JP4909622B2 - 研削装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研削装置の制御方法に関するものである。
IC,LSI等のデバイスが複数形成されるシリコン等のウエーハは、インゴットから所定の厚みで切り出され、その後、研削装置によって表裏面が研削される。
ウエーハを研削する研削装置は、ウエーハを保持し回転可能なチャックテーブルと、チャックテーブルに保持されたウエーハを研削する研削砥石が回転可能に装着された研削手段と、研削手段を研削送りする研削送り手段と、チャックテーブルに保持されたウエーハの研削面に作用し、ウエーハの厚さを検出する検出手段と、を備えて構成され、ウエーハの厚さを検出手段で監視しつつ設定送り速度で研削手段を研削送りし、検出手段で検出されるウエーハの厚さが所望の厚さに達したら研削送りを停止させることで、ウエーハを所望の厚さに仕上げることができる。
ここで、従来は、研削手段の研削送り速度によらず、ある一定のサンプリング平均値データ間隔でウエーハ厚みの平均値を算出するようにしていた。例えば、ウエーハの厚さを検出する検出手段は、インプロセスゲージを用いて、60μ秒毎に70回厚さ情報を検出して70回分の平均値を算出し、算出された平均値によって研削手段を管理するようにしている。換言すると、0.0042秒間に70回ウエーハの厚さを検出してその平均値を算出し、算出された平均値をウエーハの所望の厚さと比較する作業を0.0042秒間隔で常時行っている。したがって、例えばチャックテーブルの回転速度が30rpmの場合には、0.76度刻みでウエーハの厚さの平均値を算出して研削手段を管理している。
特開2000−354962号公報
しかしながら、上述したような従来のものは、ウエーハの厚さを0.76度の極めて短い回転角度の範囲内でサンプリングを行って平均値を算出しているため、該0.76度内のウエーハのサンプリング領域中に例えば部分的に比較的深い傷による窪みがあった場合、窪み部分の厚さデータが平均値に大きく影響するため、窪みを含む当該サンプリング領域をサンプリングして平均した平均値が激減してしまう。この結果、所望の厚さに達していないにも拘らず、検出手段は窪みに起因して激減した平均値によって所望の厚さに達したものと誤認し、研削送り手段を停止しウエーハに対する研削を終了してしまう不具合がある。削りカス等のゴミがある場合も算出されるウエーハ厚みの平均値に悪影響を及ぼす。つまり、極めて短いサンプリング領域内で平均化されて誤差の大きい不安定な平均値のデータで研削送りを止めたりするため、研削仕上がりの厚み精度が悪くなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ウエーハの研削面に窪み、ゴミなどによる部分的な凹凸があったとしても算出されるウエーハ厚みの平均値への影響を軽減して研削厚さが所望の厚さとなるように研削送りを適正に制御することができる研削装置の制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る研削装置の制御方法は、ウエーハを保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された前記ウエーハを研削する研削砥石が回転可能に装着された研削手段と、該研削手段を研削送りする研削送り手段と、前記チャックテーブルに保持された前記ウエーハの研削面に作用し、該ウエーハの厚さを検出する検出手段と、を備える研削装置の制御方法であって、ウエーハ厚みの平均値データ出力間隔をA(秒)とし、前記検出手段が前記平均値データ出力間隔Aの間に前記研削面に作用する円弧状軌跡上での移動距離をD(mm)とし、前記ウエーハの仕上がり厚さの許容値をα(μm)とし、前記研削手段の研削送り速度をβ(μm/秒)とした場合、前記移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、前記平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たすように設定された該平均値データ出力間隔Aで、前記検出手段が前記ウエーハの厚さ情報を複数回検出して平均値を算出し、該平均値が前記ウエーハの所望の仕上がり厚さに達した際、前記研削送り手段を停止し該ウエーハに対する研削を終了し、前記所定の下限値Dthは、6mmであることを特徴とする。
また、本発明に係る研削装置の制御方法は、上記発明において、前記平均値データ出力間隔Aが2種類以上設定されたタイミングテーブルを有し、前記研削送り速度βによって前記タイミングテーブルから対応する平均値データ出力間隔Aが選定されることを特徴とする。
