JP4894486B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機、特に小型化(小径化)を達成した圧縮機に関する。
過去に「鋳鉄と鋼材との間に純ニッケル薄膜を挟み込み、鋼材側からレーザ光を照射して、鋳鉄と鋼材とを溶接する」という技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−334378号公報
ところで、近年、特に日本社会では、設置スペース等の確保が難しいことから空気調和機や給湯機などの小型化が望まれている。この小型化を達成するためには、要素部品の中でも大きい部類に属する圧縮機を小型化することは避けて通ることができない。
そこで、例えば、構成部品の接合方法を、従来から行われている「ボルト止め」から「レーザ溶接」に切り換えることが考えられる。このように接合方法を「ボルト止め」から「レーザ溶接」に切り換えれば、専らボルト接合用に設けられている部分を排除することができるため、圧縮機の小型化(小径化)が可能になるという訳である。しかも、ボルト接合用に設けられている部分に使用されていた分の素材が必要なくなるので、素材費を低減することができるというメリットも享受できる。しかし、レーザ溶接として、上述したような従来技術を採用すると、ニッケル自体が高価なので、上記の素材費低減効果が十分に享受できないおそれがある。
また、炭素鋼を溶接する場合、通常、炭素量が0.3wt%以下の炭素鋼が選択される。しかし、圧縮機では摺動部品が多々あるため、摺動性を確保するために炭素含有量の多い素材が好まれるという事情がある。また、炭素量が低くなるとその素材が加工性に乏しくなるので、炭素量はできるだけ多い方が好ましい。
本発明の課題は、小型化が可能であって、市場に安価に提供することができ、かつ、従来の摺動性および加工性を失うことがない圧縮機を提供することにある。
第1発明に係る圧縮機は、第1構成部品および第1摺動部品を備える。第1構成部品は、第1板部と、第1板部から立設される第1囲い壁部と、第1囲い壁部の第1板部側の反対側の端面である第1締結面とを有する。第1構成部品は、レーザ溶接が可能である。第1摺動部品は、第2板部と、第2板部から立設される第2囲い壁部と、第2囲い壁部の第2板部側の反対側の端面である第2締結面とを有する。第1摺動部品は、2.0wt%以上2.7wt%以下の炭素量を有しレーザ溶接が可能である鋳鉄から成っている。なお、ここにいう「2.0wt%以上2.7wt%以下の炭素量を有しレーザ溶接が可能である鋳鉄」とは、例えば、半溶融ダイキャスト成形法や半凝固ダイキャスト成形法によって製造された成形品を構成する鋳鉄などである。そして、この第1摺動部品は、溶加材を用いることなくレーザ溶接により第1構成部品と接合されている。なお、構成部品は、第1摺動部品とは異なる摺動部品であってもよいし非摺動部品であってもよい。また、ここにいう「摺動部品」とは、例えば、固定スクロールやハウジング(軸受け部分)などである。レーザ溶接では、第1締結面と第2締結面とが密着した状態で、第1締結面と第2締結面との当接面を挟むようにレーザ光が照射され、第1締結面と第2締結面とが、外周から内周に至るまでレーザ溶接される。
この圧縮機では、2.0wt%以上2.7wt%以下の炭素量を有しレーザ溶接が可能である鋳鉄から成る第1摺動部品が、レーザ溶接によって第1構成部品と接合されている。このため、この圧縮機では、ボルト止めが不要となり小型化(小径化)が可能となるとともに従来の摺動性および加工性を失うことがない。また、ボルト接合用に設けられていた部分を排除することができ、さらに、レーザ溶接においてニッケル材のような溶加材は用いられないため、原料コストを十分に低減することができる。したがって、この圧縮機は、小型化が可能であって、市場に安価に提供することができ、かつ、従来の摺動性および加工性を失うことがない。
また、この圧縮機では、第1締結面が第1囲い壁部の第1板部側の反対側の端面であり、第2締結面が第2囲い壁部の第2板部側の反対側の端面である。このため、この圧縮機は、ボルトの締め付けトルクや、ボルトの取付け忘れ、ボルトの内部混入等に配慮する必要がなくなるとともに小型化(小径化)することができる。
第2発明に係る圧縮機は、第1発明に係る圧縮機であって、鋳鉄は、急冷されて全体がチル化された後、引張強度が600MPa以上900MPa以下となるように熱処理された結果、微細な金属組織が形成されている鋳鉄である。つまり、この第1摺動部品は、半溶融ダイキャスト成形法や半凝固ダイキャスト成形法などにより成形された後、熱処理されたものに相当する。なお、ここにいう「微細な」という文言は片状黒鉛鋳鉄の金属組織よりも細かいということを意味している。
