらに、標高に対する位置エネルギから、車速に対応する損失エネルギを減算することにより、回生発電量を精度よく算出することができる効果がある。
そして、車速検出手段により車速を検出できるため、その車速と勾配角度とから標高を確実に予測することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、降坂時に、予測した蓄電装置の残容量と実際の蓄電装置の残容量との間に差が生じた場合に、予測した蓄電装置の残容量に合うように電動機を制御する。したがって、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置に充電することができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、下限閾値リセット手段により一時的に補正した蓄電装置の下限残容量閾値を初期値に戻すことができる。そのため、エンジンおよび補機類を再始動可能な状態に復帰させることが可能になり、アイドルストップを実施して燃費を向上できる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、エンジンの始動電力や補機系の駆動電力のために蓄電装置を利用する状況でなく、かつ、回生充電が期待できる場合には、蓄電装置の下限残容量閾値を一時的に引き下げても問題がないため、より効率的に回生出力を利用することができる効果がある。
請求項8に記載した発明によれば、降坂時に、予測した蓄電装置の残容量と実際の蓄電装置の残容量との間に差が生じた場合に、予測した蓄電装置の残容量に合うように電動機を制御する。したがって、電動機の回生出力を効率よく蓄電装置に充電することができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両の駆動系の概略構成図である。ハイブリッド車両(車両)1は、エンジン2と、このエンジン2の出力軸上に配設されエンジン2に直結された発電可能な前輪用モータ(モータ)3と、エンジン2の出力軸に連結された変速機5と、変速機5の出力軸に図示しないクラッチなどを介して連結されたディファレンシャル機構8と、ディファレンシャル機構8に連結された左右のアクスルシャフト9a,9bと、アクスルシャフト9a,9bに連結された左右の前輪10a,10bとを備えている。なお、変速機5としては、有段変速機またはプーリ・ベルト式無段変速機のいずれも採用可能であり、さらに自動変速機または手動変速機のいずれも採用可能である。
モータ3は、その動作を制御するパワーコントロールユニット(以下、PDUという。)13に接続されている。PDU13は、モータ3へ電力を供給またはモータ3からの電力を充電するバッテリ12に接続されている。バッテリ12には、その残容量(以下、バッテリSOCまたはSOCという。)を検出するSOC検出手段11が接続されている。モータ3は、バッテリ12からPDU13を介して供給された電力によって駆動される。また、モータ3は、減速走行時における前輪10a,10bの回転やエンジン2の動力により回生発電を行って、バッテリ12の充電(エネルギー回収)を行うことが可能である。さらに、PDU13は、電気制御ユニット(以下、ECUという。)50に接続されている。ECU50は、車両全体の各種制御をするための制御装置である。また、車両1には、車両1の車速を検出する図示しない車速検出手段が備えられている。
図2は、ECU50の概略構成図である。ECU50は、車両1が走行している走行路の勾配角度を算出する勾配角度算出手段51と、勾配角度から車両1が登坂しているか降坂しているかを判定する登降坂判定手段52と、車両1が登坂状態のときに、次の降坂時に回生発電する電力量を予測する回生発電量予測手段53と、バッテリ12の下限残容量閾値(以下、下限SOCという)を引き下げる下限残容量閾値補正手段54と、車両1の位置している標高hを取得する標高取得手段55と、車両1の降坂時の車速を取得する降坂時車速取得手段56と、バッテリ12の下限SOCを初期値に戻す下限閾値リセット手段57と、予測した回生発電量に見合うようにバッテリ12からエンジン2への電力供給量を制御する電力供給量制御手段58と、を備えて構成されている。
(バッテリの制御方法)
次に、バッテリ12の制御方法について説明する。
図3は、バッテリ12の制御方法に関するメイン制御ルーチンのフローチャートである。
まず、S1(ステップ1)において、車両1の車速Vおよび走行路の勾配Rを検出してS2へ進む。なお、車速Vは一般に車両に搭載されている車速検出手段から検出し、勾配Rは勾配計などの勾配角度算出手段51から検出するようになっている。
S2では、車両1が登坂状態かそれ以外の状態かを検出する(登降坂判定手段52)。具体的には、車両1の直近5秒間の移動平均勾配が+3%以上の場合には登坂状態と判断してS3へ進み、それ以外の状態の場合はS14へと進む。
S3では、バッテリ12の下限SOCを既に補正済みか否かを判定する。下限SOC補正済フラグFが0の場合、つまり下限SOCが補正されていない場合はS4へ進み、下限SOC補正済フラグFが0でない場合、つまり下限SOCが既に補正されている場合はS11へと進む。
(回生予測量算出)
S4では、回生予測量Qを算出し、S5へと進む(回生発電量予測手段53)。
