JP4894823B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を加工し製造して販売する自動販売機に関する。
従来技術として本願出願人は購入者が待ち時間中にビデオゲームが楽しめるポップコーンの自販機を開示している。この自販機ではモニタと操作手段が設けられ、前記操作手段の操作に基づき前記モニタの映像に変化を与えるビデオゲームを備えたテレビゲーム付自機を提供し、自動販売機内に電子レンジ機構を備え、カップには豆状のコーンと調理用の油とともに、バター、チーズ、チリ等の味付け材料のうち一種類が既に入れられていて、各カップ収納マガジンにはそれぞれ同種類の味付けがなされるコーンが入ったカップが積層されている。
顧客が、コインを投入し好みの味を選びセレクトボタンを押すと、カップ収納マガジンから選択された味付けのカップが取り出され、電子レンジに置かれ加熱され、調理が終了すると取り出し口に搬送され、顧客が取り出し口から取り出して食べるのである。顧客が取り出し口から調理済みのポップコーンを取り出す際に、調理直後のカップでは高温となっており、しばらく待ってから取り出すようにモニタ画面とスピーカから案内されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに最近は、ファーストフードのハンバーガーショップにおいては、顧客がその場でポテトの入った紙袋に調味料を入れて、手に持って袋ごとカサカサと数回振りポテト全体に調味料を行き渡らせ食べることが評を博し、特に子供に人気があるのである。これをポップコーンに応用したものとして、映画館等の対面販売においては、顧客がポップコーンのカップに調味料を振りかけて蓋をして自分で振って味付けをするタイプがある。
一方、自動販売機の設定装置として、選択ボタンとストッカとの対応関係を分かり易く正確に設定でき、かつ多くの手間や時間がかかったり、入力ミスや設定ミスを生じたりすることなく設定できる自動販売機の設定装置として、商品を選択する複数の選択ボタンと商品を収納する複数のストッカと同種類の商品が収納されている複数のコラムとの設定をそれぞれ対応させて行う自動販売機の設定装置であって、表示部にコラムの番号を表示させた状態で、該当するストッカの数を入力部から入力することで、コラムと選択ボタンとの対応関係を同時に設定させるように制御する制御部を備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のポップコーンの自動販売機では、ポップコーン豆の入ったカップを幾重にも重ねて収納したマガジンを縦方向に指向して輪胴式ピストルの弾装ように多数個設け、マガジンの上部からカップを補充し、マガジンの下側から取出すようになっている。このマガジン制御にあたり、顧客の要求に応じたカップが入ったマガジンが最短の時間で取り出し口に来るように制御していた(例えば、特許文献1参照)。
さらに従来の当社製品では、モニタが筐体の片側に位置しており、商品の選択ボタンが3ケしかなく、それに対しポップコーンのカップを収納しておくマガジンは12ケあった、商品としては3種類の商品を扱うことができた(例えば特許文献1参照)。この場合、2つの選択ボタンは夫々3つのマガジンが、残りの1つの選択ボタンには6つのマガジンが予め割り当てられていたのである。3つの選択ボタンは、モニタ画面の下側に横に並んで設けられおり、品切れが起きた場合には、品切れとなった選択ボタンの上側のモニタ画面にそのボタンを指す矢印とともに品切れの表示を画面内に示し、残りの選択ボタンに対応する画面内には発売中の表示を示していた。
なおさらに近年では、バイオテクノロジーの発達に伴い、食料の増産のための遺伝子組替技術が確立されているものの、その歴史は浅く人間に対する将来の安全性については諸説があり、危惧されている。
こうしたなか我が国では遺伝子組替食品を取り扱うにあたり安全性評価指針が出され、大豆、とうもろこしなどの遺伝子組替農産物とその加工品について改正JAS法品質表示基準に基づく表示が義務付けられている。つまり、大豆、とうもろこし等の農産物及びその加工食品のうち、ポップコーンを含む24品目については「遺伝子組替え」「遺伝子組替え不分別」のものは表示が義務付けられている。遺伝子組替えとは、遺伝子組替え技術を用いて生産した農産物に適用され、分別とは遺伝子組替え技術を用いずに生産した農産物に適用される。不分別とは遺伝子組替え技術を用いた農産物が混入している農産物に適用される。
これらを表示するには、分別生産流通管理が必要となっており、生産流通段階での情報把握が必要となっている。
従来の当社製品ではポップコーンの原料となる豆には、一切遺伝子組替え技術を用いた農産物を採用していなかった。
現在においては、ポップコーンの原料となる豆は、国産品よりもとより海外からの輸入品を用いることが頻繁に行われ、その中には遺伝子組替により生産されているものもあり、将来、こうした原料を用いる可能性もあり得る。
こうした状況下においては、消費者が食品を選ぶ際の目安として、遺伝子組替食品であるか否かを選択の目安として提供することが、将来への不安を取り除くことになり、その状況を提供することは供給者としての倫理にもなる。
また食品を加熱処理して販売する自動販売機では、常に清掃して衛生的にしておくことが消費者に安全に食品を届けることになるとともに、故障等を招く要因を排除することにもなるのである。そのためには電子レンジ内で清掃不充分等によりスパーク等が発生した場合には、エラーとして検出し表示しており、点検・清掃のうえエラー解除をするようになっている。
実開平5−66785号公報(第5−6頁、図1、図7−8) 特開2001−56882号公報((第5−6頁、図1) 日経エレクトロニクス 発信源はゴマ粒チップ 日経BP社、2002年2月25日号、第816号、p.109−137
上述のポップコーンの自販機は、顧客がコインを投入し味選択ボタンを押カップを取り出して調理を行い、取り出し口に出てくるまでの待ち時間が1分程あり、そのための時間つぶしとして顧客にビデオゲームを行わせているが、毎回、同じ映像なので、何度も利用する顧客は飽きてしまうのであった。
さらに、複数種類の味付けが用意されているものの、最初から味付け材料がカップに入れられて各収納マガジンに収納されているので、その味付けのカップが売り切れになってしまうと、顧客は他の味付けのカップを購入せざるを得なくなってしまうのであった。これは、まさに欲しい味ではなく、売れ残りの別の味を買わざるを得ないという不条理を招いていた。
また、調理済のポップコーンのカップを取り出し口から取り出す際に、調理直後のカップでは高温となっており、しばらく待ってから取り出すようにモニタ画面とスピーカから注意の案内がされるものの万全の策ではなかった。
さらに従来のポップコーン自販機では調味料袋から調味料を取り出して、出来上がったポップコーンに振りかけるにしても、カップ自体を包むことができないので全体にうまく行き渡らせるには難しかったのである。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、待ち時間に同じ映像を流すことなく、得意客を飽きさせないビデオゲームを提供することにある。また、人気の味付けのカップの売り切れの不条理を解消することにあり、またカップを取り出し口から取り出す際に、高温となっているカップを安全に取り出すための手段を提供し、さらには顧客がポップコーンのカップに調味料を入れて、該カップを振って味付けをすることができる自販機を提供することにある。
物品を加工し製造して販売する自動販売機であるポップコーン製造機は、通常は、設置台数が1台であり、その運営者はその機種専門に扱うということはなく、毎日のように商品を補充するということはなく、操作に不慣れであることが珍しくなかった。またポップコーン自販機は季節等により顧客の嗜好が変わり商品の売上変動に対応して商品を変更する際に、運営者にとり顧客が押すボタンとその商品を収納したマガジンとの対応が分り易く、かつ正確に設定できないと、設定した商品と違う商品が販売されることになってしまうのであった。
そこで本願では、商品の選択ボタンとマガジンの設定が一目瞭然で行うことができる設定方法を提供する。
さらに、従来のポップコーンの自動販売機では、商品の選択ボタンを押した際にその商品が収納されたマガジンが複数ある場合には、顧客の要求に応じたカップが入ったマガジンが最短の時間で取り出し口に来るように制御していたので、その結果、複数個のマガジンに同一種のカップを入れておいた場合に、常に最初に空になるマガジンが生じてしまう場合があり、カップの補充時に空いている当該マガジンに同一種のカップを補充すると、常にカップが残ってしまうマガジンができ、そのマガジンのカップは製造年月日が古いものが残ってしまうことになり、それをチェックする労力は大変手間がかかることになっていたのである。
そこで本願では、常に万遍なく商品が払い出されるマガジン駆動制御を行う。
本願では商品選択ボタンを従来機種より2つ増やし5ケにしており、且つモニタ画面を中央に配置した関係で、モニタ画面の真下に選択ボタンが並ばなくなり、品切れ表示に従来の方法が適用できなくなった。
そこで消費者に対し、品切れ商品が分り易く表示するとともに、機械を管理する管理者にも品切れ商品の補充に役立つように表示する表示方法を提供する。
ポップコーンを自動販売機に内蔵された電子レンジによりマイクロ波を照射してカップに収納された原料加熱調理する際に、電子レンジ内に付着した油、塩及びこぼれたポップコーンの清掃が不十分であると堆積した油や塩が加熱してスパークが発生し、そのまま放置しておくと危険である。この様にスパークが発生し、そのまま清掃等の対応をせず、放置すると火災等の重大事故になりかねない。
このように異常が発生した場合にその原因をさぐるべく、前兆現象を把握して、将来の事故に備えることが重要であるにも関わらず、前兆現象を見逃して大きな事故を誘発してしまうことがあった。
本願では食品の安全性を確保するために、無線通信ICとアンテナから構成されるモジュールである無線タグを用いて、原材料に対して製造年月日はもとより、賞味期限、遺伝子組替技術の有無等を管理し、消費者に原材料が遺伝子組替技術を用いたものかどうかの情報を示すともに、万一に備えて販売機の不具合の履歴を記録し、故障の際の原因の発見を容易にするシステムを提供する。
上記目的を達成するために、本願の発明は、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、前記モニタに映し出す映像を予め複数種類用意しておき、前記操作手段の操作タイミングに基づき予め用意された複数種類の映像から一つを選び、前記モニタに映し出すとともに、その後の操作手段の操作により映像に変化を与えるビデオゲームを備えた自動販売機とした。
これにより、自動販売機の利用者にとり、モニタに映し出される映像が毎回同じではなく、飽きが来ないのである。
さらに上記目的を達成するために、本願の発明では、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、利用者が選択した物品を取出す物品取出手段と、該物品取出手段により取り出された物品を加熱調理する加熱調理手段と、該加熱調理手段により加熱調理された物品を取出口に移す移動手段と、該加熱調理された物品を冷却する冷却手段と、前記モニタに映し出す映像を予め複数種類用意しておき、前記操作手段の操作タイミングに基づき予め用意された複数種類の映像から一つを選び、前記モニタに映し出すとともに、その後の操作手段の操作により映像に変化を与え、前記物品の製造工程の終了とともに映像が終了するビデオゲームを備えた自動販売機としてある。
これにより、利用者は利用毎に違った映像が見られるとともに、加熱調理した物品を安全に取出すことができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、モニタを備えた自動販売機において、所定の動画を前記モニタに表示する表示手段と、利用者の注文操作に応じた品物を加工し排出する製造手段と、前記注文操作に応じて前記物品の付属品を排出する排出手段とを備えた自動販売機としてある。
これにより、利用者はモニタを見ながら情報を得て注文を出すことができるので、より詳しい情報が得られ、注文を出した物品が加工されて製造されるとともに、同物品の付属品も得られ、きめこまかな自動販売機を実現している。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では上記において、利用者の注文操作に応じて複数種類の品物の中から1種類を選び出し加工し排出する製造手段と、前記注文操作に応じて前記物品の付属品を複数種類の中から1種類を選び出し排出する排出手段を備えた自動販売機としてある。
これにより、利用者は複数種類の選択の組合せが可能となり、さらにその付属品も複数の中から選択でき、非常に選択幅の広い自動販売機となっている。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、上記において、利用者が選択した物品とその付属物の組合せが成立しなくなるまで、当該物品を加工し排出するとともに、その付属品を排出する自動販売機としてある。
これにより、物品の組み合わせがなくなるまで可動するので欠品となる可能性が最小限に食い止められる自動販売機を提供することができる。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、基本となる物品を複数の第1保存手段に保存し、当該物品に対し複数種類の付属物品を用意して複数の第2保存手段に種類毎に保存し、利用者の選択操作により、第1保存手段から選択された物品を取出すとともに、第2の保存手段から前記選択操作に該当する付属物品を取出す自動販売機としてある。
これにより、基本となる物品に対し、その付属品を用意してあるので、付属品を当該基本となる物品以上に用意しておくことで、基本となる物品とその付属品の組合せが利用者の選択とおりに提供することができ利用者の満足感を得られることができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では上記において、第2の保存手段から取り出した付属物は第1の保存手段から取出した物品に添加する添加物である自動販売機としてある。
これにより、利用者は付属品を第1の保存手段から取出した物品に添加することで、第1の物品の価値が高まるのである。
さらに上記目的を達成するために、選択手段が第1保存手段に保存された物品のうち基本となる物品を選択した場合のみ、第2の保存手段から当該付属物品を取出す自動販売機としてある。
これにより、利用者が第1保存手段の基本となる物品を選択した場合のみ、第2の保存手段から付属品を取り出せばよいので操作が簡単となる。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、前記操作手段の操作に基づき複数種類の完成物品あるいは半完成物品のうち何れかを選択するとともに、前記操作手段の操作が半完成品を選択した場合には当該半完成品を完成させるための付属物品を排出し、前記完成品あるいは半完成品が排出されるまでの間、前記モニタの映像に変化を与えるビデオゲームを備えたビデオゲーム付きの自動販売機としてある。
これにより、利用者は完成品あるいは半完成品では付属品が排出されるまでの待ち時間に、モニタに映し出されるビデオゲームを楽しむことができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、上記において半完成品は付属品物品と組み合わせることで完成品となる物品である自動販売機としてある。
これにより、利用者が半完成品を選択したとしても、別途排出される付属品と合わせることで価値ある完成品が得られるのである。
さらに上記目的を達成するために本願の発明で扱う自動販売機は、加熱調理によりその体積が増加する膨化穀類を調理して販売するのである。
これにより利用者は様々な利便性を有する膨化穀類の自動販売機を得るのである。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、上記において、膨化穀類としてポップコーンを扱っている自動販売機としたのである。
これにより、利用者は様々な利便性を有したポップコーンの自動販売機を利用できるのである。
さらに上記目的を達成するために本願の発明では、画像表示部を有するとともに商品選択手段を有し、内部には該商品選択手段により選択される複数の該当する商品を収納しておく複数のマガジンを有する販売機において、
商品選択手段にて選択可能な商品に品切れがない場合には何ら表示をせずに、1つ以上の商品に品切れが発生するとその旨を画像表示手段に表示するとともに商品選択手段は、品切れが発生していない商品選択手段には前記した品切れがない場合とは異なる表示を行うのである。
これにより利用者には画像表示部で売り切れ商品を認識できるとともに、自販機側もアドバタイズ時は商品選択手段には何も表示しなくて済むのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、上記において商品選択手段は、全商品がある場合は消灯し、いずれか1つの商品でも品切れとなった場合には、品切れでない商品選択手段を点灯する自動販売機としたのである。
これによりアドバタイズ時には商品選択ボタンを消灯しておけるのでランプ切れを少なくすることができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、商品選択手段と払い出し商品を収納する複数のマガジンをとを対応づけして登録する際において、商品選択手段とマガジンの一覧を表示して、商品選択手段をから設定する選択手段を選び出して商品名の一覧のなかから設定する商品を選択し、その後にその商品に使用するマガジン数を設定することで、商品選択手段と商品名、及びマガジンを対応させる設定装置を有する自動販売機としてある。
これにより、一つのモニタ画面を見ながら、逐次確認しながら設定ができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、設定は前面扉に設けた画像表示手段と商品選択手段にて行われる自動販売機としてある。
これにより、自動販売機の手前面だけで設定が可能となったのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、少なくとも一つの商品選択手段があり、当該商品選択手段に割り当てられた同一商品が収納されたマガジンが複数ある自動販売機において、該商品選択手段からの払出し要求に対し、前回とは異なるマガジンから商品を払い出す制御を行う自動販売機としてある。
これにより、在庫商品偏りが少なくなり、均一に商品が払い出されれるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、少なくとも一つの商品選択手段があり、当該商品選択手段に割り当てられた同一商品が収納されたマガジンが複数ある自動販売機において、該商品選択手段からの払出し要求に対し、同一商品が収納された複数のマガジン群のなかから前回の払出マガジンを順送りし、当該商品が存在するマガジンから商品を払い出す制御を行う自動販売機としてある。
これにより、同一種類の商品が多くのマガジンに収納されても、順送りに払い出されるので、均一に商品が消費されるのである。
さらに上記課題を解決するために本願発明では、商品の生産工程にて、遺伝子組換技術に関する情報である生産流通管理情報を含む製造データを無線タグに記録し、当該商品を自動販売機にて払い出す運営工程段階にて事前に当該無線タグから情報を読み取り、当該情報を表示する自動販売機としてある。
これにより、遺伝子組替え食品の情報が正確に消費者に表示され、食品の安全基準に沿った情報公開がなされる運営が可能となるのである。
さらに上記課題を解決するために本願発明では、上記において無線タグにはさらに運営時の不具合情報を書き込み可能にした自動販売機としてある。
これにより無線タグを使用することで、食品の安全性のみならず、自動販売機のトラブルの診断にも利用できるのである。
本発明の自動販売機は、遺伝子組替え食品の情報が正確に消費者に表示され、食品の安全基準に沿った情報公開がなされる運営が可能となるのである。
以下、本発明に係る自動販売機の実施形態を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係るポップコーンの自動販売機1の外観斜視図であり、図2は同正面図である。
該自動販売機1の筺体2自体が遊園地等で見受けられる中に売り子が入っているポップコーンスタンドを模したジオラマ3を形成しており、筐体2の正面上部には三角屋根3aを模し、該三角屋根3aの両側にはポップコーンカップを模しており、筐体1の正面には窓枠から体を乗り出した売り子役のキャラクタの人形3bが左手を上に、右手を横に伸ばし、窓枠の両側および三角屋根3aの周囲には電飾4a,4b,4cが施されている。筺体1の窓枠の下右側にはポップコーンの購入者が出来上がったポップコーンのカップを取り出すカップ取出口5が設けられている。
筺体1の正面中央にはモニタ6が窓枠下の桟の上に設けられ、後記する各種の案内等やゲーム等が表示される。モニタ6の上側にはモニタ6上部中央から人形3bの胸元の左右両側にかけてモニタ6の中央から噴水状にポップコーンが弾け飛ぶ状態を模した噴水状枠3cが設けてあり、モニタ6の左右には窓枠下の桟3dの上にポップコーンのカップ3e,3fが置かれ、噴水状枠3cが左右のカップ3e,3fの外側近傍に達した形状に成形されている。モニタ6上部と噴水状枠3cとの間には左右は弾け飛ぶポップコーンを模するためのポップコーン表示部6a,6bとなっている。この飛び出しポップコーン表示部6a,6bは、弾け飛ぶポップコーンを表現するためにLEDが複数配置されており、ポップコーンの弾け飛ぶ様を表現するのである。
