JP4902305B2 - 露光装置およびアライメント方法 - Google Patents

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Description

本発明はプリント配線基板を効率よく露光ステージにセットできる露光装置およびアライメント方法に関する。
従来から、例えばプリント配線基板(以下「ワーク」又は「基板材料」)等に配線パターンを形成する画像形成装置としてのレーザー露光装置が知られている。このレーザー露光装置には、画像露光の対象となるプリント配線基板を載置する(ロードする)ステージが備えられ、そのステージを所定の搬送経路に沿って移動させるようになっている。
すなわち、プリント配線基板はステージの上面に位置決め載置され、ステージの上面に設けられた多数の孔部からエアーが吸引されることによって、そのステージ上に吸着・保持される。プリント配線基板がステージ上に吸着・保持されたら、そのステージは、所定の速度で副走査方向へ移動し、所定の測定位置において、そのプリント配線基板に設けられた位置合わせ孔(以下「アライメントマーク」という)がCCDカメラ等によって撮像される。そして、その撮像によって得られたプリント配線基板の位置に合わせて、描画座標系中の描画対象領域を座標変換することにより、画像情報に対するアライメント処理が実行される。
アライメント処理の実行後に所定の露光位置において、画像情報に基づいて変調されたレーザー等の光ビームによって、ステージ上のプリント配線基板はその上面に形成された感光性塗膜が走査、露光処理される。これにより、プリント配線基板上の所定の領域(描画領域)に、画像情報に基づく(配線パターンに対応する)画像(潜像)が形成される。
画像(潜像)が形成されたプリント配線基板は、ステージが初期位置に復帰移動した後、そのステージ上から取り出され(アンロードされ)、プリント配線基板が取り除かれたステージは、次のプリント配線基板を露光する工程に移行する。
このとき、基板上の露光位置検出用の基準マーク位置が装置に指示された想定位置からずれている場合には、基準マークが正しく認識されずマーク検出不良となってラインアウトされるために、生産ラインの直行率が劣化してしまう。
基準マークが想定位置からずれる原因は、(1)基準マーク位置の基板端面からのバラツキ、(2)前工程における熱履歴によるワークの基材の変形などが考えられる。これに対して基準マークズレ量を検出して補正量を算出し、次回の検出手段の指定の移動量に反映させて、検出手段を移動することで対応する構成が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかし特許文献1に記載の方法では露光を行うたびに毎回検出手段を移動させる必要があるため、移動後の検出手段の位置を保証する機能が必要となる上に、検出手段移動のタクト時間が毎回発生する。
特許文献2に記載の方法においても同様にマーク検出手段を移動するため、同じ欠点がある。さらに、基板位置決め手段がステージ上に配置されているためタクトが劣化する上に、ステージ上での端面付き当てによる位置決めは、物理的接触である突き当てによって生じる基板端面または突き当て部材からの発塵につながり、露光システム性能を劣化させる欠点がある。
加えて、位置決め部材を移動させるためのアクチュエーターが発熱源となり、基準マーク位置検出後のパターン描画中の基板温度変化により、マーク位置に対する描画位置精度劣化につながる欠点がある。
特開平11−143086号公報 特開2004−85664号公報
本発明は上記事実を考慮し、ワーク上の基準マーク位置がずれていてもラインアウトせず、処理効率の低下しにくい露光装置のアライメント方法および露光装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載のアライメント方法は、表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置のアライメント方法であって、前記移動手段にて前記ワークを前記露光ステージ上に置く工程と前記露光ステージを初期位置から前記露光装置の露光位置まで移動させ、前記露光装置に設けられたカメラで前記基準マークを撮影する工程と、前記カメラで撮影された前記基準マークの画像データから前記露光ステージに対する前記ワークの位置を算出する工程と、前記算出されたワークの位置から、前記露光システムにおける露光基準位置に対する、前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出する工程と、初期位置に戻った前記露光ステージから、前記移動手段が前記ワークを持ち上げ、前記位置ズレ量に基づいて搬送方向に移動させて前記ワークの搬送方向に位置調整を行い、前記移動手段で前記ワークを前記露光ステージ上に置き直す工程と、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで前記ワークの回転方向の角度ズレ量補正する工程と、前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正する工程と、を含むことを特徴とする。
上記の発明によれば、カメラ視野に一部かかる位置にあれば基準マークの読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板を減らすことで直行率を向上させることができる。
請求項2に記載のアライメント方法は、表面に基準マークをもつワークを搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムに移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置のアライメント方法であって、前記基準マークを撮影する前記露光装置に設けられたカメラとの位置関係が既知である、前記搬送システム内に設けられたプリ撮影カメラで、前記移動手段で移動させる前の前記ワークの前記基準マークを撮影する工程と、前記プリ撮影カメラで撮影された前記基準マークの画像データから、露光ステージに載せる前の、前記露光システムの露光基準位置に対する前記ワークの位置を算出する工程と、前記算出されたワークの位置から、露光基準位置に対する前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出する工程と、前記位置ズレ量に基づいて、搬送方向の位置ズレ量搬送システムにおける前記露光ステージの搬送方向に位置調整を行うことで補正し、前記ワークを前記移動手段で前記露光ステージ上に置き、回転方向の角度ズレ量を、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで補正する工程と、前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正する工程と、を含むことを特徴とする。
上記の発明によれば、カメラ視野に一部かかる位置にあれば基準マークの読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板を減らすことで直行率を向上させることができ、かつ露光システムでの再計測が低減でき、タクト劣化を抑制できる。
請求項3に記載のアライメント方法は、前記プリ撮影カメラの視野は前記カメラより大きいことを特徴とする。
上記の発明によれば、対応可能な基板上のマーク位置ズレ許容値を広げられる。
請求項4に記載のアライメント方法は、2枚目以降のワーク露光において、1枚目の前記ワークの位置ズレ量あるいは撮影済みワークの位置ズレ量の平均値に応じて前記露光ステージ上に前記ワークを搬送することを特徴とする。
上記の発明によれば、ワークの位置ズレ量の再計測が不要となり、タクト劣化を抑制できる。
請求項5に記載の露光装置は、表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置であって、前記移動手段にて前記ワークを前記露光ステージ上に置き前記露光ステージを初期位置から前記露光装置の露光位置まで移動させ、前記露光装置に設けられたカメラで前記基準マークを撮影し、前記カメラで撮影された前記基準マークの画像データから前記露光ステージに対する前記ワークの位置を算出し、前記算出されたワークの位置から、前記露光システムにおける露光基準位置に対する、前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出し、初期位置に戻った前記露光ステージから、前記移動手段が前記ワークを持ち上げ、前記位置ズレ量に基づいて搬送方向に移動させ、前記ワークの搬送方向に位置調整を行い、前記移動手段で前記ワークを前記露光ステージ上に置き直し、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで前記ワークの回転方向の角度ズレ量補正し、前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正することを特徴とする。
上記の発明によれば、カメラ視野に一部かかる位置にあれば基準マークの読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板を減らすことで直行率を向上させることができる。
請求項6に記載の露光装置は、表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置であって、前記基準マークを撮影する前記露光装置に設けられたカメラとの位置関係が既知である、前記搬送システム内に設けられたプリ撮影カメラで、前記移動手段で移動させる前の前記ワークの前記基準マークを撮影し、前記プリ撮影カメラで撮影された前記基準マークの画像データから、露光ステージに載せる前の、前記露光システムの露光基準位置に対する前記ワークの位置を算出し、前記算出されたワークの位置から、露光基準位置に対する前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出し、前記位置ズレ量に基づいて、搬送方向の位置ズレ量搬送システムにおける前記露光ステージの搬送方向に位置調整を行うことで補正し、前記ワークを前記移動手段で前記露光ステージ上に置き、回転方向の角度ズレ量を、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで補正し、前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正することを特徴とする。
上記の発明によれば、カメラ視野に一部かかる位置にあれば基準マークの読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板を減らすことで直行率を向上させることができ、かつ露光システムでの再計測が低減でき、タクト劣化を抑制できる。
請求項7に記載の露光装置は、前記プリ撮影カメラの視野は前記カメラより大きいことを特徴とする。
上記の発明によれば、対応可能な基板上のマーク位置ズレ許容値を広げられる。
請求項8に記載の露光装置は、2枚目以降のワーク露光において、1枚目の前記ワーク位置ズレ量あるいは撮影済みワークの位置ズレ量の平均値に応じて前記露光ステージ上に前記ワークを搬送することを特徴とする。
上記の発明によれば、ワークの位置ズレ量の再計測が不要となり、タクト劣化を抑制できる。
以上のように、本発明によればワーク上の基準マーク位置がずれていてもラインアウトせず、処理効率の低下しにくい露光装置のアライメント方法および露光装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。
<全体構成>
図1には本発明に係る露光装置が示されている。
露光装置10は大別して搬送システム12と露光システム14から構成されており、搬送システム12は露光対象ワークである基板Pが供給されるINコンベア20A、基板Pを露光システム14に搬送するACハンド30、露光後の基板Pが排出されるOUTコンベア20Bからなる。
露光システム14はINコンベア20AからACハンド30にて搬送された基板Pが固定される露光ステージ40、露光ステージ40上の基板Pに走査露光を行う露光器16からなる。
基板PはACハンド30に把持され、露光ステージ40上の規定位置に置かれた後、固定される。露光ステージ40はレール15上を走査方向(図中Y方向)に移動し、露光器16のカメラ18にて基板P上に設けられた検知マーク42の読み取りにより、基板Pの位置検出を行う。
すなわち図1(B)に示すように、基板P上には複数箇所に検知マーク42が設けられ、露光ステージ40上に固定された基板PのX方向/Y方向位置、および傾きを検出することができる。このとき、検知マーク42のうち少なくとも1つが他の3つと異なる位置に設けられることで基板Pの裏表をカメラ18で検知するようにしてもよい。
得られた基板Pの位置データに従い、後述するように必要に応じて露光ステージ40上の基板Pの位置を補正した後に図示しない露光ヘッドにて基板Pに走査露光を行う。走査露光後の基板PはACハンド30に把持され、OUTコンベア20Bに排出される。
しかし、上記の検知マーク42が所定の位置から大きく外れている基板Pの場合、カメラ18による読み取りが困難となり、基板Pの位置検出を行うことができないのでマーク検出不良としてその基板Pはラインから外されることになる。このため、生産ラインにおける基板Pの直行率が低下するという問題がある。
<位置検出と補正1>
図2には本発明に係る露光器のカメラ視野と検知マークの関係が示されている。
図2(A)に示すように、基準マーク42が所定の位置にあれば基準マーク位置42Aとしてカメラ18の視野18Aに収まっており、読み取りに支障はないので以降の工程に進むことができる。
これに対して、視野18Aに基準マーク42が全く入っていない場合は基板Pの位置検出をカメラ18で行うことができないので、その基板Pはマーク検出不良としてラインから外される。
さらに上記2パターンの何れとも異なる場合として、カメラ18で撮影した基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入っている場合が考えられる。従来はこの場合でも基板Pの位置検出をカメラ18で行うことができないとして、この基板Pはマーク検出不良としてラインから外されていた。このため結果として生産ラインにおける基板Pの直行率が低下していた。
図3には本発明の第1実施形態に係る露光装置が示されている。
本実施形態では上記のようにカメラ18で撮影した基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入っている場合でも、この撮影データを基に基準マーク重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出し、基板Pを露光ステージ40上に置き直すことでカメラ18による基準マーク42の読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板Pを減らすことで直行率を向上させる。
具体的には、図3に示すように先ず基板Pを乗せた露光ステージ40を露光システム14に移動させ、露光器16側に設けられたカメラ18で、基板P上の基準マーク42を撮影する。カメラ18で撮影した基準マーク42の一部でもカメラ18の視野内に入っていれば、この画像データを基に基準マーク42の重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出する。
ここでいう重心位置ズレ量とは複数の基準マーク42(図中では4箇所)の位置データから、複数の基準マーク42の重心42G’の位置を算出し、且つ正規位置42Gからのズレ量を搬送システム12による搬送方向ズレ量(図中X)、露光システム14による露光の際の移動方向ズレ量(図中Y)、垂直方向(図中Z)を軸とした回転方向の角度ズレ量を指す。
重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出したのち、搬送システム12によってX方向ズレ量分だけ、基板Pを露光ステージ40上に置き直すことで重心位置ズレ量(X)を補正し、図3(B)に示すように露光システム14に搭載されたθ回転ステージ機構41によりθzズレ量分だけ露光ステージ40を回転させ、重心位置ズレ量(θz)を補正する。
最後にY方向ズレ量の分だけカメラ18による基準マーク42の撮影タイミングを変更(進める/遅らせる)し、再度カメラ18にて基準マーク42を撮影する。
上記の方法、すなわち基板Pを露光ステージ40上に一旦置き直すことで重心位置ズレ量(X)を、露光ステージ40をZ軸回りに回転させることで重心位置ズレ量(θz)を、撮影タイミングを変更することで重心位置ズレ量(Y)をそれぞれ補正し、再度カメラ18で撮影すれば基準マーク42をカメラ18の視野18Aに納めることができる。
これにより基準マーク42の読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板Pを減らすことで直行率を向上させることができる。
さらに、上記の方法では基板Pの重心位置ズレ量(X、Y、θz)の補正について、露光ステージ40をX方向に移動させるアクチュエータを別途設ける必要がないので、装置全体のコストダウンを図ることができる。加えてアクチュエータから発する熱を削減することもできる。
また2枚目以降の基板Pについて、1枚目の重心位置ズレ量(X、Y、θz)または以降の複数枚の基板Pにおける重心位置ズレ量(X、Y、θz)の平均値を反映させて、基板Pの位置決めおよびカメラ18による計測を行うようにすれば再計測が不要となり、基板Pを新たに露光するたびにカメラ18による基準マーク42の読み取り不可のためマーク検出不良として基板Pがラインから外されることがなく、直行率の向上と共に工程時間の短縮をも可能にすることができる。これは同一のジョブ/ロットにおいては基板P上の基準マーク42は同じ方向にずれる傾向があるため、マーク位置ずれ量の履歴から次の基板P上の基準マーク42位置が予測できるためである。
<位置検出と補正2>
図4には本発明の第2実施形態に係る搬送システム、露光システムとそれぞれに設けられたカメラが示されている。
図4に示すように、基板Pの基準マーク42を撮影するために露光システム14に設けられたカメラ18とは別に、搬送システム12のINコンベア20Aにプリ撮影用カメラ50を設け、このプリ撮影用カメラ50にて基準マーク42を撮影する。カメラ50はカメラ18との位置関係が既知であり、このプリ撮影用カメラ50にて撮影された基準マーク42のデータを基に基板Pの位置を補正することができる。
前述のように第1実施形態ではカメラ18で撮影した基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入っている場合でも、この撮影データを基に基準マーク重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出し、基板Pを露光ステージ40上に置き直すことでカメラ18による基準マーク42の読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板Pを減らすことで直行率を向上させることができる。
本実施形態では、更にカメラ18まで基板Pが搬送される前にINコンベア20Aにてプリ撮影用カメラ50による基準マーク42の撮影を行い、ACハンド30で露光ステージ40に搬送/固定される際には基準マーク42の重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出、重心位置ズレ量(X、θz)の補正が行われ、露光ステージ40が露光システム14に搬送される時にはカメラ18で基板P上の基準マーク42を確実に撮影可能とする。
具体的には、図5(B)に示すように先ず基板PをINコンベア20AからACハンド30で露光ステージ40に搬送/固定されるまでの間にプリ撮影用カメラ50にて基板P上の基準マーク42を撮影する。すなわち図5(B)のようにプリ撮影用カメラ50の視野50Aは図中X方向に基準マーク42を撮影する。プリ撮影用カメラ50は前述のようにカメラ18との位置関係が既知であるため、撮影で得られた画像データから基準マーク42の重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出することができる。
次にこの画像データを基に基準マーク42の重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出する。重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出したのち、ACハンド30によって基板PをX方向ズレ量分だけ補正した位置に露光ステージ40上に置くことで重心位置ズレ量(X)を補正し、図5(C)に示すように露光システム14に搭載されたθ回転ステージ機構41によりθzズレ量分だけ露光ステージ40を回転させ、重心位置ズレ量(θz)を補正する。
最後にY方向ズレ量の分だけカメラ18による基準マーク42の撮影タイミングを変更(進める/遅らせる)し、カメラ18にて基準マーク42を撮影する。このときは図5(B)に示すようにカメラ18の視野18Aは図中Y方向に基準マーク42を撮影する。
本実施形態においては、露光ステージ40に搬送される前の基板P上に設けられた基準マーク42の位置をプリ撮影用カメラ50で撮影、重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出することができるので、基板Pを露光システム14に搬送する際にはカメラ18で撮影した基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入ることがないように基板Pの位置をあらかじめ補正しておくことができる。
このためINコンベア20Aに搬送された時点で基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入る位置にある場合でも、露光ステージ40に搬送された時点でカメラ18による基準マーク42の読み取りが可能となるように位置を補正し、マーク検出不良としてラインから外される基板Pを減らすことで直行率を向上させることができる。
また第1実施形態と同様、2枚目以降の基板Pについて、1枚目の重心位置ズレ量(X、Y、θz)または以降の複数枚の基板Pにおける重心位置ズレ量(X、Y、θz)の平均値を反映させて、基板Pの位置決めおよびカメラ18による計測を行うようにすれば、露光システム14での基板処理動作中に、次に処理する基板Pの基準マーク42の計測を確実に実施できるため、直行率の向上と共に工程時間の短縮をも可能にすることができる。
<カメラ視野>
図2(B)には本発明の第3実施形態に係るカメラの視野が示されている。
図5に示すような、基板Pの基準マーク42を撮影するために露光システム14に設けられたカメラ18とは別に、搬送システム12のINコンベア20Aにプリ撮影用カメラ50を設け、このプリ撮影用カメラ50にて基準マーク42を撮影する構成において、プリ撮影用カメラ50の視野50Aを露光システム14のカメラ18の視野18Aよりも大きいものとすることで、対応可能な基準マーク42の位置ズレ許容値を広げることができる。
すなわち図2(B)のように視野50Aを視野18Aよりも大きく設定しておくことで、基準マーク42Cのように視野18Aでは全く入らない位置にある場合でも視野50では一部だけ入る場合が考えられる。
視野18Aと視野50Aとが同じ大きさであれば基準マーク42Bのように一部でも視野18A/50Aにかかる位置にある基準マーク42以外はマーク検出不良としてラインから外される。しかし視野50Aを視野18Aよりも大きくすることで、基準マーク42Cのように視野18Aでは全く入らない位置にある場合でも、視野50では一部だけ入る場合は第2実施形態に記載の方法でプリ撮影用カメラ50で撮影、重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出することができるので、基板Pを露光システム14に搬送する際にはカメラ18で撮影した基準マーク42の一部だけがカメラ18の視野18A内に入ることがないように基板Pの位置をあらかじめ補正しておくことができる。
これにより基準マーク42がカメラ18の視野18A内に入っていない場合でも、プリ撮影用カメラ50の視野50Aに基準マーク42が一部でも入っていれば、プリ撮影用カメラ50での撮影データを基に基準マーク重心位置ズレ量(X、Y、θz)を算出し、基板Pを露光ステージ40上に置き直すことでカメラ18による基準マーク42の読み取りを可能とし、マーク検出不良としてラインから外される基板Pを減らすことで直行率を向上させることができる。
本発明に係る露光装置を示す斜視図である。 本発明に係る露光装置のカメラ視野と基準マーク位置を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る露光装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る露光装置のカメラ位置を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る露光装置を示す斜視図である。
符号の説明
P 基板
10 露光装置
12 搬送システム
14 露光システム
16 露光器
18 カメラ
18 視野
20A INコンベア
30 ACハンド(移動手段)
40 露光ステージ
41 θ回転ステージ機構
42 基準マーク
50 プリ撮影用カメラ
50A 視野

Claims (8)

  1. 表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置のアライメント方法であって、
    前記移動手段にて前記ワークを前記露光ステージ上に置く工程と
    前記露光ステージを初期位置から前記露光装置の露光位置まで移動させ、前記露光装置に設けられたカメラで前記基準マークを撮影する工程と、
    前記カメラで撮影された前記基準マークの画像データから前記露光ステージに対する前記ワークの位置を算出する工程と、
    前記算出されたワークの位置から、前記露光システムにおける露光基準位置に対する、前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出する工程と、
    初期位置に戻った前記露光ステージから、前記移動手段が前記ワークを持ち上げ、前記位置ズレ量に基づいて搬送方向に移動させて前記ワークの搬送方向に位置調整を行い、前記移動手段で前記ワークを前記露光ステージ上に置き直す工程と、
    前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで前記ワークの回転方向の角度ズレ量補正する工程と、
    前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正する工程と、
    を含むことを特徴とする露光装置のアライメント方法。
  2. 表面に基準マークをもつワークを搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムに移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置のアライメント方法であって、
    前記基準マークを撮影する前記露光装置に設けられたカメラとの位置関係が既知である、前記搬送システム内に設けられたプリ撮影カメラで、前記移動手段で移動させる前の前記ワークの前記基準マークを撮影する工程と、
    前記プリ撮影カメラで撮影された前記基準マークの画像データから、露光ステージに載せる前の、前記露光システムの露光基準位置に対する前記ワークの位置を算出する工程と、
    前記算出されたワークの位置から、露光基準位置に対する前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出する工程と、
    前記位置ズレ量に基づいて、搬送方向の位置ズレ量搬送システムにおける前記露光ステージの搬送方向に位置調整を行うことで補正し、前記ワークを前記移動手段で前記露光ステージ上に置き、回転方向の角度ズレ量を、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで補正する工程と、
    前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正する工程と、
    を含むことを特徴とする露光装置のアライメント方法。
  3. 前記プリ撮影カメラの視野は前記カメラより大きいことを特徴とする請求項2に記載の露光装置のアライメント方法。
  4. 2枚目以降のワーク露光において、1枚目の前記ワークの位置ズレ量あるいは撮影済みワークの位置ズレ量の平均値に応じて前記露光ステージ上に前記ワークを搬送することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の露光装置のアライメント方法。
  5. 表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置であって、
    前記移動手段にて前記ワークを前記露光ステージ上に置き
    前記露光ステージを初期位置から前記露光装置の露光位置まで移動させ、前記露光装置に設けられたカメラで前記基準マークを撮影し、
    前記カメラで撮影された前記基準マークの画像データから前記露光ステージに対する前記ワークの位置を算出し、
    前記算出されたワークの位置から、前記露光システムにおける露光基準位置に対する、前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出し、
    初期位置に戻った前記露光ステージから、前記移動手段が前記ワークを持ち上げ、前記位置ズレ量に基づいて搬送方向に移動させ、前記ワークの搬送方向に位置調整を行い、前記移動手段で前記ワークを前記露光ステージ上に置き直し、
    前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで前記ワークの回転方向の角度ズレ量補正し、
    前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正することを特徴とする露光装置。
  6. 表面に基準マークをもつワークを、搬送システムに備えられた移動手段にて露光ステージ上に搬送・固定し露光システムへ移動させ、前記ワークの露光面に露光を行う露光装置であって、
    前記基準マークを撮影する前記露光装置に設けられたカメラとの位置関係が既知である、前記搬送システム内に設けられたプリ撮影カメラで、前記移動手段で移動させる前の前記ワークの前記基準マークを撮影し、
    前記プリ撮影カメラで撮影された前記基準マークの画像データから、露光ステージに載せる前の、前記露光システムの露光基準位置に対する前記ワークの位置を算出し、
    前記算出されたワークの位置から、露光基準位置に対する前記ワークの搬送方向と走査方向位置ズレ量と、回転方向の角度ズレ量とを算出し、
    前記位置ズレ量に基づいて、搬送方向の位置ズレ量搬送システムにおける前記露光ステージの搬送方向に位置調整を行うことで補正し、前記ワークを前記移動手段で前記露光ステージ上に置き、回転方向の角度ズレ量を、前記露光ステージを回転させる回転ステージ機構を回転させることで補正し、
    前記走査方向位置ズレ量を、撮影開始のタイミングにて補正することを特徴とする露光装置
  7. 前記プリ撮影カメラの視野は前記カメラより大きいことを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 2枚目以降のワーク露光において、1枚目の前記ワーク位置ズレ量あるいは撮影済みワークの位置ズレ量の平均値に応じて前記露光ステージ上に前記ワークを搬送することを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載の露光装置。
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