JP4904112B2 - 電話機 - Google Patents

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本発明は、電話機に関し、特に、アドレス帳を利用して通信を行う技術に関する。
電話機の改良により、電話機のアドレス帳への連絡先の登録(以下、「アドレス帳登録」という)が容易になっている。例えば、赤外線を利用したアドレス帳登録方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような、アドレス帳登録方法の容易化を背景に、従来よりも連絡先の交換が活発になされ、人脈の形成に役立てられている。
しかし、連絡先の登録後、一度も連絡をしないまま、長期間経過してしまうという場合も少なくない。また、以前は連絡を取っていたが、最近は、連絡を取っていないという場合もある。このように、長期間連絡を取らない場合、一旦、形成された人脈も消失してしまう。
こういった状況を防ぐためには、アドレス帳に登録された連絡先それぞれとの連絡状況を把握しておく必要がある。しかし、連絡先が大量に登録されている場合には、ユーザが連絡先それぞれとの連絡状況を全て把握することは困難である。
各連絡先との連絡状況を把握する技術として、長期間連絡を取っていない連絡先を、アドレス帳の検索機能を使用して検索できる技術が開示されている(特許文献2参照)。
特願2004−37098号公報 特願2004−357142号公報
しかし、特許文献2の技術では、長期間連絡を取っていない連絡先が検索されるに留まり、長期間連絡を取っていない各連絡先との連絡は、ユーザが、自らメールを作成して送信し、又は、電話をかけて行う必要がある。従って、長期間連絡を取っていない連絡先の数が多い場合には、ユーザへの操作負担が大きくなる。
そこで、本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの操作負担を最小限に抑えつつ、アドレス帳に登録された各連絡先との人脈の維持に役立てることができる電話機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる電話機は、複数の連絡先それぞれについて、少なくとも1つのメールアドレスを含むアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段と、各連絡先について、当該連絡先との間での直近の通信時を示す最終通信時情報を記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段に記憶された各連絡先についての最終通信時情報が示す通信時から所定期間以上経過しているかを判定する経過判定手段と、前記経過判定手段により肯定的な判定がなされた各連絡先についてのメールアドレスを宛先とするメールを送信するメール送信手段とを備える
ことを特徴とする。
上述の構成を備える本発明にかかる電話機は、アドレス帳に登録された各連絡先のうち、所定期間以上連絡を取っていない連絡先についてのメールアドレスを宛先としたメールを作成し、送信するため、ユーザの操作負担を最小限に抑えつつ、アドレス帳に登録された連絡先それぞれについて、長期間連絡を取らないという状況を防ぐことができ、人脈の維持に役立てることが可能となる。
ここで、前記所定期間は、連絡先毎にそれぞれ定めたものであって、前記経過判定手段は、連絡先毎に定めた前記所定期間に従って前記判定をすることとしてもよい。
これにより、連絡先毎に前記所定期間を定めているため、例えば、最近登録した
連絡先に対しては、前記所定期間を短く定めることにより、その連絡先を示す相手との人脈を早期に深めることに役立てることが可能となる。
また、前記履歴記憶手段は、各連絡先について、当該連絡先との間での最終通信時情報を含む複数の通信時を示す通信時情報を記憶するものであって、連絡先毎に定めた前記所定期間は、当該連絡先の通信時情報に示される通信時の各間隔を基に算出した値であることとしてもよい。
これにより、過去の連絡の間隔を基に算出した値を前記所定時間とするため、連絡先それぞれとの交流の程度を維持することが可能となる。
また、前記履歴記憶手段は、各連絡先について、当該連絡先との間での最終通信時情報とその一つ前の通信時を示す情報とを記憶するものであって、前記所定期間は、各連絡先についての最終通信時情報が示す通信時とその一つ前の通信時情報が示す通信時との間隔であることとしてもよい。
これにより、直近の通信時とその一つ前の通信時との連絡の間隔を前記所定期間とするため、過去の通信時の履歴を大量に保持しなくてもよく、履歴保持に必要なメモリ領域の軽減を図ることが可能となる。
また、前記アドレス帳記憶手段は、各連絡先について、更に電話番号を有するものであって、前記電話機は、更に前記メール送信手段がメールを送信した後、当該メールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先から所定期間以上通信がないことを、当該メールアドレス及び当該メールアドレスを含む連絡先についての電話番号のいずれからも通信がないことをもって判定する通信判定手段と、通信判定手段により、当該メールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先から所定期間以上通信がないと判定された各連絡先について、当該連絡先に係る情報をアドレス帳から削除する削除手段とを備えることとしてもよい。
ここで、削除とは、削除対象となる情報は残したままとし、別の情報を上書きできる状態に管理することも含む。
これにより、所定期間以上連絡を取っていない連絡先に送信したメールに対して、電話、メールによる通信が所定期間以上なく、人脈が消失したと判断できる連絡先を削除するため、今後、使用しない連絡先が占有するアドレス帳領域を開放することが可能となる。
また、前記電話機は、更に前記メール送信手段がメールを送信した後、当該メールのメールアドレスと所定のメッセージをメール本文に含む配信エラーメールが送られてきたことを検出するメール受信手段と、前記メール受信手段が、配信エラーメールを検出すると、前記メール送信手段が送信したメールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先について、他のメールアドレスが前記アドレス帳に記録されているときは、当該他のメールアドレスを宛先とするメールを送信する再送信手段とを備えることとしてもよい。
これにより、所定期間以上連絡を取っていない連絡先に送信したメールに対して、メールアドレスが存在しない旨の配信エラーメールが送られてきた場合に、その連絡先についての別のメールアドレスがあるときは、その別のメールアドレスを宛先としたメールを再度送信するため、最初に送信したメールのメールアドレスが存在しなくなっている場合でも、他のメールアドレスを使用して人脈を維持できる可能性を向上させることができる。
また、前記電話機は、更に連絡先毎にアドレス帳の内容の最後の更新時を示す最終更新時情報を記憶する更新時記憶手段と、各連絡先についての当該最終更新時情報が示す更新時から前記所定期間以上経過していない場合には、前記経過判定手段の判定のいかんにかかわらず、メール送信手段による各連絡先についてのメールを宛先とするメールの送信を抑止する送信抑止手段とを備えることとしてもよい。
ここで、アドレス帳の内容とは、例えば、各連絡先についてのメールアドレス、電話番号をいう。
これにより、直近の通信時から所定期間以上経過していても、アドレス帳の内容の直近の更新時から所定期間以上経過していない場合には、メールが送信されないため、メール送信料の軽減を図ることが可能となる。なお、例えば、連絡先のメールアドレスが更新された後、所定期間以内である場合、メールアドレスの更新にあたり、別の手段により、新しいメールアドレスを通知する連絡が行われたと考えられる。そのため、改めてメールを送信しなくてもその連絡先を示す相手との人脈の維持はできていると考えられる。
また、前記経過判定手段は、予め周期的に定めた時が到来した時点で、前記判定を行うこととしてもよい。
ここで、定期的に定めた時とは、毎日10:00、毎週月曜日10:00など予め定期的に定めた時刻をいう。
これにより、定めた時が到来した時点で、各連絡先と所定期間以上連絡を取ってないかが判定され、メールが送信されるため、例えば、毎日12:00に定めていれば、メールの送信先となる各連絡先の迷惑になりにくい昼休みにメールを送信することが可能となる。
また、前記経過判定手段は、ユーザにより所定の操作がなされたときに前記判定を行うこととしてもよい。
また、前記メール送信手段は、ユーザにより所定の操作がなされたときに前記メールを送信することとしてもよい。
これらにより、ユーザが所定の操作を行った場合に、各連絡先と所定期間以上連絡を取っていないかの判定、又は、メールの送信がなされるため、例えば、携帯電話の電池の残量が少ない場合にメールが送信され、電池が切れてしまうような事態を避けることが可能となる。
また、本発明にかかる電話機は、複数の連絡先それぞれについて、メールアドレス、電話番号のうち少なくともいずれか1つを含むアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段と、各連絡先について、当該連絡先との間でのメール及び電話のいずれかの手段により最後に行われた通信時を示す最終通信時情報を記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段に記憶された各通信先についての最終通信時を示す情報から各連絡先との通信が行われていない期間をそれぞれ算定する算定手段と前記算定手段により算定された各連絡先との通信が行われていない期間に基づき、各連絡先を分類する分類手段と、前記分類手段によりなされた分類のうち、ユーザに指定された分類に含まれる全ての連絡先を削除する削除手段とを備えることを特徴とする。
上述の構成を備える本発明にかかる電話機は、直近の通信時からの経過期間毎に各連絡先を分類して表示し、ユーザは分類を指定して、指定した分類に含まれる全ての連絡先を一括削除できるため、連絡先の削除に要するユーザの負担を軽減することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
≪実施形態1≫
<概要>
実施形態1に係る電話機100は、アドレス帳から通信相手となる連絡先を選択してメールを送信すること又は通話をすることが可能な携帯電話機であって、従来の携帯電話機を改良したものである。
この電話機100は、メールの送受信又は電話の発着信による通信が行われると、連絡先毎に通信日時を示す情報を更新して記憶する、即ち、常に各連絡先との直近の通信日時を示す情報である最終通信日時を記憶する機構を有する。
また、アドレス帳にメールアドレス等が登録された日時(又はメールアドレス等が変更された場合には変更の日時)を示す情報である最終更新日時を記憶する機構を有する。
電話機100は、各連絡先について、連絡先に含まれるメールアドレス等の最終更新日時が示す日時から、例えば、6ヶ月といった所定期間を示す情報である通信間隔期間が示す期間を経過し、かつ、各連絡先についての最終通信日時が示す日時から通信間隔期間が示す期間を経過しているかを判定する経過判定処理を自動的に繰り返し行う。
また、経過判定処理により、通信間隔期間以上連絡を取っていないと判定された各連絡先についてのメールアドレスを宛先としたメールをそれぞれ自動的に作成し、自動的に送信する。これにより、通信間隔期間が示す期間を経過しても連絡を取っていない各連絡先との交流を図ることができる。
また、電話機100は、経過判定処理により、通信間隔期間以上連絡を取っていないとされた各連絡先に送付したメールの送信日時を示す情報を記憶する機構を有する。このメールの送信日時は、前述の各連絡先との最終通信日時とは別に記憶される。
電話機100は、通信間隔期間が示す期間を経過している各連絡先へのメールの送信日時から3日間といった所定期間である返信期間内に、各メールの宛先であるメールアドレスを含む各連絡先から、返信があるか否か等に応じて、次の処理を行う。
電話機100は、返信期間内に、送信したメールの宛先であるメールアドレスからのメール又は送信したメールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先についての電話番号からの電話(以下、「メール等による返信」という)があった場合には、最終通信日時を示す情報を更新し、メール等による返信がない場合には、返信がなかった各連絡先についての情報をアドレス帳から削除する。メール等による返信がない場合には、通信相手から交流を絶たれたと判断できるためである。
また、通信間隔期間が示す期間を経過している各連絡先へメールを送信した後、宛先としたメールアドレスが存在しない旨の配信エラーメールが届いた場合には、存在しないとされたメールアドレスを含む連絡先について、他のメールアドレスがある場合には、他のメールアドレスを宛先としたメールを送信する。これにより、最初に送ったメールが届かない場合でも、交流を図れる可能性が高まる。
なお、以前は有効であったメールアドレスについて、メールアドレスが存在しない旨の配信エラーメールが届く原因としては、通信相手がメールアドレスを変更した場合が考えられる。
<構成>
以下、実施形態1に係る電話機100の構成について説明する。
図1は、実施形態1に係る電話機100の構成図である。
電話機100は、同図に示すとおり、操作部101、計時部102、履歴記憶部103、アドレス帳記憶部104、経過判定部105、雛形メール記憶部106、送信処理部107、通信部108、表示部109、受信処理部110を備える。
なお、電話機100は、図示していないが、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを備え、経過判定部105、送信処理部107、受信処理部110の各機能は、メモリに記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
また、電話機100は、従来の携帯電話機を改良したものであり、図1は、本発明に関係のある機能についてのみ示している。本発明に関係のないその他の機能については、従来の携帯電話機と同様であるため、説明は省略する。
ここで、操作部101は、いわゆるテンキー等のキー群やボタン群を含むものであり、ユーザがアドレス帳記憶部104へ連絡先を登録する場合や、定期的に処理を行う時刻を経過判定部105へ指定する場合に使用される。
計時部102は、いわゆる時計であり、現在の日時を計時して、現在の日時を示す情報を履歴記憶部103、アドレス帳記憶部104、経過判定部105、送信処理部107へ伝達する回路である。
履歴記憶部103は、連絡先を識別するID、最終通信日時から構成される、後述する最終通信時情報を記憶する不揮発性のメモリである。履歴記憶部103は、メールの送受信等があった場合に、計時部102より現在の日時を示す情報を取得し、最終通信日時として記憶する。
アドレス帳記憶部104は、連絡先を識別するID、氏名、電話番号、メールアドレス、通信間隔期間、最終更新日時から構成される、後述するアドレス帳情報を記憶する不揮発性のメモリである。