この圧縮機では、鋳鉄は、急冷されて全体がチル化された後、引張強度が600MPa以上900MPa以下となるように熱処理された結果、微細な金属組織が形成されている鋳鉄である。このため、この圧縮機は、高い耐久性を示すとともに、FC材と比較すると靭性に優れているため突発的な内圧上昇や異物噛み込みに対して損傷が発生しにくいし仮に損傷しても細かいゴミができにくく配管の洗浄が不要になるというメリット等を享受することができる。
第3発明に係る圧縮機は、第1発明または第2発明に係る圧縮機であって、レーザ溶接では、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が10(J/mm)以上70(J/mm)以下となるようにレーザ光が調節される。なお、この入熱量が10(J/mm)未満であると溶け込み深さが浅くなって十分な締結ができなくなり、70(J/mm)よりも大きくなると鋳鉄の引張強度が3〜4割程度低下するとともに疲労強度も低下してしまうという問題がある。
この圧縮機の製造時には、レーザ溶接において、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が10(J/mm)以上70(J/mm)以下となるようにレーザ光が調節される。本発明者の実験結果によれば、この入熱量が70(J/mm)以下であればレーザ溶接部分の鋳鉄の引張強度を8割以上維持することができ、また、平面曲げ試験において0.4〜0.5の(疲労限/鋳鉄強度)を得ることができることが明らかになっている。このため、この圧縮機は、レーザ溶接部分の引張強度を8割以上維持することができ、また、平面曲げ試験において0.4〜0.5の(疲労限/鋳鉄強度)を得ることができる。
第4発明に係る圧縮機は、第3発明に係る圧縮機であって、レーザ光は、ファイバーレーザ光である。
この圧縮機では、レーザ溶接に、ファイバーレーザ光が使用される。このため、この圧縮機では、レーザ溶接時に、深い溶け込みが得られるため、低入熱接合が可能となる。
第5発明に係る圧縮機は、第3発明または第4発明に係る圧縮機であって、レーザ光は、φ0.2mm以上φ0.7mm以下のスポット径を有する。なお、このスポット径がφ0.2mm未満であると溶接位置のズレによる溶け込み不良が起こりやすくなり、φ0.7mmよりも大きいと必要な溶け込み深さが得られない。なお、必要な溶け込み深さを得るためには、加工速度を遅くする必要がある。しかし、加工速度を遅くすると、熱影響部分が大きくなり、その部分の引張強度が低下するという問題が生じる。
この圧縮機では、レーザ溶接において、φ0.2mm以上φ0.7mm以下のスポット径を有するレーザ光が使用される。このため、この圧縮機では、溶接位置のズレによる溶け込み不良を防止することができる。
第6発明に係る圧縮機は、第1発明から第5発明のいずれかに係る圧縮機であって、第1締結面は、1.2μm以下の中心線表面粗さ(Ra)および0.03mm以下の平面度を有する。また、第2締結面は、1.2μm以下の中心線表面粗さ(Ra)および0.03mm以下の平面度を有する。
レーザ溶接を行う場合は、第2締結面と第1締結面とが押しつけられた状態でレーザ光を照射するが、締結面の加工精度が低いと第1締結面と第2締結面との間に隙間が生じやすくなるため溶接欠陥が生じやすくなり、その隙間を小さくするために大きな力で締結面を押しつけると第1摺動部品や第1構成部品に歪みが生じ圧縮機の性能や信頼性の低下に繋がる。しかし、この圧縮機では、第1締結面および第2締結面の中心線表面粗さ(Ra)が1.2μm以下であり、平面度が0.03mm以下である。このため、この圧縮機では、第1締結面と第2締結面との間に隙間が生じるのを防止することができる。したがって、この圧縮機では、大きな力で締結面を押す必要がなくなる。つまり、この圧縮機では、性能や信頼性などを維持しながら溶接欠陥を防止することができる。
発明に係る圧縮機は、第1発明から第6発明のいずれかに係る圧縮機であって、レーザ溶接では、第1締結面と第2締結面との当接部分が全周に渡って溶接される。
この圧縮機では、レーザ溶接において第1締結面と第2締結面との当接部分が全周に渡って溶接される。このため、この圧縮機では、ボルト締結に比べて確実なシールが可能となり、性能向上を期待することができる。
発明に係る圧縮機は、第1発明から第発明のいずれかに係る圧縮機であって、二酸化炭素を圧縮する。
第1構成部品と第1摺動部品とが通常の態様でボルト締めされた圧縮機に二酸化炭素等の高圧冷媒を圧縮させる場合、その締結強度が十分でないため、締結部から冷媒等の漏れが発生したり、その圧縮機がスクロール圧縮機である場合にはスクロールの渦巻部の不均一な歪みが生じたりする。しかし、本発明に係る圧縮機では、第1構成部品と第1摺動部品とがレーザ溶接により強固に締結される。このため、この圧縮機では、冷媒として二酸化炭素が採用される場合であってもそのような問題は生じない。なお、第1構成部品と第1摺動部品とは、全周に渡ってレーザ溶接されるのが好ましい。
第1発明に係る圧縮機は、小型化が可能であって、市場に安価に提供することができ、かつ、従来の摺動性および加工性を失うことがない。また、第1発明に係る圧縮機は、ボルトの締め付けトルクや、ボルトの取付け忘れ、ボルトの内部混入等に配慮する必要がなくなるとともに小型化(小径化)することができる。
第2発明に係る圧縮機は、高い耐久性を示すとともに、FC材と比較すると靭性に優れているため突発的な内圧上昇や異物噛み込みに対して損傷が発生しにくいし仮に損傷しても細かいゴミができにくく配管の洗浄が不要になるというメリット等を享受することができる。
第3発明に係る圧縮機は、レーザ溶接部分の引張引張強度を8割以上維持することができ、また、平面曲げ試験において0.4〜0.5の(疲労限/鋳鉄強度)を得ることができる。
第4発明に係る圧縮機では、レーザ溶接時に、深い溶け込みが得られるため、低入熱接合が可能となる。
第5発明に係る圧縮機では、溶接位置のズレによる溶け込み不良を防止することができる。
第6発明に係る圧縮機では、第1締結面と第2締結面との間に隙間が生じるのを防止することができる。したがって、この圧縮機では、大きな力で締結面を押す必要がなくなる。つまり、この圧縮機では、性能や信頼性などを維持しながら溶接欠陥を防止することができる。
発明に係る圧縮機では、ボルト締結に比べて確実なシールが可能となり、性能向上を期待することができる。
発明に係る圧縮機では、第1構成部品と第1摺動部品とがレーザ溶接により強固に締結されるため、冷媒として二酸化炭素が採用される場合であっても、締結部からの冷媒等の漏れやスクロールの渦巻部の不均一な歪み等が生じたりすることがない。
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1は、蒸発器や、凝縮器、膨張機構などと共に冷媒回路を構成し、その冷媒回路中のガス冷媒を圧縮する役割を担うものであって、図1に示されるように、主に、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング10、スクロール圧縮機構15、オルダムリング39、駆動モータ16、下部主軸受60、吸入管19、および吐出管20から構成されている。以下、この高低圧ドーム型圧縮機1の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
〔高低圧ドーム型圧縮機の構成部品の詳細〕
(1)ケーシング
ケーシング10は、略円筒状の胴部ケーシング部11と、胴部ケーシング部11の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部12と、胴部ケーシング部11の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部13とを有する。そして、このケーシング10には、主に、ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構15と、スクロール圧縮機構15の下方に配置される駆動モータ16とが収容されている。このスクロール圧縮機構15と駆動モータ16とは、ケーシング10内を上下方向に延びるように配置される駆動軸17によって連結されている。そして、この結果、スクロール圧縮機構15と駆動モータ16との間には、間隙空間18が生じる。
(2)スクロール圧縮機構
スクロール圧縮機構15は、図1に示されるように、主に、ハウジング23と、ハウジング23の上方に密着して配置される固定スクロール24と、固定スクロール24に噛合する可動スクロール26とから構成されている。以下、このスクロール圧縮機構15の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
a)ハウジング
ハウジング23は、主に、板部23aと、板部の外周面から立設される第1外周壁23bとから構成される。そして、このハウジング23は、その外周面において周方向の全体に亘って胴部ケーシング部11に圧入固定されている。つまり、胴部ケーシング部11とハウジング23とは全周に亘って気密状に密着されている。このため、ケーシング10の内部は、ハウジング23下方の高圧空間28とハウジング23上方の低圧空間29とに区画されていることになる。また、このハウジング23には、上面中央に凹設されたハウジング凹部31と、下面中央から下方に延設された軸受部32とが形成されている。そして、この軸受部32には、上下方向に貫通する軸受孔33が形成されており、この軸受孔33に駆動軸17が軸受34を介して回転自在に嵌入されている。
b)固定スクロール
固定スクロール24は、主に、鏡板24aと、鏡板24aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ24bと、ラップ24bを囲う第2外周壁24cとから構成されている。鏡板24aには、圧縮室40(後述)に連通する吐出通路41と、吐出通路41に連通する拡大凹部42とが形成されている。吐出通路41は、鏡板24aの中央部分において上下方向に延びるように形成されている。拡大凹部42は、鏡板24aの上面に凹設された水平方向に広がる凹部により構成されている。そして、固定スクロール24の上面には、この拡大凹部42を塞ぐように蓋体44がボルト44aにより締結固定されている。そして、拡大凹部42に蓋体44が覆い被せられることによりスクロール圧縮機構15の運転音を消音させる膨張室からなるマフラー空間45が形成されている。固定スクロール24と蓋体44とは、図示しないパッキンを介して密着させることによりシールされている。
c)可動スクロール
可動スクロール26は、主に、鏡板26aと、鏡板26aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ26bと、鏡板26aの下面に形成された軸受部26cと、鏡板26aの両端部に形成される溝部26dとから構成されている。そして、この可動スクロール26は、溝部にオルダムリング39が嵌め込まれることによりハウジング23に支持される。また、軸受部26cには駆動軸17の上端が嵌入される。可動スクロール26は、このようにスクロール圧縮機構15に組み込まれることによって駆動軸17の回転により自転することなくハウジング23内を公転する。そして、可動スクロール26のラップ26bは固定スクロール24のラップ24bに噛合させられており、両ラップ24b,26bの接触部の間には圧縮室40が形成されている。そして、この圧縮室40では、可動スクロール26の公転に伴い、両ラップ24b,26b間の容積が中心に向かって収縮する。本実施形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、このようにしてガス冷媒を圧縮するようになっている。
d)その他
また、このスクロール圧縮機構15には、固定スクロール24とハウジング23とに亘り、連絡通路46が形成されている。この連絡通路46は、固定スクロール24に切欠形成されたスクロール側通路47と、ハウジング23に切欠形成されたハウジング側通路48とが連通するように形成されている。そして、連絡通路46の上端、即ちスクロール側通路47の上端は拡大凹部42に開口し、連絡通路46の下端、即ちハウジング側通路48の下端はハウジング23の下端面に開口している。つまり、このハウジング側通路48の下端開口により、連絡通路46の冷媒を間隙空間18に流出させる吐出口49が構成されていることになる。
(3)オルダムリング
オルダムリング39は、上述したように、可動スクロールの自転運動を防止するための部材であって、ハウジング23に形成されるオルダム溝(図示せず)に嵌め込まれている。なお、このオルダム溝は、長円形状の溝であって、ハウジング23において互いに対向する位置に配設されている。
(4)駆動モータ
駆動モータ16は、本実施の形態において直流モータであって、主に、ケーシング10の内壁面に固定された環状のステータ51と、ステータ51の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)をもって回転自在に収容されたロータ52とから構成されている。そして、この駆動モータ16は、ステータ51の上側に形成されているコイルエンド53の上端がハウジング23の軸受部32の下端とほぼ同じ高さ位置になるように配置されている。
ステータ51には、ティース部に銅線が巻回されており、上方および下方にコイルエンド53が形成されている。また、ステータ51の外周面には、ステータ51の上端面から下端面に亘り且つ周方向に所定間隔をおいて複数個所に切欠形成されているコアカット部が設けられている。そして、このコアカット部により、胴部ケーシング部11とステータ51との間に上下方向に延びるモータ冷却通路55が形成されている。
ロータ52は、上下方向に延びるように胴部ケーシング部11の軸心に配置された駆動軸17を介してスクロール圧縮機構15の可動スクロール26に駆動連結されている。また、連絡通路46の吐出口49を流出した冷媒をモータ冷却通路55に案内する案内板58が、間隙空間18に配設されている。
(5)下部主軸受
下部主軸受60は、駆動モータ16の下方の下部空間に配設されている。この下部主軸受60は、胴部ケーシング部11に固定されるとともに駆動軸17の下端側軸受を構成し、駆動軸17を支持している。
(6)吸入管
吸入管19は、冷媒回路の冷媒をスクロール圧縮機構15に導くためのものであって、ケーシング10の上壁部12に気密状に嵌入されている。吸入管19は、低圧空間29を上下方向に貫通すると共に、内端部が固定スクロール24に嵌入されている。
(7)吐出管
吐出管20は、ケーシング10内の冷媒をケーシング10外に吐出させるためのものであって、ケーシング10の胴部ケーシング部11に気密状に嵌入されている。そして、この吐出管20は、上下方向に延びる円筒形状に形成されハウジング23の下端部に固定される内端部36を有している。なお、吐出管20の内端開口、即ち流入口は、下方に向かって開口されている。
〔ハウジング及び固定スクロールの製造方法〕
本実施の形態では、ハウジング23及び固定スクロール24は、下記製造方法により製造される。
(1)原材料
本実施の形態において上記構成部品の原材料となる鉄素材としては、C:2.3〜2.4wt%、Si:1.95〜2.05wt%、Mn:0.6〜0.7wt%、P:<0.035wt%、S:<0.04wt%、Cr:0.00〜0.50wt%、Ni:0.50〜1.00wt%が添加されているビレットが採用される。なお、ここにいう重量割合は全量に対する割合である。また、ここに「ビレット」とは、一端、上記成分の鉄素材が溶融炉において溶融された後に、連続鋳造装置により円柱形状等に成形された最終成形前の素材を意味する。なお、ここで、CおよびSiの含有量は、引張強度および引張弾性率が片状黒鉛鋳鉄より高くなること、および複雑な形状の構成部品基体(最終的な構成部品となる前の物)を成形するのに適切な流動性を備えていることの両方を満足するように決定される。また、Niの含有量は、金属組織の靭性を向上させて成形時の表面クラックを防止するのに適切な金属組成を構成するように決定されている。
(2)製造工程
上記構成部品は、半溶融ダイキャスト成形工程、熱処理工程、および最終仕上げ工程を経て製造される。以下、各工程について詳述する。
a)半溶融ダイキャスト成形工程
半溶融ダイキャスト成形工程では、先ず、ビレットを高周波加熱することにより半溶融状態とする。次いで、その半溶融状態のビレットを所定の金型に注入する際に、ダイキャストマシンで所定圧力を加えながらビレットを所望の形状に成形し構成部品基体を得る。そして、構成部品基体を金型から取り出して急冷させると、その構成部品基体の金属組織は、全体的に白銑化したものとなる。なお、構成部品基体は最終的に得られる構成部品よりも若干大きく、この構成部品基体は、後の最終仕上げ工程において加工代が取り除かれて最終的な構成部品となる。
b)熱処理工程
熱処理工程では、半溶融ダイキャスト成形工程後の構成部品基体が熱処理される。この熱処理工程において、構成部品基体の金属組織は、白銑化組織からパーライト/フェライト基地、粒状黒鉛から成る金属組織へと変化する。なお、この白銑化組織の黒鉛化、パーライト化については熱処理温度、保持時間、冷却速度などを調節することにより調節することができる。例えば、Honda R&D Technical Review の Vol.14 No.1 の論文「鉄の半溶融成形技術の研究」にあるように、950℃で60分保持した後に0.05〜0.10℃/secの冷却速度で炉中にて徐冷することにより、500MPa〜700MPa程度の引張強度、HB150(HRB81(SAE J 417硬さ換算表からの換算値))〜HB200(HRB96(SAE J 417硬さ換算表からの換算値))程度の硬度を有する金属組織を得ることができる。このような金属組織はフェライト中心であるために軟らかく被削性に優れるが、機械加工時に構成刃先を形成して刃具寿命を低下させる可能性がある。また、1000℃で60分保持した後に空冷し、さらに最初の温度より少し低い温度で所定時間保持した後に空冷することにより、600MPa〜900MPa程度の引張強度、HB200(HRB96(SAE J 417硬さ換算表からの換算値))〜HB250(HRB105,HRC26(SAE J 417硬さ換算表からの換算値、なおHRB105は試験タイプの有効な実用範囲を超えるため参考値である))程度の硬度を有する金属組織を得ることができる。このような金属組織において、片状黒鉛鋳鉄と同等の硬度を有するものは、片状黒鉛鋳鉄と同等の被削性を有し、同等の延性・靭性を有する球状黒鉛鋳鉄と比較すると被削性に優れている。また、1000℃で60分保持した後に油冷し、さらに最初の温度より少し低い温度で所定時間保持した後に空冷することにより、800MPa〜1300MPa程度の引張強度、HB250(HRB105,HRC26(SAE J 417硬さ換算表からの換算値、なおHRB105は試験タイプの有効な実用範囲を超えるため参考値である))〜HB350(HRB122,HRC41(SAE J 417硬さ換算表からの換算値、なおHRB122は試験タイプの有効な実用範囲を超えるため参考値である))程度の硬度を有する金属組織を得ることができる。このような金属組織はパーライト中心であるために硬く、被削性に劣るが、耐摩耗性に優れている。ただし、硬すぎることによる摺動相手材への攻撃性を有する可能性がある。
なお、本実施の形態において、この熱処理工程では、摺動部品基体の硬度がHRB90(HB176(SAE J 417硬さ換算表からの換算値))よりも高くHRB100(HB219(SAE J 417硬さ換算表からの換算値))よりも低くなるような条件下で熱処理される。なお、摺動部品基体が半溶融ダイキャスト成形法により製造される場合、摺動部品基体の硬度はその摺動部品基体の引張強度と比例関係になることが明らかとなっている。また、このときの摺動部品基体の引張強度は600MPaから900MPaの範囲にほぼ相当する。
c)最終仕上げ工程
最終仕上げ工程では、構成部品基体が機械加工されて構成部品の完成となる。なお、本実施の形態において、固定スクロール24の下端面Ps2(図2参照)の中心線表面粗さ(Ra)の規格値は0.6〜1.2μmとされており、平面度の規格値は0.01〜0.03mmとされている。また、ハウジング23の上端面Ps1(図2参照)の中心線表面粗さ(Ra)の規格値は0.6〜1.2μmとされており、平面度の規格値は0.01〜0.03mmとされている。
〔ハウジングと固定スクロールとの接合方法〕
本実施の形態において、ハウジング23と固定スクロール24とはボルト止めではなくレーザ溶接によって締結されている。具体的には、ハウジング23にクランク軸17や、可動スクロール26、オルダムリング39等を組み込んだ後、ハウジング23の上端面Ps1と固定スクロール24の下端面Ps2と突き合わせて両側から押しつけた状態で、その当接面を挟むようにスポット径φ0.3mmのファイバーレーザ光LSが照射される。なお、このとき、ファイバーレーザ光LSは、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が50±5(J/mm)となるように出力・溶接速度が調節される。また、本実施の形態において、当接面は、全周に渡ってレーザ溶接されている。また、本実施の形態において、外周から内周に至るまでレーザ溶接されている。
〔高低圧ドーム型圧縮機の運転動作〕
駆動モータ16が駆動されると、駆動軸17が回転し、可動スクロールが自転することなく公転運転を行う。すると、低圧のガス冷媒が、吸入管19を通って圧縮室40の周縁側から圧縮室40に吸引され、圧縮室40の容積変化に伴って圧縮され、高圧のガス冷媒となる。そして、この高圧のガス冷媒は、圧縮室40の中央部から吐出通路41を通ってマフラー空間45へ吐出され、その後、連絡通路46、スクロール側通路47、ハウジング側通路48、吐出口49を通って間隙空間18へ流出し、案内板58と胴部ケーシング部11の内面との間を下側に向かって流れる。そして、このガス冷媒は、案内板58と胴部ケーシング部11の内面との間を下側に向かって流れる際に、一部が分流して案内板58と駆動モータ16との間を円周方向に流れる。なお、このとき、ガス冷媒に混入している潤滑油が分離される。一方、分流したガス冷媒の他部は、モータ冷却通路55を下側に向かって流れ、モータ下部空間にまで流れた後、反転してステータ51とロータ52との間のエアギャップ通路、または連絡通路46に対向する側(図1における左側)のモータ冷却通路55を上方に向かって流れる。その後、案内板58を通過したガス冷媒と、エアギャップ通路又はモータ冷却通路55を流れてきたガス冷媒とは、間隙空間18で合流して吐出管20の内端部36から吐出管20に流入し、ケーシング10外に吐出される。そして、ケーシング10外に吐出されたガス冷媒は、冷媒回路を循環した後、再度吸入管19を通ってスクロール圧縮機構15に吸入されて圧縮される。
〔高低圧ドーム型圧縮機の特徴〕
(1)
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、半溶融ダイキャスト成形法によって製造され2.3〜2.4wt%の炭素量を含む固定スクロール24が、ボルト止めではなくレーザ溶接によってハウジング23と締結されている。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、小型化(小径化)が可能となるとともに従来の摺動性および加工性を失うことがない。
(2)
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、固定スクロール24が半溶融ダイキャスト成形法により成形され、熱処理によりその引張強度が600MPa以上900MPa以下となるよう調節されている。このため、高低圧ドーム型圧縮機1は、高い耐久性を示すとともに、FC材と比較すると靭性に優れているため突発的な内圧上昇や異物噛み込みに対して損傷が発生しにくいし仮に損傷しても細かいゴミができにくく配管の洗浄が不要になる。
(3)
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、ハウジング23と固定スクロール24とをレーザ溶接する際、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が50±5(J/mm)となるようにファイバーレーザ光LSの出力・溶接速度が調節される。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、レーザ溶接部分Wの引張強度を8割以上維持することができ、また、平面曲げ試験において0.4〜0.5の(疲労限/鋳鉄強度)を得ることができる。
(4)
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、ハウジング23と固定スクロール24とをレーザ溶接する際、ファイバーレーザ光LSが使用される。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、レーザ溶接時に、深い溶け込みが得られるため、低入熱接合が可能となる。
(5)
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、レーザ溶接において、φ0.3mmのスポット径を有するファイバーレーザ光LSが使用される。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、溶接位置のズレによる溶け込み不良を防止することができる。
(6)
本実施の形態の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、固定スクロール24の下端面Ps2およびハウジング23の上端面Ps1の中心線表面粗さ(Ra)の規格値は0.6〜1.2μmとされており、平面度の規格値は0.01〜0.03mmとされている。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、性能や信頼性などを維持しながら溶接欠陥を防止することができる。
(7)
本実施の形態の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、当接面が全周に渡ってレーザ溶接される。このため、この高低圧ドーム型圧縮機1では、ボルト止めに比べて確実なシールが可能となり、性能向上を期待することができる。したがって、この高低圧ドーム型圧縮機1は、二酸化炭素等の高圧冷媒を圧縮することができる。
〔変形例〕
(A)
先の実施の形態では密閉型の高低圧ドーム型圧縮機1が採用されたが、圧縮機は、高圧ドーム型の圧縮機であっても低圧ドーム型の圧縮機であってもよい。また、半密閉形や開放型の圧縮機であってもよい。
(B)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、自転防止機構としてオルダムリング39が採用されていたが、ピン、ボールカップリング、クランク等が自転防止機構として採用されてもよい。
(C)
先の実施の形態では圧縮機1が冷媒回路内で用いられる場合を例に挙げたが、用途に付いては空調用に限定するものではなく、単体もしくはシステムに組込まれて用いられる圧縮機や送風機、過給機、ポンプなどであってもよい。
(D)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1には潤滑油が存在したが、オイルレス若しくはオイルフリー(油があってもなくてもよい)タイプの圧縮機、送風機、過給機、ポンプであってもよい。
(E)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、ハウジング23及び固定スクロール24が半溶融ダイキャスト成形法により成形されており、2.3〜2.4wt%の炭素量を含んでいたが、炭素量は2.0wt%以上2.7wt%以下であればよい。
(F)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、ハウジング23及び固定スクロール24が半溶融ダイキャスト成形法により成形されていたが、ハウジング23及び固定スクロール24は、半凝固ダイキャスト成形法により成形されてもよい。
(G)
先の実施の形態に係るレーザ溶接では、スポット径φ0.3mmのファイバーレーザ光LSが使用されたが、スポット径はφ0.2mm以上φ0.7mm以下であればよい。
(H)
先の実施の形態に係るレーザ溶接では、ファイバーレーザ光が使用されたが、他種のレーザ光が使用されてもよい。
(I)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、レーザ溶接前の固定スクロール24の下端面Ps2およびハウジング23の上端面Ps1の中心線表面粗さ(Ra)の規格値が0.6〜1.2μmとされていたが、中心線表面粗さ(Ra)の規格値は、1.2μm以下であればよい。
(J)
先の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機1では、レーザ溶接前の固定スクロール24の下端面Ps2およびハウジング23の上端面Ps1の平面度の規格値が0.01〜0.03mmとされていたが、平面度の規格値は0.03mm以下であればよい。
(K)
先の実施の形態では、高低圧ドーム型圧縮機1において、炭素含有量2.3〜2.4wt%のビュレットを用いて半溶融ダイキャスト成形法によりハウジング23および固定スクロール24を成形したが、スイング圧縮機やロータリー圧縮機において、シリンダや、フロントヘッド、リアヘッド、ミドルプレート等を同様に炭素含有量2.3〜2.4wt%のビュレットを用いて半溶融ダイキャスト成形法により成形し、先の実施の形態と同じ要領でレーザ溶接するようにしてもよい。
(L)
先の実施の形態に係るレーザ溶接では、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が50±5(J/mm)となるようにファイバーレーザ光LSの出力・溶接速度が調節されたが、入熱量は10(J/mm)以上70(J/mm)以下であればよい。
本発明に係る圧縮機は、小型化が可能であって、市場に安価に提供することができ、かつ、従来の摺動性および加工性を失うことがないという特徴を有し、狭い設置スペースに据え付けされる圧縮機として有用である。
本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る高低圧ドーム型圧縮機のハウジングと固定スクロールとの締結箇所の拡大図である。
1 高低圧ドーム型圧縮機(圧縮機)
23 ハウジング(第1構成部品)
23a 板部(第1板部)
23b 第1外周壁(第1囲い壁部)
24 固定スクロール(第1摺動部品)
24a 鏡板(第2板部)
24c 第2外周壁(第2囲い壁部)
Ps1 ハウジングの上端面(第1締結面)
Ps2 固定スクロールの下端面(第2締結面)

Claims (8)

  1. 第1板部(23a)と、前記第1板部から立設される第1囲い壁部(23b)と、前記第1囲い壁部の前記第1板部側の反対側の端面である第1締結面(Ps1)とを有し、レーザ溶接が可能である第1構成部品(23)と、
    第2板部(24a)と、前記第2板部から立設される第2囲い壁部(24c)と、前記第2囲い壁部の前記第2板部側の反対側の端面である第2締結面(Ps2)とを有し、2.0wt%以上2.7wt%以下の炭素量を有しレーザ溶接が可能である鋳鉄から成り、溶加材を用いることなくレーザ溶接により前記第1構成部品と接合されている第1摺動部品(24)と、
    を備え
    前記レーザ溶接では、前記第1締結面と前記第2締結面とが密着した状態で、前記第1締結面と前記第2締結面との当接面を挟むようにレーザ光が照射され、前記第1締結面と前記第2締結面とが、外周から内周に至るまでレーザ溶接される、
    圧縮機(1)。
  2. 前記鋳鉄は、急冷されて全体がチル化された後、引張強度が600MPa以上900MPa以下となるように熱処理された結果、微細な金属組織が形成されている鋳鉄である、
    請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記レーザ溶接では、溶接進行方向の単位長さ当たりの入熱量が10(J/mm)以上70(J/mm)以下となるようにレーザ光(LS)が調節される、
    請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記レーザ光は、ファイバーレーザ光である、
    請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記レーザ光は、φ0.2mm以上φ0.7mm以下のスポット径を有する、
    請求項3または4に記載の圧縮機。
  6. 前記第1締結面(Ps1)は、1.2μm以下の中心線表面粗さ(Ra)と0.03mm以下の平面度とを有し、
    前記第2締結面(Ps2)は、1.2μm以下の中心線表面粗さ(Ra)と0.03mm以下の平面度とを有する、
    請求項1から5のいずれかに記載の圧縮機。
  7. 前記レーザ溶接では、前記第1締結面と前記第2締結面との当接部分が全周に渡って溶接される、
    請求項1から6のいずれかに記載の圧縮機。
  8. 二酸化炭素を圧縮する、
    請求項1から7のいずれかに係る圧縮機。
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