JP4899738B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通常の動作状態と該動作状態よりも消費電力が小さくなる低リーク状態とを有し、回路状態の制御によってリーク電力を低減するための半導体集積回路装置に関する。
CMOS論理ゲートを用いた半導体集積回路においては、デバイスのスケーリングにともなってチップの動作電力に占めるリーク電力の割合が増加する。従来はスイッチング電力が支配的だったため、クロックゲーティングによるスイッチング電力の低減が総電力の低減にも有効であった。ところが、リーク電力が支配的になると、クロックゲーティングだけでは十分な電力低減効果が得られない。
そこで、例えば非特許文献1のように、スイッチ素子を用いてリークパスを遮断してリーク電力を低減するパワーゲーティング技術が提案され、広く用いられてきた。これらのパワーゲーティング技術はリーク電力の低減に非常に有効である。その一方で、パワーゲーティング技術では、回路状態を制御する際に、電力オーバーヘッドという消費電力が発生するという問題がある。したがって、パワーゲーティングによって消費電力を低減するには、パワーゲーティングによる電力低減効果がパワーゲーティングに伴って発生する電力オーバーヘッドを吸収してしまうほど大きいものでなければならない。
そのため、例えば非特許文献2では図22に示すタイマー回路を用いてパワーゲーティング開始タイミングを遅らせ、一定期間以下のパワーゲーティングを行わないようにしている。
IEEE J. Solid-State Circuits, vol. 32, no. 6, pp. 861-869, Jun. 1997. IEEE J. Solid-State Circuits, vol. 39, no. 9, pp. 1497-1503, Sep. 2004.
しかしながら、非特許文献2の方式では、リーク源として単なるPMOSを用いているために、温度、電源電圧、あるいはプロセスが変わった場合のリーク電流の変化が被制御回路と一致しないために精度が低くなるおそれがある。また、タイマー回路内の電位を検出する部分にインバータを用いているために貫通電流が流れ、消費電力が大きくなるおそれがある。さらに、電源電圧に対してインバータの論理しきい値が一意に決まるため、電源電圧が変化した場合の精度が低くなるという問題が発生し得る。
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、電源電圧などのばらつきがあっても、パワーゲーティング実行の際、消費電力を抑制するために、その開始タイミングを従来よりも精度よく決定可能な半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の半導体集積回路装置は、
クロックゲーティングおよびパワーゲーティングのための回路が設けられ、動作状態および該動作状態よりも消費電力の小さい低リーク状態の間を移行可能な被制御回路と、
前記パワーゲーティングによる前記低リーク状態への変化の際に消費される電力に対応する電荷を蓄積可能な容量部、外部から受信する制御信号が前記低リーク状態への移行を指示するものであると前記容量部に電流を供給する電流源、該電流源から供給される電流により前記容量部の電位が基準電位に達したときを前記パワーゲーティングの開始タイミングとして決定する比較器、および前記制御信号により前記比較器を電源と接続する電流遮断用スイッチを含むモニタ回路と、
前記比較器の出力に基づいて前記被制御回路の状態を制御する制御回路と、
を有し、
前記被制御回路の前記動作状態におけるリーク電流がI LEAK であり、前記被制御回路の前記動作状態および前記低リーク状態間の移行または復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドのスイッチング容量値がC OH であるとき、前記電流源が前記容量部に供給する電流値をI とし、前記容量部の容量値をC とすると、
前記クロックゲーティングの期間が所定の値よりも長い場合、I /I LEAK >C /C OH を満たすように前記容量部および前記電流源が設定され、
前記クロックゲーティングの期間が前記所定の値よりも短い場合、I /I LEAK <C /C OH を満たすように前記容量部および前記電流源が設定されている構成である。
本発明では、被制御回路にパワーゲーティングを実行させる際、低リーク状態への移行指示の制御信号が入力されると、容量部に電流源から電流供給が開始され、容量部が基準電位に到達するまで待ってから、パワーゲーティング開始の信号が制御回路に通知される。パワーゲーティングの効果により低減される電力がパワーゲーティング実行の際に生じる消費電力を上回るときに、制御回路が被制御回路にパワーゲーティングを実行するように制御を行うことが可能となる。また、比較器が使用されていないとき、電流遮断用スイッチで電源との接続が切られているため、モニタ回路の消費電力が低減される。
本発明によれば、電力オーバーヘッドによる消費電力の影響が大きい時間のパワーゲーティングの実行を抑制することで、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
本発明の半導体集積回路装置は、パワーゲーティングに伴って発生する消費電力およびパワーゲーティングによって低減されるリーク電力を比較し、パワーゲーティングの開始タイミングを決定する回路を設けたことを特徴とする。
本実施例の半導体集積回路装置の構成を説明する。図1は本実施例の半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、半導体集積回路装置1は、パワーゲーティング開始のタイミングを決定するタイミングモニタ回路2と、タイミングモニタ回路2の出力に応じてパワーゲーティングを行うパワーゲーティング制御回路3とを有する構成である。また、被制御回路4は本発明の効果により電力を低減する対象である。被制御回路4には、パワーゲーティングのための回路とクロックゲーティングのための回路が設けられている。
次に、半導体集積回路装置全体の動作を説明する。初期状態、すなわち被制御回路4が通常の動作状態にあるとき、外部から入力されるスリープ信号SLEEPが“0”であり、パワーゲーティングイネーブル信号PGENが“0”であり、最終的に被制御回路4に入力されるブロックスリープ信号BLOCKSLEEPが“0”となっている。
被制御回路4が動作状態よりも消費電力の小さい低リーク状態に移行するときには、まずSLEEPが“1”になる。続いてタイミングモニタ回路2にSLEEPの反転信号が入力され、タイミングモニタ回路2によって決定される時間ttmだけ遅れてPGENが“1”になる。SLEEPが“1”になり、PGENが“1”になった時点でパワーゲーティング制御回路3が出力BLOCKSLEEPを“1”にし、被制御回路4は低リーク状態に移行してパワーゲーティングが始まる。
その後、SLEEPが“0”になるとBLOCKSLEEPも“0”になって被制御回路4は動作状態に移行し、パワーゲーティングが終了する。なお、SLEEPが“1”になった後、時間ttmが経過する前に再びSLEEPが“0”になった場合にはパワーゲーティングは行われない。
