JP2005072998A - 撮像装置及び撮像装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型化が可能で、撮像素子とレンズマウントとの位置決め精度が高く、高性能な撮像装置及びその製造方法を得る。
【解決手段】 基板上に撮像素子を固定すると共に前記撮像素子と対向する位置に開口部を有して前記撮像素子を取り囲む枠状部材を前記基板上に固定する撮像素子固定ステップと、前記枠状部材の前記開口部を透光性部品で封止する枠状部材封止ステップと、光学レンズを挟持したレンズマウントを、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定するレンズマウント固定ステップとを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板上に撮像素子を固定すると共に前記撮像素子と対向する位置に開口部を有して前記撮像素子を取り囲む枠状部材を前記基板上に固定する撮像素子固定ステップと、前記枠状部材の前記開口部を透光性部品で封止する枠状部材封止ステップと、光学レンズを挟持したレンズマウントを、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定するレンズマウント固定ステップとを有する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、撮像素子をベア実装した撮像装置及びその撮像装置の製造方法に関する。
図6は従来の撮像装置を示す断面構成図である。図において、1はセラミックス等により構成された凹形パッケージ、2はパッケージ1の開口部内に実装されたCCDやCMOS等の撮像素子、3はパッケージ1の開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6はパッケージ1及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8はパッケージ1と透光性部品3とを接着する接着部材である。
撮像素子2はパッケージ1の開口部内にダイボンドにより実装され、撮像素子2と対向するパッケージ1の開口部を透光性部品3にて封止することにより、パッケージ1内に気密封止されている。パッケージ1と撮像素子2は金ワイヤ等で電気的に接続され、パッケージ1と回路基板6は半田付け等により電気的及び機械的に接続されている。光学レンズ4を挟持するレンズマウント5は、光学レンズ4への入射光が撮像素子2の所定の位置に結像するように位置決めされ、パッケージ1を包み込で回路基板6に固定されている。
以上のような従来の撮像装置は、撮像素子の表面に埃等が付着し撮像画質が低下するのを防止するために、撮像素子をパッケージ内に気密封止した後、当該パッケージを基板上に固定している。このため、パッケージの高さ方向の厚みにより撮像装置の薄型化が困難である。
また、撮像素子をパッケージ内に実装すると、撮像素子とパッケージとの位置決め誤差と、パッケージとレンズマウントとの位置決め誤差が累積され、結果として、撮像素子とレンズマウントとの位置決め精度が低下する。
また、パッケージと基板との電気的接続をリフロー方式の半田付けなどによって行うと、撮像素子やその撮像素子上のマイクロレンズなどが高温にさらされ、性能が劣化し易い。
本件発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、小型化が可能で、撮像素子とレンズマウントとの位置決め精度が高く、高性能な撮像装置及びその製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係る撮像装置の製造方法においては、基板上に撮像素子を固定すると共に前記撮像素子と対向する位置に開口部を有して前記撮像素子を取り囲む枠状部材を前記基板上に固定する撮像素子固定ステップと、前記枠状部材の前記開口部を透光性部品で封止する枠状部材封止ステップと、光学レンズを挟持したレンズマウントを、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定するレンズマウント固定ステップとを有する。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記撮像素子固定ステップにおいて、前記撮像素子と前記枠状部材を当接させ、前記枠状部材と前記レンズマウントを当接させる。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた第1の位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、前記レンズマウント固定ステップは、前記第1の位置決めパターンとは異なる前記基板上に設けられた第2の位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定する。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記第1の位置決めパターンは、前記枠状部材と前記撮像素子との間に設けられ、前記第2の位置決めパターンは前記枠状部材と前記レンズマウントとの間に設けられる。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、前記レンズマウント固定ステップは、前記位置決めパターンを画像認識することによって、前記レンズマウントを位置決めし前記基板に固定する。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、前記レンズマウント固定ステップは、前記撮像素子上に実装された配線パターンを画像認識することによって、前記レンズマウントを位置決めし前記基板に固定する。
また、この発明に係る撮像装置の製造方法においては、前記基板と前記枠状部材、および前記枠状部材と前記透光性部品は、加熱せずに硬化する接着剤,瞬間接着剤または粘着テープにて固定する。
さらにまた、この発明に係る撮像装置においては、基板と、前記基板上に固定された撮像素子と、前記撮像素子と対向する位置に開口部を有し、前記撮像素子を取り囲むように前記基板上に固定された枠状部材と、前記枠状部材の前記開口部を封止する透光性部品と、光学レンズと、前記光学レンズを挟持し、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定されたレンズマウントとを有する。
本発明においては、基板上に撮像素子を固定すると共に前記撮像素子と対向する位置に開口部を有して前記撮像素子を取り囲む枠状部材を前記基板上に固定する撮像素子固定ステップと、前記枠状部材の前記開口部を透光性部品で封止する枠状部材封止ステップと、光学レンズを挟持したレンズマウントを、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定するレンズマウント固定ステップとを有したので、小型化が可能で、撮像素子とレンズマウントとの位置決め精度が高く、高性能な撮像装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明による実施の形態1の撮像装置を例示する構成図である。図1において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
図1は本発明による実施の形態1の撮像装置を例示する構成図である。図1において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
回路基板6、透光性部品3及び枠状部品7aは接着部材8により接着され、撮像素子2を収納するための中空気密構造を形成している。撮像素子2はこの中空気密構造内に配され、塵や埃の付着が防止される。さらに詳しくは、撮像素子2は枠状部材7aの内側において回路基板6に実装され、撮像素子2に対向する枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止することによって、気密下に配される。また撮像素子2は、金などのワイヤで回路基板6と電気的に接続されている。光学レンズ4を固定するレンズマウント5は、枠状部材7aを覆うように固定されるが、その際、光学レンズ4からの入射光、即ち被写体情報が撮像素子2の所定の位置に結像するように位置決めされている。
次に図1に示した撮像装置の製造方法について説明する。まず基板6上に撮像素子2を固定すると共に基板6上にその撮像素子2を取り囲む枠状部材7aを固定する。この際、熱を用いずに硬化させることが可能な接着剤や粘着テープなどを用いて固定することが好ましい。半田や熱硬化性樹脂などを用いて固定すると、その固定の際に用いる熱が撮像素子2に伝わり撮像素子2の性能を劣化させる可能性があるからである。回路基板6への撮像素子2の固定と、回路基板6への枠状部材7aの固定とは、いずれを先に行ってもかまわない。枠状部材7aとしては、たとえば断面ロ字状の角柱を用いることができるが、撮像素子2の基板6側及び光学レンズ4側に開口を有するものであれば、どのような形状のものでも構わない。
続いて、撮像素子2と対向する部分に設けられた枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止する。さらに詳しくは、枠状部材7aの開口面と透光性部品3とを熱を用いることなく硬化可能な接着部材8等にて接着する。次に、光学レンズ4がマウントされたレンズマウント5を、光学レンズ4への入射光が透光性部品3を介して撮像素子2の所定の位置に結像するように位置決めを行う。さらに、その位置決めされたレンズマウント5と回路基板6とを接着剤など(図示せず)にて固定する。
以上のように本実施の形態1においては、従来のようなパッケージを用いることなく撮像素子を基板に固定し、撮像素子の周りを枠状部材にて取り囲み、板状部材の開口部を透光性部品にて封止したので、撮像素子を埃の付着等から保護しつつ、撮像装置のサイズを小型化することができる。また、従来のようにパッケージと基板とを半田付けする必要もないので、半田の熱がパッケージを介して撮像素子に伝わり撮像素子の性能を劣化させるのを防止することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2においては、撮像素子およびレンズマウントを撮像素子を取り囲む枠状部材に当接させることにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
本実施の形態2においては、撮像素子およびレンズマウントを撮像素子を取り囲む枠状部材に当接させることにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
図2は本実施の形態2である撮像装置を例示する概略構成図である。図2において図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。即ち、図2において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
回路基板6、透光性部品3及び枠状部品7aは接着部材8により接着され、撮像素子2を収納するための中空気密構造を形成している。撮像素子2はこの中空気密構造内に配され、塵や埃の付着が防止されるが、本実施の形態2ではこの撮像素子2が枠状部材7aに付き当てて位置決めされている。また、レンズマウント5も同様に枠状部材7aに突き当てて位置決めされている。これにより、光学レンズ4からの入射光が撮像素子2の所定位置に精度よく結像するように、撮像素子2およびレンズマウント5を位置決めすることができる。
以下、図2に示した撮像装置の製造方法について説明する。まず基板6上に接着部材8を用いて枠状部材7aを固定する。この枠状部材7aとしては、例えば、断面ロ字状の角柱を用いることができる。次に、この枠状部材7aの内側に撮像素子2を突き当てて位置決めし、当該撮像素子2を回路基板6に固定する。続いて、撮像素子2と対向する部分に設けられた枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止する。さらに詳しくは、枠状部材7aの開口面と透光性部品3とを熱を用いることなく硬化可能な接着部材8を用いて接着する。次に、光学レンズ4がマウントされたレンズマウント5を、枠状部材7aの外側に突き当てて位置決めし、当該レンズマウント5を回路基板6に固定する。
以上のように本実施の形態2においては、撮像素子を取り囲む枠状部材に撮像素子を突き当てて位置決めし、同枠状部材に光学レンズがマウントされたレンズマウントを突き当てて位置決めしたので、光学レンズからの入射光が撮像素子の所定位置に精度よく結像するように、撮像素子およびレンズマウントを位置決めすることができる。
なお、本実施の形態2においては、撮像素子2とレンズマウント5を枠状部材の同一部分を挟み込むように突き当てたが、撮像素子2とレンズマウント5を枠状部材の任意の部分に突き当ててもよい。また、図2に示すように撮像素子2やレンズマウント5が突き当てられる枠状部材の壁部分を、他の壁部分に比べ厚くしてもよい。また、図2に示すように、基板6方向(紙面左右方向)における光学レンズ4の中心よりも撮像素子2の基板6方向における中心部分を撮像素子2の突き当て面側にずらしてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、撮像素子とレンズホルダを、それぞれ基板上の異なる位置に設けられたパターンを画像認識することにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
本実施の形態3においては、撮像素子とレンズホルダを、それぞれ基板上の異なる位置に設けられたパターンを画像認識することにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
図3は本実施の形態3である撮像装置を例示する概略構成図である。図3において図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。即ち、図3において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
また、図3において9は撮像素子2と枠状部材7aとの間の基板6上に設けられたパターンであり、撮像素子2の基板6上での位置決めに用いられる。また、10は枠状部材7aとレンズマウント5との間の基板6上に設けられたパターンであり、レンズマウント5の基板6上での位置決めに用いられる。また、13は枠状部材7aと位置決めパターン10との距離であり、14は撮像素子2と位置決めパターン9との距離であり、15は光学レンズ4と位置決めパターン10との距離である。
回路基板6、透光性部品3及び枠状部品7aは接着部材8により接着され、撮像素子2を収納するための中空気密構造を形成している。撮像素子2はこの中空気密構造内に配され、塵や埃の付着が防止されるが、本実施の形態3ではこの撮像素子2は位置決めパターン9を画像認識して位置決めされ固定されているため、位置決めパターン9からの距離14が正確である。また、枠状部材7aも同様に位置決めパターン10を画像認識して位置決めされ固定されているため、位置決めパターン10からの距離13が正確である。また、レンズマウント5も位置決めパターン10を画像認識して位置決めされ固定されているため、光学レンズ4の中心と位置決めパターン10との距離15が正確である。
次に、図3に示した撮像装置の製造方法について説明する。まず基板6上に撮像素子2を位置決めして固定すると共に基板6上に当該撮像素子2を取り囲む枠状部材7aを位置決めして固定する。この際、撮像素子2は回路基板6に設けられた位置決めパターン9を認識パターンとして画像認識して位置決めし、枠状部品7aは回路基板6に設けられた位置決めパターン10を認識パターンとして画像認識して位置決めする。
次に、撮像素子2と対向する部分に設けられた枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止する。詳しくは、枠状部材7aの開口面と透光性部品3とを熱を用いることなく硬化可能な接着部材8等にて接着する。次に、光学レンズ4がマウントされたレンズマウント5を、基板6上に位置決めして固定する。この際、レンズマウント5は回路基板6に設けられた位置決めパターン10を認識パターンとして画像認識して位置決めする。
以上のように本実施の形態3においては、撮像素子とレンズマウント5をそれぞれ基板上に設けられた異なる位置決めパターンを画像認識して位置決めし固定したので、光学レンズからの入射光が撮像素子の所定位置に精度よく結像するように、撮像装置を製造することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4においては、撮像素子とレンズホルダを、同一基板上に設けられた同一パターンを画像認識することにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