本発明に係る研削装置の制御方法によれば、検出手段が平均値データ出力間隔Aの間に研削面に作用する円弧状軌跡上での移動距離をD(mm)とし、ウエーハの仕上がり厚さの許容値をα(μm)とし、研削手段の研削送り速度をβ(μm/秒)とした場合、移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たすように設定された平均値データ出力間隔Aで、検出手段がウエーハの厚さ情報を複数回検出して平均値を算出し、算出された平均値に基づいて研削送り手段を制御するようにしたので、平均値データ出力間隔Aの間では十分な移動距離Dについて複数の厚さ情報を検出して平均値を算出することができ、よって、ウエーハの研削面に窪み、ゴミ等による部分的な凹凸があったとしても算出されるウエーハ厚みの平均値への影響を軽減させ、研削厚さが所望の厚さとなるように研削送りを適正に制御することができるという効果を奏する。また、平均値データ出力間隔Aを長くして移動距離Dを長くするほど、部分的な凹凸の平均値への影響を一層軽減させることができるが、平均値データ出力間隔Aは、α/βより小さいので、研削仕上がり厚さが許容値αを超えないように制御することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る研削装置の制御方法によれば、所定の下限値Dthを実験データ等に基づき6mmとしているので、ウエーハの研削面に部分的な凹凸があったとしても算出されるウエーハ厚みの平均値への影響を確実に軽減させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る研削装置の制御方法によれば、移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たす範囲内で、それぞれの研削送り速度βを考慮した平均値データ出力間隔Aを予めタイミングテーブルに設定しておくことにより、研削に際してオペレータが所望の研削送り速度βを入力すればタイミングテーブルからその研削送り速度βに対応する平均値データ出力間隔Aを自動的に選定して検出手段に設定することができ、研削条件によってオペレータが設定する研削手段の研削送り速度βに伴ってその研削送り速度βに対応した平均値データ出力間隔Aで適正に制御できるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態である研削装置の制御方法について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の制御方法が適用される研削装置の一例を示す外観斜視図であり、図2は、チャックテーブル付近を拡大して示す斜視図である。研削装置10は、ウエーハWを保持し回転可能なチャックテーブル11と、チャックテーブル11に保持されたウエーハWを研削する研削砥石24が回転可能に装着された研削手段20と、研削手段20を研削送りする研削送り手段30と、チャックテーブル11に保持されたウエーハWの研削面Waに作用し、ウエーハWの厚さを検出する検出手段40と、を備える。
まず、チャックテーブル11は、図示しない駆動源に連結されて回転可能である。また、チャックテーブル11は、ボールネジ、ナット、パルスモータ等による送り機構によってX軸方向に移動可能に設けられている。
また、研削手段20は、ハウジング21と、ハウジング21の下端に回転自在に装着されたホイールマウント22にボルト22aによって装着された研削ホイール23と、研削ホイール23の下面に円環状に固着された研削砥石24と、ハウジング21の上端に装着されてホイールマウント22を回転させるサーボモータ25と、ハウジング21を装着した移動基台26と、を備える。移動基台26は、被案内レール261を有し、この被案内レール261をハウジング12の支持板13に設けられた案内レール14に移動可能に嵌合することにより研削手段20が上下方向(Z軸方向)に移動可能に支持される。
また、研削送り手段30は、研削手段20の移動基台26を案内レール14に沿って移動させることで研削砥石24をZ軸方向に研削送りするためのものである。研削送り手段30は、支持板13に案内レール14と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド301と、雄ねじロッド301を回転駆動するためのパルスモータ302と、移動基台26に装着され雄ねじロッド301と螺合する雌ねじブロック(図示せず)と、を備える。このような研削送り手段30は、パルスモータ302を正転駆動すると研削手段20を垂直な方向(Z軸方向)に下降させることで、研削手段20をチャックテーブル11に保持されたウエーハWの研削面Waに対して接近させ、さらに所定の研削送り速度で研削送りを行うことで研削手段20によるウエーハWの研削を実行させる。パルスモータ302を逆転駆動すると研削手段20を垂直な方向(Z軸方向)に上昇させることで、研削手段20をチャックテーブル11に保持されたウエーハWから離反させる。
