本発明はエンジン駆動式空調装置用筐体および当該筐体を有するエンジン駆動式空調装置に関する。
従来、エンジンによりコンプレッサを駆動させる冷媒を圧縮することにより空調作用を得るエンジン駆動式空調装置が知られている。エンジン駆動式空調装置は、エンジン等の空調用機器が取り付けられるベースと、ベースの4つの隅部に立設され縦方向に延設された複数の縦支柱とを備える。
エンジン駆動式空調装置用筐体として、押出成形材で形成された棒状の中空材の先端部をベースにあてがいボルトおよびナット部材により締結した筐体構造が開示されている(特許文献1)。また、エンジン駆動式空調装置用筐体として、箱型部を持つ底板と、箱型部に直交するように箱型部に接合された補強リブとを備えるベースを有する筐体構造が開示されている(特許文献2)。
特開2004−150701号公報
特開2006−292330号公報
産業界では、縦支柱の位置決めが容易となり、組み付け性を更に改善できるエンジン駆動式空調装置用筐体が要望されている。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、縦支柱の位置決めが容易となり、組み付け性を改善できるエンジン駆動式空調装置用筐体を提供することを課題とする。
本発明に係るエンジン駆動式空調装置用筐体は、空調用機器が取り付けられるベースと、前記ベースに隅部に立設され縦方向に延設された複数の縦支柱とを備えるエンジン駆動式空調装置用筐体において、高さ方向をZ方向とし、水平面に沿った二次元方向をX方向およびY方向とするとき、
(i)前記ベースは、Y方向に沿って延設された第1側面部と、前記第1側面部に交差するようにX方向に沿って延設された第2側面部と、前記第1側面部の上部および前記第2側面部の上部に連設された上面部とを備えており、
(ii)複数の前記縦支柱のうち少なくとも一つの前記縦支柱は、前記ベースの前記第1側面部に対面する第1辺部と前記ベースの前記第2側面部に対面する第2辺部を、横断面でL字形状に成形して形成されており、
(iii)前記縦支柱の前記第1辺部は、前記ベースの前記第1側面部にあてがわれた状態で前記第1辺部が第1取付具により前記第1側面部に取り付けられる取付面とを備えており、
(iv)前記縦支柱の前記第2辺部は、前記ベースの前記上面部にあてがわれた状態で第2取付具により前記上面部に取り付けられる折曲舌部を備えていることを特徴とする空調用機器が取り付けられるベースと、ベースに隅部に立設され縦方向に延設された複数の縦支柱とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ベースは、エンジン等の空調用機器の一部が取り付けられる部位である。縦支柱はベースの隅部に立設されている。縦支柱は、ベースの第1側面部に対面する第1辺部と、ベースの第2側面部に対面する第2辺部とを、横断面でL字形状に成形して形成されている。縦支柱の第1辺部は底面と取付面とを備えている。上記した取付面は、ベースの第1側面部にあてがわれた状態で、第1辺部が第1取付具により第1側面部に取り付けられる。この場合、X方向における縦支柱の基本的位置が位置決めされる。
縦支柱の第2辺部は折曲舌部を備えている。折曲舌部は、ベースの上面部にあてがわれ状態で、第2取付具により取り付けられている。この場合、折曲舌部により、ベースに対して、高さ方向における縦支柱の基本的位置が位置決めされる。折曲舌部は舌片状であり、所要の表面積をもつ。このため折曲舌部はベースの上面部に安定的にあてがわれ、縦支柱の姿勢の安定化に貢献できる。
本発明に係るエンジン駆動式空調装置は、請求項1〜5のうちの一項に記載のエンジン駆動式空調装置用筐体を備えている。当該筐体において、縦支柱の位置決めが容易となり、組み付け性を改善できる。
本発明によれば、縦支柱の位置決めが容易となり、組み付け性を改善できるエンジン駆動式空調装置用筐体、当該筐体をもつエンジン駆動式空調装置を提供することができる。
ベースおよび縦支柱は、Y方向において、相対的に位置調整可能に設定されている形態が例示される。この場合、Y方向においてベースおよび縦支柱の相対的位置の自由度が高まるため、組付性が改善される。縦支柱は、折曲舌部の他に、ベースの第2側面部に当てがわれてY方向における位置調整を規制する規制面を備えている形態が例示される。この場合、Y方向においてベースおよび縦支柱の相対的位置の規制度が高まるため、Y方向における位置決め精度が確保される。
ベースの第1側面部の内面側には、第1取付具が螺着される第1ナット部材が固定されており、ベースの上面部の内面側には、第2取付具が螺着される第2ナット部材が固定されている形態が例示される。第1取付具および第2取付具としてはボルト部材が例示される。
