JP4898620B2 - 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4898620B2 JP4898620B2 JP2007259900A JP2007259900A JP4898620B2 JP 4898620 B2 JP4898620 B2 JP 4898620B2 JP 2007259900 A JP2007259900 A JP 2007259900A JP 2007259900 A JP2007259900 A JP 2007259900A JP 4898620 B2 JP4898620 B2 JP 4898620B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particle size
- developing roller
- resin particles
- developing
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
該表面層は、該樹脂粒子に由来する凸部を有し、
かつ粗さ曲線の歪度Rskが0.15以上、0.70以下である粗さの表面を有しており、
該樹脂粒子は、体積粒度分布において粒径d1にピークP1を有し、
粒径d1の粒子が全樹脂粒子に占める体積分率をa、かつd1より大きい粒径d2、d3の樹脂粒子が全樹脂粒子に占める体積分率をb、cとしたとき、d1、d2、d3及びa、b、cが下記関係式(1)から(7)を満足することを特徴とする。
4μm≦d2−d1≦12μm (1)
6μm≦d1≦22μm (2)
10μm≦d2≦27μm (3)
2.0体積%≦b≦8.0体積% (4)
1.5≦a/b≦7.0 (5)
0.0≦c/b≦1.1 (6)
d1<d3<d2 (7)
なお、d1、d2およびd3は、該樹脂粒子の体積粒度分布を示すヒストグラムから以下のように決定される。
[d1の決定方法]
ヒストグラムの縦軸において極大かつ最大値を示す階級の代表粒径をd1(μm)とする。
[d2、d3の決定方法]
<ヒストグラムの縦軸において、d1より大きい粒径に極大値を持つ場合>
前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級に、ヒストグラムの縦軸において極大値を示す階級を1つ以上有する場合、極大値を示す階級のうち代表粒径が最大の階級の代表粒径をd2(μm)とする。d3(μm)はヒストグラムの代表粒径d1とd2の間の区間において、ヒストグラムの縦軸が極小かつ最小値を示す階級を示す。
<ヒストグラムの縦軸において、d1より大きい粒径に極大値を持たない場合>
ヒストグラムの代表粒径がd1よりも大きな粒径区間において、ヒストグラムの縦軸に極大値を有さない場合は、以下の操作を行うことによりd2、d3を決定する。
前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級の代表粒径を、代表粒径が小さい方から順に、R1、R2・・・Rxとする(ただし、xは1以上の整数)。前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級のヒストグラムの縦軸の値をAx、その両隣の階級における縦軸の値をそれぞれAx−1、Ax+1としたときに、代表粒径Rxを横軸に、下記式(17)で求められるBxの値を縦軸にプロットしたグラフにおいて、極大値を示す代表粒径Rxをd2(μm)とする。前記グラフにおいて極大値を複数有する場合は、最も代表粒径が大きいRxをd2(μm)とする。
前記グラフにおいて、代表粒径d1とd2の間に存在する極小値を示す代表粒径Rxをd3(μm)とする。前記グラフにおいて極小値となる代表粒径が複数存在する場合は、極小値となる代表粒径のなかでヒストグラムの縦軸が最小となる代表粒径をd3(μm)とする。
Bx=Ax−(Ax+1+Ax−1)/2 ・・・式(17)
(ただし、xは1以上の整数)。
6μm≦d1≦22μm (2)
10μm≦d2≦27μm (3)
2.0体積%≦b≦8.0体積% (4)
1.5≦a/b≦7.0 (5)
0.0≦c/b≦1.1 (6)
d1<d3<d2 (7)。
まず、現像ローラから表面層を切り取った。切り取った表面層を適当な方法で引き裂いて破断し、破断面を、ビデオマイクロスコープの如き光学的拡大観察手段で観察する。観察倍率は500〜2000倍が好ましい。
(ただし、nは1〜1000の整数)。
Σ Vn
n=1
(ただし、j=nであり、jは1〜32の整数)。
[d1の決定方法]
ヒストグラムの縦軸において極大かつ最大値を示す階級の代表粒径をd1(μm)とする。
<ヒストグラムの縦軸において、d1より大きい粒径に極大値を持つ場合>
前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級に、ヒストグラムの縦軸において極大値を示す階級を1つ以上有する場合、極大値を示す階級のうち代表粒径が最大の階級の代表粒径をd2(μm)とする。こうして定めたd2における階級が、本発明におけるピークP2となる。
