JP4907632B2 - 被覆金属線の被覆厚測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、樹脂等を被覆した金属線の被覆厚や偏肉量を測定する装置に関するものである。
従来、被覆金属線の被覆厚や偏肉量を測定する装置としては、被覆金属線の周囲に配置され、芯線までの距離を測定する渦電流式変位センサと、渦電流式変位センサと被覆金属線との間隔を測定する間隔測定器(レーザ発光部とレーザ受光部から構成)と、渦電流式変位センサの測定結果(L)と間隔測定器の測定結果(W)から被覆の厚さ(t=L−W)を演算する演算手段とを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−6709(3−7頁、図1−7)
渦電流式変位センサは、センサヘッドに設けたセンサコイルに高周波電流を流して、外部に高周波磁界を生成し、この磁界内に検出物体(金属)があると、検出物体に渦電流が流れ、センサコイルのインピーダンスが変化することにより検出物体との距離を測定するものである。
従来の装置ではφ10〜20mmのセンサヘッドを用いて通常φ20mm程度の芯線を測定対象としていたが、例えばエレベータ引き上げ用のロープとして使用する被覆金属線においては、芯線径がφ3〜5mm、被覆厚が0.4〜1mm程度の芯線径の細いものを測定する必要がある。
このような被覆金属線の被覆厚を測定する場合、芯線から離して配置された渦電流式変位センサでは、芯線が細いためにセンサコイルから測定対象の芯線を臨む立体角が小さく、芯線に流れる渦電流も微小となり、センサコイルのインピーダンスの変化も小さくなる。
エレベータ用ロープの被覆厚はロープの寿命に大きな影響を与えることから、被覆厚の偏肉管理を厳格に管理する必要があるにもかかわらず、上記理由により渦電流式変位センサによるとわずかな被覆厚のばらつきを精度よく測定するのが困難であった。
一方、渦電流式変位センサを被覆金属線に近づけて測定すれば精度は改善するが、被覆に異物が混じることによって、又は押出機の脈動や被覆される樹脂材料の溶融不良等によって被覆に凹凸部が生じた場合、渦電流式変位センサがこの凹凸部に引っかかり渦電流式変位センサに衝撃を加えたり、接触をきっかけにして渦電流式変位センサが皮をむくように後続の被覆を剥がしつづけたりすることがある。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであって、被覆の表面に凹凸を有する被覆金属線であっても、変位センサ及び被覆の双方に衝撃、又は損傷を加えることなく、変位センサを被覆金属線に近接させて被覆厚の測定を精度よく行うことが可能となる被覆厚測定装置を提供することにある。
第1の発明に係る被覆金属線の被覆厚測定装置は、一方向に移送される被覆金属線の被覆に接触して配置され、この被覆を介して芯線までの距離を測定する変位センサを有するセンサ部と、このセンサ部に対して被覆金属線の移送方向の上流側に配置され、変位センサが測定する被覆の部位において、被覆表面から許容量を越える凸部を検出するリミットスイッチを備えた検出部と、センサ部を保持するとともに、リミットスイッチが凸部の検出信号を発したとき、センサ部を被覆金属線から遠ざけるとともに、検出信号が消滅したとき、センサ部を元の位置に復帰させる駆動手段とを備えたものである。
第2の発明に係る被覆金属線の被覆厚測定装置は、一方向に移送される被覆金属線の被覆に接触して配置され、この被覆を介して芯線までの距離を測定する変位センサを有するセンサ部と、このセンサ部に対して被覆金属線の移送方向の上流側に配置され、変位センサが測定する被覆の部位において、被覆金属線を挟んで対向して配置されたレーザ発光部と受光部とを有する検出部と、センサ部を保持するとともに、検出部が許容値を越える被覆金属線の外径寸法を検出したとき、制御・演算部が出力する信号によってセンサ部を被覆金属線から遠ざけるとともに、所定の時間経過後の信号が消滅したとき、センサ部を元の位置に復帰させる駆動手段とを備えたものである。
この発明に係る被覆金属線の被覆厚測定装置によれば、被覆の表面に凹凸を有する被覆金属線であっても、検出部がこれら凸部又は凹部を検出し、これらがセンサ部に接触する前に駆動手段がセンサ部を被覆より遠ざけるため、変位センサ及び被覆の双方に衝撃、又は損傷を加えることなく、変位センサを被覆金属線に近接させて被覆厚の測定を精度よく行うことが可能となる。
実施の形態1.