ここで、図4は回生予測量Q算出のサブルーチンのフローチャートである。この回生予測量Qの算出処理は、車両が登坂している際にその後想定される降坂時の回生発電量(回生予測量Q)を予測するものである。なお、回生予測量Qは、勾配から求められる標高と、車速とを用いて算出することができる。
S51では、勾配角度算出手段51により勾配Rを検出し、S52へ進む。
S52では、現状の交通流を判断し、S53へ進む。ここで、交通流判断とは、車両1が渋滞中であるか、高車速で走行中か、それ以外の低/中車速で走行中のいずれであるかを判断するものである。なお、その後想定される降坂時の交通流が登坂時の交通流と同様であることを前提にしており、登坂時の交通流に基づいて降坂時の基準車速を求めるようにしている。また、交通流に関する外部情報が入手可能な場合には、直接得られる降坂時の交通流情報に基づいて降坂時の基準車速を求めてもよい。
具体的には、車両1が前の停止状態から次の停止状態までのショートトリップ(ST)区間について、直近の1ST区間における最大車速が40km/h以下で、かつ、その直近の2ST区間における移動平均車速が8km/h以下の場合には渋滞中と判断する。なお、一度渋滞中と判断した場合には、その後に一度だけ移動平均車速が8km/h以上となっても、渋滞中の判断を保持することが望ましい。これは、渋滞中の一時的な中速走行により、渋滞が解消したと誤って判断することを防止するためである。また、車両1が上述したST区間において、最大車速が90km/h以上の場合には高車速状態と判断する。そして、車両1が渋滞中でも高車速状態でもない場合には、低/中車速状態と判断する。
S53では、車両1が渋滞中か否かを判断し、渋滞中の場合にはS54に進み、それ以外の場合にはS60に進む。
S54では、図5に示す渋滞用マップより勾配Rから渋滞時降坂基準車速V´を読み込み、S55へ進む。なお、降坂時の勾配が登坂時と同様であることを前提にしており、登坂時の勾配に基づいて降坂時の基準車速を求めるようにしている。図5に示すように、横軸に勾配R、縦軸に渋滞時降坂基準車速V´とし、勾配Rに基づいて渋滞時降坂基準車速V´が求められるようになっている。渋滞時には勾配Rの大小に対して渋滞時降坂基準車速V´の値に大きな差はないものの、勾配が大きいほど渋滞時降坂基準車速V´は若干遅くなるように設定されている。
一方、S60では、車両1が高車速状態か否かを判断し、高車速状態の場合にはS61に進み、それ以外の場合にはS62へ進む。
S61では、図6に示す高車速用マップより勾配Rから高車速時降坂基準車速V´を読み込み、S55へ進む。図6に示すように、横軸に勾配R、縦軸に高車速時降坂基準車速V´とし、勾配Rに基づいて高車速時降坂基準車速V´が求められるようになっている。高車速時には勾配Rの大小に対して高車速時降坂基準車速V´の値は大きく変化し、勾配が大きいほど高車速時降坂基準車速V´は遅くなるように設定されている。
S62では、図7に示す低/中車速用マップより勾配Rから低/中車速時降坂基準車速V´を読み込み、S55へ進む。図7に示すように、横軸に勾配R、縦軸に低/中車速時降坂基準車速V´とし、勾配Rに基づいて低/中車速時降坂基準車速V´が求められるようになっている。低/中車速時には上述した高車速の場合と同様に、勾配Rの大小に対して低/中車速時降坂基準車速V´の値は大きく変化し、勾配が大きいほど低/中車速時降坂基準車速V´は遅くなるように設定されている。
S55では、登坂時の車速Vに応じて車速補正量vを算出し、S56へ進む。なお、この車速補正量vは、ドライバの個人的な運転傾向などを反映するものである。
S56では、降坂時の車速Vを算出し、S57へ進む(降坂時車速取得手段56)。なお、V=V´+vで求められる。
S57では、車両1の位置エネルギEpotおよび消費エネルギElossを算出し、S58へ進む。なお、位置エネルギEpotを算出する前に、登坂勾配θup(%)および登坂車速Vup(km/h)から標高h(m)を算出(標高取得手段55)する。標高hの算出式は下記数式(1)で求められる。
Figure 0004909863
その標高h(m)を用いて、位置エネルギEpot(wh)=車重×g×hで求められる。なお、PAセンサを用いて標高hを求め、それを基に位置エネルギEpotを算出してもよい。また、消費エネルギElossは、降坂の勾配θ(%)および降坂の速度V(km/h)から車両損失エネルギEveh(wh)と機械損失エネルギEmech(wh)とが求められ、その和がElossとなる。なお、基準勾配θおよび基準速度Vの場合、車両損失エネルギEveh(wh)=走行抵抗×(h/sinθ)/Vで求められ、機械損失エネルギEmech(wh)=駆動力×(1−TM効率)+エンジンフリクション+ブレーキで求められる。
S58では、位置エネルギEpot、消費エネルギElossおよびモータ出力制限エネルギEmotから回生エネルギEregを求める。具体的には、位置エネルギEpotと消費エネルギElossとの差分を求め、その差分値とモータ出力制限エネルギEmotとの差分値が回生エネルギEregとなる。
そして、この回生エネルギEregが、回生予測量Qとして算出され、メインルーチンへと戻る。
(下限SOC引き下げ補正)