以下、本発明の実施例1について図1〜図6を参照して説明する。本実施例に係るエンジン駆動式の空調装置用の筐体は、図1から理解できるように、エンジン等の空調用機器が取り付けられる四角形状の金属製のベース1と、ベース1の4つの隅部1wに立設され縦方向に延設された金属製の複数(4本)の縦支柱3とを備える。
即ち、図1から理解できるように、この筐体は、エンジン等の空調用機器が取り付けられるベース1と、熱交換器等の空調用機器が取り付けられる中ベース1Mと、送風転ファンが配置される複数個の通風口101を有する天井板102と、ベース1と中ベース1Mとの間においてベース1の隅部1wおよび中ベース1Mの隅部1Mwに立設された複数(4本)の縦支柱3と、中ベース1Mと天井板102との間において中ベース1Mの隅部1Mwおよび天井板102の隅部102wに立設された複数(4本)の上側縦支柱3Uとを備える。ベース1および中ベース1Mは中間連結支柱150でも連結されて補強されている。なお、二次元方向をX方向およびY方向とし、高さ方向をZ方向とする。X方向、Y方向、Z方向は、それぞれなす角度が90度である。図2は組付が完了した完成したエンジン駆動式の空調装置を示す。
図3は、ベース1の4つの隅部1wのうち一つの隅部1wを示す。他の隅部についても図3と同様の構造とされている。図3から理解できるように、ベース1は水平方向に沿って延設されている。ベース1は、Y方向およびZ方向に沿った平坦な第1側面部11と、X方向およびZ方向に沿った平坦な第2側面部12と、X方向およびY方向に沿った平坦な上面部13とを備えている。第1側面部11は底フランジ部14を備える。底フランジ部14は、第1側面部11の下端から横外方(X方向)に向けて突設されており、且つ、Y方向に沿って延設されている。ベース1の第2側面部12は、第1側面部11に交差するように延設されている。ベース1の上面部13は、ベース1の第1側面部11の上部および第2側面部12の上部に連設されている。なお、底フランジ部14の上面14uから上面部13までの高さは寸法hc(図3参照)で示される。
図3は、複数(一般的には4本)の縦支柱3のうち一つの縦支柱3を代表して示す。縦支柱3は金属製であり、第1辺部4と第2辺部5を横断面でL字形状に成形して形成されている。縦支柱3の第1辺部4はベース1の第1側面部11に対面可能である。縦支柱3の第2辺部5は、ベース1の第2側面部12に対面して接触可能または接近可能である。対面とは、対向状態に向かい合うことを意味する。
縦支柱3の第1辺部4は、平坦な底面40および平坦な取付面42を備えている。縦支柱3の第1辺部4の底面40は、ベース1の底フランジ部14の上面14uに載置可能とされている。取付面42はY方向およびZ方向に沿って延設されており、ベース1の第1側面部11に対面可能とされている。縦支柱3の第1辺部4の取付面42は、ベース1の第1側面部11にあてがわれた状態で、第1取付具としての第1ボルト部材81により第1辺部4が第1側面部11に外方から取り付けられる。縦支柱3の第2辺部5は折曲舌部6を備える。折曲舌部6は、水平面に沿った二次元方向(Y方向およびX方向)に沿って延設されている。折曲舌部6は、縦支柱3のうち第1片部4と第2片部5との間に切込6aを形成し、切込6aで区画される領域を内方にほぼ90度に折曲することにより、Y方向およびX方向で規定される二次元方向に沿って水平板状に形成されている。第1片部4の底面40から折曲舌部6の下面6dまでの高さは、寸法ha(図3参照)で示される。寸法haは寸法hcに相当するように設定されている(ha=hc、ha≒hc)。縦支柱3の折曲舌部6は、ベース1の上面部13の上方からベース1の上面部13にあてがわれた状態で、上面部13に第2取付具としての第2ボルト部材82により取り付けられる。
更に具体的に説明する。図3から理解できるように、縦支柱3の第1辺部4の取付面42には、第1辺部4の厚み方向に貫通する挿入孔7aが形成されている。ベース1の第1側面部11には、挿入孔7aに対面可能な挿入孔7bが形成されている。挿入孔7bは第1側面部11を貫通するように形成されている。ベース1の第1側面部11の内面側には、挿入孔7bに連通する雌螺子孔75kを有する第1ナット部材75が溶接などにより固定されている。第1ナット部材75はベース1の第1側面部11の内面側に固定されているため、上外方から視認できないように隠蔽されている。縦支柱3の折曲舌部6には、折曲舌部6を厚み方向(上下方向)に貫通する挿入孔7cが形成されている。ベース1の上面部13の内面には、折曲舌部6の挿入孔7cに対面可能な挿入孔7dが上面部13を貫通するように形成されている。ベース1の上面部13の内面側には、挿入孔7dに連通する雌螺子孔76kを有する第2ナット部材76が溶接などにより固定されている。第2ナット部材76はベース1の上面部13の内面側に固定されているため、上外方から視認できないように隠蔽されている。