さらに、検出手段40は、インプロセスゲージによるもので、図2に拡大して示すように、チャックテーブル11の保持面に接触してその高さを検出する第一の高さ検出センサ41と、チャックテーブル11に保持されたウエーハWの研削面Wa上の所定半径位置に接触してその高さを検出する第二の高さ検出センサ42とを有する触針式センサであり、第一、第二の高さ検出センサ41,42によりそれぞれ検出された高さの差によってウエーハWの厚さを検出する。ここで、研削中のウエーハWの厚さを検出するインプロセスゲージによる検出手段40は、ウエーハWの厚さ検出動作として、所定のサンプリング時間毎に所定のサンプリング回数のサンプリングを行い、サンプリング時間×サンプリング回数により規定される平均値データ出力間隔でサンプリング回数分のウエーハ厚みの平均値を算出し、算出された平均値を平均値データ出力間隔毎に後述の制御手段に対してウエーハ厚さ情報として出力する機能を有する。
さらに、本実施の形態の研削装置10は、図3に示すように、検出手段40等からのウエーハ厚さ情報に基づいて研削手段20、研削送り手段30等の動作を制御する制御手段50を備える。制御手段50は、制御プログラムに従って演算処理するCPU51と、制御プログラム等を格納するROM52と、後述するタイミングテーブル53aを含み演算結果等を読み書き自在に格納するRAM53と、入力インターフェース54と、出力インターフェース55とを備える。
ここで、入力インターフェース54には、検出手段40が接続されており、検出手段40におけるサンプリング動作に伴い平均値データ出力間隔毎に出力される平均値によるウエーハ厚さ情報の取り込みが可能とされている。また、CPU51は、検出手段40に対して平均値データ出力間隔等のサンプリング動作の条件設定が可能とされている。また、入力インターフェース54には、オペレータがウエーハWの所望の仕上がり厚さ、研削送り速度等のデータを入力するための入力手段56も接続されている。また、出力インターフェース55には、研削手段20用のサーボモータ25や、研削送り手段30用のパルスモータ302が接続されており、これらのモータ25,302に対して制御信号を出力する。
これにより、制御手段50は、概略的には、チャックテーブル11上に保持されて研削対象となるウエーハWの研削面Waの厚さをサンプリングして平均値データ出力間隔毎に平均値を算出する検出手段40から該平均値を平均値データ出力間隔毎に取得するとともに、研削送り手段30を制御して設定された所定の研削送りで研削手段20を研削送りし、検出手段40で検出され算出されたウエーハ厚さの平均値が所望のウエーハ厚さに達した際、研削送り手段30を停止しウエーハWに対する研削を終了させることで、ウエーハWを所望の厚さに仕上げるように制御する。
ここで、本実施の形態の研削装置10の制御方法は、ウエーハWの厚さを検出する検出手段40の平均値データ出力間隔についての適正条件を見出し、適正条件に従い最適化された平均値データ出力間隔を適用することで、ウエーハW上に部分的に凹凸があっても平均値データ出力間隔毎に算出されるウエーハ厚みの平均値に対する影響を軽減させて、ウエーハWの厚さを誤認しないようにした点を特徴とする。また、本実施の形態の研削装置10の制御方法は、平均値データ出力間隔を一つのある一定値とはせず、研削条件によって研削手段20の研削送り速度が変更されることから、研削手段20の研削送り速度を考慮した平均値データ出力間隔を設定しておき研削送り速度によって選定するようにした点を特徴とする。検出手段40の平均値データ出力間隔の適正化について、従来方式と比較しつつ、図4を参照して説明する。
図4は、本実施の形態方式とともに従来方式を含めたウエーハ厚みの平均値を算出するためのサンプリング動作例を示す模式図である。ここで、研削対象となるウエーハWは、直径300mmであり、チャックテーブル11とともに例えば30rpmの回転速度で回転されるものとする。また、研削砥石24は、サーボモータ25によって5000rpmの高速回転速度で回転されるものとする。さらに、検出手段40中の第二の高さ検出センサ42は、所定半径位置として半径130mmの位置でウエーハWの研削面Waに作用してその円弧状軌跡L(円弧状軌跡Lの直径は260mmとなる)上で高さを検出するものとする。
まず、従来方式の場合、前述したように、平均値データ出力間隔A´=0.0042秒毎にウエーハ厚みの平均値を算出しており、チャックテーブルの回転速度が30rpmの場合には、約0.76度刻みでウエーハの厚さの平均値を算出していることとなる。この0.76度は、図4中の左側に示すように、円弧状軌跡L上での移動距離D´に換算すると、D´≒1.7mmとなる。ウエーハWの厚さを平均値データ出力間隔A´=0.0042秒に対応するD´≒1.7mmなる短い距離毎に平均値を算出しているため、移動距離D´≒1.7mm中に凹凸、例えば部分的に比較的深い傷による窪み60があった場合、窪み60部分の厚さデータが平均値に大きく影響するため、窪み60を含む当該移動距離D´を平均値データ出力間隔A´としてサンプリングして平均した平均値が激減してしまう。この結果、目標値(所望の厚さ)に達していないにも拘らず、検出手段は窪み60に起因して激減した平均値によって所望の厚さに達したものと誤認し、研削送り手段を停止しウエーハWに対する研削を終了してしまう。例えば、目標値が100μmであり、現実の研削厚さが101μmである場合において、10μmの窪み60が存在することにより、平均値が目標値100μmに達してしまった場合には、現実の研削厚さが101μmであっても研削を終了してしまう。
これに対して、本実施の形態では、ウエーハ厚みの平均値データ出力間隔をA(秒)とし、検出手段40の第二の高さ検出センサ42が平均値データ出力間隔Aの間に研削面Waに作用する円弧状軌跡L上での移動距離をD(mm)とし、ウエーハWの仕上がり厚さの許容値をα(μm)とし、研削手段20の研削送り速度をβ(μm/秒)とした場合、移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たすように適正化されて設定された平均値データ出力間隔Aを用いることで、ウエーハWの研削面Waに窪み、ゴミ等による部分的な凹凸があったとしても算出される平均値への影響を軽減させることができるようにしたものである。検出手段40は、このように適正化された平均値データ出力間隔A(秒)で、ウエーハWの厚さ情報を複数回検出して平均値を算出し、算出された平均値を制御手段50に対して出力する。
ここで、本実施の形態の平均値データ出力間隔Aの適正条件について説明する。まず、平均値データ出力間隔Aは、長ければ長いほど、窪み60等による平均値への影響を減らすことができる。ところが、平均値データ出力間隔Aが長すぎると、ウエーハ厚みのサンプリング結果としての平均値が制御手段50に出力される前に研削手段20が研削送り手段30によって仕上がり厚さの許容値αを超えて研削送りされてしまい、仕上がり厚さが許容値αの範囲内に収まらなくなってしまう。そこで、本実施の形態では、平均値データ出力間隔Aがα/βよりも小さいという上限条件を満たすことで、研削仕上がり厚さが許容値αを超えないようにしている。
なお、本実施の形態では、許容値αは、例えばα=0.5μmとして設定されている。また、研削送り速度βは、研削条件によって異なり、粗い研削ほど研削送り速度βは速くなり、丁寧な研削仕上げを要する場合には研削送り速度βは遅くなる。このような研削送り速度βは、本実施の形態においては、0.2μm/秒≦β≦5μm/秒の範囲内で研削条件に応じてオペレータによって設定されるが、粗研削時には例えばβ=5μm/秒の如く設定され、仕上げ研削時には例えばβ=0.3μm/秒の如く設定される。
また、第二の高さ検出センサ42がサンプリング動作を行う平均値データ出力間隔Aの間に研削面Waに作用する円弧状軌跡L上での移動距離Dは、第二の高さ検出センサ42の半径位置が半径130mmであり、チャックテーブル11の回転速度が30rpmであるので、D=平均値データ出力間隔A(秒)×(30rpm/60秒)×260mm×πである。ここで、移動距離Dは、第二の高さ検出センサ42が作用する半径位置、回転速度とともに平均値データ出力間隔Aに依存して変化するものであるが、本実施の形態では、ウエーハWの研削面Waに部分的な凹凸があったとしても平均値データ出力間隔A毎に算出される平均値への影響を軽減させ得る円弧状軌跡L上での移動距離Dの下限値Dthを見出し、円弧状軌跡L上での移動距離Dが所定の下限値Dthより大きくなることを満たすように設定された平均値データ出力間隔Aを用いるようにしたものである。円弧状軌跡L上での移動距離Dの下限値Dthは、例えばウエーハWの研削面Wa上に部分的に生じ得る凹凸の大きさ、形状等を特定した実験結果等により特定可能である。
