JP4903413B2 - 電動車椅子 - Google Patents
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前記車椅子本体を駆動可能な車椅子駆動装置と、
前記椅子を傾斜可能なチルト駆動装置と、
入力部、表示部、記憶部、演算制御処理部、及び出力部を備え、前記車椅子駆動装置、前記チルト駆動装置を制御する駆動制御機能、外部に音声を発し意思を伝達する意思伝達機能、及び無線操作可能な家電機器、携帯電話、パーソナルコンピュータ、情報端末機器を含む環境制御装置を制御する環境制御機能、前記表示部の表示を制御する表示部制御機能を有する操作コントローラと、
前記操作コントローラの表示部に表示されるメニューの中から所望の項目を選択するデータ選択装置と、を含み、
前記表示部は、車椅子本体の移動方向及び椅子のチルト方向を示すアイコンが一体的に配置された第一表示部、車椅子の走行速度、チルト駆動制御、環境制御を表示する文字及びアイコンを有する第二表示部、メニューを表示する第三表示部を有し、前記第一表示部、前記第二表示部はランプ点灯及び音を発して、前記第三表示部は文字反転表示及び音を発して項目間をスキャン表示し、前記第三表示部に表示するメニューは、取捨選択し必要なメニューのみを表示可能であり、
前記操作コントローラは、前記データ選択装置により選択された項目を実行し、このとき選択された項目が、車椅子の走行に関する項目及びチルトに関する項目であるときは、確認ステップと実行ステップとの2ステップで操作を行うように制御し、意思伝達の項目が選択されると、選択された意思データに応じて外部に発する音量及び回数を変化させるように制御することを特徴とする電動車椅子である。
前記アームレストを水平移動させるアームレスト駆動装置と、
前記アームレストに対して前記操作コントローラの位置及び角度を3次元方向に可変可能で前記アームレストと一体的に動く、前記操作コントローラが先端部に取付けられた略S字型形状の操作コントローラ支持部材とを備え、
前記操作コントローラは、さらに前記アームレスト駆動装置を制御し、
前記第一表示部には、車椅子本体の移動方向及び椅子のチルト方向のほか前記アームレストの移動方向を示すアイコンが一体的に配置され、前記第二表示部は、車椅子の走行速度、チルト駆動制御、環境制御のほかアームレスト駆動制御を表示し、前記操作コントローラは、車椅子の走行に関する項目及びチルトに関する項目のほかアームレストに関する項目が選択されると、確認ステップと実行ステップとの2ステップで操作を行うように制御することを特徴とする。
対象物との距離を測定する測距センサと、を備え、
前記操作コントローラは、前記測距センサの信号に基づき前記車椅子本体の移動速度を減速させ、前記バンパーセンサの信号に基づき、前記車椅子本体の移動を停止するように前記車椅子駆動装置を制御することを特徴とする。
前記操作コントローラは、いずれかのデータ選択装置により選択された項目に応じて所定の制御を行うことを特徴とする。
前記操作コントローラは、前記着座検知センサが着座を検知しなければ作動しないことを特徴とする。
前記第一表示部、前記第二表示部、及び前記第三表示部毎に、各項目間をスキャンするときのスキャン音及び/又は前記データ選択装置が項目を選択するときの音を、前記記憶部に記憶した音階データから選択可能としたことを特徴とする。
データ選択装置(スイッチ)で選択するという簡単な操作で、車椅子の走行、チルト駆動、意思伝達、さらには家電機器等のオン、オフを実行させることができる。このように本発明の電動車椅子は、操作が非常に簡単なので、重度障害者のようにジョイスティック型操作レバーを操作できないため電動車椅子を利用することができない人であっても、本発明の電動車椅子を利用することができる。さらに1つのコントローラで、車椅子等の駆動制御の他、意思伝達、環境制御を行うことができるので使い勝手がよい。車椅子等の駆動制御と意思伝達等とを別々のコントローラに行わせると、電動車椅子の利用者は、2つのコントローラの操作を習得する必要が生じ大変である。さらに限られたスペースに、2つのコントローラを設置しようとすると視認性及び操作性が悪くなるが、1つのコントローラであればこのような問題は生じない。
利用者が椅子15に着座し、操作コントローラ101の電源スイッチをオンとすると、操作コントローラ101の第三表示部150に図5(a)に示すようなデータ表示される。利用者が、再度操作選択スイッチ102をオンとすると、第三表示部150の表示データのスキャンが開始される。同時に第三表示部150の表示データのスキャンに対応して、第二表示部140の表示データもLEDランプ点灯と音とでスキャンする。車椅子本体15を走行させる場合は、第三表示部150の走行を操作選択スイッチ102で選択する。走行が選択されると、第三表示部150の表示データが図5(b)に示すように走行に関するデータに変更され、先と同様、表示データ間のスキャンが開始され、同時に第一表示部135のアイコン131をLED点灯132と音とでスキャンし、走行方向が選択可能となる。
利用者が椅子15に着座し、操作コントローラの電源スイッチをオンとすると、操作コントローラ101の第三表示部150に図5(a)に示すようなデータ表示される。利用者が操作選択スイッチ102をオンとすると、第三表示部150の表示データのスキャンが開始される。同時に第三表示部150の表示データのスキャンに対応して、第二表示部140の表示データもLED点灯と音とでスキャンする。椅子15を傾斜させる場合は、第三表示部150のチルトを操作選択スイッチ102で選択する。チルトが選択されると、第三表示部150の表示データがチルトに関するデータに変更され(図6)、先と同様、表示データ間のスキャンが開始され、同時に第一表示部135のアイコン131をLED点灯132と音とでスキャンし、傾斜する方向が選択可能となる。
利用者が椅子15に着座し、操作コントローラ101の電源スイッチをオンとすると、操作コントローラ101の第三表示部150に図5(a)に示すようなデータ表示される。利用者が操作選択スイッチ102をオンとすると、第三表示部150の表示データのスキャンが開始される。同時に第三表示部150の表示データのスキャンに対応して、第二表示部140の表示データもLED点灯と音とでスキャンする。環境制御を行う場合は、第三表示部150の環境制御を操作選択スイッチ102で選択する。環境制御が選択されると、第三表示部150の表示データが環境制御に関するデータに変更され(図7(a))、スキャンが開始される。
利用者が椅子15に着座し、操作コントローラ101の電源スイッチをオンとすると、操作コントローラ101の第三表示部150に図5(a)に示すようなデータ表示される。利用者が操作選択スイッチ102をオンとすると、第三表示部150の表示データのスキャンが開始される。同時に第三表示部150の表示データのスキャンに対応して、第二表示部140の表示データもLED点灯と音とでスキャンする。意思伝達を行う場合は、第三表示部150の意思伝達を操作選択スイッチ102で選択する。意思伝達が選択されると、第三表示部150の表示データが意思伝達に関するデータに変更され、スキャンが開始される。
10 車椅子本体
11 着座部
12 背もたれ部
13 アームレスト
14 フットレスト部
15 椅子
16 支持架台
17 車輪
20 着座検知センサ
21 バンパー
25 バンパーセンサ
26 測距センサ
30 車椅子駆動装置
40 チルト駆動装置
50 アームレスト駆動装置
100 制御装置
101 操作コントローラ
102 データ選択装置
106 スピーカ
107 ブザー
108 携帯電話
111 入出力部
112 データ演算部
120 記憶部
130 表示部
131 十字アイコン
132 LEDランプ
135 第一表示部
140 第二表示部
145 LEDランプ
150 第三表示部
Claims (10)
- 椅子、該椅子を支持する支持架台、該支持架台の下部に取付けられた車輪を含む車椅子本体と、
前記車椅子本体を駆動可能な車椅子駆動装置と、
前記椅子を傾斜可能なチルト駆動装置と、
入力部、表示部、記憶部、演算制御処理部、及び出力部を備え、前記車椅子駆動装置、前記チルト駆動装置を制御する駆動制御機能、外部に音声を発し意思を伝達する意思伝達機能、及び無線操作可能な家電機器、携帯電話、パーソナルコンピュータ、情報端末機器を含む環境制御装置を制御する環境制御機能、前記表示部の表示を制御する表示部制御機能を有する操作コントローラと、
前記操作コントローラの表示部に表示されるメニューの中から所望の項目を選択するデータ選択装置と、を含み、
前記表示部は、車椅子本体の移動方向及び椅子のチルト方向を示すアイコンが一体的に配置された第一表示部、車椅子の走行速度、チルト駆動制御、環境制御を表示する文字及びアイコンを有する第二表示部、メニューを表示する第三表示部を有し、前記第一表示部、前記第二表示部はランプ点灯及び音を発して、前記第三表示部は文字反転表示及び音を発して項目間をスキャン表示し、前記第三表示部に表示するメニューは、取捨選択し必要なメニューのみを表示可能であり、
前記操作コントローラは、前記データ選択装置により選択された項目を実行し、このとき選択された項目が、車椅子の走行に関する項目及びチルトに関する項目であるときは、確認ステップと実行ステップとの2ステップで操作を行うように制御し、意思伝達の項目が選択されると、選択された意思データに応じて外部に発する音量及び回数を変化させるように制御することを特徴とする電動車椅子。 - さらに前記椅子に設けられ水平方向に移動し、フットレストとの距離を可変可能なアームレストと、
前記アームレストを水平移動させるアームレスト駆動装置と、
前記アームレストに対して前記操作コントローラの位置及び角度を3次元方向に可変可能で前記アームレストと一体的に動く、前記操作コントローラが先端部に取付けられた略S字型形状の操作コントローラ支持部材とを備え、
前記操作コントローラは、さらに前記アームレスト駆動装置を制御し、
前記第一表示部には、車椅子本体の移動方向及び椅子のチルト方向のほか前記アームレストの移動方向を示すアイコンが一体的に配置され、前記第二表示部は、車椅子の走行速度、チルト駆動制御、環境制御のほかアームレスト駆動制御を表示し、前記操作コントローラは、車椅子の走行に関する項目及びチルトに関する項目のほかアームレストに関する項目が選択されると、確認ステップと実行ステップとの2ステップで操作を行うように制御することを特徴とする請求項1に記載の電動車椅子。 - 前記データ選択装置は、メカニカルスイッチ、筋電センサ、タッチセンサ、タッチパネル、磁気スイッチ、光電センサ、圧力センサ、測距センサ、音声スイッチ、又は呼気スイッチであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車椅子。
- さらに前記車椅子本体に取付けられたバンパーへの接触を検知するバンパーセンサと、
対象物との距離を測定する測距センサと、を備え、
前記操作コントローラは、前記測距センサの信号に基づき前記車椅子本体の移動速度を減速させ、前記バンパーセンサの信号に基づき、前記車椅子本体の移動を停止するように前記車椅子駆動装置を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の電動車椅子。 - 前記データ選択装置を2個備え、
前記操作コントローラは、いずれかのデータ選択装置により選択された項目に応じて所定の制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の電動車椅子。 - 前記操作コントローラは、車椅子駆動、チルト駆動、アームレスト駆動、意思伝達、又は環境制御のいずれか1の制御操作が実行されているときは、他の制御操作を実行不能とすることを特徴とする請求項2から5のいずれか1に記載の電動車椅子。
- さらに前記着座部は、着座を検知可能な着座検知センサを備え、
前記操作コントローラは、前記着座検知センサが着座を検知しなければ作動しないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載の電動車椅子。 - 前記操作コントローラは、前記記憶部に音階データを記憶し、
前記第一表示部、前記第二表示部、及び前記第三表示部毎に、各項目間をスキャンするときのスキャン音及び/又は前記データ選択装置が項目を選択するときの音を、前記記憶部に記憶した音階データから選択可能としたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1に記載の電動車椅子。 - 前記操作コントローラの前記表示部の各項目間をスキャンするスキャンランプは、照度センサで検知された周囲照度に応じて輝度を自動調整可能なことを特徴とする請求項1から8のいずれか1に記載の電動車椅子。
- 前記電動車椅子が、進行性筋ジストロフィ者のような重度障害者向けの電動車椅子であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1に記載の電動車椅子。
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