図1は実施の形態1による被覆金属線の被覆厚測定装置1(以降、装置本体1と称す)の全体図、図2は同装置の凸部検出・被覆厚測定部2におけるケーブル移送方向に直角方向の断面図、図3は同装置の凸部検出・被覆厚測定部2の平面図である。
図1において装置本体1は、凸部検出・被覆厚測定部2と制御・演算部3とガイドローラ4と水除け部5と表示部6とキャスタ7で構成される。
一般に、被覆金属線8の被覆工程では、ドラムに巻き取られた被覆前の金属線を繰出し機によって繰出し、繰出した金属線を洗浄、乾燥後、予熱し、押出成形機で金属線の周囲に被覆層を成形する。その後、冷却水槽にて冷却、ブロアー等で乾燥し、巻取り機でドラムに巻き取る。本発明による被覆金属線8の装置本体1は、冷却水槽と巻取り機の間に設置し、冷却後の被覆金属線8の被覆厚をオンラインで測定する。
被覆金属線8は、ガイドローラ4で位置を調整し、走行ライン上を図1の右から左に向かって移送される。
本実施の形態によれば、まず水除け部5によって前方に設置された冷却水槽から飛散する水滴を防ぎとめる。次に凸部検出・被覆厚測定部2において被覆金属線8の表面にセンサカバーを介して押付けられた渦電流式変位センサによって、被覆金属線8の芯線までの距離を測定し、制御・演算部3で渦電流式変位センサからの出力電圧を処理して被覆厚並びに偏芯量、偏芯角を求め、表示部6でこれら諸量を画面表示する。
移送される被覆金属線8に対して凸部検出・被覆厚測定部2を固定し、被覆工程においてオンラインで連続的に被覆金属線8の被覆厚を測定する。
図2、3において凸部検出・被覆厚測定部2は、4個のセンサ部(9a〜9d)と、4個の検出部(10a〜10d)を備えている。このうち2個のセンサ部(9a、9d)と2個の検出部(10a、10d)はブラケット11aに、その他の2個のセンサ部(9b、9c)と2個の検出部(10b、10c)はブラケット11bに、各々取り付けられている。4個のセンサ部9a〜9dと検出部10a〜10dは被覆金属線8に対して斜め45°の方向に90°ピッチで配置されており、9aと9bおよび10aと10bの位置、ならびに9cと9dおよび10cと10dの位置が各々被覆金属線8を挟んで対向している。
凸部検出・被覆厚測定部2における各部品は、センサ部9a〜9dでの距離測定に影響を与えないように、基本的に非磁性材料で製作される。
図3に示すようにこのブラケット11a、11bは、ケーブル移送方向の上流端は回転支持部12a、12bによって回転自在に装置本体1に固定されている。また、このブラケット11a、11bの下流端は磁性部13a、13bを備え、装置本体1に固定されたマグネット14a、14bによって位置を保持されている。下流端には引きバネ15a、15bも接続され、ブラケット11a、11bを被覆金属線8から遠ざける方向に引っ張り力が作用している。
図2、3に示すようにセンサ部9a〜9dは、センサカバー16をとりつけた渦電流式変位センサ17がセンサホルダ18に保持され、押し当てバネ19によって被覆金属線8の表面に押し当てられている。
渦電流式変位センサ17は、特に被覆金属線8の芯線の直径が小さく被覆厚が薄い場合には、測定距離が短く、外形寸法が小さいものが望ましい。理想的には所定の被覆厚さと同程度の測定距離のセンサが最適である。
測定距離が短く、寸法が小さい渦電流式変位センサ17は発生する高周波磁界の強度が小さく、渦電流式変位センサ17同士の干渉する範囲も小さいので、これらをケーブル移送方向により近接して配置し(例えば図3においては、9a、9dと9b、9cとを近接して配置できる)、より近くの断面位置の被覆厚を測定することが可能となる。
これに対して測定距離の長い渦電流式変位センサ17を使用すると、センサ同士の干渉が起こらないように被覆金属線8の移送方向に間隔をあけて設置する必要があるが、移送中の被覆金属線8は少なからず自転するので、狙いとは別の位置における被覆厚を測定してしまい、複数の方向の被覆厚から芯線の偏芯量を正確に求めることは困難となることが予想される。
