JP4899395B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
(画像形成装置)
図1は、本発明を適用し得る画像形成装置の一例を示した断面図である。図1に示すように、潜像担持体である感光体1の周りに、帯電装置3、レーザ露光光学系4、現像装置2、クリーニング器8、転写装置5が配置される。この画像形成装置を用いた画像形成工程は、次のように行われる。帯電装置3により、感光体1の表面が一様に帯電され、その後レーザ露光光学系4によりが画像露光され、潜像が形成される。この潜像を現像装置2によりトナーで顕像化し、この顕像化したトナー像を転写紙7上に転写装置5を用いて転写する。転写紙7上のトナー像は、定着装置6により転写紙上に定着される。転写後感光体1上に残された残トナーは、クリーニング器8によりクリーニングされる。クリーニングされた感光体1の表面は、再度、画像形成工程に供せられる。
(現像装置)
次に図2を用いて、本発明に係る現像装置の第一の実施形態について詳細に説明する。現像装置2において、ハウジング29内に収容された現像剤は、トナーと、キャリアと、トナーと逆極性に帯電した微粒子とを含み、攪拌部材25によって攪拌させられ、均一に分散されると共に、キャリアとトナーとが接触することにより、トナーが帯電する。トナーの帯電極性は、現像方式により異なる。感光体1の表面が負の極性に帯電させられ、画像部分を露光する方式では、トナーは感光体1と同極性の負極性となり、また、非画像部分を露光する方式では、正極性に帯電することになる。最近は、画像部分を露光する方式が多く、トナーは負に帯電することが多い。
(現像剤)
現像剤としては、キャリアとトナーと、トナーと逆極性に帯電する微粒子とを含むものであればよい。
(帯電量測定装置)
トナー及びトナーと逆極性に帯電している微粒子の帯電量測定は、市販されている帯電量測定装置で測定することができるが、図8に示す測定装置により測定することもできる。
(実施例1)
現像装置は、図2に示す構成を有するものを用いた。現像剤担持体としては、磁性体に5極着磁のものを用い、スリーブに外形φ24でアルミニウムを使用した。スリーブの回転方向は、図の矢印方向とし、回転速度は150mm/secとした。穂高規制ブレードには、厚さ3mmのアルミニウムで現像剤担持体の磁極に対向するように配置し、スリーブとのギャップを400μmに設定した。攪拌ローラには、スクリュータイプのものを2本用いた。トナー分離ローラには、外形φ20で表面をアルマイト処理したアルミニウムローラを用い、現像剤担持体の磁極と対向するように配置し、スリーブとのギャップは350μmとした。トナー分離ローラは、図の矢印方向に回転し、回転速度は150mm/secとした。トナー分離ローラ上のトナーをクリーニングするブレードには、厚さ3mmのウレタンゴムブレードを用いた。また、現像剤担持体上の現像剤にストレスを加えるストレス付与手段であるブレードには、厚さ1.5mm、長さ10mm、ゴム硬度60度のウレタンゴムブレードを用い、現像剤担持体上の現像剤に弾性接触するように取り付けた。取り付け状態を図9に示す。ブレード取り付け板にブレードを取り付け、ブレード取り付け板の両端をハウジングに固定した。この状態で現像剤担持体上の現像剤に押圧接触することでストレスを加えている。この時現像剤は、ブレード部で停滞することなくスリーブの回転力により下流方向に搬送させられる。
(実施例2)
実施例1において、現像剤担持体上の現像剤にストレスを加えるストレス付与手段であるブレードに替えて、φ12のアルミローラを用いた他は、実施例1と同様に行った。このアルミローラは、その両端をバネにより現像剤担持体方向に付勢するとともに両端に取り付けたコロにより、初期設定時の像担持体とのギャップを100μmにしている。また、アルミローラは像担持体の回転とともに従動回転する。評価結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例2において、トナー分離ローラ上のトナーをクリーニングするブレードをなくし、トナー分離ローラと現像剤担持体表面とのギャップを350μmとした。また、トナー分離ローラへの電圧印加は、画像形成時にはDC0Vとしてトナー分離ローラにトナーを回収し、非画像形成時(像間)においてはDC−600Vを印加し、トナー分離ローラ上のトナーを現像剤担持体上に排出するようにした。その他については、実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1において、画像形成時にはトナー分離ローラへの印加電圧を現像剤担持体と同電圧にし、非画像形成時(像間)に、DC0Vとした他は、実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
(実施例5)
現像装置は、図6に示す構成を有するものを用いた。現像剤担持体としては、磁性体に5極着磁のものを用い、スリーブに外形φ24でアルミニウムを使用した。スリーブの回転方向は、図の矢印方向とし、回転速度は150mm/secとした。穂高規制ブレードには、厚さ3mmのアルミニウムで現像剤担持体の磁極に対向するように配置し、スリーブとのギャップを400μmに設定した。攪拌ローラには、スクリュータイプのものを2本用いた。トナー分離ローラには、外形φ20で表面をアルマイト処理したアルミニウムローラを用い、感光体と対向するように配置した、スリーブとのギャップは350μmとし、感光体とのギャップは、150μmとした。トナー分離ローラは、図の矢印方向に回転し、回転速度は150mm/secとした。また、現像剤担持体上の現像剤にストレスを加えるストレス付与手段であるブレードには、厚さ1.5mm、長さ10mm、ゴム硬度60度のウレタンゴムブレードを用い、現像剤担持体上の現像剤に弾性接触するように取り付けた。取り付け状態を図9に示す。ブレード取り付け板にブレードを取り付け、ブレード取り付け板の両端をハウジングに固定した。この状態で現像剤担持体上の現像剤に押圧接触することでストレスを加えている。この時現像剤は、ブレード部で停滞することなくスリーブの回転力により下流方向に搬送させられる。
(実施例6)
現像装置は、図5に示す構成を有するものを用いた。現像剤担持体としては、磁性体に5極着磁のものを用い、スリーブに外形φ24でアルミニウムを使用した。スリーブの回転方向は、図の矢印方向とし、回転速度は150mm/secとした。穂高規制ブレードには、厚さ3mmのアルミニウムで現像剤担持体の磁極に対向するように配置し、スリーブとのギャップを400μmに設定した。攪拌ローラには、スクリュータイプのものを2本用いた。キャリア回収ローラには、外形φ20のSUS製のローラを用い、現像剤担持体の磁極と対向するように配置し、スリーブとのギャップは400μmとした。キャリア回収ローラは、図の矢印方向に回転し、回転速度は150mm/secとした。キャリア回収ローラ上のキャリア及び微粒子にストレスを加えるストレス付与手段であるローラには、アルミローラにゴムを被覆したφ12のローラを現像剤担持体方向に押し当て、従動にて回転させた。現像剤担持体方向への押し当て方法としては、ローラの端部をバネで押圧する方法をとった。
(比較例1)
実施例1において、トナー分離ローラとトナー分離ローラ上のトナーをクリーニングするブレードと現像剤担持体上の現像剤にストレスを加えるストレス付与手段であるブレードとをなくした他は、実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1において、現像剤担持体上の現像剤にストレスを加えるストレス付与手段であるブレードをなくした他は、実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1において、現像剤にトナーと逆極性に帯電する微粒子を添加しなかった他は、実施例1と同様に行った。評価結果を表1に示す。
2 現像装置
3 帯電装置
4 レーザ露光光学系
5 転写装置
6 定着装置
7 転写紙
8 クリーニング器
11 回転軸
21 現像剤担持体
22 トナー分離ローラ
23 回収ローラクリーニングブレード
24 ブレード
24’、24” ローラ
25 攪拌部材
26 穂高規制ブレード
27、28、43 電源
29 ハウジング
30 攪拌槽
31 キャリア回収ローラ
32 微粒子
33 微粒子規制ブレード
34 アルミローラ
35 微粒子槽
41 金属スリーブ
42 磁石体
44 金属円筒
Claims (2)
- 潜像担持体上に形成された潜像をトナーで可視化する現像装置において、
該現像装置は、
トナー、キャリア、及び該トナーと逆極性に帯電する微粒子を含有する現像剤と、
前記現像剤を担持するための磁性体を内蔵し、前記現像剤を搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体との電位差によって、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤からトナーを分離して担持し、当該トナーを用いて前記潜像担持体上に形成された潜像を可視化するトナー分離ローラと、
前記現像剤担持体上に担持されたトナー分離後の現像剤にストレスを付与するストレス付与手段とを有し、
前記ストレス付与手段が、前記現像剤担持体に担持された前記現像剤に接触するように配置されたブレードまたはローラである、現像装置。 - 前記潜像担持体と、
前記潜像担持体上に潜像を形成する手段と、
請求項1に記載の現像装置とを備えた画像形成装置。
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