次に、タイミングモニタ回路2について詳細に説明する。図2は本実施例のタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図2に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Aと、キャパシタ22Aと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET240とを有する構成である。
電流源21Aは電流値ILを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。キャパシタ22Aは容量値COを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
ここで、電力オーバーヘッドには、被制御回路4内における制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、ILおよびCOは、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。
比較器24Aは、ノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。具体的には、ノード26の電位が基準電位VREF以上になると、PGEN=“1”を出力する。MOSFET240はSLEEPが“0”のときにはオフ状態となり、比較器24Aのリーク電流および貫通電流を遮断する。MOSFET240はSLEEPが“1”のときにはオン状態となり、比較器24Aと電源とを接続する。
図2に示したタイミングモニタ回路の動作を説明する。図3はタイミングモニタ回路の動作を説明するための図である。
SLEEP=“0”のとき、MOSFET23はオン状態にあり、キャパシタ22Aは放電して、ノード26の電位は0になっている。また、MOSFET240によって比較器24Aはリーク電流が遮断された状態にある。このとき、比較器24Aの出力PGENは“0”である。
SLEEP=“1”になると、MOSFET240がオン状態になり、比較器24Aが動作状態になる。また、MOSFET23はオフ状態になり、キャパシタ22Aは電流源21Aが流す電流ILによって充電される。キャパシタ22Aが徐々に充電され、図3に示すように、ノード26の電位が基準電位VREFより大きくなった時点で比較器24Aの出力PGENが“1”に変化する。
ここで、IL=n×ILEAK、CO=2n×COH、VREF=0.5VDDと設定する。ただし、VDDは被制御回路4の電源電圧である。また、nは比例定数である。このとき、本実施例のタイミングモニタ回路では、SLEEPが“1”になってから、
tm=CO・VREF/IL=COH・VDD/ILEAK ・・・・・(1)
だけ経過した時、タイミングモニタ回路の出力が“1”に変化する。一方、通常状態の被制御回路4のリーク電流をILEAK、低リーク状態のリーク電流をILEAK‘とすると、パワーゲーティングにともなう電力オーバーヘッドと、パワーゲーティングで低減されるリーク電力が釣り合う時間tpgは、
pg=COH・VDD/(ILEAK−ILEAK‘) ・・・・・・(2)
であり、ILEAK‘がILEAKに比べて十分小さいとして無視すると
pg=COH・VDD/ILEAK ・・・・・・・・(3)
となる。したがって、SLEEP=“1”の期間がtpg以上の場合のみパワーゲーティングを行うことで、電力オーバーヘッドによる電力増加を防ぐことができる。ここで、式(1)および式(3)からttm=tpgである。したがって、PGENが“1”になって初めてパワーゲーティングを開始するように制御することで、tpgになるまでの期間でパワーゲーティングを行わないようにすることができる。
次に、本実施例の半導体集積回路の構成によってパワーゲーティングを行ったときの平均消費電力のSLEEPオン期間依存性を説明する。
図4は平均消費電力のSLEEPオン期間依存性を示すグラフである。横軸はSLEEPオン開始からの時間を示し、縦軸は平均消費電力の大きさを示す。符号100の示すデータは本実施例の場合の平均消費電力の変化を示す。符号101の示すデータはパワーゲーティングのタイミング制御を行わずにクロックゲーティング開始と同時にパワーゲーティングを行った場合の平均消費電力の変化を示す。また、符号102のデータはパワーゲーティングを行わない場合の平均消費電力の変化を示す。
図4に示すグラフを見てわかるように、本実施例の回路構成を用いた場合、SLEEP=“1”の期間が短い場合の電力増加が生じず、さらにSLEEP=“1”の期間が長い場合には十分な電力低減効果が得られる。
本実施例のタイミングモニタ回路は、リーク電流用の電流源とスイッチング時の消費電力に相当する電荷を蓄積可能な容量部とを有している。そして、それらが生成するリーク電流値と容量値に基づいて、パワーゲーティングを行った場合に低減されるリーク電力と、パワーゲーティングによる電力オーバーヘッドの消費電力とを比較し、そのモニタ結果をパワーゲーティング制御回路に送る。パワーゲーティング制御回路は、モニタ結果に応じて、低減される電力よりも電力オーバーヘッドの方が大きい場合には被制御回路のパワーゲーティングの実行を抑制し、低減される電力よりも電力オーバーヘッドが小さい場合には被制御回路にパワーゲーティングを実行させる。
このような回路構成にすることにより、予めパワーゲーティングを抑制する期間を決めておかなくても、低減される電力が電力オーバーヘッドよりも大きい場合にのみパワーゲーティングを被制御回路に行わせて、被制御回路の消費電力を低減できる。
また、タイミングモニタ回路は電流遮断用スイッチを有し、パワーゲーティング実行開始後などのタイミングモニタ回路の非動作時にはスイッチをオフにしてタイミングモニタ回路に流れる電流を遮断することで、タイミングモニタ回路で消費される電力を低減できる。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
なお、本実施例ではILおよびCOを、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定しているが、これをIL/ILEAK>CO/COHとなるように設定してもよい。この場合、より早いタイミングでパワーゲーティングが開始されるため、クロックゲーティング期間が長いときの電力低減効果が大きくなる。あるいはILおよびCOをIL/ILEAK<CO/COHとなるように設定してもよい。この場合、パワーゲーティングが抑制されるクロックゲーティング期間が長くなるため、クロックゲーティング期間が短いときのパワーゲーティングによる電力オーバーヘッドを抑制できる。
また、本実施例では外部からの制御信号としてSLEEP信号を用いているが、SLEEP信号の代わりにクロックゲーティングを制御するときのクロックイネーブル信号の反転信号を用いてもよい。クロックイネーブル信号がオンのときは、被制御回路4がクロックゲーティングを実行しているので、MOSFET240をオフにして、比較器24Aと電源との接続を切るようにしてもよい。あるいは、SLEEP信号の代わりにSLEEP信号とクロックイネーブル信号の反転信号の論理積をとったものを用いてもよい。その場合、回路が動作状態であっても短期間の非動作期間、すなわちクロックゲーティング期間においてリーク電力を低減できる。
また、本実施例の図2では比較器の電流遮断用MOSFETとしてP型のMOSFET240を用いているが、図5に示すようにN型のMOSFET241を用いてもよい。この場合、NMOS241のゲート電極にはSLEEP信号が入力される。
また、本実施例の図2では比較器の電流遮断用MOSFETにSLEEPの反転信号を入力しているが、図6に示すようにSLEEPの反転信号とBLOCKSLEEPの論理和をとった結果の出力信号を入力してもよい。この場合、パワーゲーティング開始後は比較器24Aの電流が遮断されるため、モニタ回路の消費電力を低減できる。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成は、実施例1で説明した図1と同様な構成である。本実施例の半導体集積回路装置は、実施例1と比べてタイミングモニタ回路2の回路構成のみが異なる。以下では、本実施例のタイミングモニタ回路2について詳細に説明する。
図7は本実施例におけるタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図7に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Aと、キャパシタ22Aと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET241と、出力部25Aとを有する構成である。MOSFET241のゲート電極には外部からモニタリング信号が入力される。ここでは、モニタリング信号にクロック信号を用いている。
電流源21Aは電流値ILを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。キャパシタ22Aは容量値COを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
電力オーバーヘッドには、被制御回路4内の制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、ILおよびCOは、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。
比較器24Aは、ノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。また、比較器24Aの動作はモニタリング信号253に応じて変わり、モニタリング信号253が“1”のときは比較器として動作する。モニタリング信号253が“0”のときには比較器24Aの動作は停止する。このとき、MOSFET241によって比較器24Aのリークパスが遮断される。
出力部25Aは、比較器24Aの出力に接続されたフリップフロップ(F/F)252と、フリップフロップ252の入力に接続された遅延回路251とを有する。モニタリング信号253が遅延回路251を介してフリップフロップ252に入力される。出力部25Aは、モニタリング信号253にしたがって比較器24Aの出力をフリップフロップ252に取り込んで外部へとPGENを出力する。
ここで、モニタリング信号253が“1”になってから比較器24Aの出力が確定するまでに必要な時間をtcompとし、モニタリング信号の周期をTmcとすると、遅延回路251の遅延時間tdelayをtcomp<tdelay<0.5Tmcとなるように設定する。
図7に示したタイミングモニタ回路の動作を説明する。図8はタイミングモニタ回路の動作を説明するための図である。
SLEEPが“0”から“1”になると、MOSFET23はオンからオフ状態になり、キャパシタ22Aは電流源21Aが流す電流ILによって充電される。キャパシタ22Aが徐々に充電される。図8に示すように、ノード26の電位が基準電位VREFより大きくなった後、初めてモニタリング信号253が“1”になったとき、比較器24Aが動作する。動作開始から所定時間後に比較器24Aからの出力PGENが“0”から“1”に変化する。比較器24AからのPGENがフリップフロップ252を介して出力される。その後、比較器24Aへの電源供給を停止しても、フリップフロップ252からの出力が保たれる。
本実施例のタイミングモニタ回路の動作は実施例1のものと同様であるが、出力PGENがモニタリング信号の周期Tmc毎にしか変化しない点が異なる。
また、パワーゲーティング期間中には、タイミングモニタ回路へのクロック信号の供給や比較器への電源電圧の供給を停止し、タイミングモニタ回路の動作を停止することが可能である。このようにタイミングモニタ回路の動作を制御することにより、タイミングモニタ回路の動作時間が減少するので、タイミングモニタ回路で消費される電力を低減することができる。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例1と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例ではモニタリング信号253が“0”のときには比較器24Aのリークパスを遮断するため、タイミングモニタ回路のリーク電力あるいは貫通電流を小さくすることができる。
なお、本実施例ではモニタリング信号253を外部入力しているが、回路内部で使用されているクロック信号を分周したものをモニタリング信号として入力してもよい。この場合、新たにクロック信号を生成する必要がないため、回路および電力のオーバーヘッドを小さくすることができる。
また、本実施例では比較器24Aのリークパスを遮断するMOSFETをGND側に挿入しているが、これを電源側に挿入してもよい。
また、本実施例の図7の構成で用いている遅延回路251の代わりに、図9に示すようなインバータ254を用いてもよい。この場合、遅延回路を用いないので遅延時間の調節をする必要がなく、tcomp<0.5Tmcとなっているだけでよい。
また、本実施例ではモニタリング信号253としてクロック信号を直接用いているが、図10に示す出力部25Cのように、クロック信号の代わりに、BLOCKSLEEPの反転信号、SLEEP信号およびクロック信号の論理積をとった結果の出力信号を用いてもよい。この場合、パワーゲーティング中には比較器24Aのリークパスが遮断されるため、タイミングモニタ回路の消費電力を低減することができる。
また、比較器として、図11の比較器24Bに示すようなインバータを用いてもよい。本実施例ではモニタリング信号253が“0”のときにはMOSFET241によってリークパスが遮断されるため、インバータを用いた場合においてもリーク電力および貫通電流を低減できる。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成は、実施例1で説明した図1と同様な構成である。本実施例の半導体集積回路装置は、実施例1と比べてタイミングモニタ回路2の回路構成のみが異なる。以下では、本実施例のタイミングモニタ回路2について詳細に説明する。
図12は本実施例におけるタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図12に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Aと、キャパシタ22Aと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Cと、出力部25Aとを有する構成である。
比較器24Cにはラッチ型センスアンプが設けられている。比較器24Cは、ノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力を変化させる。また、比較器24Cは外部から入力されるモニタリング信号253が“1”のときは比較器として動作し、“0”のときには動作を停止する。ここでは、モニタリング信号253にクロック信号を用いている。
電流源21Aは電流値ILを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。キャパシタ22Aは容量値COを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
電力オーバーヘッドには、被制御回路4内の制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、ILおよびCOは、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。
出力部25Aは、図7と同様な構成であり、モニタリング信号253にしたがって比較器24Cの出力をフリップフロップ252に取り込んで外部へとPGENを出力する。ここで、モニタリング信号253が“1”になってから比較器24Cの出力が確定するまでに必要な時間をtcompとし、モニタリング信号の周期をTmcとすると、遅延回路251の遅延時間tdelayをtcomp<tdelay<0.5Tmcとなるように設定する。
本実施例のタイミングモニタ回路の動作は実施例2と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例のタイミングモニタ回路は同期式比較器を持ち、一定時間おきにしか比較結果を出力しない。このような回路構成にすることにより、タイミングモニタ全体を常時動作させる必要がないので、タイミングモニタで消費される電力を低減することができる。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例2と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例では比較器としてラッチ型センスアンプを用いているため、タイミングモニタ回路で消費される電力およびタイミング決定に要する遅延時間を小さくすることができる。
なお、本実施例ではモニタリング信号253を外部入力しているが、回路内部で使用されているクロック信号を分周したものをモニタリング信号として入力してもよい。この場合、新たにクロック信号を生成する必要がないため、回路および電力のオーバーヘッドを小さくすることができる。
また、本実施例で比較器24Cとして用いているセンスアンプの代わりに図13に示す比較器24Dのセンスアンプを用いてもよい。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成は、実施例1で説明した図1と同様な構成である。本実施例の半導体集積回路装置は、実施例1と比べてタイミングモニタ回路2の回路構成のみが異なる。以下では、本実施例のタイミングモニタ回路2について詳細に説明する。
図14は本実施例におけるタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図14に示すように、タイミングモニタ回路は、リーク源21Bと、キャパシタ22Aと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET240とを有する。
リーク源21Bには被制御回路4の回路構成を反映したレプリカを用いる。レプリカの構成は、被制御回路4の回路構成とそれぞれの構成要素におけるリーク電流が被制御回路全体のリーク電流に占める割合によって決定する。例えば、被制御回路に2入力NANDゲート、2入力NORゲート、インバータが多く含まれており、それらのリーク電流の合計が被制御回路全体のリーク電流の一定以上の比率、例えば70%を占めるような場合には図14に示すように2入力NANDゲート、2入力NORゲート、インバータをレプリカとして用いる。
このとき、各ゲートの構成比率は被制御回路4における実際の構成比率に合わせ、各ゲートの入力も低リーク状態にあるときの被制御回路4に準じたものにする。このレプリカには被制御回路4のリーク電流ILEAKに比例した電流IREPLICAが流れる。
キャパシタ22Aは容量値COを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
電力オーバーヘッドには、被制御回路4内の制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、IREPRICAおよびCOを、IREPRICA/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。比較器24Aはノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。
なお、本実施例のタイミングモニタ回路の動作は、実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例1と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例ではリーク源として被制御回路4のレプリカを用いているため、リーク源が被制御回路の回路構成を反映したものになっている。そのため、温度、電源電圧、およびプロセスの変化に追従してttm=tpgを精度よく検出することができる。したがって、温度、プロセス、電源電圧などの条件に応じて被制御回路のリーク電力が変化した場合でも自動的に追従して最適なパワーゲーティングタイミングを決定することができる。
なお、本実施例ではIREPLICAおよびCOを、IREPLICA/ILEAK=CO/COHとなるように設定しているが、これをIREPLICA/ILEAK>CO/COHとなるように設定してもよい。この場合、より早いタイミングでパワーゲーティングが開始されるため、クロックゲーティング期間が長いときの電力低減効果が大きくなる。
あるいはIREPLICAおよびCOをIREPLICA/ILEAK<CO/COHとなるように設定してもよい。この場合、パワーゲーティングが抑制されるクロックゲーティング期間が長くなるため、クロックゲーティング期間が短いときのパワーゲーティングによる電力オーバーヘッドを抑制することができる。
また、本実施例ではリーク源であるレプリカに用いた各構成要素の、被制御回路におけるリーク電流の合計が被制御回路全体のリーク電流の70%以上を占めるとしているが、この比率は任意の比率でよい。なお、この比率が高いほど被制御回路のリーク電流をレプリカで高精度に再現できるため、高精度にパワーゲーティング開始のタイミングを検出することができる。
さらに、本実施例ではリーク源であるレプリカに2入力NAND、2入力NORおよびインバータのみを用いているが、被制御回路における他の論理ゲートのリーク電流の比率が大きい場合にはそれらの論理ゲートもレプリカの構成要素として追加してもよい。このようにすることで被制御回路のリーク電流をレプリカで高精度に再現できるため、高精度にパワーゲーティング開始のタイミングを検出することができる。
また、本実施例ではリーク源であるレプリカに論理ゲートを用いているが、被制御回路に用いられている構成要素の種類が多い、あるいは多数の複合ゲートが用いられているなど、レプリカを単純な論理ゲートで構成できない場合には低リーク状態にあるときの被制御回路の構成要素をオフ状態のMOSFETの縦積み段数の種類で分類し、それらの構成比率および入力条件を合わせたものをレプリカとして用いてもよい。
例えば、被制御回路において3入力以下のNANDゲートおよびNORゲートの比率が高く、低リーク状態にあるときにそれぞれの入力が“0”および“1”である場合には図15に示すような構成にする。このような構成を用いた場合、被制御回路4が複雑な回路構成であっても、被制御回路のリーク電流をレプリカで高精度に再現できるため、高精度にパワーゲーティング開始のタイミングを検出することができる。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成は、実施例1で説明した図1と同様な構成である。本実施例の半導体集積回路装置は、実施例1と比べてタイミングモニタ回路2の回路構成のみが異なる。以下では、本実施例のタイミングモニタ回路2について詳細に説明する。
図16は本実施例におけるタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図16に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Aと、電源電圧供給部210と、キャパシタ22Aと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET240とを有する構成である。電源電圧供給部210はカレントミラー211およびオペアンプ212を有する。
電流源21Aは電流値ILを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。
オペアンプ212とカレントミラー内のPMOSで構成されるフィードバックループによって、ノード213の電位はVDDすなわち被制御回路4の電源電圧に等しく保たれる。ここで、VHIGHはVDDよりも高い電位である。カレントミラー211によって、ノード26にはリーク源21Bを流れるリーク電流と等しい大きさの電流が流れ込む。
キャパシタ22Aは容量値COを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
電力オーバーヘッドには、被制御回路4内の制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、ILおよびCOを、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。比較器24Aはノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。
なお、本実施例のタイミングモニタ回路の動作は、実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例1と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例では、リーク電流用レプリカである電流源21Aにかかる電圧が被制御回路4にかかる電源電圧と等しくなるように保たれるため、これらの電圧が常に等しくなり、高精度にパワーゲーティング開始のタイミングを検出することができる。
なお、本実施例ではリーク電流用レプリカとした電流源21Aを用いているが、電流源21Aの代わりに実施例4で示したような被制御回路4の構成を反映したレプリカを用いてもよい。その場合、温度やプロセスなどの条件によってリーク電流が変化した場合にも自動的に追従して最適なパワーゲーティングタイミングを決定できる。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成は、実施例1で説明した図1と同様な構成である。本実施例の半導体集積回路装置は、実施例1と比べてタイミングモニタ回路2の回路構成のみが異なる。以下では、本実施例のタイミングモニタ回路2について詳細に説明する。
図17は本実施例におけるタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図17に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Aと、容量部22Bと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET240とを有する構成である。
電流源21Aは電流値ILを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。容量部22Bには被制御回路4の規模を縮小したレプリカを用い、パワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって変化するノードの配線容量およびゲート容量を接続している。
図17ではPMOSとNMOSのゲートおよび配線容量221を接続しているが、それらの種類や比率は被制御回路4においてパワーゲーティング時に充放電が生じる素子および配線の種類や比率に合わせる。なお、電流源21Aを流れる電流値ILおよび容量部22Bの容量値COを、IL/ILEAK=CO/COHとなるように設定する。比較器24Aはノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。
本実施例のタイミングモニタ回路の動作は、実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例1と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例では容量部22Bとして被制御回路の規模を縮小したレプリカを用いているため、温度、電源電圧、およびプロセスなどの変化によって電力オーバーヘッドが変化した場合にも自動的に追従して最適なパワーゲーティング開始のタイミングを決定することができる。
さらに、本実施例では電流源21Aをノード26に直接接続しているが、実施例5で説明したようにカレントミラーを通してノード26に接続してもよい。この場合、レプリカにかかる電源電圧を被制御回路4にかかる電源電圧と常に等しくすることができるため、タイミング検出の精度を向上させることができる。
本実施例の半導体集積回路装置の全体の回路構成およびタイミングモニタ回路のそれぞれは実施例1で説明した図1および図2のそれぞれと同様な構成であり、タイミングモニタ回路内のキャパシタと電流源の設定方法が実施例1と異なる。以下では、図2に基づいてキャパシタと電流源の設定方法について詳細に説明する。
タイミングモニタ回路において、電流源21Aの電流値ILおよびキャパシタ22Aの容量値COをそれぞれクロックゲーティング期間の分布に応じて設定する。例えば、tmin以下の期間のクロックゲーティングの発生頻度が非常に低ければ、CO・VREF/IL<tminとなるようにILおよびCOを設定する。また、tmin以上かつtmax以下の期間のクロックゲーティングの発生頻度が高ければCO・VREF/IL<tminまたはCO・VREF/IL>tmaxとなるようにILおよびCOを設定する。
以上の設定にしたがってパワーゲーティングを行ったときの平均消費電力のSLEEPオン期間依存性を図18に示す。図18では、CO・VREF/IL<tminとしたときの平均消費電力を符号103のデータに示し、CO・VREF/IL>tmaxとしたときの平均消費電力を符号104のデータに示す。そして、パワーゲーティングを行わないときの平均消費電力を符号102のデータに示す。本実施例におけるILおよびCOの設定を用いた場合、tminからtmaxの期間のパワーゲーティングが抑制されるため、tminからtmaxの期間のクロックゲーティングが生じた場合の電力増加が生じない。
なお、本実施例のタイミングモニタ回路の動作は、実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、実施例1と同様に、電力オーバーヘッドの影響が大きい短時間のパワーゲーティングの実行を抑制できるため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
また、本実施例ではパワーゲーティングを開始するタイミングをクロックゲーティングの発生頻度の高い期間からずらして設定するため、パワーゲーティングによる電力オーバーヘッドの影響を抑制することができる。
なお、スリープ信号がオンになる期間の分布の時間的な変化に基づいて、パワーゲーティング開始のタイミングを決めるように、電流値および容量値を設定してもよい。短いオン期間の発生頻度が高いときにはパワーゲーティング開始のタイミングを遅らせるようにする。一方、長いオン期間の発生頻度が高いときには、パワーゲーティング開始のタイミングを早めるようにする。このようにパワーゲーティング開始のタイミングを制御することにより、スリープ信号がオンになる期間の分布が時間的に変化した場合でもパワーゲーティングによる電力オーバーヘッドの影響を抑制できる。
本実施例の半導体集積回路装置の構成を説明する。図19は本実施例の半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。
図19に示すように、半導体集積回路装置10は、パワーゲーティング開始のタイミングを決定するタイミングモニタ回路2と、タイミングモニタ回路2を制御するタイミング制御回路5と、タイミングモニタ回路2の出力に応じてパワーゲーティングを行うパワーゲーティング制御回路3とを有する構成である。また、被制御回路4は本発明の効果により電力を低減する対象である。
まず、制御回路全体の動作を説明する。最初に、SLEEPが“1”になる。タイミングモニタ回路2にはSLEEPの反転信号が入力され、タイミングモニタ回路2によって決定される時間ttmだけ遅れてパワーゲーティングイネーブル信号PGENがハイレベル、すなわち“1”になる。ここで、タイミングモニタ回路2は内部に可変パラメータを持っており、そのパラメータがタイミングモニタ制御回路5によって制御されることでttmは変化する。SLEEPが“1”になり、PGENが“1”になった時点でパワーゲーティング制御回路3が出力BLOCKSLEEPを“1”にし、被制御回路4は低リーク状態に移行してパワーゲーティングが始まる。
その後、SLEEPが“0”になるとBLOCKSLEEPも“0”になって被制御回路4は動作状態に移行し、パワーゲーティングが終了する。なお、SLEEPが“1”になった後、時間ttmが経過する前に再びSLEEPが“0”になった場合にはパワーゲーティングは行われない。
次に、タイミングモニタ回路2について詳細に説明する。図20は本実施例のタイミングモニタ回路の一構成例を示す回路図である。
図20に示すように、タイミングモニタ回路は、電流源21Cと、キャパシタ22Cと、放電用スイッチのMOSFET23と、比較器24Aと、電流遮断用スイッチのMOSFET240とを有する構成である。
電流源21Cは複数の電流源が並列に接続された構成である。各電流源にはスイッチが設けられ、各スイッチをタイミングモニタ制御信号CTRLIで切り替えることでノード26に流れ込む電流値ILを制御することが可能である。キャパシタ22Cは複数のキャパシタが並列に接続された構成である。各キャパシタにはスイッチが設けられ、各スイッチをタイミングモニタ制御信号CTRLCで切り替えることでノード26に接続される容量値COを制御することが可能である。
本実施例では、CTRLIおよびCTRLCによって、電流値ILおよび容量値COをIL/ILEAK=kCO/COHとなるように設定する。ここで、kは比例定数である。比較器24Aはノード26の電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGENを変化させる。
タイミングモニタ回路2の動作は、実施例1と同様であるが、式(1)および(3)で求められるttmとtpgの関係はILおよびCOの値によって変化し、IL/ILEAK=kCO/COHの場合にはttm=ktpgとなる。ここで、kは比例定数である。したがって、kが小さければパワーゲーティング開始のタイミングは早まり、kが大きければ開始タイミングは遅くなる。
次に、タイミングモニタ制御回路5について詳細に説明する。図21は本実施例のタイミングモニタ制御回路の一構成例を示す回路図である。
図21に示すように、タイミングモニタ制御回路は、電流源21Dと、キャパシタ22Dと、放電用スイッチのMOSFET23Bと、比較器24Eと、カウンタ28Aおよびカウンタ28Bと、電流遮断用スイッチのMOSFET240Bと、出力部29とを有する構成である。
電流源21Dは電流値ILREFを流す電流源である。パワーゲーティングを行うことによって低減される被制御回路4のリーク電流をILEAKとすると、ILREFをリーク電流ILEAKに比例した値に設定する。キャパシタ22Dは容量値COREFを有している。被制御回路4のパワーゲーティング状態への移行および通常動作状態への復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドに相当するスイッチング容量をCOHとすると、容量値COREFをスイッチング容量COHに比例した値に設定する。
電力オーバーヘッドには、被制御回路4内の制御線のスイッチング電力、制御トランジスタのスイッチング電力、そしてノードが放電あるいは充電される場合の消費電力などが含まれる。また、ILREFおよびCOREFは、ILREF/ILEAK=COREF/COHとなるように設定する。
比較器24Eは比較器24Aと同様な構成であり、ノード26Bの電位と基準電位VREFとの比較結果に応じて出力PGREFを変化させる。具体的には、ノード26Bの電位が基準電位VREF以上になると、PGREF=“1”を出力する。カウンタ28AはPGREFが“1”になる回数をカウントし、カウンタ28BはSLEEPが“1”になる回数をカウントする。
出力部29は、一定時間毎にカウンタ28Aと28Bの出力を比較し、両者の比率が所定の値になるようにタイミングモニタ回路内の電流源21Cの電流値ILおよびキャパシタ22Cの容量値COを制御するための制御信号CTRLIおよびCTRLCを出力する。その後、各カウンタをリセットする。このようにして、カウンタ28Aとカウンタ28Bの出力を比較した結果に基づいてタイミングモニタ制御信号CTRLIおよびCTRLCを出力するとともに、各カウンタのカウント数のリセットを行う。
カウンタ28A、28B、および出力部29以外のタイミングモニタ制御回路5の動作は、実施例1のタイミングモニタ回路2と比較して、電流源21Dの電流値およびキャパシタ22Dの容量値が異なるだけで、他は同様である。
次に、タイミングモニタ制御回路5の動作を説明する。
SLEEP=“1”になると、MOSFET240Bがオン状態になり、比較器24Eが動作状態になる。また、MOSFET23Bがオフ状態になり、キャパシタ22Dは電流源21Dの流す電流ILREFによって充電される。ノード26Bの電位が基準電位VREF以上になると、比較器24EはPGREF=“1”を出力する。カウンタ28AはPGREF=“1”を受信すると、1カウントする。一方、カウンタ28BにはSLEEP=“1”の反転信号が入力され、カウンタ28Bは1カウントする。このようにして、予め設定された一定時間内、カウンタ28A、28Bのそれぞれはカウントを行う。
ただし、SLEEPが“0”から“1”に変化した際、カウンタ28Bがカウントしても、ノード26Bの電位が基準電位VREFを下回っていると、カウンタ28Aは比較器28EからPGREF=“1”を受信しないため、カウントしない。その結果、カウンタ28Aとカウンタ28Bのそれぞれがカウントする回数が異なることになる。
一定時間経過すると、出力部29は、カウンタ28Aとカウンタ28Bの出力を比較する。そして、両者の比率が所定の値になるようにタイミングモニタ回路内の電流源21Cの電流値ILおよびキャパシタ22Cの容量値COを制御するための制御信号CTRLIおよびCTRLCを生成する。例えば、PGREFが“1”になる比率が高ければ電流値ILを小さくする、または容量値COを大きくするように制御信号CTRLIおよびCTRLCを生成する。逆に、PGREFが“1”になる比率が低ければ電流値ILを大きくする、または容量値COを小さくするように制御信号CTRLIおよびCTRLCを生成する。
出力部29は、制御信号CTRLIおよびCTRLCをタイミングモニタ回路2に送出した後、各カウンタをリセットし、上述の動作を繰り返す。電流源21Cでは、タイミングモニタ回路5から受信した制御信号CTRLIにしたがって全体の電流値ILが設定される。また、容量部22Cでは、タイミングモニタ回路5から受信したCTRLCにしたがって全体の容量値COが設定される。
なお、本実施例の半導体集積回路装置の全体の動作は、実施例1と同様になるため、その詳細な説明を省略する。
本実施例では、タイミングモニタ回路でパワーゲーティング開始のタイミングの決定に関わるパラメータを制御可能とし、一定時間以内にスリープ信号がオンになる回数と被制御回路に対してパワーゲーティングが行われる回数との比率が一定の値を保つようにタイミングモニタ回路内のパラメータが制御される。このようにパワーゲーティングを制御することにより、クロックゲーティング期間の分布の時間的な変化に自動的に追従して電力低減効果を向上させることができる。
本実施例の半導体集積回路装置を用いることにより、タイミングモニタ回路およびタイミングモニタ制御回路の動作によって、現在設定されているパワーゲーティング開始タイミングより短い期間のクロックゲーティングの発生頻度が低い場合には開始タイミングを早めることで、クロックゲーティング期間が長い場合の電力低減効果を大きくできる。逆にパワーゲーティング開始タイミングより短い期間のクロックゲーティングの発生頻度が高い場合には開始タイミングを遅らせることで、電力オーバーヘッドの影響を抑制できる。そのため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
なお、本実施例ではタイミングモニタ制御回路内のカウンタの出力を一定時間ごとに比較しているが、どちらかのカウンタ出力が一定回数に達するごとに比較することにしてもよい。
また、タイミングモニタ回路内の電流源およびキャパシタとして、被制御回路の規模を縮小したレプリカを並列に接続して用いてもよい。さらに、電流源に関しては実施例2のようにカレントミラーを通して接続してもよい。その場合、より高精度にパワーゲーティング開始タイミングを決定することができる。
また、タイミングモニタ制御回路内の電流源およびキャパシタとして、被制御回路の規模を縮小したレプリカを用いてもよい。さらに、電流源に関しては実施例2のようにカレントミラーを通して接続してもよい。その場合、より高精度にパワーゲーティング開始タイミングを決定することができる。
また、スリープ信号がオンになった回数をカウントする代わりに、クロックゲーティングが行われた回数をカウンタ28Bにカウントさせるようにしてもよい。そして、一定時間内にクロックゲーティングが行われた回数とパワーゲーティングが行われた回数との比率を算出し、求めた比率が所定の値になるように電流値ILおよび容量値COを制御する。この場合、求めた比率はクロックゲーティングおよびパワーゲーティングのいずれの発生頻度が大きいかを示す値となる。上述したのと同様に、現在設定されているパワーゲーティング開始タイミングより短い期間のクロックゲーティングの発生頻度が低い場合には開始タイミングを早めることで、クロックゲーティング期間が長い場合の電力低減効果を大きくできる。逆にパワーゲーティング開始タイミングより短い期間のクロックゲーティングの発生頻度が高い場合には開始タイミングを遅らせることで、電力オーバーヘッドの影響を抑制できる。そのため、効率のよいパワーゲーティングを行うことができる。
本発明の半導体集積回路装置は、上述した実施例1から実施例8に限らず、これらの実施例から2つ以上組み合わせてもよい。
本発明の実施例1における半導体集積回路装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例1におけるタイミングモニタ回路の動作を示す図である。 本発明の実施例1の効果を説明するためのグラフである。 本発明の実施例1におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例2におけるタイミングモニタ回路の動作を示す図である。 本発明の実施例2におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例3におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例3におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例4におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例4におけるタイミングモニタ回路の別の構成を示す回路図である。 本発明の実施例5におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例6におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例7の効果を示した図である。 本発明の実施例8における半導体集積回路装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施例8におけるタイミングモニタ回路を示す回路図である。 本発明の実施例8におけるタイミングモニタ制御回路を示す回路図である。 非特許文献2に開示されたタイマー回路を示す回路図である。
符号の説明
1、10 半導体集積回路装置
2 タイミングモニタ回路
3 パワーゲーティング制御回路
4 被制御回路
21A、21B、21C、21D 電流源
210 電源電圧供給部
211 カレントミラー
212 オペアンプ
26、213 ノード
22A、22C、22D キャパシタ
22B 容量部
221 配線容量
23、240、241 MOSFET
24A、24B、24C、24D 比較器
25A、25B、25C 出力部
251 遅延回路
252 フリップフロップ
253 モニタリング信号
28A、28B カウンタ
29 出力部

Claims (16)

  1. クロックゲーティングおよびパワーゲーティングのための回路が設けられ、動作状態および該動作状態よりも消費電力の小さい低リーク状態の間を移行可能な被制御回路と、
    前記パワーゲーティングによる前記低リーク状態への変化の際に消費される電力に対応する電荷を蓄積可能な容量部、外部から受信する制御信号が前記低リーク状態への移行を指示するものであると前記容量部に電流を供給する電流源、該電流源から供給される電流により前記容量部の電位が基準電位に達したときを前記パワーゲーティングの開始タイミングとして決定する比較器、および前記制御信号により前記比較器を電源と接続する電流遮断用スイッチを含むモニタ回路と、
    前記比較器の出力に基づいて前記被制御回路の状態を制御する制御回路と、
    を有し、
    前記被制御回路の前記動作状態におけるリーク電流がI LEAK であり、前記被制御回路の前記動作状態および前記低リーク状態間の移行または復帰にともなって消費される電力オーバーヘッドのスイッチング容量値がC OH であるとき、前記電流源が前記容量部に供給する電流値をI とし、前記容量部の容量値をC とすると、
    前記クロックゲーティングの期間が所定の値よりも長い場合、I /I LEAK >C /C OH を満たすように前記容量部および前記電流源が設定され、
    前記クロックゲーティングの期間が前記所定の値よりも短い場合、I /I LEAK <C /C OH を満たすように前記容量部および前記電流源が設定されている、半導体集積回路装置。
  2. 前記制御信号が前記パワーゲーティングを制御するためのスリープ信号であり、
    前記スリープ信号がオフのとき、前記電流遮断用スイッチが前記比較器と電源との接続をオフにする、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 記制御信号が前記クロックゲーティングを制御するためのクロックイネーブル信号である請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記クロックイネーブル信号がオンのとき、前記電流遮断用スイッチが前記比較器と電源との接続をオフにする、請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記被制御回路が前記低リーク状態のとき、前記電流遮断用スイッチが前記比較器と電源との接続をオフにする、請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記比較器の出力側にフリップフロップがさらに設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記比較器が同期式比較器である請求項6に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記同期式比較器と前記フリップフロップとを同期させるための信号にクロック信号を分周した信号が用いられている、請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記被制御回路に印加される電源電位と同等の電圧を前記電流源に供給するための電源電圧供給部をさらに有する請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記制御信号が前記パワーゲーティングを制御するためのスリープ信号であり、
    前記スリープ信号がオンになる期間の分布に基づいて、前記電流源の電流値および前記容量部の容量値が設定された請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  11. 記クロックゲーティングの期間の分布に基づいて、前記電流源の電流値および前記容量部の容量値が設定された請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  12. 前記モニタ回路を制御するためのモニタ制御回路をさらに有し、
    前記モニタ制御回路は、前記電流源の電流値および前記容量部の容量値を制御する、請求項1から11のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  13. 前記制御信号が前記パワーゲーティングを制御するためのスリープ信号であり、
    前記モニタ制御回路は、
    一定時間内に前記スリープ信号がオンになった回数と前記被制御回路が前記低リーク状態に移行した回数とをカウントし、それらの回数の比率が所定の値になるように前記電流値および前記容量値を制御する、請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  14. 記モニタ制御回路は、
    一定時間内に前記クロックゲーティングが行われた回数と前記被制御回路が前記低リーク状態に移行した回数とをカウントし、それらの回数の比率が所定の値になるように前記電流値および前記容量値を制御する、請求項12に記載の半導体集積回路装置。
  15. 前記電流源は、前記被制御回路に含まれる論理ゲートの種類に対してそれぞれの数を縮小したレプリカの回路を含むものである請求項1から14のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  16. 前記容量部は、前記被制御回路に含まれる論理ゲートの種類に対してそれぞれの数を縮小したレプリカの回路を含むものである請求項1から15のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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