測定距離の短い渦電流式変位センサ17を近接して配置すれば、このような測定位置ずれの問題による影響を低減することができる。
また、渦電流式変位センサ17を近接して配置すれば、凸部検出・被覆厚測定部2をより小さく構成でき、ひいては装置本体1を小さくできるというメリットもある。
センサカバー16は、樹脂、ガラス、セラミック等の低摩擦非磁性材料で作られており、先端は角部がなく、滑らかな形状であることが望ましい。
センサカバー16は渦電流式変位センサ17を保護するものであるが、これは渦電流式変位センサ17と被覆金属線8との距離を隔てるので、測定距離が短く、寸法が小さい渦電流式変位センサ17を使用するためには、センサカバー16は可能な限り薄いものが望ましい。
渦電流式変位センサ17を消耗品として使用し、定期的に交換を行う場合や、被覆が柔軟性を有していて渦電流式変位センサ17と直接衝突してもそれほど大きな衝撃を加えることがないような場合には、センサカバー16を設けない構成とすることも可能である。
なお、本実施の形態においては、変位センサとして渦電流式変位センサ17を用いた例を示しているが、被測定物である金属との間の静電容量(C)を測定し、被測定物との間に存在する物質の誘電率(ε)とセンサヘッドの被測定物に対する対向面積(S)から、C=εS/dの関係式を用いて、被測定物との距離(d)を求める静電容量式変位センサを用いても同様な装置本体1を構成することができる。
図3に示すように検出部10a〜10dは、先端に検出ローラ20と末端に調整ネジ21を備えたローラホルダ22がケース23に保持され、ローラホルダ22と調整ネジ21の間には押し付けバネ24が挿入されており、検出ローラ20が被覆金属線8の表面に押し当てられている。
ローラホルダ22と調整ネジ21の間には隙間が設けてあるが、後に説明するとおり、この隙間以上の高さを有する被覆金属線8の表面に生じた凸部が検出部10a〜10dに進行してきた場合に、センサ部9a〜9dの退避動作を行うことになっており、この退避動作を行うかどうかのしきい値を調整ネジ21により調整することができる。
図4を使って被覆厚の測定方法、及び偏芯量と偏芯角の算出方法を説明する。まずセンサ部9a〜9dの渦電流式変位センサ17によって芯線25の表面までの距離を測定する。本実施の形態では渦電流式変位センサ17の先端には保護のためセンサカバー16を備えているが、センサ部9a〜9dは被覆金属線8の表面に押付けられているので、制御・演算部3においてセンサカバー16の厚みを差し引きし、センサ部9a〜9dの各方向における被覆厚さt1〜t4を算出する。
さらに、制御・演算部3において下記数1、数2にしたがって、被覆金属線8の中心に対する芯線25の中心の偏芯量eと図4に定義される偏芯角φを算出し、それぞれの値を電気信号によって表示部6に送信する。
Figure 0004907632
Figure 0004907632
本実施の形態においては、被覆金属線8を挟んで対向して配置された4つのセンサを用いて求めたが、被覆26の外周上最低3箇所における被覆厚の測定データがあれば、下記のようにしてeとφを求めることも可能である。
すなわち、上記3箇所における被覆厚の測定データがあれば、この3点を通る円(これは芯線25の外形を表す円となる)の方程式を求めることができる。被覆金属線8の中心を原点とする座標系において、円の中心座標(a、b)、半径をrとする円の方程式は数3にて表現されるので、
Figure 0004907632
被覆厚測定点の3点が上記数3を満たすようにa、b、rを求めることにより、偏芯量e、偏芯角φは下記数4から得られる。
Figure 0004907632
なお、被覆表面26における局所的な形状を更に細かく観測する必要がある場合には、観測対象のサイズに合わせて3組6個や4組8個、あるいはそれ以上の渦電流式変位センサ17を設けて、数3に示したよりも高次の多項式で近似することにより被覆厚の分布をより正確に求めることも可能である。
