JP4901785B2 - オイルポンプ - Google Patents
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オイル吸入溝およびオイル吐出溝を有するケーシングと、
上記ケーシング内に回転可能に収容される内歯車状のアウターロータと、
上記アウターロータに内側から噛み合う外歯車状をなし、アウターロータの内側に上記アウターロータとは偏心した軸を中心に回転可能に収容されて、上記アウターロータとの間にポンプ室を形成するインナーロータとを備えたオイルポンプであって、
上記オイル吸入溝およびオイル吐出溝は、上記アウターロータおよび上記インナーロータの側面が摺接する上記ケーシングの底面に形成されるとともに、
上記オイル吐出溝における、上記アウターロータおよび上記インナーロータの回転方向と反対方向側の端部には、
上記オイル吐出溝の上記回転方向側部分よりも浅く、上記ケーシングの底面と略平行な平坦面を有する浅底部と、
上記浅底部よりも外周側に位置し、放射方向の面で切断したときの断面形状が略V字状で、上記反対方向側から上記回転方向側に向けて深くなるとともに幅が広がるV字谷部と、
が形成されていることを特徴とする。
上記アウターロータにおける放射方向の面で切断したときの断面形状が略V字状で、
上記回転方向側から上記反対方向側に向けて深くなるとともに幅が広がる回転方向側V字谷部が形成されるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係るオイルポンプは、図1に示すように、ポンプケーシング21と、トロコイド状のインナーロータ31およびアウターロータ32と、インナーロータ31に嵌合された駆動軸23とを有している。
ポンプケーシング21に形成されたオイル吐出溝29における両ロータ31,32の回転方向と反対方向側(上流側)の端部には、図2〜図5に示すように、浅底部29aと、V字谷部29bと、垂直壁29cとが形成されている。浅底部29aは、オイル吐出溝29における両ロータ31,32の回転方向側(下流側)部分よりも浅く、かつ、ポンプケーシング21の底面と略平行な平坦面に形成されている。また、V字谷部29bは、上記浅底部29aよりも外周側に位置し、放射方向の面で切断したときの断面形状が略V字状で、上流側から下流側に向けて深くなるとともに幅が広がる形状に形成されている。このV字谷部29bにおける上流側の頂点は、特に限定されないが、例えばインナーロータ31の歯先円付近に設けられるようにすることは、オイルの圧力の急激な変化をより低減しやすい点では好ましい。
次に、オイルポンプにおけるオイルの挙動について、比較例と対比して説明する。この比較例は、上記のようなV字谷部29bが形成されていない場合の例、すなわちオイル吐出溝29の端部における内周側から外周側に亘って浅底部29aが形成されている例である。
上記のように、エロージョンの防止を図るためには、オイル吐出溝29の上流側端部に、浅底部29aと、それよりも外周側のV字谷部29bとを設けることが有効であるが、同様の効果を得るための細部の形状や寸法は、上記説明および図示のものには限られない。具体的には、例えば、図12に示すように、V字谷部29bのさらに外周側にも、下流側に向けて平坦部が広がる形状の浅底部29dを設けたり、図13に示すように、浅底部29aと同様の形状の浅底部29eを設けたりしてもよい。また、例えば、V字谷部29bの下流側には垂直壁29cが形成されるのに限らず、図14に示すように、下流側に向けて徐々に深くなる斜面29fが形成されるなどしてもよい。
23 駆動軸
28 オイル吸入溝
29 オイル吐出溝
29a 浅底部
29b V字谷部
29c 垂直壁
29d 浅底部
29e 浅底部
29f 斜面
30 ロータ作動室
31 インナーロータ
32 アウターロータ
39 吐出溝オイル
39a 浅底部オイル
39b V字谷部オイル
V1,V2 ポンプ室
X1,X2 中心軸X
Claims (5)
- オイル吸入溝およびオイル吐出溝を有するケーシングと、
上記ケーシング内に回転可能に収容される内歯車状のアウターロータと、
上記アウターロータに内側から噛み合う外歯車状をなし、アウターロータの内側に上記アウターロータとは偏心した軸を中心に回転可能に収容されて、上記アウターロータとの間にポンプ室を形成するインナーロータとを備えたオイルポンプであって、
上記オイル吸入溝およびオイル吐出溝は、上記アウターロータおよび上記インナーロータの側面が摺接する上記ケーシングの底面に形成されるとともに、
上記オイル吐出溝における、上記アウターロータおよび上記インナーロータの回転方向と反対方向側の端部には、
上記オイル吐出溝の上記回転方向側部分よりも浅く、上記ケーシングの底面と略平行な平坦面を有する浅底部と、
上記浅底部よりも外周側に位置し、放射方向の面で切断したときの断面形状が略V字状で、上記反対方向側から上記回転方向側に向けて深くなるとともに幅が広がるV字谷部と、
が形成されていることを特徴とするオイルポンプ。 - 請求項1のオイルポンプであって、
上記V字谷部における上記反対方向側の頂点が、上記インナーロータの歯先円付近に設けられていることを特徴とするオイルポンプ。 - 請求項1記載のオイルポンプであって、
さらに、上記V字谷部よりも外周側に、上記浅底部と同じ深さの外周側浅底部が形成されていることを特徴とするオイルポンプ。 - 請求項1記載のオイルポンプであって、
上記オイル吐出溝の上記反対方向側端部に、上記浅底部および上記V字谷部から上記回転方向側に向けて深くなる傾斜面が形成されていることを特徴とするオイルポンプ。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項記載のオイルポンプであって、
さらに、上記オイル吐出溝における上記回転方向側に、
上記アウターロータにおける放射方向の面で切断したときの断面形状が略V字状で、
上記回転方向側から上記反対方向側に向けて深くなるとともに幅が広がる回転方向側V字谷部が形成されていることを特徴とするオイルポンプ。
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