ここで、通信間隔期間は、後述する経過判定部105の経過判定処理における判定基準となる期間を示す情報である。従来の携帯電話機においても、氏名、電話番号、メールアドレスは、操作部101を通じてユーザにより入力されるものであるが、これらと同様に、通信間隔期間もユーザにより入力されるものである。
アドレス帳記憶部104は、電話番号又はメールアドレスが更新されると、計時部102より取得した現在の日時を示す情報を最終更新日時として記憶する。
経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時を示す情報と履歴記憶部103に記憶された各連絡先の最終通信日時が示す日時とアドレス帳記憶部104に記憶された通信間隔期間が示す期間と最終更新日時が示す日時を用いて、各連絡先と通信間隔期間以上連絡を取っていないかを判定する経過判定処理を行い、通信間隔期間以上連絡を取っていないと判定された各連絡先を識別するIDを送信処理部107に伝達する機能を有する。
雛形メール記憶部106は、予め作成されたメールの雛形を記憶する不揮発性のメモリである。この雛形は、後述する送信処理部107が送信するメールの本文として使用される。
送信処理部107は、経過判定部105又は受信処理部110から各連絡先のIDを取得する度に、各連絡先のID及び後述するメールのメールアドレス種別を示す情報に対応するメールアドレスをアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報から取得し、これをメールの宛先とし、また、雛形メール記憶部106から取得した雛形をメールの本文とするメールを作成し、通信部108を通じて送信する機能を有する。メール送信後、取得した各連絡先のID、後述する送信したメールのメールアドレスの種別を示す情報、及び、メールを送信した日時を示す情報を受信処理部110に伝達する機能を有する。メールを送信した日時を示す情報は、メールを送信した際に、計時部102から取得した現在の日時を示す情報である。
通信部108は、従来から携帯電話機に備えられているメールの送受信、音声の送受信を行う回路である。
表示部109は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を含み、操作部101から入力された文字等を表示し、送信処理部107及び受信処理部109からの指示に従い、それぞれメールを送信した旨の表示及び送信エラーになった旨の表示を行うものである。
また、受信処理部110は、送信処理部107から各連絡先のID、後述する送信したメールのメールアドレスの種別を示す情報、メールを送信した日時を示す情報を取得すると、送信処理部107が送信したメールの情報である、後述する送信中メール情報を更新する機能を有する。
また、受信処理部110は、送信処理部107が送信したメールのメールアドレスを含む連絡先から、返信期間内にメール等による返信があるかに応じて、送信したメールのメールアドレスを含む連絡先を削除し、又は、履歴記憶部103に最終更新日時の更新を行わせる。メール等による返信が返信期間内になされたかは、後述する送信中メール情報の内容及び計時部102から取得した現在の日時を示す情報が示す日時を用いて判断される。
また、送信処理部107がメールを送信した後、送信したメールのメールアドレスが存在しない旨の配信エラーメールが届いた場合に、受信処理部110は、存在しないとされたメールアドレスを含む連絡先のIDと存在しないとされたメールアドレスとは異なるメールアドレスの種別を示す情報を送信処理部107に伝達する機能を有する。配信エラーメールか否かの判断は、受信したメールの本文に、送信処理部107が送信したメールのメールアドレス及び「送信エラー」、「User Unknown」等の所定の文字列が含まれているかにより判断する。「送信エラー」、「User Unknown」等の所定の文字列は、宛先であるメールアドレスが存在しない場合に、メールサーバが送信元のメールアドレスに返すメールの本文に含まれる文字列のうちの代表的な文字列を網羅的に選択したものである。
<データ>
以下、実施形態1に係る電話機100で使用するデータについて説明する。
図2は、アドレス帳情報のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300は、通信相手となる連絡先毎に、ID301、氏名302、電話番号303、第1メールアドレス304、第2メールアドレス305、通信間隔期間306、最終更新日時307を対応付けて構成されている。
ここで、ID301は、各連絡先を識別するための番号であり、管理上、割り振られるものである。ID301に割り振られる数字は1から連番になっており、アドレス帳情報から1つのIDに対応する連絡先についての情報が削除された場合には、ID301に割り振られる数字は連番になるよう、振りなおされる。
氏名302は、メール、電話の相手を示す名称であり、電話番号303は、その相手が所有する電話機に割り振られた電話番号であり、第1メールアドレス304は、その相手が所有するメールアドレスであり、第2メールアドレス305は、その相手が所有するメールアドレスのうち、第1メールアドレス304とは異なるメールアドレスである。
通信間隔期間306は、経過判定部105の経過判定処理において、判定基準となる期間を示す情報であって、ユーザが希望する各連絡先との交流の程度を示す情報である。通信間隔期間306は、ユーザにより連絡先毎に指定されるものである。
例えば、ユーザが密な交流を行いたいと考えている連絡先に対しては、比較的短い期間を指定することにより、ユーザがその連絡先と通信間隔期間以上、連絡を取っていない場合でも、本発明の機能により自動的にメールが送付されるため、ユーザが希望する交流の程度を維持することができる。
最終更新日時307は、電話番号303、第1メールアドレス304、及び、第2メールアドレス305のいずれかについて、登録又は変更された直近の日時を示す情報である。
なお、氏名302、電話番号303、第1メールアドレス304、第2メールアドレス305、通信間隔期間306は、ユーザが操作部101を通じて、入力、更新、参照できるが、ID301、最終更新日時307は、管理上の情報であり、ユーザは入力、更新、参照できない。
同図は、例えば、管理上割り当てられた番号が「1」の「佐藤一郎」という人が所有する電話機の電話番号が「090△△△△1111」であり、メールアドレスが「ichiro@ezxx.ne.jp」と「ichiro@xxmail.com」であり、通信時間隔期間が示す期間が「30日」であり、電話番号又はメールアドレスの最終更新日時が示す日時が「2003/7/1 18:16」であることを示している。
図3は、最終通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、履歴記憶部103に記憶されている最終通信履歴情報400は、連絡先毎に、ID401、最終通信日時402を対応付けて構成されている。
ここで、ID401は、図2に示すアドレス帳情報300のID301と対応する番号であって、アドレス帳情報300に新たな連絡先が登録され、ID301が割り振られると、ID301に割り振られた番号と同じ番号が、ID401に記憶される。
最終通信日時402は、ID401に対応した通信相手となる連絡先とメールの送受信及び電話の発着信のいずれかが行われた直近の日時を示す情報である。
同図は、例えば、アドレス帳情報300のID301が「1」である連絡先(佐藤一郎)との直近の通信日時が示す日時は、「2006/6/30 19:21」であることを示している。
図4は、送信中メール情報のデータ構成と内容を示す図である。
同図に示すように、受信処理部110に記憶されている送信中メール情報600は、ID601、メールNo.602、送信日時603を対応付けて構成されている。
ここで、ID601は、図2に示すアドレス帳情報300のID301と対応する番号であって、経過判定部105の経過判定処理により所定期間以上連絡を取っていないとの判定がなされ、メールを送信した各連絡先のIDである。
メールNo.602は、送信したメールのメールアドレスが第1メールアドレスと第2メールアドレスのいずれであるかを示す番号であって、1の場合は第1メールアドレスを示し、2の場合は第2メールアドレスであることを示す。
送信日時603は、送信処理部107がメールを送信した日時を示す情報である。
ここで、雛形メール記憶部106が記憶する雛形について説明する。
雛形は、送信処理部107が送信するメールの本文になる、テキスト形式の文字データである。雛形として記憶する文字データは、例えば、「お久しぶりです。暫く連絡を取っていませんでしたが、お変わりありませんか?私のほうは相変わらずの生活で、ここ半年ほどヨーロッパの支社におりましたが、1週間ほど前に日本戻ってきました。お互い忙しくなかなかお会いする機会もありませんが、また近況などをお知らせ頂けたら幸いです。」といったものである。
<動作>
以下、上記構成を備え、上述したデータを取り扱う電話機100の動作を説明する。
(経過判定部105の動作)
まず、経過判定部105における経過判定処理に関する動作について図5を用いて説明する。なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、
現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS10:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、まず、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS11)。経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するIDと一致するものがあるかを確認する(ステップS12)。
着目するIDと一致するものがない場合には(ステップS12:N)、経過判定部105は処理を終了し、着目するIDと一致するものがある場合には(ステップS12:Y)、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から着目するIDに対応する通信間隔期間306と最終更新日時307を取得する(ステップS13)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した最終更新日時307が示す日時を減じて、最終更新日時307からの経過期間を算出し、最終更新日時307からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS14)。
最終更新日時307からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上である場合は(ステップS14:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103に記憶されている最終通信履歴情報400に、着目するIDに対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS15)。
着目するIDに対応する最終通信日時402がある場合には(ステップS15:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の最終通信履歴情報400から、着目するIDに対応する最終通信日時402を取得する(ステップS16)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した最終通信日時402が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS17)。
最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上である場合は(ステップS17:Y)、経過判定部105は、着目するIDを送信処理部107へ伝達する(ステップS18)。
ステップS15において、最終通信履歴情報400に、着目するIDに対応する最終通信日時402がなかった場合は(ステップS15:N)、ステップS18へ進む。
経過判定部105は、IDを1つ増やし、着目するIDを変更し(ステップS19)、ステップS12に戻る。
ステップS14において、最終更新日時307からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間未満である場合(ステップS14:N)、又は、ステップS17において、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間未満である場合は(ステップS17:N)、ステップS19に進む。
(送信処理部107の動作)
次に、送信処理部107におけるメール送信に関する動作について図6を用いて説明する。
送信処理部107は、経過判定部105又は受信処理部110からIDを取得すると(ステップS20:Y)、メールNo.を受信処理部110から取得したか確認し(ステップS21)、メールNo.を取得していない場合は(ステップS21:N)、メールNo.を1に設定する(ステップS22)。
送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300に、取得したID及びメールNo.に対応するメールアドレスがあるかを確認する(ステップS23)。メールNo.に対応するメールアドレスとは、メールNo.が1の場合には、第1メールアドレス304であり、メールNo.が2の場合には、第2メールアドレス305である。
取得したID及びメールNo.に対応するメールアドレスがないときは(ステップS23:N)、送信処理部107は、取得したIDと有効なメールアドレスがない旨の情報を受信処理部110に伝達し(ステップS24)、処理を終了する。
ステップS23において、取得したID及びメールNo.に対応するメールアドレスがあるときは(ステップS23:Y)、送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、取得したIDとメールNo.に対応するメールアドレスを取得する(ステップS25)。
送信処理部107は、雛形メール記憶部106から雛形を取得し(ステップS26)、取得したメールアドレスを宛先とし、取得した雛形をメール本文とするメールを作成し、送信し(ステップS27)、送付したメールのメールアドレス及びメールを送信した旨の情報を表示部109に伝達する。
また、送信処理部107は、取得したID、メールNo.、メールの送信日時を受信処理部110に伝達する(ステップS28)。
ステップS21において、メールNo.を受信処理部110から取得している場合には(ステップS21:Y)、ステップS23に進む。
(受信処理部110の送信メール情報600の更新に関する動作)
次に、受信処理部110における送信中メール情報600の更新に関する動作について図7を用いて説明する。
受信処理部110は、送信処理部107からIDを取得すると(ステップS30:Y)、IDと共に送信処理部107から取得した情報を確認する(ステップS31)。
ステップS31において、メールNo.とメールの送信日時を取得している場合は、受信処理部110は、受信処理部110に記憶する送信中メール情報600のID601に、取得したIDと一致するものがあるかを確認し(ステップS32)、取得したIDと一致するものがあるときは(ステップS32:Y)、取得したIDに対応する送信中メール情報600のメールNo.、送信日時を更新し(ステップS33)、処理を終了する。
ステップS32において、送信中メール情報600のID601に、取得したIDと一致するものがないときは(ステップS32:N)、受信処理部110は、送信中メール情報600に、取得したID、メールNo.、メールの送信日時を追加し(ステップS34)、処理を終了する。
ステップ31において、有効なメールアドレスがない旨の情報を取得している場合は、受信処理部110は、表示部109に、取得したIDについての連絡先に含まれる全てのメールアドレスにおいて送信エラーになった旨の表示を行わせ(ステップS35)、取得したIDについての情報を送信中メール情報600から削除する(ステップS36)。
操作部101は、ユーザから送信エラーとなった連絡先を削除する旨の操作がなされると、送信エラーとなった連絡先を削除する指示がなされた旨の削除指示情報を受信処理部110に伝達し、受信処理部110が削除指示情報を取得した場合には(ステップS37:Y)、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、取得したIDに対応する連絡先についての情報を削除し(ステップS38)、処理を終了する。
ステップS37において、受信処理部110が削除指示情報を取得しなかった場合は(ステップ37:N)、受信処理部110は、処理を終了する。
(受信処理部110の受信処理に関する動作)
次に、受信処理部110における受信処理に関する動作について図8を用いて説明する。
受信処理部110は、受信処理部110に記憶する送信中メール情報600にデータがあるかを確認し(ステップS40)、データがない場合には(ステップS40:N)、処理を終了し、データがある場合には(ステップS40:Y)、メールの受信、電話の着信があるか確認する(ステップS41)。
メールの受信等がない場合は(ステップS41:N)、受信処理部110は、計時部102から現在の日時を示す情報を取得し、送信中メール情報600の送信日時603を参照し、現在の日時を示す情報が示す日時から送信日時603が示す日時を減じて、メールを送信してからの経過期間を算出し、メールを送信してからの経過期間が、所定の返信期間である3日以上のものがあるかを確認する(ステップS42)。
メールを送信してからの経過期間が3日以上のものがない場合には(ステップS42:N)、ステップS41に戻る。
ステップS42において、メールを送信してからの経過期間が3日以上のものがある場合には(ステップS42:Y)、受信処理部110は、メール情報600のID601から該当するIDを取得し、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、取得したIDに対応する連絡先についての情報を削除し(ステップS43)、処理を終了する。
ステップ41において、メールの受信等がある場合は(ステップS41:Y)、受信処理部110は、送信中メール情報600のID601に対応するアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の電話番号303、第1メールアドレス304、及び、第2メールアドレス305のいずれかと、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号とが一致するかを確認する(ステップS44)。
受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号が一致した場合には(ステップS44:Y)、受信処理部110は、アドレス帳情報300より受信したメールのメールアドレス等に対応するID301を取得する。受信処理部110は、履歴記憶部103に、取得したIDに対応する最終通信日時402をメールの受信日時又は電話の着信日時を示す情報により更新させる(ステップS45)。受信処理部110は、取得したIDについての情報を送信中メール情報600から削除し(ステップS46)、処理を終了する。
ステップS44において、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号が一致しない場合には(ステップS44:N)、受信処理部110は、配信エラーメールを受信しているかを確認する(ステップ47)。具体的には、送信中メール情報600を参照し、ID601及びメールNo.602に対応するメールアドレスをアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から取得し、受信したメールの本文に取得したメールアドレスと「送信エラー」、「User unknown」等所定の文字列が含まれている場合には、配信エラーメールを受信していると判断する。
ステップS47において、配信エラーメールを受信している場合は(ステップS47:Y)、受信処理部110は、送信中メール情報600から配信エラーメールに含まれるメールアドレスについてのID601とメールNo.602を取得し、取得したID601と、メールNo.602を1つ増やしたものを送信処理部107に伝達する。
ステップS47において、配信エラーメールでない場合には(ステップS47:N)、受信処理部110は、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号が、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の電話番号303、第1メールアドレス304、第2メールアドレス305のいずれかにある場合には、受信したメールのメールアドレス等に対応するアドレス帳情報300のID301を取得する。
受信処理部110は、履歴記憶部103に、取得したID301に対応する履歴記憶部103の最終通信履歴情報400の最終通信日時402をメールの受信日時又は電話の着信日時を示す情報により更新させ(ステップS49)、処理を終了する。受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号が、アドレス帳情報300にない場合には、受信処理部110は、何も行わず、処理を終了する。
<具体的な動作>
次に、ここまで説明してきた各部の動作を、図2のアドレス帳情報300の内容例及び図3の最終通信履歴情報400の内容例を用いて、具体的に説明する。
なお、メールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」へメールを送信した場合、「postmaster@xxphone.ne.jp」から「jiro@yahxx.ne.jp」と「送信エラー」の文字列が含まれるメールを受信し、また、「jiro@xxmail.com」にメールを送信した場合、「2006/7/2/19:18」に「jiro@xxmail.com」からメールを受信した場合を想定する。
(経過判定部105の動作)
まず、経過判定部105における経過判定処理に関する動作について図5を用いて説明する。なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS10:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時、例えば「2006/7/2 10:00」を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、まず、IDが「1」である場合に着目して処理を行う(ステップS11)。経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するID「1」と一致するものがあるかを確認する(ステップS12)。
着目するIDと一致するものがあるため(ステップS12:Y)、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、着目するID「1」に対応する通信間隔期間306「30日」と、最終更新日時307「2003/7/1 18:15」を取得する(ステップS13)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終更新日時307「2003/7/1 18:15」が示す日時を減じて、最終更新日時307からの経過期間を算出し、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS14)。
最終更新日時307からの経過期間は「1097日」であり、通信間隔期間306が示す期間は「30日」であるため、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間以上であり(ステップS14:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103に記憶されている最終通信履歴情報400に、着目するID「1」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS15)。
最終通信履歴情報400に、着目するID「1」に対応する最終通信日時402があるため(ステップS15:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の最終通信履歴情報400から、着目するID「1」に対応する最終通信日時402「2006/6/30 19:21」を取得する(ステップS16)。
経過判定部105は、メモリに記憶している処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終通信日時402「2006/6/30 19:21」が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS17)。
最終通信日時402からの経過期間は「1日」であり、通信間隔期間306が示す期間は「30日」であるため、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間未満であり(ステップS17:N)、IDを1つ増やし、「2」とする(ステップS19)。
次に、経過判定部105は、IDが「2」である場合に着目する。
経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するID「2」と一致するものがあるかを確認する(ステップS12)。
着目するID「2」と一致するものがあるため(ステップS12:Y)、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から着目するID「2」に対応する通信間隔期間306「30日」と、最終更新日時307「2006/1/2 11:15」を取得する(ステップS13)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終更新日時307「2006/1/2 11:15」が示す日時を減じて、最終更新日時307からの経過期間を算出し、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS14)。
最終更新日時307からの経過期間は「180日」であり、通信間隔期間306が示す期間は「30日」であるため、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間以上であり(ステップS14:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103に記憶されている最終通信履歴情報400に、着目するID「2」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS15)。
着目するID「2」に対応する最終通信日時402があるため(ステップS15:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の最終通信履歴情報400から、着目するID「2」に対応する最終通信日時402「2006/1/5 23:17」を取得する(ステップS16)。
経過判定部105は、メモリに記憶している処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終通信日時402「2006/1/5 23:17」が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS17)。
最終通信日時402からの経過期間は「177日」であり、通信間隔期間306が示す期間は「30日」であるため、最終通信日時402からの経過期間が、通信間隔期間306が示す期間以上であり(ステップS17:Y)、経過判定部105は、着目するID「2」を送信処理部107へ伝達する(ステップS18)。
IDが「3」である場合に着目して処理を行うため、IDを1つ増やし、「3」とする(ステップS19)。
次に、経過判定部105は、IDが「3」である場合に着目する。
経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するID「3」と一致するものがあるかを確認する(ステップS12)。
着目するID「3」と一致するものがあるため(ステップS12:Y)、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から着目するID「3」に対応する通信間隔期間306が示す期間「180日」と、最終更新日時307「2006/4/2410:01」を取得する(ステップS13)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終更新日時307「2006/4/2410:01」が示す日時を減じて、最終更新日時307からの経過期間を算出し、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間以上であるかを判定する(ステップS14)。
最終更新日時307からの経過期間は「68日」であり、通信間隔期間306が示す期間は「180日」であるため、最終更新日時307からの経過時間が、通信間隔期間306が示す期間未満であり(ステップS14:N)、経過判定部105は、IDを1つ増やし、「4」とし(ステップS19)、ステップS12へ戻る。
以降、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に着目するIDと一致するものがある間、着目するIDを変更しながらステップ12〜19の処理を繰り返し、着目するIDと一致するものがなくなった場合には、処理を終了する(ステップS12:N)。
(送信処理部107における第1メールアドレスでの送信処理に関する動作)
次に、送信処理部107における第1メールアドレスでのメール送信処理に関する動作について図6を用いて説明する。
送信処理部107は、経過判定部105からID「2」を取得すると(ステップS20:Y)、メールNo.を受信処理部110から取得したか確認する(ステップS21)。
メールNo.を取得していないため(ステップS21:N)、送信処理部107は、メールNo.を「1」に設定する(ステップS22)。
送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300に、取得したID「2」、メールNo.「1」に対応するメールアドレスがあるかを確認する(ステップS23)。メールNo.「1」に対応するメールアドレスは第1メールアドレスである。
取得したID「2」に対応する第1メールアドレスがあるため(ステップ23:Y)、送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、取得したID「2」の第1メールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」を取得する(ステップS25)。
送信処理部107は、雛形メール記憶部106から雛形を取得し(ステップS26)、取得したメールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」を宛先とし、取得した雛形をメール本文とするメールを作成し、送信する(ステップS27)。
送信処理部107は、送付したメールのメールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」とメールを送信した旨の情報を表示部109に伝達する。送信処理部107は、取得したID「2」、メールNo.「1」、メールの送信日時、例えば「2006/7/2 10:01」を示す情報を受信処理部110に伝達する(ステップS28)。
(受信処理部110の送信メール情報600の更新に関する動作)
次に、受信処理部110における送信中メール情報600の更新に関する動作について図7を用いて説明する。
受信処理部110は、送信処理部107からID「2」を取得すると(ステップS30:Y)、IDと共に送信処理部107から取得した情報を確認する(ステップS31)。
ステップS31において、メールNo.「1」とメールの送信日時を示す情報「2006/7/2 10:01」を取得しているため、受信処理部110は、受信処理部110に記憶する送信中メール情報600のID601に、受信したID「2」と一致するものがあるかを確認する(ステップS32)。
送信中メール情報600のID601に、受信したID「2」と一致するものがないため(ステップS32:N)、受信処理部110は、送信中メール情報600に、取得したID「2」、メールNo.「1」、メールの送信日時「2006/7/2 10:01」を示す情報を追加し(ステップS34)、処理を終了する。
(受信処理部110の配信エラーメールの受信処理に関する動作)
次に、受信処理部110における配信エラーメールの受信処理に関する動作について図8を用いて説明する。
受信処理部110は、送信中メール情報600にデータがあるか確認し(ステップS40)、データがあるため(ステップS40:Y)、メールの受信、電話の着信があるか確認する(ステップS41)。
メールの受信があるため(ステップS41:Y)、受信処理部110は、送信中メール情報600のID601に対応するアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の電話番号303、第1メールアドレス304、及び、第2メールアドレス305のいずれかと、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号とが一致するかを確認する(ステップS44)。
送信中メール情報600のID601「2」に対応するアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の電話番号303「06△△△△2222」、第1メールアドレス304「jiro@yahxx.ne.jp」、及び、第2メールアドレス305「jiro@xxmail.com」のいずれとも、受信したメールのメールアドレス「postmaster@xxphone.ne.jp」は一致しないため(ステップS44:N)、受信処理部110は、配信エラーメールを受信しているかを確認する(ステップ47)。
受信処理部110は、送信中メール情報600のID601「2」、メールNo.602「1」に対応するメールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」をアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から取得する。
受信したメールには、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から取得したメールアドレス「jiro@yahxx.ne.jp」と「送信エラー」の文字列が含まれているため(ステップS47:Y)、配信エラーメールと判断する。受信処理部110は、取得したID「2」とメールNo.を1つ増やした「2」を送信処理部107に伝達する。
(送信処理部107における第2メールアドレスでの送信処理に関する動作)
次に、送信処理部107における第2メールアドレスでのメール送信処理に関する動作について図6を用いて説明する。
送信処理部107は、受信処理部110からID「2」を取得しているため(ステップS20:Y)、メールNo.を受信処理部110から取得しているか確認する(ステップS21)。
メールNo.「2」を受信処理部110から取得しているため(ステップS21:Y)、送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300において、取得したID「2」及びメールNo.「2」に対応するメールアドレスがあるかを確認する(ステップS23)。メールNo.「2」に対応するメールアドレスは第2メールアドレスである。
取得したID「2」に対応する第2メールアドレス「jiro@xxmail.com」があるため(ステップ23:Y)、送信処理部107は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、取得したID「2」の第2メールアドレス「jiro@xxmail.com」を取得し(ステップS25)、雛形メール記憶部106から雛形を取得する(ステップS26)。
送信処理部107は、取得したメールアドレス「jiro@xxmail.com」を宛先とし、取得した雛形をメール本文としたメールを作成し、送信する(ステップS27)。
送信処理部107は、送付したメールのメールアドレス「jiro@xxmail.com」とメールを送信した旨の情報を表示部109に伝達する。
送信処理部107は、送信したメールのメールアドレスに対応するID「2」、メールNo.「2」、メールの送信日時を示す情報、例えば、「2006/7/1 10:03」を受信処理部110に伝達する(ステップS28)。
(受信処理部110の送信メール情報600の更新に関する動作)
次に、受信処理部110における送信中メール情報600の更新に関する動作について図7を用いて説明する。
受信処理部110は、送信処理部107からID「2」を受信すると(ステップS30:Y)、IDと共に送信処理部107から取得した情報を確認する(ステップS31)。
ステップS31において、メールNo.「2」とメールの送信日時「2006/7/1 10:03」を取得しているため、受信処理部110は、受信処理部110に記憶する送信中メール情報600のID601に、受信したID「2」と一致するものがあるかを確認し(ステップS32)、一致するものがあるため(ステップS32:Y)、取得したID「2」に対応するメールNo.602を「2」に、送信日時603を「2006/7/1 10:03」に更新し(ステップS33)、処理を終了する。
(受信処理部110の受信処理に関する動作)
次に、受信処理部110における受信処理に関する動作について図8を用いて説明する。
受信処理部110は、送信中メール情報600にデータがあるか確認し(ステップS40)、データがあるため(ステップS40:Y)、メールの受信、電話の着信があるか確認する(ステップS41)。
メールの受信があるため(ステップS41:Y)、受信処理部110は、送信中メール情報600のID601に対応するアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の電話番号303、第1メールアドレス304、及び、第2メールアドレス305のいずれかと、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号とが一致するかを確認する(ステップS44)。
送信中メール情報600のID601「2」に対応するアドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300の第2メールアドレス305「jiro@xxmail.com」と、受信したメールのメールアドレス「jiro@xxmail.com」が一致するため、(ステップS44:Y)、受信処理部110は、アドレス帳情報300より受信したメールのメールアドレス「jiro@xxmail.com」に対応するID301「2」を取得する。
受信処理部110は、履歴記憶部103に、取得したID「2」に対応する最終通信日時402をメールの受信日時「2006/7/2/19:18」に更新させる(ステップS45)。
受信処理部110は、取得したID「2」についての情報を送信中メール情報600から削除し(ステップS46)、処理を終了する。
≪変形例1≫
<概要>
実施形態1に係る経過判定部105における経過判定処理は、ユーザによって指定された図2に示すアドレス帳情報300の通信間隔期間306に示す期間と、最終更新日時307に示す日時からの経過期間及び図3に示す最終通信履歴情報400の最終通信日時402に示す日時からの経過期間とを比較することにより処理するものである。
変形例1では、ユーザにより指定された通信間隔期間306を用いるのではなく、連絡先毎の通信時の履歴から各連絡先についての各通信時の間隔の平均値を算出し、各連絡先についての各通信時の間隔の平均値と最終通信日時が示す日時からの経過期間とを比較することにより、経過判定処理を行うものである。連絡先毎の過去の通信時の履歴を使用するため、連絡先それぞれとの交流の程度を維持することが可能となる。
<構成>
変形例1に係る電話機100の構成は、基本的には、実施形態1と同様であるが、
履歴記憶部103において、連絡先毎に最終通信日時のみでなく、最終通信日時を含む5つの通信日時を記憶できる点で異なる。
また、経過判定部105において、アドレス帳記憶部104に記憶された通信間隔期間を用いないで、経過判定処理する点で異なる。
その他の構成要素については、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
<データ>
以下、変形例1に係る電話機100で使用するデータについて説明する。
変形例1に係る電話帳100のアドレス帳情報は、図2におけるアドレス帳情報300から通信間隔期間306を除いたものと同様である。ID301等の各項目の内容は、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
図9は、通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、履歴記憶部103に記憶されている通信履歴情報410は、通信相手となる連絡先毎に、ID401、履歴数412、第1通信日時413、第2通信日時414、第3通信日時415、第4通信日時416、第5通信日時417を対応付けて構成されている。
履歴数412は、各連絡先が保持する通信時の履歴の数であって、記憶される値は0から5の数字である。例えば、履歴数412が「3」であれば、第1通信日時413、第2通信日時414、第3通信日時415にデータが記憶されていることを示す。
第1通信日時413、第2通信日時414、第3通信日時415、第4通信日時416、第5通信日時417は、ID401に対応した連絡先の相手との通信日時を示す情報である。第1通信日時413、第2通信日時414、第3通信日時415、第4通信日時416、第5通信日時417が示す通信日時は、時間の経過順序に従って並べられおり、第1通信日時413が示す通信日時が最も新しい通信日時であり、第5通信日時417が示す通信日時が最も古い通信日時である。
なお、ID401は、実施形態1と同様であるため、説明は省略する。
同図は、例えば、アドレス帳情報300のID301が「1」である相手(佐藤一郎)と行った通信の履歴数は「5」であり、過去に行った通信の日時はそれぞれ「2006/6/30 19:21」、「2006/6/14 10:15」、「2006/6/1 12:30」、「2006/5/20 15:10」、「2006/5/3 9:13」であることを示している。
<動作>
変形例1に係る経過判定部105における経過判定処理に関する動作について図10を用いて説明する。なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS50:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS51)。経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するIDと一致するものがあるかを確認する(ステップS52)。着目するIDと一致するものがない場合には(ステップS52:N)、経過判定部105は、処理を終了する。着目するIDと一致するものがある場合には(ステップS52:Y)、経過判定部105は、着目するIDに対応する履歴記憶部103に記憶された通信履歴情報410の履歴数412が2以上であるかを確認する(ステップS53)。
着目するIDに対応する履歴数412が2以上である場合には(ステップS53:Y)、経過判定部105は、合計を0に設定し、履歴No.が1である場合に着目し、処理を行う(ステップS54)。
経過判定部105は、着目するIDに対応する履歴数412が、着目する履歴No.より大きいか確認する(ステップS55)。着目するIDに対応する履歴数412が、着目する履歴No.より大きい場合は(ステップS55:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の通信履歴情報410より、着目するIDと着目する履歴No.に対応する通信日時を示す情報である通信日時1と、着目するIDと履歴No.を1つ増やしたものに対応する通信日時を示す情報である通信日時2を取得する(ステップS56、S57)。ここで、履歴No.に対応する通信日時とは、履歴No.が1の場合には、第1通信日時であり、2の場合には、第2通信日時であり、3の場合には、第3通信日時であり、4の場合には、第4通信日時であり、5の場合には、第5通信日時である。
経過判定部105は、取得した通信日時1が示す日時から、取得した通信日時2が示す日時を減じて、2つの通信時の間隔期間を算出し、2つの通信時の間隔期間を合計に加える(ステップS58)。
経過判定部105は、履歴No.を1つ増やして着目する履歴No.を変更して(ステップS59)、ステップS55に戻る。
ステップS55において、着目する履歴No.が履歴数412以上になった場合には(ステップS55:N)、経過判定部105は、通信履歴情報410より、着目するIDについての第1通信日時413を取得する(ステップS60)。取得した第1通信日時413は、最終通信日時を示す情報である。
経過判定部105は、合計を、着目するIDに対応する履歴数412から1引いたもので割った値を平均に設定する(ステップS61)。経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した第1通信日時413が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間を算出し、最終通信日時からの経過期間が、平均より大きいかを確認する(ステップS62)。
最終通信日時からの経過期間が平均より大きい場合は(ステップS62:Y)、経過判定部105は、着目するIDを送信処理部107に伝達し(ステップS63)、IDを1つ増やし、着目するIDを変更して(ステップS64)、ステップS52へ戻る。
ステップS62において、最終通信日時からの経過期間が平均以下である場合は(ステップS62:N)、経過判定部105は、ステップS64に進む。
ステップS53において、着目するIDに対応する履歴数412が、2未満であるときは(ステップS53:N)、経過判定部105は、着目するIDに対応する履歴数412が1であるか確認する(ステップS65)。履歴数412が1であるときは(ステップS65:Y)、経過判定部105は、着目するIDについての第1通信日時413を取得する(ステップS66)。取得した第1通信日時413は、最終通信日時を示す情報である。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した第1通信日時413が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間を算出し、最終通信日時からの経過期間が31日以上かを確認する(ステップS67)。
最終通信日時からの経過期間が31日以上であるときは(ステップS67:Y)、経過判定部105は、ステップS63に進み、最終通信日時からの経過期間が31日未満であるときは(ステップS67:N)、経過判定部105は、ステップS64に進む。
ステップS65において、着目するIDに対応する履歴数412が1でない場合(ステップS65:N)、即ち、履歴がない場合には、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、着目するIDに対応する最終更新日時307を取得する(ステップS68)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した最終更新日時が示す日時を減じて最終更新日時からの経過期間を算出し、最終更新日時からの経過期間が31日以上かを確認する(ステップS69)。31日以上である場合には(ステップS69:Y)、経過判定部105は、ステップS63に進む。31日未満である場合には(ステップS69:N)、経過判定部105は、ステップS64に進む。
<具体的な動作>
次に、ここまで説明してきた動作を、図2のアドレス帳情報300の内容例及び図9の通信履歴情報410の内容例を用いて、具体的に説明する。
なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS50:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時、例えば、「2006/7/2 10:00」を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS51)。経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するID「1」と一致するものがあるかを確認する(ステップS52)。着目するID「1」と一致するものがあるため(ステップS52:Y)、経過判定部105は、着目するID「1」に対応する履歴記憶部103に記憶された通信履歴情報410の履歴数412が2以上であるかを確認する(ステップS53)。
着目するID「1」に対応する履歴数412は「5」であり、履歴数412が2以上であるため(ステップS53:Y)、経過判定部105は、合計を0に設定し、履歴No.が1である場合に着目し、処理を行う(ステップS54)。
経過判定部105は、着目するID「1」に対応する履歴数412が、着目する履歴No.「1」より大きいか確認する(ステップS55)。
履歴数412は、「5」であり、着目する履歴No.「1」より大きいため(ステップS55:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の通信履歴情報410より、着目するID「1」の第1通信日時が示す通信日時1「2006/6/30 19:21」と、着目するID「1」の第2通信日時が示す通信日時2「2006/6/14 10:15」を取得する(ステップS56、S57)。第1通信日時は、履歴No.「1」に対応する通信日時であり、第2通信日時は履歴No.を1つ増やした「2」に対応する通信日時である。
経過判定部105は、取得した通信日時1「2006/6/30 19:21」が示す日時から、取得した通信日時2「2006/6/14 10:15」が示す日時を減じて、2つの通信時の間隔期間「16日」を算出し、2つの通信時の間隔期間「16日」を合計に加え、合計は「16日」である(ステップS58)。
経過判定部105は、履歴No.を1つ増やして着目する履歴No.を変更して(ステップS59)、ステップS55に戻る。経過判定部105は、以上の処理を、履歴No.が履歴数412「5」より大きくなるまで繰り返す(ステップS55)。その結果、合計は「56日」になる。
経過判定部105は、通信履歴情報410より、着目するID「1」についての第1通信日時413、即ち最終通信日時「2006/6/30 19:21」を取得する(ステップS60)。
経過判定部105は、合計「56日」を、着目するID「1」に対応する履歴数412から1引いたもの「4」で割ると、「14日」であり、平均は「14日」となる(ステップS61)。経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した第1通信日時413「2006/6/30 19:21」が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間「1日」を算出し、最終通信日時からの経過期間「1日」が、平均「14日」より大きいかを確認する(ステップS62)。
最終通信日時からの経過期間「1日」は、平均「14日」以下であるため(ステップS62:N)、経過判定部105は、IDを1つ増やし、着目するIDを2とし(ステップS64)、ステップS52へ戻る。
経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、経過判定部105は、着目するID「2」と一致するものがあるかを確認する(ステップS52)。一致するものがあるため、着目するID「2」に対応する履歴記憶部103に記憶された通信履歴情報410の履歴数412が2以上であるかを確認する(ステップS53)。
履歴数412は「3」であり、履歴数412が2以上であるため(ステップS53:Y)、経過判定部105は、合計を0に設定し、履歴No.が1である場合に着目し、処理を行う(ステップS54)。
経過判定部105は、着目するID「2」に対応する履歴数412が、着目する履歴No.「1」より大きいか確認する(ステップS55)。
履歴数412は「3」であり、着目する履歴No.「1」より大きいため(ステップS55:Y)、経過判定部105は、履歴記憶部103の通信履歴情報410より、着目するID「2」の第1通信日時を示す通信日時1「2006/1/5 23:17」と、着目するID「1」の第2通信日時を示す通信日時2「2006/1/4 10:11」を取得する(ステップS56、S57)。第1通信日時は、履歴No.「1」に対応する通信日時であり、第2通信日時は履歴No.を1つ増やした「2」に対応する通信日時である。
経過判定部105は、取得した通信日時1「2006/1/5 23:17」が示す日時から、取得した通信日時2「2006/1/4 10:11」が示す日時を減じて、2つの通信時の間隔期間「1日」を算出し、2つの通信時の間隔期間「1日」を合計に加え、合計は「1日」である(ステップS58)。
経過判定部105は、履歴No.を1つ増やして着目する履歴No.を変更して(ステップS59)、ステップS55に戻る。経過判定部105は、以上の処理を、履歴No.が履歴数412「3」より大きくなるまで繰り返す(ステップS55)。その結果、合計は「2日」になる。
経過判定部105は、着目するID「2」についての第1通信日時413、即ち最終通信日時「2006/1/5 23:17」を取得する(ステップS60)。
経過判定部105は、合計「2日」を、着目するID「2」に対応する履歴数412から1引いたもの「2」で割ると、「1日」であり、平均は「1日」となる(ステップS61)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した第1通信日時413「2006/1/5 23:17」が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間「177日」を算出し、最終通信日時からの経過期間「177日」が、平均「1日」より大きいかを確認する(ステップS62)。
経過判定部105は、最終通信日時からの経過期間「177日」が平均「1日」より大きいため(ステップS62:Y)、着目するID「2」を送信処理部107に伝達する(ステップS63)。
経過判定部105は、IDを1つ増やし、着目するIDを3とし(ステップS64)、ステップS52へ戻る。
以降、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するIDと一致するものがある間、着目するIDを変更しながら、ステップS52からステップS64までの処理を繰り返し、着目するIDと一致するものがなくなった場合には、処理を終了する(ステップS52:N)。
≪変形例2≫
<概要>
変形例1に係る経過判定部105における経過判定処理は、連絡先毎の通信時の履歴から各連絡先についての各通信時の間隔の平均値を算出し、各連絡先についての各通信時の間隔の平均値と最終通信日時が示す日時からの経過期間とを比較することにより処理するものである。従って、連絡先それぞれとの交流の程度を反映した平均値を求めるためには、多くの通信日時を記憶しておくための記憶領域が必要となる。
変形例2では、最終通信日時が示す日時とその一つ前の通信日時が示す日時から通信間隔期間を算出し、算出した通信間隔期間と最終通信日時が示す日時からの経過期間とを比較することにより、判定処理を行うものである。従って、変形例1の場合よりも、通信日時を記憶しておくための記憶領域を節約することができる。
<構成>
変形例2に係る電話機100の構成は、基本的には、変形例1と同様であるが、履歴記憶部103において、連絡先毎に最終更新日時を含む2つの通信日時を記憶する点で異なる。
その他の構成要素については、変形例1と同様であるため、説明は省略する。
<データ>
変形例2に係る電話帳100のアドレス帳情報は、変形例1と同様であるため、説明は省略する。
また、変形例2に係る通信履歴情報は、図9における通信履歴情報410のデータ構成のうち、ID401、履歴数412、第1通信日時413、第2通信日時414を対応付けて構成されている。ID401等の各項目の内容は、変形例1と同様であるため、説明は省略するが、変形例2に係る通信履歴情報は、通信日時として、第1通信日時413、第2通信日時414の2つの通信日時を記憶するため、履歴数412は、最大で2となる。
同図は、例えば、アドレス帳情報300のID301が「1」であり相手(佐藤一郎)と行った通信の履歴数は「2」であり、過去に行った通信の日時はそれぞれ「2006/6/30 19:21」、「2006/6/14 10:15」であることを示している。
<動作>
変形例2に係る経過判定部105における経過判定処理に関する動作について図11を用いて説明する。なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「毎日10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS70:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS71)。アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するIDと一致するものがあるかを確認する(ステップS72)。着目するIDと一致するものがない場合には(ステップS72:N)、処理を終了する。
着目するIDと一致するものがある場合には(ステップS72:Y)、経過判定部105は、着目するIDに対応する履歴記憶部103に記憶された通信履歴情報410の履歴数412が2であるかを確認する(ステップS73)。
履歴数412が2である場合には(ステップS73:Y)、履歴記憶部103の通信履歴情報410より、着目するIDに対応する第1通信日時413と、第2通信日時414を取得する(ステップS74)。取得した第1通信日時413は、最終通信日時を示す情報である。
取得した第1通信日時413が示す日時から、取得した第2通信日時414が示す日時を減じて、2つの通信時の間隔期間を算出し、2つの通信時の間隔期間を通信間隔期間に設定する(ステップS75)。
メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した第1通信日時413が示す日時を減じて、最終更新日時からの経過期間を算出し、最終更新日時からの経過期間が通信間隔期間より大きいかを確認する(ステップS76)。
最終更新日時からの経過期間が通信間隔期間より大きい場合は(ステップS76:Y)、着目するIDを送信処理部107に伝達し(ステップS77)、IDを1つ増やし、着目するIDを変更して(ステップS78)、ステップS72へ戻る。
ステップS76において、最終更新日時からの経過期間が通信間隔期間以下である場合は(ステップS76:N)、ステップS78に進む。
ステップS73において、着目するIDに対応する履歴数412が2でない場合には(ステップS73:N)、着目するIDに対応する履歴数412が1であるか確認する(ステップS79)。履歴数412が1であるときは(ステップS79:Y)、着目するIDについての第1通信日時413を取得する(ステップS80)。取得した第1通信日時413は、最終通信日時を示す情報である。
メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した第1通信日時413が示す日時を減じて、最終更新日時からの経過期間を算出し、最終更新日時からの経過期間が31日以上かを確認する(ステップS81)。
最終通信日時からの経過期間が31日以上であるときは(ステップS81:Y)、ステップS77に進み、最終通信日時からの経過期間が31日未満であるときは(ステップS81:N)、ステップS78に進む。
ステップS79において、着目するIDに対応する履歴数412が1でない場合(ステップS79:N)、即ち、履歴がない場合には、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、着目するIDに対応する最終更新日時307を取得する(ステップS82)。
メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した最終更新日時307が示す日時を減じて最終更新日時307からの経過期間を算出し、最終更新日時307からの経過期間が31日以上かを確認する(ステップS83)。最終更新日時307からの経過期間が31日以上である場合には(ステップS83:Y)、ステップS77に進む。最終更新日時307からの経過期間が31日未満である場合には(ステップS83:N)、ステップS78に進む。
<具体的な動作>
次に、ここまで説明してきた動作を、図2のアドレス帳情報300の内容例及び図9の通信履歴情報410の内容例を用いて、具体的に説明する。
なお、初期設定として、操作部101は、ユーザにより、定期的に経過判定処理を行う時刻、例えば、「毎日10:00」と入力されると、「毎日10:00」を示す情報を経過判定部105に伝達し、経過判定部105は、「毎日10:00」を示す情報をメモリに記憶している。
経過判定部105は、計時部102から現在の日時を示す情報を繰り返し取得し、現在の日時を示す情報が示す時刻とユーザにより指定された経過判定処理を行う時刻「毎日10:00」が示す時刻とを比較し、一致した場合には(ステップS70:Y)、経過判定部105は、計時部102から取得した現在の日時、例えば、「2006/7/2 10:00」を示す情報を、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
経過判定部105は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS71)。経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するID「1」と一致するものがあるかを確認する(ステップS72)。着目するID「1」と一致するものがあるため(ステップS72:Y)、経過判定部105は、着目するID「1」に対応する履歴記憶部103に記憶された通信履歴情報410の履歴数412が2であるかを確認する(ステップS73)。
履歴数412は「5」であり、履歴数412が2でないため(ステップS73:N)、経過判定部105は、履歴記憶部103の通信履歴情報410より、着目するID「1」に対応する第1通信日時413、即ち最終通信日時「2006/6/30 19:21」と第2通信日時414「2006/6/14 10:15」を取得する(ステップS74)。
経過判定部105は、取得した第1通信日時413「2006/6/30 19:21」が示す日時から、取得した第2通信日時414「2006/6/14 10:15」が示す日時を減じて2つの通信時の間隔期間「16日」を算出し、2つの通信時の間隔期間「16日」を通信間隔期間に設定する(ステップS75)。
経過判定部105は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した第1通信日時413「2006/6/30 19:21」が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間「1日」を算出し、最終通信日時からの経過期間が通信間隔期間より大きいかを確認する(ステップS76)。
経過判定部105は、最終通信日時からの経過期間「1日」が通信間隔期間「16日」以下であるため(ステップS76:N)、IDを1つ増やし、着目するIDを2とし(ステップS78)、ステップS72へ戻る。
以降、経過判定部105は、アドレス帳記憶部104に記憶されているアドレス帳情報300のID301に、着目するIDと一致するものがある間、着目するIDを変更しながら、ステップS72からステップS78までの処理を繰り返し、着目するIDと一致するものがなくなった場合には、処理を終了する(ステップS72:N)。
≪実施形態2≫
<概要>
実施形態2に係る電話機200は、実施形態1にかかる電話機100と同様、アドレス帳から通信相手となる連絡先を選択してメールを送信すること又は通話をすることが可能な携帯電話機であって、従来の携帯電話機を改良したものである。
また、この電話機200は、電話機100と同様に、メールの送受信又は電話の発着信による通信が行われると、各連絡先との直近の通信日時を示す情報である最終通信日時を記憶する機構を有する。
電話機200は、ユーザにより処理を開始する旨の操作がなされると、最終通信履歴情報に記憶されている各連絡先についての最終通信日時が示す日時からの経過期間を算出し、最終通信日時が示す日時からの経過期間が、「90日以上」、「60日以上90日未満」、「30日以上60日未満」、「30日未満」、「最終通信日時なし」のいずれの分類条件に該当するのかを判別する分類処理を行い、処理結果を格納する。
電話機200は、全ての連絡先について分類処理が完了すると、1つの分類条件及びその分類条件に該当すると判別された全ての連絡先についての氏名を表示し(以下、「分類結果の表示」という)、ユーザにより一括削除を指示する操作がなされると、表示中の各連絡先についての情報をアドレス帳情報から削除する。
これにより、1つの分類条件に該当すると判別された全ての連絡先を一括して削除できるため、連絡先の削除に要するユーザの負担を軽減することが可能となる。
また、分類結果の表示がなされている場合に、ユーザにより他の分類を表示する旨の操作がなされると、表示中の分類条件とは異なる他の1つの分類条件及びその分類条件に該当すると判別された全ての連絡先についての氏名を表示する。
<構成>
以下、実施形態2に係る電話機200の構成について説明する。
図12は、実施形態2に係る電話機200の構成図である。
電話機200は、同図に示すとおり、操作部201、計時部202、履歴記憶部203、アドレス帳記憶部204、分類条件保持部205、分類処理部206、分類結果格納部207、表示部208、送信処理部209、通信部210、受信処理部211を備える。
なお、電話機200は、図示していないが、CPU及びメモリを備え、分類処理部206、送信処理部209、受信処理部211の各機能は、メモリに記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
また、電話機200は、従来の携帯電話機を改良したものであり、図12は、本発明に関係のある機能についてのみ示している。本発明に関係のないその他の機能については、従来の携帯電話機と同様であるため、説明は省略する。
ここで、操作部201は、いわゆるテンキー等のキー群やボタン群を含むものであり、ボタン群には、分類処理開始ボタンを有し、ユーザにより分類開始ボタンが押下されると、分類処理を開始する旨の情報を分類処理部206に伝達する。
また、分類結果の表示がなされている場合に、ユーザにより、キー群の「1」〜「3」のいずれかが押下されると、押下されたキーに応じた情報を分類処理部206に伝達する。
計時部202は、いわゆる時計であり、現在の日時を計時して、現在の日時を示す情報を履歴記憶部203、分類処理部206へ伝達する回路である。
履歴記憶部203は、連絡先を識別するID、最終通信日時から構成される、後述する最終通信時情報を記憶する不揮発性のメモリである。履歴記憶部203は、送信処理部209、受信処理部211から、連絡先を識別するIDを取得すると、計時部202より現在の日時を示す情報を取得し、IDと対応付けて、現在の日時を示す情報を最終通信日時として記憶する。
アドレス帳記憶部204は、連絡先を識別するID、氏名、電話番号、メールアドレスから構成される、後述するアドレス帳情報を記憶する不揮発性のメモリであって、従来から携帯電話機に備えられているものである。
分類条件保持部205は、後述する分類処理部206が分類処理を行う際の、最終更新日時からの経過期間を分類する条件を示す情報を記憶する不揮発性のメモリである。分類条件には、「90日以上」、「60日以上90日未満」、「30日以上60日未満」、「30日未満」、「最終通信日時なし」がある。
分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報を用いて、連絡先毎に最終通信日時からの経過期間を算出し、算出した最終通信日時からの経過期間が、分類条件保持部205に記憶されている条件のいずれに該当するかを判別する分類処理を行い、分類結果を示す情報を分類結果格納部207に伝達する機能を有する。
また、全ての連絡先について分類処理が完了すると、表示部109に分類結果の表示を行わせ、分類結果の表示がなされているときに、ユーザにより押下されたキーに応じた情報を操作部201から取得すると、表示中の分類条件に該当する全ての連絡先をアドレス帳情報から削除し、又は、別の分類条件に該当する連絡先の表示を行い、又は、処理を終了する機能を有する。
分類結果格納部207は、分類処理部206から伝達された各連絡先についての分類結果を示す情報を記憶する不揮発性のメモリである。
表示部208は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)を含み、分類処理部206からの指示を受けて、分類結果の表示を行う機能を有する。
送信処理部209は、通信部210を通じて、メールの送信又は電話の発信の制御を行う機能を有し、また、メールの送信又は電話の発信を行うと、送信したメールのメールアドレス又は発信した電話の電話番号に対応する連絡先のIDをアドレス帳情報より取得し、履歴記憶部203に伝達する機能を有する。なお、メールの送信又は電話の発信を行う機能は、従来から携帯電話機に備えられている機能と同様のものである。
通信部210は、従来から携帯電話機に備えられているメールの送受信、音声の送受信を行う回路である。
受信処理部211は、通信部210を通じて、メールの受信又は電話の着信の制御を行う機能を有し、また、メールの受信又は電話の着信があると、受信したメールのメールアドレス又は着信した電話の電話番号に対応する連絡先のIDをアドレス帳情報より取得し、履歴記憶部203に伝達する機能を有する。なお、メールの受信又は電話の着信を行う機能は、従来から携帯電話機に備えられている機能と同様のものである。
<データ>
以下、実施形態2に係る電話機200で使用するデータについて説明する。
図13は、アドレス帳情報のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310は、通信相手となる連絡先毎に、ID301、氏名302、電話番号303、メールアドレス304を対応付けて構成されている。
ID301、氏名302、電話番号303、メールアドレス304については、実施形態1におけるアドレス帳情報300と同様であるため、説明は省略する。なお、実施形態1のアドレス帳情報300では、連絡先毎に複数存在するメールアドレスを区別するため第1メールアドレス304としているが、実施形態2では、各連絡先は1つのみのメールアドレスを持つため、名称をメールアドレス304に変更している。
同図は、例えば、管理上割り当てられた番号が「1」の「佐藤一郎」という人が所有する電話機の電話番号が「090△△△△1111」であり、所有するメールアドレスが「ichiro@ezxx.ne.jp」であることを示している。
図14は、最終通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。
同図に示すように、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420は、連絡先毎に、ID401、最終通信日時402を対応付けて構成されている。
ID401、最終通信日時402については、実施形態1の最終通信履歴情報400と同様であるため、説明は省略する。
同図は、例えば、アドレス帳情報310のID301が「1」である連絡先(佐藤一郎)との直近の通信日時が示す日時は、「2006/6/30 19:21」であることを示している。
図15は、分類結果情報のデータ構成と内容を示す図である。
同図に示すように、分類結果格納部207に記憶されている分類結果情報510は、ID511と分類区分512とを対応付けて構成されている。
ID511は、図13に示すアドレス帳情報310のID301と対応する番号である。
分類区分512は、ID511に対応する連絡先についての最終通信日時からの経過時間がいずれの分類条件に該当するかを示す番号であって、1の場合は、経過期間が90日以上であること、2の場合は、経過期間が60日以上90日未満であること、3の場合は、経過期間が30日以上60日未満であること、4の場合は、経過期間が30日未満であること、5の場合は、最終通信日時が記憶されていないことを示す。
<動作>
以下、上記構成を備え、上述したデータを取り扱う電話機200の動作を、図16を用いて説明する。
操作部201は、ユーザにより、分類処理開始ボタンが押下されると(ステップS90:Y)、分類処理を開始する旨の情報を分類処理部206に伝達する。
分類処理部206は、操作部201より分類処理を開始する旨の情報を取得すると、計時部202から現在の日時を示す情報を取得し、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310に連絡先が記憶されているか確認する(ステップS91)。即ち、アドレス帳情報310のID301が「1」の場合に対応する氏名302、電話番号303、メールアドレス304が存在するかを確認する。
ステップS91において、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310に連絡先が1件も記憶されていない場合には(ステップS91:N)、分類処理部206は、処理を終了し、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310に連絡先が記憶されていた場合には(ステップS91:Y)、分類処理部206は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS92)。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310のID301に、着目するIDと一致するものがあるかを確認する(ステップS93)。
着目するIDと一致するものがある場合には(ステップS93:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420に、着目するIDに対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS94)。
着目するIDに対応する最終通信日時402がある場合には(ステップS94:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203の最終通信履歴情報420から、着目するIDに対応する最終通信日時402を取得する(ステップS95)。
分類処理部206は、メモリに記憶してある処理開始日時が示す日時から、取得した最終通信日時402が示す日時を減じて、最終通信日時からの経過期間を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、90日以上の場合は、分類区分を「1」とし、60日以上90日未満の場合は、分類区分を「2」とし、30日以上60日未満の場合は、分類区分を「3」とし、30日未満の場合は、分類区分を「4」とする。
分類処理部206は、分類結果格納部207に記憶されている分類結果情報510に着目するIDと分類区分とを格納する(ステップS96)。
分類処理部206は、IDを1つ増やし、着目するIDを変更し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
ステップS94において、履歴記憶部203の最終通信履歴情報420に着目するIDに対応する最終通信日時402がない場合には(ステップS94:N)、分類処理部206は、分類結果格納部207の分類結果情報510に着目するIDと分類区分「5」を格納し(ステップS98)、ステップS97へ進む。
ステップS93において、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310のID301に、着目するIDと一致するものがない場合には(ステップS93:N)、分類処理部206は、分類が1である場合に着目して処理を行う(ステップS99)。
分類処理部206は、分類結果格納部207の分類結果情報510の分類区分512の中に、着目する分類と一致するものがあるかを確認する(ステップS100)。
分類結果情報510の分類区分512の中に、着目する分類と一致するものがある場合には(ステップ100:Y)、分類処理部206は、着目する分類と一致する分類区分512に対応するID511を全て取得する。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310から、取得したID511に対応する氏名302を全て取得し、取得した全ての氏名302と着目する分類に対応する分類条件を示す情報を表示部208に伝達する。
着目する分類に対応する分類条件を示す情報は、分類が1の場合は「90日以上」、分類が2の場合は「60日以上90日未満」、分類が3の場合は「30日以上60日未満」、分類が4の場合は「30日未満」、分類が5の場合は「最終通信履歴情報なし」である。
表示部208は、取得した分類条件を示す情報を図17の領域501に表示し、取得した氏名302を領域502に表示する(ステップS101)。また、表示部208は、領域503に「1⇒一括削除」、「2⇒次へ」、「3⇒終了」の3つのメニューを表示させる。
操作部201は、ユーザにより、キー群の「1」が押下された場合には「一括削除」が選択された旨の情報を、「2」が押下された場合には「次へ」が選択された旨の情報を、「3」が押下された場合には「終了」が選択された旨の情報を分類処理部206に伝達する(ステップS102)。
ステップS102において、分類処理部206は、「次へ」が選択された旨の情報を取得した場合には、分類を1つ増やし、着目する分類を変更する(ステップS103)。分類処理部206は、分類が6かどうかを確認し(ステップS104)、分類が6の場合には(ステップS104:Y)、ステップS99に戻り、分類が6でない場合には(ステップS104:N)、ステップS100に戻る。
ステップS102において、分類処理部206は、「一括削除」が選択された旨の情報を取得した場合、着目する分類と一致する分類結果情報510の分類区分512に対応するID511を取得し、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310から、取得したID511に対応する連絡先についての情報を削除し(ステップS105)、処理を終了する。
ステップS102において、分類処理部206は、「終了」が選択された旨の情報を取得した場合には、処理を終了する。
ステップS100において、分類結果情報510の分類区分512の中に、着目する分類と一致するものがない場合には(ステップS100:N)、ステップS103に進む。
<具体的な動作>
次に、ここまで説明してきた分類処理部206の分類処理に関する動作を、図13のアドレス帳情報310の内容例及び図14の最終通信履歴情報420の内容例を用いて、具体的に説明する。
なお、以下では、ユーザが、分類結果の表示において、最終通信日時402が示す日時から90日以上経過している各連絡先が表示されている画面で、操作部201のキー群より「1」を押下した場合を想定する。
操作部201は、ユーザにより、分類処理開始ボタンが押下されると(ステップS90:Y)、分類処理を開始する旨の情報を分類処理部206に伝達する。
分類処理部206は、操作部201より分類処理を開始する旨の情報を取得すると、計時部202から現在の日時、例えば、「2006/7/2 10:00」を示す情報を取得し、処理を開始した処理開始日時としてメモリに記憶する。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310に連絡先が記憶されているか確認する(ステップS91)。即ち、アドレス帳情報310のID301「1」の場合に対応する氏名302、電話番号303、メールアドレス304が存在するかを確認する。
アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310に連絡先が記憶されているため(ステップS91:Y)、分類処理部206は、IDが1である場合に着目して処理を行う(ステップS92)。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310のID301に、着目するID「1」と一致するものがあるかを確認する(ステップS93)。
着目するID「1」と一致するものがあるため(ステップS93:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420に、着目するID「1」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS94)。
着目するID「1」に対応する最終通信日時402があるため(ステップS94:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203の最終通信履歴情報420から、着目するID「1」に対応する最終通信日時402「2006/6/30 19:21」を取得する(ステップS95)。
分類処理部206は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終通信日時402「2006/6/30 19:21」が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間「1日」を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、「30日未満」であるため、分類区分を「4」とする。
分類処理部206は、分類結果格納部207に記憶されている分類結果情報510に着目するID「1」と分類区分「4」とを格納する(ステップS96)。
分類処理部206は、IDを1つ増やし、着目するIDを「2」に変更し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
分類処理部206は、IDが「2」である場合に着目して処理を行う。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310のID301に、着目するID「2」と一致するものがあるかを確認する(ステップS93)。
着目するID「2」と一致するものがあるため(ステップS93:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420に、着目するID「2」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS94)。
着目するID「2」に対応する最終通信日時402があるため(ステップS94:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203の最終通信履歴情報420から、着目するID「2」に対応する最終通信日時402「2006/1/5 23:17」を取得する(ステップS95)。
分類処理部206は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終通信日時402「2006/1/5 23:17」が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間「177日」を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、「90日以上」であるため、分類区分を「1」とする。
分類処理部206は、分類結果格納部207に記憶されている分類結果情報510に着目するID「2」と分類区分「1」とを格納する(ステップS96)。
分類処理部206は、IDを1つ増やし、着目するIDを「3」に変更し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
分類処理部206は、IDが「3」である場合に着目して処理を行う。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310のID301に、着目するID「3」と一致するものがあるかを確認する(ステップS93)。
着目するID「3」と一致するものがあるため(ステップS93:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420に、着目するID「3」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS94)。
着目するID「3」に対応する最終通信日時402があるため(ステップS94:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203の最終通信履歴情報420から、着目するID「3」に対応する最終通信日時402「2006/4/25 10:01」を取得する(ステップS95)。
分類処理部206は、メモリに記憶してある処理開始日時「2006/7/2 10:00」が示す日時から、取得した最終通信日時402「2006/4/25 10:01」が示す日時を減じて、最終通信日時402からの経過期間「67日」を算出し、最終通信日時402からの経過期間が、「60日以上90日未満」であるため、分類区分を「2」とする。
分類処理部206は、分類結果格納部207に記憶されている分類結果情報510に着目するID「3」と分類区分「2」とを格納する(ステップS96)。
分類処理部206は、IDを1つ増やし、着目するIDを「4」に変更し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
分類処理部206は、IDが「4」である場合に着目して処理を行う。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204に記憶されているアドレス帳情報310のID301に、着目するID「4」と一致するものがあるかを確認する(ステップS93)。
着目するID「4」と一致するものがあるため(ステップS93:Y)、分類処理部206は、履歴記憶部203に記憶されている最終通信履歴情報420に、着目するID「4」に対応する最終通信日時402があるかを確認する(ステップS94)。
履歴記憶部203の最終通信履歴情報420に着目するIDに対応する最終通信日時402がないため(ステップS94:N)、分類処理部206は、分類結果格納部207の分類結果情報510に着目するID「4」と分類区分「5」を格納し(ステップS98)、ステップS97へ進む。
分類処理部206は、IDを1つ増やし、着目するIDを「5」に変更し(ステップS97)、ステップS93へ戻る。
以降、ステップS93からステップ97の処理をアドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310のID301に、着目するIDと一致するものがある間、着目するIDを変更しながら処理を行い、着目するIDと一致するものなくなったら処理を終了する(ステップS93:N)。
分類処理部206は、分類が1である場合に着目して処理を行う(ステップS99)。
分類処理部206は、分類結果格納部207の分類結果情報510の分類区分512の中に、着目する分類「1」と一致するものがあるかを確認する(ステップS100)。
分類結果情報510の分類区分512の中に、着目する分類「1」と一致するものがあるため(ステップ100:Y)、分類処理部206は、着目する分類「1」と一致する全ての分類区分512に対応するID511「2」、「5」、「7」等を取得する。
分類処理部206は、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310から、取得したID511「2」、「5」、「7」等に対応する全ての氏名302「鈴本 二郎」、「中村 五郎」、「山木 七郎」等を取得し、取得した全ての氏名302「鈴本 二郎」、「中村 五郎」、「山木 七郎」等と着目する分類「1」に対応する分類条件を示す情報「90日以上」を表示部208に伝達する。
表示部208は、取得した分類条件を示す情報「90日以上」を図17の領域501に表示し、取得した氏名302「鈴本 二郎」、「中村 五郎」、「山木 七郎」等を領域502に表示する(ステップS101)。また、表示部208は、領域503に「1⇒一括削除」、「2⇒次へ」、「3⇒終了」の3つのメニューを表示させる。
操作部201は、ユーザにより、キー群の「1」が押下されたため「一括削除」が選択された旨の情報を、分類処理部206に伝達する(ステップS102)。
分類処理部206は、「一括削除」が選択された旨の情報を取得したため、着目する分類「1」と一致する分類結果情報510の分類区分512に対応するID511「2」、「5」、「7」等を取得し、アドレス帳記憶部204のアドレス帳情報310から、取得したID511「2」、「5」、「7」等に対応する連絡先についての情報を削除し(ステップS105)、処理を終了する。
<補足>
以上、本発明に係る電話機について実施形態に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施形態で示した通りの電話機に限られないことは勿論である。
(1)実施形態1、変形例1及び変形例2では、経過判定部105が、アドレス帳情報300、310に記憶されている全ての連絡先について、経過判定処理を行うこととしているが、経過判定処理を行わない連絡先を設定できるようにしてもよい。これにより、連絡先が病院、お店、会社である場合など、交流を図る対象ではない場合に、経過判定処理を行わないようにできるため、メール送信料の軽減を図ることができる。なお、経過判定処理を行わない連絡先を設定する方法としては、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報に、連絡先毎に経過判定処理を行うか否かを示す情報を記憶できるようにすることが考えられる。
(2)実施形態1、変形例1及び変形例2では、初期設定として、ユーザは定期的に経過判定処理を行う時刻を指定するとしているが、ユーザが操作部101から所定の操作をしたときに、経過判定処理を行うこととしてもよい。
(3)実施形態1では、経過判定部105が、経過判定処理において、通信間隔期間以上連絡を取っていないと判定された各連絡先に対して、送信処理部107が、それぞれメールを作成し、送信するとしているが、通信間隔期間以上連絡を取っていないと判定された各連絡先を宛先とした同報メールを送ることとしてもよい。
(4)実施形態1では、送信処理部107が、メールを作成した後、すぐに送信することとしているが、メール作成後、一旦、メールを保存し、ユーザが操作部101から所定の操作を行った場合に、送信することとしてもよい。さらに、この際、ユーザにパスワードを入力させ、認証が成功した場合に、メールを送信することとしてもよい。これにより、ユーザ本人がメール送信処理を行ったことを確認することができ、安否確認等に利用できる。
(5)実施形態1では、第1メールアドレス、第2メールアドレスのいずれを宛先としてメールを送付しても、配信エラーメールを受信した場合には、送信エラーになった旨の表示を行うこととしているが、電話をかけるか確認する表示を行い、ユーザが、電話をかけるか確認する表示に対して、電話をかける旨の操作を操作部101から行った場合には、その第1メールアドレス、第2メールアドレスを含む連絡先についての電話番号に電話をかけることとしてもよい。
(6)実施形態1では、配信エラーメールを受信しているかを判断する際の所定の文字列として「送信エラー」、「User unknown」を例示しているが、その他として、「配信エラー」、「配信不能」、「到達不能」、「Host not found」、「No such user」などの例も挙げられる。また、ここに例示する文字列に限られず、宛先であるメールアドレスが存在しない場合に、メールサーバが送信元のメールアドレスに返すメールの本文に含まれる文字列であればよい。
(8)実施形態1では、送信処理部107は、雛形メール記憶部106に予め記憶された雛形を本文とするメールを作成することとしたが、メール本文に、メールの宛先である相手の氏名や最後に連絡を取ってからの大体の期間を埋め込めるようにしてもよい。これにより、連絡先となる相手との情報が含まれているため、メールを受信した相手に対し、自動的に作成、送信されたメールである印象を和らげることができる。
例えば、第1の雛形には、「さんへ 最後にご連絡してから」を記憶し、第2の雛形には、「程立っていますが、お元気ですか?」を記憶しておく。また、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300から、該当の連絡先についての氏名302を取得しておく。また、履歴記憶部103が記憶する最終通信履歴情報400から、該当の連絡先に対応する最終通信日時402を取得し、最終通信日時402からの経過期間を算出して30で割り、四捨五入した値を、最後に連絡を取ってからの大体の期間を示す情報として記憶しておく。
そして、取得した氏名302、第1の雛形に示す文字データ、最後に連絡を取ってからの大体の期間を示す情報、第2の雛形に示す文字データの順で結合させた文字データをメール本文とすれば、メール本文に相手の氏名や最後に連絡を取ってからの大体の期間を埋め込んだメールを作成することができる。
具体例として、アドレス帳情報300におけるID2の相手にメールを送信する場合には、「鈴本二郎さんへ 最後にご連絡してから6ヶ月程立っていますが、お元気ですか?」といったメール本文を作成することができる。
さらに、アドレス帳記憶部104のアドレス帳情報300に、各連絡先の相手のニックネームを記憶できるようにし、上記の例における「鈴本二郎さん」の部分を鈴本二郎のニックネームである「鈴さん」と変えることができ、メール本文に普段使用しているニックネームが含まれていることから、さらにメールを受信した相手に対し、自動的に作成、送信されたメールである印象を和らげることができる。
(9)実施形態1のアドレス帳情報300では、第1メールアドレスと第2メールアドレスの2個のメールアドレスを記憶できるとしているが、メールアドレスの記憶のために確保できる記憶領域の大きさに応じ、例えば、10個記憶できることとしてもよい。
(10)変形例1の通信履歴情報410は、5個の通信日時を示す情報を記憶できるとしているが、通信日時を示す情報の記憶のために確保できる記憶領域の大きさに応じ、例えば、10個の通信日時を示す情報を記録できることとしてもよい。
(11)変形例1の経過判定部105は、各連絡先についての各通信時の間隔の平均値(単純平均値)と最終通信日時が示す日時からの経過期間とを比較することにより、経過判定処理を行うこととしているが、加重平均値に任意の係数をかけた値である通信間隔期間と最終通信日時が示す日時からの経過期間とを比較することにより経過判定処理を行うこととしてもよい。
各連絡先についての通信間隔期間は、例えば、以下の算出式により求めることができる。
k×(a×L1+b×L2+c×L3+d×L4)/(a+b+c+d)
a、b、c、d、k:任意の係数
L1:第1通信日時が示す通信日時−第2通信日時が示す通信日時
L2:第2通信日時が示す通信日時−第3通信日時が示す通信日時
L3:第3通信日時が示す通信日時−第4通信日時が示す通信日時
L4:第4通信日時が示す通信日時−第5通信日時が示す通信日時
係数a、b、c、d、kは、予め設定されていても、ユーザが任意に設定できることとしてもよい。
上記算出式では、直近の通信間隔ほど係数a、b、c、dを大きくすることによって、連絡先それぞれとの最近の交流の程度を維持することが可能となる。
例えば、a=1.2、b=1.0、c=0.8、d=0.6、k=1に設定することによって、過去から徐々に連絡を取らなくなった場合、例えば、L1=40、L2=30、L3=20、L4=10の場合には、通信間隔期間は27.8となる。
一方、最近頻繁に連絡を取っていた場合、例えば、L1=10、L2=20、L3=30、L4=40の場合には、通信間隔期間は22.2となる。
このように、過去から徐々に連絡を取らなくなった場合と最近頻繁に連絡を取っていた場合とを比較すると、過去から徐々に連絡を取らなくなった場合のほうが通信間隔期間は大きくなり、通信間隔期間以上連絡を取っていないとの判定がされにくくなる。即ち、過去から徐々に連絡を取っていないという連絡先との最近の交流の程度を維持することができる。
また、係数kを1より大きく設定することにより、例えば、k=3、a=b=c=d=1とすることによって、各連絡先についての各通信時の間隔の平均値(単純平均値)の3倍以上というこれまでの通信間隔に比べて極端に長い期間連絡を取っていない状況である場合に、各連絡先との交流を図ることができる。
(12)実施形態1、2及び変形例1、2に係る経過判定処理(図5、10、11参照)、メール送信処理(図6参照)、送信中メール情報の更新処理(図7参照)、受信処理(図8参照)、分類処理(図16参照)を電話機に有するプロセッサ及びそれに接続された各種回路に実行させるためのプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録し、又は各種通信路等を介して流通させ、頒布させることもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布された制御プログラムは、プロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより実施形態1、2及び変形例1、2で示したような電話機の各種機能が実現されるようになる。
本発明に係る電話機は、アドレス帳に登録された各連絡先との連絡を行うために利用されるものである。
実施形態1に係る電話機100の構成図である。 実施形態1に係る電話機100のアドレス帳情報のデータ構成と内容例を示す図である。 実施形態1に係る電話機100の最終通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。 実施形態1に係る電話機100の送信中メール情報のデータ構成と内容を示す図である。 実施形態1に係る電話機100経過判定処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る電話機100のメール送信手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る電話機100の送信中メール情報の更新手順を示すフローチャートである。 実施形態1に係る電話機100の受信処理手順を示すフローチャートである。 変形例1に係る電話機100の通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。 変形例1に係る電話機100の経過判定処理手順を示すフローチャートである。 変形例2に係る電話機100の経過判定処理手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る電話機200の構成図である。 電話機200のアドレス帳情報のデータ構成と内容例を示す図である。 電話機200の最終通信履歴情報のデータ構成と内容例を示す図である。 電話機200の分類結果情報のデータ構成と内容例を示す図である。 電話機200の分類処理手順を示すフローチャートである。 電話機200の分類結果の画面イメージを示す図である。
符号の説明
100、200 携帯電話機
101、201 操作部
102、202 計時部
103、203 履歴記憶部
104、204 アドレス帳記憶部
105 経過判定部
106 雛形メール記憶部
107、209 送信処理部
108、210 通信部
109、208 表示部
110、211 受信処理部
205 分類条件保持部
206 分類処理部
207 分類結果格納部
300、310 アドレス帳情報
400、420 最終通信履歴情報
410 通信履歴情報
510 分類結果情報
600 送信中メール情報

Claims (11)

  1. 複数の連絡先それぞれについて、少なくとも1つのメールアドレスを含むアドレス帳を記憶するアドレス帳記憶手段と、
    各連絡先について、当該連絡先との間での直近の通信時を示す最終通信時情報を記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段に記憶された各連絡先についての最終通信時情報が示す通信時から所定期間以上経過しているかを判定する経過判定手段と、
    前記経過判定手段により肯定的な判定がなされた各連絡先についてのメールアドレスを宛先とするメールを送信するメール送信手段と、
    連絡先毎にアドレス帳の内容の最後の更新時を示す最終更新時情報を記憶する更新時記憶手段と、
    各連絡先についての当該最終更新時情報が示す更新時から前記所定期間以上経過していない場合には、前記経過判定手段の判定のいかんにかかわらず、メール送信手段による各連絡先についてのメールを宛先とするメールの送信を抑止する送信抑止手段とを備える
    ことを特徴とする電話機。
  2. 前記所定期間は、連絡先毎にそれぞれ定めたものであって、
    前記経過判定手段は、連絡先毎に定めた前記所定期間に従って前記判定をする
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 前記履歴記憶手段は、各連絡先について、当該連絡先との間での最終通信時情報を含む複数の通信時を示す通信時情報を記憶するものであって、
    連絡先毎に定めた前記所定期間は、当該連絡先の通信時情報に示される通信時の各間隔を基に算出した値である
    ことを特徴とする請求項2記載の電話機。
  4. 前記履歴記憶手段は、各連絡先について、当該連絡先との間での最終通信時情報とその一つ前の通信時を示す情報とを記憶するものであって、
    前記所定期間は、各連絡先についての最終通信時情報が示す通信時とその一つ前の通信時情報が示す通信時との間隔である
    ことを特徴とする請求項2記載の電話機。
  5. 前記アドレス帳記憶手段は、各連絡先について、更に電話番号を有するものであって、
    前記電話機は、更に
    前記メール送信手段がメールを送信した後、当該メールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先から所定期間以上通信がないことを、当該メールアドレス及び当該メールアドレスを含む連絡先についての電話番号のいずれからも通信がないことをもって判定する通信判定手段と、
    通信判定手段により、当該メールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先から所定期間以上通信がないと判定された各連絡先について、当該連絡先に係る情報をアドレス帳から削除する削除手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  6. 前記電話機は、更に
    前記メール送信手段がメールを送信した後、当該メールのメールアドレスと所定のメッセージをメール本文に含む配信エラーメールが送られてきたことを検出するメール受信手段と、
    前記メール受信手段が、配信エラーメールを検出すると、前記メール送信手段が送信したメールの宛先であるメールアドレスを含む連絡先について、他のメールアドレスが前記アドレス帳に記録されているときは、当該他のメールアドレスを宛先とするメールを送信する再送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  7. 前記経過判定手段は、
    予め周期的に定めた時が到来した時点で、前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  8. 前記経過判定手段は、
    ユーザにより所定の操作がなされたときに前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  9. 前記メール送信手段は、
    ユーザにより所定の操作がなされたときに前記メールを送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の電話機。
  10. 連絡先毎に定めた前記所定期間は、当該連絡先の通信時情報に示される通信時の各間隔のうち、直近の間隔ほど重みが大きくなるようにして算出した加重平均値である
    ことを特徴とする請求項3記載の電話機。
  11. 前記メール送信手段は、
    前記経過判定手段により肯定的な判定がなされた各連絡先についてのメールアドレスを宛先とするメールの本文に、前記履歴記憶手段に記憶された当該連絡先についての最終通信時情報が示す通信時からの経過期間の概算値を示す情報を含めて送信する
    ことを特徴とする請求項2記載の電話機。
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