JP4905317B2 - 車両のスライドドア用ガイドローラー - Google Patents

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Description

本発明は車両のスライドドア用ガイドローラーに関するものである。
ワンボックス車等の車体側面のドア開口を開閉するスライドドアは、車体側に設置された断面逆U字形のアッパレール、ロアレールおよびセンターレールにより、ドア前端部の上部および下部とドア後端部の上下中間の3ヵ所に設けられた水平ローラーが案内され開閉移動する。
従来のこの種の水平ローラーの代表例を図4に示し、ローラー1Aはドーナツ状の厚肉の合成樹脂体で、中心に貫通穴を形成する内径部10に、スライドドアに設けた図略の支持アームの先端から起立する支軸2を貫通せしめ、この状態で内径部10の上縁および下縁を、上記支軸2の外周面に設けた上下の保持部材23a,23bで上下方向に挟んで回転可能に支持されている。なお、ローラー1Aの内径部10の周面と、これと対向する支軸2の外周面との間の若干の間隙には潤滑剤が充填され、その上下がシール材により密閉されている。
ところで、図3に示すように、スライドドアDは、ドア全閉時に車体側面と面一に車体のドア開口を閉じる。そして開くとき、スライドドアDを車外側へ振り出して車体側面に沿ってスライド移動させる。この場合、スライドドアDの車外側への振り出し量は、ドア上端側とドア下端側とで異なり、一般にドア上端側の振り出し量xに対してドア下側の振り出し量yが大きくしてある。
このためスライドドアDは開閉移動時に車外側へ振り出すと、ドア上端が車内側へ倒れた緩やかな内倒れ姿勢となり、図4に示すように、水平ローラー1Aの支軸2がガイドレール3に対して傾斜姿勢をなす。このときガイドレール3の一方の内側面31と支軸2との水平ローラー1A上面側での距離e、および他方の内側面32と支軸2との水平ローラー1A下面側での距離fが小さくなり、従って水平ローラー1Aの回転抵抗が大きくなって、ドアの開閉操作が重いといった問題が生じる。図3中、6は垂直ローラーを示す。
そこで、ローラー1Aの外周の外径部11を縦断面緩やかな湾曲凸面状に形成して、ローラー傾斜時の上記距離e,fの変化に対応して水平ローラー1Aの上面側および下面側の径を小さくして内径部10の支軸2に対する押付けを防止するようにしたり、図5に示す特許文献1では、水平ローラー1Bの金属製の内輪13と外輪14との間にボールベアリング16を有するローラーにおいて、外輪14の外周面を被覆する合成樹脂の被覆部17の外径部上縁に段差18を形成して、水平ローラー1Bが傾斜状となったときにガイドレールの側壁部33に、強く押付けられる上記外径部上縁を非接触として水平ローラー1Bの回転抵抗が大きくならないようにし、もってドアの開閉操作をスムーズにすることが提案されている。
特開2006−328791号公報
特許文献1に記載のボールベアリングを有する水平ローラー1Bではドアの開閉操作をスムーズにすることができるが、ローラーの構造が複雑でコスト高となる。
そこで、図4に示すようにボールベアリングなしの水平ローラー1Aとした場合、外径部11の曲率を大きくしたり、または内径部10と支軸2との間の間隙を大きくすることで傾斜時に生じる内径部10の支軸2に対する押付けは防止される。しかしながらこのようにするとドアにガタツキが発生する。
このためドア開閉によりドアが傾斜した場合、水平ローラー1Aの外径部11の上端または下端とガイドレール3の間、および内径部10の上端または下端と支軸2との間である程度の接触圧が生じるように設定される。しかしながら、外径部12はガイドレール3の内面を転動するから接触圧がドアの開閉に支障をきたさないが、内径部10では支軸2との間に摩擦抵抗が生じ、ドアの開閉操作が重くなり、強く開閉するとローラーが破損するおそれがある。