本発明者の実験結果等によれば、α/βより小さい範囲内の平均値データ出力間隔Aとしては、第二の高さ検出センサ42が該平均値データ出力間隔Aの間に研削面Waに作用する円弧状軌跡L上での移動距離Dが、最低6mmとなる長さに対応する時間間隔であれば、ウエーハW上に部分的な窪み60が存在していたとしても平均値データ出力間隔A内で算出される平均値が許容誤差の範囲内に収まることが確認されている。
ここで、所定の下限値Dthを、例えばDth=6mmとして見出した実験例について説明する。図5−1は、実験に使用したウエーハWを示す概略平面図であり、図5−2は、その一部を拡大した断面図である。まず、実験に使用したウエーハWは、シリコンウエーハであり、厚み(実測値)100.5μm、直径300mmのものであり、このようなウエーハWの研削面Waに、図5−1に示すように、放射状に傷61を数箇所入れる。ここで、図5−2に示すように、このような傷61により生じた最大の窪み60の幅を200μm、深さを10μmとした。このような傷61および凹み60は、経験上想定される最大の溝幅を想定したものである。また、適用する研削装置10の条件としては、チャックテーブル11の回転数は30rpmとし、インプロセスゲージを用いた検出手段40の第二の高さ検出センサ42の検出位置は半径130mmとし、サンプル回数は100回とし、サンプル数は100個とし、研削仕上がり厚さの目標値は100μmとし、その仕上がり厚さの許容値α=0.5μmとした。
このような条件下で、円弧状軌跡L上での移動距離Dが2mmから16mmまで2mm刻みで増加するように平均値データ出力間隔Aを、0.0049秒から0.0392秒まで0.0049秒刻みで増加させた場合の移動距離D毎に、検出手段40で100回サンプリングを行って平均値を算出する実験をサンプル数100個について行い、移動距離D毎に検出手段40から得られた平均値の最低値を調べたところ、図6に示すような結果が得られたものである。図7は、図6の実験結果に基づき、移動距離Dと検出手段40の最低値との関係を近似値グラフで示したものである。
図6および図7に示す実験結果によれば、円弧状軌跡L上での移動距離Dは、6mm以上であれば、ウエーハ厚みの実測値が100.5μmの場合に目標値100μmに達したと誤認しないので、本実施の形態では、下限値Dth=6mmとしたものである。
本実施の形態では、平均値データ出力間隔Aに関する上記の条件を考慮し、かつ、研削送り速度βが速度に応じて0.2≦β<1,1≦β<4,4≦β≦5の3つのグループにグループ分けされ、各グループの研削送り速度βによって平均値データ出力間隔Aとサンプリング回数Nとの組合せが設定され、平均値データ出力間隔Aとサンプリング回数Nとに関する情報としてRAM53中のタイミングテーブル53aに予め格納されている。ここで、研削に際してオペレータが入力手段56によって所望の研削送り速度βを入力すると、入力された研削送り速度βが属するグループに対応する平均値データ出力間隔Aとサンプリング回数Nとの組合せが制御手段50によってタイミングテーブル53a中から自動的に選定され、選定された平均値データ出力間隔Aとサンプリング回数Nとが検出手段40にサンプリング条件として設定される。
図5は、本実施の形態のタイミングテーブル53aの設定例を示す説明図である。まず、サンプリング回数Nは、サンプリング回数が少ないとサンプリング精度が低下するため、例えば100回以上サンプリングを行う条件に設定され、ここでは、一律にN=100回として設定されている。また、平均値データ出力間隔A(秒)は、研削送り速度βが4≦β≦5の場合には0.08秒、研削送り速度βが1≦β<4の場合には0.1秒、研削送り速度βが0.2≦β<1の場合には0.4秒となるように設定されている。これにより、サンプリング時間S(秒)は、研削送り速度βが4≦β≦5の場合には0.0008秒、研削送り速度βが1≦β<4の場合には0.001秒、研削送り速度βが0.2≦β<1の場合には0.004秒となる。ここで、研削送り速度βの違いにより、異なる平均値データ出力間隔Aに設定したのは、例えば、β=5μm/秒のように粗研削での研削送り速度βが速い場合には、ある程度短い平均値データ出力間隔Aで平均値データを出力して研削送りを制御させる必要がある一方、例えば、0.3μm/秒のように仕上げ研削での研削送り速度βが遅い場合には、研削送り速度βが速い場合と同じ平均値データ出力間隔Aを用いるよりも、平均値データ出力間隔Aを長めとした方が平均値データの安定化に有利となるためである。