本実施の形態4においては、撮像素子とレンズホルダを、同一基板上に設けられた同一パターンを画像認識することにより位置決めして固定する。以下、詳しく説明する。
図4は本実施の形態4である撮像装置を例示する概略構成図である。図4において図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。即ち、図4において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
また、図4において11は枠状部材7aとレンズマウント5との間の基板6上に設けられたパターンであり、撮像素子2、枠状部材7aおよびレンズマウント5の位置決めに用いられる。また、13は枠状部材7aと位置決めパターン11との距離であり、14は撮像素子2と位置決めパターン11との距離であり、15は光学レンズ4と位置決めパターン11との距離である。
回路基板6、透光性部品3及び枠状部品7aは接着部材8により接着され、撮像素子2を収納するための中空気密構造を形成している。撮像素子2はこの中空気密構造内に配され、塵や埃の付着が防止されるが、本実施の形態4ではこの撮像素子2は位置決めパターン11を画像認識して位置決めされ固定されているため、位置決めパターン11からの距離14が正確である。また、枠状部材7aも同様に位置決めパターン11を画像認識して位置決めされ固定されているため、位置決めパターン11からの距離13が正確である。また、レンズマウント5も位置決めパターン11を画像認識して位置決めされ固定されているため、光学レンズ4の中心と位置決めパターン11との距離15が正確である。
次に、図4に示した撮像装置の製造方法について説明する。まず基板6上に撮像素子2を位置決めして固定すると共に基板6上に当該撮像素子2を取り囲む枠状部材7aを位置決めして固定する。この際、撮像素子2および枠状部材7a共に、基板6上に設けられた位置決めパターン11を認識パターンとして画像認識して位置決めする。
続いて、撮像素子2と対向する部分に設けられた枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止し、光学レンズ4がマウントされたレンズマウント5を、基板6上に位置決めして固定する。この際、レンズマウント5は基板6上に設けられた位置決めパターン11を認識パターンとして画像認識して位置決めする。
以上のように本実施の形態4においては、撮像素子とレンズマウントをそれぞれ基板上に設けられた同一の位置決めパターンを画像認識して位置決めし固定したので、光学レンズからの入射光が撮像素子の所定位置に精度よく結像するように、撮像装置を製造することができる。
実施の形態5.
本実施の形態5においては、撮像素子を回路基板上に設けられたパターンを画像認識することにより位置決めして固定し、レンズホルダを撮像素子上の配線パターンを画像認識することにより位置決めして固定する。これにより実施の形態4による位置決め方法よりも高い位置決め精度が可能となる。以下、詳しく説明する。
本実施の形態5においては、撮像素子を回路基板上に設けられたパターンを画像認識することにより位置決めして固定し、レンズホルダを撮像素子上の配線パターンを画像認識することにより位置決めして固定する。これにより実施の形態4による位置決め方法よりも高い位置決め精度が可能となる。以下、詳しく説明する。
図5は本実施の形態5である撮像装置を例示する概略構成図である。図5において図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。即ち、図5において、2はCCDやCMOS等の撮像素子(ベアチップ)、7aは撮像素子2と対向する位置に開口部を有して撮像素子2を取り囲む枠状部材、3は枠状部材7aの開口部を封止し、撮像素子2への入射光を透過する透光性部品、4は撮像素子2への入射光を撮像素子2上に結像させる光学レンズ、5は光学レンズ4を挟持するレンズマウント、6は枠状部材7a、撮像素子2及びレンズマウント5が一体に取り付けられる基板、8は接着剤、接着テープ、瞬間接着剤など熱を用いることなく接着・硬化可能な接着部材である。
また、図5において9はレンズマウント5と枠状部材7aとの間の基板6上に設けられたパターンであり、撮像素子2の位置決めに用いられる。また、12は撮像素子2上に設けられた配線パターンであり、レンズマウント5と枠状部材7aの位置決めに用いられる。また、13は枠状部材7aと配線パターン12との距離であり、14は撮像素子2と位置決めパターン9との距離であり、15は光学レンズ4と配線パターン12との距離である。
回路基板6、透光性部品3及び枠状部品7aは接着部材8により接着され、撮像素子2を収納するための中空気密構造を形成している。撮像素子2はこの中空気密構造内に配され、塵や埃の付着が防止されるが、本実施の形態5ではこの撮像素子2は位置決めパターン9を画像認識して位置決めされるため、位置決めパターン9から撮像素子2までの距離14が正確となる。また、枠状部材7aは撮像素子2上の配線パターン12を画像認識して位置決めされるため、位置決めパターン9から枠状部材7aまでの距離13が正確となる。また、レンズマウント5も配線パターン12を画像認識して位置決めされるため、光学レンズ4の中心から配線パターン12までの距離15が正確となる。
次に、図5に示した撮像装置の製造方法について説明する。まず基板6上に撮像素子2を基板6上の位置決めパターン9を画像認識して位置決めし、固定する。次に、撮像素子2を取り囲む枠状部材7aを撮像素子2上の配線パターン12を画像認識して位置決めし、固定する。更に、撮像素子2と対向する部分に設けられた枠状部材7aの開口部を透光性部品3にて封止し、レンズマウント5を撮像素子2上の配線パターン12を画像認識して位置決めし、固定する。