そこで本発明は、ボールベアリングを設けることなく、ガイドレールに対してロ−ラ−の支軸(回転中心軸)が傾いてもスムーズに回転してスライドドアの開閉操作を妨げない車両のスライドドア用ガイドローラーを提供することを課題としてなされたものである。
本発明は、車両のスライドドアに設けられた支持アームの先端から起立する支軸に回転可能に保持せしめ、スライドドア開閉時に、車体に設置された断面ほぼコ字形のガイドレール内を転動するガイドローラーであって、ドア開閉移動に伴い上下方向の傾斜角度が変化する車両のスライドドア用ガイドローラーにおいて、上記ローラーは、上記ガイドレールの相対向する内面に案内される外径部の周面の縦断面形状を上記内面へ向けて緩やかな湾曲凸面に形成するとともに、上記支軸が貫通する内径部の周面の縦断面形状を、上記支軸の周面に向けて緩やかな湾曲凸面に形成する(請求項1)。
ローラーの外径部の周面とともに内径部の周面を湾曲凸面状としたので、ドア開閉に伴うローラーの傾斜時に、内径部と支軸との間の摩擦抵抗を軽減でき、ローラーがスムーズに回転するのでドアの開閉移動に支障がない。
上記ローラーは、上記内径部の周面の縦断面形状と、上記外径部の周面のそれとを、ローラーの直径方向にほぼ対称形状に形成する(請求項2)。
外径部とガイドレールとの間の接触圧と、内径部と支軸との間の接触圧をバランスよく確保でき、ドアをガタツキなくスムーズに開閉移動させることができる。
図3に示すワンボックス車等のスライドドアDのアッパローラー部、ロアローラー部またはセンタローラー部に用いる水平ローラー(ガイドローラー)1に本発明を適用した実施形態を説明する。水平ローラー1は、スライドドアDからほぼ水平に車内側へ突出する支持アーム5の先端に立設した起立状の支軸2に回転自在に支持してある。水平ローラー1は車体に設置されたガイドレール3に沿って転動してスライドドアDを開閉案内する。
スライドドア閉鎖時、水平ローラー1はその支軸2がガイドレール3に対してほぼ垂直姿勢をなし、スライドドアD開閉操作時にはスライドドアDの上部と下部の車外側への振り出し量x,yが異なるため、これに伴い水平ローラー1はガイドレール3に対して傾斜し、傾斜姿勢でレール内を転動する。以下、図1、図2に基づいて水平ローラー1の詳細を説明する。
図1に示すように、水平ローラー1は、合成樹脂、例えばナイロンまたはポリアセタール樹脂からなるドーナツ形で、中心に貫通穴を形成する内径部10と、ローラー全体の外周円を形成する外径部11は同心円をなす。水平ローラー1はその外径部11では、上下中央部(厚さ方向中央部)の直径寸法に比べて、上面側および下面側の直径寸法が若干小さくなるように、周面の縦断面形状を上記上下中央部が最も外方へ突出する緩やかな湾曲凸面状に形成してある。そして水平ローラー1は上記中央部における直径寸法を下方へ向けて開口する下向きコ字形のガイドレール3の内部横幅に合わせ、転動可能としてある。
水平ローラー1の内径部10は、外径部11よりも上下方向の厚みが若干薄く形成してあり、その上下位置に後述の潤滑材15およびシール材16を設けるスペースを形成している。
内径部10の周面は外径部11の周面と対称に、周面の縦断面形状を上下中央部がローラー中心方向へ突出する緩やかな湾曲凸面状に形成してある。これにより水平ローラー1はその内径部10と外径部11との間の横幅が、上下中央部よりも上面側および下面側の横幅を若干小さく形成してある。内径部10の貫通穴の直径は、これを貫通する支軸2の支持部21よりも若干大きく設定し、回転自在としてある。
水平ローラー1を支持する支軸2は円柱部材からなり、根元部20よりも水平ローラー1を支持する支持部21が小径状としてある。根元部20と支持部21との境にはリング状の保持部材23aが設けてある。また、支持部21の先端には小径のカシメ部22を備えている。