表示部6では被覆26の厚さt1〜t4、偏芯量e、偏芯角φの表示を行う。図4に示すように偏芯量eと偏芯角φを被覆金属線8の断面における芯線25の位置としてイメージ表示させると、直感的に分かりやすく作業者が押出成形機で偏芯を調整しやすくなる。
次に、図5を使って、実施の形態1による被覆金属線8の装置本体1における被覆の凸部検出方法とセンサ部9の退避方法を説明する。
前工程で芯線25についた異物がそのまま被覆26に混入することにより、あるいは押出成形機の脈動や被覆される樹脂材料の溶融不良が発生することにより、被覆26に凸部27が生じることがある。
上記凸部27が被覆金属線8の移送に伴って凸部検出・被覆厚測定部2に進行してきた際に、この凸部27が検出ローラ20に接触すると、押し付けバネ24を圧縮しつつローラホルダ22がケース23の内部へと押し上げられる。凸部27の高さがローラホルダ22と調整ネジ21間に予め設けられた隙間(許容量)よりも大きい場合、ローラホルダ22は調整ネジ21に押し当てられ、ブラケット11を押し上げて、マグネット14でその位置を保持していたブラケット11は回転支持部12を中心に回転移動する。
ここで芯線25がより線である場合には、被覆26の表面もわずかな凹凸が形成される場合がある。ローラホルダ22と調整ネジ21の間の隙間をこの凹凸の高低差(仮に0.1mm程度の高低が生じたとする)よりも大きい値(例えば0.5mm程度)としておくと、被覆26表面に異常として生成された凸部27のみを判別することが可能となる。
マグネット14から開放されたブラケット11は引きバネ15の復元力によってさらに回転移動し、被覆金属線8が移送されて凸部27がセンサ部9に到達する前にセンサ部9は被覆金属線8から遠ざけられるため、凸部27はセンサ部9と接触せずに凸部検出・被覆厚測定部2を通過することになる。
凸部27の通過を確認後、再びブラケット11をマグネット14に保持させれば、引き続き、被覆金属線8の被覆厚を測定することができる。
このような構成を備えた本実施の形態による被覆金属線8の装置本体1の奏する効果について説明する。
第1の効果は、以下に示すものである。すなわち、被覆26の表面に凸部27を有する被覆金属線8であっても、図3において検出部10a〜10dがこの凸部27を検出し、これがセンサ部9a〜9dに接触する前に引きバネ15a、15bの取り付けられたブラケット11a、11bがセンサ部9a〜9dを被覆26より遠ざけるため、渦電流式変位センサ17及び被覆26の双方に衝撃、又は損傷を加えることなく、渦電流式変位センサ17を被覆金属線8に近接させて被覆厚の測定を精度よく行うことが可能となる。
第2の効果は、以下に示すものである。すなわち、予め先端部の厚みが測定されたセンサカバー16を用い、これを介して渦電流式変位センサ17を押し当てバネ19により被覆26に押し付けて測定を行っているため、従来例のようなセンサ部9a〜9dと被覆26との間隔を測定するための別の測定手段を省略できる。また、押し当てバネ19がダンパーとしての機能を担うため、被覆金属線8の移送時に発生する被覆金属線8の振動が渦電流式変位センサ17に衝撃を加えるのを緩和できるという利点がある。
第3の効果は、以下に示すものである。すなわち、センサ部9a〜9dを対向して配置させることにより、測定対象の芯線25が対向して配置された相手方センサより発せられる高周波磁界をシールドすることになり、渦電流変位センサ17間の干渉を低減することができ測定精度を高めることができる。
第4の効果は、以下に示すものである。すなわち、被覆26の凸部27の検出とセンサ部9a〜9dの退避動作には電気的な処理を不要としたので、凸部検出・被覆厚測定部2を含む装置本体1を簡単な構成で安価に製作することが可能であり、また、装置本体1のみの電源が断たれた場合でも、確実にセンサ部9a〜9dを退避させることができる。
実施の形態2.
図6は実施の形態2による被覆金属線8の装置本体31の凸部検出・被覆厚測定部32の構成図である。図1において凸部検出・被覆厚測定部2を凸部検出・被覆厚測定部32に置き換えた以外は実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
凸部検出・被覆厚測定部32は、2個のブラケット33a、33bが被覆金属線8の移送される方向の上流端に位置する回転支持部34a、34bによって被覆金属線8を挟んで装置本体31に回転自在に取り付けられている。ブラケット33aはセンサ部35a、35dが、ブラケット33bはセンサ部35b、35cが各々取り付けられており、被覆金属線8が移送される方向の下流端に磁性部36a、36bを備え、装置本体31に固定された電磁石37a、37bによって位置を保持されている。
また、ブラケット33a、33bは、被覆金属線8の走行する方向の下流端に装置本体31に固定された引きバネ39a、39bが接続され、ブラケット33a、33bを被覆金属線8から遠ざける方向に引きバネ39a、39bの力が働いている。
ブラケット33a、33bの被覆金属線8の走行する方向の上流側には4個のリミットスイッチ38a〜38d装置本体31に固定されている。
リミットスイッチ38a〜38dは、許容量を超える凸部27が被覆26表面に発生し、これがリミットスイッチ38a〜38dに進行してきた時に検出するよう調整されている。許容量としては、例えば実施の形態1に示したように、芯線25をより線とすることにより被覆26表面に生じる凹凸(例えば0.1mm)よりも大きな値(0.5mm程度)としておくことが考えられる。
本実施の形態においても、4個のセンサ部35a〜35dとリミットスイッチ38a〜38dは被覆金属線8に対して斜め45°方向に90°ピッチで配置されている。また、センサ部35a〜35dの内部の構造は、図2、3に示す実施の形態1と同様である。
次に、実施の形態2による被覆金属線8の装置本体31における被覆の凸部検出方法とセンサ部35a〜35dの退避方法を説明する。
図5に示したのと同様に、被覆26に発生した凸部27がリミットスイッチ38a〜38dの一つに接触すると制御・演算部3において凸部検出信号が生成され、電磁石37a、37bの励磁を切るように制御される。
電磁石37a、37bでその位置を保持していたブラケット33a、33bは回転支持部34a、34bを中心に引きバネ39a、39bの復元力によって回転移動し、被覆金属線8が移送されて凸部27がセンサ部35a〜35dに到達する前にセンサ部35a〜35dは被覆金属線8から遠ざけられ、被覆26の凸部27はセンサ部35a〜35dと接触することなく、凸部検出・被覆厚測定部32を通過することとなる。
凸部27がセンサ部35a〜35dを通過する所定の時間を経過すると、制御・演算部3において凸部検出信号が消滅し、再び電磁石37a、37bを励磁するように制御され、ブラケット33、33bを元の位置に戻して保持する。
このような構成を備えた本実施の形態2による被覆金属線8の装置本体31は、実施の形態1において示した第1ないし第3の効果を同様に奏することに加えて、以下の第5の効果も奏する。
すなわち、電磁石37a、37bによってブラケット33a、33bを保持する構成としたので、凸部27がセンサ部35a〜35dを通過して凸部検出信号が消滅した後で、遠隔から自動で電磁石37a、37bを励磁することができ、ブラケット33a、33bを元の位置に戻して、被覆金属線8の被覆厚測定を継続できる。このことにより、装置現場で手動復帰する手間が省けるというメリットがある。
実施の形態3.
図7は実施の形態3による被覆金属線8の装置本体41の全体図、図8は装置本体41の凹凸検出部42の構成図、図9は装置本体41の被覆厚測定部43の構成図である。 図7に示すように装置本体41は、凹凸検出部42と被覆厚測定部43と制御・演算部44とガイドローラ45と水除け部46と表示部47とキャスタ48で構成される。
図8に示すように凹凸検出部42においては、レーザ光を照射する2個の発光部49a、49bとフォトダイオードアレイを内蔵した2個の受光部50a、50bが、被覆金属線8を間に挟んで所定の距離を隔てて対向し、光束51a、51bが斜め45°の方向から投光されるように、発光部49a、49bと受光部50a、50bは支持台52a、52bによって装置本体41に固定されている。
凹凸検出部42では、光束51a、51bが被覆金属線8によって遮光された範囲から被覆金属線8の外径を測定し、その結果を制御・演算部44に送出する。
図9に示すように被覆厚測定部43では、センサ部56a〜56dが取り付けられたブラケット54a、54bは、ガイドレール55a、55bに案内されたガイドブロック53a、53bによって支持されており、アクチュエータ57a、57bによって被覆金属線8の移送方向とほぼ直角方向に駆動される。ここでアクチュエータ57a、57bは空圧駆動のもので電動のものでも構わない。実施の形態1と同様に被覆厚測定部43における各部品は基本的に非磁性材料で製作される。
4個のセンサ部56a〜56dは被覆金属線8に対して斜め45°方向に90°ピッチで配置されている。これらの内、対向しないセンサ部56aと56dがブラケット54aに、センサ部56bと56cがブラケット54bにそれぞれ設置されている。また、センサ部56a〜56dの内部の構造は、図2、3に示す実施の形態1と同様である。
被覆厚の測定方法、及び偏芯量、偏芯角の算出方法は実施の形態1と同じであるので、省略する。
次に、実施の形態3による被覆金属線8の装置本体41における被覆の凸部検出方法とセンサ部56a〜56dの退避方法を説明する。
図5に示したのと同様に、被覆26に発生した凸部27が凹凸検出部42へ進行すると、外径が大きく測定される。測定値が許容値を超えると制御・演算部3において凸部検出信号が生成され、アクチュエータ57a〜57dがブラケット54a、54bを後方に移動させる。ここで凸部検出信号を生成する許容値としては、例えば実施の形態1に示したように、芯線25をより線とすることにより被覆26表面に生じる凸(例えば0.1mm)よりも大きな値(0.5mm程度)としておくことが考えられる。
被覆金属線8が移送されて凸部27がセンサ部56に到達する前にセンサ部56a〜56dは被覆金属線8から遠ざけられ、被覆26の異常部27はセンサ部56a〜56dと接触せずに被覆厚測定部43を通過することになる。
凸部27がセンサ部56a〜56dを通過する所定の時間を経過すると、制御・演算部3において凸部検出信号が消滅し、再びアクチュエータ57a、57bが作動し、ブラケット54a、54bを元の位置に戻す。
このような構成を備えた本実施の形態による被覆金属線8の装置本体41は、実施の形態1において示した第1ないし第3の効果、及び実施の形態2において示した第5の効果を同様に奏することに加えて、以下の第6、第7効果も奏する。
第6の効果は、以下に示すものである。すなわち、アクチュエータ57a、57bによってブラケット54a、54bを移動させるので、ブラケット54a、54bの移動速度を調整し、緩やかにセンサ部56a〜56dを被覆金属線8に押し当てることによって、渦電流式センサ17に与える衝撃を和らげ、長期間にわたって測定の信頼性を確保することができる。
第7の効果は、以下に示すものである。すなわち、凹凸検出部42では光学的に寸法測定を行うので、外径が小さくなった場合も検出することができ、被覆26に穴があいたり、破れたりした場合でもセンサ部56a〜56dを退避させて、センサ部56a〜56dが穴部に引っかかるのも防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る被覆金属線の被覆厚測定装置の全体図である。 本発明の実施の形態1に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、凸部検出・被覆厚測定部のケーブル移送方向に直角方向の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、凸部検出・被覆厚測定部の平面図である。 被覆金属線中心に対する芯線中心の偏芯量、偏芯角を求めるための説明図である。 本発明の実施の形態1に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、凸部検出方法とセンサ部の退避方法を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、凸部検出・被覆厚測定部の平面図である。 本発明の実施の形態3に係る被覆金属線の被覆厚測定装置の全体図である。 本発明の実施の形態3に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、凹凸検出部のケーブル移送方向に直角方向の断面図である。 本発明の実施の形態3に係る被覆金属線の被覆厚測定装置において、被覆厚測定部のケーブル移送方向に直角方向の断面図である。
