JP4905152B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、一般家庭等で使用されるオーブントースター等の加熱調理器に関するもので、特にパン生地の発酵を行う機能を搭載した加熱調理器に関するものである。
従来の、この種のパン生地の発酵を行う機能を搭載した加熱調理器として、発酵メニューを選んでスタートキーを押した時、加熱室内の温度が一定以上であれば、高温でイースト菌が死んでしまいパン生地の発酵が失敗するのを防ぐ為、調理開始できないようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図8は、上記特許文献1に記載された、加熱室内の温度に応じて、発酵メニューのスタートを制御する機能を持つ加熱調理器の概略構成図である。
図8において、従来の加熱調理器は、キー群25内の発酵調理設定キー(図示せず)をオンすると、マイクロコンピュータ24は、発酵調理用のプログラムを選定するとともに、表示器26で発酵の文字表示を行うと共にマイクロコンピュータ24は、加熱室(図示せず)内の温度を、サーミスタ20には抵抗21を介して直流電圧Vdが印加され、サーミスタ20と抵抗21との相互接続点に得られる電圧は、抵抗22を介してアナログ/デジタル変換器23へ供給され、ここでデジタル信号に変換され読み取ることができるので、加熱室内の温度が60℃以上かどうかを判断して、60℃以上なら表示器26で60℃の温度表示を点滅して行うと共に、キー群25内のスタートキー(図示せず)のオンによる調理開始指令を受け付けないようにしていた。
特公平4−40613号公報
しかしながら、前記従来の加熱調理器の構成では、キー群25内の発酵調理設定キーがオンすると、マイクロコンピュータ24はまず発酵の表示を行い、最終的には調理開始をキー群25内のスタートキーを受け付けないことで、発酵調理を禁止している為、使用者には加熱室内の温度を60℃以上であることを表示器26で知らせているとはいえ、スタートキーを受け付けないことで、調理開始を禁止しているので、その他の異常と間違いやすく、使用者には発酵調理のみができないということがイメージとして捕らえ難いという問題や、キー群25内の発酵調理設定キーを専用に設けている為、その分コスト的にも上昇するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、使用者が、簡単に発酵調理ができない旨を知ることができ、またコスト的にも優れている使い勝手の良い加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、調理物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知部と、前記調理物の加熱時間を設定する加熱時間設定部と、各種報知を行う報知部と、前記調理物の調理温度を設定する温度設定部と、前記加熱時間設定部と前記温度設定部からの信号を受けて前記加熱部と前記報知部を制御する制御部とを備え、前記温度設定部は、設定できる前記調理温度としてパン生地の発酵温度を含み、前記温度検知部で検知された温度が所定の温度以下の場合にのみ、前記温度設定部による前記発酵温度の設定ができるようにし、前記制御部は、前記温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、前記加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長するもので、使用者が温度設定部により、パン生地発酵温度を選択しようとしたときに、加熱室内が所定の温度を越え、パン
生地発酵に不適切な場合、パン生地用の発酵温度が選択できないので、パン生地の発酵調理のみができないことが分かり易く、使用者の使い勝手がよい。また温度設定部でパン生地の発酵温度も設定できるので、別途パン生地発酵調理専用の設定手段を設ける必要もなく、コスト的にも優れている。更に、温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長するもので、イースト菌の発酵の為、長時間の調理時間が必要なパン生地発酵調理では、自動的に長い調理時間が設定可能になるので使い勝手が良い。
本発明の加熱調理器は、加熱室内の温度が高く、イースト菌が死んでパン生地発酵調理が失敗するような場合には、パン生地発酵温度が選択できないので、使用者にパン生地発酵調理のみができないことが分かりやすく、使い勝手がよい。また温度設定部でパン生地の発酵温度も設定できるので、別途パン生地発酵調理専用の設定手段を設ける必要もなく、コスト的にも優れている。更に、温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長するもので、イースト菌の発酵の為、長時間の調理時間が必要なパン生地発酵調理では、自動的に長い調理時間が設定可能になるので使い勝手が良い。
