JP2009089074A - 携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機は、通信相手の指定を受け付けたら、自電話機が加入している通信キャリアから提供されるサービスに係るサービス情報に応じて、当該通信相手との通信に関する情報である通信関連情報を決定し、決定された通信関連情報をユーザに通知することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
携帯電話機の利用者にとっては、多種多様なサービスが提供されることは、利便性が向上し、複数の通信事業者が参入することは、通信事業者選択の幅が広がるという利点がある。
例えば、送受信できるメールの文字数や料金が通信事業者間で異なる場合があり、受信したメールが本文の途中で終わっている等の不都合がある。
言い換えれば、メールの文字数の違いであれば、少ない文字数に合わせれば本文が途切れることはないが、この料金でこの相手と通話するのが妥当か否か等を判断できるのはユーザであり、ユーザがその判断を行うには、サービス内容を把握している必要がある。
このような状況下においては、ユーザは、通話やメールを送受信する際に、この通話は通話料がかかるのか否か、通信相手はメールを受け取ると課金されるのか否かなどを把握しておきたい場合がある。
すなわち、記憶しているサービス情報から、行おうとしている通信に対して受けることができるサービスを検出でき、例えば、行おうとしている通信が通話であって、記憶されているサービスが通話料である場合には、ユーザは、通信相手を指定したら通話料を知ることが可能となる。通話料を知ることで、ユーザは発呼を行うかキャンセルするかを判断することができる。
これにより、通信相手の加入している通信キャリアを記憶しているので、ユーザは、発呼またはメール送信を行うときに、通信相手の通信キャリアを考慮した通信に関連する情報を知ることが可能となる。
また、前記携帯電話機は、更に、着信から通信キャリアを検出し、前記通信相手記憶手段に記憶させるキャリア検出手段を備え、前記キャリア検出手段は、着信が着呼の場合は、着呼時に受信したデータに含まれる情報を参照することにより通信キャリアを検出し、発信元である通信相手と対応付けて記憶させ、着信がメールの場合は、当該メールのメールアドレスを参照することにより通信キャリアを検出し、送信元である通信相手と対応付けて記憶させることとしてもよい。
すなわち、サービス情報が通信相手の加入する通信キャリアに応じて変化するサービスであった場合、例えば、特定の通信キャリアに加入している通信相手からのメールの受信は有料であるというサービスであった場合には、記憶している通信キャリアが正しくなければ正しい情報をユーザに通知することはできない。
また、前記サービス情報は、通信料を定めた料金プランであり、前記情報決定手段は、前記料金プランに応じて、通信料について情報である前記通信関連情報を決定することとしてもよい。
例えば、サービス情報が一分あたりの通話料である場合、発呼する通信相手を指定したときに、一分あたりの通話料が表示され、通信相手との通話料を知ることができ、発呼するかキャンセルするかを判断することができるようになる。
これにより、自機が加入している料金プランの時間帯毎の通信料を記憶しているので、ユーザは、発呼またはメール送信を行うときに、その時刻の通信料を知ることが可能となる。
また、前記通信相手記憶手段には、更に、電話番号またはメールアドレスと対応付けて料金プランが記憶されており、前記受付手段は、電話番号またはメールアドレスを特定することにより通信相手を指定し、前記情報決定手段は、前記通信相手記憶手段に記憶されている料金プランに応じて、通信料についての情報である前記通信関連情報を決定することとしてもよい。
例えば、通信相手の加入している料金プランが、電話を受けたときに課金がなされるがショートメールの受信は無料であるという場合には、通話相手を指定したときにその旨がユーザに通知される。その通知により、発呼しようとしているユーザは、通話ではなくショートメールで用件を伝えることを選択するという判断を行うことができるようになる。
<概要>
本発明に係る携帯電話機は、通信をしようとしている相手との通信に関し、通信キャリアから受けることのできるサービス内容をディスプレイに表示し、通信を実際に行うか否かの判断の機会をユーザに与えるものである。
また、本発明に係る携帯電話機は、通信相手が加入している通信キャリアが提供するサービスの具体内容を区別させるための料金プラン等も記憶しておいて、通信相手の受けることができるサービス内容をも考慮したサービス内容を表示する。
更には、通信相手の通信キャリアや料金プランを、適時、更新する機能をも有している。
<構成>
まず、本発明の実施形態に係る携帯電話機の構成例について図1を用いて説明する。
図1は、本発明に係る携帯電話機の機能ブロック図である。
携帯電話機1000は、通信部1010、音声処理部1020、通信相手受付部1100、ディスプレイ1200、制御部1300、キャリア取得部1400、サービス検索部1500、メッセージ表示部1600、通話処理部1700、メール処理部1800、時計1900、アドレス帳記憶部2000、料金プラン記憶部3000およびプロフィール記憶部4000から構成される。
音声処理部1020は、音声信号を出力するスピーカ1021と外部音声を入力するマイク1022とを備え、音声の入出力処理を行う機能を有する。
通信相手受付部1100は、通信相手の指定を受付け、その旨を制御部1300に渡す機能を有する。具体的には、いわゆるテンキーなどの操作ボタンを含み、メニュー表示などのユーザの操作を受け付け、表示されたアドレス帳から通信相手の指定を受付ける。また、本通信相手受付部1100は、通常の携帯電話機が備えるメール作成等の一般的なユーザ操作も受付けるものとする。
制御部1300は、図示しないCPU、メモリ等を備え、通信制御等の携帯電話機に必要な一般的な制御処理を行う他、本発明に特有の制御処理、例えば、着呼があったら通信キャリアを取得するためにキャリア取得部1400に依頼するなどの処理を行う。
サービス検索部1500は、自機の通信キャリアや料金プラン、通信相手の通信キャリアなどの情報から、現在通信しようとしている通信に掛かる料金を検索する機能を有する。すなわち、サービス検索部1500は、通信関連情報を決定する機能を有し、本実施形態においては、料金を通信関連情報として決定している。また、本実施形態では、主に通信料を検索することとしているが、他のサービスであってももちろん良い。
また、通話処理部1700は、通常の携帯電話機が有する通話機能を、メール処理部1800は、通常の携帯電話機が有するメール作成等の機能をそれぞれ有する。
次に、アドレス帳記憶部2000は、氏名と電話番号やメールアドレスを対応付けた、いわゆるアドレス帳を記憶する機能を有し、料金プラン記憶部3000は、料金プランの内容を記憶する機能を有する。
これら記憶部に記憶されているデータについては、<データ>において図2〜図5を用いて説明する。
ここで制御部1300等の各部による各処理の全部または一部は、CPUが各種プログラムを実行することにより実現されるものである。
以下、本発明である携帯電話機が用いる主なデータについて、図2〜図6を用いて説明する。
図2は、プロフィール情報4100の内容例を示す図である。
このプロフィール情報4100は、自機およびユーザについての情報であり、プロフィール記憶部4000に1つ記憶されている。
名前4110は、自機のユーザの名称等であり、ユーザを識別できるものであればよい。
携帯電話番号4111は、自機の電話番号であり、メールアドレス4112は、自機のメールアドレスである。
図3は、アドレス帳2100の内容例を示す図である。
このアドレス帳2100は、アドレス帳記憶部2000に記憶されているものである。
登録番号2110は、本アドレス帳2100に登録されている通信相手の番号であり、「001」から昇順に付られる。
固定電話番号2112は、名前2111で示される通信相手の固定電話の電話番号であり、携帯電話番号2113は、携帯電話機の電話番号である。
メールアドレス2114は、同様に、名前2111で示される通信相手のメールアドレスである。
家族2117は、自機が加入している料金プラン4114で、特別のサービスを受けることができる特定の個人であることを示すものである。本実施形態では、「家族」である場合に、特定のサービスを受けることができるものとする。この項目が「YES」の場合は、特定の個人であり、「NO」の場合は、特定の個人ではないことを示すものとする。
例えば、登録番号2110「001」の名前2111「A男」の携帯電話機の番号は、携帯電話番号2113「09022222222」であり、加入している通信キャリアと料金プランは、キャリア2115「A社」と料金プラン2116「プランA」である。
図4は、「プランA」を表すものとし、図5は、「プランB」を表すものとする。本実施形態では、「プランA」は、自機が加入している料金プランである。
図4(a)と図5(a)は、通話についてのプランであり、図4(b)と図5(b)は、メールについてのプランを示している。
まず、図4の「プランA」から説明する。
図4(a)の通話についてのプランでは、3つの要件が示される。
時間帯通話料3100、特定通話料3110および着信通話料3120である。
通話相手3101は、通話相手の電話機と通信キャリアの種類である。ここでは、自キャリアと異なるキャリアの携帯電話機である「他キャリア携帯電話機」、自キャリアと同じ通信キャリアの携帯電話機である「同キャリア携帯電話機」、固定電話機である「固定電話機」の3種類である。
通話料3103は、分単位の通話料金を示し、ここでは、「月〜金」と「土・日・祝」の2つに分かれているものとする。
次に、特定通話料3110は、時間帯通話料3100を適用しない場合を既定したものである。
例えば、通信相手3111「家族」との通話は、通話料3112「無料」である。
図4(b)のメールについてのプランでは、2つの要件が示される。
まず、パケット通信料3130は「定額」、すなわち、パケット通信に関しては、その量にかかわらず一定金額である。
次に、図5の「プランB」を説明する。
図5(a)の通話についてのプランでは、2つの要件が示される。
時間帯通話料3200と着信通話料3210である。
通話相手3201は、通話相手の電話機の種類であり、「携帯電話機」と「固定電話機」である。
時間帯3202は、1時から24時で表す。ここでは「1−24」であるので、1時0分0秒から24時59分59秒まで、すなわち時間によって通信料は変わらないことを示す。
従って、プランBではプランAと異なり、通信相手の通信キャリアが自キャリアと異なるか否かや曜日によって、通話料は異ならない。
また、着信通話料3210は「無料」である。すなわち、通信相手からかかってきた電話での通話は課金されない。
まず、パケット通信料3220は「0.1円/パケット」、すなわち、1パケットの送受信に関しては、0.1円掛かることになる。
また、ショートメール送受信料3230は「無料」であり、Eメール受信料3240は、「全角128文字相当まで無料」、すなわち、256バイト分のデータを受信する場合は無料であるが、257バイト目からの受信にはパケット通信料3220が掛かる。
このメッセージ一覧1610は、メッセージ表示部1600が内部メモリに記憶しており、この一覧を参照してメッセージをディスプレイ1200に表示するものとする。
メッセージ一覧1610は、メッセージ番号1611とメッセージ内容1612とで構成される。
メッセージ内容1612は、表示するメッセージの内容であり、メッセージ内の「XX」の部分には、サービス検索部1500から渡される情報が埋め込まれることになる。
例えば、メッセージ番号1611「m001」が指定され、情報「40」が渡されると、メッセージ内容1612は「通話料が40円/分かかります。相手先は、無料です。」となって表示される。
以下、上述した携帯電話機の動作について図7〜図14を用いて説明する。その際、図15〜図17のメッセージ表示例を参照する。図15は、発呼時のメッセージ例を示す図であり、図16は、Eメール送信時のメッセージ例を、図17は、着呼とEメール受信時のメッセージ例を示す図である。
<通信相手の通信キャリアを取得する処理>
まず、図7を用いて、通信相手の通信キャリアを取得する処理について説明する。
この処理は、キャリア取得部1400が行う処理である。
通信部1010は、着呼またはメールを受信したら、その旨を制御部1300に通知するとともに受信データを渡す。
通信部1010から着呼またはメールを受信した旨の通知を受けた制御部1300は、着呼かEメールまたはショートメールの受信かを判別し、その旨と受信したデータをキャリア取得部1400に渡す。
キャリアを識別する情報は、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)通信方式(標準規格:RCR STD−27)における、発番号情報の1つである発信者番号非通知理由を利用する方法がある。
また、受信データ内の空き領域等に新たに通信キャリア通知用の領域を設けることとしてもよい。
また、キャリア取得部1400は、制御部1300からEメールを受信した旨の通知を得た場合(ステップS800:メール受信、ステップS830:Eメール)は、受信元のメールアドレスのドメイン名で通信キャリアを判別する(ステップS840)。すなわち、「@」以下に、特定の文字列が含まれる場合は、特定の通信キャリアであると判断する。
すなわち、電話番号で送受信可能なショートメールは、同一の通信キャリア間でのみ送受信が可能だからである。
着呼履歴やメール受信履歴などから電話番号等をアドレス帳に登録する場合は、記憶している通信キャリアも記録する。
<発呼またはメール送信時にメッセージを表示する処理>
次に、図8〜図10を用いて発呼またはメール送信時に、メッセージを表示する処理について説明する。
ユーザは、通信相手受付部1100から制御部1300を介して、ディスプレイ1200に表示されたアドレス帳から、発呼しようとする通信相手の電話番号を選択する。または送信相手のメールアドレスを選択し、メール作成する(ステップS100)。
電話番号を選択したこと(ステップS110:発呼)を認識した制御部1300は、サービス検索部1500に通話料を検索し、メッセージを表示するよう依頼する。
一方、メールの送信先としてメールアドレスが選択されたこと、または、ショートメール送信先として電話番号が選択されたこと(ステップS110:メール送信)を認識した制御部1300は、サービス検索部1500にメール送信料を検索し、メッセージを表示するよう依頼する。サービス検索部1500への依頼は、メールアドレスを選択した時とする。尚、メール本文を確定したとき等であってもよい。
サービス検索部1500から、メッセージの表示依頼を受けたメッセージ表示部1600は、メッセージ内容1612の「XX」部分に依頼時に受け取った情報を埋め込んでメッセージを生成し、制御部1300を介してディスプレイ1200にメッセージを表示する(ステップS130)。
発呼キーまたは送信キーが押下されたこと(ステップS140:YES)を検出した制御部1300は、通話処理部1700またはメール処理部1800に、通常の発呼の処理またはメールの送信処理を開始させる。開始の指示を受けた通話処理部1700またはメール処理部1800は。発呼の処理またはメールの送信処理を行う(ステップS150)。
<通話料の検索処理>
次に、図9を用いて、通話料の検索処理について説明する。
ここでは、自機が加入している料金プランは、プロフィール情報4100の料金プラン4114「プランA」であるので、料金プラン記憶部3000に記憶されている「プランA」(図4)を参照する。
サービス検索部1500は、制御部1300から通話料の検索依頼を受けたら、通信相手の電話番号で、アドレス帳2100の固定電話番号2112および携帯電話番号2113を検索する。
家族2117が「YES」である場合(ステップS200:YES)は、特定通話料3110を参照し、通話料3112は「無料」である(ステップS260)ので、その旨のメッセージ番号1611「m004」をメッセージ表示部1600に渡しメッセージを表示させる(ステップS250)。
家族2117が「NO」である場合(ステップS200:NO)は、電話番号が固定電話番号2112か携帯電話番号2113かを取得し(ステップS210)、通信相手のキャリア2115と料金プラン2116を取得する(ステップS220)。
次に、時計1900に問い合わせて、現在の曜日と時間を取得する(ステップS230)。
例えば、アドレス帳の登録番号2110「002」、名前2111「B子」の携帯電話番号2113「09012345678」に電話しようとした場合、現在が日曜日の20時であった場合は、通話料は毎分56円であることになる。キャリア2115「B社」で自キャリアとは異なるからである。また、「B子」の料金プラン2116「プランB」(図5)は、着信通話料3210が「無料」である。
また、例えば、アドレス帳の登録番号2110「101」、名前2111「T美」の携帯電話番号2113「09077777777」に電話しようとした場合、現在が月曜日の20時であった場合は、現在は無料で、21時から通話料は毎分20円であることになる。キャリア2115「A社」で自キャリアと同一だからである。この場合に表示されるメッセージは、メッセージ番号1611「m002」となる(図15(a)メッセージ5010)。
<メール送信料の検索処理>
次に、図10を用いて、メール送信料の検索処理について説明する。
サービス検索部1500は、制御部1300からメール送信料の検索依頼を受けたら、ショートメールの送信の場合は、電話番号で、アドレス帳2100の携帯電話番号2113を検索する。
対応する料金プラン2116を参照し、料金プランのうちショートメールに関する要件を参照する(ステップS320)。例えば、「プランB」では、ショートメール送受信料3230は「無料」である。
サービス検索部1500は、通信相手にも自機にも料金がかからない旨のメッセージを表示するようメッセージ表示部1600に依頼する(ステップS360)。送受信共無料であることから、メッセージを表示しないこととしてもよい。
サービス検索部1500は、制御部1300からEメールの送信料の検索依頼を受けたら、メールアドレスで、アドレス帳2100のメールアドレス2114を検索する。
ショートメールでは送れない場合(ステップS310:NO)は、対応する料金プラン2116を参照し、料金プランのうちEメールに関する要件を参照する(ステップS350)。例えば、「プランB」では、Eメール受信料3240は「全角128文字相当まで無料」である。
送信料を求めたサービス検索部1500は、送信しようとしているメールの文字数が128文字相当より多い場合は、その旨のメッセージ番号1611「m103」と該当する名前2111「B子」をメッセージ表示部1600に渡しメッセージを表示させる(ステップS360、図16(a)メッセージ5110)。
次に、図11〜図14を用いて着呼またはメール受信時に、メッセージを表示する処理について説明する。ここでは、自機が着呼またはメール受信を行う場合、すなわち、「プランA」に加入している携帯電話機が着信を受ける場合を説明する。
図11は、着呼またはメール受信時の処理を示すフローチャートである。
着呼を受けたこと(ステップS410:着呼)を認識した制御部1300は、サービス検索部1500に着呼を受けた場合の通話料(以下、「着信通話料」という。)を検索し、メッセージを表示するよう指示する。
一方、メールを受信したこと(ステップS410:メール受信)を認識した制御部1300は、サービス検索部1500にメール受信料を検索し、メッセージを表示するよう依頼する。
サービス検索部1500から、メッセージの表示依頼を受けたメッセージ表示部1600は、制御部1300を介してディスプレイ1200にメッセージを表示する(ステップS430)。
通話キーまたは受信キーが押下されたこと(ステップS440:YES)を検出した制御部1300は、通話処理部1700またはメール処理部1800に、通常の通話の処理またはメールの受信処理を開始させる。開始の指示を受けた通話処理部1700またはメール処理部1800は、通話処理またはメールの受信処理を行う(ステップS450)。
<着信通話料の検索処理>
次に、図12を用いて、着信通話料の検索処理について説明する。
サービス検索部1500は、制御部1300から着信通話料の検索依頼を受けたら、自機の加入している料金プラン「プランA」の着信通話料3120を参照し、通話料を求める。「プランAの場合」、着信通話料3120は「無料」である。
サービス検索部1500は、料金がかからない旨のメッセージを表示するようメッセージ表示部1600に依頼する(ステップS510)。受信料が無料であることから、メッセージを表示しないこととしてもよい。
<メール受信料の検索処理>
次に、図13を用いて、メール受信料の検索処理について説明する。
図13は、メール受信料の検索処理を示すフローチャートである。
サービス検索部1500は、料金がかからない旨のメッセージを表示するようメッセージ表示部1600に依頼する(ステップS620)。
サービス検索部1500は、その旨のメッセージを表示するようメッセージ表示部1600に依頼する(ステップS620)。
図14は、「プランB」のメール受信料の検索処理を示すフローチャートである。
ショートメールを受信した場合(ステップS700:ショートメール)は、図13の処理と同様に、サービス検索部1500は、料金プラン「プランB」のショートメール送受信料3230を参照し、受信料を求める(ステップS740)。「プランB」の場合も、ショートメール送受信料3230は「無料」である。
その旨のメッセージをメッセージ表示部1600に渡しメッセージを表示させる(ステップS730)。
<補足>
以上、本発明に係る携帯電話機について実施形態に基づいて説明したが、この携帯電話機を部分的に変形することもでき、本発明は上述の実施形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施形態では、各料金プランである「プランA」と「プランB」は、予め、記憶されていることとしているが、適時、更新されることとしてもよい。
また、実施形態では、料金プランAと料金プランBとを用いて説明したが、これ以外でももちろんよく、内容もこれ以外でももちろんよい。
(2)実施形態では、通信料などの通信に関する情報を携帯電話機のディスプレイに表示することでユーザに通知することとしているが、音声で通知することとしてもよい。この場合、例えば、音声メッセージを記憶しておいてスピーカに流す、文字メッセージを音声に変換してスピーカに流すなどする必要がある。
(3)実施形態では、ユーザが通信相手が指定したときに、その通信相手との通信にかかる料金などを表示することとしているが、ユーザに通信相手を提案することとしてもよい。例えば、現在または特定時刻に通信料が無料の相手の一覧を表示する、ショートメールを受信できる相手の一覧を表示するなどである。
(4)実施形態では、通信相手の通信キャリアなどは、アドレス帳を参照することとしているが、アドレス帳に登録されていない相手からの着呼またはメール受信の場合も、着呼または受信時に実施形態と同様にキャリアを取得し、メッセージを表示することとしてもよい。
(5)実施形態では、通信を受信した場合に、通信キャリアを取得してアドレス帳を更新する場合を説明したが、アドレス帳に通信相手が登録されていない場合には、アドレス帳に登録または更新されたときに、着信履歴や受信履歴に記録されている通信キャリアを登録することとしてもよい。
(6)実施形態で示した携帯電話機等の各機能を実現させる為の各制御処理(図7等参照)をCPUに実行させる為のプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM、フラッシュメモリ等がある。流通、頒布されたプログラムは、機器におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した各機能が実現される。
1010 通信部
1020 音声処理部
1100 通信相手受付部
1200 ディスプレイ
1300 制御部
1400 キャリア取得部
1500 サービス検索部
1600 メッセージ表示部
1700 通信処理部
1800 メール処理部
1900 時計
2000 アドレス帳記憶部
3000 料金プラン記憶部
4000 プロフィール記憶部
Claims (8)
- 通信相手と通信する通信手段と、
前記通信手段で通信するための通信相手の指定を受け付ける受付手段と、
自機が加入している通信キャリアから提供されるサービスに係るサービス情報が記憶されている自機サービス記憶手段と、
前記受付手段で通信相手の指定が受け付けられたら、前記サービス情報に応じて、当該通信相手との通信に関する情報である通信関連情報を決定する情報決定手段と、
前記情報決定手段で決定された通信関連情報をユーザに通知する通知手段と
を備えることを特徴とする携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に、通信相手と対応付けて通信キャリアが記憶されている通信相手記憶手段とを備え、
前記情報決定手段は、通信相手と対応付けて記憶されている通信キャリアとに応じて、前記通信関連情報を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に、着信から通信キャリアを検出し、前記通信相手記憶手段に記憶させるキャリア検出手段を備え、
前記キャリア検出手段は、着信が着呼の場合は、着呼時に受信したデータに含まれる情報を参照することにより通信キャリアを検出し、発信元である通信相手と対応付けて記憶させ、着信がメールの場合は、当該メールのメールアドレスを参照することにより通信キャリアを検出し、送信元である通信相手と対応付けて記憶させる
ことを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。 - 前記サービス情報は、通信料を定めた料金プランであり、
前記情報決定手段は、前記料金プランに応じて、通信料について情報である前記通信関連情報を決定する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に、時刻を取得する時刻手段を備え、
前記料金プランは、時間帯と通信料が対応付けられて記憶されており、
前記情報決定手段は、前記時刻手段に時刻を取得させ、当該時刻が含まれる時間帯と対応する通信料についての情報である前記通信関連情報を決定する
ことを特徴とする請求項4に記載の携帯電話機。 - 前記通信相手記憶手段には、更に、電話番号またはメールアドレスと対応付けて料金プランが記憶されており、
前記受付手段は、電話番号またはメールアドレスを特定することにより通信相手を指定し、
前記情報決定手段は、前記通信相手記憶手段に記憶されている料金プランに応じて、通信料についての情報である前記通信関連情報を決定する
ことを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。 - 通信相手と通信キャリアとを対応付けて記憶する記憶手段と、
着信から通信キャリアを検出し、前記記憶手段に記憶させるキャリア検出手段を備え、
前記キャリア検出手段は、着信が着呼の場合は、着呼時に受信したデータに含まれる情報を参照することにより通信キャリアを検出し、発信元である通信相手と対応付けて記憶させる
ことを特徴とする携帯電話機。 - 通信相手と通信キャリアとを対応付けて記憶する記憶手段と、
着信から通信キャリアを検出し、前記記憶手段に記憶させるキャリア検出手段を備え、
前記キャリア検出手段は、着信がメールの場合は、当該メールのメールアドレスを参照することにより通信キャリアを検出し、送信元である通信相手と対応付けて記憶させる
ことを特徴とする携帯電話機。
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