組付け時には、図3から理解できるように、第1取付具としての第1ボルト部材81および第2取付具としての第2ボルト部材82を用いる。第1ボルト部材81は頭部81hと雄螺子部81eとを備える。第2ボルト部材82は頭部82hと雄螺子部82eとを備える。縦支柱3の第1辺部4の底面40をベース1の底フランジ部14の上面14uに載せれば、高さ方向(Z方向)の仮位置決めが容易に実施される。そして、縦支柱3の第1辺部4の取付面42をベース1の第1側面部11に外方からあてがった状態で、第1ボルト部材81の雄螺子部81eを縦支柱3の第1辺部4の挿入孔7aに挿入し、ベース1の第1側面部11の挿入孔7bに挿入し、第1ナット部材75の雌螺子孔75kに脱着可能に螺着させる。また、縦支柱3の第2辺部5の折曲舌部6をベース1の上面部13にあてがった状態で、第2ボルト部材82の雄螺子部82eを縦支柱3の折曲舌部6の挿入孔7cに挿入し、ベース1の上面部13の挿入孔7dに挿入し、第2ナット部材76の雌螺子孔76kに脱着可能に螺着させる。これにより縦支柱3はベース1の隅部1wに脱着可能な固定される(図4参照)。
このように縦支柱3がベース1の隅部1wに固定された状態では、図3から理解できるように、縦支柱3の第1辺部4の取付面42は、ベース1の第1側面部11にあてがわれた状態で、第1ボルト部材81によりベース1の第1側面部11に脱着可能に取り付けられている。この場合、X方向における縦支柱3の基本的位置が位置決めされる。また、縦支柱3の第2辺部5の折曲舌部6は、ベース1の上面部13にあてがわれた状態で、第2ボルト部材82によりベース1の上面部13に取り付けられている。この場合、高さ方向(Z方向)における縦支柱3の基本的位置が縦支柱3の折曲舌部6により位置決めされる。図3から理解できるように、折曲舌部6は鍔舌状であり、所要の表面積をもつ。このため折曲舌部6とベース1の上面部13との対面面積が確保され、縦支柱3の折曲舌部6は安定的にあてがわれ、縦支柱3の姿勢の安定化に貢献できる。
上記したようにベース1に縦支柱3を取り付けた後、図5から理解できるように側面パネル9を縦支柱3にあてがい取り付ける。この場合、図6から理解できるように、取付具としてのパネルボルト部材85を用いる。パネルボルト部材85は頭部85hと雄螺子部85eとをもつ。縦支柱3の第1辺部4には挿入孔7xが形成されている。縦支柱3の第1辺部4の内面部には、挿入孔7xに連通する雌螺子孔87kを有するナット部材87が溶接などで固定されている。
そして、縦支柱3の第1辺部4に形成されている挿入孔7xと側面パネル9の挿入孔9xとを対面させた状態で、パネルボルト部材85の雄螺子部85eを挿入孔7xおよび挿入孔9xに挿入し、ナット部材87の雌螺子孔87kに脱着可能に螺着している。このようにして縦支柱3を覆う側面パネル9が脱着可能に取り付けられる。側面パネル9には第1ボルト部材81の頭部81hを収容する空間(図略)が形成されているため、第1ボルト部材81の頭部81hは側面パネル9により覆われる。
以上説明したように本実施例によれば、ベース1の第1側面部11および上面部13が縦支柱3の搭載面として機能することができ、ベース1の隅部1wに立設される縦支柱3の位置決めが容易となり、組み付け性を改善できるエンジン駆動式の空調装置用の筐体を提供することができる。
本実施例によれば、図3から理解できるように、水平二次元方向をX方向およびY方向とするとき、ベース1の第2側面部12は縦支柱3の第2辺部5に干渉されない。よって、組付時において、ベース1および縦支柱3は、Y方向において、相対的に位置調整可能とされている。このため、Y方向における組付自由性が確保されており、組付性が改善されている。縦支柱3は1枚の板体で構成されているため、軽量化および製造コストの面で有利である。
なお本実施例によれば、縦支柱3の上端部については、縦支柱3の第1片部4の上端部および第2片部の上端部に、通常のボルト部材が挿入可能な挿入孔が形成されている。そして、図示はしないものの、一方のボルト部材を第1片部4の上端部の挿入孔に挿入し、更に、中ベース1Mの内面に溶接で固定されているナット部材に着脱可能に螺着している。同様に、他方のボルト部材を第2片部4の上端部の挿入孔に挿入し、更に、中ベース1Mの内面に溶接で固定されているナット部材に着脱可能に螺着している。但し、縦支柱3の上端部を中ベース1Mの隅部1Mwに締結する締結構造については、これに限らず、図3に示す構造を上下逆とした締結構造(例えば図16相当する構造)を採用しても良い。