第1の発明は、調理物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知部と、前記調理物の加熱時間を設定する加熱時間設定部と、各種報知を行う報知部と、前記調理物の調理温度を設定する温度設定部と、前記加熱時間設定部と前記温度設定部からの信号を受けて前記加熱部と前記報知部を制御する制御部とを備え、前記温度設定部は、設定できる前記調理温度としてパン生地の発酵温度を含み、前記温度検知部で検知された温度が所定の温度以下の場合にのみ、前記温度設定部による前記発酵温度の設定ができるようにし、前記制御部は、前記温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、前記加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長するもので、使用者が温度設定部により、パン生地発酵温度を選択しようとしたときに、加熱室内が所定の温度を越え、パン生地発酵に不適切な場合、パン生地用の発酵温度が選択できないので、パン生地の発酵調理のみができないことが分かり易く、使用者の使い勝手がよい。また温度設定部でパン生地の発酵温度も設定できるので、別途パン生地発酵調理専用の設定手段を設ける必要もなく、コスト的にも優れている。更に、温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長するもので、イースト菌の発酵の為、長時間の調理時間が必要なパン生地発酵調理では、自動的に長い調理時間が設定可能になるので使い勝手が良い。
第2の発明は、特に、第1の発明の温度設定部による発酵温度の設定ができない場合、その旨を報知部で報知するもので、使用者にはパン生地発酵の選択と同時に、パン生地発酵調理ができないことが報知されるので、パン生地発酵調理のみが選択できないことで故障と混同することもなく、使い勝手がよい。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の温度設定部で設定できる最低温度を、パン生地の発酵温度としたもので、パン生地の発酵調理の設定が容易で、使い勝手が良い。
の発明は、特に、第1〜のいずれか一つの発明の制御部は、温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、加熱時間設定部による設定可能な加熱時間の単位時間幅を長くするもので、長時間の調理時間を設定するパン生地発酵調理において、加熱時間設定部の少ない操作で長時間の調理時間設定ができるので、使い勝手が良い。
の発明は、特に、第1〜のいずれか一つの発明の制御部は、調理物を発酵温度で
調理中、温度設定部による調理温度の変更を受け付けないようにしたもので、パン生地の発酵調理開始後、誤って温度設定部に触って調理温度のUPの操作をして庫内温度を上昇させ、イースト菌が死滅しパン生地の発酵調理が失敗するのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器について、オーブントースターを例に、図1〜4を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるオーブントースターの全体構成図である。
図1において、本実施の形態におけるオーブントースターの本体1は、前部に開閉自在の扉1aを有し、内部に、パン等の調理物4を収納すると共に、それを焼成する加熱室2を設けている。そして加熱室2には、加熱室2内を加熱する加熱手段であるヒータ3と、調理物4をのせる焼き網5と、加熱室2内の温度を検知するサーミスタで構成された温度検知部6を設けている。
その他本体1には、加熱室2内の調理物4をヒータ3で加熱する時間を設定する加熱時間設定部7と、調理物4の調理温度を設定すると共に、その設定温度の最低温度にパン生地の発酵温度を有する温度設定部8と、各種情報をLEDで表示する表示部9と、同じく各種情報を音によって報知する報知部10と、これら温度検知部6、加熱時間設定部7、温度設定部8からの信号を受けて、ヒータ3、表示部9、報知部10を制御する制御部であるところのマイクロコンピュータ11を備えている。
また、マイクロコンピュータ11内には、使用者が温度設定部8によってパン生地の発酵温度を設定としようとした時、温度検知部6の温度が50℃未満の場合にのみ、パン生地用の発酵温度の設定を可能とする発酵許可部11aを設けている。
図2は、加熱時間設定部7、温度設定部8、表示部9の詳細図であり、本体1に電源が通電された初期状態を表している。このうち加熱時間設定部7は、加熱時間をUP、DOWNさせて設定し、温度設定部8は、調理物4の調理温度として、パン生地用の発酵温度(例えば、40℃)、180℃、200℃、220℃、240℃、260℃と順に並んだ温度をUP、DOWNさせて設定する。図2に示す例では、表示部9には、加熱時間が0であることと、調理物4の初期調理温度として180℃が設定されていることをマイクロコンピュータ11が表示している。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
図3は、図2に示した加熱調理器の初期状態から、温度設定部8を操作した時の発酵許可部11aの動作図である。
この図3において、ステップ1で、温度設定部8により調理物4の調理温度を180℃からパン生地用の発酵温度(40℃)に変更するとYESとなりステップ2に移行する。ステップ2で、発酵許可部11aは、温度検知部6から送られる加熱室2内の温度が50℃未満かどうかを判断する。もし50℃未満なら、パン生地発酵調理を開始しても、高温によるイースト菌の死滅の恐れがないので、YESとなりステップ3に移行し、ステップ3で調理温度としてパン生地用の発酵温度(40℃)を設定する。
反対に、ステップ2で温度検知部6から送られる加熱室2内の温度が50℃以上なら、
発酵許可部11aは、パン生地発酵調理を開始すると、高温でパン生地のイースト菌が死んでしまい、パン生地の発酵が失敗すると判断してNOとなり調理物4の調理温度を180℃設定のまま変更しないで図2の状態を維持し、ステップ4に移行する。ステップ4では報知部10より、加熱室2内の温度が高く、パン生地用の発酵温度が選択できない警告音としてピーピーピーという音で報知を行う。
図4は、図2の初期状態から温度設定部8と発酵許可部11aにより、調理温度としてパン生地用の発酵温度(40℃)が選択された状態で、加熱時間設定部7により、加熱時間1分が設定された状態を表している。マイクロコンピュータ11は、加熱時間が0分以外に設定されると、温度検知部6によって加熱室2内の温度が、温度設定部8が設定した温度、本実施の形態においてはパン生地用の発酵温度(40℃)になるようヒータ3を、加熱時間設定部7が設定した時間だけ制御する。
以上のように本実施の形態によれば、ヒータ3によって加熱される加熱室2と、加熱室2内の温度を検知する温度検知部6と、調理物4の加熱時間を設定する加熱時間設定部7と、各種報知を行う報知部10と、加熱室2内の調理物の調理温度を設定する温度設定部8と、加熱時間設定部7と、温度設定部8からの信号を受けて、ヒータ3、報知部10を制御するマイクロコンピュータ11とを備え、温度設定部8は、調理物4の調理温度としてパン生地の発酵温度を設定可能な最低温度として有し、温度検知部6で検出された温度が50℃未満の場合にのみ、温度設定部8によるパン生地用の発酵温度(40℃)を設定可能とする発酵許可部11aを備えたので、使用者は、パン生地発酵の温度設定ができないことで、パン生地発酵調理のみができないことがすぐに分かり、また、温度設定部8がパン生地用の発酵温度の選択もかねているので、パン生地発酵専用のキーを設ける必要も無くコスト的にも優れている。
更に発酵許可部11aは、報知部10により、加熱室2内の温度が高温でパン生地発酵調理ができないことを報知するので、パン生地発酵調理が選択できないことで故障と混同することもなく、使い勝手がよい。また、温度設定部8はパン生地の発酵温度を設定可能な最低温度としているので、温度設定部8で設定温度をDOWNし続けると簡単にパン生地用の発酵温度の設定ができ、使い勝手がよい。
なお、本実施の形態において、パン生地用の発酵温度を40℃、パン生地用の発酵温度が選択可能な加熱室2内の温度を50℃としたが、これらの温度は、パン生地材料や、調理性能に応じて適宜に決定すればよい。
また、本実施の形態においては、オーブントースターを例にして説明したが、パン生地発酵のメニューを持つオーブンレンジ等その他の加熱調理器を用いても効果は何ら変わらない。
(実施の形態2)
以下に、本発明の第2の実施の形態における加熱調理器について、オーブントースターを例に、図5を用いて説明する。
図5は、本実施の形態におけるオーブントースターのマイクロコンピュータ11の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態における全体構成は、上記第1の実施の形態におけるオーブントースターと同じであるため、同一部品には同一符号を付して、それらの動作、作用の説明を省略する。