水平ローラー1はその内径部10の貫通穴に支軸2の支持部21を貫通せしめて保持部材23aに下面側を当接せしめるとともに、支軸2の先端のカシメ部22に上からリング状の保持部材23bを嵌合し、両保持部材23a,23bで水平ローラー1を上下に挟み込み、この状態で、保持部材23bをカシメ部22にカシメ固定して、支軸2に支持してある。
なお、水平ローラー1の内径部10と支軸2の支持部21との間には潤滑材たるグリス15が充填され、内径部10の上下位置で、支持部21との隙間を塞ぐシール部材16で密閉してある。
図1、図2に示すように、水平ローラー1は下からガイドレール3内へ挿入してあり、外径部11をガイドレール3の左右の両側壁31,32に当接せしめてある。
水平ローラー1の外径部11の周面の縦方向の湾曲形状、およびこれとほぼ同位置の曲率とした内径部10の湾曲形状は、水平ローラー1の支軸2が垂直位置から傾斜しても、外径部11とガイドレール3の両側壁31,32との間、および内径部10と支軸2の支持部21との間の接触圧はほとんど変化しないように設定してある。
スライドドアの開閉操作時、水平ローラー1は支軸2がガイドレール3の対向する両側壁31,32に対して傾斜し、傾斜角度が変化する。なお、支軸2の傾斜角は最大で5度ないし10度程度で、図2は傾斜を強調して表してある。
上記傾斜姿勢では、水平ローラー1上面側でのガイドレール3の一方の内側面31と支軸2との距離、および水平ローラー1下面側での他方の内側面32と支軸2との距離が小さくなるが、その分、上面側および下面側の横幅を小さくしたので、内径部10の支軸2に対する押付け力および外径部11のガイドレール3に対する押付け力が大きくならず、内径部10と支軸2との間の摩擦抵抗がほとんど生じないから、水平ローラー1をスムーズに回転させることができ、スライドドアの開閉操作が重くならず、かつガタツキもほとんど発生せず、スライドドアの開閉操作性を良好にできる。
水平ローラー1の内径部10と外径部11の曲率は、スライドドア開閉時の最大傾斜角度により決められる。また両者の形状は必ずしも対称でなくてもよいが、対称形状とした方が、内径部10と支軸2との間の接触圧と外径部11とガイドレー3ルとの間の接触圧とをバランスよく確保でき、よりスムーズにスライドドアを開閉移動させることができる。
本発明のガイドローラーの縦断面図である。 本発明のガイドローラーの傾斜姿勢を示す縦断面図である。 本発明を適用するワンボックス車等のスライドドアの開閉にともなう振り出し作動を示す概略正面図である。 従来のガイドローラーの縦断面図である。 従来の他のガイドローラーの要部縦断面図である。
符号の説明
D スライドドア
1 水平ローラー(ガイドローラー)
10 内径部
11 外径部
2 支軸
3 ガイドレール

Claims (2)

  1. 車両のスライドドアに設けられた支持アームの先端から起立する支軸に回転可能に保持せしめ、スライドドア開閉時に、車体に設置された断面ほぼコ字形のガイドレール内を転動するガイドローラーであって、ドア開閉移動に伴い上下方向の傾斜角度が変化する車両のスライドドア用ガイドローラーにおいて、
    上記ローラーは、上記ガイドレールの相対向する内面に案内される外径部の周面の縦断面形状を上記内面に向けて緩やかな湾曲凸面に形成するとともに、上記支軸が貫通する内径部の周面の縦断面形状を、上記支軸の周面に向けて緩やかな湾曲凸面に形成したことを特徴とする車両のスライドドア用ガイドローラー。
  2. 上記ローラーは、上記内径部の周面の縦断面形状と、上記外径部の周面のそれとを、ローラーの直径方向にほぼ対称形状に形成した請求項1に記載の車両のスライドドア用ガイドローラー。
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