JP4898479B2 - 湿度測定装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に好適な湿度測定装置に関し、特にそのエラー検知に関するものである。
一般に電子写真方式の画像形成装置では、使用環境や、現像器、感光ドラムの印字枚数による特性変動、感光ドラムの製造時における感度ばらつき、トナーの製造時における摩擦帯電特性のばらつき等により、印字画像の濃度特性に変動が生じる。これらの変化、変動特性を安定化させる努力は日々行われているが、未だ十分ではない。特にカラー画像形成装置では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像剤(トナー)を重ねて色再現を行うので、4色の現像剤、即ち、トナー像の濃度が正確に調整されていなければ良好なカラーバランスを得ることができない。従って、多くのカラー画像形成装置においては、使用環境をモニタし、使用環境に応じて、帯電電位、露光量、現像バイアス等の画像形成条件を最適な値に変更している。
カラー画像形成装置では一般に、使用環境をモニタするために、各種の湿度センサ素子が用いられている。前記湿度センサ素子として、水分子の吸着によりインピーダンスが変化することを利用した湿度センサ素子が知られている。このようなインピーダンス変化型湿度センサ素子には、セラミック湿度センサ素子や、高分子系センサ素子がある。
また、インピーダンス変化型湿度センサ素子を更に分けると、抵抗変化(R変化)を利用したもの、静電容量変化(C変化)を利用したものの2つに分けられる。
そして、静電容量変化型湿度センサ素子(高分子系センサ素子)は、湿度の増大に伴って静電容量がほぼ同じ比率で減少(RH−C特性がほぼ直線となる)する。また、抵抗変化型湿度センサ素子は、低湿度側では高抵抗であり、湿度の増加に伴ってその抵抗値が指数関数的に減少する。静電容量変化型湿度センサ素子(高分子系センサ素子)はリニアリティに優れ、相対湿度0%RHからの計測が可能となる。しかしその一方で、0%RHにおける静電容量が数百pFと大きく、また0%〜100%RHでの静電容量変化幅が数十pFと小さい。そのため小さい容量変化を拡大することと、大きなゼロオフセットを相殺することが同時に必要となるため、回路は非常に複雑かつハイコストになり、また定期的な較正が必要となるなどの問題がある。
一方、抵抗変化型湿度センサ素子には、低湿度領域(5%RH以下)の計測が困難であること、インピーダンスの変化幅が4〜5桁に及ぶ指数関数特性を示すため、回路系のダイナミックレンジが確保しにくい問題が有る。さらに、温度による特性変動が大きいことなどの問題がある。しかし回路系の工夫や別途温度検知素子を用いることにより、克服可能となるため、本発明では抵抗変化型湿度センサ素子を用いる。湿度を検知する回路構成図は特許文献1や、特許文献2で提案されている。
特許文献1及び特許文献2では、低湿度側〜高湿度側にわたる全湿度領域において、良好なリニアリティ特性を得られるよう、回路構成が工夫されている。しかし特許文献1及び特許文献2で提案されている回路構成は高価であり、より安価な回路構成で湿度検知を行う必要がある。
図1(実施例の図であるが、従来例の説明に援用する)はインピーダンス変化を用いて湿度を検知する湿度検知回路の一般的な回路構成を示す図である。同図において基板上に搭載されているマイクロプロセッサに電源(例えば、+3.3V)を供給する。そしてマイクロプロセッサから所定の周波数(例えば1kHz)、振幅(例えば、+3.3V)、DUTY(例えば、50%)の信号を出力する。出力した信号CLKと、これとは逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、抵抗102との分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。
図15は図1における各部の信号波形を示す図である。マイクロプロセッサからCLK信号及び/CLK信号を出力し、センサ信号SNSをA/D入力する。A/D入力のタイミングとしてはCLK信号の立ち上がりを基準に規定時間後に検知する。センサ信号SNSの検知電圧から検知電圧−湿度変換テーブルを用いて、湿度を算出する。
特開平2−298848号公報 特開平7−311169号公報
しかしながら、前述の従来例では、以下のような問題があった。
図16に、図1に示す回路を用いた際の高湿度時及び低湿度時の信号波形を示す。従来例では低湿度側〜高湿度側まで湿度センサ素子101のインピーダンス変化幅が指数関数特性を示すため、検出電圧Vi(図16参照)のダイナミックレンジが広い。つまり、高湿度及び低湿度時の信号波形は湿度変化に応じて検出される電圧の変動が小さい。例えば、湿度センサ素子が断線したりして故障する場合は、検出電圧値が高湿度時または低湿度時のときの値と同じ値になって変動しなくなる。よって、高湿度や低湿度の場合にセンサ信号SNSのA/D入力値から湿度センサ素子101の異常であるのか高湿度または低湿度であるのかを検知することが困難である。つまり、湿度センサ素子101の異常を検知できなかった。その結果、湿度センサ素子101が異常であっても誤って高湿度や低湿度と判断して、使用湿度を誤検知してしまい、帯電電位、露光量、現像バイアス等の画像形成条件に異常な値を設定してしまう。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、安価な構成で、エラー検知ができる湿度測定装置、およびこの湿度測定装置を用いた、高品質な画像を提供し続けることのできる画像形成装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明では、湿度測定装置を次の(1)のとおりに構成し、画像形成装置をつぎの(2)のとおりに構成する。
(1)湿度変化に応じて抵抗値が変化する湿度検知素子と、
前記湿度検知素子に直列接続された抵抗と、
前記湿度検知素子と前記抵抗とにクロック信号を出力する信号出力部と、
湿度を判定するために、前記クロック信号の立ち上がりエッジ、又は、立ち下りエッジから所定のタイミングで、前記湿度検知素子と前記抵抗との接続点で電圧を検知し、前記湿度検知素子の異常を判定するために、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで前記接続点の電圧を検知する測定部と、を有することを特徴とする湿度測定装置。
(2)画像を形成するための画像形成部と、
湿度変化に応じて抵抗値が変化する湿度検知素子と、
前記湿度検知素子に直列接続された抵抗と、
前記湿度検知素子と前記抵抗とにクロック信号を出力する信号出力部と、
前記湿度検知装置からの出力に基づき前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、
湿度を判定するために、前記クロック信号の立ち上がりエッジ、又は、立ち下りエッジから所定のタイミングで、前記湿度検知素子と前記抵抗との接続点で電圧を検知し、前記湿度検知素子の異常を判定するために、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで前記接続点の電圧を検知する測定部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、安価な回路構成で、湿度測定装置の異常を判定することができる。この湿度測定装置を画像形成装置に適用した場合に、湿度センサ素子の出力に応じて画像形成条件を設定することができるので高品質な画像を提供し続けることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳細に説明する。
実施例1である“カラーレーザプリンタ”について説明する。本実施例では高湿度環境下でのエラー検知について説明する。図1は本実施例で用いる湿度検知回路の構成を示す図である。図2は本実施例の構成を示すブロック図であり、201はレーザプリンタ、202はホストコンピュータである。本実施例では4ドラム方式のカラーレーザプリンタの例をあげる。
図3は本実施例のカラーレーザプリンタの構造を示す断面図である。図2と同一のものには同一の符号を付してある。なお、図2で示したビデオコントローラ及びエンジンコントローラは図示していない。301〜304は感光ドラムであり、それぞれ301はブラック、302はイエロー、303はシアン、304はマゼンタの画像の形成に利用される。感光ドラム301は図示しないドラムモータによって一定速度で図3に示す矢印の方向に回転する。
ブラックの感光ドラム301は、図3の帯電ローラ309によって表面を一様に帯電されており、この表面をビデオコントローラ203で作成されたビデオ信号で変調されたレーザビームが走査することで、静電潜像が形成される。静電潜像は図3の現像器305によってトナー像として可視化される。イエロー、シアン、マゼンタについても同様である。
本カラーレーザプリンタは、4色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBK)の画像を重ねあわせたカラー画像を形成するために4色の画像形成部を備えている。画像形成部は、像担持体としての感光ドラムを有するトナーカートリッジ207から210と、画像露光用光源としてのレーザビームを発生させるレーザダイオードを有するスキャナユニット205、206とからなる。このうち、トナーカートリッジは4色それぞれ1つづつ有する。しかし、スキャナユニットに関しては、シアン、マゼンタで共通、イエロー、ブラックで共通である。
ホストコンピュータ202からの画像データを受け取ると、レーザプリンタ201内のビデオコントローラ203で前記画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用のビデオ信号を生成する。ビデオコントローラ203とエンジンコントローラ204はシリアル通信を行い、情報の送受信を行っている。ビデオ信号はエンジンコントローラ204に送信される。エンジンコントローラ204は、前記ビデオ信号に応じてスキャナユニット205と206内のレーザダイオード(不図示)を駆動し、トナーカートリッジ207〜210内の感光ドラム上にそれぞれ画像を形成する。前記感光ドラム301〜304は、静電転写ベルトETB211に接しており、各色の感光ドラム上に形成された画像がETB211上の記録紙に転写され順次重ね合わされていくことにより、カラー画像が形成される。なお、ETBとはElectrostatic Transportation Beltの略であり、静電気によって記録紙を吸着させて搬送するベルトである。
ここで湿度センサ素子(湿度検知素子)101(図1参照)により湿度をモニタし、その使用環境に応じて、帯電電位、露光量、現像バイアス等の画像形成条件を最適な値に設定する。本実施例で使用される湿度センサ素子101は、湿度に応じて抵抗値が変化する抵抗変化型湿度センサ素子である。
次に図4のフローチャートにより高湿度環境下でのエラー検知の流れについて説明する。なお、図中、ステップはSと、湿度センサ素子は湿度センサと略記した。図1は湿度測定装置の構成の一部を示しており、湿度測定装置はマイクロプロセッサと図1の検知回路から構成される。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する(S401)。出力したクロック信号CLKと湿度検知回路からの信号SNSを図5に示す。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給する。そして、出力したクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後の抵抗102との分圧値Viをマイクロプロセッサに取り込む(S402)。なお、図1に示すとおり、湿度センサ素子101と抵抗とは直列接続されており、分圧値(電圧値)は湿度センサ素子101と抵抗102との接続点から取り込む。S402での検知結果が0.5V以下かを確認する(S403)。
図6は湿度検知回路からの信号である分圧値と湿度の相関を示すテーブルである。0.5Vを超える場合は検知結果より、図6に示す検知電圧−湿度変換テーブルを用いて湿度を算出する(S404)。一方、0.5V以下の場合は高湿度もしくは湿度センサ素子故障と判断し、故障判定モードに移行する。
なお、0.5V以下の場合に故障判定モードに移行するのは以下の理由による。
本実施例の湿度検知回路では、80%以上の高湿度の場合に湿度変化に対する検出電圧の変化量が小さくなる(図6参照)。そのため、湿度検知素子が故障して、ある0.5V以下の一定電圧値を出力する状態と、高湿度の状態との識別が困難になる。故障か否かを識別するために故障判定モードに移行する。
故障判定モードではマイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する(S405)。出力したクロック信号と湿度検知回路からの信号を図7に示す。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、抵抗102との分圧値Vj(図7参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S406)。S406での検知結果が0.5V以下かを確認する(S407)。0.5Vを超える場合は先に検知した分圧値Viより、図6に示す検知電圧−湿度変換テーブルを用いて湿度を算出する(S408)。0.5V以下の場合は、エンジンコントローラ204はビデオコントローラ203に湿度センサ素子故障のエラーを報知する(S409)。
以下に本実施例の具体的な数値例(湿度センサ素子101が異常ではない場合)を示す。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、分圧抵抗68kΩ(図1の102参照)との分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が0.1Vのとき、故障判定モードに移行する。故障判定モードではマイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する。そして出力した信号と、出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、分圧抵抗68kΩとの分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が例えば1.2Vのとき、つまり、検出電圧が0.5V以下のある一定電圧値になっていない場合は、湿度センサ素子故障ではないと判定する。検知電圧−湿度変換テーブル(図6参照)を用いて、検知電圧0.1Vでの湿度を算出して、湿度84%RHと検出する。
以下に本実施例の具体的な数値例(湿度センサ素子101が異常である場合)を示す。図8に本実施例での出力したクロック信号と湿度検知回路からの信号を示す。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、分圧抵抗68kΩ(図1の102参照)との分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が0.1Vのとき、故障判定モードに移行する。故障判定モードではマイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する。そして出力した信号と、出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、分圧抵抗68kΩとの分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が前回の検知電圧と同じ0.1Vのとき、湿度センサ素子故障と判定し、ビデオコントローラ203に湿度センサ素子故障のエラーを報知する。
前記クロック信号の立ち上がりから電圧検知タイミング(変更後も含む)は、予め定められた時間であり、構成する回路構成に応じて適宜選択される。
以上説明したように、本実施例によれば、安価な回路構成で、湿度センサ素子の異常を判定することができるので、湿度センサ素子の出力に応じて画像形成条件を設定することによって高品質な画像を提供し続けることができる。
実施例2である“カラーレーザプリンタ”について説明する。本実施例は、低湿度側でのエラー検知に関するものである。ハードウエアの構成は、実施例1と同様なので、その説明を省略する。
図9のフローチャートにより低湿度環境下でのエラー検知の流れについて説明する。なお、図中、ステップはSと、湿度センサ素子は湿度センサと略記した。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する(S901)。出力したクロック信号と湿度検知回路からの信号を図10に示す。出力した信号CLKと、出力信号CLKと逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、出力したクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後の抵抗102との分圧値Vi(図10参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S902)。S902での検知結果が2.8V以上かを確認する(S903)。2.8Vより小さい場合は検知結果より、図6に示す検知電圧−湿度変換テーブルを用いて湿度を算出する(S904)。
一方、2.8V以上の場合は低湿度もしくは湿度センサ素子故障と判断し、故障判定モードに移行する。故障判定モードではマイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する(S905)。出力したクロック信号と湿度検知回路からの信号を図11に示す。出力した信号CLKと、出力信号CLKと逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給する。そして、抵抗102との分圧値Vj(図11参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S906)。S906での検知結果が2.8V以上かを確認する(S907)。2.8Vより小さい場合は先に検知した分圧値Viより、図6に示す検知電圧−湿度変換テーブルを用いて湿度を算出する(S908)。2.8V以上の場合はエンジンコントローラ204はビデオコントローラ203に湿度センサ素子故障のエラーを報知する(S909)。
なお、2.8V以上の場合に故障判定モードに移行するのは以下の理由による。
本実施例の湿度検知回路では、20%以下の低湿度の場合に湿度変化に対する検出電圧の変化量が小さくなる(図6参照)。そのため、湿度検知素子が故障して、ある2.8V以上の一定電圧値を出力する状態と、低湿度の状態との識別が困難になる。故障か否かを識別するために故障判定モードに移行する。
以下に本実施例の具体的な数値例を示す。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、分圧抵抗68kΩとの分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が3.2Vのとき、故障判定モードに移行する。故障判定モードではマイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する。そして出力した信号と、この出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子に供給し、分圧抵抗68kΩとの分圧値をマイクロプロセッサに取り込む。検知電圧が3.2Vのとき、つまり、前回の検出電圧と同じ3.2Vになっている場合は、湿度センサ素子故障と判定し、ビデオコントローラ203に湿度センサ素子故障のエラーを報知する。
前記クロック信号の立ち上がりから電圧検知タイミング(変更後も含む)は、予め定められた時間であり、構成する回路構成に応じて適宜選択される。
本手法を用いることにより、安価な回路構成で、湿度センサ素子の異常を判定できるので、湿度センサ素子の出力に応じて画像形成条件を設定することによって高品質な画像を提供し続けることが可能となる。
実施例3である“カラーレーザプリンタ”について説明する。本実施例では、湿度検知回路を含む湿度センサ周辺回路での故障検出について説明する。ハードウエアの構成は、実施例1と同様なのでその説明を省略する。
図12のフローチャートにより本実施例における処理の流れを説明する。なお、図中、ステップはSと、湿度センサ素子は湿度センサと略記した。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する(S1201)。出力したクロック信号と湿度検知回路からの信号を図13に示す。出力した信号CLKと、この出力信号と逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給する。そして、出力したクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後の抵抗102との分圧値Vi1(図13参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S1202)。マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号の立ち上がりから250μsec後を50μsec後に変更する(S1203)。出力した信号と、この出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、抵抗102との分圧値Vj1(図13参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S1204)。
マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号の立ち上がりから50μsec後を750μsec後に変更する(S1205)。出力した信号と、この出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、抵抗102との分圧値Vi2(図11参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S1206)。マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号の立ち上がりから750μsec後を550μsec後に変更する(S1207)。出力した信号と、出力信号と逆極性の出力信号を、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給し、抵抗102との分圧値Vj2(図13参照)をマイクロプロセッサに取り込む(S1208)。
S1201〜S1208での検知結果Vi1、Vi2、Vj1、Vj2の中からMax−Minが0.1V以上かを確認する(S1209)。0.1Vより大きい場合はエンジンコントローラ204はビデオコントローラ203に湿度センサ周辺回路故障のエラーを報知する(S1210)。0.1Vより小さい場合は(S1202)で検知した分圧値Vi1より、図6に示す検知電圧−湿度変換テーブルを用いて湿度を算出する(S1211)。
つまり検知のタイミングを複数設定し、検知した複数の電圧のうちの最大値と最小値との差の値が大きい場合(0.1V以上)には、回路の故障であると判断する。
以下に本実施例の具体的な数値例を示す。図1のマイクロプロセッサから周波数:1kHz、振幅:+3.3V、DUTY:50%のクロック信号を出力する。出力した信号CLKと、出力信号CLKと逆極性の出力信号/CLKを、分圧抵抗102を介して湿度センサ素子101に供給する。そして、マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後に分圧抵抗68kΩとの分圧値Vi1=1.2Vをマイクロプロセッサに取り込む。マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから250μsec後から50μsec後に変更して、分圧抵抗68kΩとの分圧値Vj1=1.2Vをマイクロプロセッサに取り込む。マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから50μsec後を750μsec後に変更して、分圧抵抗68kΩとの分圧値Vi2=1.2Vをマイクロプロセッサに取り込む。マイクロプロセッサに取り込む検知タイミングをクロック信号CLKの立ち上がりから750μsec後を550μsec後に変更して、分圧抵抗68kΩとの分圧値Vj2=1.2Vをマイクロプロセッサに取り込む。Vi1、Vj1、Vi2、Vj2の中からMax−Min=0Vとなり、0.1Vを超えないため、湿度センサ周辺回路故障のエラーを報知しない。0.1Vを超える場合は、湿度センサ周辺回路故障のエラーを報知する。
前記クロック信号の立ち上がりから電圧検知タイミング(変更後も含む)は、予め定められた時間であり、構成する回路構成に応じて適宜選択される。
本手法を用いることにより、簡単な回路構成で、湿度センサ周辺回路の異常を判定でき、湿度センサ素子の出力に応じて画像形成条件を設定することによって高品質な画像を提供し続けることが可能となる。
なお各実施例では、検知タイミングを変えることにより、センサ信号SNSの出力波形が正常か否かをチェックすることでエラーを検知している。センサ信号SNSの波形は回路構成により変化するので、検知タイミングは回路構成に応じて最適な値に適宜変更される。
また、各実施例では、クロック信号(CLK)の立ち上がり(立ち上がりエッジ)から所定時間後のタイミングで電圧を検知するようにしたが、立ち下がり(立ち下りエッジ)を基準にしても良い。
図14に、各実施例における制御系の概略構成を示す。制御系は、CPU29、制御プログラムが書き込まれたROM802、CPU29が各種処理を行うためのワーク領域を提供するRAM803など(図1のマイクロプロセッサに相当)を有する。CPU29は、画像形成動作を制御する制御部であり、各フローチャートの処理を行う。そして、図1の湿度検知回路に対して、クロック信号を出力する信号出力部、電圧値を取り込んで湿度を求める測定部、測定した電圧値に基づいて異常を判定する判定部として機能する。なお、図14の他の部分は、各実施例の要部に直接関係がないので、その説明を省略する。
実施例1で用いる湿度検知回路の構成を示す図 実施例1の構成を示すブロック図 実施例1の構造を示す断面図 実施例1の処理を示すフローチャート 湿度検知回路の波形図 湿度検知回路の出力と湿度の相関を示すテーブル 湿度検知回路の波形図 湿度検知回路の波形図 実施例2の処理を示すフローチャート 湿度検知回路の波形図 湿度検知回路の波形図 実施例3の処理を示すフローチャート 湿度検知回路の波形図 制御系の概略構成を示す図 従来例における湿度検知回路の波形図 湿度検知回路の波形図
符号の説明
101 湿度センサ素子
102 分圧抵抗

Claims (10)

  1. 湿度変化に応じて抵抗値が変化する湿度検知素子と、
    前記湿度検知素子に直列接続された抵抗と、
    前記湿度検知素子と前記抵抗とにクロック信号を出力する信号出力部と、
    湿度を判定するために、前記クロック信号の立ち上がりエッジ、又は、立ち下りエッジから所定のタイミングで、前記湿度検知素子と前記抵抗との接続点で電圧を検知し、前記湿度検知素子の異常を判定するために、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで前記接続点の電圧を検知する測定部と、を有することを特徴とする湿度測定装置。
  2. 請求項1に記載の湿度測定装置であって、
    更に、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで検出した電圧に基づいて、
    前記湿度検知素子の異常か否かを判定する判定部を有することを特徴とする湿度測定装置。
  3. 請求項1に記載の湿度測定装置であって、
    前記測定部によって、前記所定のタイミングとは異なる複数のタイミングで前記電圧を検出することを特徴とする湿度測定装置。
  4. 請求項2に記載の湿度測定装置であって、
    前記判定部によって前記湿度検知素子に異常がないと判定した場合には、前記測定部によって湿度を求めることを特徴とする湿度測定装置。
  5. 請求項3に記載の湿度測定装置であって、
    前記検知した複数の電圧のうちの最大値と最小値とに基づいて前記湿度検知素子の異常を検出することを特徴とする湿度測定装置。
  6. 画像を形成するための画像形成部と、
    湿度変化に応じて抵抗値が変化する湿度検知素子と、
    前記湿度検知素子に直列接続された抵抗と、
    前記湿度検知素子と前記抵抗とにクロック信号を出力する信号出力部と、
    前記湿度検知装置からの出力に基づき前記画像形成部の画像形成条件を制御する制御部と、
    湿度を判定するために、前記クロック信号の立ち上がりエッジ、又は、立ち下りエッジから所定のタイミングで、前記湿度検知素子と前記抵抗との接続点で電圧を検知し、前記湿度検知素子の異常を判定するために、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで前記接続点の電圧を検知する測定部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    更に、前記所定のタイミングとは異なるタイミングで検出した電圧に基づいて、
    前記湿度検知素子の異常か否かを判定する判定部を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記所定のタイミングとは異なる複数のタイミングで前記電圧を検出することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記判定部によって前記湿度検知素子に異常がないと判定した場合には、
    前記制御部は、前記測定部によって湿度を求めて、求めた湿度に応じて前記画像形成部の画像形成条件を設定することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    前記検知した複数の電圧のうちの最大値と最小値とに基づいて前記湿度検知素子の異常を検出することを特徴とする画像形成装置。
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