一方、ヒストグラムの代表粒径がd1よりも大きな粒径区間において、ヒストグラムの縦軸に極大値を有さない場合は、以下の操作を行うことによりd2、d3を決定する。
(ただし、xは1以上の整数)。
また、以上のようにして決定した代表粒径d1、d2及びd3の粒径の粒子が全粒子に占める体積分率を、前記体積粒度分布を示すヒストグラムから読み取りそれぞれa、b及びcとする。図2A、図2Bに各体積粒度分布におけるa、b及びcを示す。
本発明における現像ローラ表面粗さの粗さ曲線の歪度RskはJIS B0601−2001に準拠して測定した。具体的な測定方法を以下に示す。
現像ローラを温度23℃/湿度55%Rhの環境に24時間静置した。次いで、温度23℃/湿度55%Rhの環境において、接触式表面粗さ計(商品名:SE−3500;小阪研究所製)を用いて当該現像ローラの軸方向に関して、表面粗さの粗さ曲線の歪度Rskを測定した。
軸方向:現像ローラ軸方向中心部と、軸方向両端部から内側に各30mmの位置の3点
周方向:上記軸方向3点にそれぞれに関して、周方向に角度90°刻み。
測定方向 :現像ローラ軸方向
カットオフ :0.8mm
フィルター :2CR
評価長さ :4mm
測定速度 :1mm/秒。
(ab)d1とd2の粒径差d2−d1が12μmを超える場合
(ac)bが8.0体積%を超える場合。
(ah)d1とd2の粒径差d2−d1が4μm未満の場合
(ai)a/bの値が7.0を超える場合
(aj)bが2.0体積%未満の場合
(ak)c/bの値が1.1を超える場合。
本発明において、軸芯体1としては良好な導電性を有するものであれば、いずれのものも使用し得る。通常は金属、例えば、アルミニウムや鉄、ステンレス(SUS)などの円柱体や円筒体が用いられる。当該円柱体や円筒体の外径は、例えば4〜10mmである。
次に、前記軸芯体1の外周に形成する導電性の弾性層2について説明する。シリコーンゴムやEPDM又はウレタン等のエラストマー、あるいはその他の樹脂成型体を基材として用いる。当該基体に対して、カーボンブラック、金属、金属酸化物のような電子導電性物質や、過塩素酸ナトリウムのようなイオン導電物質を配合する。該電子導電性物質やイオン導電物質の配合により、適切な抵抗領域103〜1010Ωcm、好ましくは104〜108Ωcmに調整する。このとき、弾性層の硬度は、ASKER−C硬度25〜60°とすることが好ましい。
前記弾性層の外周に形成される表面層3の結着樹脂としては、トナーの帯電性や耐摩耗性からポリウレタン樹脂が好ましい。特に、表面層の硬度を小さくできること、トナーの帯電能が高いことから、ポリエーテルポリウレタン樹脂が特に好ましい。
イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シクロヘキサン1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート等の脂環族ポリイソシアネート;
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)等の芳香族ポリイソシアネート;
上記のものの変性物、共重合物、そのブロック体。
前記表面層3に含有される樹脂粒子としては、球状の樹脂粒子が好ましい。
8.0≦t≦15.0 (9)
3.0≦A×B/100≦9.0 (10)。
3.5≦A×B/100≦6.0 (12)。
本発明に係る現像ローラは、軸芯体の外周に弾性層を形成する。該弾性層の外周に表面層を配置する。
本発明において弾性層2及び表面層3の電気抵抗を調整するために用いられる導電性材料としては、電子導電性材料でもイオン導電性材料でもよい。
電子導電性材料の例は以下のものを含む。
イオン導電性材料の例は以下のものを含む。
本発明の現像ローラの電気抵抗としては、1×105Ω以上、1×107Ω以下が好ましい。すなわち、現像ブレードにバイアスを印加したプロセスに使用した場合、電気抵抗値が1×105Ω未満の場合にはブレードバイアスリークが発生しやすく、電気抵抗値が1×107Ωを超える場合には現像ネガゴーストが発生しやすい。
電気抵抗測定装置としては、図7に示されるような装置を用いる。現像ローラ6は、現像ローラの軸芯体の両端にそれぞれ4.9Nの荷重をかけて直径50mmの金属ドラム29に当接されており、金属ドラム29を不図示の駆動手段により表面速度50mm/secで駆動することにより現像ローラ6は従動回転される。
また、本発明に係る現像装置10は、前記現像ローラを具備した、電子写真装置に用いられる現像装置である。
当該精密粒度分布測定装置に、個数分布及び体積分布を出力するインターフェース(日科機バイオス社製)並びにパーソナルコンピューターを接続する。
電子顕微鏡(商品名:FE−SEM(S−800);日立製作所製)を用い、拡大倍率3000倍でトナー像を無作為に100個サンプリングする。その画像情報を画像解析装置(商品名:Luzex3;ニレコ社製)にインターフェースを介して導入し、解析を行い、下式より算出して得られた値と定義している。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(1/4π)×100
(MXLNG:絶対最大長、AREA:トナー投影面積、PERI:周長)。
ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC800透明;根上工業社製、体積平均粒径7.3μm)。
ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC600透明;根上工業社製、体積平均粒径10.3μm)。
ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC400透明;根上工業社製、体積平均粒径14.0μm)。
ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC300透明;根上工業社製、体積平均粒径21.5μm)。
ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC200透明;根上工業社製、体積平均粒径30.5μm)。
樹脂粒子Aを分級装置(商品名:ターボフレックス100ATP;ホソカワミクロン社製)を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径6.0μm、25%D径5.0μm、75%D径6.7μmに調整したもの。
樹脂粒子Aを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径6.8μm、25%D径5.3μm、75%D径7.3μmに調整したもの。
樹脂粒子Aを上記の分級装置を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径4.7μm、25%D径4.0μm、75%D径5.2μmに調整したもの。
粒子Aを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径7.5μm、25%D径6.5μm、75%D径7.8μmに調整したもの。
粒子Aを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径7.0μm、25%D径6.2μm、75%D径7.2μmに調整したもの。
粒子Bを上記の分級装置を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径9.3μm、25%D径7.6μm、75%D径10.7μmに調整したもの。
樹脂粒子Bを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径10.0μm、25%D径8.5μm、75%D径10.7μmに調整したもの。
樹脂粒子Cを上記の分級装置を用いて微粉を除去し、体積平均粒径15.3μm、25%D径12.3μm、75%D径17.0μmに調整したもの。
樹脂粒子Cを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径12.3μm、25%D径9.2μm、75%D径14.7μmに調整したもの。
樹脂粒子Cを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径14.8μm、25%D径13.5μm、75%D径15.1μmに調整したもの。
樹脂粒子Cを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径12.0μm、25%D径10.5μm、75%D径12.9μmに調整したもの。
樹脂粒子Cを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径17.3μm、25%D径15.3μm、75%D径18.4μmに調整したもの。
樹脂粒子Eを上記の分級装置を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径26.5μm、25%D径19.6μm、75%D径32.0μmに調整したもの。
樹脂粒子Dを上記の分級装置を用いて粗粉を除去し、体積平均粒径19.3μm、25%D径15.5μm、75%D径23.3μmに調整したもの。
樹脂粒子Dを上記の分級装置を用いて微粉を除去し、体積平均粒径24.2μm、25%D径20.2μm、75%D径26.9μmに調整したもの。
樹脂粒子Dを上記の分級装置を用いて微粉及び粗粉を除去し、体積平均粒径19.5μm、25%D径17.3μm、75%D径20.5μmに調整したもの。
アクリル樹脂粒子(商品名:ケミスノーMX1500H;綜研化学社製、体積平均粒径15.0μm)。
[現像ローラの調製]
[弾性層の形成]
直径8mmの、SUS製の芯金の表面にニッケルメッキを施し、さらにプライマ−(商品名:DY35−051、東レダウコーニングシリコーン社製)を塗布、焼付けしたものを軸芯体1として用意した。
・液状シリコーンゴム(商品名:SE6724A/B、東レ・ダウコーニングシリコーン社製):100質量部、
・カーボンブラック(商品名:トーカブラック#7360SB、東海カーボン社製):35質量部、
・耐熱性付与剤としてのシリカ粉体:0.2質量部、
・白金触媒:0.1質量部。
下記の材料をMEK溶媒中で段階的に混合し、窒素雰囲気下80℃にて7時間反応させて、水酸基価が20のポリエーテルポリオールを作製した。
・ポリテトラメチレングリコール(商品名:PTG1000SN、保土谷化学社製):100質量部、
・イソシアネート化合物(商品名:ミリオネートMT、日本ポリウレタン工業社製):20質量部。
窒素雰囲気下、下記の材料を温度90℃で2時間加熱反応させた。
・数平均分子量500のポリプロピレングリコール:100質量部、
・粗製MDI:57質量部。
上記のようにして作製したポリオールと、ブロックポリイソシアネートAとを、NCO/OH基比が1.4になるように混合した。当該混合物に、結着樹脂固形分100質量部に対し、カーボンブラック(商品名:MA100、三菱化学社製、Ph=3.5)20質量部を混合した。更に、総固形分比が35質量%になるようにMEKを加え、1.5mmの粒径のガラスビースを用いてサンドミルを用いて4時間分散して分散液1を作製した。
・樹脂粒子A:24質量部、
・樹脂粒子C;6質量部。
前記表面層用塗料を、図6に示すオーバーフロー方式の浸漬塗工装置を用いて前記弾性層上にそれぞれ浸漬塗工した後乾燥させ、150℃にて2時間加熱処理することで弾性層表面に厚さ10μmの樹脂層を設け、実施例1の現像ローラを得た。
上記のようにして得られた現像ローラの表面層中における樹脂粒子の体積粒度分布を前述の方法により測定した。測定結果を表2−1に示す。
現像ローラの中央部、ローラ両端部からそれぞれ30mm中央部側の合計3点から、鋭利なかみそり刃を用いて、現像ローラの表面層を弾性層ごとかまぼこ形状に切り出して表面層厚さ測定サンプル(1)〜(3)を得た。得られたサンプル(1)〜(3)それぞれにおいて、測定位置を変えて5点表面層厚さを測定し、合計15点の測定結果の平均値を現像ローラの表面層厚さとした。ここで、表面層厚さを測定する手段としては、ビデオマイクロスコープ(キーエンス社製、倍率2000倍)を用いた。測定結果を表1に示す。
上記のようにして得られた現像ローラの、表面粗さにおける粗さ曲線の歪度Rskを前述の方法により測定した。測定結果を表2−1に示す。
前述のようにして、得られた現像ローラの電気抵抗を測定した。結果を表2−1に示す。
マイクロゴム硬度計MD−1タイプA(高分子計器社製)を用いて、現像ローラの表面硬度を測定した。測定点は、現像ローラ表面粗さにおける粗さ曲線の歪度Rskの測定点と同様の12点とし、その平均値を現像ローラの表面硬度とした。測定結果を表2−1に示す。
表面層塗料中に添加した樹脂粒子と同一混合比になるように樹脂粒子を混合し、混合粒子の体積粒度分布を、精密粒度分布測定装置(商品名:マルチサイザー(Multisizer)2;ベックマン・コールター社製)を用いて測定した。具体的には、当該精密粒度分布測定装置に、個数分布及び体積分布を出力するインターフェース(日科機バイオス社製)並びにパーソナルコンピューターを接続した。電解液として、一級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製した。前記電解液100ml中に分散剤として界面活性剤を0.1ml加え、さらに測定試料を約5mg加え、測定試料を懸濁した電解液を、超音波分散器で約1分間分散処理した。前記超音波処理された電解液を測定サンプルとして、100μmのアパーチャーを採用した上記精密粒度分布測定装置を用いて、1.59μmから64.00μmの範囲で128チャンネルの体積粒度分布を測定した。測定結果から、表面層膜厚の1.2倍以上の粒径を有する粒子の体積分率B[%]を求めた。また、前記表面層の樹脂100質量部に対する前記樹脂粒子の配合量をA[質量部]としたとき、以下の関係式で導かれる値を樹脂粒子の粗粒成分量とした。測定結果を表1に示す。
プリンター(商品名:LBP5500;キヤノン株社製)用のプロセスカートリッジについて、現像ブレードに、厚み80μmのSUS製ブレードを用い、この現像ブレードにブレードバイアスを印加できるように改造を施した。
添加する樹脂粒子、樹脂粒子の添加量、及び表面層厚みの各々を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様にして現像ローラを作成した。また、実施例1と同様に各種測定、評価を行った。結果を表2−1、表2−2及び表3に示す。
2 弾性層
3 表面層
4 プロセスカートリッジ
5 感光ドラム
6 現像ローラ
7 現像剤塗布部材
8 現像剤
9 現像ブレード
10 現像装置
11 レーザー光
12 帯電装置
13 廃トナー収容容器
14 クリーニングブレード
15 定着装置
16 駆動ローラ
17 転写ローラ
18 バイアス電源
19 テンションローラ
20 転写搬送ベルト
21 従動ローラ
22 紙
23 給紙ローラ
24 吸着ローラ
25 浸漬槽
26 液送ポンプ
27 攪拌タンク
28 昇降装置
29 金属ドラム
31 ウレタン樹脂粒子
32 ウレタン樹脂粒子31と比較して相対的に粒径の小さいウレタン樹脂粒子
G ギャップ
Claims (13)
- 軸芯体の外周に弾性層を有し、その外周に樹脂と、樹脂粒子とを含有している表面層を有している現像ローラであって、
該表面層は、該樹脂粒子に由来する凸部を有し、
かつ粗さ曲線の歪度Rskが0.15以上、0.70以下である粗さの表面を有しており、
該樹脂粒子は、体積粒度分布において粒径d1にピークP1を有し、
粒径d1の粒子が全樹脂粒子に占める体積分率をa、かつd1より大きい粒径d2、d3の樹脂粒子が全樹脂粒子に占める体積分率をb、cとしたとき、d1、d2、d3及びa、b、cが下記関係式(1)から(7)を満足することを特徴とする現像ローラ。
4μm≦d2−d1≦12μm (1)
6μm≦d1≦22μm (2)
10μm≦d2≦27μm (3)
2.0体積%≦b≦8.0体積% (4)
1.5≦a/b≦7.0 (5)
0.0≦c/b≦1.1 (6)
d1<d3<d2 (7)
なお、d1、d2およびd3は、該樹脂粒子の体積粒度分布を示すヒストグラムから以下のように決定される。
[d1の決定方法]
ヒストグラムの縦軸において極大かつ最大値を示す階級の代表粒径をd1(μm)とする。
[d2、d3の決定方法]
<ヒストグラムの縦軸において、d1より大きい粒径に極大値を持つ場合>
前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級に、ヒストグラムの縦軸において極大値を示す階級を1つ以上有する場合、極大値を示す階級のうち代表粒径が最大の階級の代表粒径をd2(μm)とする。d3(μm)はヒストグラムの代表粒径d1とd2の間の区間において、ヒストグラムの縦軸が極小かつ最小値を示す階級を示す。
<ヒストグラムの縦軸において、d1より大きい粒径に極大値を持たない場合>
ヒストグラムの代表粒径がd1よりも大きな粒径区間において、ヒストグラムの縦軸に極大値を有さない場合は、以下の操作を行うことによりd2、d3を決定する。
前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級の代表粒径を、代表粒径が小さい方から順に、R1、R2・・・Rxとする(ただし、xは1以上の整数)。前記d1よりも大きな代表粒径を有する階級のヒストグラムの縦軸の値をAx、その両隣の階級における縦軸の値をそれぞれAx−1、Ax+1としたときに、代表粒径Rxを横軸に、下記式(17)で求められるBxの値を縦軸にプロットしたグラフにおいて、極大値を示す代表粒径Rxをd2(μm)とする。前記グラフにおいて極大値を複数有する場合は、最も代表粒径が大きいRxをd2(μm)とする。
前記グラフにおいて、代表粒径d1とd2の間に存在する極小値を示す代表粒径Rxをd3(μm)とする。前記グラフにおいて極小値となる代表粒径が複数存在する場合は、極小値となる代表粒径のなかでヒストグラムの縦軸が最小となる代表粒径をd3(μm)とする。
Bx=Ax−(Ax+1+Ax−1)/2 ・・・式(17)
(ただし、xは1以上の整数)。
- 前記樹脂粒子は、粒径d2にピークP2を有し、該粒径d2が、体積粒度分布において、極大値を示す最大の代表粒径である請求項1記載の現像ローラ。
- 前記樹脂粒子は、体積粒度分布において有するピークが、前記ピークP1及び前記ピークP2の2つである請求項2に記載の現像ローラ。
- 前記d1が7μm以上、10μm以下、d2が12μm以上、20μm以下に存在する請求項1から請求項3の何れかに記載の現像ローラ。
- 前記粗さ曲線の歪度Rskが0.3以上、0.60以下である請求項1から請求項4の何れかに記載の現像ローラ。
- 前記表面層において、前記樹脂100質量部に対する前記樹脂粒子の配合量をA[質量部]、前記表面層の厚さをt[μm]、前記樹脂粒子の体積粒度分布において、前記表面層の厚さの1.2倍以上の粒径の粒子の体積分率をB[%]としたとき、以下の式(8)から(10)を満足する請求項1から請求項5の何れかに記載の現像ローラ。
15≦A≦40 (8)
8.0≦t≦15.0 (9)
3.0≦A×B/100≦9.0 (10) - 前記tが式(11)を満たし、前記A及びBが式(12)を満足する請求項6に記載の現像ローラ。
9.0≦t≦12.0 (11)
3.5≦A×B/100≦6.0 (12)。 - 前記現像ローラの表面硬度が30度以上38度以下であることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の現像ローラ。
- 少なくとも一成分乾式現像剤と、請求項1から請求項8の何れかに記載の現像ローラと、現像ローラ上の現像剤量を制御する現像ブレードとを有することを特徴とする現像装置。
- 前記現像剤の体積平均粒径をdtとしたとき、以下の関係式(13)を満足する請求項9に記載の現像装置。
1.0≦(d2−d1)/dt≦2.0 (13) - 前記現像剤の体積平均粒径が5.0μm以上、6.5μm以下である請求項10に記載の現像装置。
- 前記現像ブレードにバイアスを印加する機構を有する請求項9から請求項11の何れかに記載の現像装置。
- 少なくとも、現像剤を表面に担持する請求項1から請求項8の何れかに記載の現像ローラと、該現像ローラ上の現像剤量を制御する現像ブレードと、を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007259900A JP4898620B2 (ja) | 2006-10-06 | 2007-10-03 | 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006275524 | 2006-10-06 | ||
JP2006275524 | 2006-10-06 | ||
JP2007259900A JP4898620B2 (ja) | 2006-10-06 | 2007-10-03 | 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008112150A JP2008112150A (ja) | 2008-05-15 |
JP4898620B2 true JP4898620B2 (ja) | 2012-03-21 |
Family
ID=39444670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007259900A Active JP4898620B2 (ja) | 2006-10-06 | 2007-10-03 | 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4898620B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5424585B2 (ja) * | 2008-06-24 | 2014-02-26 | キヤノン株式会社 | 画像形成方法 |
JP5209398B2 (ja) * | 2008-07-28 | 2013-06-12 | 東海ゴム工業株式会社 | 電子写真機器用現像ロール |
CN102224461B (zh) * | 2008-10-08 | 2014-06-11 | 株式会社普利司通 | 调色剂输送辊、辊制造用模具以及辊的制造方法 |
JP4455671B1 (ja) | 2008-11-18 | 2010-04-21 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ及びその製造方法、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置 |
JP5686643B2 (ja) * | 2011-03-22 | 2015-03-18 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
WO2014002963A1 (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-03 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置及び画像処理方法 |
CN106537259B (zh) | 2014-08-07 | 2019-11-05 | 株式会社I.S.T | 低摩擦构件、图像形成装置和低摩擦覆膜形成剂 |
JP2016099527A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
JP2017120381A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-07-06 | 株式会社沖データ | 画像形成装置 |
JP6815889B2 (ja) * | 2016-02-26 | 2021-01-20 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
JP2018084653A (ja) | 2016-11-22 | 2018-05-31 | エスプリンティンソリューション株式会社 | 帯電部材 |
JP2019174535A (ja) * | 2018-03-27 | 2019-10-10 | 株式会社沖データ | 現像ユニットおよび画像形成装置 |
JPWO2020050131A1 (ja) * | 2018-09-05 | 2021-08-26 | Nok株式会社 | 導電性ロール |
US11650514B2 (en) | 2018-09-05 | 2023-05-16 | Nok Corporation | Charging roll |
JP7423373B2 (ja) | 2019-04-01 | 2024-01-29 | キヤノン株式会社 | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
US11714364B2 (en) | 2019-08-29 | 2023-08-01 | Nok Corporation | Charging roll |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3047312B2 (ja) * | 1994-12-27 | 2000-05-29 | キヤノン株式会社 | 磁性トナー及び画像形成方法 |
JPH09106173A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像剤担持体及びその製造方法 |
JP3984860B2 (ja) * | 2002-05-07 | 2007-10-03 | キヤノン株式会社 | 現像剤担持体および該現像剤担持体を用いた現像装置およびプロセスカートリッジ |
JP2005352017A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Bridgestone Corp | 現像ローラ及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2006030456A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Canon Inc | 現像方法及び該現像方法に用いられる現像剤担持体 |
-
2007
- 2007-10-03 JP JP2007259900A patent/JP4898620B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008112150A (ja) | 2008-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4898620B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 | |
US7570905B2 (en) | Developing roller, developing apparatus using the same, and image forming apparatus | |
JP6231875B2 (ja) | 現像装置、現像方法、画像形成装置、および画像形成方法 | |
JP4455671B1 (ja) | 現像ローラ及びその製造方法、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置 | |
JP2017201390A (ja) | 現像部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP7034813B2 (ja) | 画像形成装置、帯電部材、カートリッジ、及び帯電部材の製造方法 | |
JP5196871B2 (ja) | 現像ローラー、これを用いた現像装置、電子写真装置及びプロセスカートリッジ | |
JP5388554B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5241471B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5661413B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4979460B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2008276020A (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5213726B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真用画像形成装置 | |
JP5701102B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP4935587B2 (ja) | 現像装置 | |
JP5076357B2 (ja) | 現像剤規制部材、及び、現像装置 | |
JP2008309952A (ja) | 弾性ローラの再生方法、電子写真用プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP4496021B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP2010152127A (ja) | 電子写真用プロセスカートリッジ及びこれを用いた現像方法 | |
JP5349896B2 (ja) | 現像剤担持体及びそれを用いた現像装置、電子写真画像形成装置 | |
JP2011028044A (ja) | 電子写真用プロセスカートリッジ | |
JP2008015075A (ja) | 現像ローラ | |
JP2012013900A (ja) | 現像剤担持体および現像装置 | |
JP2008096870A (ja) | 現像ローラ | |
JP2008225050A (ja) | 現像ローラとそれを用いた現像方法及び画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111129 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111226 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4898620 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |