JP4896772B2 - エア抜管継手 - Google Patents

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Description

この発明はエンジン冷却水の循環配管に接続されて、循環配管内のエア抜きを行うためのエア抜管継手に関する。
従来、自動車のエンジン冷却水の循環配管内にエンジン冷却水を注入する際、循環配管内にエアが閉じ込められてしまうとエンジン冷却水の注入性が悪化することから、かかる循環配管の途中にエア抜部を設けることが行われている。
例えば下記特許文献1に、このようなエア抜部を設ける点が開示されている。
エンジン冷却水の循環配管上にこのようなエア抜部を設ける手段として、下記特許文献2に、循環配管に差込接続される一対の接続管部と、接続管部から分岐し、内側にエア抜孔を有する分岐管部と、分岐管部に脱着可能に取り付けられてエア抜孔を開閉する栓体とを有し、循環配管内のエアをエア抜孔の開放により外部に排出させるエア抜管継手をエンジン冷却水の循環経路上、即ち循環配管の途中に設ける点が開示されている。
図7はその具体例を示している。
同図において200はエンジン冷却水の循環配管の一部を成すヒータホース(エンジンで温められた冷却水を車室内の暖房用のヒータコアに導くための配管の一部)で、202はこれらヒータホース200に接続されたエア抜管継手である。
このエア抜管継手202は、図7(ロ)に示しているようにT字形状をなしていて、一対の接続管部204と、これらから分岐した分岐管部206とで継手本体207を形成しており、そしてそれら接続管部204において一対のヒータホース200に差込接続され、更にホースクランプ208にて固定されている。
分岐管部206は内側にエア抜孔210を形成しており、エア抜管継手202は、このエア抜孔210を通じて循環配管内のエアを外部に排出する。
212はこのエア抜孔210を開閉するための栓体で雄ねじ部214を有しており、この雄ねじ部214において分岐管部206の内面の雌ねじ部216にねじ込まれ、分岐管部206に取り付けられる。
この栓体212は大径且つ六角形状の頭部217を有しており、その頭部217が、分岐管部206より軸方向の上方及び軸直角方向に突出している。
図8は栓体212を分岐管部206に取り付けた状態で周辺部とともに拡大して示した図(但し図8に示したものは図7のもとは別の例)である。
図に示しているように栓体212は、軸部218の下部の外周面に円形の雄嵌合面220を有していて、その雄嵌合面220の環状の保持溝に弾性を有するOリング(環状のシール部材)222が保持されており、かかる雄嵌合面220が分岐管部206の対応する雌嵌合面224に嵌合されている。そしてそれら雄嵌合面220と雌嵌合面224とが、Oリング222にて気密にシールされるようになっている。
226は、栓体212における頭部217の下面の着座面で、栓体212は、この着座面226が分岐管部206の対応する上向きの被着座面228に密着状態に着座する位置まで、図中下向きに分岐管部206にねじ込まれ、取り付けられる。
ところでこのエア抜管継手212においては、Oリング222が正しく取り付けられているか否かを検査するため、栓体217を分岐管部206にねじ込んで、エア抜孔210を閉じた状態として気密試験を行う。
ところが栓体212を分岐管部206に強くねじ込んだ状態で気密試験を行ったときに、栓体212の雄ねじ部214と分岐管部206の雌ねじ部216とが密着状態になっていると、或いは栓体212における頭部217の着座面226と分岐管部206の被着座面228とが密着状態になっていると、それらの密着部分でシールが行われてしまって、同部分からエアが外部に抜けて行くことができず、そのため、たとえOリング222が取付け忘れされていた場合であっても気密試験の結果が合格となってしまうことが生じる。
そこでこのようなことを防止するために、栓体212を完全には分岐管部206にねじ込まずに半締状態としておいて気密試験を行い、そして気密試験後に栓体212を本締めするといったことを行っていた。
しかしながらこの場合、気密試験後に栓体212を本締めし忘れてしまうと、栓体212が半締状態のまま車両に組み付いてしまう恐れが生ずる。
従ってこうしたことが生じないように別途にこれを防止するための工程を必要としてしまう。
しかしながらこうしたことはエア抜管継手の組付けないし検査工程を複雑化してしまう要因となる。
特開昭61−93225号公報 特開2004−161163号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、Oリングが取り付けられていないときには気密試験でこれを検出することができ、従ってOリングを確実に取り付けた状態でエア抜管継手を車両に組み付けることができるようにすることを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(a)エンジン冷却水の循環配管に挿込接続される一対の接続管部と、(b)該接続管部から上向きに起立する状態に分岐し、内側にエア抜孔を形成する分岐管部と、(c)上端部に大径の頭部を有し、該頭部の下面の着座面を該分岐管部の対応する上向きの被着座面に着座させる状態に、該分岐管部にねじ結合により脱着可能に取り付けられて該エア抜孔を開閉する栓体とを有し、該栓体の取付状態で該栓体の雄ねじ部よりも下側の雄嵌合面と、該分岐管部の雌ねじ部よりも下側の雌嵌合面とを弾性を有する環状のシール部材にて気密にシールするようになしてあるエア抜管継手において、前記シール部材によるシール位置から上側に漏れたエアを外部に漏出させるエアの漏れ路を前記シール位置の上部に設けてあり、前記栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方に、他方に向かって突出する突起を設けて、該突起により一方の重合面と他方の重合面との間に隙間を形成し、該隙間にて前記エアの漏れ路の少なくとも一部を構成してあることを特徴とする。
請求項のものは、(a)エンジン冷却水の循環配管に挿込接続される一対の接続管部と、(b)該接続管部から上向きに起立する状態に分岐し、内側にエア抜孔を形成する分岐管部と、(c)上端部に大径の頭部を有し、該頭部の下面の着座面を該分岐管部の対応する上向きの被着座面に着座させる状態に、該分岐管部にねじ結合により脱着可能に取り付けられて該エア抜孔を開閉する栓体とを有し、該栓体の取付状態で該栓体の雄ねじ部よりも下側の雄嵌合面と、該分岐管部の雌ねじ部よりも下側の雌嵌合面とを弾性を有する環状のシール部材にて気密にシールするようになしてあるエア抜管継手において、前記シール部材によるシール位置から上側に漏れたエアを外部に漏出させるエアの漏れ路を前記シール位置の上部に設けてあり、前記栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方を凹凸形状をなす粗面に形成して、該粗面に形成される隙間を前記エアの漏れ路の少なくとも一部として構成してあることを特徴とする。
請求項のものは、請求項において、前記一方の重合面としての前記着座面又は被着座面に前記突起が設けてあることを特徴とする。
請求項のものは、請求項において、前記一方の重合面としての前記着座面又は被着座面を前記凹凸形状をなす粗面に形成してあることを特徴とする。
請求項のものは、請求項1〜の何れかにおいて、前記一対の接続管部及び分岐管部を有する継手本体と前記栓体とが樹脂の成形品であることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、シール部材によるシール位置から上側に漏れたエアを外部に漏出させるエアの漏れ路を、シール部材によるシール位置の上部に設けたもので、本発明によれば、シール部材が取り付け忘れされた状態で気密試験をしたとき、エアの漏れ路を通じて確実にエアを外部に漏出させることができる。
一方、シール部材が正しく取り付けられている場合には、そのシール部材によりシール位置で確実な気密シールが行われるため、気密試験を行ったときに外部へのエアの漏れは生じない。
従って本発明によれば、気密試験を行うことによりシール部材が取り付けられているか否かを確実に検出することができる。
従ってシール部材の取付けの確認を行うために、栓体を先ず半締め状態として気密試験を行い、その後に栓体を本締めするといった面倒な工程をエア抜管継手の組付工程ないし検査工程に付加する必要を無くすことができる
この場合において、請求項1では、栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方に、他方に向って突出する突起を設けて、突起により一方の重合面と他方の重合面との間に隙間を形成し、その隙間にて上記のエアの漏れ路の少なくとも一部を構成する。
この請求項1では、重合面の他方にも突起を設けておくこと可能である。
一方請求項2では、栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方を凹凸形状をなす粗面に形成し、その粗面に形成される隙間を、エアの漏れ路の少なくとも一部として構成する。
上記のように栓体を分岐管部に対して強く締め込んだときに、栓体の着座面が分岐管部の被着座面に密着して、同部分がシール部となってしまい、シール位置から漏れたエアを閉じ込めてしまうことがある。
ここにおいて請求項は、一方の重合面としての着座面又は被着座面に上記の突起を設けたもので、この請求項によれば、着座面と被着座面との密着により、シール位置から漏れたエアが内部に閉じ込められてしまい、そのことにより気密試験の結果が合格となってしまうことを防止することができる
一方請求項は、着座面又は被着座面を凹凸形状をなす粗面に形成したもので、この場合においても請求項と同様の効果を奏することができる。
尚ここで粗面とは、JISB0601に規定するRzが50〜500μmの面粗さを言う
発明は、特に、一対の接続管部及び分岐管部を有する継手本体及び栓体の何れもが樹脂の成形品である場合に適用して効果が大である(請求項)。
樹脂の成形品の場合、栓体と分岐管部との互いの重合面が密着状態となり易く、上記のエアの閉込めがその密着した部分で生じ易いからである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10はエンジン冷却水の循環配管で、10-1はエンジン12とラジエータ14とを連絡するラジエータ側配管を、10-2はエンジン12と車室内の暖房用のヒータコア16とを連絡するヒータ側配管を表わしている。
同図において18-1は循環配管10の一部、具体的にはラジエータ側配管10-1の一部を成すゴム製の上ラジエータホースで、18-2は下ラジエータホースである。
また20-1は同じく循環配管10の一部、具体的にはヒータ側配管10-2の一部を成すゴム製の上ヒータホースで、20-2は下ヒータホースである。
また22はウォーターポンプを、23はサーモスタット機能を持ったサーモバルブを示している。
図1において上ヒータホース(以下単にヒータホースとする)20-1と20-1との間には、本実施形態のエア抜管継手24が接続されている。
図2及び図3に、このエア抜管継手24の具体的構成が示してある。
このエア抜管継手24は樹脂製のものでT字形状をなしており、一対の接続管部26と、これらから直角に起立した分岐管部28とを有している。
一対の接続管部26は上ヒータホース20-1内に差込接続される部分であって、その先端部且つ外周面には環状の突出部であるバルジ部30が設けられている。
分岐管部28は内側にエア抜孔32を形成しており、このエア抜孔32を通じて循環配管10内のエアを外部に排出する。
この分岐管部28の内面且つ下部には円形の雌嵌合面34が形成されており、更にこの雌嵌合面34の上側に雌ねじ部36が形成されている。
またこの分岐管部28の上端面は、後述の栓体40における着座面48を着座させるための上向きの被着座面38とされている。
40は、分岐管部28にねじ込みにより脱着可能に取り付けられてエア抜孔32を開放し又は閉鎖する栓体で、断面円形の軸部42と、その上端部の軸部42よりも大径をなす円板状の頭部44とを有している。
ここで頭部44の外周面には突起46が周方向に一定ピッチで全周に亘り形成されている。
本実施形態において、頭部44は栓体40を回転操作する際の摘みとしての働きも有しており、上記突起46は頭部44を回転操作する際の滑り止めとなる。
尚、頭部44の上面且つ中央部には、平面形状が六角形状をなす係合凹部47が設けられている。頭部44は、この係合凹部47に六角レンチなどの工具を挿し込んで係合させることにより、工具にて回転操作することが可能である。
この頭部44の下面は平坦な着座面48とされており、この着座面48が、上記の分岐部28における上端面の被着座面38に着座するようになっている。
ここで着座面48と被着座面38とは互いに上下方向に重なる重合面となる。
栓体40の軸部42には、その下部に円形の雄嵌合面49が形成されており、そこに環状のOリング溝50が形成されていて、そのOリング溝50に弾性を有する円環状のOリング52が保持されている。
またこのシール部材52の上側に雄ねじ部54が外周面に形成されている。
ここで雄ねじ部54,雌ねじ部36もまた互いに重合する重合面となる。
栓体40は、雄ねじ部54を分岐管部28の雌ねじ部36に下向きにねじ込み締め込んだとき、図3(B)に示しているように軸部42の雄嵌合面49が、Oリング52を介して分岐管部28の雌嵌合面34に嵌合した状態となり、雄嵌合面49と雌嵌合面34とがOリング52にて気密にシールされる。
また頭部44の下面の着座面48が、分岐管部28の上端面の被着座面38に着座した状態となる。
本実施形態では、分岐管部28における被着座面38の全体が、微細な凹凸形状をなす粗面38aとされている。
ここで粗面38aの粗度はJISB0601に規定するRzで50μmの粗度とされている。
この結果本実施形態では、図3(B)に示しているように栓体40を分岐管部28に対して一杯までねじ込み締め込んだ場合においても、栓体40における頭部44の下面の着座面48と分岐管部28の被着座面38との密着が、粗面38aによって阻止され、着座面48と被着座面38との間には粗面38aにおける微細な凹凸形状によってそこに隙間が形成される。
この隙間はOリング52の取り付け忘れによってOリング52によるシール位置から漏れたエアを外部へと漏出させるエアの漏れ路となる。
従来のエア抜管継手の場合、栓体を一杯まで強く締め込んだときに大径の頭部の着座面と、分岐管部の被着座面とが強く密着した状態となり、その密着部分が、シール位置から漏れたエアを外部に漏出させないで内部に閉じ込めた状態としてしまうことがあり、この場合においてこの本実施形態によれば、着座面48と被着座面38との密着が阻止されて、そこにエアの漏れ路を形成しているため、エア抜管継手24の気密検査をしたときに、エアの漏れが無い場合にはOリング52が正しく取り付けられており、またエアの漏れが生じたときにはOリング52が取り付け忘れされていることを確実に識別し検出することができる。
次に図4(イ)は本発明の他の実施形態を示したもので、ここでは分岐管部28における被着座面38に、突起56を周方向に分散して複数箇所に、栓体40の着座面48に向けて上向きに突出形成した例である。
ここで突起56は、その形状が円錐形状とされており、また周方向に90°ごと4個所に設けられている。
但しその突起56の数は様々に変更することができるし、また突起56の形状も他の様々な形状となすことができる。
図4(ロ)は、(イ)とは異なる形状の突起58を設けた例である。
この図4(ロ)に示す突起58は、断面四角形状で被着座面38に径方向全幅に亘り、被着座面38を横切る形態で設けた例である。
更に図4(ロ)(B)は、被着座面38を径方向に横切るように全幅に亘って断面三角形状の突起56を設けた例である。
尚図4(イ),(ロ)に示す例において、突起56,58の突出高さは、ここでは0.3〜1.0mmの突出高さとされている。但しその突出高さは適宜に変更することが可能である。
このように被着座面38に突起56,58を設けておくことによって、栓体40を分岐管部28に一杯までねじ込み締め込んだ場合であっても、栓体40の着座面48と分岐管部28の被着座面38との間に隙間が形成され、その隙間がシール位置から漏れたエアを外部へと漏出させるエアの漏れ路となる。
従ってこの場合においても、気密検査を行ったときにOリング52が取り付け忘れされていた場合には確実にエアの漏れを生じさせることができ、Oリング52が取り付け忘れされていることを確実に検出することができる。
一方図4(ハ)は、被着座面38に突起58に代えて溝(凹部)60を、被着座面38を径方向に横切るように全幅に亘って設けた参考例である。
ここで図(ハ)(A)の例では溝60が断面三角形状をなしており、また(ハ)(B)の例では断面四角形状をなしている。もちろん他の様々な断面形状でかかる溝60を形成することも可能である。
この図(ハ)に示す例では、溝60がシール位置から漏れたエアを外部へと漏出させるエアの漏れ路となり、従ってこの場合においても、気密試験をしたときに、Oリング52が取り付けられていない場合にはシール位置から漏れたエアを確実に外部へと漏出させることができる。
従って気密試験を行うことによりOリング52が取り付けられているか否かを確実に知ることができる。
以上では何れも分岐管部28の被着座面38に粗面38aや突起56,58,溝60を形成しているが、これらを栓体40における頭部44の下面の着座面48に形成するといったことも可能である。
図5はその一例として着座面48を粗面38aとした例を示している。
もちろんこの着座面48に上記の突起56,58や溝60を形成しておくことも可能である。
尚、従来のエア抜管継手にあっては、栓体40を一杯までねじ込み締め込んだときに、栓体40の雄ねじ部54と分岐管部28の雌ねじ部36とが密着してシール部となり、シール位置から漏れたエアを内部に閉じ込めてしまって、外部への漏出を阻止してしまう場合があり、そうした場合には、雄ねじ部54或いは雌ねじ部36の一方又は両方を上記のように粗面化することによって、ねじ部にエアの漏れ路を確保しておくことが可能である。
或いはまた、雄ねじ部54又は雌ねじ部36の少なくとも一方に上記のような凹部60等を設けてエアの漏れ路を確保しておくことも可能である。
図6は他の参考例を示している。
この例は、Oリング52によるシール位置、具体的にはOリング溝50から連続して延び、その先端が外部に開放された貫通の凹路62を、Oリング52によるシール位置の上部に設けたもので、このようにしておけば、着座面48と被着座面38との密着によりエアの漏出が阻止される場合であっても、或いは雄ねじ部54と雌ねじ部36との密着によりエアの漏出が阻止される場合であっても、またその両方とが生じる場合であっても、確実にシール位置から漏れたエアを外部へと漏出させることができる利点が得られる。
ここで凹路62は、Oリング溝50から上向きに延びる、栓体40に形成された上下方向の孔と、着座面48と被着座面38との間に形成された径方向の溝とからなっている。
但しこの凹路62の経路及び形状を他の様々な経路,形状となすことも可能であるし、かかる凹路62を栓体40の軸部42及び頭部44を貫通する貫通孔形態で、或いは分岐管部28を貫通する貫通孔形態で設けておくといったことも場合により可能である。
以上本発明の実施形態を参考例とともに詳述したがこれらはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態のエア抜管継手の取付箇所を示す説明図である。 同実施形態のエア抜管継手を示す斜視図である。 同実施形態のエア抜管継手の側面断面図である。 (イ),(ロ)は本発明の他の実施形態の要部の図である。(ハ)は参考例の要部の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。 他の参考例の要部の図である。 従来のエア抜管継手の一例を示す図である。 従来のエア抜管継手の要部の拡大図である。
24 エア抜管継手
26 接続管部
28 分岐管部
32 エア抜孔
34 雌嵌合面
36 雌ねじ部
38 被着座面
38a 粗面
40 栓体
44 頭部
48 着座面
49 雄嵌合面
52 Oリング
54 雄ねじ部
56,58 突起
60 溝(凹部)
62 凹路

Claims (5)

  1. (a)エンジン冷却水の循環配管に挿込接続される一対の接続管部と、(b)該接続管部から上向きに起立する状態に分岐し、内側にエア抜孔を形成する分岐管部と、(c)上端部に大径の頭部を有し、該頭部の下面の着座面を該分岐管部の対応する上向きの被着座面に着座させる状態に、該分岐管部にねじ結合により脱着可能に取り付けられて該エア抜孔を開閉する栓体とを有し、該栓体の取付状態で該栓体の雄ねじ部よりも下側の雄嵌合面と、該分岐管部の雌ねじ部よりも下側の雌嵌合面とを弾性を有する環状のシール部材にて気密にシールするようになしてあるエア抜管継手において
    前記シール部材によるシール位置から上側に漏れたエアを外部に漏出させるエアの漏れ路を前記シール位置の上部に設けてあり、
    記栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方に、他方に向かって突出する突起を設けて、該突起により一方の重合面と他方の重合面との間に隙間を形成し、該隙間にて前記エアの漏れ路の少なくとも一部を構成してあることを特徴とするエア抜管継手。
  2. (a)エンジン冷却水の循環配管に挿込接続される一対の接続管部と、(b)該接続管部から上向きに起立する状態に分岐し、内側にエア抜孔を形成する分岐管部と、(c)上端部に大径の頭部を有し、該頭部の下面の着座面を該分岐管部の対応する上向きの被着座面に着座させる状態に、該分岐管部にねじ結合により脱着可能に取り付けられて該エア抜孔を開閉する栓体とを有し、該栓体の取付状態で該栓体の雄ねじ部よりも下側の雄嵌合面と、該分岐管部の雌ねじ部よりも下側の雌嵌合面とを弾性を有する環状のシール部材にて気密にシールするようになしてあるエア抜管継手において
    前記シール部材によるシール位置から上側に漏れたエアを外部に漏出させるエアの漏れ路を前記シール位置の上部に設けてあり、
    前記栓体及び分岐管部の互いに重合する重合面の一方を凹凸形状をなす粗面に形成して、該粗面に形成される隙間を前記エアの漏れ路の少なくとも一部として構成してあることを特徴とするエア抜管継手。
  3. 請求項において、前記一方の重合面としての前記着座面又は被着座面に前記突起が設けてあることを特徴とするエア抜管継手。
  4. 請求項において、前記一方の重合面としての前記着座面又は被着座面を前記凹凸形状をなす粗面に形成してあることを特徴とするエア抜管継手。
  5. 請求項1〜の何れかにおいて、前記一対の接続管部及び分岐管部を有する継手本体と前記栓体とが樹脂の成形品であることを特徴とするエア抜管継手。
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