1 被覆厚測定装置本体、3 制御・演算部、6 表示部、8 被覆金属線、
9a〜9d センサ部、10a〜10d 検出部、11a,11b ブラケット、
12a,12b 回転支持部、13a,13b 磁性部、14a,14b マグネット、
15a,15b 引きバネ、17 渦電流式変位センサ、19 押し当てバネ、
25 芯線、26 被覆、27 凸部、31 被覆厚測定装置本体、
33a,33b ブラケット、34a,34b 回転支持部、
35a〜35d センサ部、36a,36b 磁性部、37a,37b 電磁石、
38a〜38d リミットスイッチ、39a,39b 引きバネ、
41 被覆厚測定装置本体、44 制御・演算部、47 表示部、
49a,49b 発光部、50a,50b 受光部、53a,53b ガイドブロック、
54a,54b ブラケット、55a,55b ガイドレール、
56a〜56d センサ部、57a,57b アクチュエータ。

Claims (7)

  1. 一方向に移送される被覆金属線の被覆に接触して配置され、この被覆を介して芯線までの距離を測定する変位センサを有するセンサ部と、
    このセンサ部に対して前記被覆金属線の移送方向の上流側に配置され、前記変位センサが測定する前記被覆の部位において、前記被覆表面から許容量を越える凸部を検出するリミットスイッチを備えた検出部と、前記センサ部を保持するとともに、前記リミットスイッチが凸部の検出信号を発したとき、前記センサ部を前記被覆金属線から遠ざけるとともに、前記検出信号が消滅したとき、前記センサ部を元の位置に復帰させる駆動手段とを備えたことを特徴とする被覆金属線の被覆厚測定装置。
  2. 一方向に移送される被覆金属線の被覆に接触して配置され、この被覆を介して芯線までの距離を測定する変位センサを有するセンサ部と、
    このセンサ部に対して前記被覆金属線の移送方向の上流側に配置され、前記変位センサが測定する前記被覆の部位において、前記被覆金属線を挟んで対向して配置されたレーザ発光部と受光部とを有する検出部と、前記センサ部を保持するとともに、前記検出部が許容値を越える前記被覆金属線の外径寸法を検出したとき、制御・演算部が出力する信号によって前記センサ部を前記被覆金属線から遠ざけるとともに、所定の時間経過後の前記信号が消滅したとき、前記センサ部を元の位置に復帰させる駆動手段とを備えたことを特徴とする被覆金属線の被覆厚測定装置。
  3. 前記センサ部は、前記変位センサを前記被覆に押し当てる弾性材を備えていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の被覆金属線の被覆厚測定装置。
  4. 前記センサ部は、前記被覆金属線を挟んで対向位置に配置されていることを特徴とする
    請求項1または請求項3に記載の被覆金属線の被覆厚測定装置。
  5. 前記検出部は、前記被覆と接触して配置され、被覆表面の凸部に対応して前記被覆金属線から遠ざかる方向に変位し、前記駆動手段は、一端が回転自在に支持された回転支持部を有し、前記被覆金属線の移送方向の上流から順に前記回転支持部、前記検出部、前記センサ部が配列されたブラケットを備えることを特徴とする
    請求項1、請求項3、請求項4のいずれか1項に記載の被覆金属線の被覆厚測定装置。
  6. 前記変位センサからの出力によって測定された芯線までの距離に基づいて、前記被覆金属線の中心に対する前記芯線の中心の偏芯量と偏芯角を計算する演算部と、
    前記偏芯量と偏芯角を表示する表示部とを備えたことを特徴とする、
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の被覆金属線の被覆厚測定装置。
  7. 前記被覆金属線は、エレベータ引き上げ用のロープであることを特徴とする
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の被覆金属線の被覆厚測定装置。
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