図3に戻り、S5では、現在のバッテリ12のSOCをSOC検出手段11により検出し、S6へ進む。
S6では、現在のバッテリ12のSOCおよび回生予測量Qの合計と、予め設定されている上限SOCとを比較する。現在のSOCおよび回生予測量Qの合計が上限SOCよりも大きい場合(図10の第2、第3領域)にはS7へ進み、現在のSOCおよび回生予測量Qの合計が上限SOC以下の場合(図10の第1領域)には処理を終了する。つまり、現在のバッテリ12のSOCの状態で降坂状態になると、回収しきれない(無駄にしてしまう)回生出力が発生するか否かを判断する。
S7では、現在のSOCと、予め設定されている下限SOC(初期値)とを比較する。現在のSOCが下限SOCと一致していれば(図10の第3領域)S8へ進み、一致していなければ(図10の第2領域)S10へと進む。なお、下限SOCは、エンジン2および補機類をアイドルストップ状態から再始動させる際の電力を確保するために設定されている。そのため、回生充電が期待できる場合には、下限SOCを一時的に引き下げても問題はない。
S8(図10の第3領域)では、下限SOCの値を引き下げる補正を行い、S9へ進む(下限残容量閾値補正手段54)。つまり、このように下限SOCを引き下げることで、バッテリ12のエネルギを更に使用してバッテリ12のSOCを減少させることができる。
S9では、バッテリ12の下限SOCを補正したため、下限SOC補正済フラグFを1に設定して、処理を終了する。
なお、S10(図10の第2領域)では、エネルギマネジメントマップ(以下、エネマネマップという)を読み込み、例えば、アシストを強める方向に変更するなどして、処理を終了する(電力供給量制御手段58)。
また、S11では、S3において既に下限SOCが初期値から補正された状態にあると判断されたため、現在のSOCと最下限SOCの値とを比較する。なお、最下限SOCは、バッテリ12の能力などに基づくものであり、これ以上は使用することができない絶対的な値のことである。現在のSOCが最下限SOCと一致している場合にはS12へ進み、一致していなければS13へ進む。つまり、バッテリ12のエネルギを限界まで使用してしまったか否かを判断する。
S12では、これ以上使用できるバッテリ12のエネルギは無いと判断し、発電(エンジン運転)を要求して処理を終了する。
一方、S13では、更に下限SOCの値を引き下げる補正を行い、処理を終了する。
(降坂時)
また、S14では、S2で登坂状態でないと判断された場合に、さらに車両1が降坂状態か否かを判断し、降坂中の場合はS15へ進み、降坂中でない場合はS20へと進む。具体的には、直近5秒間の移動平均勾配が−3%以下の場合には降坂状態と判断し、それ以外の場合には平坦走行状態と判断する。
S15では、現在のバッテリ12のSOCをSOC検出手段11により検出し、S16へ進む。
S16では、降坂SOC補正処理を行い、S17へ進む。
ここで、図8は、降坂SOC補正処理のサブルーチンのフローチャートである。
S71では、現在のSOCと登坂状態の際に予測した予測SOCとの差の絶対値を求め、その値と予め設定された所定差K(定数)とを比較する。現在のSOCと予測SOCとの差の絶対値が所定差Kより大きければS72へ進み、所定差K以下であれば処理を終了し、メインルーチンに戻る。つまり、登坂時に予測した通りバッテリ12のSOCが増加しているか否かを判断する。
S72では、現在のSOCと予測SOCとの差が小さくなるようにエネマネマップを補正して、処理を終了する。エネマネマップは、EV/アシスト/アイドルストップ(I.S.)/充填の各項目についてそれぞれ設定されている。図9は、アシストマップである。アシストマップは、車両駆動力の出力につきエンジンをモータでアシストする割合を規定するものである。図9に示すように、現在のSOCが予測したSOCを上回っている場合はアシスト領域を拡大する方向にマップを補正し、現在のSOCが予測したSOCを下回っている場合はアシスト領域を縮小する方向にマップを補正する。同様に、充填マップなども補正するようになっている。このように、現在のSOCと予測SOCとの差が小さくなるようにエネマネマップを補正することにより、モータ3の回生出力を全てバッテリ12に充電する(取りきる)ことが可能になる。エネマネマップを補正すると、メインルーチンに戻る。
図3に戻り、S17では、下限SOCを補正しているか否かを判定し、下限SOC補正済フラグFが1になっている場合、つまり下限SOCが補正されている場合にはS18へ進み、下限SOC補正済フラグFが1でない場合、つまり下限SOCが補正されてない場合は処理を終了する。
S18では、現在のSOCと通常の下限SOC(初期値)とを比較する。現在のSOCが通常の下限SOC以上である場合にはS19へ進み、現在のSOCが通常の下限SOCより小さければ処理を終了する。
S19では、補正している下限SOCの値を通常の下限SOC(初期値)にリセットして処理を終了する(下限閾値リセット手段57)。
(平坦路走行時)
一方、S20は、S14において降坂状態でない、つまり、平坦路走行中と判断された場合に、下限SOCが補正されているか否かを判定する。下限SOC補正済フラグFが1の場合にはS21へ進み、下限SOC補正済フラグFが1でない場合には処理を終了する。
S21では、平坦路走行距離の積算を行い、S22へ進む。なお、この平坦路走行距離の積算は、走行時間やイグニションのON/OFF回数などの積算で代替してもよい。
S22では、S21で求めた平坦路走行距離積算値と予め設定された所定積算値K´とを比較する。平坦路走行距離積算値が所定積算値K´より大きければS23へ進み、所定積算値K´以下であれば処理を終了する。
S23では、補正している下限SOCの値を通常の下限SOC(初期値)にリセットするとともに、下限SOC補正済フラグFを0にして処理を終了する(下限閾値リセット手段57)。これは、下限SOCを引き下げた状態で平坦路を相当距離走行しているということは、エンジン2および補機類をアイドルストップ状態から再始動させる際の電力が確保されていない状態で走行している可能性がある。そのような状態を維持すると、アイドルストップの実施機会を逃すことになり、燃費効率などの面から好ましくない。そこで、適正なエネルギマネジメントを行うために下限SOCを初期値にリセットする。これにより、現在のSOCが下限SOCの初期値を下回っている場合には、直ちにバッテリ12の充電が行われ、下限SOCが初期値まで回復される。その結果、アイドルストップを実施することが可能になり、燃費を向上させることができる。
ここで、図10は上述したバッテリ12の充電制御方法に関してのタイミングチャートである。図10のSOCでは、本実施形態のSOC変化を実線で、従来のSOC変化を破線で示している。また、上限SOCから回生予測量Qを減算した値を一点鎖線100で示している。従来は、バッテリ12のSOCは登坂状態になると駆動アシストに消費されて減少していき、下限SOC(初期値)まで使い切るとそれ以上はバッテリ12を駆動系に使用することはなく、エンジン運転のみになっていた。したがって、登坂状態においてもエンジン運転による充電が開始され、その後降坂状態になり、回生出力をバッテリ12に充電しても早い段階で上限SOCに到達してしまう。つまり、それ以降の回生出力を取りきることができず、エネルギを無駄にしていた。
一方、本実施形態によれば、図10に一点鎖線100で示すように、登坂時に回生予測量Qを算出(S4)し、現在のSOCと回生予測量Qとの合計が上限SOCより大きい場合(第2領域)、バッテリ12のSOCに合わせてエネマネマップを変更する(S10)。また、現在のSOCが下限SOCまで低下したら(第3領域)、下限SOCを引き下げる補正(S8,S13)をする。このようにすることで登坂時にバッテリ12のSOCを極力少なくし、その後の降坂時に発生する回生出力を出来る限り取りきるようにすることができる。つまり、モータ3の回生出力を効率よくバッテリ12に充電することができる。
本実施形態によれば、車両の駆動力を発生する駆動源にエンジン2とモータ3とを備え、モータ3へ電力を供給またはモータ3からの電力を充電するバッテリ12を備えたハイブリッド車両1の制御装置において、バッテリ12のSOCを検出するSOC検出手段11と、走行道路の勾配角度Rを算出する勾配角度算出手段51と、勾配角度算出手段51により算出される勾配角度Rから登降坂を判定する登降坂判定手段52と、登降坂判定手段52により登坂と判定された際に、次の降坂時に回生発電する電力量を予測する回生発電量予測手段53と、回生発電量予測手段53により算出する回生予測量QとSOC検出手段11により算出されるバッテリ12のSOCとを合計した電力が、バッテリ12の上限SOC以上と判定された際に、バッテリ12からエンジン2への電力供給量を増加させる電力供給量制御手段58を有して構成した。
このように構成したため、登降坂判定手段52により車両1が登坂しているか降坂しているかを判定することができ、車両1が登坂している場合には、その後に降坂すると認識し、その降坂時の回生発電量(回生予測量Q)を予測することができる。また、この回生予測量Qとバッテリ12のSOCとを合計した電力が、バッテリ12の上限SOC以上になっている場合には、回生予測量Qを全て充電できないと判断し、バッテリ12からエンジン2への電力供給量を増加させて、回生発電に移行する前にバッテリ12のSOCを減らすことができる。したがって、ナビゲーションシステムなどの外部情報システムを設けずに簡易な構成で、モータ3の回生出力を効率よくバッテリ12に充電することができる。
また、回生発電量予測手段53により算出する回生予測量QとSOC検出手段11により算出されるバッテリ12のSOCとを合計した電力が、バッテリ12の上限SOC以上と判定され、なおかつ、SOC検出手段11により算出されるバッテリ12のSOCがバッテリ12の下限SOCの初期値となった場合に、バッテリ12の下限SOCを初期値から引き下げるように補正する下限残容量閾値補正手段54を有して構成した。
このように構成したため、予測される回生発電量Qとバッテリ12のSOCとを合計した電力が、バッテリ12の上限SOC以上になっており、かつ、バッテリ12のSOCが下限SOCの初期値となっている場合には、回生予測量Qを全て充電できないと判断し、バッテリ12の下限SOCを引き下げて、回生発電に移行する前にバッテリ12のSOCを減らすことができる。
また、下限SOCは、エンジン始動電力または補機系駆動電力に基づいて設定するようにした。
このように構成したため、エンジン2の始動電力や補機系の駆動電力のためにバッテリ12を利用する状況でなく、かつ、回生充電が期待できる場合には、バッテリ12の下限SOCを一時的に引き下げても問題がなく、より効率的に回生出力を利用することができる。
また、車両1の位置する標高hを取得する標高取得手段55を備え、回生発電量予測手段53は、標高取得手段55に基づいて回生予測量Qを予測するようにした。
このように構成したため、標高hに対する位置エネルギEpotに基づいて回生予測量Qを算出することができる。
また、降坂時の車速Vを取得する降坂時車速取得手段56を備え、回生発電量予測手段53は、標高取得手段55により取得される標高hおよび降坂時車速取得手段56により取得される車速Vに基づいて回生予測量Qを予測するようにした。
このように構成したため、標高hに対する位置エネルギEpotから、車速Vに対応する損失エネルギElossを減算することにより、回生予測量Qを精度よく算出することができる。
また、車両1の車速を検出する車速検出手段を備え、標高取得手段55は、車速検出手段により検出された車速Vおよび勾配角度算出手段51により算出された勾配角度Rに基づいて標高hを取得するようにした。
このように構成したため、車速検出手段により車速Vupを検出でき、その車速Vupと勾配角度Rとから標高hを確実に予測することができる。
さらに、バッテリ12の下限SOCを引き下げ補正した状態が所定期間維持されたら、バッテリ12の下限SOCを初期値に戻す下限閾値リセット手段57を有して構成した。
このように構成したため、下限閾値リセット手段57により一時的に補正したバッテリ12の下限SOCを初期値に戻すことができる。そのため、エンジン2および補機類を再始動可能な状態に復帰させることが可能になり、アイドルストップを実施して燃費を向上できる。
そして、電力供給量制御手段58は、登降坂判定手段52により降坂走行中と判断されたら、登坂時に予測した降坂時のバッテリ12のSOCが実現されるように、バッテリ12からモータ3への電力供給量を制御するようにした。
このように構成したため、降坂時に、予測したバッテリ12のSOCQと実際のバッテリ12のSOCとの間に差が生じた場合に、予測したバッテリ12のSOCに合うようにモータ3を制御する。したがって、モータ3の回生出力を効率よくバッテリ12に充電することができる。
尚、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な構造や数値などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態において、交通流判断および登降坂判断について設定した閾値は適宜変更してもよい。
また、本実施形態において1モータ型のハイブリッド車を用いて説明したが、2モータ型のハイブリッド車にも適用できる。なお、2モータ型のハイブリッド車とは、エンジン始動および発電用に用いるモータと、エンジンの動力を伝達可能な走行用モータとを備えたものである。
本発明の実施形態におけるハイブリッド車両の駆動系の概略構成図である。 本発明の実施形態におけるECUの概略構成図である。 本発明の実施形態における充電制御方法に関するメイン制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の実施形態における回生予測量算出のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の実施形態における渋滞時の勾配と車速の関係を示すマップである。 本発明の実施形態における高車速時の勾配と車速の関係を示すマップである。 本発明の実施形態における低/中車速時の勾配と車速の関係を示すマップである。 本発明の実施形態における降坂SOC補正処理のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の実施形態における車速と車両駆動力との関係を示すエネマネマップである。 本発明の実施形態におけるバッテリの充電制御方法に関してのタイミングチャートである。
符号の説明
1…ハイブリッド車両(車両) 2…エンジン(内燃機関) 3…モータ(電動機) 11…SOC検出手段(残容量検出手段) 12…バッテリ(蓄電装置) 51…勾配角度算出手段 52…登降坂判定手段 53…回生発電量予測手段 54…下限残容量閾値補正手段 55…標高取得手段 56…降坂時車速取得手段 57…下限閾値リセット手段 58…電力供給量制御手段 Q…回生予測量(回生発電量) R…勾配角度 h…標高 Vup…登坂車速 V…降坂時の車速 θup…登坂勾配

Claims (6)

  1. 車両の駆動力を発生する駆動源に内燃機関と電動機とを備え、該電動機へ電力を供給または前記電動機からの電力を充電する蓄電装置を備えたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記蓄電装置の残容量を検出する残容量検出手段と、
    走行道路の勾配角度を算出する勾配角度算出手段と、
    該勾配角度算出手段により算出される勾配角度から登降坂を判定する登降坂判定手段と、
    該登降坂判定手段により登坂と判定された際に、次の降坂時に回生発電する電力量を予測する回生発電量予測手段と、
    該回生発電量予測手段により算出する回生発電量と前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量とを合計した電力が、前記蓄電装置の上限残容量以上と判定され、なおかつ、前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量が前記蓄電装置の下限残容量閾値の初期値となった場合に、前記蓄電装置の下限残容量閾値を前記初期値から引き下げるように補正する下限残容量閾値補正手段と、
    前記車両の車速を検出する車速検出手段と、
    前記車両の位置する標高を取得する標高取得手段と、
    降坂時の車速を取得する降坂時車速取得手段と、を備え、
    前記標高取得手段は、前記車速検出手段により検出された車速および前記勾配角度算出手段により算出された勾配角度に基づいて標高を取得し、
    前記回生発電量予測手段は、前記標高取得手段により取得される標高および前記降坂時車速取得手段により取得される車速に基づいて回生発電量を予測するように構成され、
    前記降坂時車速取得手段は、前記車両の登坂時の車速に対応した前記勾配角度と降坂基準車速との関係を示すマップを予め備えられており、該マップに基づいて前記降坂基準車速を算出するとともに前記車両の登坂時の車速に応じて車速補正量を算出し、前記降坂基準車速と前記車速補正量とを加算することで前記降坂時の車速を算出することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記車両が、渋滞中であるか、高車速で走行中か、それ以外の低/中車速で走行中のいずれであるかを判断する交通流判定手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記車両の車速と駆動力との関係を示すエネマネマップと、
    前記回生発電量予測手段により算出する回生発電量と前記残容量検出手段により算出される前記蓄電装置の残容量とを合計した電力が、前記蓄電装置の上限残容量以上と判定された際に、前記蓄電装置から前記電動機への電力供給量を増加させる電力供給量制御手段と、を備え、
    前記電力供給量制御手段は、前記登降坂判定手段により降坂走行中と判断されたら、登坂時に予測した降坂時の前記蓄電装置の残容量が実現されるように、前記登坂時に予測した前記蓄電装置の残容量と、現状の前記蓄電装置の残容量との差の絶対値を求め、その値が予め設定された所定値より大きい場合には、前記絶対値が小さくなるように前記エネマネマップを補正し、
    前記蓄電装置から前記電動機への電力供給量を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 前記蓄電装置の下限残容量閾値を引き下げ補正した状態が所定期間維持されたら、前記蓄電装置の下限残容量閾値を前記初期値に戻す下限閾値リセット手段を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 前記下限閾値リセット手段は、前記車両が平坦路走行中と判断された場合に、前記蓄電装置の下限残容量閾値が補正されているか否かを判定し、
    該下限残容量閾値が補正されている場合であって、平坦路走行距離積算値が予め設定された所定値より大きい場合には、前記下限残容量閾値を前記初期値に戻すことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記下限残容量閾値は、エンジン始動電力または補機系駆動電力に基づいて設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御装置。
JP2007261173A 2007-10-04 2007-10-04 ハイブリッド車両の制御装置 Expired - Fee Related JP4909863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007261173A JP4909863B2 (ja) 2007-10-04 2007-10-04 ハイブリッド車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007261173A JP4909863B2 (ja) 2007-10-04 2007-10-04 ハイブリッド車両の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009090735A JP2009090735A (ja) 2009-04-30
JP4909863B2 true JP4909863B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=40663163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007261173A Expired - Fee Related JP4909863B2 (ja) 2007-10-04 2007-10-04 ハイブリッド車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909863B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102725187A (zh) * 2010-01-29 2012-10-10 丰田自动车株式会社 车辆控制装置
JP5499872B2 (ja) * 2010-04-21 2014-05-21 ソニー株式会社 バッテリー制御装置、バッテリー制御方法及びプログラム
JP2012070554A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Ihi Corp 乗用型芝刈り車両及びその制御方法
JP5048824B2 (ja) * 2010-10-25 2012-10-17 三菱電機株式会社 車両用発電制御装置
US9114726B2 (en) * 2011-11-04 2015-08-25 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle and method for controlling vehicle
JP5992604B2 (ja) * 2012-05-08 2016-09-14 ボルボ ラストバグナー アーベー ハイブリッド電気車両のエネルギー管理システムおよび燃料節約方法
JP5998965B2 (ja) * 2013-01-31 2016-09-28 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用制御装置
JP2015013517A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 本田技研工業株式会社 車両の制御装置
CN104417544B (zh) 2013-09-09 2017-08-22 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车的控制系统和控制方法
CN104417557B (zh) 2013-09-09 2017-07-04 比亚迪股份有限公司 一种车辆的滑行回馈控制系统及其控制方法
CN104417346B (zh) 2013-09-09 2017-04-12 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车的控制系统和控制方法
CN104417347B (zh) 2013-09-09 2017-08-04 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车的控制系统和控制方法
CN104417554B (zh) 2013-09-09 2018-03-13 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其的巡航控制方法
CN104417543B (zh) 2013-09-09 2017-08-22 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车的控制系统和控制方法
WO2015037042A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 日産自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP6448446B2 (ja) * 2015-04-06 2019-01-09 三菱電機株式会社 車両の制御装置
US9702718B2 (en) 2015-05-08 2017-07-11 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for improving energy efficiency of a vehicle based on route prediction
JP6269641B2 (ja) 2015-11-19 2018-01-31 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP6686384B2 (ja) * 2015-11-20 2020-04-22 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両の回生電力量制御システム、ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の回生電力量制御方法
JP2017103941A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 三菱自動車工業株式会社 充電量算出装置
JP6596480B2 (ja) * 2017-11-29 2019-10-23 本田技研工業株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP2019119395A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 トヨタ自動車株式会社 制御装置
JP7122186B2 (ja) 2018-07-13 2022-08-19 日野自動車株式会社 モーター制御装置
KR20200054512A (ko) * 2018-11-12 2020-05-20 현대자동차주식회사 친환경 차량의 제동 제어 시스템 및 방법
CN113631414A (zh) * 2019-02-27 2021-11-09 沃尔沃建筑设备公司 用于表面压实机的自动化动力管理系统
JP2021037825A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社デンソーテン 制御装置および制御方法
CN111674265B (zh) * 2020-05-21 2023-05-23 中国汽车技术研究中心有限公司 一种电动自动驾驶汽车制动能量监控装置及方法
DE102020118922A1 (de) 2020-07-17 2022-01-20 Audi Aktiengesellschaft Verfahren zum Laden eines elektrischen Traktionsenergiespeichers eines Kraftfahrzeugs mittels einer Ladestation, Kraftfahrzeug und Ladestation

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3463514B2 (ja) * 1997-06-16 2003-11-05 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド電気自動車の発電機制御装置
JP2001169408A (ja) * 1999-12-03 2001-06-22 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置
JP2005151721A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nissan Motor Co Ltd 車両の制御装置
JP4100335B2 (ja) * 2003-11-28 2008-06-11 株式会社エクォス・リサーチ 駆動制御装置、及びハイブリッド車両
JP2006094628A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009090735A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4909863B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US9758153B2 (en) Hybrid vehicle control apparatus
KR101655609B1 (ko) 하이브리드 자동차의 배터리 충전 상태 제어 장치 및 방법
JP4506881B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US8340849B2 (en) Hybrid vehicle controller
JP3654048B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP4930446B2 (ja) 車両走行制御装置
JP5010378B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2001169408A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP2010279108A (ja) 電動車両のバッテリ充電制御装置
JP2007186045A (ja) ハイブリッド車両の運行制御システム
WO2012144061A1 (ja) 車両および車両用制御方法
JP2000324609A (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3778206B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP4200995B2 (ja) 自動車およびその制御方法
JP2009274610A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP6435789B2 (ja) ハイブリッド駆動車両の出力制御装置
KR20200137061A (ko) 차량의 크립 주행 제어 시스템 및 그 방법
JP5104541B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5780041B2 (ja) 車両用制御装置
JP7139740B2 (ja) 車両の制御装置、及び車両
JP3912362B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
CN108290571B (zh) 混合动力车辆的再生电力量控制系统、车辆及控制方法
JP2016217851A (ja) 車両質量推定装置および車両質量推定方法
JP7314894B2 (ja) 車両走行ルート指示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4909863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees