JP4901438B2 - トラクタのpto構造 - Google Patents
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Description
例えば、圃場の隅部から耕耘を開始する場合、初期から深い耕耘を行うためには、トラクタ本機の走行を停止した状態で、ロータリ耕耘装置を駆動回転させながら下降させて圃場に突入させ、その後にトラクタ本機を発進させて耕耘走行を行うことになるが、上記従来構造では、ブレーキペダルを踏み込むことなく走行用の変速装置を人為的に中立停止状態に切換えることでPTOクラッチを入れた状態で走行を停止し、駆動回転するロータリ耕耘装置を所望深さまで地中に突入させ、その後、変速装置を操作して前進走行に移行することになる。この場合、土質が硬くて耕耘反力が大きい圃場においては、ダウンカット方向に駆動回転するロータリ耕耘装置を地中に突入させることで、耕耘反力による大きい推進力がもたらされ、ブレーキをかけていないトラクタ本機が前方に押し動かされてしまい、初期の耕深が浅くなってしまうおそれがあった。
前記PTOクラッチを摩擦クラッチで構成し、
前記ブレーキペダルの踏み込みが解除された復帰位置と予め設定された第1踏み込み位置とにわたる操作領域では、前記ブレーキペダルの踏み込み量の増大で制動力が大きくなるのに連れて走行速度を減速して前記ブレーキペダルの前記第1踏み込み位置への到達に連動して変速中立状態による走行停止状態をもたらすよう前記制御手段を減速作動させるとともに、前記ブレーキペダルの踏み込み量の減少で制動力が小さくなるのに連れて走行速度を増速するよう前記制御手段を増速作動させ、更に、前記ブレーキペダルの踏み込み量にかかわらず前記PTOクラッチの入り状態をもたらすよう構成し、
前記第1踏み込み位置とこの第1踏み込み位置から更に所定量踏み込んだ第2踏み込み位置とにわたる操作領域では、前記変速中立状態による走行停止状態を維持するよう前記制御手段を作動させながら、前記第1踏み込み位置と前記第2踏み込み位置との間で前記PTOクラッチの半クラッチ状態がもたらされるように前記ブレーキペダルの踏み込み量が増大するのに連れて前記PTOクラッチの摩擦力が前記PTOクラッチの入り状態から次第に減少して前記ブレーキペダルの前記第2踏み込み位置への到達に連動して前記PTOクラッチの切り状態をもたらすとともに、前記第2踏み込み位置と前記第1踏み込み位置との間で前記PTOクラッチの半クラッチ状態がもたらされるように前記ブレーキペダルの踏み込み量が減少するのに連れて前記PTOクラッチの摩擦力が前記PTOクラッチの切り状態から次第に増大して前記ブレーキペダルの前記第1踏み込み位置への到達に連動して前記PTOクラッチの入り状態をもたらすよう構成してあることを特徴とする。
ロータリ耕耘装置を圃場に突入させることで耕耘反力による推進力が発生するが、ブレーキペダルはまだ踏み込み状態にあってトラクタ本機を制動しているので、ロータリ耕耘装置によってもたらされた推進力でトラクタ本機が押し動かされることはない。
ロータリ耕耘作業中にブレーキペダルを踏み込むに連れて走行速度が減速され、所定位置まで踏み込むと走行系の伝動が断たれて停止状態がもたらされる。この踏み込み位置から更に所定量踏み込むと、自動的にPTOクラッチが切られてロータリ耕耘装置が停止する。
前記走行変速用の制御手段を、無段変速装置を人為操作される変速操作具の操作位置に応じた変速位置に油圧サーボ手段を介して操作するよう構成するとともに、前記油圧サーボ手段におけるシステム圧の減少によって前記無段変速装置が中立停止状態になるよう構成し、前記ブレーキペダルを、前記PTOクラッチの切り状態をもたらす前記第2踏み込み位置を越えた最大踏み込み位置まで踏み込み操作することに連動して前記油圧サーボ手段におけるシステム圧を強制減少させるよう構成してあるものである。
変速制御系に故障が発生しても、ブレーキペダルを大きく踏み込み操作することで無段変速装置を強制的に中立停止状態にして、所望の位置で走行を停止することができる。
(1)図6に示すように、走行変速用の比例制御弁34,35を外力によって復帰位置に強制操作可能に構成し、両ブレーキペダル41を前記強制走行停止位置(d)まで踏み込んだ際に、作動アーム43によって比例制御弁34,35を復帰位置に強制操作して、上記と同様の機能を発揮させることもできる。
(2)単一のブレーキペダルで走行に制動を与える仕様のものでは、このブレーキペダルの踏み込み位置をポテンショメータなどで直接に検知して実施することができる。
(3)無段変速装置23を電気式のサーボ手段で作動制御する場合には、サーボ手段への通電遮断で無段変速装置23が自由作動可能となって、自らの中立復帰作用で走行停止状態に戻るように構成して実施することもできる。
24 PTOクラッチ
25 PTO軸
38 変速操作具(変速ペダル)
39 変速操作具(変速レバー)
41 ブレーキペダル
Claims (2)
- PTO軸への伝動系に介在したPTOクラッチと走行変速用の制御手段とを走行停止操作用のブレーキペダルに連係し、
前記PTOクラッチを摩擦クラッチで構成し、
前記ブレーキペダルの踏み込みが解除された復帰位置と予め設定された第1踏み込み位置とにわたる操作領域では、前記ブレーキペダルの踏み込み量の増大で制動力が大きくなるのに連れて走行速度を減速して前記ブレーキペダルの前記第1踏み込み位置への到達に連動して変速中立状態による走行停止状態をもたらすよう前記制御手段を減速作動させるとともに、前記ブレーキペダルの踏み込み量の減少で制動力が小さくなるのに連れて走行速度を増速するよう前記制御手段を増速作動させ、更に、前記ブレーキペダルの踏み込み量にかかわらず前記PTOクラッチの入り状態をもたらすよう構成し、
前記第1踏み込み位置とこの第1踏み込み位置から更に所定量踏み込んだ第2踏み込み位置とにわたる操作領域では、前記変速中立状態による走行停止状態を維持するよう前記制御手段を作動させながら、前記第1踏み込み位置と前記第2踏み込み位置との間で前記PTOクラッチの半クラッチ状態がもたらされるように前記ブレーキペダルの踏み込み量が増大するのに連れて前記PTOクラッチの摩擦力が前記PTOクラッチの入り状態から次第に減少して前記ブレーキペダルの前記第2踏み込み位置への到達に連動して前記PTOクラッチの切り状態をもたらすとともに、前記第2踏み込み位置と前記第1踏み込み位置との間で前記PTOクラッチの半クラッチ状態がもたらされるように前記ブレーキペダルの踏み込み量が減少するのに連れて前記PTOクラッチの摩擦力が前記PTOクラッチの切り状態から次第に増大して前記ブレーキペダルの前記第1踏み込み位置への到達に連動して前記PTOクラッチの入り状態をもたらすよう構成してあることを特徴とするトラクタのPTO構造。 - 前記走行変速用の制御手段を、無段変速装置を人為操作される変速操作具の操作位置に応じた変速位置に油圧サーボ手段を介して操作するよう構成するとともに、前記油圧サーボ手段におけるシステム圧の減少によって前記無段変速装置が中立停止状態になるよう構成し、前記ブレーキペダルを、前記PTOクラッチの切り状態をもたらす前記第2踏み込み位置を越えた最大踏み込み位置まで踏み込み操作することに連動して前記油圧サーボ手段におけるシステム圧を強制減少させるよう構成してある請求項1記載のトラクタのPTO構造。
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