JP6660273B2 - ディスペンサー付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスペンサー付き容器に関するものである。
シャンプーやリンス、洗顔石鹸、乳液あるいは黴取り剤のような薬剤等を充填する容器としては、近年、外気との接触を極力少なくして内容物の品質を保持するとともに内容物の適量注出を可能とするために、押圧ヘッドを繰り返し押し込むことによって内容物の吐出を可能とした押圧ヘッド式のディスペンサーや操作レバーを繰り返し牽洩することによって内容物の吐出を可能としたトリガー式のディスペンサー等が多用されている。
ところで、従来のこの種のディスペンサーは、例えば、特許文献1に見られるように、容器本体の口頚部にねじ部を介して装着されるのが普通であり、ディスペンサーそのものを回転させて容器本体の口頚部に取り付ける面倒な動作が必要であるうえ、とくに容器本体が薄肉部材で構成されたもの(薄肉で軟らかい合成樹脂製容器等)にあっては、ディスペンサーの取り付け時に容器本体の変形により内容物がこぼれ出してしまう不具合を有しており、その改善が求められていた。
特開2013−28362号公報
本発明の課題は、上記従来の不具合を伴うことなしにディスペンサーの着脱を簡便かつ確実に行うことができるディスペンサー付き容器を提案するところにある。
本発明は、容器の内外につながる通路が形成された口頚部を有しその内側に内容物の充填空間を形成する容器本体と、該容器本体の口頚部に着脱自在に装着されるディスペンサーとを備え、該ディスペンサーを作動させることによって容器本体内に充填された内容物を外部に向けて吐出させるディスペンサー付き容器であって、該口頚部は、その開口末端部に、径方向外側へ向けて延出するフランジ部を有し、該ディスペンサーは、該口頚部のフランジ部に重ね合わさって該口頚部の通路を密封保持するフランジ部を有し、該口頚部と該ディスペンサーとの相互間に、該口頚部のフランジ部、該ディスペンサーのフランジ部をその重ね合わせ状態で挟み込んで該容器本体および該ディスペンサーを相互に連結する挟持部材を配設してなり、該挟持部材は、該ディスペンサーの胴体の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部を有し該ディスペンサーのフランジ部の上側面にスライド可能に配置される第1の板状片と、該口頚部の胴体の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部を有し該口頚部のフランジ部の下側面にスライド可能に配置される第2の板状片と、該第1の板状片、該第2の板状片を、該第1の板状片の切欠き凹部の開放端および第2の板状片の切欠き凹部の開放端を残してその縁部で相互に連結する周壁とを備える、ことを特徴とするディスペンサー付き容器である。
また、本発明は、上記構成において、
1)前記第1の板状片は、前記ディスペンサーのフランジ部の上側面に当接させて該フランジ部を押さえ込む少なくとも1つの凸部を有し、前記第2の板状片は、該口頚部のフランジ部の下側面に当接させて該フランジ部を押さえ込む少なくとも1つの凸部を有すること、
2)前記ディスペンサーのフランジ部および前記口頚部のフランジ部は、その外縁の対向位置にそれぞれ各一対の平行部を有し、前記周壁は、該各一対の平行部に合致して該挟持部材の、該フランジ部に対する回転を防止する一対の平行部を有すること、
3)前記ディスペンサーのフランジ部は、前記口頚部のフランジ部との合わせ面に、該フランジ部を周回する環状の凹凸を有し、該口頚部のフランジ部は、該凹凸に適合する環状の凹凸を有すること、
4)前記挟持部材は、該挟持部材による容器本体とディスペンサーの連結状態で前記容器本体そのものをその内側に収納するケースを有すること、さらに、
5)前記ケースは、前記挟持部材の第1の板状片の切欠き凹部の開放端および第2の板状片の切欠き凹部の開放端が位置する側のみが開口しており、そこを通して容器本体を収納する開口部を有すること、
6)前記ディスペンサーの胴体の外周壁部または前記容器本体の口頚部の通路壁部に、該ディスペンサーのフランジ部と口頚部のフランジ部との重ね合わせ状態で、対向する壁部に当接させて該ディスペンサーのフランジ部および該口頚部のフランジ部の相互間での気密性を確保する少なくとも一つの環状凸部を設けること、
が課題解決手段の具体的手段として好ましい。
本発明のディスペンサー付き容器によれば、重ね合わせ状態にあるディスペンサーのフランジ部および容器本体の口頚部のフランジ部を、挟持部材の第1の板状片、第2の板状片にて挟み込む簡単な動作によりディスペンサーを容器本体に確実に固定することができる。また、逆に、挟持部材の該第1の板状片、第2の板状片をディスペンサーのフランジ部、容器本体の口頚部のフランジ部から抜き離すだけでディスペンサーの、容器本体に対する固定を解除することができる。
また、本発明のディスペンサー付き容器によれば、第1の板状片に設けられた凸部で、ディスペンサーのフランジ部を押さえ込む一方、第2の板状片に設けられた凸部で該口頚部のフランジ部を押さえ込むため、重ね合わせ状態にあるディスペンサーのフランジ部と口頚部のフランジ部がより大きな力でもって挟持することができる。
また、本発明のディスペンサー付き容器によれば、ディスペンサーのフランジ部および口頚部のフランジ部の外縁の対向位置にそれぞれ設けられた各一対の平行部が、周壁に設けられた平行部に合致するため、挟持部材の、フランジ部に対する回転が防止される。
また、本発明のディスペンサー付き容器によれば、ディスペンサーのフランジ部に該フランジ部を周回する環状の凹凸を設け、該口頚部のフランジ部には、該凹凸に適合する環状の凹凸を設けたため、その相互間における気密性を確保することができる。
挟持部材に、容器本体そのものをその内側に収納するケースを設けることにより、容器本体が例えば薄肉部材で構成されていても、容器の設置姿勢(座り)を良好に維持することができる。
とくに、ケースとして、挟持部材の第1の板状片の切欠き凹部の開放端および第2の板状片の切欠き凹部の開放端が位置する側のみが開口する開口部を有するものを適用することにより、その開口部を通して容器本体を収納することが可能となり、容器本体の、ケース内への収納と、ディスペンサーの、容器本体への装着が同時に行える。
また、本発明のディスペンサー付き容器によれば、ディスペンサーの胴体の外周壁部または前記容器本体の口頚部の通路壁部に、該ディスペンサーのフランジ部と口頚部のフランジ部との重ね合わせ状態で、対向する壁部に当接させて該ディスペンサーのフランジ部および該口頚部のフランジ部の相互間での気密性を確保する少なくとも一つの環状凸部を設けることもでき、これによれば、ディスペンサーのフランジ部と口頚部のフランジ部の合わせ面においてシール機構を設けるのを省略することができる。
本発明にしたがうディスペンサー付き容器の実施の形態をその正面について模式的に示した図である。 図1に示したディスペンサー付き容器の側面を示した図である。 図1のA−A断面を示した図である。 図1に示したディスペンサー付き容器の要部を外観で示した図である。 図1に示したディペンサー付き容器につき、挟持部材のみを取り出して示した外観斜視図である。 (a)〜(c)は、図1に示したディスペンサー付き容器の組み付け状況を示した図である。 本発明にしたがうディスペンサー付き容器の他の実施の形態をその正面について模式的に示した図である。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明にしたがうディスペンサー付き容器の実施の形態をその正面について模式的に示した図であり(断面表示)、図2は図1に示したディスペンサー付き容器の側面を示した図であり(ケースは断面表示)、図3は、図1のA−A断面を示した図である。また、図4は、図1に示したディスペンサー付き容器の要部を外観で示した図であり、図5は、図1に示したディスペンサー付き容器に配設された挟持部材のみを表示した外観斜視図である。
本発明にしたがうディスペンサー付き容器は、その構成部材の全てを合成樹脂で構成することを基本とするが、その一部分、例えば、ディスペンサーの逆止弁や弾性部材(ばね部材)等については金属製部材を適用することもできる。容器本体は、ブロー成形や射出成形あるいはシート成形等によって製造される。また、フィルム(合成樹脂製のフィルムやアルミ箔の如き金属製のフィルム等)を適宜貼り合わせて構成される所謂パウチ容器を容器本体としてもよい。
図における符号1は、内側に内容物の充填空間Mを形成する容器本体である。容器本体1の頂部にはその内外につながる通路が形成された筒状の口頚部1aが設けられている。容器本体1は、保形性を高めるために肉厚のものを適用することができる他、資源の有効活用を図る観点から薄肉のものを用いてもよい。
また、符号2は、容器本体1の口頚部1aに着脱自在に装着されるディスペンサーである。ディスペンサー2としては、内容物を吐出させるノズルnを有する押圧ヘッド2aと、この押圧ヘッド2aを繰り返し押し込むことによってシリンダーC内に配置されたピストンPを往復移動させ(ディスペンサーの作動)、容器本体1の充填空間M内に充填された内容物をシリンダーC内に吸引するとともに加圧、圧縮して押圧ヘッド2aのノズルnから吐出させるポンプ2bとを備えたものが適用される。
本発明では、押圧ヘッド2aを備えたディスペンサーを例として示したが、操作レバーを牽洩して内容物を吐出させるトリガー式のディスペンサーやその他の形式のディスペンサーを適用することも可能であり、図示のものに限定されない。図示したところの押圧ヘッド2aは、ベース部材2cにねじ止めされた状態(出荷状態)にあるが、その係合を解除して押圧ヘッド2aを上昇姿勢に付勢させることで内容物の吐出を可能としている。
なお、ポンプ2bは、シリンダーCを含めて構成されるものであり、該ポンプ2bの構成部材において、符号2b1は、内容物の吐出経路を有し押圧ヘッド2aおよびピストンPとを相互につなぐ中空ステム、2b2は、該中空ステム2b1を押圧ヘッド2aとともに弾性支持し該押圧ヘッド2aを上昇姿勢に付勢する弾性部材(スプリング等)、2b3は、シリンダーCの底部に配置されピストンPを案内するピストンガイド、2b4は、シリンダーCの下端において連結し容器本体1内の内容物をシリンダーC内に吸引する吸引パイプ、2b5は、シリンダーCの吸引口に配置され容器本体1内の内容物を吸引するときにのみ開放する逆止弁、2b6は、中空ステム2b1の吐出経路に配置され内容物の吐出時にのみ開放する逆止弁である。
また、3は、口頚部1aの開口末端部に設けられ径方向外側に向けて延出するフランジ部、4は、ディスペンサー2の胴体(シリンダーCの外周壁部等)に設けられ口頚部1aのフランジ部3に重ね合わさって該口頚部1aを気密状態で密封保持するフランジ部である。フランジ部4がフランジ部3に重ね合わさることによってディスペンサー2は、容器本体1の充填空間Mに吊り下げ保持される。
フランジ部3、4としては、それぞれ、厚さが均一になる部材を用いるのが好ましく(フランジ部3とフランジ部4とは厚さが異なっていてもかまわない)、その左右外縁の対向位置(挟持空間の幅方向の端部)にはそれぞれ各一対の平行部3a、3b、4a、4bが設けられている(図3参照)。平行部3a、3b、4a、4bを設けることにより各フランジ部3、4の平面形状はトラック形状を呈することになるが、フランジ部3、4の平面形状は任意に変更し得る。
また、5は、口頚部1aとディスペンサー2との相互間に配設される挟持部材である。挟持部材5は、口頚部1aのフランジ部3、ディスペンサー2のフランジ部4を重ね合わせ状態で上下に挟み込むものであって、これにより容器本体1およびディスペンサー2を相互に連結している。
挟持部材5は、具体的には、ディスペンサー2の胴体(シリンダーC等)の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部5aを有しディスペンサー2のフランジ部4の上側面にスライド可能に配置される第1の板状片5bと、口頚部1aの胴体の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部5cを有し口頚部1aのフランジ部3の下側面にスライド可能に配置される第2の板状片5dと、第1の板状片5b、第2の板状片5dを、第1の板状片5bの切欠き凹部5aの開放端5a1および第2の板状片5dの切欠き凹部5cの開放端5c1を残してその縁部で相互に連結する周壁5eとを備えている。
第1の板状片5b、第2の板状片5d、周壁5eとによって取り囲まれた部分でフランジ部4、3の挟持空間Nが区画形成され、第1の板状片5bの切欠き凹部5aの開放端5a1および第2の板状片5dの切欠き凹部5cの開放端5c1側において該挟持空間の出入り口Kが形成される。
第1の板状片5b、第2の板状片5dによるフランジ部4、3の挟み込みを容易にするため、挟持空間の出入り口Kにおける該第1の板状片5b、第2の板状片5dの厚さは、該出入り口Kの突端で薄くし、フランジ部4、3の挟持空間Nの奥側に向けて徐々に厚くなるような傾斜(テーパ)Sを付与しておくことが好ましく(図2参照)、また、該出入り口Kの幅寸法Wは挟持空間Nの奥側に向けて徐々に狭めた、先すぼまり形状としておくのが好ましい(図3参照)。
周壁5eは、その左右両側の対向位置(出入口Kの幅方向)に、ディスペンサー2のフランジ部4および口頚部1aのフランジ部3に設けられた平行部4a、4b、3a、3bに合致する一対の平行部5e1、5e2を有しており(図3参照)、これにより挟持部材5の、フランジ部4、3に対する回転を防止するようになっている。