ここで、このようなサンプリング動作に関する設定内容の意味について、従来例と対比しつつ説明する。図9は、設定内容の意味を説明するための数値例を示す説明図である。ここでは、グループ分けされた研削送り速度βの各グループの代表例として、β=0.3μm/秒,3μm/秒,5μm/秒の場合を示している。まず、平均値データ出力間隔Aの間に検出手段40が研削面Waに作用する円弧状軌跡L上での移動距離D(mm)に関して、β=5μm/秒の場合にはD≒32.7mmであり、β=3μm/秒の場合にはD≒40.8mmであり、β=0.3μm/秒の場合にはD≒163.3mmであり、いずれも下限値Dth=6mmよりも大きくて、十分なサンプリング領域が確保されている。従来は、研削送り速度βに関係なく、移動距離D´≒1.7mmなる極めて短い一定値である。
また、例えば、β=5μm/秒の場合にはα/β=0.100秒であり、β=3μm/秒の場合にはα/β≒0.167秒であり、β=0.3μm/秒の場合にはα/β≒1.667秒であり、それぞれの研削送り速度βに対応する平均値データ出力間隔A=0.08秒,0.1秒,0.4秒は、いずれも平均値データ出力間隔Aがα/βよりも小さいという条件を満たしており、研削仕上がり厚さが許容値αを超えることはない。
ここで、平均値データ出力間隔Aは、α/βよりも小さいという制約を受けるが、なるべくα/βに近い値に設定されることが好ましい。本実施の形態では、研削送り速度βの速度に応じたグループ単位で共通に設定されているため、平均値データ出力間隔Aは、各グループ内で最も速い研削送り速度βに対応するα/βに対して80%以上となるように設定されたものである。すなわち、A=0.08秒はグループ内で最も速い研削送り速度β=5の場合のα/β=0.1秒に対して80%の値として設定され、A=0.1秒はグループ内で最も速い研削送り速度β=4の場合のα/β=0.125秒に対して80%の値として設定され、A=0.4秒はグループ内で最も速い研削送り速度β=1の場合のα/β=0.5秒に対して80%の値として設定されたものである。
このような設定条件下で、制御手段50により実行される研削装置10の制御方法について、図10を参照して説明する。図10は、制御方法の一例を示す概略フローチャートである。研削動作に先立ち、制御手段50は、オペレータによって入力手段56から入力される所望のウエーハ厚さtの情報を取得し(ステップS1)、さらに、オペレータによって入力手段56から入力される所望の研削送り速度βの情報を取得する(ステップS2)。そして、制御手段50は、RAM53中のタイミングテーブル53aから、入力された所望の研削送り速度βが属するグループに対応する平均値データ出力間隔Aおよびサンプリング回数Nの組に関する情報を自動的に選定し、選定されたサンプリング条件に従うように検出手段40のサンプリング動作の条件を設定する(ステップS3)。これにより、選定された平均値データ出力間隔Aに対応するサンプリング時間Sも確定する。
この後、研削送り手段30を動作させて研削手段20をチャックテーブル11上のウエーハWに向けて研削送りする(ステップS4)。そして、研削砥石24がウエーハWの研削面Waに接触したら(ステップS5;Yes)、研削送り手段30によって研削手段20を入力された所定の研削送り速度βで研削送りをしながら、研削砥石24によってウエーハWの研削面Waの研削動作を行わせる。このような研削送り、研削動作に並行して、検出手段40は、平均値データ出力間隔Aに基づき特定されたサンプリング時間S毎にウエーハWの厚さを検出するサンプリング動作をサンプリング回数N回分行い、N回検出した時点の平均値データ出力間隔Aで、N回分の平均値を算出する動作を繰返し行う。そこで、制御手段50は、平均値データ出力間隔Aが経過する毎に(ステップS7;Yes)、検出手段40が算出したウエーハ厚さの平均値の情報を取得する(ステップS8)。そして、取得した平均値が所望のウエーハ厚さtに達しているか否かを判定し(ステップS9)、所望のウエーハ厚さtに達していなければ(ステップS9;No)、所定の研削送り速度βでの研削送りおよび研削動作を継続する(ステップS6)。一方、取得した平均値が所望のウエーハ厚さtに達した際(ステップS9;Yes)、研削送り手段30を停止させることで研削手段20の研削送りを停止させるとともにウエーハWに対する研削を終了させ(ステップS10)、研削送り手段30を逆転駆動させて研削砥石24をウエーハWから離反した元の位置に戻す(ステップS11)。
