JP4908150B2 - 撮像装置の保持構造及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆる裏面入射型の撮像素子を備えた撮像装置の保持構造、及び撮像装置に関するものである。
従来、いわゆる裏面入射型の撮像素子が知られている。この種の撮像素子は、半導体基板の裏面側に光入射面を備え、この光入射面から入射した光像を表面側の撮像部で撮像する。このような撮像素子を備えた撮像装置として、例えば特許文献1に記載された半導体エネルギー検出器がある。この従来の半導体エネルギー検出器は、撮像部と、反対側で半導体基板の一部が薄型化され、紫外線、軟X線、電子線といった各種のエネルギー線を高感度に撮像できるBT−CCD(裏面入射薄板型CCD)と、このBT−CCDとワイヤボンディングによって電気的に接続されたパッケージと、を備える。裏面入射型の撮像素子は、例えば天体観測用の望遠鏡の受光部として用いられる。
特開平6−196680号公報
ところで、近年、例えば天体観測用の望遠鏡の受光部として撮像装置を用いる場合、受光部の解像度を高めるため、コールドプレート等の被設置体に複数の撮像装置をマトリクス状に並べて設置するバタブル配置構造が採用されている。そして、このバタブル配置構造では、撮像を行うことができない領域(不感領域)を縮小するため、撮像素子を積載する配線基板を撮像素子の面積に可能な限り近づけて(ほぼ等しくして)、撮像素子を被設置体に高密度で配置することが望まれている。
しかしながら、配線基板を撮像素子の面積に可能な限り近づけると、特に、検査や搬送等の際に配線基板の周縁部に衝撃が加わった場合、撮像素子の周縁部が損傷し易いという問題がある。また、撮像装置は、撮像素子に汚れや負荷を与えないよう不感領域への接触のみによって取り扱われるのが一般的である。従って、配線基板を撮像素子の面積に可能な限り近づけると、撮像装置の取り扱いが困難になり、撮像装置に不要な衝撃を与えてしまい易く、よって、撮像素子の周縁部が損傷し易い。
そこで、本発明は、撮像素子の周縁部の損傷を防止することができる撮像装置の保持構造を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明に係る撮像装置の保持構造は、一方の面側から入射した光像を他方の面側の撮像部で撮像する撮像素子と、光像撮像素子の他方の面側に設けられた配線基板と、を有する撮像装置と、光像撮像素子を囲むように、光像配線基板の側面に着脱自在に取り付けられ、光像配線基板を保持する保持部材と、を備え、光像配線基板において対向する側面のそれぞれには、第1係合部が形成されており、保持部材には、第1係合部と係合する第2係合部が形成されていることを特徴とする。
この撮像装置の保持構造では、配線基板を保持する保持部材が配線基板の側面に着脱自在に取り付けられている。そして、配線基板において対向する側面のそれぞれには、第1係合部が形成され、この第1係合部と保持部材に形成された第2係合部とが係合する。これにより、以下の作用効果が得られる。すなわち、検査や搬送等の際に撮像装置に衝撃が加わっても、保持部材が外れることを抑制しつつ、この保持部材によって配線基板及び撮像素子に加わる衝撃を緩和することが可能となる。さらに、このように保持部材が配線基板の側面に着脱自在に取り付けられているため、撮像装置の取り扱いが容易になり、撮像装置に加わる不要な衝撃をも抑制することができる。従って、本発明に係る撮像装置の保持構造によれば、撮像素子の周縁部の損傷を防止することが可能となる。
ここで、第1係合部は凹状であると共に第2係合部は凸状であり、第1係合部と第2係合部とが嵌合することが好ましい。この場合、検査や搬送等の際に撮像装置に衝撃が加わっても、保持部材が外れることをより一層抑制することができる。さらに、このように第1係合部が凹状であるため、撮像装置のバタブル配置構造が係合部により阻害されること無く、撮像装置を更に高密度に配置することも可能となる。
また、第1係合部は、側面における長手方向の一端から他端に亘って延在することがあり、第1係合部は、側面における長手方向の一端から他端に亘って断続的に設けられていることがある。
また、配線基板は、複数の基板が積層されて成る積層体であることが好ましい。この場合、例えば、幅が狭い基板を幅が広い基板で挟むように積層させることにより、配線基板における側面の一部が凹状となる。すなわち、係合部を簡易に形成することができる。