6は、第1の板状片5bの下面に設けられディスペンサー2のフランジ部4の上側面に当接させて該フランジ部4を押さえ込む凸部、7は、第2の板状片5dの上面に設けられ口頚部1aのフランジ部3の上側面に当接させて該フランジ部3を押さえ込む凸部である。凸部6によりフランジ部4を押さえ込み、凸部7によりフランジ部3を押さえ込むことによりディスペンサー2は容器本体1に強固に連結されその相互間が気密状態に保持される。凸部6、7としては、突起状のものやリブ状のものを適用することができる。また、凸部6、7の形成位置については、フランジ3、4の強固な挟み込みを実現するため出入り口Kの入側近傍域に設けるのが好ましい。
さらに、8は、ディスペンサー2のフランジ部4(口頚部1aのフランジ部3との合わせ面)に設けられた環状の凹凸、9は、口頚部1aのフランジ部3(ディスペンサー2のフランジ部4との合わせ面)に設けられ該環状の凹凸8に適合する環状の凹凸である。これらの凹凸8、9は、フランジ部3、4の合わせ面における接触面積を増大させるものであって、これにより気密性を高めることができるようになっている。なお、フランジ3、4の合わせ面にはパッキンを配置することもできる。
さらに、符号10は、挟持部材5に一体連結するケースである。ケース10は、容器本体1とディスペンサー2との連結状態で容器本体1そのものをその内側に収納するものである。このケース10は、挟持部材5の第1の板状片5bの切欠き凹部5aの開放端5a1および第2の板状片5dの切欠き凹部5cの開放端5c1が位置する側のみが開放されており、そこを通して容器本体1を収納可能とする開口部10aを有している。
ケース10は、容器本体1が保形性の比較的低い薄肉部材から構成されている場合にとくに有効であり、容器本体1として保形性が比較的高いものを用いる場合にあっては、それを省略することができる。
ディスペンサー2を容器本体1に装着するには、まず、図6(a)(b)に示すように、容器本体1の口頚部1aに設けられたフランジ部3、ディスペンサー2に設けられたフランジ部4を重ね合わせ、その重ね合わせ状態を保持したまま図6(c)に示すように挟持部材5の切欠き凹部5aの開放端5a1、切欠き凹部5cの開放端5c1側の出入り口Kを通して第1の板状片5b、第2の板状片5dの相互間にフランジ部3、フランジ部4を差し込めばよい。
これにより、フランジ部3、フランジ部4は、挟持部材5の第1の板状片5b、第2の板状片5dにより強固に挟持される。
本発明のディスペンサー付き容器は、上述のように、ディスペンサー2のフランジ部4、口頚部1aのフランジ部3を重ね合わせ、それを、第1の板状片5b、第2の板状片5dの相互間に差し込むだけで気密状態を維持したままディスペンサー2を容器本体1に連結することが可能であり、ディスペンサー2を回転させて容器本体1に着脱するような面倒な動作は不要であり、とくに薄肉部材からなる容器本体1において起こりがちであったディスペンサー装着時の内容物のこぼれ出しを効果的に回避することができる。
また、内容物を使い切ったのちにおいて新規な容器に付替えるべく、ディスペンサー2を容器本体1から取り外す際には、ディスペンサー2のフランジ部4、口頚部1aのフランジ部3を、挟持部材5から引き出すだけでよく分別回収も簡便に行い得る。
図7は、本発明にしたがうディスペンサー付き容器の他の実施形態を示した図である。
この例は、ディスペンサー2の胴体の外周壁部(シリンダーCの外周壁部)に環状凸部11を設け、ディスペンサー2のフランジ部4と口頚部1aのフランジ部3との重ね合わせ状態で、該環状凸部11を、口頚部1aの通路壁部1a′(シリンダーCの外周壁部に対向する壁部)に当接させて該ディスペンサー2のフランジ部4および該口頚部1aのフランジ部3の相互間を気密状態に保持する構造のものである。
かかるディスペンサー付き容器においては、ディスペンサー2のフランジ部4と口頚部1aのフランジ部3の合わせ面においてシール機構(凹凸8、9)を構成するのを省略することができ、その形状の簡素化(フランジ部の合わせ面のフラット化)が可能となる。なお、環状凸部11は、容器本体1の口頚部1aの通路壁部1a′に設けてもよく、この点についてはとくに限定されない。また、ディスペンサー2のフランジ部4と口頚部1aのフランジ部3に凹凸8、9を設け、加えて、ディスペンサー2の胴体の外周壁部(シリンダーCの外周壁部)あるいは口頚部1aの通路壁部1a′に環状凸部11を設けることも可能であり、この場合、フランジ部相互間の気密性をより一層高めることができる。
本発明によれば、ディスペンサーの着脱を簡便かつ確実に行い得るディスペンサー付き容器が提供できる。
1 容器本体
1a 口頚部
1a′ 通路壁部
2 ディスペンサー
2a 押圧ヘッド
2b ポンプ
2b1 中空ステム
2b2 弾性部材
2b3 ピストンガイド
2b4 吸引パイプ
2b5 逆止弁
2b6 逆止弁
2c ベース部材
3 フランジ部
3a、3b 平行部
4 フランジ部
4a、4b 平行部
5 挟持部材
5a 切欠き凹部
5a1 開放端
5b 第1の板状片
5c 切欠き凹部
5c1 開放端
5d 第2の板状片
5e1、5e2 平行部
6 凸部
7 凸部
8 凹凸
9 凹凸
10 ケース
10a 開口部
11 環状凸部
M 充填空間
C シリンダー
n ノズル
S 傾斜
P ピストン
N 挟持空間
K 出入り口

Claims (7)

  1. 容器の内外につながる通路が形成された口頚部を有しその内側に内容物の充填空間を形成する容器本体と、該容器本体の口頚部に着脱自在に装着されるディスペンサーとを備え、該ディスペンサーを作動させることによって容器本体内に充填された内容物を外部に向けて吐出させるディスペンサー付き容器であって、
    該口頚部は、その開口末端部に、径方向外側へ向けて延出するフランジ部を有し、
    該ディスペンサーは、該口頚部のフランジ部に重ね合わさって該口頚部の通路を密封保持するフランジ部を有し、
    該口頚部と該ディスペンサーとの相互間に、該口頚部のフランジ部、該ディスペンサーのフランジ部をその重ね合わせ状態で挟み込んで該容器本体および該ディスペンサーを相互に連結する挟持部材を配設してなり、
    該挟持部材は、該ディスペンサーの胴体の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部を有し該ディスペンサーのフランジ部の上側面にスライド可能に配置される第1の板状片と、
    該口頚部の胴体の一部分を内側に位置せしめる切欠き凹部を有し該口頚部のフランジ部の下側面にスライド可能に配置される第2の板状片と、
    該第1の板状片、該第2の板状片を、該第1の板状片の切欠き凹部の開放端および第2の板状片の切欠き凹部の開放端を残してその縁部で相互に連結する周壁とを備える、ことを特徴とするディスペンサー付き容器。
  2. 前記第1の板状片は、前記ディスペンサーのフランジ部の上側面に当接させて該フランジ部を押さえ込む少なくとも1つの凸部を有し、前記第2の板状片は、該口頚部のフランジ部の下側面に当接させて該フランジ部を押さえ込む少なくとも1つの凸部を有する請求項1記載のディスペンサー付き容器
  3. 前記ディスペンサーのフランジ部および前記口頚部のフランジ部は、その外縁の対向位置にそれぞれ各一対の平行部を有し、前記周壁は、該各一対の平行部に合致して該挟持部材の、該フランジ部に対する回転を防止する一対の平行部を有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載したディスペンサー付き容器。
  4. 前記ディスペンサーのフランジ部は、前記口頚部のフランジ部との合わせ面に、該フランジ部を周回する環状の凹凸を有し、該口頚部のフランジ部は、該凹凸に適合する環状の凹凸を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載したディスペンサー付き容器。
  5. 前記挟持部材は、該挟持部材による容器本体とディスペンサーの連結状態で前記容器本体そのものをその内側に収納するケースを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載したディスペンサー付き容器。
  6. 前記ケースは、前記挟持部材の第1の板状片の切欠き凹部の開放端および第2の板状片の切欠き凹部の開放端が位置する側のみが開放されそこを通して容器本体を収納する開口部を有することを特徴とする請求項5に記載したディスペンサー付き容器。
  7. 前記ディスペンサーの胴体の外周壁部または前記容器本体の口頚部の通路壁部に、該ディスペンサーのフランジ部と口頚部のフランジ部との重ね合わせ状態で、対向する壁部に当接させて該ディスペンサーのフランジ部および該口頚部のフランジ部の相互間での気密性を確保する少なくとも一つの環状凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載したディスペンサー付き容器。
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