JP4908929B2 - カーブベルトコンベヤ - Google Patents
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しかし、その反面、駆動ローラ及びピンチローラはベルトと線接触であるため、油、水、粉等が無端状カーブベルトの表面に付着した場合、その油、水などが該ベルトを挟持する上下のローラに付着した時、無端状カーブベルトを挟持する摩擦力が低下し、それによって無端状カーブベルトへの回転伝達力が低下し、ベルトの回転走行が不安定になるという問題点を有する。
更に、本発明の他の目的は、無端状カーブベルトが旋回中心方向にずれるのを確実に抑制することができる駆動機構を備えたカーブベルトコンベヤを提供することにある。
又、本発明の更に他の目的は、無端状カーブベルトのベルト幅の広狭変更に対して簡単に対応できる駆動機構を備えたカーブベルトコンベヤを提供することにある。
上記挟持の形態としては、磁石の吸着作用を利用する形態(請求項2)、スプリング等の弾性体による圧着作用を利用する形態(請求項8)等が上げられる。
又、無端状カーブベルトを挟持する上下一対の回転部材は、両方とも駆動タイプ、或いは駆動タイプと従動タイプとの組み合わせとするなど、何れでもよい。
そして、カーブベルトを挟持する上下一対の回転部材は、該無端状カーブベルトの旋回中心から径方向に延びる中心線に対して直角に交差する線上に配置され、更に上下一対の回転部材のうち一方の回転部材は、その回転部材の機長の中央部を前記中心線と直角に交差する線の交点にあわせて配置し、他方の回転部材はベルト進行方向の上流側を、前記一方の回転部材の機長の中央部上又はその位置よりベルト進行方向の下流側に位置して配置されているため、無端状カーブベルトは径方向外側に付勢されながら駆動回転される。又、上下一対の回転部材による挟持範囲が長ければ長いほど、駆動力を増大できる。
前記回転帯としては、伸び縮みが殆ど無く弾性変形の少ない部材、例えばゴム又は樹脂製の歯付ベルト(タイミングベルト)を使用し、これに取付部材を介して磁石又は金属板を取り付けて回転部材を構成する(請求項3)。
前記取付部材の具体的構成としては、例えば、磁石又は金属板を埋設する樹脂製ブロックと、その樹脂製ブロックの前後の突縁に亘って架設する固定ピンで構成し、磁石又は金属板を埋設した樹脂製ブロックを前記歯付ベルトの外周面上に被せ、更に歯付ベルトの幅方向両側より内面側に突出する樹脂製ブロックの前後突縁に亘って固定ピンを打ち込んで、歯付ベルトにブロックを一体的に装着する(請求項4)。尚、回転帯には、前記歯付ベルト(タイミングベルト)の他に、チェーン、スチールベルト等を使用することができる。
そして、上記駆動タイプの回転部材と従動タイプの回転部材からなる一対(一組)の回転部材は、無端状カーブベルトの旋回中心から径方向に延びる中心線に対して直角に交差させて配置するが、配置する列数は1列に限定されず、複数列としてもよい(請求項9)。又、複数列配置する場合、各列は隙間なく近接して配置しても、或いは列間に所定の隙間を開けて配置するなど何れでもよい。
又、上下一対(一組)の回転部材の進行方向の長さは、無端状カーブベルトのベルト幅が大きく(広く)なればそれに伴い該ベルトを挟持搬送する駆動力も増大させる必要があり、その結果、往路側(上側)と復路側(下側)の間に配置する中段の回転部材は長くなる。しかしながら、その場合、単に長くするだけではなく、当然のことながら一対の回転部材の全長が、無端状カーブベルトを挟んでいることが必要で、それには回転部材を配置する位置を、無端状カーブベルトの旋回中心から径方向に延びる中心線上において該カーブベルトの外周縁側から旋回中心方向へ移動させなければならない。しかし、長い1列の回転部材が生じる駆動力の略数等分(たとえば、1/2、1/3等)の駆動力を生じる短い回転部材(中段の回転部材)を等分数(例えば、2列、3列等)平行に配置すれば、それにより生じる駆動力は前記長い1列の回転部材と略同等となる。そして、回転部材は短いため、配置する位置は無端状カーブベルトの外周方向へ移動でき、その結果、無端状カーブベルトの搬送に供する有効幅を広く確保することが可能となる。
又、無端状カーブベルトを挟持する上下一対の回転部材の一方の始端側を、他方の回転部の中心線上若しくはその位置より下流側に位置させてある為、無端状カーブベルトを径方向外側に付勢して回動することができる。因って、回転部材による挟持構造及び回転部材の配置によって、無端状カーブベルトが旋回中心側に移動するのを抑止することができる。
更に、請求項6記載の構成とした場合は、無端状カーブベルトを挟持する回転部材の一方(外側)が接離する為、該回転部材を移動させることで挟持状態を開放でき、無端状カーブベルトの着脱を容易に行うことができる。よって、無端状カーブベルトの交換、洗浄等を簡便に行うことができる。
更に、請求項8記載の構成とした場合は、無端状カーブベルトの外周縁を弾性体で機械的に圧着挟持して移送するため、安定したベルト回動を確保することができる。
また、請求項9記載の構成とすることで、無端状カーブベルトのベルト幅の拡張(開き角は同じ)に対し、ベルトを挟持搬送する一対の回転部材における駆動タイプの回転部材の長さ(往路側(上側)と復路側(下側)の間に配置する中段の回転部材)を長くすることなく、長さが短い回転部材を複数列平行に配置することで対応することが出来る。従って、カーブベルトコンベヤのベルト幅のサイズに応じて長さの異なる回転部材を用意する必要がなく、同じ回転部材をベルト幅サイズに応じて1列、或いは2列配置するなど、部品の共通化が可能となる。更に、短い回転部材を複数列配置する為、配置する位置も長い回転部材を1列配置する場合に比べて、無端状カーブベルトの外周方向に配置でき、それにより搬送有効幅を大きく確保することが出来る。
図1は本発明に係る回動機構を備えたカーブベルトコンベヤAを示し、該カーブベルトコンベヤAは、平面略扇形状をした平板状のフレーム1の周方向両側部に、折り返し部材のテールローラ2,2’が平面視90°の開き角度をおいて回転自在に架設され、その両テールローラ2,2’に亘って無端状カーブベルト3が巻装されて平面視略円弧形状の搬送路が構成されている。そして、前記フレーム1における周方向の中程位置には、該無端状カーブベルト3の旋回中心Oから径方向に延びる中心線C.Lに対し直角に交差する線Y上に前記無端状カーブベルト3の往路側と復路側の外周縁部を上下より挟持する上下一対の回転部材4a,4b、及び4a,4cとからなる回動機構4,4’が配置され、その回動機構4,4’を構成する回転部材4aを駆動回転する駆動機構5が前記フレーム1の外周縁に沿って設置されている。
そして、小ローラ2aを回転自在に支持したテールローラ軸2bは、それぞれフレーム1の両側部における内周部と外周部に設けた、フレーム1の軸受け部材6a,6b及び7a,7bの間に亘って水平に架設支持され、両テールローラ軸2bの軸芯相互は平面視90°の開き角で配置される。尚、上記両テールローラ軸2bの外径の延長線が交差する箇所に無端状カーブベルト3の旋回中心Oが位置するように設定してある。
そして、テールローラ2,2’間に巻装された無端状カーブベルト3の往路側3aの略全面は、該テールローラ2,2’を支持する平板状のフレーム1で下側から支承されるように構成されている。尚、フレーム1の周方向の両端縁は、前記テールローラ2,2’の近傍まで延びている。
前記駆動回転部材4aは、旋回中心Oから径方向に延びる中心線C.Lの線上で無端状カーブベルト3の外周縁より内側の任意の点x1を通り前記中心線C.Lと直角に交差する線Y上で、且つ該駆動回転部材4aの機長の略中央部を前記点x1に位置させて配置されている。尚、中心線C.Lは図示する旋回中心Oから機体の中央部に向く放射線付近が合理的であるが、旋回中心Oから径方向に延びる放射線であれば、任意の位置でもよい。
前記従動回転部材4bは、無端状カーブベルト3の往路側3aのベルト外側(上側)に機長の中心線を前記線Y上に位置させ、ベルト進行方向の上流側の略中心(歯付プーリの中心)を前記点x1に合せ、回転方向の下流側をカーブベルトの進行方向下流側に向けて配置されている。