また、保持部材に取り付けられ、撮像素子の一方の面を覆う保護部材を備えることが好ましい。この場合、保護部材により、撮像素子に直接に衝撃が加わることを抑止できると共に、撮像素子に埃や塵が付着するのを防止することが可能となる。
また、保護部材は、光透過領域を含むことが好ましい。この場合、撮像素子が保護部材により覆われていても、この光透過領域から撮像素子に光像を入射させることができる。
また、本発明に係る撮像装置は、着脱自在の保持部材によって保持される撮像装置であって、一方の面側から入射した光像を他方の面側の撮像部で撮像する撮像素子と、撮像素子の他方の面側に設けられた配線基板と、を備え、配線基板において対向する側面のそれぞれには、保持部材と係合するための第1係合部が形成されていることを特徴とする。
この撮像装置では、配線基板において対向する側面のそれぞれには、保持部材と係合するための第1係合部が形成されている。これにより、保持部材と第1係合部と係合させて保持部材を配線基板の側面に着脱自在に取り付けると、以下の作用効果が得られる。すなわち、検査や搬送等の際に撮像装置に衝撃が加わっても、保持部材が外れることを抑制しつつ、この保持部材によって配線基板及び撮像素子に加わる衝撃を緩和することが可能となる。さらに、このように保持部材が配線基板の側面に着脱自在に取り付けられているため、撮像装置の取り扱いが容易になり、撮像装置に加わる不要な衝撃をも抑制することができる。従って、本発明に係る撮像装置によれば、撮像素子の周縁部の損傷を防止することが可能となる。
本発明によれば、撮像素子の周縁部の損傷を防止することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本実施形態の撮像装置の保持構造を説明するに先立ち、この撮像装置の保持構造が備える撮像装置について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置の保持構造が備える撮像装置を示す斜視図、図2(a)は図1の撮像装置が備える撮像素子を示す正面図、図2(b)は図1の撮像装置が備える配線基板を示す正面図、図2(c)は図1の撮像装置が備えるピンベースを示す正面図である。各図において、撮像装置1は、撮像を行う撮像素子11と、撮像素子11に電気的に接続された配線基板12と、撮像装置1の設置に用いるピンベース13とを有している。
図1及び図2(a)に示すように、撮像素子11は、厚さ約200μmの裏面入射薄板型CCD(BT−CCD)である。この撮像素子11は、その裏面(一方の面)側が光入射面Sとなっている。一方、撮像素子11の表面(他方の面)側には、光入射面Sから入射した光像を検出する検出領域14と、検出領域14の出力端となる第1のボンディングパッド領域15とがそれぞれ設けられている。この検出領域14には、例えば9×7のマトリクス状にCCDが配置されたCCDアレイ(撮像部)16が設けられ、第1のボンディングパッド領域15には、所定パターンのアルミ配線を介してCCDアレイ16と電気的に接続された第1のボンディングパッド17aが設けられている。第1のボンディングパッド17aは、撮像素子11の一端部に沿って一列に配置されている。
撮像素子11の表面の両端部において、検出領域14よりも外側のデッドエリア部分には、撮像素子11の中心線Lを通るように十字型の位置合わせ用マーク18a,18bがそれぞれ設けられている。位置合わせ用マーク18a,18bは、例えばアルミニウムのスパッタによって上述したアルミ配線と同時に形成され、撮像素子11の中心線Lを示す位置基準として用いられる。
図1及び図2(b)に示すように、配線基板12は、厚さ方向から見た平面形状が矩形形状を呈しており、例えば、グリーンシート(基板)を積層し焼結することで構成されてなる積層体である。配線基板12の面積は、撮像素子11の面積に可能な限り近づけられて撮像素子11とほぼ同面積とされている。ここでは、配線基板12は、その幅を撮像素子11の幅より約50μm(片側25μm)程大きいものにしている。
配線基板12の長辺側における側面27a,27aには、後述の保持部材が嵌合する凹状の被嵌合部(第1係合部)28がそれぞれ形成されている。具体的には、被嵌合部28は、配線基板12の長辺側における側面27a,27aの長手方向の一端から他端に亘って延在している。この被嵌合部28は、短辺方向の幅が狭いグリーンシートを、幅が広いグリーンシートで挟むように積層し焼結して形成されている。これにより、被嵌合部28が簡易かつ確実に形成される。
