JP4898627B2 - 回路基板支持装置および回路基板支持ピン - Google Patents

回路基板支持装置および回路基板支持ピン Download PDF

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Description

本発明は、例えば電子部品実装機やはんだスクリーン印刷機などの回路基板処理装置において、回路基板に所定の処理を施す際に、回路基板を下方から支持する回路基板支持装置および回路基板支持ピンに関する。
回路基板支持装置は、ピン取付板と、多数の支持ピンとを備えている。回路基板に電子部品を実装する際、回路基板支持装置は、回路基板の下方に配置される。ピン取付板には、多数のピン取付孔が規則的に配置されている。支持ピンは、丸棒状を呈している。支持ピンの下端は、ピン取付孔に取り付けられる。支持ピンの上端は、回路基板の下面を下方から支持する。多数の支持ピンに下面を支持された状態で、回路基板の上面に、電子部品が実装される。
支持ピンの上端が、回路基板の下面の適切な位置を支持していない場合、電子部品実装の際、回路基板が反ってしまうおそれがある。この場合、電子部品を、回路基板の所定の位置に、配置できないおそれがある。このため、支持ピン上端が回路基板下面の適切な位置を支持できるように、多数のピン取付孔の中から、最適な座標のピン取付孔を選んで、支持ピンを取り付ける必要がある。
しかしながら、近年の回路基板においては、電子部品の高密度実装化が進んでいる。並びに、電子部品の両面実装化が進んでいる。例えば、両面実装の場合、回路基板の上面に電子部品を実装する際に、既に回路基板の下面に電子部品が高密度に実装されていることになる。この場合、実装済みの電子部品と干渉しないように、支持ピンを配置するのは困難である。
そこで、特許文献1には、略逆Y字形の支持ピンを備える回路基板支持装置が開示されている。特許文献1に記載の支持ピンは、二つの脚部と一つの頭部とを備えている。二つの脚部は、いずれもピン取付孔に挿入されている。一方、一つの頭部は、回路基板の下面を支持している。二つの脚部の中心に対して、頭部は偏心して配置されている。このため、二つの脚部と二つのピン取付孔との挿入位置関係を入れ替えることにより、頭部の位置を調整することができる。したがって、頭部つまり支持ピン上端位置の自由度、言い換えると回路基板下面に対する支持位置の自由度が高くなる。
特開平5−218695号公報
ところで、支持ピンのピン取付孔に対する取付作業は、一般に、電子部品実装機の機内で行われる。電子部品実装機は、昇降テーブルと、左右一対のコンベアと、を備えている。回路基板は、電子部品実装済みの面を下にした状態で、左右一対のコンベアに架設されている。昇降テーブルは、回路基板の下方に配置されている。
取付作業は、この状態のまま行われる。具体的には、まず昇降テーブル上面の所定位置にピン取付板を載置し、次いでピン取付板の上方から支持ピンを所定の取付孔に取り付ける。しかしながら、ピン取付板上方には、既に回路基板が配置されている。加えて、回路基板の下面は電子部品実装済みである。このため、ピン取付板上面には死角が発生しやすい。したがって、支持ピンのピン取付孔に対する取付作業は、繁雑である。
そこで、本発明者は、まず、電子部品実装機の機外でピン取付板のピン取付孔に支持ピンを取り付け、次いで、支持ピン取付済みのピン取付板を電子部品実装機の機内の所定位置に装着する方法を考え出した。
具体的には、まず、電子部品実装機の機外に、回路基板と、透明のピン取付板と、を配置する。この際、ピン取付板を、回路基板の直上に配置する。また、回路基板を、電子部品実装時に対して、上下逆さまに配置する。このため、回路基板の上面(電子部品実装時の下面)には、実装済みの電子部品が配置されている。続いて、透明なピン取付板を透かして回路基板上面を視認しながら、ピン取付孔に、上方から支持ピンを挿入する。この際、電子部品に干渉しないように、支持ピンを挿入する。支持ピンの先端は、ピン取付孔を、上面から下面方向(電子部品実装時の下面から上面方向)に貫通し、回路基板上面に当接する。その後、支持ピン取付済みのピン取付板を、上下逆さまにし、電子部品実装機の機内の所定位置に装着する。この方法によると、支持ピンのピン取付孔に対する取付作業が簡単になる。
ところが、この方法の場合、支持ピンの先端を、ピン取付孔に貫通させる必要がある。このため、例えば特許文献1のように、略逆Y字形の支持ピンを使用することはできない。したがって、回路基板下面に対する支持位置の自由度が低くなってしまう。
本発明の回路基板支持装置および回路基板支持ピンは、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、支持ピンをピン取付孔に取り付ける際においては取付作業が簡単であり、かつ支持ピンをピン取付孔に取り付けた後においては回路基板下面に対する支持位置の自由度が高い回路基板支持装置および回路基板支持ピンを提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の回路基板支持装置は、回路基板に対して所定間隔だけ離間して配置され、該回路基板側に表出する表面と、該表面に背向する裏面と、該表面から該裏面まで貫通するピン取付孔と、を有するピン取付板と、該ピン取付孔に取り付けられる取付部と、該取付部から該表面側に突出し該回路基板を支持する突出部と、を有する支持ピンと、を備えてなり、該回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板を下方から支持する回路基板支持装置であって、前記支持ピンを前記ピン取付孔に取り付ける際において、該支持ピンは、該ピン取付孔に、前記裏面から前記表面に向かう方向に挿入されると共に、前記突出部は、該ピン取付孔の孔軸方向に対して、回転、傾動、偏心のうち少なくとも一つの動作を逐次行うことにより、該ピン取付孔を通過し、該支持ピンを該ピン取付孔に取り付けた後において、該突出部の先端の少なくとも一部は、該ピン取付孔の径方向外側に配置されていることを特徴とする(請求項1に対応)。
ここで、「偏心」させるとは、ピン取付孔の孔軸方向に対して略軸直方向に突出部を動かすことをいう。すなわち、ピン取付孔と突出部とが同軸上に配置されている状態から、突出部を略軸直方向に動かす場合のみならず、ピン取付孔と突出部とが同軸上に配置されていない状態から、突出部を略軸直方向に動かす場合を含むものである。
支持ピンをピン取付孔に取り付ける際、支持ピンは、ピン取付孔に、裏面から表面に向かう方向(回路基板に所定の処理を施す際に下面から上面に向かう方向)に挿入される。このため、ピン取付板の表面側から、つまりピン取付板と回路基板との間から、ピン取付孔に支持ピンを挿入する場合と比較して、支持ピンの取付作業が簡単になる。
支持ピンをピン取付孔に取り付けた後、突出部の先端の少なくとも一部は、ピン取付孔の径方向外側に配置される。このため、ピン取付孔の孔外において、回路基板を支持することができる。したがって、本発明の回路基板支持装置によると、回路基板下面に対する支持位置の自由度が高くなる。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記ピン取付板は、透明である構成とする方がよい。ここで、「透明」とは、無色透明、あるいは有色透明をいう。また、透明には、すりガラス状のものも含まれる。本構成によると、ピン取付板の裏面側から支持ピンをピン取付孔に取り付ける際、ピン取付板を透かして、ピン取付板の表面側を確認することができる。このため、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
(1−2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記回路基板に施す所定の処理が電子部品の実装の場合は、前記支持ピンを前記ピン取付孔に取り付ける作業は、電子部品実装機の機外で行う構成とする方がよい。本構成によると、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記ピン取付孔は、最小孔径D1が孔軸方向長さL1だけ連続する頸部を有しており、前記突出部は、前記孔軸方向に対して垂直方向の投影形状の外接円の直径D2が該最小孔径D1以下になり、かつ該頸部の該孔軸方向長さL1以上の長さで延在する小径区間L2を、少なくとも一つ前記先端から連続的に備えている構成とする方がよい(請求項2に対応)。
ここで、「連続的」とは、隣り合う小径区間L2同士が部分的に重複する場合を含むものとする。本構成によると、突出部が、小径区間L2を、一つ以上先端から連続的に備えている。このため、突出部は、先端から順にピン取付孔を通過することができる。
(3)好ましくは、上記(1)または(2)の構成において、前記突出部は、前記取付部から該取付部の軸方向に延在する基部と、前記ピン取付孔の径方向外側に配置され該基部と同方向に延在すると共に前記回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板の下面を支持する支持部と、該基部と該支持部とを連結する連結部と、を備えており、前記支持ピンを該ピン取付孔に取り付ける際に、該突出部を前記孔軸方向に対して所定の傾斜角度に傾動させることにより、該連結部および該支持部は略一直線に該ピン取付孔を通過可能である構成とする方がよい(請求項3に対応)。
本構成によると、突出部をまず所定の傾斜角度に傾動させ、その後略一直線にピン取付孔に挿入することで、少なくとも連結部および支持部を、ピン取付板の表面側に突き出すことができる。このため、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
(4)また、上記課題を解決するため、本発明の回路基板支持ピンは、回路基板に対して所定間隔だけ離間して配置され、該回路基板側に表出する表面と、該表面に背向する裏面と、該表面から該裏面まで貫通するピン取付孔と、を有するピン取付板の、該ピン取付孔に取り付けられる取付部と、該取付部から該表面側に突出し該回路基板を支持する突出部と、を備えてなり、該回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板を下方から支持する回路基板支持ピンであって、前記ピン取付孔に取り付ける際において、該ピン取付孔に、前記裏面から前記表面に向かう方向に挿入されると共に、前記突出部は、該ピン取付孔の孔軸方向に対して、回転、傾動、偏心のうち少なくとも一つの動作を逐次行うことにより、該ピン取付孔を通過し、該ピン取付孔に取り付けた後において、該突出部の先端の少なくとも一部は、該ピン取付孔の径方向外側に配置されていることを特徴とする(請求項4に対応)。
ここで、「偏心」させるとは、ピン取付孔の孔軸方向に対して略軸直方向に突出部を動かすことをいう。すなわち、ピン取付孔と突出部とが同軸上に配置されている状態から、突出部を略軸直方向に動かす場合のみならず、ピン取付孔と突出部とが同軸上に配置されていない状態から、突出部を略軸直方向に動かす場合を含むものである。
本発明の回路基板支持ピン(以下、適宜、「支持ピン」と略称する。)をピン取付孔に取り付ける際、支持ピンは、ピン取付孔に、裏面から表面に向かう方向(回路基板に所定の処理を施す際に下面から上面に向かう方向)に挿入される。このため、ピン取付板の表面側から、つまりピン取付板と回路基板との間から、ピン取付孔に支持ピンを挿入する場合と比較して、支持ピンの取付作業が簡単になる。
支持ピンをピン取付孔に取り付けた後、突出部の先端の少なくとも一部は、ピン取付孔の径方向外側に配置される。このため、ピン取付孔の孔外において、回路基板を支持することができる。したがって、本発明の回路基板支持ピンによると、回路基板下面に対する支持位置の自由度が高くなる。
(4−1)好ましくは、上記(4)の構成において、前記ピン取付板は、透明である構成とする方がよい。ここで、「透明」とは、無色透明、あるいは有色透明をいう。また、透明には、すりガラス状のものも含まれる。本構成によると、ピン取付板の裏面側から支持ピンをピン取付孔に取り付ける際、ピン取付板を透かして、ピン取付板の表面側を確認することができる。このため、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
(4−2)好ましくは、上記(4)の構成において、前記回路基板に施す所定の処理が電子部品の実装の場合は、前記ピン取付孔に取り付ける作業は、電子部品実装機の機外で行う構成とする方がよい。本構成によると、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
(5)好ましくは、上記(4)の構成において、前記ピン取付孔は、最小孔径D1が孔軸方向長さL1だけ連続する頸部を有しており、前記突出部は、前記孔軸方向に対して垂直方向の投影形状の外接円の直径D2が該最小孔径D1以下になり、かつ該頸部の該孔軸方向長さL1以上の長さで延在する小径区間L2を、少なくとも一つ前記先端から連続的に備えている構成とする方がよい(請求項5に対応)。
ここで、「連続的」とは、隣り合う小径区間L2同士が部分的に重複する場合を含むものとする。本構成によると、突出部が、小径区間L2を、一つ以上先端から連続的に備えている。このため、突出部は、先端から順にピン取付孔を通過することができる。
(6)好ましくは、上記(4)または(5)の構成において、前記突出部は、前記取付部から該取付部の軸方向に延在する基部と、前記ピン取付孔の径方向外側に配置され該基部と同方向に延在すると共に前記回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板の下面を支持する支持部と、該基部と該支持部とを連結する連結部と、を備えており、該ピン取付孔に取り付ける際に、該突出部を前記孔軸方向に対して所定の傾斜角度に傾動させることにより、該連結部および該支持部は略一直線に該ピン取付孔を通過可能である構成とする方がよい(請求項6に対応)。
本構成によると、突出部をまず所定の傾斜角度に傾動させ、その後略一直線にピン取付孔に挿入することで、少なくとも連結部および支持部を、ピン取付板の表面側に突き出すことができる。このため、さらに支持ピンの取付作業が簡単になる。
本発明によると、支持ピンをピン取付孔に取り付ける際においては取付作業が簡単であり、かつ支持ピンをピン取付孔に取り付けた後においては回路基板下面に対する支持位置の自由度が高い回路基板支持装置および回路基板支持ピンを提供することができる。
以下、本発明の回路基板支持装置および回路基板支持ピンを、両面実装される回路基板に用いた実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
[回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の構成]
まず、本実施形態の回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の構成について簡単に説明する。図1において、回路基板は、紙面裏側(上流側。後出図22の方位における左側)から紙面表側(下流側。後出図22の方位における右側)に、搬送される。また、図1の方位における前方が操作側(電子部品実装機の操作パネルを操作する側)に対応する。
図1に、本実施形態の回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の模式図を示す。この模式図は、回路基板の搬送方向正面(後出図22の右方つまり下流側)から電子部品実装機を見たものである。
図1に示すように、電子部品実装機9は、昇降テーブル90と、固定クランプ装置91aと、可動クランプ装置91bと、コンベア92a、92bと、を備えている。
昇降テーブル90は、上下方向に移動可能である。固定クランプ装置91aは昇降テーブル90の前方に、可動クランプ装置91bは昇降テーブル90の後方に、それぞれ配置されている。固定クランプ装置91aと可動クランプ装置91bとは、前後方向に対向している。可動クランプ装置91bは、前後方向に移動可能である。コンベア92bは、可動クランプ装置91bの前面に配置されている。コンベア92aは、固定クランプ装置91aの後面に配置されている。一対のコンベア92a、92bは、前後方向に対向している。
回路基板支持装置1は、ピン取付板2a〜2cと、多数の支持ピン3と、バックアップ板4a〜4cと、を備えている。バックアップ板4a〜4cは、昇降テーブル90上面の所定位置に配置されている。ピン取付板2a〜2cは、バックアップ板4a〜4cの上方に配置されている。多数の支持ピン3は、ピン取付板2a〜2cに取り付けられている。支持ピン3の下端は、バックアップ板4a〜4c上面に当接されている。一方、支持ピン3の上端は、回路基板Bの下面を支持している。支持ピン3(後述する第三ピンを除く)の上端は、回路基板Bの下面に実装された電子部品Eと干渉しないように配置されている。
[回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の動き]
次に、本実施形態の回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の動きについて簡単に説明する。まず、回路基板Bを、一対のコンベア92a、92bにより搬送し、図1に示す実装位置に搬入する。次いで、可動クランプ装置91bを前方に動かし、回路基板Bを固定クランプ装置91aに当接させる(図1はこの状態を示す。)。それから、図示しないシリンダにより、昇降テーブル90を上昇させる。そして、回路基板Bの下面を、支持ピン3で持ち上げる。上昇した回路基板Bの前後両縁は、固定クランプ装置91aの爪部910a下面、および可動クランプ装置91bの爪部910b下面に、当接する。このように、回路基板Bを、上方から爪部910a、910bにより、下方から支持ピン3により、挟持した状態で、回路基板B上面の所定位置に電子部品を実装する。
[回路基板支持装置の組立装置の構成]
次に、本実施形態の回路基板支持装置を組み立てる際に用いる組立装置の構成について簡単に説明する。図2に、本実施形態の回路基板支持装置の斜視図を示す。図3に、同回路基板支持装置の分解斜視図を示す。
回路基板支持装置1は、前出図1に示す電子部品実装機9の機外において組み立てられる。組立の際、回路基板支持装置1は、電子部品実装機9における配置方向に対して、上下逆さまになるように組み立てられる。したがって、図1においては、ピン取付板2a〜2cの上面が本発明の表面に、下面が本発明の裏面に、それぞれ対応する。一方、以下に示す図2〜図21においては、ピン取付板2a〜2cの上面が本発明の裏面に、下面が本発明の表面に、それぞれ対応する。
回路基板支持装置1は、電子部品実装機9の機外において、組立装置8を用いて組み立てられる。組立装置8は、組立基板80と、スペーサー81a〜81cと、を備えている。組立基板80は、矩形板状を呈している。組立基板80の所定位置には、回路基板Bが配置されている。回路基板Bの上面には、複数の電子部品Eが既に実装されている。
スペーサー81a〜81cの構成は、全て同じである。したがって、以下、スペーサー81aの構成についてのみ説明し、スペーサー81b、81cの説明を割愛する。スペーサー81aは、上下二段の段付き円柱状を呈している。すなわち、スペーサー81aは、大径部810aと、小径部811aと、を備えている。小径部811aは、大径部810aの上方に連なっている。スペーサー81aは、組立基板80の上面から、突設されている。スペーサー81aは、組立基板80の前縁の左右両端に、一対配置されている。一対のスペーサー81bは、一対のスペーサー81aの後方に並んでいる。同様に、一対のスペーサー81cは、一対のスペーサー81bの後方に並んでいる。
[回路基板支持装置の構成]
次に、本実施形態の回路基板支持装置の構成について説明する。回路基板支持装置1は、前述したように、ピン取付板2a〜2cと、多数の支持ピン3と、バックアップ板4a〜4cと、を備えている。
ピン取付板2a〜2cの構成は、全て同じである。したがって、以下、ピン取付板2aの構成についてのみ説明し、ピン取付板2b、2cの説明を割愛する。図4に、本実施形態の回路基板支持装置のピン取付板の斜視図を示す。図4に示すように、ピン取付板2aは、板本体20aと、一対の取付具21aと、を備えている。
板本体20aは、アクリル樹脂製であって、細板状を呈している。板本体20aは、無色透明である。また、板本体20aは、左右方向に延在している。板本体20aには、多数のピン取付孔200aが穿設されている。ピン取付孔200aは、軸直方向断面が略真円状であって、板本体20aを板厚方向に貫通している。多数のピン取付孔200aは、板本体20aの略全面に亘って、規則的に、かつ密に配置されている。
一対の取付具21aは、金属製であって、板本体20aの左右両縁上面にそれぞれ固定されている。取付具21aの前縁には、外側係合部210aが形成されている。外側係合部210aは、外側から内側に尖る三角形状を呈している。一方、取付具21aの後縁には、内側係合部211aが形成されている。内側係合部211aは、外側係合部210aとは逆に、内側から外側に尖る三角形状を呈している。また、取付具21aの前縁付近には、小径部用孔212aが穿設されている。小径部用孔212aには、前出図2に示すスペーサー81aの小径部811aが挿通されている。小径部用孔212aに小径部811aが挿通されることにより、ピン取付板2aが、左右一対のスペーサー81a間に架設されている。取付具21a下面と組立基板80上面との間には、大径部810a軸長分の隙間が確保されている。また、取付具21aの上面からは、バックアップ板用ボス部213aが突設されている。
多数の支持ピン3は、ピン取付板2a〜2cの多数のピン取付孔200aのうち、所定のピン取付孔200aに取り付けられている。支持ピン3の構成および取付方法については、後で詳しく説明する。
バックアップ板4a〜4cの構成は、全て同じである。したがって、以下、バックアップ板4aの構成についてのみ説明し、バックアップ板4b、4cの説明を割愛する。図5に、本実施形態の回路基板支持装置のバックアップ板の斜視図を示す。図5に示すように、バックアップ板4aは、板本体40aと、一対の実装機装着片41aと、を備えている。板本体40aは、金属製であって、細板状を呈している。板本体40aは、左右方向に延在している。板本体40aの左右両縁前方には、各々、小径部用孔400aが穿設されている。小径部用孔400aには、前出図4に示すピン取付板2aの小径部用孔212aを貫通後の、前出図2に示すスペーサー81aの小径部811aが、挿通されている。また、板本体40aの左右両縁後方には、各々、ボス部用孔401aが穿設されている。ボス部用孔401aには、ピン取付板2aのバックアップ板用ボス部213aが挿通されている。小径部用孔400aに小径部811aが挿通され、ボス部用孔401aにバックアップ板用ボス部213aが挿通されることにより、バックアップ板4aが、ピン取付板2aの一対の取付具21a上に、ずれることなく載置されている。バックアップ板4aの板本体40a下面と、ピン取付板2aの板本体20a上面との間には、一対の取付具21aの肉厚分の隙間が確保されている。
実装機装着片41aは、金属製であって矩形小片状を呈している。一対の実装機装着片41aは、板本体40aの上面に、左右に所定間隔離間して、配置されている。実装機装着片41aは、装着孔410aと磁石411aとを備えている。装着孔410aは、実装機装着片41aの前部に、磁石411aは実装機装着片41aの後部に、それぞれ配置されている。装着孔410aは、実装機装着片41aおよび板本体40aを、上下方向に貫通している。装着孔410aには、前出図1に示す電子部品実装機9の昇降テーブル90上面から突設された装着ピン(図略)が、相対的に挿入される。磁石411aは、実装機装着片41aの上面(電子部品実装時における下面)に埋設されている。磁石411aは、前出図1に示す電子部品実装機9の昇降テーブル90上面に、磁力により吸着する。このように、装着孔410aおよび磁石411aにより、実装機装着片41aつまりバックアップ板4aが、昇降テーブル90上面の所定位置に装着される。
[回路基板支持ピンの構成]
本実施形態の回路基板支持装置には、本発明の支持ピンとして二つのタイプの支持ピン(第一ピン、第二ピン)が配置されている。並びに、本実施形態の回路基板支持装置には、回路基板ではなく電子部品を支持するための支持ピン(第三ピン)が配置されている。
まず、第一ピンの構成について説明する。図6に、第一ピンの斜視図を示す。図7に、第一ピンの分解斜視図を示す。図6、図7に示すように、第一ピン3aは、取付部30aと突出部31aとを備えている。
取付部30aは、静電対策された導電性樹脂製であって短軸円柱状を呈している。取付部30aの外径は、前出図4に示すピン取付孔200aの内径と、略一致している。取付部30aの上部外周面には、リング溝300aが周設されている。リング溝300aには、ゴム製のリング301aが環装されている。リング301aの外周面は、下方(電子部品実装時における上方)に向かって尖るテーパー状を呈している。リング301aは、前出図4に示すピン取付孔200aの上面側を封止している。リング301aは、ピン取付孔200aから第一ピン3aが脱落するのを抑制している。また、リング301aは、ピン取付孔200aに対して第一ピン3aががたつくのを抑制している。取付部30aの上面には、内部空間が短軸円柱状の磁石用凹部303aが凹設されている。磁石用凹部303aには、短軸円柱状の磁石302aが挿入されている。
突出部31aは、静電対策された導電性樹脂製であって、全体としてクランク状を呈している。突出部31aは、基部310aと支持部311aと連結部312aとを備えている。基部310aは、角柱状を呈している。基部310a上端は、取付部30a下面に埋設されている。基部310aは、取付部30aの軸方向に延在している。
連結部312aは、基部310aの下端に連なっている。連結部312aは、角柱状を呈している。連結部312aは、基部310aの下端から、径方向外側に屈折して、延在している。
支持部311aは、連結部312aの下端に連なっている。支持部311aは、角柱状を呈している。支持部311aは、連結部312aの下端から、基部310aと略平行に延在している。電子部品実装時においては、支持部311aの先端が、回路基板の下面を支持する。
次に、第二ピンの構成について説明する。図8に、第二ピンの斜視図を示す。図8に示すように、第二ピン3bは、前出図6、図7に示す第一ピン3aと同様に、取付部30bと突出部31bとを備えている。
取付部30bおよびリング301bの構成は、第一ピン3aの取付部30aおよびリング301aの構成と同様である。したがって、ここでは説明を割愛する。突出部31bは、基部310bと支持部311bと連結部312bとを備えている。連結部312bの軸方向長さは、第一ピン3aの連結部312aの軸方向長さよりも長い。また、支持部311bの軸方向長さは、第一ピン3aの支持部311aの軸方向長さよりも短い。また、突出部31bの上下方向長さは、第一ピン3aの突出部31aの上下方向長さと同じである。
次に、第三ピンの構成について説明する。図9に、第三ピンの斜視図を示す。図10に、第三ピンの分解斜視図を示す。図9、図10に示すように、第三ピン3cは、取付部30cと可変突出部31cとを備えている。
リング301cの構成は、前出図6、図7に示す第一ピン3aのリング301aの構成と同様である。したがって、ここでは説明を割愛する。取付部30cの構成は、ボルト部材用凹部300cを備えること以外は、前出図6、図7に示す第一ピン3aの取付部30aの構成と同様である。すなわち、取付部30cの下面には、ボルト部材用凹部300cが凹設されている。ボルト部材用凹部300cの内周面には、ネジ部が形成されている。
可変突出部31cは、ナット310cとボルト部材311cと弾性体312cとを備えている。ボルト部材311cは、段付き円柱状を呈している。ボルト部材311cは、大径部313cと小径部314cとを備えている。小径部314cは、大径部313cの上方に連なっている。小径部314cの外周面には、ネジ部が形成されている。小径部314cの上端は、取付部30cのボルト部材用凹部300cに挿入されている。小径部314c外周面のネジ部は、ボルト部材用凹部300c内周面のネジ部と、螺合している。ナット310cも、小径部314c外周面のネジ部と螺合している。ナット310cは、小径部314cにおける、ボルト部材用凹部300c開口付近に螺着している。弾性体312cは、短軸円柱状を呈している。弾性体312cは、大径部313cの下面に固定されている。弾性体312cは、回路基板ではなく、電子部品に当接している。
[回路基板支持装置の組立方法]
次に、本実施形態の回路基板支持装置の組立方法について説明する。本実施形態の回路基板支持装置の組立方法は、ピン取付板配置工程と、支持ピン取付工程と、バックアップ板配置工程と、を有している。
まず、ピン取付板配置工程について説明する。図11に、ピン取付板配置工程の様子を斜視図で示す。図12に、図11の円XII内の拡大図を示す。図13に、同工程完了後の様子を斜視図で示す。
図11、図12、図13に示すように、本工程においては、まず、組立基板80の所定位置に、回路基板Bを配置する。回路基板Bの上面には、複数の電子部品Eが既に実装されている。
次に、三枚のピン取付板2a〜2cを、ピン取付板2a→2b→2cの順に、スペーサー81a〜81cに装着する。すなわち、まず、ピン取付板2aを、組立基板80前縁付近に配置されている左右一対のスペーサー81a間に架設する。この際、図12に示すように、スペーサー81aの小径部811aを、小径部用孔212aに挿入する。取付具21a下面は、大径部810a上面により、下方から支持される。
続いて、ピン取付板2bを、組立基板80前縁から二列目に配置されている左右一対のスペーサー81b間に架設する。この際、図12に示すように、スペーサー81bの小径部811bを、小径部用孔212bに挿入する。取付具21b下面は、大径部810b上面により、下方から支持される。また、図12中に、白抜き矢印で示すように、ピン取付板2aの取付具21a後縁の内側係合部211aと、ピン取付板2bの取付具21b前縁の外側係合部210bとを、係合させる。当該係合により、ピン取付板2aとピン取付板2bとが、前後方向に連結される。
最後に、ピン取付板2cを、組立基板80前縁から三列目に配置されている左右一対のスペーサー81c間に架設する。この際の作業は、上記ピン取付板2b架設の際の作業と同様である。したがって、ここでは説明を割愛する。
このようにして、ピン取付板2aをスペーサー81aに、ピン取付板2bをスペーサー81bに、ピン取付板2cをスペーサー81cに、それぞれ架設する。並びに、ピン取付板2aとピン取付板2bとピン取付板2cとを、前後方向に連結する。
次に、支持ピン取付工程について説明する。支持ピン取付工程においては、図13に示すように、多数のピン取付孔200a〜200cのうち、所定のピン取付孔200a〜200cに、多数の支持ピン3を挿入する。支持ピン3の挿入方向は、ピン取付板2a〜2cの上面から下面に向かう方向である。
図14に、支持ピン取付工程完了後の様子を上面図で示す。図15に、同工程完了後の様子を斜視図で示す。図14に示すのは、回路基板B付近をピン取付板2a〜2cの上方から見た図である。また、説明の便宜上、図14においては、電子部品Eに左上がり斜線ハッチングを、支持ピン3、3a〜3cに右上がり斜線ハッチングを、それぞれ施す。
ピン取付板2a〜2cは、無色透明である。このため、図14に示すように、ピン取付板2a〜2cの上方から、ピン取付板2a〜2cの下方の回路基板Bおよび電子部品Eを、視認することができる。
本工程においては、前出図9、図10に示す第三ピン3c以外の支持ピン3(例えば、前出図6、図7に示す第一ピン3a、前出図8に示す第二ピン3b)を、電子部品Eと干渉しない位置のピン取付孔200a〜200cに、挿入する。
並びに、前出図9、図10に示す第三ピン3cを、電子部品Eの直上に位置するピン取付孔200a〜200cに、挿入する。なお、挿入前において、前出図9、図10に示す第三ピン3cの弾性体312cが、ちょうど電子部品Eの上面に当接するように、ボルト部材用凹部300cに対する小径部314cの挿入量を、調整しておく。第一ピン3a、第二ピン3b、第三ピン3cの具体的な取付作業については、後で詳しく説明する。
図16(a)に、図14の枠XVI内の拡大図を示す。図16(b)に、図16(a)のb1−b1断面図を示す。図16(c)に、図16(b)のc−c矢視図を示す。
図16(a)〜(c)に示すように、支持ピン取付工程完了後においては、第一ピン3aの突出部31aの支持部311a先端は、回路基板Bの上面に当接している。並びに、第二ピン3bの突出部31bの支持部311b先端は、回路基板Bの上面に当接している。並びに、第三ピン3cの可変突出部31cの弾性体312cは、電子部品Eの上面に当接している。
また、支持ピン取付工程完了後において、第一ピン3aの突出部31aの支持部311aの一部は、ピン取付孔200aの径方向外側に張り出している。並びに、第二ピン3bの突出部31bの支持部311b全体は、ピン取付孔200aの径方向外側に張り出している。
次に、バックアップ板配置工程について説明する。図17に、バックアップ板配置工程の様子を斜視図で示す。図17に示すように、本工程においては、三枚のバックアップ板4a〜4cを、それぞれピン取付板2a〜2cの上方に配置する。具体的には、前出図3に示すように、スペーサー81aの小径部811aのうち、ピン取付板2aの小径部用孔212aから上方に突出している部分を、バックアップ板4aの小径部用孔400aに挿入する。並びに、ピン取付板2aのバックアップ板用ボス部213aを、バックアップ板4aのボス部用孔401aに挿入する。同様の作業により、バックアップ板4bをピン取付板2b上方に、バックアップ板4cをピン取付板2c上方に、それぞれ取り付ける。バックアップ板4a〜4cを取り付けることにより、第一ピン3aの磁石302a(前出図6参照)、第二ピン3bの磁石302b(前出図8参照)、第三ピン3cの磁石302c(前出図9参照)は、対応するバックアップ板4a〜4cの板本体40aに、磁力により吸着する。このようにして、前出図2に示す本実施形態の回路基板支持装置1が完成する。
[回路基板支持ピンのピン取付孔に対する取付作業]
次に、本実施形態の回路基板支持ピンのピン取付孔に対する取付作業について説明する。当該取付作業は、前記支持ピン取付工程において行われる。図18(a)に、取付作業前段の様子を前方から見た断面図で示す。図18(a)は、前出図16(b)に対応している。図18(b)に、図18(a)のb2−b2矢視図を示す。図19(a)に、図18(b)の第一ピン3aが挿入されるピン取付孔200aの拡大図を示す。図19(b)に、図18(b)の第二ピン3bが挿入されるピン取付孔200aの拡大図を示す。図20に、取付作業中段の様子を前方から見た断面図で示す。図21に、取付作業後段の様子を前方から見た断面図で示す。
まず、第一ピン3aの取付作業について説明する。図18(a)、(b)に示すように、取付作業においては、まず、第一ピン3aを、ピン取付孔200aの孔軸方向(上下方向)に対して、所定角度だけ傾動させる。続いて、第一ピン3aを、ピン取付孔200aの孔軸方向に沿って、ピン取付孔200aに挿入する。
ここで、図19(a)に示すように、第一ピン3aの突出部31aの、孔軸方向に対して垂直方向(水平方向)の投影形状Saは、矩形状を呈している。当該投影形状Saの外接円Caの直径D2aは、ピン取付孔200aの孔径(内周直径)D1よりも、小さい。
並びに、図18(a)、(b)に戻って、直径D2a<孔径D1の関係にある小径区間L2aは、ピン取付孔200aの孔軸方向全長L1よりも長い。小径区間L2aは、突出部31aの孔軸方向全長に亘って延在している。
このため、図20に示すように、所定の傾斜角度を保ったまま、第一ピン3aをピン取付孔200aに挿入することにより、突出部31aの連結部312aおよび支持部311aは、一回の動作で、ピン取付孔200aを通過する。
それから、再び第一ピン3aの取付部30aの軸方向と、ピン取付孔200aの孔軸方向と、が一致するように、第一ピン3aを復動させる。その後、図21に示すように、第一ピン3aの取付部30aを、更にピン取付孔200aに押し込む。このようにして、第一ピン3aを、前出図16(b)に示すように、回路基板Bの上面に当接させる。
続いて、第二ピン3bの取付作業について説明する。第二ピン3bの取付作業は、前記第一ピン3aの取付作業と同様である。すなわち、まず、図18(a)、(b)に示すように、第二ピン3bを、ピン取付孔200aの孔軸方向に対して、所定角度だけ傾動させる。続いて、第二ピン3bを、ピン取付孔200aの孔軸方向に沿って、ピン取付孔200aに挿入する。
ここで、図19(b)に示すように、第二ピン3bの突出部31bの、孔軸方向に対して垂直方向の投影形状Sbは、矩形状を呈している。当該投影形状Sbの外接円Cbの直径D2bは、ピン取付孔200aの孔径(内周直径)D1よりも、小さい。
並びに、図18(a)、(b)に戻って、直径D2b<孔径D1の関係にある小径区間L2bは、ピン取付孔200aの孔軸方向全長L1よりも長い。小径区間L2bは、突出部31bの孔軸方向全長に亘って延在している。
このため、図20に示すように、所定の傾斜角度を保ったまま、第二ピン3bをピン取付孔200aに挿入することにより、突出部31bの連結部312bおよび支持部311bは、一回の動作で、ピン取付孔200aを通過する。
それから、再び第二ピン3bの取付部30bの軸方向と、ピン取付孔200aの孔軸方向と、が一致するように、第二ピン3bを復動させる。その後、図21に示すように、第二ピン3bの取付部30bを、更にピン取付孔200aに押し込む。このようにして、第二ピン3bを、前出図16(b)に示すように、回路基板Bの上面に当接させる。
最後に、第三ピン3cの取付作業について説明する。第三ピン3cの取付作業においては、傾動は不要である。すなわち、まず、第三ピン3cの軸方向と、ピン取付孔200aの孔軸方向と、を一致させ、次に、第三ピン3cをピン取付孔200aに押し込む。このようにして、第三ピン3cを、前出図16(b)に示すように、電子部品Eの上面に当接させる。
[回路基板支持装置の電子部品実装機に対する装着方法]
次に、本実施形態の回路基板支持装置の電子部品実装機に対する装着方法について説明する。図22に、本実施形態の回路基板支持装置を電子部品実装機に装着する様子を斜視図で示す。なお、説明の便宜上、固定クランプ装置91a、コンベア92aを透過して示す。
装着時においては、一旦、組み立てた回路基板支持装置1を、バックアップ板4a〜4cの各々に対応するユニット(バックアップ板4a−支持ピン3−ピン取付板2aの組立体、バックアップ板4b−支持ピン3−ピン取付板2bの組立体、バックアップ板4c−支持ピン3−ピン取付板2cの組立体。以下、単に「ユニット」と略称する。)に三分割して、電子部品実装機9に装着する。
具体的には、まず、位置合わせの基準となるバックアップ板4aユニットを、昇降テーブル90上面の第一区間901aに装着する。この際、バックアップ板4aユニットを、前出図2に示す組立時の向きに対して、上下逆さまに装着する。つまり、バックアップ板4aが下になるように、第一区間901aに装着する。第一区間901aには、一対の装着ピン900が配置されている。一対の装着ピン900は、バックアップ板4aの一対の装着孔410aに、相対的に挿入される。また、バックアップ板4aの一対の磁石411aは、昇降テーブル90上面に磁力により吸着する。
続いて、バックアップ板4aユニットの後方に、バックアップ板4bユニットを、並置する。すなわち、バックアップ板4bユニットを、第二区間901bに装着する。バックアップ板4bユニットは、一対の磁石411bの磁力により、昇降テーブル90上面に吸着する。
続いて、バックアップ板4bユニットの後方に、バックアップ板4cユニットを、並置する。すなわち、バックアップ板4cユニットを、第三区間901cに装着する。バックアップ板4cユニットは、一対の磁石411cの磁力により、昇降テーブル90上面に吸着する。
その後、回路基板B(図22中、一点鎖線で示す。)を、前後一対のコンベア92a、92b間に架設し、前出図1に示すような状態となる。このようにして、本実施形態の回路基板支持装置1を、電子部品実装機9に装着する。
[作用効果]
次に、本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンの作用効果について説明する。本実施形態の回路基板支持装置1によると、第一ピン3a、第二ピン3bをピン取付孔200a〜200cに取り付ける際、第一ピン3a、第二ピン3bは、ピン取付孔200a〜200cに、裏面から表面に向かう方向(電子部品実装時の下面から上面に向かう方向)に挿入される。このため、本実施形態の回路基板支持装置1によると、第一ピン3a、第二ピン3bの取付作業が簡単になる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、第一ピン3a、第二ピン3bをピン取付孔200a〜200cに取り付けた後、突出部31a、31bの先端の少なくとも一部は、ピン取付孔200a〜200cの径方向外側に配置される。このため、ピン取付孔200a〜200cの孔外において、回路基板Bを支持することができる。したがって、本実施形態の回路基板支持装置1によると、回路基板B下面に対する支持位置の自由度が高くなる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、ピン取付板2a〜2cは無色透明である。このため、ピン取付板2a〜2cの裏面側から第一ピン3a、第二ピン3bをピン取付孔200a〜200cに取り付ける際、ピン取付板2a〜2cを透かして、回路基板Bや電子部品Eを視認することができる。この点においても、第一ピン3a、第二ピン3bの取付作業が簡単になる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、第一ピン3a、第二ピン3bをピン取付孔200a〜200cに取り付ける作業を、電子部品実装機9の機外で行っている。このため、取付作業を電子部品実装機9の機内で行う場合と比較して、さらに第一ピン3a、第二ピン3bの取付作業が簡単になる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、投影形状Sa、Sbの外接円Ca、Cbの直径D2a、D2bは、ピン取付孔200aの孔径D1よりも、小さい。並びに、直径D2a、D2b<孔径D1の関係にある小径区間L2a、L2bは、ピン取付孔200aの孔軸方向全長L1よりも長い。小径区間L2a、L2bは、突出部31bの孔軸方向全長に亘って延在している。
このため、所定の傾斜角度を保ったまま、第一ピン3a、第二ピン3bをピン取付孔200aに挿入することにより、突出部31a、31bの連結部312a、312bおよび支持部311a、311bが、一回の動作で、ピン取付孔200aを通過することができる。したがって、この点においても、第一ピン3a、第二ピン3bの取付作業が簡単になる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、電子部品Eを支持可能な第三ピン3cが配置されている。このため、回路基板B下面に適切な支持位置が少ない場合であっても、電子部品Eを介して、間接的に回路基板Bを支持することができる。
また、回路基板Bからの電子部品Eの高さは、部品の種類によってまちまちである。しかしながら、第三ピン3cによると、ボルト部材用凹部300cに対する小径部314cの挿入量を調整することにより、あらゆる高さの電子部品Eに対応することができる。このため、第三ピン3cは、電子部品Eに対する汎用性が高い。また、第三ピン3cは、先端に弾性体312cを備えている。このため、電子部品Eに加わる衝撃を吸収することができる。
また、本実施形態の回路基板支持装置1によると、第一ピン3aの磁石302a、第二ピン3bの磁石302b、第三ピン3cの磁石302cは、対応するバックアップ板4a〜4cの板本体40aに、磁力により吸着する。このため、回路基板支持装置1を電子部品実装機9に装着する際、第一ピン3a、第二ピン3b、第三ピン3cが、予め設定された位置から、ずれにくい。
<第二実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、の相違点は、支持ピンの形状およびピン取付板の板厚のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図23(a)に、本実施形態の回路基板支持ピンの取付作業前段の様子を前方から見た断面図で示す。図23(b)に、同取付作業中段の様子を前方から見た断面図で示す。図23(c)に、同取付作業後段の様子を前方から見た断面図で示す。
図23(a)〜図23(c)に示すように、支持ピン3dは、取付部30dと突出部31dとを備えている。支持ピン3dは、本発明の回路基板支持ピンに含まれる。取付部30dは、静電対策された導電性樹脂製であって短軸円柱状を呈している。取付部30dの外径は、ピン取付板2dのピン取付孔200dの内径と、略一致している。取付部30dの上部外周面には、ゴム製のリング301dが環装されている。
突出部31dは、静電対策された導電性樹脂製であって、全体としてクランク状を呈している。突出部31dは、基部310dと支持部311dと連結部312dとを備えている。基部310dおよび支持部311dは、取付部30dの軸方向に延在している。連結部312dは、基部310d下端と支持部311d上端との間に配置されている。電子部品実装時においては、支持部311dの先端が、回路基板の下面を支持する。
図23(a)に示す取付作業前段においては、まず、ピン取付孔200dの孔軸方向と支持部311dの軸方向とを略一致させて、支持部311dをピン取付孔200dに挿入する(矢印a1)。次いで、連結部312dの下端をピン取付孔200dの上端開口縁に当接させてから、当接箇所を略中心に、孔軸方向に対して、支持ピン3dを傾動させる(矢印a2)。そして、ピン取付孔200dの孔軸方向と連結部312dの軸方向とを略一致させる。
図23(b)に示す取付作業中段においては、まず、連結部312dをピン取付孔200dに挿入する(矢印a3)。次いで、基部310dの下端をピン取付孔200dの上端開口縁に当接させてから、当接箇所を略中心に、孔軸方向に対して、支持ピン3dを傾動させる(矢印a4)。なお、傾動方向は、図23(a)の傾動方向(矢印a2)と反対方向である。そして、ピン取付孔200dの孔軸方向と基部310dの軸方向とを略一致させる。
図23(c)に示す取付作業後段においては、基部310dおよび取付部30dをピン取付孔200dに挿入する(矢印a5)。そして、突出部31dを、ピン取付孔200dの下方に突出させる。並びに、取付部30dをピン取付孔200dに取り付ける。
図23(a)〜(c)にハッチングで示すように、突出部31dには、三つの連続する小径区間L2d1〜L2d3が、全長に亘って配置されている。小径区間L2d1〜L2d3は、順次ピン取付孔200dを通過する。
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピン3dは、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、同様の作用効果を有する。
また、本実施形態の支持ピン3dとピン取付孔200dとの関係のように、支持ピン3dに対して、ピン取付孔200dが狭い場合は、段階的に、突出部31dをピン取付孔200dに通過させればよい。すなわち、一部通過→調整(傾動、回転、偏心のうち少なくとも一つの動作を含む)→一部通過→調整→一部通過という作業を段階的に繰り返して、最終的に突出部31d全体を通過させればよい。
<第三実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置と第一実施形態の回路基板支持装置との相違点は、ピン取付孔の形状のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図24に、本実施形態のピン取付板のピン取付孔付近の拡大断面図を示す。なお、前出図18、図19と対応する部位については同じ符号で示す。
図24に示すように、本実施形態のピン取付板2eのピン取付孔200eは、面取部201e、203eと、頸部202eとを備えている。頸部202eの最小孔径はD1である。また、頸部の孔軸方向長さはL1である。
本実施形態の回路基板支持装置は、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置と、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の回路基板支持装置のように、ピン取付孔200eの孔径が孔軸方向に沿って変化する場合は、最小孔径D1が孔軸方向長さL1だけ連続する頸部202eを基準に、支持ピンの形状を設計すればよい。
<第四実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置と第三実施形態の回路基板支持装置との相違点は、ピン取付孔の形状のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図25に、本実施形態のピン取付板のピン取付孔付近の拡大断面図を示す。なお、前出図24と対応する部位については同じ符号で示す。
図25に示すように、本実施形態のピン取付板2fのピン取付孔200fは、上方から下方に向かって尖るテーパー状を呈している。下端開口縁が、ピン取付孔200fの頸部202fに相当する。
本実施形態の回路基板支持装置は、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置と、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の回路基板支持装置のように、ピン取付孔200fがテーパー状を呈している場合は、線状に頸部202fが配置される。頸部202fの孔軸方向長さL1は、0に近い長さとなる。
<第五実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、の相違点は、三枚のピン取付板および三枚のバックアップ板の前後方向幅が異なる点である。また、組立装置によるピン取付板の支持構造が異なる点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図26に、本実施形態のピン取付板配置工程の様子を模式図で示す。なお、前出図11と対応する部位については同じ符号で示す。図26に示すように、ピン取付板2a、2g、2hの前後方向幅Wa、Wg、Whを比較すると、前後方向幅Waよりも前後方向幅Wgの方が長く、前後方向幅Wgよりも前後方向幅Whの方が長くなっている。なお、三枚のバックアップ板の前後方向幅も、それぞれ上記ピン取付板2a、2g、2hの前後方向幅Wa、Wg、Whに対応している。
ピン取付板2a、2g、2hにおけるピン取付孔200a、200g、200hの配置数を比較すると、ピン取付孔200aよりもピン取付孔200gの方が配置数が多く、ピン取付孔200gよりもピン取付孔200hの方が配置数が多くなっている。
組立装置8の組立基板80上面の左右両縁には、それぞれ取付具支持部82が配置されている。取付具支持部82は、テーブル部820と、一対の脚部821、822と、を備えている。脚部821、822は、短軸円柱状を呈している。脚部821、822は、組立基板80上面から突設されている。脚部821、822は、前後方向に離間して配置されている。テーブル部820は、前後方向に延びる細板状を呈している。テーブル部820は、一対の脚部821、822間に、架設されている。テーブル部820の上面前端からは、ロッド部820aが突設されている。
ピン取付板2aの一対の取付具21a、ピン取付板2gの一対の取付具21g、ピン取付板2hの一対の取付具21hは、それぞれ一対のテーブル部820上面に、載置されている。このため、ピン取付板2a、2g、2hは、一対のテーブル部820間に架設されている。
テーブル部820のロッド部820aは、ピン取付板2aの小径部用孔212aを貫通している。ピン取付板2aの位置を基準として、ピン取付板2g、2hがピン取付板2aの後方に連なっている。
本実施形態の回路基板支持装置は、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置と、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の回路基板支持装置によると、ピン取付板2a、2g、2hの前後方向幅Wa、Wg、Whが異なっている。このため、あらゆる寸法の回路基板Bに対応することができる。すなわち、回路基板Bに対する汎用性が高い。
また、組立装置8の組立基板80上面の左右両縁には、それぞれ取付具支持部82が配置されている。このため、前後方向幅Wa、Wg、Whが異なるピン取付板2a、2g、2hであっても、回路基板Bの上方に、架設することができる。
<第六実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、の相違点は、回路支持ピンの突出部が部分螺旋状を呈している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図27に、本実施形態の回路基板支持ピンの斜視図を示す。図28に、同回路基板支持ピンの下面図を示す。図27、図28に示すように、支持ピン3eは、取付部30eと突出部31eとを備えている。
取付部30eは、静電対策された導電性樹脂製であって短軸円柱状を呈している。取付部30eの上部外周面には、ゴム製のリング301eが環装されている。取付部30eの上面には、短軸円柱状の磁石302eが埋設されている。
突出部31eは、静電対策された導電性樹脂製であって、細い丸棒状を呈している。突出部31eは、基部310eと支持部311eと部分螺旋部312eとを備えている。基部310e上端は、取付部30e下面に埋設されている。基部310eは、取付部30eの軸方向に延在している。
部分螺旋部312eは、基部310eの下端に連なっている。部分螺旋部312eは、略180°に亘って延在する部分螺旋状を呈している。部分螺旋部312eは、基部310eの下端から、弧を描きながら径方向外側に膨出している。
支持部311eは、部分螺旋部312eの下端に連なっている。支持部311eは、部分螺旋部312eの下端から、基部310eと略平行に延在している。電子部品実装時においては、支持部311eの先端が、回路基板の下面を支持する。
本実施形態の支持ピン3eを、ピン取付板2aのピン取付孔200aに取り付ける際の動きについて説明する。まず、支持部311eを、ピン取付孔200aの孔軸方向に沿って、ピン取付孔200aに挿入する。次いで、部分螺旋部312eを、ピン取付孔200aの孔軸周りに回転させながら、孔軸方向に沿って、ピン取付孔200aに挿入する。つまり、部分螺旋部312eを螺動させる。最後に、基部310eおよび取付部30eを、ピン取付孔200aの孔軸方向に沿って、ピン取付孔200aに押し込む。
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンは、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の回路基板支持装置によると、支持ピン3eを、ピン取付孔200aの孔軸周りに回転させながら孔軸方向に沿って挿入することにより、支持ピン3eを、ピン取付孔200aに取り付けることができる。
<第七実施形態>
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、の相違点は、支持ピンのピン取付孔に対する取付方法のみである。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図29(a)に、本実施形態の回路基板支持ピンの取付作業前段の様子を前方から見た断面図で示す。図29(b)に、同取付作業中段の様子を前方から見た断面図で示す。図29(c)に、同取付作業後段の様子を前方から見た断面図で示す。なお、前出図21と対応する部位については同じ符号で示す。
図29(a)に示す取付作業前段においては、まず、ピン取付孔200aの孔軸方向と支持部311aの軸方向とを略一致させて、支持部311aをピン取付孔200aに挿入する(矢印a6)。次いで、連結部312aの下端をピン取付孔200aの上端開口縁に当接させてから、支持ピン3aを水平方向(つまり孔軸方向に対して軸直方向)にスライドする(矢印a7)。なお、矢印7の動きは、本発明の「偏心」させる動きに含まれる。
図23(b)に示す取付作業中段においては、まず、連結部312aおよび基部310aをピン取付孔200aに挿入する(矢印a8)。次いで、取付部30aの下端をピン取付孔200aの上端開口縁に当接させてから、支持ピン3aを水平方向(つまり孔軸方向に対して軸直方向)にスライドする(矢印a9)。なお、矢印9の動きは、本発明の「偏心」させる動きに含まれる。
図23(c)に示す取付作業後段においては、取付部30aをピン取付孔200dに挿入する(矢印a10)。そして、突出部31aを、ピン取付孔200aの下方に突出させる。並びに、取付部30aをピン取付孔200aに取り付ける。
本実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピン3aは、構成が共通する部分については、第一実施形態の回路基板支持装置および回路基板支持ピンと、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の支持ピン3aのように、突出部31aを偏心させることにより、支持ピン3aをピン取付孔200aに取り付けてもよい。
<その他>
以上、本発明の回路基板支持装置および回路基板支持ピンの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
上記実施形態においては、電子部品実装機9の機外で回路基板支持装置1を組み立てたが、電子部品実装機9の機内で回路基板支持装置1を組み立ててもよい。例えば、昇降テーブル90を枠状として、枠内から回路基板支持装置1を組み立ててもよい。
また、支持ピン3の本数、配置場所、形状は、特に限定しない。本発明の回路基板支持ピンに相当する第一ピン3a、第二ピン3b、支持ピン3d以外の支持ピン(例えば突出部が直線状のもの)を、第一ピン3a、第二ピン3b、支持ピン3dと適宜組み合わせて配置してもよい。また、上記実施形態においては、クランク状の第一ピン3a、第二ピン3b、支持ピン3dを用いたが、曲線状、部分螺旋状などの支持ピンを配置してもよい。あるいは、曲線と直線とを適宜組み合わせた形状の支持ピンを配置してもよい。
また、上記実施形態においては、本発明の回路基板支持装置および回路基板支持ピンを、電子部品Eが両面実装される回路基板Bに用いたが、勿論、電子部品Eが片面実装される回路基板Bに用いてもよい。
また、上記第一実施形態においては、前出図18〜図21に示すように、ピン取付孔200aの孔軸方向に対して支持ピン3aを傾動させながら、支持ピン3aをピン取付孔200aに取り付けた。また、上記第七実施形態においては、前出図29に示すように、ピン取付孔200aの孔軸方向に対して支持ピン3aを偏心させながら、支持ピン3aをピン取付孔200aに取り付けた。
しかしながら、例えば前出図29(a)の状態において、まず、支持部311aの軸周りに支持ピン3aを180°回転させ、次いで、連結部312a、基部310a、取付部30aをピン取付孔200aに順次挿入することにより、支持ピン3aをピン取付孔200aに取り付けてもよい。また、支持ピン3aに限らず、他の支持ピン3b、3d、3eも、傾動、回転、偏心のうち少なくとも一つの動作を行うことにより、ピン取付孔200aに取り付ければよい。
また、本発明の回路基板支持装置および回路基板支持ピンを、はんだスクリーン印刷機など他の回路基板処理装置に用いてもよい。例えば、はんだスクリーン印刷機に用いる場合、回路基板の上面にはんだをプリントする際に、回路基板の下面を支持するために用いてもよい。
第一実施形態の回路基板支持装置が配置された電子部品実装機の模式図である。 同回路基板支持装置の斜視図である。 同回路基板支持装置の分解斜視図である。 同回路基板支持装置のピン取付板の斜視図である。 同回路基板支持装置のバックアップ板の斜視図である。 第一ピンの斜視図である。 第一ピンの分解斜視図である。 第二ピンの斜視図である。 第三ピンの斜視図である。 第三ピンの分解斜視図である。 ピン取付板配置工程の様子を示す斜視図である。 図11の円XII内の拡大図である。 同工程完了後の様子を示す斜視図である。 支持ピン取付工程完了後の様子を示す上面図である。 同工程完了後の様子を示す斜視図である。 (a)は、図14の枠XVI内の拡大図である。(b)は、(a)のb1−b1断面図である。(c)は、(b)のc−c矢視図である。 バックアップ板配置工程の様子を示す斜視図である。 (a)は、取付作業前段の様子を示す前方から見た断面図である。(b)は、(a)のb2−b2矢視図である。 (a)は、図18(b)の第一ピンが挿入されるピン取付孔の拡大図である。(b)は、図18(b)の第二ピンが挿入されるピン取付孔の拡大図である。 取付作業中段の様子を示す前方から見た断面図である。 取付作業後段の様子を示す前方から見た断面図である。 同回路基板支持装置を電子部品実装機に装着する様子を示す斜視図である。 (a)は、第二実施形態の回路基板支持ピンの取付作業前段の様子を示す前方から見た断面図である。(b)は、同取付作業中段の様子を示す前方から見た断面図である。(c)は、同取付作業後段の様子を示す前方から見た断面図である。 第三実施形態のピン取付板のピン取付孔付近の拡大断面図である。 第四実施形態のピン取付板のピン取付孔付近の拡大断面図である。 第五実施形態のピン取付板配置工程の様子を示す斜視図である。 第六実施形態の回路基板支持ピンの斜視図である。 同回路基板支持ピンの下面図である。 (a)は、第七実施形態の回路基板支持ピンの取付作業前段の様子を示す前方から見た断面図である。(b)は、同取付作業中段の様子を示す前方から見た断面図である。(c)は、同取付作業後段の様子を示す前方から見た断面図である。
符号の説明
1:回路基板支持装置。
2a〜2h:ピン取付板、20a:板本体、21a:取付具、21b:取付具、21g:取付具、21h:取付具、200a〜200h:ピン取付孔、201e:面取部、202e:頸部、202f:頸部、210a:外側係合部、210b:外側係合部、211a:内側係合部、212a:小径部用孔、212b:小径部用孔、213a:バックアップ板用ボス部。
3:支持ピン、3a:第一ピン(回路基板支持ピン)、3b:第二ピン(回路基板支持ピン)、3c:第三ピン、3d:支持ピン(回路基板支持ピン)、3e:支持ピン(回路基板支持ピン)、30a〜30e:取付部、31a:突出部、31b:突出部、31c:可変突出部、31d:突出部、31e:突出部、300a:リング溝、300c:ボルト部材用凹部、301a〜301e:リング、302a〜302c:磁石、302e:磁石、303a:磁石用凹部、310a:基部、310b:基部、310c:ナット、310d:基部、310e:基部、311a:支持部、311b:支持部、311c:ボルト部材、311d:支持部、311e:支持部、312a:連結部、312b:連結部、312c:弾性体、312d:連結部、312e:部分螺旋部、313c:大径部、314c:小径部。
4a〜4c:バックアップ板、40a:板本体、41a:実装機装着片、400a:小径部用孔、401a:ボス部用孔、410a:装着孔、411a〜411c:磁石。
8:組立装置、80:組立基板、81a〜81c:スペーサー、810a:大径部、810b:大径部、811a:小径部、811b:小径部、82:取付具支持部、820:テーブル部、821:脚部、822:脚部。
9:電子部品実装機、90:昇降テーブル、91a:固定クランプ装置、91b:可動クランプ装置、92a:コンベア、92b:コンベア、900:装着ピン、901a:第一区間、901b:第二区間、901c:第三区間、910a:爪部、910b:爪部。
B:回路基板、Ca:外接円、Cb:外接円、D1:孔径(最小孔径)、D2a:直径、D2b:直径、E:電子部品、L1:孔軸方向全長(孔軸方向長さ)、L2a:小径区間、L2b:小径区間、L2d1〜L2d3:小径区間、Sa:投影形状、Sb:投影形状、Wa:前後方向幅、Wg:前後方向幅、Wh:前後方向幅、a1〜a10:矢印。

Claims (6)

  1. 回路基板に対して所定間隔だけ離間して配置され、該回路基板側に表出する表面と、該表面に背向する裏面と、該表面から該裏面まで貫通するピン取付孔と、を有するピン取付板と、
    該ピン取付孔に取り付けられる取付部と、該取付部から該表面側に突出し該回路基板を支持する突出部と、を有する支持ピンと、
    を備えてなり、該回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板を下方から支持する回路基板支持装置であって、
    前記支持ピンを前記ピン取付孔に取り付ける際において、該支持ピンは、該ピン取付孔に、前記裏面から前記表面に向かう方向に挿入されると共に、前記突出部は、該ピン取付孔の孔軸方向に対して、回転、傾動、偏心のうち少なくとも一つの動作を逐次行うことにより、該ピン取付孔を通過し、
    該支持ピンを該ピン取付孔に取り付けた後において、該突出部の先端の少なくとも一部は、該ピン取付孔の径方向外側に配置されていることを特徴とする回路基板支持装置。
  2. 前記ピン取付孔は、最小孔径D1が孔軸方向長さL1だけ連続する頸部を有しており、
    前記突出部は、前記孔軸方向に対して垂直方向の投影形状の外接円の直径D2が該最小孔径D1以下になり、かつ該頸部の該孔軸方向長さL1以上の長さで延在する小径区間L2を、少なくとも一つ前記先端から連続的に備えている請求項1に記載の回路基板支持装置。
  3. 前記突出部は、前記取付部から該取付部の軸方向に延在する基部と、前記ピン取付孔の径方向外側に配置され該基部と同方向に延在すると共に前記回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板の下面を支持する支持部と、該基部と該支持部とを連結する連結部と、を備えており、
    前記支持ピンを該ピン取付孔に取り付ける際に、該突出部を前記孔軸方向に対して所定の傾斜角度に傾動させることにより、該連結部および該支持部は略一直線に該ピン取付孔を通過可能である請求項1または請求項2に記載の回路基板支持装置。
  4. 回路基板に対して所定間隔だけ離間して配置され、該回路基板側に表出する表面と、該表面に背向する裏面と、該表面から該裏面まで貫通するピン取付孔と、を有するピン取付板の、該ピン取付孔に取り付けられる取付部と、
    該取付部から該表面側に突出し該回路基板を支持する突出部と、
    を備えてなり、該回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板を下方から支持する回路基板支持ピンであって、
    前記ピン取付孔に取り付ける際において、該ピン取付孔に、前記裏面から前記表面に向かう方向に挿入されると共に、前記突出部は、該ピン取付孔の孔軸方向に対して、回転、傾動、偏心のうち少なくとも一つの動作を逐次行うことにより、該ピン取付孔を通過し、
    該ピン取付孔に取り付けた後において、該突出部の先端の少なくとも一部は、該ピン取付孔の径方向外側に配置されていることを特徴とする回路基板支持ピン。
  5. 前記ピン取付孔は、最小孔径D1が孔軸方向長さL1だけ連続する頸部を有しており、
    前記突出部は、前記孔軸方向に対して垂直方向の投影形状の外接円の直径D2が該最小孔径D1以下になり、かつ該頸部の該孔軸方向長さL1以上の長さで延在する小径区間L2を、少なくとも一つ前記先端から連続的に備えている請求項4に記載の回路基板支持ピン。
  6. 前記突出部は、前記取付部から該取付部の軸方向に延在する基部と、前記ピン取付孔の径方向外側に配置され該基部と同方向に延在すると共に前記回路基板に所定の処理を施す際に該回路基板の下面を支持する支持部と、該基部と該支持部とを連結する連結部と、を備えており、
    該ピン取付孔に取り付ける際に、該突出部を前記孔軸方向に対して所定の傾斜角度に傾動させることにより、該連結部および該支持部は略一直線に該ピン取付孔を通過可能である請求項4または請求項5に記載の回路基板支持ピン。
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