図5において、加熱時間設定部7による加熱時間UPの操作がされると、マイクロコンピュータ11は、ステップ5で加熱時間を+1分して、ステップ6に移行する。ステップ
6でマイクロコンピュータ11は現在設定されている調理温度が、パン生地用の発酵温度(40℃)かどうか判断する。YESならステップ7に移行して、ステップ7では加熱時間が40分を超えたかどうかを判断する。超えていないならNOとなり処理を終了する。反対にステップ7で40分を超えたならYESとなりステップ8に移行し、ステップ8では加熱時間を40分として設定する。
ステップ6で、温度設定部8によって設定された調理温度が、パン生地用の発酵温度(40℃)以外なら、NOとなりステップ9に移行する。ステップ9では加熱時間が25分を超えたかどうかを判断する。超えていないならNOとなり処理を終了する。反対にステップ9で25分を超えたならYESとなりステップ10に移行し、ステップ10では加熱時間を25分として設定する。
以上のように本実施の形態によれば、マイクロコンピュータ11は、温度設定部8によって、パン生地用の発酵温度(40℃)が設定されると、加熱時間設定部7によって設定できる加熱時間を40分までと、パン生地用の発酵温度(40℃)以外の温度設定時に設定可能な加熱時間の25分よりも延長することができるので、イースト菌の発酵の為、長時間の調理時間が必要なパン生地発酵調理では、自動的に長い調理時間が設定可能になり、その他の設定温度では、調理性能に必要充分な25分となるので使い勝手が良い。
なお本実施の形態において、マイクロコンピュータ11は、パン生地用の発酵温度(40℃)が設定されると、加熱時間を40分、その他の設定温度では加熱時間を25分まで設定可能としたが、これら加熱時間は、調理物4や、調理性能に応じて決定しても何ら問題ない。
(実施の形態3)
以下に、本発明の第3の実施の形態における加熱調理器について、オーブントースターを例に、図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態におけるオーブントースターのマイクロコンピュータ11の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態におけるオーブントースターの全体構成は、上記第1の実施の形態におけるオーブントースターと同じであるため、同一部品には同一符号を付して、それらの動作、作用の説明を省略する。
図6において、加熱時間設定部7で加熱時間UPの操作がされると、マイクロコンピュータ11は、ステップ11で、現在設定されている調理温度が、パン生地用の発酵温度(40℃)かどうか判断する。YESならステップ12に移行して、ステップ12ではマイクロコンピュータ11は加熱時間を+2分する。反対にステップ11で温度設定部8によって設定された調理温度が、パン生地用の発酵温度(40℃)以外なら、NOとなりステップ13に移行し、ステップ13では加熱時間を+1分する。
なお、ステップ7〜10については、上記第2の実施の形態(図5)と同じであるため、同じステップ番号を付し動作、作用の説明を省略する。
以上のように本実施の形態によれば、マイクロコンピュータ11は、パン生地用の発酵温度(40℃)が設定されている場合には、加熱時間設定部7のUP操作で加熱時間を2分単位で増加させ、パン生地用の発酵温度(40℃)以外の温度設定時には、加熱時間設定部7のUP操作で加熱時間を1分単位で増加させることができるので、長時間の調理時間を設定するパン生地発酵調理において、加熱時間設定部7の少ないUP操作で長時間の調理時間設定ができ、使い勝手が良い。
なお本実施の形態において、マイクロコンピュータ11は、パン生地用の発酵温度(40℃)が設定されると、加熱時間設定部7のUP操作で加熱時間を2分単位で、その他の設定温度では1分単位で増加させたが、これら加熱時間の単位幅は、適宜決定しても何ら問題ない。
(実施の形態4)
以下に、本発明の第4の実施の形態における加熱調理器についてオーブントースターを例に、図7を用いて説明する。
図7は、本実施の形態におけるオーブントースターのマイクロコンピュータ11の動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態におけるオーブントースターの全体構成は、上記第1の実施の形態におけるオーブントースターと同じであるため、同一部品には同一符号を付して、それらの動作、作用の説明を省略する。
図7において、温度設定部8によって調理温度UPの操作がされると、マイクロコンピュータ11は、ステップ14で、既に加熱時間設定部7で加熱時間が0以外に設定され、調理を開始しているかどうかを判断する。もし調理中ならYESとなりステップ15に移行する。ステップ15では、現在パン生地用の発酵温度(40℃)が設定されているかどうかを判断する。