図7〜図9は実施例2を示す。本実施例は実施例1と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図7から理解できるように、縦支柱3の第2辺部5は、折曲舌部6の他に、規制面50を備えている。折曲舌部6は水平二次元方向に沿って延設されており、Y方向およびX方向に延設されている。折曲舌部6は、縦支柱3に切込6aを形成し、切込6aで区画される領域を内方に折れ曲げることにより、水平板状に形成されている。縦支柱3の第2辺部5の規制面50は、ベース1の第2側面部12に当てがわれるため、Y方向におけるベース1および縦支柱3の位置を規制する。具体的には、縦支柱3の規制面50には、第2辺部5を厚み方向に貫通する挿入孔7mが形成されている。ベース1の第2側面部12には、これの厚み方向に貫通する挿入孔7nが形成されている。挿入孔7nは挿入孔7mに対面可能とされている。ベース1の第2側面部12の内面側には、挿入孔7nに連通する雌螺子孔77kを有する第3ナット部材77が溶接などにより固定されている。そして図7から理解できるように、第3取付具としての第3ボルト部材83を用いる。第3ボルト部材83は頭部83hと雄螺子部83eとを備える。
そして、図7から理解できるように、第1ボルト部材81の雄螺子部81eを縦支柱3の第1辺部4の挿入孔7aに挿入し、ベース1の第1側面部11の挿入孔7bに挿入し、第1ナット部材75の雌螺子孔75kに脱着可能に螺着させる。また、第2ボルト部材82の雄螺子部82eを縦支柱3の折曲舌部6の挿入孔7cに挿入し、ベース1の上面部13の挿入孔7dに挿入し、第2ナット部材76の雌螺子孔76kに脱着可能に螺着させる。また、第3ボルト部材83の雄螺子部83eを縦支柱3の規制面50の挿入孔7mに挿入し、ベース1の第2側面部12の挿入孔7nに挿入し、第3ナット部材77の雌螺子孔77kに脱着可能に螺着させる。これにより縦支柱3の下端部はベース1に脱着可能に固定されている。
この状態では、図7および図8から理解できるように、実施例1と同様に、縦支柱3の第1辺部4の取付面42は、ベース1の第1側面部11にあてがわれた状態で、第1ボルト部材81によりベース1の第1側面部11に取り付けられている。この場合、X方向における縦支柱3の基本的位置が位置決めされる。また、縦支柱3の第2辺部5の折曲舌部6は、ベース1の上面部13にあてがわれた状態で、第2ボルト部材82によりベース1の上面部13に取り付けられている。この場合、高さ方向(Z方向)における縦支柱3の基本的位置が縦支柱3の折曲舌部6により位置決めされる。折曲舌部6は舌片状であり、所要の表面積をもつ。このため折曲舌部6はベース1の上面部13に安定的にあてがわれ、縦支柱3の姿勢の安定化に貢献できる。更に図7および図8から理解できるように、縦支柱3の第2辺部5の規制面50は、ベース1の第2側面部12にあてがわれた状態で、第3ボルト部材83によりベース1の第2側面部12に取り付けられている。縦支柱3の第2辺部5の規制面50がベース1の第2側面部12に当接するため、縦支柱3およびベース1のY方向における相対移動は抑えられている。上記したようにベース1に縦支柱3を取り付けた後、側面パネル9を縦支柱3にあてがい取り付ける(図9参照)。
図10は実施例3を示す。本実施例は実施例2と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図10から理解できるように、縦支柱3の第2辺部5は、折曲舌部6および規制面50の他に、第2規制面50Sを備えている。規制面50および第2規制面50Sは、垂直方向に延設されており、ベース1の第2側面部12に対面接触可能とされている。折曲舌部6は水平二次元方向(Y方向およびX方向)に沿って延設されている。図10から理解できるように、折曲舌部6は、縦支柱3に2本の切込6aをほぼ平行に形成し、2本の切込6aで区画される領域を内方に約90度折れ曲げることにより、水平板状に形成されている。規制面50と第2規制面50Sとの間に、折曲舌部6が形成されている。
高さ方向(Z方向)における縦支柱3の基本的位置が縦支柱3の折曲舌部6により位置決めされる。図10から理解できるように、折曲舌部6は舌片状であり、所要の表面積をもつ。このため折曲舌部6はベース1の上面部13に安定的にあてがわれ、縦支柱3の姿勢の安定化に貢献できる。縦支柱3の第2辺部5の規制面50および第2規制面50Sの双方は、ベース1の第2側面部12に当てがわれるため、Y方向におけるベース1および縦支柱3の位置を効果的に規制する。