以上のように本実施の形態5においては、撮像素子を回路基板上に設けられたパターンを画像認識することにより位置決めするとともに、レンズホルダを撮像素子上の配線パターンを画像認識することにより位置決めする。これにより、実施の形態4による位置決め方法よりも高い位置決め精度が可能となる。
1 パッケージ、 2 撮像素子、 3 透光性部品、 4 光学レンズ、 5 レンズマウント、 6 回路基板、 7 枠状部材、 7a 枠状部材、 7b 枠状部材、 8 接着部材、 9 パターン、 10 パターン、 11 パターン、 12 配線パターン、 13 距離、 14 距離、 15 距離。
Claims (8)
- 基板上に撮像素子を固定すると共に前記撮像素子と対向する位置に開口部を有して前記撮像素子を取り囲む枠状部材を前記基板上に固定する撮像素子固定ステップと、
前記枠状部材の前記開口部を透光性部品で封止する枠状部材封止ステップと、
光学レンズを挟持したレンズマウントを、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定するレンズマウント固定ステップとを有することを特徴とする撮像装置の製造方法。 - 前記撮像素子固定ステップにおいて、前記撮像素子と前記枠状部材を当接させ、前記枠状部材と前記レンズマウントを当接させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。
- 前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた第1の位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、
前記レンズマウント固定ステップは、前記第1の位置決めパターンとは異なる前記基板上に設けられた第2の位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。 - 前記第1の位置決めパターンは、前記枠状部材と前記撮像素子との間に設けられ、前記第2の位置決めパターンは前記枠状部材と前記レンズマウントとの間に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置の製造方法。
- 前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、
前記レンズマウント固定ステップは、前記位置決めパターンを画像認識することによって、前記レンズマウントを位置決めし前記基板に固定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。 - 前記撮像素子固定ステップは、前記基板上に設けられた位置決めパターンを画像認識することによって前記撮像素子を位置決めし前記基板に固定し、
前記レンズマウント固定ステップは、前記撮像素子上に実装された配線パターンを画像認識することによって、前記レンズマウントを位置決めし前記基板に固定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。 - 前記基板と前記枠状部材、および前記枠状部材と前記透光部材は、加熱せずに硬化する接着剤,瞬間接着剤または粘着テープにて固定したことを特徴とする請求項1〜6のいずれに記載の撮像装置の製造方法。
- 基板と、前記基板上に固定された撮像素子と、前記撮像素子と対向する位置に開口部を有し、前記撮像素子を取り囲むように前記基板上に固定された枠状部材と、前記枠状部材の前記開口部を封止する透光性部品と、光学レンズと、前記光学レンズを挟持し、前記光学レンズへの入射光が前記透光性部品を介して前記撮像素子の所定の位置に結像するように位置決めして前記基板に固定されたレンズマウントとを有することを特徴とする撮像装置。
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JP2003300809A JP2005072998A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 撮像装置及び撮像装置の製造方法 |
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JP2003300809A JP2005072998A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 撮像装置及び撮像装置の製造方法 |
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JP2007288755A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Optopac Co Ltd | カメラモジュール |
JP2013070270A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Fujifilm Corp | 固体撮像装置及びカメラモジュール |
CN106405988A (zh) * | 2015-06-30 | 2017-02-15 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于校准光具的摄像机壳体 |
-
2003
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