もしパン生地用の発酵温度(40℃)以外の温度ならNOとなり、ステップ16に移行し、ステップ16では調理温度の設定値を1つ上昇させる。反対にステップ15で現在設定されている調理温度がパン生地用の発酵温度(40℃)ならYESとなり、そのまま調理温度を変更することなく終了する。
ステップ14で、もしまだ調理を開始していないならNOとなり、ステップ16に移行して調理温度の設定値を1つ上昇させる。
つまり、マイクロコンピュータ11は、図4の調理温度としてパン生地用の発酵温度(40℃)が選択された状態で、一旦調理を開始すると温度設定部8の入力を受け付けないようにする。
以上のように本実施の形態によれば、マイクロコンピュータ11は、温度設定部8によってパン生地用の発酵温度(40℃)が設定され調理が開始すると、温度設定部8による調理温度の変更を受け付けないので、パン生地の発酵調理開始後、誤って温度設定部に触って調理温度のUPの操作をして加熱室2内の温度を上昇させ、イースト菌が死滅しパン生地の発酵調理が失敗するのを防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、加熱室内の温度が発酵調理に適さない場合には、パン生地用の発酵温度が選択できないようにすることで、パン生地発酵調理ができないことが分かり、また、温度設定部によってパン生地用の発酵温度も選択できるようにしたことで、パン生地発酵専用のキーを設ける必要も無く、コスト的にも優れている。これらはパン生地発酵のメニューを備える加熱調理器全般に適用できる。
本発明の実施の形態1におけるオーブントースターの全体構成図 同オーブントースターの初期状態の操作部と表示部の詳細図 同オーブントースターにおける初期状態から、温度設定部8を操作した時の発酵許可部11aの動作図 同オーブントースターにおける初期状態から、調理温度としてパン生地用の発酵温度、加熱時間として1分が設定された操作部と表示部の詳細図 本発明の実施の形態2におけるオーブントースターのマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるオーブントースターのマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4におけるオーブントースターのマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート 従来の加熱調理器の概略構成図
1 本体
2 加熱室
3 ヒータ(加熱手段)
4 調理物
6 温度検知部
7 加熱時間設定部
8 温度設定部
9 表示部
10 報知部
11 マイクロコンピュータ(制御部)

Claims (5)

  1. 調理物を収納する加熱室と、前記加熱室を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知部と、前記調理物の加熱時間を設定する加熱時間設定部と、各種報知を行う報知部と、前記調理物の調理温度を設定する温度設定部と、前記加熱時間設定部と前記温度設定部からの信号を受けて前記加熱部と前記報知部を制御する制御部とを備え、前記温度設定部は、設定できる前記調理温度としてパン生地の発酵温度を含み、前記温度検知部で検知された温度が所定の温度以下の場合にのみ、前記温度設定部による前記発酵温度の設定ができるようにし、前記制御部は、前記温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、前記加熱時間設定部による設定可能な加熱調理時間の最大値を延長することを特徴とする加熱調理器。
  2. 温度設定部による発酵温度の設定ができない場合、その旨を報知部で報知することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 温度設定部で設定できる最低温度を、パン生地の発酵温度としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 制御部は、温度設定部によって調理物の発酵温度が設定されると、加熱時間設定部による設定可能な加熱時間の単位時間幅を長くすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 制御部は、調理物を発酵温度で調理中、温度設定部による調理温度の変更を受け付けないようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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