図11は実施例4を示す。本実施例は実施例2と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図11から理解できるように、縦支柱3の第2辺部5は、折曲舌部6Bおよび規制面50を有する。折曲舌部6Bは曲げ線60a,60bによりU形状に折り曲げられて積層されており、折曲舌部6Bの剛性が高められている。炭素鋼等のように加工硬化する金属で縦支柱3の折曲舌部6Bが形成されていれば、折曲舌部6Bは加工硬化と併せて一層強化される。図11から理解できるように、折曲舌部6Bは、曲げ線60a,60b間の第1片部61Bと、曲げ線60bから延設された第2片部62Bとをもつ。このように折曲舌部6Bは2枚積層構造をもつため、高い剛性を有する。折曲舌部6Bは炭素鋼等のように加工硬化可能な金属であれば、更に強化される。第1片部61Bおよび第2片部62Bはそれぞれ、第2ボルト部材82の雄螺子部82eを挿入させる挿入孔7cを備える。
図12は実施例5を示す。本実施例は実施例2と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図12から理解できるように、縦支柱3の第2辺部5は、折曲舌部6Cおよび規制面50を有する。折曲舌部6Cは曲げ線60a,60b,60c,60dにより箱形状に成形されており、剛性が高められている。折曲舌部6Cは、曲げ線60a,60b間の第1片部61Cと、曲げ線60b,60c間の第2片部62Cと、曲げ線60c,60d間の第3片部63Cと、曲げ線60dよりも先方の第4片部64Cとをもつ。第4片部64Cの先端面は第1片部61Cに対面する。第1片部61Cおよび第3片部63Cはそれぞれ、第2ボルト部材82の雄螺子部82eを挿入させる挿入孔7cを備える。
図13は実施例6を示す。本実施例は前記した各実施例と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。縦支柱3の第2辺部5は、折曲舌部6Eと規制面50Eとを有する。折曲舌部6Eは曲げ線60a,60bによりU形状に折り曲げられて積層されており、折曲舌部6Eの剛性が高められている。図13から理解できるように、折曲舌部6Eは、曲げ線60a,60b間の第1片部61Eと、曲げ線60b,60c間の第2片部62Eと、曲げ線60cからほほ垂直に延設された第3片部63Eとをもつ。このように折曲舌部6Eは2枚積層構造をもつため、強化されており、高い剛性を有する。炭素鋼等のように加工硬化する金属で縦支柱3の折曲舌部6Eが形成されていれば、積層構造の折曲舌部6Eは加工硬化と併せて一層強化される。第1片部61Eおよび第2片部62Eはそれぞれ、第2ボルト部材82の雄螺子部82eを挿入させる挿入孔7cを備える。ほぼ垂直に延設された第3片部63Eは、ベース1の第2側面部12に対面接触する規制面50Eと、底面63fとを備えている。
組付時に、図13から理解できるように、折曲舌部6Eがベース1の上面部13に対面接触し、縦支柱3のZ方向の相対位置が規制される。縦支柱3の規制面50Eがベース1の第2側面部12に対面接触し、縦支柱3のY方向の相対位置が規制される。縦支柱3の取付面42がベース1の第1側面部11に対面接触し、縦支柱3のX方向の相対位置が規制される。
図14は実施例7を示す。本実施例は前記した各実施例と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。図1および図2を準用する。以下、相違する部分を中心として説明する。この筐体は、図1を準用するように、エンジン等の空調用機器が取り付けられるベース1と、熱交換器等の空調用機器が取り付けられるベースに相当する中ベース1Mと、通風口101を有する天井板102と、ベース1と中ベース1Mとの間においてベース1および中ベース1Mの隅部1wに立設された下側縦支柱として機能する複数(4本)の縦支柱3と、中ベース1Mと天井板102との間において中ベース1Mの隅部1Mwおよび天井板102の隅部102wに立設された複数(4本)の上側縦支柱3Uとを備える。ベース1および中ベース1Mは、中間連結支柱150でも連結されて補強されている。本実施例によれば、図14から理解できるように、縦支柱3とベース1の隅部1wは、上記した実施例1に係る締結構造で固定されている。更に、上側縦支柱3Uについても、縦支柱3と同様な連結構造とされている。このため図14から理解できるように、上側縦支柱3Uと中ベース1Mの隅部1Mwは、上記した実施例1に係る締結構造で固定されている。上側縦支柱3Uは、基本的には、下側縦支柱として機能する縦支柱3と同一の構造および材質を有する。中ベース1Mは基本的にはベース1と同一の構造および材質を有する。この場合、筐体を構成する部品の共通化を図り得る。
図15は実施例8を示す。本実施例は前記した実施例1と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有するため、図1および図2を準用する。以下、実施例4と相違する部分を中心として説明する。図1を準用するように、筐体は、エンジン等の空調用機器が取り付けられるベースに相当するベース1と、熱交換器等の空調用機器が取り付けられるベースに相当する中ベース1Mと、通風口101を有する天井板102と、ベース1と中ベース1Mとの間においてベース1の隅部1wおよび中ベース1Mの隅部1Mwに立設された複数(4本)の縦支柱3と、中ベース1Mの隅部1Mwと天井板102の隅部102wとの間において中ベース1Mおよび天井板102の隅部102wに立設された複数(4本)の上側縦支柱3Uとを備える。ベース1および中ベース1Mは中間連結支柱150でも連結されて補強されている。
本実施例によれば、図15から理解できるように、上側縦支柱3Uと中ベース1Mの隅部1Mwは、上記した実施例1に係る締結構造で固定されている。上側縦支柱3Uは、基本的には、下側縦支柱として機能する縦支柱3と同一の構造および材質を有する。中ベース1Mは基本的にはベース1と同一の構造および材質を有する。この場合、筐体を構成する部品の共通化を図り得る。
図16は実施例9を示す。本実施例は前記した実施例1と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有するため、図1〜図6を準用する。本実施例によれば、縦支柱3の下端部をベース1に固定する構造は、実施例1と同様である。図16は、縦支柱3の上端部を中ベース1Mの隅部1Mwに取り付ける直前の状態を示す。図16は、中ベース1Mの4つの隅部のうち一つの隅部1Mwを示す。他の隅部についても図16と同様の構造とされている。
図16から理解できるように、中ベース1Mは水平方向に沿って延設されている。中ベース1Mは、Z方向およびY方向に沿った平坦な第1側面部11Mと、Z方向およびX方向に沿った平坦な第2側面部12Mと、X方向およびY方向に沿った平坦な下面部13Mとを備えている。第1側面部11Mはフランジ部14Mを備える。フランジ部14Mは、第1側面部11Mの上端から横外方(X方向)に向けて突設されており、且つ、Y方向に沿って延設されている。中ベース1Mの第2側面部12Mは、第1側面部11Mに交差するように延設されている。縦支柱3の第1辺部4は中ベース1Mの第1側面部11Mに対面可能である。縦支柱3の第2辺部5は中ベース1Mの第2側面部12Mに対面可能である。
縦支柱3の第1辺部4は、平坦な上面40Mおよび平坦な取付面42Mを備えている。縦支柱3の第1辺部4の上面40Mは、中ベース1Mのフランジ部14Mに対面可能とされている。縦支柱3の第1辺部4の取付面42Mは、中ベース1Mの第1側面部11Mに対面可能とされている。縦支柱3の第2辺部5は折曲舌部6Mを備える。折曲舌部6Mは、水平面に沿った二次元方向(Y方向およびX方向)に沿って延設されている。折曲舌部6Mは、縦支柱3の上端部のうち第1片部4と第2片部5との間に切込6rを形成し、切込6rで区画される領域を内方にほぼ90度に折曲することにより、Y方向およびX方向で規定される二次元方向に沿って水平板状に形成されている。
更に具体的に説明する。図16から理解できるように、縦支柱3の第1辺部4の取付面42Mには、第1辺部4の厚み方向に貫通する挿入孔7aMが形成されている。中ベース1Mの第1側面部11Mには、挿入孔7aMに対面可能な挿入孔7bMが形成されている。挿入孔7bMは第1側面部11Mを貫通するように形成されている。中ベース1Mの第1側面部11Mの内面側には、挿入孔7bMに連通する第1ナット部材75Mが溶接などにより固定されている。縦支柱3の折曲舌部6Mには、折曲舌部6Mを厚み方向(上下方向)に貫通する挿入孔7cMが形成されている。中ベース1Mの下面部13Mの内面には、折曲舌部6Mの挿入孔7cMに対面可能な挿入孔7dMが形成されている。中ベース1Mの下面部13Mの内面側には、第2ナット部材76Mが溶接などにより固定されている。
組付時には、図16から理解できるように、第1ボルト部材81Mおよび第2ボルト部材82Mを用いる。縦支柱3の第1辺部4の上面40Mに中ベース1Mのフランジ部14を載せる。そして、縦支柱3の第1辺部4の取付面42Mを中ベース1Mの第1側面部11Mに外方からあてがった状態で、第1ボルト部材81Mの雄螺子部81eを縦支柱3の第1辺部4の上端部の挿入孔7aMに挿入し、中ベース1Mの第1側面部11Mの挿入孔7bMに挿入し、第1ナット部材75Mに脱着可能に螺着させる。また、縦支柱3の第2辺部5の折曲舌部6Mを中ベース1Mの下面部13Mにあてがった状態で、第2ボルト部材82Mの雄螺子部82eを縦支柱3の折曲舌部6Mの挿入孔7cMに挿入し、中ベース1Mの下面部13Mの挿入孔7dMに挿入し、第2ナット部材76Mに脱着可能に螺着させる。これにより縦支柱3の上端部は中ベース1Mの隅部1Mwに脱着可能な固定される。
このように縦支柱3が中ベース1Mの隅部1Mwに固定された状態では、図16から理解できるように、縦支柱3の第1辺部4の取付面42Mは、中ベース1Mの第1側面部11Mにあてがわれた状態で、第1ボルト部材81Mにより中ベース1Mの第1側面部11Mに脱着可能に取り付けられている。また、縦支柱3の第2辺部5の上端部の折曲舌部6Mに中ベース1Mのフランジ部14Mがあてがわれた状態で、縦支柱3の折曲舌部6Mに第2ボルト部材82Mにより中ベース1Mは脱着可能に取り付けられている。
図17は実施例10を示す。本実施例は前記した各実施例と基本的には共通の構成および共通の作用効果を有する。図17は空調回路の構成図の一例を模式的に示す。空気調和装置は、室内の空調を行う複数の室内機1As,1Bsと、室内で空調を行う冷媒を調整する複数の室外機2sと、各室外機2sと各室内機1As,1Bsとを繋ぐ冷媒配管系3sとを備えている。
図17に示すように、室内機1As,1Bsは室内に配置されており、空調のために冷媒と室内の空気との熱交換を行う室内熱交換器10sと、冷媒を膨張させる膨張弁11s(開度固定)とを基本要素として有する。なお、室内機の数は何台でも良いが、室内機1As,1Bsとして代表されている。
室外機2sは室外に配置されている。室外機2sは、ガスエンジンで形成されたエンジン20s(駆動源)と、気体状の冷媒と液状の冷媒とを分離した状態で冷媒を収容するアキュームレータ21sと、エンジン20sで駆動され駆動に伴いアキュムレータ21sの気体状の冷媒を吸入して圧縮する複数のコンプレッサ22s(圧縮部)と、空調のために冷媒の熱交換を行う室外熱交換器23sとを基本要素として有する。エンジン20sのエンジン回数数はセンサ24Bsで検知される。
コンプレッサ22sは、エンジン20sによりタイミングベルト等の動力伝達部材を介して連動される。故に、エンジン20sはコンプレッサ22sの駆動源として機能する。コンプレッサ22sは、アキュムレータ21sから気体状の冷媒を圧縮室に吸い込む吸入ポート22isと、圧縮室で圧縮された高圧の気体状の冷媒を吐出させる吐出ポート22psとを有する。
後述するように暖房運転時において室内機1As,1Bsから室外機2sに冷媒が帰還する帰還方向(矢印K1s方向)において、室外熱交換器23ssの上流には、制御弁(膨脹弁)として機能する電子調整弁25sおよび逆止弁26sが並列に配置されている。逆止弁26sは、室外機2sの室外熱交換器23sから室内機1As,1Bsへの冷媒の流れを許容するものの、室内機1As,1Bsから室外機2sの室外熱交換器23sへの冷媒の流れを遮断する。電子調整弁25は電気的制御により開度が調整可能である。電子調整弁25sは、モータまたはソレノイド等の駆動部と、駆動部の駆動により開度を可変とする弁部とを備えており、流量を可変にできる。制御部4sはメイン調整弁25sの駆動部を制御するため、メイン調整弁25sの開度を制御することができる。
(暖房運転時)
先ず、室内を暖房するときについて説明する。燃料ガスによりエンジン20sが駆動すると、コンプレッサ22sが駆動し、アキュムレータ21sの気体状の冷媒がアキュムレータ21sの吸入ポート21is、コンプレッサ22sの吸入ポート22isから流路を経て吸入され、コンプレッサ22sの圧縮室で圧縮される。圧縮されて高温高圧となった気体状の冷媒は、コンプレッサ22sの吐出ポート22psから吐出され、流路3as、オイルセパレータ27sに至る。前述したようにオイルセパレータ27sにおいて冷媒からオイルが分離される。そしてオイルが分離された気体状の高温高圧の冷媒は、四方弁28sの第3ポート28tsを通り、流路3cs、ボールバルブ291s、流路3ds,3esを経て、室内熱交換器10sに至り、室内熱交換器10sで室内の空気と熱交換されて凝縮(液化)する。凝縮熱は室内に放出されるため、室内が加熱される。従って、室内機1As,1Bsの暖房運転時には、室内熱交換器10は凝縮器として機能する。
そして、室内熱交換器10sを経て液化が進行した冷媒は、液相状態または気液二相状態となり、膨張弁11sに至り、室内機1As,1Bsの膨張弁11sで膨張されて低圧となる。さらに、低圧となった冷媒は、流路3fs,3gs、ボールバルブ292s、流路3hsを経て矢印K1s方向に流れ、電子調整弁25sに至り、電子調整弁25sを流れ、室外熱交換器23sに至る。冷媒は室外熱交換器23sで蒸発して外気と熱交換する。従って室外熱交換器23sは室内機1As,1Bsの暖房運転時には蒸発器として機能する。ここで、室内機1As,1Bsの暖房運転時において、電子調整弁25sは膨脹弁として機能し、冷媒を膨脹させる。ここで、電子調整弁25sは開度調整可能である。
更に冷媒は、四方弁28sの第1ポート28fs、第2ポート28ss、流路3msを経て、アキュムレータ21sの帰還ポート21rsに帰還する。帰還した冷媒は、アキュムレータ21sで液状の冷媒とガス状の冷媒とに分離された状態で収容される。なお、室外熱交換器23sに向けて送風する第1ファン51s、室内熱交換器10sに向けて送風する第2ファン52sが設けられている。
(室内機1As,1Bsの冷房運転時)
次に、室内機1As,1Bsで室内を冷房運転するときについて説明する。燃料ガスによりエンジン20sが駆動すると、コンプレッサ22sが駆動し、アキュムレータ21sの気体状の冷媒がアキュムレータ21sの吸入ポート21is、コンプレッサ22sの吸入ポート22isから吸入され、コンプレッサ22sの圧縮室で圧縮される。圧縮されて高温高圧となった気体状の冷媒は、コンプレッサ22sの吐出ポート22isから吐出され、流路3as、オイルセパレータ27sに至る。オイルセパレータ27sにおいて冷媒からオイルが分離される。そしてオイルが分離された高温高圧の冷媒は、流路3bs、流路切替弁としての四方弁28sの第1ポート28fsを通り、室外熱交換器23sに至る。そして高温高圧の冷媒は、室外熱交換器23sで外気と熱交換されて冷却され、液化する。液化が進行した冷媒(液相状態または気液二相状態)は、逆止弁26s、流路3hs、更に、ボールバルブ292s、流路3gs、3fsを経て膨張弁11sに至り、膨張弁11sにおいて膨張されて低温となる。なお、冷房運転時には、一般的には、電子調整弁25sは全閉状態とされているが、開放させても良い。
上記したように室外熱交換器23sで低温となった冷媒は、流路3gs、3fsを通り、膨脹弁11sで膨脹されて低温低圧となり、更に、室内熱交換器10sに至り、室内熱交換器10sで室内の空気と熱交換されて室内を冷却する。更に冷媒は、流路3es、ボールバルブ291s、流路3cs、四方弁28sの第3ポート28ts、四方弁28sの第2ポート28ss、流路3msを経て、アキュムレータ21sの帰還ポート21rsに帰還する。
(その他)
本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。ある実施例に設けられている特有の構造および機能は、他の実施例においても適用可能である。
本発明はエンジンで駆動される方式の空調装置用の筐体に利用される。
実施例1に係り、エンジン駆動式の空調装置用の筐体を模式的に示す斜視図である。
実施例1に係り、エンジン駆動式の空調装置を示す斜視図である。
実施例1に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例1に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後の状態を示す斜視図である。
実施例1に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後、側面パネルを縦支柱に取り付けた状態を示す斜視図である。
実施例1に係り、ベースの隅部に取り付けた縦支柱に側面パネルを取り付けた状態を示す断面図である。
実施例2に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例2に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後の状態を示す斜視図である。
実施例2に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後、側面パネルを縦支柱に取り付けた状態を示す斜視図である。
実施例3に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例4に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例5に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例6に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例7に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後の状態を示す斜視図である。
実施例8に係り、ベースの隅部に縦支柱を取り付けた後の状態を示す斜視図である。
実施例9に係り、中ベースの隅部に縦支柱の上端部を取り付ける直前の状態を示す斜視図である。
実施例10に係り、空調装置の回路図である。
符号の説明
1はベース、11は第1側面部、12は第2側面部、13は上面部、14は底フランジ部、3は縦支柱、4は第1辺部、40は底面、42は取付面、5は第2辺部、6は折曲舌部、75は第1ナット部材、76は第2ナット部材、77は第2ナット部材、81は第1ボルト部材(第1取付具)、82は第2ボルト部材(第2取付具)、83は第3ボルト部材(第3取付具)を示す。