JP4897504B2 - 工作機械用カバー - Google Patents

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Description

この発明は、工作機械、とくに、門型マシニングセンタのような大型工作機械で、加工エリアにワークを搬入・搬出するためにクレーンを用いて行う工作機械において、加工エリアを開放自在に被覆するためのカバーに関する。
この種のカバーとしては、図6に示すように、工作機械のベッド61上方の加工エリアの頂面から側面にかけての部分を開放自在に被覆するテレスコ式と称されるものが知られている。すなわち、テレスコ式カバーは、ベッド61の前方に配置されている固定カバー62と、固定カバー62の後方に前後動自在に配置されている第1〜第3可動カバー71〜73とを備えている。固定カバー62および可動カバー71〜73は、いずれも、横断面逆L字状のものである。図6は、カバーを閉じて、加工エリアを被覆している状態を示している。加工エリアを開放する際は、第1〜第3可動カバー71〜73を順次前方に向かって移動させ、固定カバー62の上に第1可動カバー71を、第1可動カバー71の上に第2可動カバー72を、第2可動カバー72の上に第3可動カバー73をそれぞれ重ねるようにする。
上記の通り、固定カバー62の部分が加工エリアを開放する際のカバー収納スペースの役割を果たすようになっている。収納スペースが必要であるため、その分だけ工作機械の据付スペースが広くなるという問題点があった。
この発明の目的は、カバーを収納するために広い据付スペースを必要としない工作機械用カバーを提供することにある。
この発明による工作機械用カバーは、加工エリアの前後方向または左右方向である4側面のいずれか1つの第1の面の部分を被覆する固定カバーと、加工エリアの頂面から、第1の面と対向する第2の面にかけての部分を開放自在に被覆する可動カバーとよりなり、可動カバーが、分割ラインによって第1の面側の第1分割カバーおよび第2の面側の第2分割カバーに2分割されており、固定カバーの上縁部に、第1分割カバーがその第1の面側の縁部を回転中心軸線として旋回自在に連結されており、第1分割カバーの第2の面側の縁部に、第2分割カバーがその第1の面側の縁部を中心として上下旋回自在に連結されているものである。
この発明による工作機械用カバーでは、加工エリアを被覆している状態から、可動カバーの第1分割カバーおよび第2分割カバーをそれぞれ上向きに旋回させると、加工エリアが開放され、この状態で、可動カバーは加工エリアの上方に収納される。したがって、床上に収納スペースを確保する必要が無く、工作機械の据付スペースを小さくすることができる。
さらに、加工エリアに可動カバーが被覆させられた状態で、加工エリアの頂面および第2の面が交差する角に当たる部分よりも第1の面側に近い部分に分割ラインが位置させられていると、旋回時の第2分割カバーの回転半径が小さくなり、収納時の可動カバーの高さを低く抑えることができる。
また、固定カバーの上縁部に第1旋回軸が回転自在に支持され、第1旋回軸に第1分割カバーの第1の面側の縁部が固定されており、第1分割カバーの第2の面側の縁部に第2旋回軸が回転自在に支持され、第2旋回軸に第2分割カバーの第1の面側の縁部が固定されており、第1旋回軸および第2旋回軸の一方の回転を他方の反対方向の回転に伝動する伝動手段を備えていると、第1分割カバーおよび第2分割カバーを連動させて同時に旋回させることができ、可動カバーの開閉動作を容易に行うことができる。
また、伝動手段が、第1旋回軸と同心状に固定部分に固定されている固定スプロケットと、第2旋回軸に固定されている可動スプロケットと、固定スプロケットおよび可動スプロケットに巻掛けられているチェーンとを備えていると、伝動手段を簡単な機構でもって構成することができる。
また、固定スプロケットの歯数よりも可動スプロケットの歯数が大であると、第1分割カバーよりも第2分割カバーを小さい角度で旋回させることができ、旋回時の第2分割カバーの干渉領域を小さくすることができる。
この発明によれば、カバーを収納するために広い据付スペースを必要としない工作機械用カバーが提供される。
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
以下の説明において、前後とは、図1の左側を前(正面)、これと反対側を後(背面)といい、左右とは、前方から見て、その左右の側を左右(図2の左右の側)というものとする。
工作機械は、前後方向に長い略方形状ベッド11と、ベッド11上に前後移動自在に支持されているテーブル12と、ベッド11を後寄り部分でまたいでいる門型コラム13と、門型コラム13に上下移動自在に渡されているクロスレール14と、クロスレール14にそって水平移動自在に支持されているサドル15と、サドル15に装備されている主軸頭16とを備えている。
図示しないクレーンによって、ワークがテーブル12上に搬入・搬出されるようになっている。テーブル12の上方スペースが加工エリアである。門型コラム13より前方の加工エリアがカバー21によって被覆されている。
カバー21は、加工エリアの前面の部分を被覆する前面固定カバー31と、加工エリアの左側面の部分を被覆する側面固定カバー32と、加工エリアの頂面から右側面にかけての部分を開放自在に被覆する可動カバー33とよりなる。
前面固定カバー31および側面固定カバー32は、ともに、垂直板状のものである。可動カバー33は、分割ライン41によって第1分割カバー42および第2分割カバー43に2分割されている。第1分割カバー42および第2分割カバー43は、分割ライン41にそって2つ折りを可能とするものである。図2において、第1分割カバー42および第2分割カバー43は、2つ折りにされて、可動カバー33が加工エリアを開放している状態で示されている。
つぎに、図3を参照しながら、可動カバー33について詳細に説明する。図3において、可動カバー33の開閉状態が軌跡L1〜L6として示されている。L1が閉じた状態であり、L6が開いた状態である。
閉じた状態で、可動カバー33は、全体として、横断面逆L字状をなす。可動カバー33のなすL字の角に当たる部分よりも左側面に近い部分に分割ライン41が位置させられている。第1分割カバー42は、平板状のものである。第2分割カバー43は、そのもの自身、横断面逆L字屈曲板状のものである。
側面固定カバー32の上縁部に、前後方向にのびた水平状第1旋回軸51が回転自在に支持されている。第1旋回軸51に第1分割カバー42の左縁部が固定されている。分割ライン41において、第1分割カバー42の右縁部に、第1旋回軸51と平行にのびた第2旋回軸52が回転自在に支持されている。第2旋回軸52に第2分割カバー43の左縁部が固定されている。
第1旋回軸51と同心状に固定スプロケット53が、適宜固定支持部材、ここでは、側面固定カバー32の上縁部に固定されている。第2旋回軸52に可動スプロケット54が固定されている。固定スプロケット53および可動スプロケット54にエンドレス・チェーン55が巻掛けられている。また、第1旋回軸51には旋回操作アーム56が固定されている。固定スプロケット53の歯数は、16である。可動スプロケット54の歯数は、18である。
可動カバー33を閉じた状態から、旋回操作アーム56によって、第1旋回軸51を、図3中、半時計方向に回転させると、第1分割カバー42および第2分割カバー43がチェーン55とともに第1旋回軸51を中心として上向きに旋回させられていく。固定スプロケット53は固定されていて回転しないため、チェーン55の旋回は、第2旋回軸52に時計方向の回転をもたらせる。これにより、第2旋回軸52が時計方向に回転し、第2分割カバー43は地上側に対しては上向きに旋回していくが、第1分割カバー42に対しては下向きに旋回させられる。最終的には軌跡L6で示す状態になるまで、可動カバー33は旋回させられて、開いた状態になる。
可動カバー33が閉じた状態から開いた状態になるまで、第1分割カバー42の旋回角度をα、第2分割カバー43の旋回角度をβとすると、α>βである。これは、固定スプロケット53および可動スプロケット54の歯数差に基づくものである。可動カバー33が開いた状態から閉じるには、第1旋回軸51を、図3中、時計方向に回転させる。
可動カバー33が開閉する際に、第2分割カバー43の下端の軌跡がSで示されている。この軌跡Sの内側にある方形状スペースが有効スペースEである。有効スペースEは、加工エリアを形成し、開閉に際し、可動カバー33との干渉を避けられるスペースである。
図4は、可動カバー33の他の例を示すものである。この例では、固定スプロケット53および可動スプロケット54の歯数をともに等しい16としている。この場合、第1分割カバー42の旋回角度α'=第2分割カバー43の旋回角度をβ'となる。第2分割カバー43の下端の軌跡がS'で示されている。この軌跡S'は、先に示した有効スペースEに対し矢印Iで示す部分で干渉することになる。
図5は、可動カバー33のさらなる他の例を示すものである。分割ライン41が、閉じた可動カバー33のなすL字の角に当たる部分に位置させられている。第1分割カバー42および第2分割カバー43は、ともに、平板状のものである。固定スプロケット53の歯数は、12である。可動スプロケット54の歯数は、18である。このような構成を採用すると、第2分割カバー43の下端の軌跡S''は、有効スペースEから大きく離れることになる。その反面、可動カバー33を開いた状態で、第1分割カバー42の上端レベルHは、例えば、図4に示す場合のレベルH'と比較して、高くなる。
また、上記にあっては、工作機械の側面側に固定カバーおよび可動カバーを位置させているが、後面に固定カバーを有する工作機械であれば、頂面と前面側のカバーを可動カバーとするなど、頂面とどの側面とを組み合わせて可動カバーとしてもよい。
この発明によるカバーを備えた工作機械の正面図である。 図1のII−II線にそう垂直断面図である。 同カバーの開閉動作説明図である。 他の例によるカバーの開閉動作説明図である。 さらなる他の例によるカバーの開閉動作説明図である。 従来例によるカバーを備えた工作機械の正面図である。
符号の説明
21 カバー
32 固定カバー
33 可動カバー
41 分割ライン
42 第1分割カバー
43 第2分割カバー

Claims (4)

  1. 加工エリアの前後方向または左右方向である4側面のいずれか1つの第1の面の部分を被覆する固定カバーと、加工エリアの頂面から、第1の面と対向する第2の面にかけての部分を開放自在に被覆する可動カバーとよりなり、可動カバーが、分割ラインによって第1の面側の第1分割カバーおよび第2の面側の第2分割カバーに2分割されており、固定カバーの上縁部に、第1分割カバーがその第1の面側の縁部を回転中心軸線として旋回自在に連結されており、第1分割カバーの第2の面側の縁部に、第2分割カバーがその第1の面側の縁部を中心として上下旋回自在に連結されており、
    固定カバーの上縁部に第1旋回軸が回転自在に支持され、第1旋回軸に第1分割カバーの第1の面側の縁部が固定されており、第1分割カバーの第2の面側の縁部に第2旋回軸が回転自在に支持され、第2旋回軸に第2分割カバーの第1の面側の縁部が固定されており、第1旋回軸および第2旋回軸の一方の回転を他方の反対方向の回転に伝動する伝動手段を備えている
    工作機械用カバー。
  2. 加工エリアに可動カバーが被覆させられた状態で、加工エリアの頂面および第2の面が交差する角に当たる部分よりも第1の面側に近い部分に分割ラインが位置させられている請求項1に記載の工作機械用カバー。
  3. 伝動手段が、第1旋回軸と同心状に固定部分に固定されている固定スプロケットと、第2旋回軸に固定されている可動スプロケットと、固定スプロケットおよび可動スプロケットに巻掛けられているチェーンとよりなる請求項1または2に記載の工作機械用カバー。
  4. 固定スプロケットの歯数よりも可動スプロケットの歯数が大である請求項3に記載の工作機械用カバー。
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