JP4895489B2 - スパウト付き収容体 - Google Patents

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本発明は、例えば合成樹脂製の収容体の開口部に、収容物の出し入れを行なうスパウトを取着したスパウト付き収容体に関する。
従来、合成樹脂シートのような比較的柔軟な材質で形成された収容体に、その内部の収容物を取り出すべく、スパウトを取着したスパウト付き収容体が知られている。このスパウトは、通常、合成樹脂等によって一体形成されており、上記した合成樹脂シート間に配置し、熱溶着することで挟着されている。このようなスパウト付き収容体は、様々な分野で用いられており、それに応じて、スパウトは多様な構成が開発されている。
例えば、スパウト付き収容体の使用態様として、スパウトの口部に吸出し用の針を刺し込んで収容物を注出し、これを必要個所に供給するものがある。この場合、スパウトの口部には、収容物を封止すると共に、複数回の使用が可能となるように、針を刺し込む弾性体(ゴム)が封入されている。
ところで、このような構成では、弾性体は、針が刺し込まれる中心領域に向かって、かなり強い押圧力を有していなければならない。すなわち、この押圧力が弱いと、刺し込まれた針と弾性体との間に隙間が生じたり、或いは、針が引き抜かれた後に、その針の跡がそのまま残って通路が生じてしまい、内容物が漏れ出しやすくなってしまうからである。
このような問題を解決するために、特許文献1には、合成樹脂シートが溶着される溶着部に弾性体を収容する収容部を形成すると共に、前記溶着部にヒンジを介して開閉可能な分割部を設けておき、前記収容部に弾性体を収容した状態で分割部を閉じることで、弾性体に押圧力を付与するスパウトが開示されている。
また、本出願人は、先の出願である特許文献2において、スパウト本体の連通孔部分に弾性体が封入される収容部を形成しておき、連通孔に形成された雌ネジ部にビスを螺入することで弾性体に押圧力を付与する構成を提案している。
特開2003−104402号公報 特願2004−190599号
上記した特許文献1に開示されている公知技術によれば、簡単な構成で、弾性体に対して中心に向かう押圧力を付与したスパウト付き収容体が得られる。
しかし、合成樹脂シートが溶着される本体に、上方に向けて突出する口部(口栓部)が形成されていることから、収容体全体として見た場合、上下方向に大型化してしまう。例えば、このような収容体を、予め定められたリジッドなケースに設置し、このケースを外部装置に設けられた注出針部分に装着し、口部に前記注出針を刺し込んで収容物を取り出すような構成では、前記ケース内に口部を保持するための保持部を形成する必要があるため、口部の突出量の分だけデッドスペースが生じてしまい、収容物の収容量が減ってしまうという問題がある。また、突出する口部が存在することから、ケース側の取り付け構造が複雑化してしまい、これに伴って、取り付け位置も外部装置の要求に応じてフレキシブルに対応させ難くなる、という問題がある。
また、上記した特許文献2で提案されているスパウト付き収容体によれば、突出する口部を形成することなく、スパウト本体の上面と略面一となるようにビスを螺入して封入された弾性体に押圧力を付与するため、上記したような問題は解決されるが、ビスの螺入工程に手間が掛かると共に、ビスをねじ込むに当たり、ビスが弾性体に当接してその摩擦によって弾性体をよじってしまい、均一な押圧力を与えるという点では、改良する余地があると考えられる。
本発明は、上記した問題に基づいて成されたものであり、弾性体を封入したスパウト付き収容体において、収容体の収容物の収容量を多くすることを可能にすると共に、スパウト付き収容体が設置されるケース内の取り付け構造の簡略化が図れるスパウト付き収容体を提供することを目的とする。また、本発明は、上記したようなスパウト付き収容体において、弾性体の組み込み作業が容易に行なえると共に、封入される弾性体に対して均一な押圧力を作用させる構成を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、請求項1に係るスパウト付き収容体は、複数のシート材によって収容体を形成し、前記複数のシート材の間にスパウトを溶着した構成において、前記スパウトは、前記シート材が溶着される一対の溶着面と、略平坦な露出面と、注出方向に沿って延出する連通孔と、この連通孔の中間部分に弾性体を収容する収容部とが形成された本体を有しており、前記連通孔を規定する内壁には、前記収容部よりも上方位置に、中央に向けて突出するフランジが形成されており、前記フランジに、前記弾性体を押圧するとともに前記露出面と略面一になる蓋部材を、前記注出方向に沿って嵌入することで係止したことを特徴とする。
上記した構成のスパウト付き収容体では、スパウトの上面側(露出面側)が略平坦に形成され、かつ蓋部材をフランジに係止した際、蓋部材と露出面は略面一状になっており、口部のような突出する部分が形成されていないことから、例えば、予め定められたケース内にスパウト付き収容体を設置する際、ケース内に口部の突出量の分だけデッドスペースが生じることがなくなる。すなわち、スパウトの露出面の高さ位置まで収容体で構成して、ケース内にデッドスペースを生じさせなくすることができるため、収容物の収容量を最大限確保することが可能になるとともに、ケース内に、突出する口部を保持、案内するような装着部を設ける必要がなくなって、ケース内の装着部分の構成も簡略化される。したがって、前記ケースが装着される外部装置の要求に応じて、ケースのスパウト付き収容体の装着部の位置変更も容易に行なえ、フレキシブルに対応することが可能となる。
また、蓋部材を押し込んでスパウトの本体のフランジに係止することで、蓋部材によって弾性体が押圧され、収容部の内壁から押圧力が作用するようになる。このため、弾性体の組み込み作業が容易に行なえるようになる。
なお、上記した構成において、露出面の「略平坦」及び蓋部材の「略面一」とは、厳密に水平な状態に形成されているものが含まれ、それ以外にも、例えば、蓋部材が取着される部分に、多少の凹凸があるような構成であっても良い。また、フランジは、連通孔を規定する内壁に沿って所定の間隔をおいて(例えば所定間隔をおいて3箇所)形成される。或いは、内壁に亘って連続的に形成されたものであっても良い。
また、請求項2に係る発明では、前記本体の連通孔が形成される周囲に溝部を形成したことを特徴とする。
このような溝部を形成しておくことで、蓋部材を連通孔内のフランジに係止させる際、溝部の部分が逃げとなって弾性変形することが可能となり、蓋部材を容易にフランジに係止させることが可能となる。
また、請求項3に係る発明では、前記収容部に、封入される弾性体を支持する支持部を形成したことを特徴とする。
このような構成では、収容部内での弾性体の支持状態が安定化し、蓋部材をフランジに係止させた際、弾性体がだれることなく押圧力を均一に作用させることが可能になる。
また、請求項4に係る発明では、前記蓋部材に薄肉厚部を形成するとともに、前記連通孔に収容体の内部空間との間で前記収容部を封止する封止壁を形成したことを特徴とする。
このような構成では、蓋部材から弾性体に埃などが付着することが防止されると共に、収容体側から収容物が弾性体に接触することが防止される。
また、請求項5に係る発明では、前記露出面には、前記複数のシート材を溶着する際、本体を保持するための穴部が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、弾性体を収容したスパウトは、本体の露出面に形成された穴部を単に治具に刺し込むことで、その状態を安定して保持することができ、容易にシート材を溶着面に溶着することが可能になる。また、上記したようなスパウトの露出面に形成される穴部は、スパウト付き収容体をケース内に設置するような場合、ケース側にピンを設けておき、このピンに、スパウトの穴部を差し込むことで、スパウト付き収容体を移動させること無く安定した状態で設置することに利用可能となる。
本発明のスパウト付き収容体によれば、収容体の収容物の収容量を多くすることができるとともに、そのようなスパウト付き収容体が取り付けられるケースの装着部分の構成を簡略化することが可能となる。
また、本発明のスパウト付き収容体によれば、弾性体の組み込み作業が容易に行なえると共に、封入される弾性体に対して均一な押圧力を作用させることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1乃至図5は、本発明に係るスパウト付き収容体の一実施形態を示す図であり、図1(a)はスパウト付き収容体の構成を示す上面図、図1(b)は側面図、図2はスパウトの斜視図、図3はスパウトの分解斜視図、図4は弾性体を封入する状態を示すスパウトの中央断面図、そして、図5は弾性体を封入した状態を示すスパウトの中央断面図である。
本実施形態に係るスパウト付き収容体1は、シート材2a、例えば、比較的安価な材料である柔軟な合成樹脂シートを複数枚準備し、これを対向配置して格子状の斜線で示す領域を熱溶着することで作成された収容体2と、その上端部分においてシート材間に挟着(熱溶着)されたスパウト10とを備えて構成されている。
前記スパウト10は、対向するシート材2aが溶着される一対の溶着面11を具備した本体12を備えており、本体12は、溶着面11にシート材を溶着し易いように、断面略舟型形状となるように形成されている。なお、溶着面11の形状については、平坦面で形成したり、湾曲面で構成する等、適宜変形可能である。
前記本体12の中央部分には、上下方向(注出方向)に延びる連通孔13が形成されている。この連通孔13は、収容体に収容された収容物を取り出すためのものであり、後述するように、この連通孔13の部分には注出用の針が差し込まれ、吸引作用を受けることで収容物が取り出されるようになっている。
また、この連通孔13の中間部分には、球形の弾性体50(ゴム)が収容されるように収容部15が形成されており、弾性体50は、連通孔13の開口部分から封入されるようになっている。前記収容部15は、略注出方向に沿って延出する内周面15aを備えており、この内周面15aは、後述するように、弾性体50が、蓋部材を装着することで注出方向に沿って押圧された際、弾性体に対して中心に向かう押圧力を作用させるように形成されている。
前記収容部15の底面15bの中央には、連通孔13と連結され、収容体2の内部空間つながる収容体側連通孔13aが形成されている。この場合、底面15bは、平坦な面によって収容された弾性体50を受けるようにしても良いが、図3及び図4に示すように、底面15bに、所定間隔(図に示す構成では、120°間隔)おいて形成された支持部16によって支持することが好ましい。この支持部16には、球形の弾性体50を面で受ける湾曲した支持面16aが形成されており、3箇所の湾曲した支持面16aで支持することで弾性体50の支持状態の安定化が図れる。
前記連通孔13には、押圧用の蓋部材30が連通孔13の延出方向に沿って嵌入されるようになっており、この蓋部材30が嵌入されることで、前記弾性体50を押さえ付け、収容部15の内周面15aから所定の押圧力が弾性体50に作用するようになっている。
前記連通孔13を規定する内壁の収容部15より上方位置には、前記蓋部材30が嵌入された際、蓋部材30が係止されるように、中央に向けて突出するフランジ17が形成されている。このフランジ17は、本実施形態では、内壁に沿って120°間隔おいて3箇所形成されており、各フランジ17には、図4に示すように、蓋部材30を連通孔13に向けて嵌め込む際に、蓋部材30を円滑に案内する傾斜部17aが形成されている。
一方、蓋部材30には、その外周面に亘ってフランジ状の係止部31が形成されており、この係止部31には、前記フランジ17に形成された傾斜部17aに沿って蓋部材30の嵌め込みを容易にする傾斜部31aが形成されている。また、蓋部材30には、その中央部分に注出用の針が差し込まれる孔32が形成されている。
なお、上記した蓋部材30に形成される孔32には、弾性体50に対して、埃等が付着しないように、薄肉厚の膜部材32aを形成しておくことが好ましい。また、前記収容体側連通孔13aにも、弾性体50に対して収容物が付着しないように、薄肉厚の膜部材13bを形成しておくことが好ましい。
前記蓋部材30の裏面部には、収容部15に封入されている弾性体50に圧接する圧接面33が形成されている。本実施形態ではこの圧接面33は、平坦状に形成されており、蓋部材30を嵌入して、上記した係止部31がフランジ17に係止された状態で、弾性体50には、圧接面33から確実に下向きで均一な押圧力が作用するようになり、結果として、上記した内周面15aから中心方向に向かう押圧力が作用するようになる。