配線基板12の一端部及び他端部には、スリット部23及び切欠部24がそれぞれ設けられている。スリット部23は、配線基板12の一端部に沿って長方形状に形成され、切欠部24は、配線基板12の他端部のほぼ中央において半円形状に形成されている。そして、配線基板12は、スリット部23から第1のボンディングパッド領域15及び位置合わせ用マーク18a(図2(a)参照)が露出し、かつ切欠部24から位置合わせ用マーク18b(図2(a)参照)が露出するように位置決めされた状態で、例えばダイボンディングによって撮像素子11の表面側に強固に固定される。また、配線基板12には、スリット部23の表面側からセラミック製の蓋部29が取り付けられている。この蓋部29の取り付けにより、第1のボンディングパッド17a及び第2のボンディングパッド17bが外部に露出しないように保護される。なお、図2(b)は、蓋部29が取り外された状態を示している。
配線基板12の表面側のほぼ中央部分には、第2のボンディングパッド17bに電気的に接続され、CCDアレイ16の各CCDに対応するリード端子21が配列されている。このリード端子21には、例えば、フレックスPCBが接続され、このフレックスPCBを介して外部にコネクタ接続される。
図1及び図2(c)に示すように、ピンベース13は、例えばチッ化アルミニウムによって扁平な直方体形状に形成されている。このピンベース13のほぼ中央には配線基板12のリード端子21を露出させる矩形の開口部31が形成されている。また、ピンベース13の表面側には、ナット36を螺合可能な例えばチタン製のネジ付嵌合ピン32が設けられている。このネジ付嵌合ピン32は、開口部31を挟むようにして、ピンベース13の一端側の中央に1本、ピンベース13の他端側の両角部寄りにそれぞれ1本ずつ計3本設けられている。
ピンベース13の側面のうち、撮像素子11の中心線Lに沿う一方の側面34と、この側面34における一端側の角部35とは、ピンベース13の位置決め部となっている。各ネジ付嵌合ピン32は、側面34及び角部35からの相対的な距離に基づいて芯出しされ、位置決め部に対してそれぞれ高精度に位置決めされるように、ピンベース13の表面側に取り付けられている。また、ピンベース13は、ピンベース13を表面側から見たときの側面34のラインを中心線Lに合わせることにより、撮像素子11に対して精度良く角度合わせされ、かつ位置合わせ用マーク18a,18b(図2(a)参照)と角部35との相対的な距離に基づいて、撮像素子11に対して精度良く位置合わせされている。この状態で、ピンベース13は、例えば熱硬化性樹脂によって配線基板12の表面側に強固に接着されている。
次に、上述した撮像装置1を備えた本実施形態の撮像装置の保持構造について説明する。図3は本発明の一実施形態に係る撮像装置の一部を断面化して示す正面図、図4は図3に示した撮像装置の保持構造を示す背面図、図5は図3に示した撮像装置の保持構造の一部を断面化して示す側面図である。各図において、撮像装置の保持構造100は、上記の撮像装置1と、この撮像装置1を保持する保持部材51とを備えている。
図3〜図5に示すように、この保持部材51は、例えばアルミニウムからなり、撮像素子11を取り囲むような略枠形状となっている。保持部材51は、配線基板12の長辺側の側面27aに当接する一対の長辺側保持部材51aと、短辺側の側面27bに当接する一対の短辺側保持部材51bとを含んで構成されている。長辺側保持部材51aと短辺側保持部材51bとには、長辺側保持部材51aの長手方向の両端部から短辺側保持部材51bへ通じる螺子孔26が形成されている。そして、長辺側保持部材51aと短辺側保持部材51bとが着脱可能な螺子22により互いに固定されている。これらにより、保持部材51は、撮像素子1に対して着脱自在となっている。
保持部材51には、保護部材55が、螺子25(図4参照)により着脱自在に固定されている。具体的には、保護部材55は、保持部材51の光入射面S側に積層されている。この保護部材55は、光入射面S側から見て、保持部材51の外縁と対応する略矩形形状を呈している。保護部材55は、撮像素子11の光入射面Sを覆い、光入射面Sを保護するものである。なお、図5に示すように、この保護部材55の内側面と配線基板12の側面27との間には隙間Dが設けられており、この隙間によって、保護部材55が配線基板12上の撮像素子11に接触してしまい撮像素子11が損傷することが防止される。そして、保護部材55には、光透過性を有する例えばガラスからなるガラス窓部(光透過領域)53が設けられている。
ところで、撮像装置の保持構造100では、上述のように、撮像装置1において配線基板12の長辺側の側面27aに、当該側面27aの長手方向の一端から他端に亘って延在する凹状の被嵌合部28(図1参照)がそれぞれ形成されている。図6及び図7に示すように、この被嵌合部28は、例えば約700μmの深さを有し、かつ配線基板12側に凹の凹形状であり、被嵌合部28の底部は、配線基板12の厚さ方向の中央に位置するように形成されている。換言すると、被嵌合部28は、配線基板12の長辺側の側面27aにおいて、その厚さ方向の中央に位置するような溝である。これにより、配線基板12の長辺側の側面27aにおいて配線基板12の厚さ方向の両端部、すなわち凹状の被嵌合部28の側壁を構成する部分が衝撃により欠けてしまういわゆるチッピング現象を抑制することができる。
そして、保持部材51は、この被嵌合部28に嵌め合う嵌合部(第2係合部)54を有している。具体的には、保持部材51の長辺側保持部材51aにおいて、その光入射面S側の端部に、配線基板12側に突出する凸形状の嵌合部54が形成されている。この嵌合部54は、被嵌合部28に対応するように、長辺側保持部材51aの長手方向の一端から他端に亘って延在している。
なお、本実施形態では、図8(a)に示すように、第1係合部を、配線基板12の長辺側の側面27aにおいて長手方向の一端から他端に亘って延在する被嵌合部28としているが、他の例として、図8(b)に示すように、第1係合部を、長手方向の一端から他端に亘って断続的に設けられる被嵌合部28bとする場合もある。この場合でも、例えばグリーンシートを積層させて、簡易に被嵌合部を形成することができる。ちなみに、この場合、保持部材の嵌合部は、被嵌合部28bに対応するように、長辺側保持部材の長手方向の一端から他端に亘って断続的に設けられる。さらに、第1係合部は、配線基板の長辺側の側面に部分的に設けられる場合もある。また、被嵌合部をV字状とする嵌合構造としても勿論よい。
次に、撮像装置の保持構造100の組立工程について説明する。この撮像装置の保持構造100を組み立てる場合、まず、配線基板12を準備し、この配線基板12の短辺側の側面27bに短辺側保持部材51bをそれぞれ取り付けると共に、被嵌合部28と嵌合部54とをそれぞれ嵌合させて、配線基板12の長辺側の側面27aに長辺側保持部材51aをそれぞれ取り付ける。そして、螺子22により長辺側保持部材51aと短辺側保持部材51bとを固定すると共に、保持部材51を配線基板12に装着する。
続いて、スリット部23から第1のボンディングパッド領域15及び位置合わせ用マーク18aが露出し、かつ切欠部24から位置合わせ用マーク18bが露出するように位置決めした状態で、撮像素子11の表面側に配線基板12をダイボンディングによって固定する。この固定が完了した後、撮像素子11の光入射面Sを覆うように、保護部材55を保持部材51に取り付ける。
続いて、ピンベース13のほぼ中央の開口部31から配線基板12のリード端子21が露出するように、配線基板12の表面側にピンベース13を重ね合わせる。このとき、配線基板12のスリット部23及び切欠部24から露出する撮像素子11の位置合わせ用マーク18a,18bを通る中心線Lに、ピンベース13を表面側から見たときの側面34のラインを合わせ、撮像素子11に対してピンベース13を精度良く角度合わせする。
続いて、位置合わせ用マーク18a,18bと角部35との相対的な距離に基づいて、撮像素子11に対してピンベース13を精度良く位置合わせし、配線基板12の表面側にピンベース13を接着によって固定する。最後に、第1のボンディングパッド17aと第2のボンディングパッド17bとをボンディングワイヤによって互いに電気的に接続し、これにより撮像装置の保持構造100の組み立てが完了する。その後、この組み立てが完了した撮像装置の保持構造100は、例えば、後段の出荷試験や出荷工程へ受け渡される。
ここで、図9に示すように、撮像装置1を、例えば天体観測用の望遠鏡の受光部10として用いる場合がある。受光部10は、熱制御用のコールドプレート2と、複数の撮像装置1とを備えている。コールドプレート2は、例えば銅によって円盤状に形成されており、望遠鏡の使用時には所定のガス雰囲気中で−100℃程度に冷却される。このコールドプレート2の表面には、各撮像装置1のネジ付嵌合ピン32に対応する孔部4が複数設けられている。各撮像装置1は、各ネジ付嵌合ピン32を孔部4に嵌め込むと共に、ナット36を当該ネジ付嵌合ピン32にコールドプレート2の裏側から取り付けることによってコールドプレート2に固定されている。
この受光部10では、撮像装置1が、例えば8×10のマトリクス状に配置されている。このような配置は、各撮像装置1の4つの側面が隣り合う撮像装置1の側面と対向することから4サイドバタブル配置構造と称され、受光部の解像度を高めるのに適した配置となっている。また、隣り合う撮像装置1の間隔は約100μmとなっており、コールドプレート2による冷却を解除した後の熱膨張による各撮像装置1同士の接触防止が図られている。さらに、受光部10では、上述のように、配線基板12の面積が撮像素子11の面積に可能な限り近づけられ、撮像素子11が被設置体に高密度で配置されるようになっており、不感領域が低減されている。
このとき、特に、配線基板12を撮像素子11の面積に可能な限り近づけると、検査や搬送等の際に配線基板12の周縁部に衝撃が加わった場合、撮像素子11の周縁部が損傷し易い。そこで、撮像装置の保持構造100によれば、上述したように、配線基板12を保持する保持部材51が配線基板12の側面27に着脱自在に取り付けられ、配線基板12において長辺側の側面27aのそれぞれには、被嵌合部28が形成されている。そして、上述のように、被嵌合部28と保持部材51に形成された嵌合部54とが嵌合している。従って、検査や搬送等の際に撮像装置1に衝撃が加わっても、保持部材51が外れることを抑制しつつ、この保持部材51によって配線基板12及び撮像素子11に加わる衝撃を緩和することが可能となる。
さらに、このように保持部材51が配線基板12の側面27に着脱自在に取り付けられているため、撮像装置1の取り扱いが容易になり、撮像装置1に加わる不要な衝撃をも抑制することができる。一般に、撮像装置1は、撮像素子11に汚れや負荷を与えないよう不感領域の接触のみで取り扱われる。従って、配線基板12の面積が撮像素子11の面積に可能な限り近づけられ、取り扱う際に接触できる部分が少ない場合、保持部材51による上記効果が特に顕著となる。従って、撮像素子11の周縁部の損傷をより一層防止することが可能となる。
また、本実施形態の撮像素子の保持構造100では、上述のように、被嵌合部28が凹状であるため、隣接する撮像装置1によってバタブル配置構造が阻害されること無く、撮像装置1を更に高密度に配置することができる。
また、上述のように、撮像素子の光入射面Sが保護部材55のガラス窓部53により覆われている。これにより、撮像素子11に直接に衝撃が加わることを抑止できると共に、撮像素子11に埃や塵が付着するのを防止することが可能となる。加えて、光入射面Sが保護部材55に覆われている状態であっても、当該保護部材55のガラス窓部53から撮像素子11に光像を入射させることができ、例えば製品出荷時の出荷試験を行うことが可能となる。
また、上述のように、組立工程において、保持部材51が配線基板12に取り付けられ配線基板12を確実に保持し、かつ保護部材55により撮像素子11を保護する。すなわち、検査や搬送等の際だけでなく、組立工程においても、本実施形態の撮像装置の保持構造100は非常に有益なものである。
さらに、上述のように、保持部材51では、長辺側保持部材51aの長手方向の両端部から短辺側保持部材51bへ通じる螺子孔26が形成され、長辺側保持部材51aと短辺側保持部材51bとが螺子22で着脱自在に固定されている。これにより、短辺側保持部材の長手方向の両端部から長辺側保持部材へ通じる螺子孔が形成され、これらが螺子により着脱自在に固定される場合に比し、当該螺子による固定のために生じる配線基板12の反りや撓みが回避される。
以上、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、被嵌合部28を凹形状、嵌合部54を凸形状とする嵌合構造としているが、撮像装置の配置構造によっては、第1係合部を凹形状、第2係合部を凸形状とする嵌合構造としてもよい。
また、上記実施形態では、好ましいとして、幅の異なる基板を積層することにより被嵌合部28を形成しているが、同じ幅の基板を積層し、その後に別途に切り欠く等の加工を施して第1係合部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、配線基板12において長辺側の側面27aのみに被嵌合部28を形成しているが、これに加え、配線基板の強度上可能であれば、短辺側の側面にも第1係合部を形成してもよい。この場合でも、上記と同様の効果、すなわち検査や搬送等の際に撮像装置に衝撃が加わっても、保持部材が外れることを抑制しつつ衝撃を緩和するという効果を奏する。
さらにまた、上記実施形態では、撮像装置1を4サイドバタブル配置構造で配置する場合を例にしたが、例えば、撮像装置1を2列に配置することにより撮像装置の3つの側面が隣り合う撮像素子の側面と対向する3サイドバタブル配置構造等で配置する場合であっても勿論よい。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の保持構造が備える撮像装置を示す斜視図である。 (a)は図1の撮像装置が備える撮像素子を示す正面図、(b)は図1の撮像装置が備える配線基板を示す正面図、(c)は図1の撮像装置が備えるピンベースを示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る撮像装置の保持構造を示す正面図である。 図3に示した撮像装置の保持構造を示す背面図である。 図3に示した撮像装置の保持構造の一部を断面化して示す側面図である。 図4中のVI−VI線に沿った断面図である。 図6に示した撮像装置の保持構造の一部を拡大して示す図である。 (a)は図3に示した撮像装置の保持構造における被嵌合部を示す図、(b)は図3に示した撮像装置の保持構造における他の例に係る被嵌合部を示す図である。 図1に示した撮像装置を搭載してなる受光部を示す図である。
符号の説明
1…撮像装置、11…撮像素子、12…配線基板、16…CCDアレイ(撮像部)、27,27a,27b…側面、28…被嵌合部(第1係合部)、51…保持部材、53…ガラス窓(光透過領域)、54…嵌合部(第2係合部)、55…保護部材、100…撮像装置の保持構造。

Claims (8)

  1. 一方の面側から入射した光像を他方の面側の撮像部で撮像する撮像素子と、前記撮像素子の他方の面側に設けられた配線基板と、を有する撮像装置と、
    前記撮像素子を囲むように、前記配線基板の側面に着脱自在に取り付けられ、前記配線基板を保持する保持部材と、を備え、
    前記配線基板において対向する側面のそれぞれには、第1係合部が形成されており、
    前記保持部材には、前記第1係合部と係合する第2係合部が形成されていることを特徴とする撮像装置の保持構造。
  2. 前記第1係合部は凹状であると共に前記第2係合部は凸状であり、
    前記第1係合部と前記第2係合部とが嵌合することを特徴とする請求項1記載の撮像装置の保持構造。
  3. 前記第1係合部は、前記側面における長手方向の一端から他端に亘って延在することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置の保持構造。
  4. 前記第1係合部は、前記側面における長手方向の一端から他端に亘って断続的に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置の保持構造。
  5. 前記配線基板は、複数の基板が積層されて成る積層体であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の撮像装置の保持構造。
  6. 前記保持部材に取り付けられ、前記撮像素子の一方の面を覆う保護部材を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の撮像装置の保持構造。
  7. 前記保護部材は、光透過領域を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項記載の撮像装置の保持構造。
  8. 着脱自在の保持部材によって保持される撮像装置であって、
    一方の面側から入射した光像を他方の面側の撮像部で撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子の他方の面側に設けられた配線基板と、を備え、
    前記配線基板において対向する側面のそれぞれには、前記保持部材と係合するための第1係合部が形成されていることを特徴とする撮像装置。
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