前記従動回転部材4cは、無端状カーブベルト3の復路側3bのベルト外側(下側)に機長の中心線を前記線Y上に位置させ、ベルト進行方向の上流側の略中心(歯付プーリの中心)を前記点x1に合せ、回転方向の下流側をカーブベルトの進行方向下流側に向けて配置されている。
即ち、従動回転部材4b,駆動回転部材4a,従動回転部材4cは、線Y上に重なって配置されている。
駆動回転部材4aは、無端回動する歯付ベルト(回転帯)8と、その歯付ベルト8の外側面に磁石9を所定の間隔を置いて固着して構成されている。
歯付ベルト8に対する磁石9の固着は、歯付ベルト8の幅方向を跨いで被せる樹脂製のブロック10に磁石9を一体的に埋め込み、そのブロック10の前後端に一体的に突設され、前記歯付ベルト8の幅方向端縁より内側に突出する突縁10a,10bに亘って固定ピン11を打ち込むことで、磁石9を埋め込んだブロック10が歯付ベルト8の外側面に一体的に固定されている。尚、磁石9の着磁は、ブロック10に埋め込み成形後、電圧を加えて着磁する。
又、磁石を埋め込んだブロック10を歯付ベルト8に対して取り付ける位置は、該歯付ベルト8の内面に所定のピッチで突設された凸部8aの間とし、凸部8a相互の間の凹部8bに前記固定ピン11が架設されるようにする。この固定ピン11の架設は、該固定ピン11の外周面が凹部8bの底面と接触する位置とし、それによりブロック10は歯付ベルト8に対してガタツキ無く接合一体化されている。
又、無端状カーブベルトの挟持は磁石9のN極とS極の吸着作用で挟持するため、真中に配置する駆動回転部材4aに装備する磁石9の磁極をN極とした場合、上下に配置する従動回転部材4b,4cに装備する磁石9の磁極はS極とする。
具体的には、図2に示すように、回転部材4bを取付けた補助取付板17と、回転部材4cを取付けた補助取付板17’は、無端状カーブベルト3の進行方向下流側に位置する歯付プーリ18b、21b側の軸支部P、P’を中心として上下揺動自在に支持され、軸支部P、P’の反対側には、取付板12に開設した上下揺動の範囲を規制する円弧溝24,24’に嵌合するストッパピン25,25’が設けられている。
上記構成により、補助取付板17,17’を水平状態に支持した状態では図2に示すように回転部材4a、4b、4cが平行状態を維持し、回転部材4bと回転部材4aで無端状カーブベルト3の往路側3aを挟持し、回転部材4aと回転部材4cで無端状カーブベルト3の復路側3bを挟持して、無端状カーブベルト3を周方向に回動する。そして、補助取付板17を軸支部Pを中心として上方へ、補助取付板17’を軸支部P’を中心として下方へそれぞれ揺動すると、図2の仮想線で示すように回転部材4bと回転部材4cは真中に位置する回転部材4aに対して離間方向に移動し、それまでの挟持状態が開放される。それにより、無端状カーブベルト3の着脱を容易に行うことが可能となる。
図8は無端状カーブベルト3における復路側のベルトを挟持する従動回転部材4cの配置を示す説明図で、無端状カーブベルト3の旋回中心Oから径方向に延びる中心線C.Lに対して、従動回転部材4cの機長の中心線Y(図1参照)が直角に交差させて配置してあり、その中心線と前記中心線C.Lとの交点をx1とする。この交点x1上に該従動回転部材4cの歯付プーリ21aの軸芯を配置し、この線上で歯付ベルト8の磁石9が対応する駆動回転部材4aの歯付ベルト8の磁石9と吸着し、駆動回転部材4aの駆動回転によって回転する。それにより、前記交点x1は駆動回転部材4aの回転に従って回転すると共に、中心線Y上をカーブベルトの進行方向に向かって移動する。中心線Y上を任意の距離移動した点をx2とする。その移動後の点x2での力の関係をベクトル図(図9参照)で示す。
力F1は、無端状カーブベルト3が旋回中心Oを中心として回動する時に、接線方向、即ち、中心線Y’に直角に働く。又、従動回転部材4cの回転により力は、中心線上に作用する。即ち、任意の点x2に働く力は前記中心線Zの延長線上に作用する力F2となる。従って、無端状カーブベルト3の復路側のベルト3bに働くそれぞれの力F1、F2の合力方向にF3の合力が働く。これにより、無端状カーブベルト3をF3方向、即ち、外側に付勢する力F4(F2sinα°)が発生する(図9参照)。
そして、上記の外側へ付勢する力F4は、復路側のベルトを挟持する回動機構4’を構成する駆動回転部材4aと従動回転部材4cの吸着範囲(吸着開始位置から吸着解除位置までの範囲)分だけ連続して作用する。従って、この連続した外側への付勢力は、回動機構を構成する上下一対の回転部材の重合長さ分だけ発揮される。しかも、無端状カーブベルトを挟持して移動するため、無端状カーブベルトに油や粉が付着しても摩擦駆動に比べてその影響は軽微であり、無端状カーブベルトの安定した走行を確保することができる。
ここでは復路側について説明したが、往路側についても同様なことが言える。
従って、駆動回転部材4aの回転方向を前示実施例の場合と反対の方向に切り替えれば、図10(a)に示すように無端状カーブベルト3の回転方向は矢印方向となり、前示実施例の回転方向とは逆の方向に回転する。そして、従動回転部材4b,4cを180°反転させた状態においても、駆動回転部材4aに対する従動回転部材4b,4cの配置関係は変わらないため、逆回転においても無端状カーブベルトを径方向外側に付勢する力は同様に発生し、安定した走行を確保することができる。
例えば、図2の形態において、樹脂製ブロック10の無端状カーブベルトと対向する面に、スプリングで外側に付勢された圧着板を設け、そうした圧着板同士でベルトを挟持するようにする。
本発明における無端状カーブベルトの回動は、上下一対の回転部材による挟持搬送で行われるが、無端状カーブベルトのベルト幅(旋回中心寄りの内側縁から径方向外側縁までの寸法)のサイズの大小に応じて、前記無端状カーブベルトを挟持搬送する上下一対の回転部材の能力(進行方向の長さ、回転部材の横幅等)も変わる。
例えば、図11に示すベルト幅S1の無端状カーブベルトに対して長さL1の回転部材Z1が1列配置されている。そして、前記ベルト幅S1よりも幅広のベルト幅S2(S2>S1)の無端状カーブベルトを構成しようとした場合、前記の長さL1の回転部材Z1では能力不足となり、図示のように長さL2(L2>L1)の回転部材(横幅は同一)Z2を配置する必要がある。長さL2の回転部材はその全長に亘って無端状カーブベルトを挟持する必要があるため、該回転部材Z2の配置位置は、旋回中心から径方向に延びる中心線に対して直角に交差する線の両端と無端状カーブベルトの外周縁とが交差する二点間の寸法(弦)の長さが回転部材Z2の長さL2と略同じとなる位置である。
(1)無端状カーブベルトの搬送有効幅を広く確保することが出来る。
(2)ベルト幅のサイズに応じて長さの異なる回転部材を用意する必要がない。
(3)並列配置した各列の回転部材は、1個の駆動源で駆動することも出来るが、それぞれ独立した駆動源で駆動するようにした場合は、各列の周速度に合わせて駆動できる。
(1)往路側の回動機構と復路側の回動機構を、駆動回転部材を共用して同一箇所に配置したが、往路側と復路側の回動機構をそれぞれ切離して別々に配置してもよい。
(2)回転部材における回転帯に対する磁石の取り付け形態は、図示の埋設形態に限定されず、回転帯の外側に押え金具等を介して磁石を露出状態で固定する形態等、何れでもよい。又、磁石の形状は、図示する矩形平板状に限らず、円板状等何れでもよい。
(3)ベルトを挟持する上下一対の回転部材は、一方だけでなく両方とも同期駆動タイプとしてもよい。
(4)回転部材の表面(無端状カーブベルトと当接する面)は、平坦面に限らず、凹凸面としてもよい。
(5)カーブベルトの旋回中心Oから径方向に延びる中心線C.Lは、実施の形態で示す機体の中央部に限定されるものではなく、旋回中心Oから径方向に延びる放射線であればよい。
(6)本発明のカーブベルトコンベヤは、実施の形態で示す平面視略90°の開き角のものに限定されず、90°以下(例えば、45°、60°)、或いは90°以上(例えば、180°)でもよい。
2,2’…折り返し部材(テールローラ) 3…無端状カーブベルト
4,4’…回動機構 4a〜4c…回転部材
5…駆動機構 8…歯付ベルト(回転帯)
9…磁石 10…樹脂製ブロック
11…固定ピン
Claims (9)
- 平面円弧形状をなした無端状カーブベルトを、平面円弧形状をしたフレームの周方向両側に配置した折り返し部材に亘って巻装し、その折り返し部材間に位置する無端状カーブベルトの外周縁部寄りで、且つ該カーブベルトの旋回中心から径方向に延びる中心線に対して直角に交差する線上に、該無端状カーブベルトの往路側又は復路側の何れか一方、又は両方に、ベルトを上下より挟んで無端回動する回転部材を配置し、更に、その上下一対の回転部材のうち一方の回転部材は、その回転部材の機長の中央部を前記中心線と直角に交差する線の交点に合わせて配置し、他方の回転部材はベルト進行方向の上流側を、前記一方の回転部材の機長の中央部上又はその位置よりベルト進行方向の下流側に位置させて配置し、その回転部材の無端回動による挟持箇所の移動により前記無端状カーブベルトを周方向に回動することを特徴とするカーブベルトコンベヤ。
- 前記回転部材は、無端状カーブベルトの外周縁より径方向内側位置に配置した無端回動する回転帯と、該回転帯の外周面に所定間隔を置いて磁石又は磁石に対して吸着する金属板を固着して構成され、カーブベルトを挟んで対応する回転部材の磁石同士の吸着、又は磁石と金属板の吸着でカーブベルトを挟持し、移送することを特徴とする請求項1記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記回転部材の回転帯が歯付ベルトで、これに取付部材を介して磁石又は金属板が取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記取付部材が、磁石又は金属板を埋設する樹脂製ブロックと、その樹脂製ブロックの前後の突縁に亘って架設する固定ピンで構成され、磁石又は金属板を埋設した樹脂製ブロックを歯付ベルトの外周面上に被せ、更に歯付ベルトの幅方向両側より内面側に突出する樹脂製ブロックの前後突縁に亘って固定ピンを打ち込んで、歯付ベルトにブロックを一体的に装着したことを特徴とする請求項3記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記一対の回転部材は、無端状カーブベルトの往路側と復路側の間に配置した1個の駆動回転部材と、前記1個の駆動回転部材と対応して往路側及び復路側の両方の外側に配置した従動回転部材とで構成され、往路側及び復路側の各従動回転部材は、駆動回転部材の機長の中央部からベルト進行方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記無端状カーブベルトの往路側又は復路側の外側に配置される回転部材は、対応するもう一方の回転部材に対して接離切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記従動回転部材は、ベルト進行方向の上流側の歯付プーリ軸を中心として従動回転部材全体を180度反転自在としたことを特徴とする請求項5記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記回転部材は、無端状カーブベルトの外周縁より径方向内側位置に配置した無端回動する回転帯と、該回転帯の外側面に所定間隔を置いて弾性体を固着して構成され、カーブベルトを挟んで対応する回転部材の弾性体同士の圧着でカーブベルトを挟持し、移送することを特徴とする請求項1記載のカーブベルトコンベヤ。
- 前記一対の回転部材が、無端状カーブベルトの旋回中心から径方向に延びる中心線に対し直角に交差させて複数列配置されていることを特徴とする請求項5記載のカーブベルトコンベヤ。
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