なお、本実施形態のスパウトの本体12は、その上面側(露出面27)が略平坦となるように形成されており、更には、前記蓋部材30は、蓋部材30がフランジ17との間で係止状態となって弾性体50に対して所定の押圧力を作用させた際、露出面27と略面一状になるように構成されている。
また、スパウト10の本体12には、前記連通孔13の周囲に、円周状の溝部19を形成しておくことが好ましい。すなわち、このような溝部19を形成しておくことで、蓋部材30を連通孔13に嵌入する際、フランジ17部分が径方向外側に変形することが可能となり、蓋部材30を容易に連通孔13に嵌入することが可能となる。なお、このような溝部19は、フランジ17が形成されている位置に対応して形成する等、その形状については、適宜変形することが可能である。
上述したように、本実施形態の構成では、スパウトの本体12に蓋部材30を嵌入した際、本体12の露出面27には、突出するような口部等が形成されていないことから、シート材2aを溶着面11に溶着する際、容易かつ安定して溶着作業が行なえるように、本体12には、ピン状に構成された治具60(図6参照)が挿入される穴部34が形成されている。本実施形態の穴部34は、蓋部材30の両サイドに形成されており、一対の治具60に対して挿入した際、安定して保持されるように構成されている。すなわち、治具60に対しては、手動でスパウト10の差し込み作業を行なうか、或いは機械的な差込工程の後、溶着装置(図示せず)の溶着部に案内して、図6の二点鎖線で示すように、各溶着面11に対してシート材2aを熱溶着することで、スパウト付き収容体が作成される。
以上のように構成されるスパウト10、及びその連通孔13に嵌入される蓋部材30は、合成樹脂を型成型することによって一体形成することが可能である。
上記した構成のスパウト10によれば、収容体となるシート材2aを溶着する前に、連通孔13の開口部分から注出方向に沿って球形の弾性体50を封入し、収容部15(支持面16a)に弾性体50を保持させた後、連通孔13に対して蓋部材30を嵌入する。このとき、蓋部材30の係止部31は、傾斜部31aがフランジ17に形成された傾斜部17aに案内され、かつフランジ部分が溝部19によって変形することで容易に嵌入することが可能となる。
そして、蓋部材30の係止部31がフランジ17に係止された状態になると、蓋部材の圧接面33は収容部15に保持されている弾性体50に当接し、弾性体50を強制的に押圧(圧縮)して弾性変形させるようになる。この場合、蓋部材30は、注出方向に沿って圧入されることから、弾性体50に対してねじるような回転力が作用することはなく、また、弾性体50は、3箇所の支持面16aで支持されていることから、よじるような力が作用することもない。この結果、弾性体50は、安定した支持状態が維持されて、収容部15の内周面15aから中心方向に向かって、均一で確実な押圧力を作用させることができる。
そして、上記したように構成されるスパウト10は、図6に示すように、上記した本体12の露出面27に形成された穴部34を、単に治具60に刺し込むことで、その状態を安定して保持することができるため、容易にシート材2aを溶着面11に溶着することが可能になる。
なお、収容体2内に収容される収容物は、重ね合わせたシート材2aのいずれかの端部を未溶着にしてその部分から充填し、その後、未溶着部分を溶着することで最終製品となるスパウト付き収容体が完成される。或いは、中身が入っていないスパウト付き収容体に対し、弾性体50に充填針を刺し込んで収容物を充填することで、最終製品となるスパウト付き収容体が完成される。後者の場合、弾性体50は、収容部15の形状によって、針が刺し込まれる中心領域に向かって押圧力が付与されているため、刺し込まれた針と弾性体50との間に隙間が生じることは無く、また、針が引き抜かれた後においても、その通路を塞ぐような押圧力が作用するため、収容物の漏れが防止される。
また、上記した構成のスパウト付き収容体では、スパウト10の本体12は、露出面27側が略平坦に形成されており、口部のような突出する部分が形成されていないため、例えば、予め定められたケース内にスパウト付き収容体を設置する際、ケース内に口部の突出量の分だけデッドスペースが生じることがなくなる。すなわち、スパウトの露出面の高さ位置まで収容体で構成して、ケース内にデッドスペースを生じさせなくすることができるため、収容物の収容量を最大限確保することが可能になる。また、これに伴い、ケース部分のスパウト付き収容体を保持する部分の構成も簡略化されるため、その位置を、外部装置の要求に応じて、容易に変更することが可能となる。このため、スパウト10を、シート部材の側方部に溶着したり、角部に溶着する等、外部装置の要求に応じて、種々変更することが可能となる。
そして、上記したように構成されるスパウト付き収容体において、収容体2内の収容物は、上記した蓋部材30に形成されている薄肉厚部32aに注出用の針を刺し込み、弾性体50を貫通させて吸引することで注出されるようになる。すなわち、蓋部材30の表面部は、薄肉厚状に形成されているため、容易に注出針を刺し込むことが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態以外にも、例えば、以下のように種々変形することが可能である。
上記した構成の収容部15は、封入された弾性体50を、針が刺し込まれる中心方向に向けて押圧する構成であれば良く、別途、押圧部を形成しておく等、その形状や弾性体に対する押圧方法については、適宜変形することが可能である。また、フランジ17の形成位置や、これに係止される蓋部材30の係止部31の構造、及び両者の係止構造、並びに封入される弾性体50や収容部15の形状、及び蓋部材30の圧接部の形状についても、蓋部材を連通孔方向に圧入した際に、弾性体50が中心方向に向けて押圧されるものであれば、適宜変形することが可能である。さらに、蓋部材30は、本体12の露出面に対して、多少、突出するような構成であっても良い。
スパウト付き収容体の第1の実施形態を示す図であり、(a)はスパウト付き収容体の構成を示す上面図、(b)は側面図。 スパウト付き収容体におけるスパウトの斜視図。 スパウトの分解斜視図。 弾性体を封入する状態を示すスパウトの中央断面図。 弾性体を封入した状態を示すスパウトの中央断面図。 スパウトに対するシート材の溶着工程の概略を示す図。
符号の説明
1 スパウト付き収容体
2a シート材
10 スパウト
11 溶着面
12 本体
13 連通孔
15 収容部
16 支持部
16a 支持面
15a 内周面
17 フランジ
19 溝部
27 露出面
30 蓋部材
31 係止部
34 穴部
50 弾性体
60 治具

Claims (5)

  1. 複数のシート材によって収容体を形成し、前記複数のシート材の間にスパウトを溶着したスパウト付き収容体において、
    前記スパウトは、前記シート材が溶着される一対の溶着面と、略平坦な露出面と、注出方向に沿って延出する連通孔と、この連通孔の中間部分に弾性体を収容する収容部とが形成された本体を有しており、
    前記連通孔を規定する内壁には、前記収容部よりも上方位置に、中央に向けて突出するフランジが形成されており、前記フランジに、前記弾性体を押圧するとともに前記露出面と略面一になる蓋部材を、前記注出方向に沿って嵌入することで係止したことを特徴とするスパウト付き収容体。
  2. 前記本体の連通孔が形成される周囲に溝部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のスパウト付き収容体。
  3. 前記収容部に、封入される弾性体を支持する支持部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパウト付き収容体。
  4. 前記蓋体に薄肉厚部を形成するとともに、前記連通孔に収容体の内部空間との間で前記収容部を封止する封止壁を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
  5. 前記露出面には、前記複数のシート材を溶着する際、本体を保持するための穴部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパウト付き収容体。
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