また、左側の噴水状枠3cとキャラクタの人形の3bの横に伸ばした右腕との間は金網状になっており筐体内部から調理時の匂いを排出する匂い排出口44となっている。
桟3dの左下側は味付けの選択ボタン7が横並びにコントロールパネル8に配置にされており、さらにコントロールパネルの中央寄り下側にはハンドル9が回動自在に設けてある。このハンドル9はポップコーンの調理時の待ち時間に回すことで、電飾部4a,4b,4cの電飾が流れるように点滅表示されるとともに、ポップコーンの飛び出す様を飛び出しポップコーン表示部6a,6bに表示する。さらにカップ取出口5の右側にはコイン投入口10、鍵穴11が設けられている。また桟3dの左端には購入したカップを倒れないように置くことができる窪みを設けたカップホルダ12が設けてある。
さらにコントロールパネルの下方にはカップ蓋を取り出すカップ蓋取出口13が設けられている。
11に鍵を入れて手前に引くことにより三角屋根3aを残して筐体2の方形部全体の前面扉14がヒンジ機構により開閉することができ、内部のメンテナンスができるようになっている。前面扉14にはカップ取出口5、モニタ6及び、選択ボタン7、コントロールパネル8、ハンドル9、コイン投入口10、鍵穴11、カップホルダ12、カップ蓋取出口13が表面に設けられている。
筺体2の内部には自動販売機本体15が立設され、自動販売機本体15のカップ取出ボックス16が前記カップ取出口5に対応している。
自動販売機本体15の内部の概略構造を図2に示す。自動販売機本体15の上側内部を上下に仕切るようにマガジンテーブル18が水平に架設されており、同マガジンテーブル18より上側の空間に第1の保存手段である円筒状のカップ収納マガジン19が12本程縦方向に指向した姿勢で円環状に配設され、各カップ収納マガジン19は一体に回動自在に中央のマガジンシャフト20を介してマガジンテーブル18に支持されている。
また自動販売機の下側内部を上下に仕切るように電子レンジテーブルが水平に架設されており、左側に加工製造手段としての電子レンジ部40が設けられ、その右側にはカップを電子レンジ部に出し入れする移動手段としてカップハンド30が設けてある。
さらに電子レンジテーブルの左下側にはカップ蓋収納マガジンが水平に架設されており、円筒状のカップ蓋収納マガジンが6本程度縦方向に指向した姿勢で円環状に配設され、各カップ蓋収納マガジンは一体に回動自在に中央のマガジンシャフトにーを介して電子レンジテーブルに支持されている。
自動販売機本体の上側は、すなわち図3のカップ収納マガジンの駆動機構を示す平面図および図4の同側面断面図に図示するように半径方向に指向した溝が外周縁に等間隔形に形成されたインデックスプレート21がマガジンシャフト20に嵌着されており、このインデックスプレート21の溝に嵌まる円筒状回転子22を両端に立設したドライブクランク23が回転軸24を介してモータ25により回動するようになっている。モータ25の駆動でドライブクランク23は中央を回転中心に図3において時計方向に回転する。
ドライブクランク23が半回転すると、図3において上方の回転子22がインデックスプレート21の一つの溝の中に入り込みながらインデックスプレート21を反時計方向に30度回転させることができ、ドライブクランク23の半回転ごとにインデックスプレート21は30度ずつ回転し、インデックスプレート21と一体のカップ収納マガジン19も30度ずつ旋回する。
各カップ収納マガジン19内には、本発明の物品の一例として複数のカップ26が順次積み重ねられて収納され最下層のカップ26は、開口縁のフランジ部が図示されないカップフックで係止されて保持され、カップフックの開閉で最下層のカップ26が1個落下し、次層のカップ26が保持されるようになっている。
カップ26内には、豆状のコーンと調理用の油とともに、添加物としてバター、チーズ、チリの3種の味付け材料のうち1種類が既に入れられていて、各カップ収納マガジン19にはそれぞれ同種類の味付けがなされるコーンが入ったカップ26が積層される。
マガジンテーブル18の所定位置にはカップディスペンサ28が立設されており、カップ収納マガジン19に吊設されて旋回してきた所定の最下層カップ26をカップディスペンサ28が受けて、カップディスペンサ28の回転で前記カップフックを開閉するカム(図示せず)が動作してカップ26を落下させる。
カップディスペンサ28の下方には円筒ガイド29がマガジンテーブル18より垂設されていて落下したカップ26を下方所定位置に待機しているカップハンド30に案内する。
図5のカップハンドの駆動機構及び電子レンジ部の平面図に図示するようにカップハンド30は、前後に一対の円弧状の把持部30aがキャリアアーム31の端部に支持され、前後の把持部30aは前後に拡縮可能である。
キャリアアーム31は、揺動支持部材32の自由端部に枢支されるとともに、もう1本の揺動リンク33の自由端部にも枢着され4リンク構造により、概ね左右方向に指向した姿勢を維持して左右に移動可能であり、揺動支持部材32の中央部に枢着された駆動シャフト34が図示しないモータによりリンク機構を介して往復動されると、キャリアアーム31はカップハンド30とともに左右に移動する。
カップハンド30の移動する左方向には電子レンジ部40の調整室41が設けられており、カップハンド30の駆動系側の側壁が前後に摺動するレンジドア42となっていて、後方に後退すると調整室41の側方を開口しカップハンド30の出入りを自由にし前進すると調整室41を閉塞する。
なおダクトを介して調整室41内に冷却風を送るファン39が設けられている。調整室41内には中央にターンテーブル43が設けられている。調整室41の正面上端縁には臭いの出口である臭い排出口44が形成されている(図2参照)。これにより電子レンジがカップを加熱調理する際の匂いが前面に排出され、他の見込み客に対しアピールすることができる。
一方前記円筒ガイド29の真下で、カップハンド30よりさらに下方に前記カップ取出ボックス16が開閉自在の閉塞板17に仕切られ配設され、同カップ取出ボックス16の前面にカップ取出口5が位置する。電子レンジ部で加熱料理されたカップをカップハンド30を拡開してカップを掴み閉塞板17を開き、カップ取出ボックス16内に落すと、カップ取出ボックス16の底には網の目状に開口しており冷却風を送るファン35が設けてあり、加熱したカップを冷却する。これは耐熱性の異なる素材のカップを用いたときなどに、せっかちな人がカップ取出口をこじ開けて調理直後のカップを取出してやけどをする危険を回避して、安全性を高めるのである。
そして自動販売機本体15の下部には掃除用穴45が左右に2個設けられている。また前記カップ収納マガジン19の一側方には側壁に固着されて自動販売機本体15用の制御回路部50および調理時間調整用のタイマー51が固着されている。
図6に本自動販売機に用いるポップコーンカップの断面図及び斜視図を示す。図6(A)に示すとおり、ポップコーンカップ26は、耐熱紙を素材からなり、有底円筒状に形成されており、カップ内底部には、固形化した調理用油と共にポップコーン(調理品)の材料であるコーン26aが固着状態に収納されている。また、ポップコーンカップ26内にはコーン26aを覆う円盤状の中仕切り26bがコーン26aに載置されており、開口縁に全周に亘って外方に突出するフランジ部26cが一体に形成された逆円錐台形のカップ状になっている。ポップコーンカップ26は、前述したカップ収納マガジン19内に幾つも積み重なって収納されている。コーン26aには、ポップコーンの風味となる、例えばバター味、塩味等が予め味付けされている。
コーン26aが電子レンジで加熱されると図6(B)に示すようにコーン26aが加工されて、カップ26にポップコーンが製造され、ほぼ満杯に達して顧客に提供される。物品の完成品の一例としてバター風味、塩味風味が提供され、風味は調味料として添加物が内在されており調理時に付けられるタイプである。
さらに本自動販売機では、物品の半完成品の一例として顧客がポップコーンに調味料を振りかけて蓋をしてカサカサと振ってから食べるタイプのカップも採用できるようになっており、そのポップコーンカップ26の構造は図6(A)に示す如く従来のタイプと変わらないが、事前にカップの底には調味料は入っておらず、コーンとベースとなる食用油のみでありこのままでは食用にえない半完成品であるが、従来品同様に調理される。図6(C)にはこの半完成品の付属品となる調味料付きのカップ蓋を示す。本願ではカップ蓋36とポップコーンの出来上がり後に振りかける調味料袋37をカップ蓋と一体にして付属品としてカップ蓋取出口に出すようになっている。カップ蓋36はプラスチック製で氷アイスの容器形状になっており、カップ蓋36の上側に添加物としての調味料袋37が熱着して一体として取り付けてある。
顧客は出来上がったポップコーンカップ26を図1に示すカップ取出口5から取り出し、カップホルダ12に置き、カップ蓋取出口13から選択した風味の調味料袋37が取り付けられているカップ蓋36を取り出し、調味料袋37をカップ蓋36から剥ぎ取り取り外し、調味料袋37を開封し内包されている調味料粉末をカップホルダ12に置いたポップコーンカップ26に振りかけて、図6(D)に示す如くカップ蓋36をポップコーンカップ26に取り付け、カップを上下に数回振り、調味料をポップコーン全体に行きわたらせた後、カップ蓋36を取り外してポップコーンを食べるのである。
次に前面扉14の裏側に設けられている第2の保存手段としてのカップ蓋ディスペンサ60の構造について説明する。図7(A)は前面扉の裏側に設けたカップ蓋ディスペンサとカップ蓋取出口の平面図で、図7(B)は前面扉の裏側からみた正面図、図7(C)は同縦断面図を示す。前面扉14のカップ蓋取出口13には透明のフラップリッド61がカップ蓋取出口13の上部で水平に軸支されており下方を奥に押し込むことで、取出口床部62に手を入れてカップ蓋36を取り出せることができるようになっている。カップ蓋取出口13の前面扉の裏側の真上にはカップ蓋ディスペンサ60が取り付けられている。カップ蓋ディスペンサ60はカップ取出口13の横幅に3連並んでおり、それぞれカップ取出口13の近傍に払出駆動部63があり、その上にカップ蓋を蓄えておくスットカー64が設けられている。
図8(A)はカップ蓋の払出駆動部の側面図、図8(B)は同平面図、図8(C)はカップ蓋を備えた払出駆動部の側面図を示す。カップ蓋36は図8(C)に示すようにいくつも重ねてストッカ64にストックされており、ストッカ64は重ねたカップ蓋36を四方に立設した棒状のキャップガイド65で姿勢が保持され、カップ蓋36が自重で下がってくるようになっている。重ねたカップ蓋36は図示するように蓋の縁部36aに四方から払出駆動部の払出カム66が回転しながら1ヶつカップ蓋取出口13に落下させる構造になっている。
これはカップ蓋36の四方に配置されたスロープの付いた4つの払出カム66が同軸のスプロケット67にチェーン68を介在してモータ69で回転することにより、払出カムの螺子状のスロープ部がカップ蓋の縁部36aをひとつ前のカップ蓋の縁部との間に入り下側のカップ蓋の縁部36aを押し下げることにより、カップ蓋36を下方に剥がして下側に落下させるのである。この払出カム66の回転は一回の回転で行われ、その回転は一つの払出カム66と同軸で回転する定位置検出円盤70の切欠をセンサ71で検出することにより、払出カム66の回転を制御している。
各ストッカ毎に同一の調味料袋が添付されたカップ蓋を積み重ねておくことにより、後記する払出し制御により顧客が調味料を振りかけるタイプの商品を選択ボタンを押して選択すると、該当するカップ蓋ディスペンサ60のモータ69が駆動するとともに取出口床部62を照らす取出ランプ72が点灯し、選択した調味料が添付したカップ蓋36を取出口床部62に払い出すことができる。顧客はモニタ6にその旨の表示が行われること及びカップ蓋取出口13に取出ランプ72が点灯していることで、カップ蓋36が落ちてくることが分り、取出口フラップリッド61を奥に押し込み、所望の調味料袋が添付されたカップ蓋36を入手することができる。
概ね以上のような構造をした自動販売機1の制御系の概略ブロック図を図9に示し説明する。
自動販売機本体15を含め全ての制御を行うCPUを搭載したCPUボード80には、各種信号がインターフェースボード81を介して入出力され、前記モニタ6へのビデオ信号やスピーカ47への音声信号およびコインメータ46への駆動信号等が出力される。
自動販売機本体15からは、コインの投入を禁止するコインブロッカー信号(オフで投入禁止、オンで投入可)および3種の味付けポップコーンの売り切れ信号1,2,3がインターフェースボード81に出力され、インターフェースボード81からはカップ選択信号A,Bが入力される。2つのカップ選択信号A,Bは従来タイプの調味料一体タイプのポップコーンカップの選択信号であり、本願では2種類のカップの種別指定を識別するようになっている。カップ選択信号Bは出来上がったポップコーンカップに調味料を振りかけて食べるタイプのポップコーンカップの選択信号であり、同時に調味料付きカップ蓋を払い出すタイプでここでは3種類の調味料付きカップの種別指定を識別するようになっている。その他コインの投入があったことを知らせる信号を入力する。
また前記コントロールパネル8には、味選択ボタン7に内蔵されたカップ選択ランプ1乃至5の駆動指示信号が入力され、コントロールパネル8からは味選択ボタン7の操作をカップ選択信号A,Bとして出力する。
ハンドル9の回転操作は、ハンドル9の回転を2つの光電素子が検知してハンドル信号A,Bとして出力し、CPUはこの信号から回転速度などを判別する。
またコイン投入口10に設けられたコインシュートにはコインの投入を検知するコインスイッチとロックアウトソレノイドが配設されていて、ロックアウトソレノイドは励磁されるとコインシュートにロッドが飛び出しコイン投入口10を閉鎖してコインの投入を禁止することができる。このようにコインシュートからは、コインスイッチからの信号が出力されるとともに、ロックアウトソレノイドの制御信号が入力される。
以上のような制御系によりビデオゲームが構成され、その動作手順を図10および図11にって以下説明する。図10および図11は、左側にお客の動作、中央にモニタ6の画面の状態やスピーカ47から発声される台詞、右側に自動販売機本体15の動作が縦方向に時系列に配列されている。
当初モニタ6にはアドバタイズ画面(図12参照)が映し出されており、売り切れの商品がある場合のみ、図21のビデオゲーム付自動販売機の中央部拡大図に示すようにモニタ6に売り切れ商品の情報を表示している。この情報はアドバタイズ画面及びセレクト画面内に表示されており、これにより顧客は予め、売り切れ商品があることが分るのである。
図22にはコントロールパネルの選択ボタンとモニタの表示とマガジンの設定を示す。
5つの選択ボタンに左側からボタン1に商品A、ボタン2に商品A、ボタン3に商品B、ボタン4に商品C、ボタン5に商品Dが割り当てられており、コントロールパネル内に各商品名が各ボタンの下側に表示されている。各ボタンにはポップコーンを収納するマガジンとして上記5つの選択ボタンに左側からマガジン1乃至3、マガジン4乃至M6、マガジン7、マガジン8、マガジン9乃至12が割り当てられているとする。
この場合に全ての商品がある場合には、モニタのアドバタイズ画面及びセレクト画面内には品切れの情報は表示されることなく、アドバタイズ時には全ての選択ボタンは消灯している。
次に1種類でも売り切れ商品が発生している場合には、モニタ画面及びアドバタイズ画面内にはその売り切れ商品の情報が表示されるとともに、アドバタイズ時には売り切れに該当する選択ボタンは消灯したままであるが、他の販売可能な商品に該当する選択ボタンは点灯している。そして顧客が販売料金に見合う予め定められた数の硬貨を投入した場合にはセレクト画面となり、その場合には販売可能な商品に該当する選択ボタンは点滅をする。ここではマガジン7にしかない商品Bが売り切れとなった場合にはアドバタイズ時にはモニタ画面には商品Bの売り切れ情報とともに対応する選択ボタンを消灯し、他の販売可能なボタンを点灯させておく。そしてセレクト画面では、販売可能な商品の選択ボタンは点滅させるのである。
さらに同一商品が複数の選択ボタンに配置されている場合、例えば一番左側とその右隣の2つのボタン1,2に商品Aが割り当てられおり、ボタン1にはマガジン1乃至3が、ボタン2にはマガジン4乃至6が割り当てられている場合には、ボタン1で割り当てられているマガジン1乃至3の何れにもポップコーンカップが無くなった場合にはこのボタン1は売り切れであることからアドバタイズ時およびセレクト時には消灯したままであるが、その右隣のボタン2は同一種の商品Aが割り当てられており、このボタン2に対応するマガジン4乃至6には商品Aが存在していることから、モニタ画面には商品Aの売り切れ表示は行われない。ここでは以前に売り切れになった商品Bのみが売り切れ表示されている。
この場合、商品Aが売り切れ表示されるのは、ボタン1に加えボタン2に割り当てられたマガジン4乃至5の何れもが空になった場合に商品Aは完全に売り切れとなり、アドバタイズ時及びセレクト時にはモニタ画面に売り切れ情報が示されるとともに、ボタンは消灯したままとなる。販売可能な商品に該当するボタンのみがアドバタイズ時に点灯しており、セレクト画面においては点滅する。ここでは商品Aが売り切れになる以前に売り切れになっている商品Bのボタンを含めボタン1、2、3は消灯し、ボタン4,5のみが点灯、点滅表示するのである。
こうすることにより、同一商品に対し複数の選択ボタンが割り当てられている場合には、その選択ボタンが割り当てられているマガジンが全て空になった際にはその選択ボタンの点灯、点滅表示のみが行われず、消灯したままとなって、残りの同一種類の商品の選択ボタンは販売できる状態を保っており、顧客はモニタ画面及び当該選択ボタンのアドバタイズ時及びセレクト画面時の点灯。点滅により当該商品が入手可能であることが理解できる。
さらに、運営者には、同一種類の選択ボタンが複数あることで、そのうちの何れかの選択ボタンがアドバタイズ時に消灯していることから、商品の品切れは起こしていないものの、当該消灯したままの選択ボタンに対応しているマガジンには商品がないことが一目瞭然となり、前面扉を開けて確認することなく、当該商品の補充の準備に入ることができるのである。
顧客がコイン(クレジット)をコイン投入口10より投入すると、モニタ6はセレクト画面(図13参照)に変わり、味選択ボタンのうち、売り切れを起こしていない味選択ボタンを点滅させるとともに、スピーカ47から“味を選んでね”の台詞が発声され、自動販売機本体15ではコインブロッカーがオフしてコインの投入を禁止し、コントロールパネル8上の5個の味選択ボタン7の入力待ちとなるとともに、前記ファン39が回転する(ステップS1)。ここで売り切れとなっている味選択ボタンのランプは点滅せず消灯したままである。
従来のポップコーンカップのように完成品の場合では、その味のカップが全て売り切れてしまうとその種類の味は売り切れになってしまうのである。ここで基本の物品である味のない未完成品のカップでは、それに対応する数種類の調味料を有するカップ蓋が用意されており、この調味料付きのカップ蓋が未完成品のカップより多めに備えておくことで、完成品としての物品の欠品を極力防ぐことができるのである。つまり、各種の調味料付きカップ蓋を多めにセットしておくことにより、未完成品のポップコーンカップは完売まで販売することができうるのである。これは賞味期限が短いポップコーンカップでは賞味期限を切らすことなく消費することが出来うるのである。
売り切れは、カップ収納マガジン19に設けた図示しないセンサ、カップ収納ストッカ64に設けたセンサからの空信号により決定される。
例えば調味料を振りかけるタイプのシャカシャカ用のポップコーンでは、利用者が選択ボタンを押すことで利用者の注文した調味料のカップ蓋が収納されているストッカにカップ蓋がないと売れ切れとなり、あるいはカップ収納マガジンのうち、基本となる物品である味のついていない半完成品の調味料を振りかけるタイプのカップが収納されているカップ収納マガジン19の何れのセンサも空信号を発している場合で、該当する味選択ボタンのランプは点滅せず消灯したままとなる。
先の図22を用いた売り切れ表示の説明では、シャカシャカなしのカップが売り切れた場合の売り切れ表示について説明したが、以下にシャカシャカ在りの味が売り切れになる場合について説明する。
シャカシャカ用のキャップ(調味料付き)が売り切れで、シャカシャカ用ポップコーンカップがマガジンにある場合には、その味だけが売り切れとなり、アドバタイズ時およびセレクト画面ではモニタに売り切れ表示をするとともに当該選択ボタンが消灯する。
次にシャカシャカ用のポップコーンカップが全て売り切れとなり、マガジンが空になった場合には、シャカシャカ用の味全てが売り切れとなり、アドバタイズ時及びセレクト画面時において、モニタに売り切れ表示を行うとともに当該選択ボタンが消灯する。
さらに複数の選択ボタンに同一種類のシャカシャカ味を設定している場合では、1ケの選択ボタンに対応するマガジン(1ケあるいは複数ケ)が空の場合は、当該選択ボタンでは販売できず当該選択ボタンのランプは消灯する。同一種類のシャカシャカ用の味が設定されている選択ボタンに対応するマガジン(1ケあるいは複数ケ)が空でなく販売可能である場合はモニタ画面に売り切れ表示は行わない。
こうすることにより、通常のカップ単体のみあるいは調味料振りかけ式(シャカシャカ式)のいずれでも、同一商品に対し複数の選択ボタンが割り当てられている場合には、その選択ボタンが割り当てられているマガジンが全て空になった際あるいは、シャカシャカ用のカップ蓋(調味料付き)が無くなった際にはその選択ボタンの点灯、点滅表示のみが行われず、消灯したままとなって、残りの同一種類の商品の選択ボタンは販売できる状態を保っており、顧客はモニタ画面及び当該選択ボタンのアドバタイズ時及びセレクト画面時の点灯、点滅により当該商品が入手可能であることが理解できる。
さらに、運営者には、同一種類の選択ボタンが複数あることで、そのうちの何れかの選択ボタンがアドバタイズ時に消灯していることから、商品の品切れは起こしていないものの、当該消灯したままの選択ボタンに対応しているポップコーンカップが収納されているマガジンあるいはカップ蓋ディスペンサには商品がないことが一目瞭然となり、前面扉を開けて確認することなく、当該商品の補充の準備に入ることができるのである。
以下、利用者が選択ボタンを押して画面が工場内の画面に切り替わったとして説明する。そしてお客がいずれかの味選択ボタン7を押すと、スピーカから“さあつくろう”の音声が発せられ、モニタ6の画面では選んだ味の文字だけ表示し“OO味ですね”の台詞が発声され、押された味選択ボタン7のランプのみ点灯し他は消灯する(ステップS2)。そしてモニタ6の画面は工場内の画面(図14)または移動ポップコーンカーの画面(図19)に変わる。このいずれの映像に変わるかは、味選択ボタンのランプの点滅状態のいずれかの状態でボタンを押すかにより切り替わる。例えば選択ボタンのランプが点灯時に当該ボタンが押されると画面は工場内の画面(図14)になり、選択ボタンのランプが消灯時のタイミングで押すと移動ポップコーンカーの画面(図19)に移り変わる。
自動販売機本体15は、モータ25を駆動してカップ収納マガジン19を順次回動して選択されたポップコーンカップ26が収納されたカップ収納マガジン19がカップディスペンサ28の上方に位置するようにする(ステップS3)。
選択されたカップが売り切れか否かが判別され(ステップS4)、売り切りならば味選択状態に戻り、売り切れでない場合はステップS5に進み、カップディスペンサ28を回転して選択されたカップ26を落下させ、落下したカップ26は円筒ガイド29を通って待ち受けていたカップハンド30に把持される。
キャリアアーム31を左方向へ移動してカップ26を電子レンジ部40の調整室41内に入れ(ステップS6)、カップハンド30を拡開してカップ26をターンテーブル43上に置く(ステップS7)。そしてキャリアアーム31を元の位置に戻し(ステップS8)、レンジドア42を摺動して調整室41を閉塞する(ステップS9)。
この間にモニタ6の画面では「ハンドルをまわしててつだってね!」の文字が出て(図15参照)
、スピーカ47からも“おいしくできるように、よーくかきまぜよう”という発声がある。お客がハンドル9を回し始めると「ハンドルをまわしててつだってね!」の文字は消え、この間に電子レンジ部40は駆動を開始し、調理ランプが点灯し、ターンテーブル43が回転し、庫内照明ランプが点灯して、マグネトロンがONする(ステップS10)。
モニタ6の画面には、ハンドル9の回転に合わせてキャラクタが動き、豆の弾ける量が変化し、ポップコーンが釜から弾け飛ぶ映像となり、また別のキャラクタが登場したりする(図16参照)。筐体側ではハンドルの回転に合わせ、電飾部4a,4b,4cの電飾が流れるように点滅をし、さらに、飛び出しポップコーン表示部6a,6bには、モニタ6に映し出される図16の弾け飛ぶポップコーンの映像に連なるようにポップコーンがモニタ6の外側に弾け飛んでいるように表示され、顧客にアピールする。このポップコーンの弾け飛ぶ映像はハンドルが早く回転するとそれに応じて沢山弾け飛んでいるように表示する。
調理が終了し電子レンジ部40がOFFとなると(ステップS11)、モニタ6の画面ではポップコーンの爆発した映像となり(図17)、“わー驚いたなー”の発声がある。
自動販売機本体15では、レンジドア42が開き(ステップS12) 、キャリアアーム31が調整室41内に移動し(ステップS13)
、カップハンド30がターンテーブル43上のカップ26を掴み(ステップS14) 、キャリアアーム31を移動して元の位置に戻る(ステップS15)。
この辺で“ありがとう 君のおかげでおいしいポップコーンができたよ”、“君のは下から出てくるよ”の発声があり、カップ取出ボックス16を天井で仕切る閉塞板17が開いて(ステップS16)、カップハンド30を拡開してカップをカップ取出ボックス16内に落とし(ステップS17)、カップ取り出し口の冷却ファンが動作しカップを冷やし始め(ステップS18)、カップハンド30は閉じ(ステップS19)
、閉塞板17も閉まる(ステップS20)。“できたてで熱いから気をつけてね”の発声があり、冷却ファンの動作が止まり取り出し口のランプが点灯し(ステップS21)、お客はガラス扉であるカップ取出し口5を開いてカップを取り出すことができる。
そしてエンディング画面(図18) となり、1サイクルが終了し、画面は再びアドバタイズ画面(図12)に戻る。販売を終了したときは、コインブロッカーをオンして(ステップS22)、コインの投入の待機状態となる。
次に、味選択ボタンを押すタイミングが選択ボタンの点滅ランプが消灯時に押した場合について説明する。この場合は図19に図示する移動ポップコーンカーの画面に切り替わり、移動ポップコーンカーはポップコーンを車の中の釜で作りながらお届けするまでを動画で表示するものであり、野山をバックに移動ポップコーンカーがポップコーンを釜から弾き飛ばしながら進む映像であり、背景の野山が左にスクロールしてポップコーンカーが右に進んでいる映像となり、人形がポップコーンカーと並んで空を飛んでいる映像が映し出される。
工場内の映像同様に「ハンドルをまわしててつだってね」と文字、音声が出て顧客にハンドルを回すように促し、顧客はそれに応じてハンドルを回すことで、筐体の電飾部4a、4b、4cの電飾が流れるように点滅するとともに、飛び出しポップコーン表示部6a,6bに移動ポップコーンカーの釜から弾き飛ばされポップコーンに連なり、ポップコーンが弾け飛んでいるような表示がなされる。このポップコーンの弾け飛ぶ量はハンドルの回転速度に対応する。
そしてポップコーンが実際に出来あがるころになると、図20に示すとおり、仲間達が待っているところに移動ポップコーンカーが到着する映像となる。これらの映像は一連の動画映像であり音声とに表示される。
本実施例の自動販売機1は、以上のようにポップコーンを電子レンジで調理中に次々に変わるモニタ6の画面と声を聴いて楽しめるとともにお客がハンドル9を回してモニタ6の映像の変化を自ら参加して楽しむ一種のビデオゲームを備えていて、待ち時間の退屈を紛らすことができ、特に小さい子供は大いに楽しむことができる。さらに選択ボタンを押すタイミングでその後の映像が複数種類用意してあるので、複数回の購入をしても飽きることなくいろんなビデオゲームを楽しみながらモニタ6によりポップコーンの調理状況を逐一知ることができるので、急いでいるときでも苛立たしい思いをしなくてすみ、ビデオゲームに熱中できる。
また調味料を後から入れて振るタイプのポップコーンを選んだ購入者は、出来上がったポップコーンカップ26をカップ取出口から取り出した後、調味料袋が添付されたカップ蓋36から調味料袋を取り外し、調味料袋37を開封して、調味料を出来あがったポップコーン26dに好みの分量を振りかける。
次に、カップ蓋36をポップコーンカップに嵌め合わせてポップコーンカップ26を良く振って、調味料をまんべんなくポップコーン26dと混ぜ合わせるのである。このようにして自分の好みの分量の調味料を振りかけて、自分でよく振ってポップコーン26dに味付けした後に、カップ蓋36をポップコーンカップ26から外して食べるのである。
このようにして、出来上がったポップコーン26dとは別に提供されるカップ蓋36に付属の調味料袋37を開封して自分で味付けすることにより、食べる人の好みに応じて濃くするとか薄くするとかの味付け具合を調整することができ、ポップコーンの味が画一的となってしまうことがない。
カップ蓋36に添えらた調味料は、調味料袋37に密封されて本来の風味が維持されており食べる際に初めて開封することから、風味の新鮮さをそのまま生かしてポップコーン26dに味付けすることができる。同時に、調味料の選択により、より強い風味を伴った味付けを行うこともできる。また、調味料を後から振りかけるタイプでは加熱調理前のコーンに、ポップコーンの風味となる味付けを直接行わない半完成品であることにより、加熱調理中に風味成分が強い臭いを発生させることがないため、加熱調理に際して周囲に迷惑が掛からず、ポップコーン自動販売機の設置場所が限られることがない。
なお、コーンには無味の食用油が付けられているが、この食用油が加熱調理中に強い臭いを発生させることはない。ところで、上記実施例では、物品としてコーンを加工するポップコーンについて説明したが、加熱調理によりその体積が増加する膨化穀類の調理であれば膨化米等、ポップコーンに限らない。例えば基本の物品として食パンを焼いて、それに添えるバターやジャムやチョコレート等の添加物を付属品として別体に排出する自販機としてもよい。また、ポップコーンでは使用する調味料は、バター味、チリソース味、カレー味、プレーン味、キャラメル味、バーベキュー味或は塩味等に限らず、その他種々のものが可能である。
勿論、物品としては食品に限らず、あらゆる物品が想定され、その付属品としてもその物品と組み合わせることでその物品の価値が高まるものであれば何でもよいのは勿論である。
また、調味料袋37の付着位置は、カップ蓋26の外側上面に限るものではなく、内側でもよい。
このように、調味料付きカップ蓋36は半完成品の基本となる物品である調味料の添加されていないカップを選択ボタンにより選択した場合に、カップ蓋取出口13に排出される。付属品としてカップ蓋36に添えられた調味料を用いることで、加熱調理により形成されるポップコーンの味が、画一的とならずに食べる人の好みに応じて味付け具合を調整することができる。また、加熱調理時に強い臭いを発することがなく、ポップコーン自動販売機の設置場所が限られることもない。
なお、本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能であり、例えば、ポップコーンカップ26は耐熱性或は無臭等の所定条件を満足するものであれば、紙以外の材料により形成してもよく、調味料容器の材料についても同様に、他の材料でもよい。
次に味選択ボタンとポップコーンカップを収納しておくマガジンとの対応関係の設定方法を図23乃至図26の設定画面を参照しながら述べる。設定操作は前面扉14を開けて前面扉の内側にある設定スイッチとモニタ画面を用いて行われる。設定スイッチのテストボタンを押し、モニタ画面にテストモードのメニュー一覧を出して、サービススイッチ(変更スイッチ)を押してベンダーセッティング(VENDOR SETTING)の項目を選びテストスイッチ(決定スイッチ)を押すと図23に示すVENDOR SETTING画面が表示される。以下図23乃至図26の設定にあたり、サービススイッチ(変更スイッチ)及びテストスイッチ(決定スイッチ)は前面扉に設けてある味選択ボタン4,5にて代用されるので、設定にあたり、モニタ6を見ながら操作できる。
図23の画面では各味選択ボタンに対する味の設定ができ、各味のマガジン使用数の設定と調味料キャップディスペンサの割り振りを確認できるとともに、冷却ファンの作動時間の設定が出来る。味名のデータは売り切時のモニタの画面表示に用いられる。
図23の表示のなかで、BUTTONとは味選択ボタン7、CUPとはカップ収納マガジン19、CAPとは調味料キャップのストッカ64を示している。この画面では、現在の設定を示しており、BUTTONの右にそのボタンに設定されている味名が表示され、CUPの右に味名あるいはシャカシャカの表示がされ、CAPの右には調味料振りかけ式(シャカシャカ用)の各調味料名が表示されている。カーソルはサービススイッチを押す毎に、EXIT
WITHOUT SAVE、BUTTON 1、BUTTON 2、BUTTON 3、BUTTON 4、BUTTON 5、COOLER FAN TIMER、SAVE
AND EXIT、EXIT WITHOUT SAVEの順に移動する。
BUTTON “X” を選ぶと各ボタンの設定画面になり、味名の変更と使用マガジン数を設定する。各設定後にSAVE
AND EXIT にカーソルを合せてテストスイッチを押すことで設定が反映される。EXIT WITHOUT SAVEにカーソルを合せてテストスイッチを押すことで元の状態でテストメニューに戻る。
現在の設定では、選択ボタン1のBUTTON 1に味1、選択ボタン2のBUTTON
2に味2、選択ボタン3のBUTTON 3に味3、選択ボタン4のBUTTON 4に味4、選択ボタン5のBUTTON 5に味5が設定され、味1、味2・・は商品名を指している。
CUP1及びCUP2には味1と表示されており、これはポップコーンカップを収納してあるマガジン1及びマガジン2の2つのマガジンには、商品名が味1のカップが収納することを示している。CUP3及びCUP4には味2と表示されており、同様にマガジン3及びマガジン4の2つのマガジンには商品名が味2のカップが収納することを示している。次にCUP5からCPU12にはシャカシャカと表示されており、これはマガジン5からマガジン12までの8つのマガジンには、シャカシャカ用の味のついていないポップコーンカップが収納されていることを示している。
各選択ボタンであるBUTTON “X” を選ぶことにより図24に示す各ボタン設定画面になる。この画面では最初にシャカシャカ用(振りかけ調味料式)の調味料を用いるかどうかを設定する。“シャカシャカなし”、“シャカシャカあり”、“NOT USED“の項目があり、カーソルをサービスボタンを押して移動して、テストスイッチで設定する。
“シャカシャカなし”とは調味料キャップなしの味に設定する際に用いられ、矢印(カーソル)を合わせてテストボタンを押すことにより、味名選択と、使用マガジン数を設定する画面になる。
“シャカシャカあり”とは調味料キャップありの味に設定する際に用いられ、矢印を合わせテストボタンを押すことにより、味名選択画面になる。カップ使用マガジン数は全マガジン数の12からシャカシャカなしの味で使用するマガジン数を引いた数となる。
“NOT USED“とは当該選択ボタンの使用を停止し、売り切れ表示もしなくなり、コントロールパネルから当該ボタンを外すことなく、売り切れ表示を削除する。
図25はシャカシャカなしカップの設定画面を示す。味名に矢印(カーソル)を合わし、テストボタンを押すことで上に味名が表示され、同時にカップマガジンの設定数を表す括弧内の数字(分数表示の分子に該当する)が1になる。さらにテストボタンを押す度に12までカウントアップする。12の次は1に戻どり、この数値で使用するマガジン数を設定するのである。
他のボタン設定により設定によって使用できるマガジン数は変わり、12から使用しているマガジン数を引いた数が設定できる最大値となる。サービススイッチを押すと矢印は別の味名を示すが、ここでテストスイッチを押すと味名が切り替わり設定数も1となる。
ここで味名が表示されているのは予め味名が設定されている無線タグを読み取るか、あるいは無線タグに味名が設定されていない場合は別途、MANUAL SETTINGを選んで味名を文字入力することになる。EXITを選んで実行すると図23に戻る。
図26はシャカシャカありの場合の調味料キャップ設定画面を示す。シャカシャカありの設定画面は図24の各ボタン設定画面において“シャカシャカあり”を選択し決定することで表示される。この画面では、各味にサービスボタンで矢印を合せて、テストスイッチを押すことで選択される。この場合は、シャカシャカありではマガジン数の設定はない。残りのマガジン数がそのまま利用され、最大3種類の振りかけ式調味料を選ぶことができる。その場合は選択ボタンの数が3つ必要となる。例えばシャカシャカのりしお味にカーソルを合せてテストスイッチを押すことで、当該選択ボタンが割り当てたシャカシャカ用のマガジンとシャカシャカのりしおがキャップディスペンサの一つに割り当てられるのである。
上述したとおり、選択ボタン、味名、マガジン数、調味料振りかけ式キャップを設定することができる。
次にポップコーンカップが収納されているマガジンの払出し制御について詳細に述べる。図27にカップ収納マガジンへの商品の配置の一例を示す平面図である。円筒状のカップ収納マガジン19が12本縦方向に指向した姿勢で円環状に配設されており、各カップ収納マガジン19は一体に回動自在に中央のマガジンシャフト20を介して自動販売機内のマガジンテーブル18に支持されている。
カップ収納マガジン19はM1乃至M12で示すごとく配置されており、駆動にあたり半径方向に指向した溝が外周縁に等間隔形に形成されたインデックスプレート21がマガジンシャフト20に嵌着されており、このインデックスプレート21の溝に嵌まる円筒状回転子22を両端に立設したドライブクランク23が回転軸24を介して回動するようになっている。モータ駆動でドライブクランク23は中央を回転中心に時計方向に回転する。マガジンテーブルに設けられたカップディスペンサ28の回転により、カップ収納マガジン内に吊設されている最下層カップを取出すようになっている。
ここで、選択ボタン1が割り当てられているマガジンM1乃至M3に商品A、選択ボタン2が割り当てられているマガジンM4乃至M6に商品A、選択ボタン3が割り当てられているマガジンM7に商品B、選択ボタン4が割り当てられているマガジンM8に商品C、選択ボタン5が割り当てられているM9乃至M12に商品Dが収納されているとして説明する。
顧客がコインを投入することにより本自動販売機の動作がスタートし(ステップ31)、顧客が好みの味選択ボタンを押すことで、カップ選択信号が制御部に伝わり味名を決定し(ステップ32)、その味名が前回と同じか否かを判定する(ステップ33)。ステップ3で顧客が選択した味選択ボタンが直前の味名と違う場合にはその選択した味の前回選ばれたマガジンの次のマガジンを指定する(ステップ34)。例えば前回商品Aを選択していて、今回商品Dを選択していた場合に前回の商品Dの時にマガジンM10から払い出していれば、今回は商品Dでありながら、次のマガジンであるM11を指定するのである。マガジンM11が指定されてマガジンクランプが回転してマガジンM11がカップディスペンサ28の真上に位置すると、当該マガジンが売り切れかどうかを判定し(ステップ35)、売り切れでない場合にはそのマガジンからカップディスペンサを駆動して当該味のカップを取出すのである(ステップ36)。ステップ35でそのマガジンが空の場合は売り切れであるので、その場合にはその次のマガジンを指定し(ステップ37)、ステップ35に戻り新たなマガジンか空かどうかを調べるのである。これにより、最後の一個のカップを払い出すことができるのである。
ステップ3で顧客が今回選択した味名が直近(前回)と同じであると判定されたなら、その味名のカップが収納されているマガジンが一番最後のマガジンであるかどうかを判定する(ステップ38)。マガジンM1からM12は反時計方向に回転するので、例えば選択ボタン1を押して商品Aを選択している場合では、割り当てられたマガジンはM1、M2、M3であるので、カップディスペンサー28の真上に位置しているマガジンがM3であるかどうかを判定するのである。
ステップ38でその味名の最後のマガジンでないと判定されたなら、その味名の前回のときに払い出したマガジンの次のマガジンを指定する(ステップ39)。例えば今回の顧客が選択ボタン1を押して選択した味が商品Aであり、直前の味と同じである場合に直前でカップを取出したマガジンがM2であるとすると、今回のマガジンはM3となるのである。ステップ39で次のマガジンを指定したならステップ5に進み当該マガジンが売り切れでないか調べるのである。
ステップ38で、その味名の最後のマガジンであると判定されたなら、その味名に用いられているマガジンの数が所定数以上(例えば8)かどうかを調べ(ステップ40)、所定数内であれば最後のマガジンを指定し(ステップ41)、ステップ35にてその指定したマガジンが空かどうかを調べる。
ステップ40でその味に用いられているマガジンの数が所定数(例えば8)を越えている場合には最初のマガジンを指定し(ステップ42)、ステップ35にてその指定したマガジンが空かどうかを調べるのである。
このマガジン駆動機構ではマガジン群が反時計方向に回転する場合を例にして説明したが、マガジン群が反時計方向だけでなく、時計方向にも回転する何れの方向にも回転する場合では、ステップ41の記載が回転方向を逆にセットするとすればよい。
上記のマガジンの駆動制御することにより、同一種類で複数のマガジンが存在する場合に、払出しが一つのマガジンに偏ることなく、分散することができるので、新たな商品カップを補充しても、賞味期限の古いカップが残ることがなく、新鮮なポップコーン原料を提供することができるのである。
次にポップコーンの原料となるとうもろこしの遺伝子組替え技術の掌握とその表示について述べる。
近年のバイオテクノロジーの発達に伴い、食料の増産のための遺伝子組替技術に対し、我が国ではとうもろこしなどの遺伝子組替農産物とその加工品について改正JAS法品質表示基準に基づく表示が義務付けられている。つまり、大豆、とうもろこし等の農産物及びその加工食品のうち、ポップコーンを含む24品目については「遺伝子組替え」「遺伝子組替え不分別」のものは表示が義務付けられている。これらを表示するには、分別生産流通管理が必要となっており、生産流通段階での情報把握が必要となっている。
この対策としてポップコーンカップのロット単位あるいはカップ単位に遺伝子組替情報を表示する必要がある。それには生産流通段階でポップコーン豆の遺伝子組替え技術を用いた原料を使用しているかどうかを把握し、出荷時に無線タグにその情報を登録しておき、自動販売機にそのポップコーンカップを投入した際にはその情報が事前に顧客に示すようにする必要がある。
ここでは、近年、商品のバーコード等にも応用が期待されている無線タグ(RFIDタグ、非接触IDタグ、無線IDタグ、非接触タグ等と呼ばれており、無線通信ICとアンテナからなるモジュールをいう)を採用している。
図29に無線タグの基本回路を示す。無線タグは微小の無線通信ICを内蔵しており、データを格納するメモリと無線通信用のRF回路、そしてこれらをつなぐロジック回路から構成されている。リーダ/ライタと称される読み出し/き込み装置を用いて外付けあるいはチップ内に集積したアンテナを介して信号を受け取るもので、無線タグには電池は不用であり、受け取った電波を用いて電磁誘導により発電して,内部の回路を起動し、情報を無線で発信する。
本願では図30に示すように500円硬貨大の無線タグを採用し、ポップコーン豆の遺伝子情報や、製造年月日、製造数、さらには自動販売機の故障履歴情報を把握できるようにした。
図30(A)は無線タグの製造工程の外見であり、ユーザ名が記載されて出荷される。図30(B)はポップコーンカップの出荷段階にて各種製造データを書き込んで出荷する際の外見であり、無線タグの表面には外部から目で見て分るように分別生産流通管理工程で、ポップコーンカップの製造年月日、適用機種名、出荷数情報が印刷される。
無線タグを改変されないように厳密に管理する必要がある。図31は無線タグの内に記録される情報を各工程毎に示している。
無線タグは個別単位で管理すべく、無線タグ製造工程で、各無線タグにシリアル番号を書き換え不可能に書き込み、無線タグのユーザ向けに出荷される。
そしてポップコーン豆に分別生産流通管理工程でポップコーンカップを生産する際に,遺伝子組替技術を用いた豆を使用しているかどうかの情報を書込む。この情報は、遺伝子組替え、遺伝子組替え不分別、あるいは遺伝子組替え技術使用していない、の何れかの情報が書き込まれ、途中で偽造されないように情報の書き換えができないようにしてある。さらに製品名情報、製造年月日情報、賞味期限情報、ポップコーンカップの出荷数情報、原材料の産地情報等、消費者保護に役立つ情報が書き込まれる。
最後にポップコーンカップを自販機に入れて運営する運営工程では、当該無線タグが適用されるポップコーンカップの数データが、一つ販売されるごとに減算され、残りのポップコーンカップの数が書き込まれるようになっており、この残り数がゼロになると利用できないようにしてある。さらに運営工程で自動販売機自体に何らかの異常、例えば電子レンジ内でスパークが発生した場合にそれを検出して時間とともに記録できる障害発生情報を蓄積できるようになっている。
図32には無線タグのリーダ・ライターの使用状態図を示しており、リーダ/ライタは二組あり、自動販売機の内部に設置されている。各リーダ/ライターには無線タグを挿入口に挿入することでセットされ、自販機本体にあるリセットスイッチを押すことで無線タグとの情報の送受信がなされチップを認識し、使用ランプが点灯すると使用ができ、遺伝子組替え食品であるかを自動販売機の前面のモニタに表示することができる。無線タグ内には使用回数を表す数値が記録されており、カップの1ケース分の数が記録されている。1ケ販売する毎に1度減算し、1ケの無線タグで1ケース分の販売ができるように管理される。残度数が残っている間は使用可能ランプが点灯し、ゼロになると使用可能ランプは消灯する。
リーダ/ライタは2つあるので、どちらかが使用可能であれば販売できる。
無線タグの記録情報は図33に示す無線タグのテストモードにすることでモニタにて確認することができ、運営上知ることが必要なデータが表示される。
THE RESTには無線タグの残り度数が分数形式で表示され、分母部は初期残数であり、分子部が現在の残数を表している。
BEST BEFORE DATA は賞味期限を示しており、製造日に賞味期限を加えた期限日またはセットした日に賞味期限を加えた期限日を表示することができる。
これにより賞味期限が切れている場合は残度数があっても機械が作動せず、販売できないようになっている。
FIRST SET
DATAはこの無線タグが初めてリーダ/ライタにセットされた日を示している。
これにより、ポッコーンカップの遺伝子組替え技術の有無が自動的に判別され、さらに賞味期限切れも防止することができ、管理面の労力が節約できるのである。
また、自販機に不具合が生じた場合の日時と不具合内容のデータが無線タグに記録されるので、故障が起きた際にはこの無線タグを調べることで原因が判明するので、症状の検証が非常にやりやすく、適切な処置が取れ安全な運用管理に非常に役立つのである。このように無線タグに症状の履歴を入れることで、遠隔地で故障が起きた場合でも、その無線タグを送ってもらうだけで、適切な故障の診断が下さるのであり、適切な指導、助言ができ、人件費の節約にもなる。
上述した記載では無線タグ1つに付きポップコーンケース1ケ分として説明したが、無線タグの値段が大量生産により廉価になると、ポップコーン1つに付き一つが付いていることで、ポップコーンカップ1ケ毎に情報を持つことも可能となる。その場合は無線タグはポップコーンカップに設けるようにして、マガジンから取出して加熱する際には取り外すようにしておけばよい。
以上の通り、本発明による調味料を後に振りかけるタイプでは、調理品はその材料が加熱調理によりその体積が増加する調理品であり、カップ及びカップ蓋は開口部が底部より大きい容器であり、積み重ね保管に適しており場所を取ることがなく保存に便利である。
また調味料が調理品とは別に提供されて、調理品の味を食べる人の好みに応じた味付け具合に調整することができる。また、加熱調理時に強い臭いを発することがなく、調理品販売機の設置場所が限られない。また、調味料袋が邪魔にならずカップ蓋を重ね合わせることができ、保存に優れている。さらに重ね合わせたカップ蓋の引き離しが円滑であり、カップ蓋同士を重ね合わせた状態で自動販売機に装填することができる。
また、本発明によれば、調味料袋が、カップ蓋の表面に付設されていることから、調味料袋が露出し、調味料袋が調理品を食べる人の目につき易い。
また、本発明によれば、調味料を完全に材料と別体として扱うので、加熱調理時に強い臭いを発することがなく、調理品販売機の設置場所が限られない。また、調味料袋が邪魔にならず未使用状態のカップ蓋同士の重ね合わせ引き離しが円滑であり、調味料袋を添付した状態でカップ蓋同士を重ね合わせた状態で自動販売機に装填することができる。
さらに本願の発明は食品に限らず、広く品の自動販売機として捕らえることが可能であり、本願の請求項に対応する効果を以下に述べる。
本願の発明は、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、前記モニタに映し出す映像を予め複数種類用意しておき、前記操作手段の操作タイミングに基づき予め用意された複数種類の映像から一つを選び、前記モニタに映し出すとともに、その後の操作手段の操作により映像に変化を与えるビデオゲームを備えた自動販売機としたことにより、自動販売機の利用者にとり、モニタに映し出される映像が毎回同じではなく、飽きが来ない自動販売機となっている。
さらに本願の発明では、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、利用者が選択した物品を取出す物品取出手段と、該物品取出手段により取り出された物品を加熱調理する加熱調理手段と、該加熱調理手段により加熱調理された物品を取出口に移す移動手段と、該加熱調理された物品を冷却する冷却手段と、前記モニタに映し出す映像を予め複数種類用意しておき、前記操作手段の操作タイミングに基づき予め用意された複数種類の映像から一つを選び、前記モニタに映し出すとともに、その後の操作手段の操作により映像に変化を与え、前記物品の製造工程の終了とともに映像が終了するビデオゲームを備えた自動販売機としたことにより、利用者は利用毎に違った映像が見られるとともに、加熱調理した物品を安全に取出すことができるのである。
さらに本願の発明では、モニタを備えた自動販売機において、所定の動画を前記モニタに表示する表示手段と、利用者の注文操作に応じた品物を加工し排出する製造手段と、前記注文操作に応じて前記物品の付属品を排出する排出手段とを備えた自動販売機としたことにより、利用者はモニタを見ながら情報を得て注文を出すことができるので、より詳しい情報が得られ、注文を出した物品が加工されて製造されるとともに、同物品の付属品も得られ、きめこまかな自動販売機を実現している。
さらに本願の発明では上記において、利用者の注文操作に応じて複数種類の品物の中から1種類を選び出し加工し排出する製造手段と、前記注文操作に応じて前記物品の付属品を複数種類の中から1種類を選び出し排出する排出手段を備えた自動販売機としたことにより、利用者は複数種類の選択の組合せが可能となり、さらにその付属品も複数の中から選択でき、非常に選択幅の広い自動販売機となっている。
さらに本願の発明では、上記において、利用者が選択した物品とその付属物の組合せが成立しなくなるまで、当該物品を加工し排出するとともに、その付属品を排出する自動販売機とたことで、物品の組み合わせがなくなるまで可動するので欠品となる可能性が最小限に食い止められる自動販売機を提供することができる。
さらに本願の発明では、基本となる物品を複数の第1保存手段に保存し、当該物品に対し複数種類の付属物品を用意して複数の第2保存手段に種類毎に保存し、利用者の選択操作により、第1保存手段から選択された物品を取出すとともに、第2の保存手段から前記選択操作に該当する付属物品を取出す自動販売機としてあるので、基本となる物品に対し、その付属品を用意してある付属品を当該基本となる物品以上に用意しておくことで、基本となる物品とその付属品の組合せが利用者の選択とおりに提供することができ利用者の満足感を得られることができるのである。
さらに本願発明では上記において、第2の保存手段から取り出した付属物は第1の保存手段から取出した物品に添加する添加物である自動販売機としてあることで、利用者は付属品を第1の保存手段から取出した物品に添加することで、第1の物品の価値が高まるのである。
さらに選択手段が第1保存手段に保存された物品のうち基本となる物品を選択した場合のみ、第2の保存手段から当該付属物品を取出す自動販売機としてあり利用者が第1保存手段の基本となる物品を選択した場合のみ、第2の保存手段から付属品を取り出せばよいので操作が簡単となる。
さらに本願の発明では、自動販売機にモニタと操作手段が設けられ、前記操作手段の操作に基づき複数種類の完成物品あるいは半完成物品のうち何れかを選択するとともに、前記操作手段の操作が半完成品を選択した場合には当該半完成品を完成させるための付属物品を排出し、前記完成品あるいは半完成品が排出されるまでの間、前記モニタの映像に変化を与えるビデオゲームを備えたビデオゲーム付きの自動販売機としてあるので、利用者は完成品あるいは半完成品では付属品もが排出されるまでの待ち時間に、モニタに映し出されるビデオゲームを楽しむことができるのである。
さらに本願の発明では、上記において半完成品は付属品物品と組み合わせることで完成品となる物品である自動販売機としてあり、利用者が半完成品を選択したとしても、別途排出される付属品と合わせることで価値ある完成品が得られるのである。
さらに本願の発明で扱う自動販売機は、加熱調理によりその体積が増加する膨化穀類を調理して販売することにより、利用者は様々な利便性を有する膨化穀類の自動販売機を得るのである。
さらに本願の発明では、上記において、膨化穀類としてポップコーンを扱っている自動販売機としたことで、利用者は様々な利便性を有したポップコーンの自動販売機を利用できるのである。
さらに本願の発明では、前面に画像表示部を有するとともに商品選択手段を有し、内部には該商品選択手段により選択される複数の商品を収納しておく複数のマガジンを有する販売機において、
商品選択手段にて選択可能な商品に品切れがない場合には何ら表示をせずに、1つ以上の商品に品切れが発生するとその旨を画像表示手段に表示するとともに商品選択手段は、品切れが発生していない商品選択手段には前記した品切れがない場合とは異なる表示を行うのである。
これにより利用者には画像表示部で売り切れ商品を認識できるとともに、自販機側もアドバタイズ時は商品選択手段には何も表示しなくて済むのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、上記において商品選択手段は、全商品がある場合は消灯し、いずれか1つの商品でも品切れとなった場合には、品切れでない商品選択手段を点灯する自動販売機としたのである。
これによりアドバタイズ時には商品選択ボタンを消灯しておけるのでランプ切れを少なくすることができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、商品選択手段と払い出し商品を収納する複数のマガジンをとを対応づけして登録する際において、商品選択手段とマガジンの一覧を表示して、商品選択手段をから設定する選択手段を選び出して商品名の一覧のなかから設定する商品を選択し、その後にその商品に使用するマガジン数を設定することで、商品選択手段と商品名、及びマガジンを対応させる設定装置を有する自動販売機としてある。
これにより、一つのモニタ画面を見ながら、逐次確認しながら設定ができるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、設定は前面扉に設けた画像表示手段と商品選択手段にて行われる自動販売機としてある。
これにより、自動販売機の手前面だけで設定が可能となったのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、少なくとも一つの商品選択手段があり、当該商品選択手段に割り当てられた同一商品が収納されたマガジンが複数ある自動販売機において、該商品選択手段からの払出し要求に対し、前回とは異なるマガジンから商品を払い出す制御を行う自動販売機としてある。
これにより、在庫商品偏りが少なくなり、均一に商品が払い出さるのである。
さらに上記目的を達成するために本願発明では、少なくとも一つの商品選択手段があり、当該商品選択手段に割り当てられた同一商品が収納されたマガジンが複数ある自動販売機において、該商品選択手段からの払出し要求に対し、同一商品が収納された複数のマガジン群のなかから前回の払出マガジンを順送りし、当該商品が存在するマガジンから商品を払い出す制御を行う自動販売機としてある。
これにより、同一種類の商品が多くのマガジンに収納されても、順送りに払い出されるので、均一に商品が消費されるのである。
さらに上記課題を解決するために本願発明では、商品の生産工程にて、例えば、遺伝子組換技術に関する情報である生産流通管理情報を含む製造データを無線タグに記録し、当該商品を自動販売機にて払い出す運営工程段階にて事前に当該無線タグから情報を読み取り、当該情報を表示する自動販売機としてある。
これにより、遺伝子組替え食品の情報が正確に消費者に表示され、食品の安全基準に沿った情報公開がなされる運営が可能となるのである。
さらに上記課題を解決するために本願発明では、上記において無線タグにはさらに運営時の不具合情報を書き込み可能にした自動販売機としてある。
これにより無線タグを使用することで、食品の安全性のみならず、自動販売機のトラブルの診断にも利用できるのである。
本発明の一実施例のビデオゲーム付自動販売機の外観図である。 自動販売機本体の内部概略構造図である。 カップ収納マガジンの駆動機構を示す平面図である。 同側断面図である。 カップハンドの駆動機構および電子レンジ部の平面図である。 ポップコーンカップの断面図及び斜視図である。 カップ蓋ディスペンサの構造図である。 カップ蓋の払出駆動部の構造図である。 制御系の概略ブロック図である。 動作手順を示す説明図である。 図10の続きの説明図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 モニタテレビの一画面を示す図である。 ビデオゲーム付自動販売機の中央部拡大図である。 コントロールパネルの選択ボタンとモニタの表示とマガジンの設定を示す図である。 VENDOR SETTING画面である。 各選択ボタン設定画面である。 シャカシャカなしカップの設定画面を示す シャカシャカありのカップ設定画面を示す。 カップ収納マガジンへの商品の配置の一例を示す平面図である。 カップ収納マガジンの払出し制御のフローチャートである。 無線タグの基本回路である。 無線タグの外観図である。 無線タグの内に記録される情報を各工程毎に示している図である。 無縁タグをセットしたダー/ライタの斜視図である+。 無線タグの記録情報を表示した画面である。
1…自動販売機、2…筐体、3…ジオラマ、4…電飾部、5…カップ取出口、6…モニタ、7…選択ボタン、8…コントロールパネル、9…ハンドル、10…コイン投入口、11…鍵穴、12…カップホルダ、13…カップ蓋取出口、14…前面扉、15…自動販売機本体、16…カップ取出ボックス、17…閉鎖板、18…マガジンテーブル、19…カップ収納マガジン、20…マガジンシャフト、21…インデックスプレート、22…回転子、23…ドライブクランク、24…回転軸、25…モータ、26…カップ、28…カップディスペンサ、29…円筒ガイド、30…カップハンド、31…キャリアアーム、32…揺動支持部材、33…揺動リンク、34…駆動シャフト、35…ファン、36…カップ蓋、37…調味料袋、39…ファン、40…電子レンジ部、41…調整室、42…レンジドア、43…ターンテーブル、44…嗅い排出口、45…掃除用穴、46…コインメータ、47…スピーカ、50…制御回路部、51…タイマー、60…カップ蓋ディスペンサ、61…フラットリッド、62…取出口床部、63…払出駆動部、64…ストッカ、65…キャップガイド、66…払出カム、67…スプロケット、68…チェーン、69…モータ、71…センサ、72…取出ランプ、80…CUPボード、81…インターフェースボード

Claims (7)

  1. 品の払い出しを行う自動販売機であって、
    基本となる物品を補充可能に保存する第1保存手段と、
    前記物品に対する複数の種類の付属品を種類毎に補充可能に保存する第2保存手段と、
    利用者の選択操作により要求された物品を第1保存手段から排出する排出手段と、
    前記選択操作に該当する付属品物品を第2の保存手段から払い出す払出手段と、
    品払い出し可能数データを記憶した記憶媒体を認識可能な記憶媒体認識部と、
    前記記憶媒体認識部が認識した記憶媒体から前記品払い出し可能数データを読み出すデータ読み出し部と、
    前記データ読み出し部により読み出された品払い出し可能数データから物品払い出しの可否を判定する判定部と、
    品が払い出された際に前記記憶媒体認識部に認識された記憶媒体のうちいずれか一つに品払い出し数データの書き込みを行うデータ書き込み部と、を備える自動販売機。
  2. 請求項1において、
    前記判定部は前記データ読み出し部が有効な品払い出し可能数データを読み出した際に品の払い出しが可能と判定し、
    前記データ読み出し部のいずれも有効な品払い出し可能数データを読み出さなかった際に品の払い出しが不可能と判定することを特徴とする自動販売機。
  3. 品の払い出しを行う自動販売機であって、
    基本となる物品を補充可能に保存する第1保存手段と、
    前記物品に対する複数の種類の付属品を種類毎に補充可能に保存する第2保存手段と、
    利用者の選択操作により要求された物品を第1保存手段から排出する排出手段と、
    前記選択操作に該当する付属品物品を第2の保存手段から払い出す払出手段と、
    品払い出し可能数データを記憶した記憶媒体から該品払い出し可能数データを読み出し可能な読み出し手段と、
    前記記憶媒体に品の販売数データを書き込み可能な書き込み手段と、を有し、
    前記読み出し手段及び前記書き込み手段が設けられたことを特徴とする自動販売機。
  4. 品の払い出しを行う自動販売機であって、
    基本となる物品を補充可能に保存する保存手段と、
    前記物品に対する複数の種類の付属品を種類毎に補充可能に保存する第2保存手段と、
    利用者の選択操作により要求された物品を第1保存手段から排出する排出手段と、
    前記選択操作に該当する付属品物品を第2の保存手段から払い出す払出手段と、
    品払い出し可能数データを記憶した記憶媒体から該品払い出し可能数データを読み出し可能な読み出し手段と、
    前記読み出し手段に残度数が残っている品払い出し可能数データが読み出された場合に品を払い出し可能とし、
    前記読み出し手段に残度数が残っている品払い出し可能数データが読み出されない場合に品を払い出し不可能とすることを特徴とする自動販売機。
  5. 請求項4において、
    前記記憶媒体に物品の販売数データを書き込み可能な書き込み手段を有し、
    該書き込み手段は品の払い出しが行われる際に、前記残度数が残っている記憶媒体に品払い出し数データの書き込みを行うことを特徴とする自動販売機
  6. 請求項5において
    前記品払い出し可能数データは品の払い出し回数を表す数値であり、
    前記品払い出し数データの書き込みは品払い出し毎に前記数値を減算した払い出し後数値の書き込みであることを特徴とする自動販売機。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記記憶媒体は無線タグであることを特徴とする自動販売機。
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