上述したように、本実施の形態によれば、予めタイミングテーブル53aに設定されている平均値データ出力間隔Aで検出手段40がウエーハWの厚さ情報を複数回検出して平均値を算出し、算出された平均値に基づいて研削送り手段30を制御するようにしたので、ウエーハW上に生じ得る部分的な凹凸、例えば窪み60の影響を極力受けないように適正化された平均値データ出力間隔A毎に適正にウエーハ厚みの平均値を算出することができ、よって、ウエーハW上に部分的な凹凸があったとしても、ウエーハW全体の研削厚さが所望の厚さtとなるように研削送りを適正に制御することができる。
また、本実施の形態によれば、移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たす範囲内で、それぞれの研削送り速度βを考慮した平均値データ出力間隔Aを予めタイミングテーブル53aに設定しておくことにより、研削に際してオペレータが所望の研削送り速度βを入力すればタイミングテーブル53aからその研削送り速度βに対応する平均値データ出力間隔Aを自動的に選定して検出手段40に設定することができ、研削条件によって研削手段20の研削送り速度βに伴ってその研削送り速度βに対応する平均値データ出力間隔Aで適正に制御することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、本実施の形態では、平均値データ出力間隔Aに関する情報を直接的にタイミングテーブル53aに格納しておくようにしたが、サンプリング時間Sとサンプリング回数Nとの組合せによる間接的な情報としてタイミングテーブル53aに格納しておくようにしてもよい。
また、本実施の形態は、研削送り速度βを速度に応じて3つのグループに分けたが、さらに細分化してグループ分けするようにしてもよい。また、本実施の形態は、仕上がり厚さの許容値α=0.5μm、ウエーハWの直径300mm、チャックテーブル11の回転速度30rpm、第二の高さ検出センサ42が検出する半径位置130mmの場合への適用例として説明したが、このような数値例の場合への適用例に限られないのはもちろんである。
本実施の形態の制御方法が適用される研削装置の一例を示す外観斜視図である。 チャックテーブル付近を拡大して示す斜視図である。 制御手段等の構成例を示す概略ブロック図である。 本実施の形態方式とともに従来方式を含めてサンプリング動作例を示す模式図である。 実験に使用したウエーハWを示す概略平面図である。 図5−1の一部を拡大して断面図である。 実験結果を示す説明図である。 図6の実験結果に基づき、移動距離と検出手段の最低値との関係を近似値グラフで示した説明図である。 タイミングテーブルの設定例を示す説明図である。 設定内容の意味を説明するための数値例を示す説明図である。 制御方法の一例を示す概略フローチャートである。
符号の説明
11 チャックテーブル
20 研削手段
24 研削砥石
30 研削送り手段
40 検出手段
60 凹み
A 平均値データ出力間隔
D 移動距離
L 円弧状軌跡
W ウエーハ
Wa 研削面

Claims (2)

  1. ウエーハを保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された前記ウエーハを研削する研削砥石が回転可能に装着された研削手段と、該研削手段を研削送りする研削送り手段と、前記チャックテーブルに保持された前記ウエーハの研削面に作用し、該ウエーハの厚さを検出する検出手段と、を備える研削装置の制御方法であって、
    ウエーハ厚みの平均値データ出力間隔をA(秒)とし、前記検出手段が前記平均値データ出力間隔Aの間に前記研削面に作用する円弧状軌跡上での移動距離をD(mm)とし、前記ウエーハの仕上がり厚さの許容値をα(μm)とし、前記研削手段の研削送り速度をβ(μm/秒)とした場合、前記移動距離Dは所定の下限値Dthより大きく、前記平均値データ出力間隔Aはα/βより小さいことを満たすように設定された該平均値データ出力間隔Aで、前記検出手段が前記ウエーハの厚さ情報を複数回検出して平均値を算出し、該平均値が前記ウエーハの所望の仕上がり厚さに達した際、前記研削送り手段を停止し該ウエーハに対する研削を終了し、
    前記所定の下限値Dthは、6mmであることを特徴とする研削装置の制御方法。
  2. 前記平均値データ出力間隔Aが2種類以上設定されたタイミングテーブルを有し、前記研削送り速度βによって前記タイミングテーブルから対応する平均値データ出力間隔Aが選定されることを特徴とする請求項1に記載の研削装置の制御方法。
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