JP4894225B2 - 4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物とその製造方法 - Google Patents
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Description
ある種のピリミジン化合物が有害生物防除に効力を有することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、本発明は以下の1.乃至7.の通りである。
1. 式(V)
〔式中、R2はC3−C7アルキニル基を表し、R3は水素原子又はハロゲン原子を表し、R4及びR5は一緒になりC4−C7ポリメチレン基を表す。但し、該ポリメチレン基はハロゲン原子、トリフルオロメチル基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1個又は2個以上の基で置換されていてもよい。〕
で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物の製造方法において、
式(II)
〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物と、
式(III)
〔式中、R2は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるアルキノール化合物とを、第3級アミン化合物の存在下に反応させて
式(I)
〔式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。〕
示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を製造する第一工程、
及び、
前記式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物と、
式(IV)
〔式中、R4及びR5は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるアミン化合物とを反応させて前記式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を製造する第二工程、
とからなることを特徴とする前記式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物の製造方法。
2. 第3級アミン化合物がトリエチルアミンである1.記載の製造方法。
3. 式(I)
〔式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。〕
示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物の製造方法において、
式(II)
〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物と、
式(III)
〔式中、R2は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるアルキノール化合物とを、第3級アミン化合物の存在下に反応させることを特徴とする製造方法。
4. 第3級アミン化合物がトリエチルアミンである3.記載の製造方法。
5. 式(I)
〔式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。〕
で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物(以下、本発明中間体と記す場合もある。)。
6. R3がフッ素原子である5.記載の4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物。
7. R2が2−ブチニル基又は2−ペンチニル基である5.又は6.記載の4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物。
R2で示されるC3−C7アルキニル基としては、例えば2−プロピニル基、2−ブチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−ペンチニル基、4,4−ジメチル−2−ペンチニル基、1−メチル−2−プロピニル基及び1,1−ジメチル−2−プロピニル基が挙げられる。
R3で示されるハロゲン原子としては、例えばフッ素原子及び塩素原子が挙げられる。
(本発明製造方法<第一工程>)
式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物は、式(II)で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物と式(III)で示されるアルキノール化合物とを第3級アミン化合物の存在下で反応させることにより製造することができる。
〔式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばトルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、tert−ブチルメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、クロロベンゼン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、水及びこれらの混合物があげられる。
該反応に用いられる第3級アミン化合物としては、例えばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデック−7−エン及び1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エンがあげられる。第3級アミン化合物の中でもトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミンが好適である。
該反応に用いられる第3級アミン化合物の量は、溶媒の種類、有機塩基の種類及び反応温度等の条件により適宜変更し得るものであるが、製造コストの点からは好適には式(II)で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物1モルに対して1〜3モルの割合であり、より好適には1〜1.5モルの割合である。
該反応に用いられる式(III)で示されるアルキノール化合物の量は、任意の割合で用いることができるが、製造コスト及び収率の点からは好適には式(II)で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物1モルに対して1〜3モルの割合であり、より好適には1〜1.5モルの割合である。
該反応の反応温度は、用いられる溶媒及び第3級アミン化合物等の条件により適宜決められるものであるが、反応温度は通常−20〜80℃または溶媒の沸点温度までの範囲であり、反応時間は、液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー等により反応の進行状況を確認することにより適宜決められ得るものであるが、通常0.1〜24時間の範囲であり、好適には10分間〜8時間の範囲である。
反応終了後は、例えば以下の操作を行うことにより式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を単離することができる。
(i) 反応混合物をそのまま若しくは濃縮後、クロマトグラフィーに付す。
(ii) 反応混合物を水、炭酸水素ナトリウム水溶液等と混合して必要に応じて有機溶媒を加えてから有機溶媒抽出し、得られた有機層を乾燥、濃縮する。
単離された式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物は、再結晶、クロマトグラフィー等の操作によりさらに精製することもできる。
4,5−ジフルオロ−6−(2−プロピニルオキシ)ピリミジン、4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン、4,5−ジフルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン、4,5−ジフルオロ−6−(4,4−ジメチル−2−ペンチニルオキシ)ピリミジン、4,5−ジフルオロ−6−(1−メチル−2−ブチニルオキシ)ピリミジン、4,5−ジフルオロ−6−(1,1−ジメチル−2−ブチニルオキシ)ピリミジン、
4−フルオロ−6−(2−プロピニルオキシ)ピリミジン、4−(2−ブチニルオキシ)−6−フルオロピリミジン、4−フルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン、4−(4,4−ジメチル−2−ペンチニルオキシ)−6−フルオロピリミジン、4−フルオロ−6−(1−メチル−2−ブチニルオキシ)ピリミジン、4−(1,1−ジメチル−2−ブチニルオキシ)−6−フルオロピリミジン、
5−クロロ−4−フルオロ−6−(2−プロピニルオキシ)ピリミジン、4−(2−ブチニルオキシ)−5−クロロ−6−フルオロピリミジン、5−クロロ−4−フルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン、5−クロロ−4−フルオロ−6−(4,4−ジメチル−2−ペンチニルオキシ)ピリミジン、5−クロロ−4−フルオロ−6−(1−メチル−2−ブチニルオキシ)ピリミジン及び5−クロロ−4−フルオロ−6−(1,1−ジメチル−2−ブチニルオキシ)ピリミジン。
式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物は、前記の本発明製造方法<第一工程>で製造される式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物と、式(IV)で示されるアミン化合物(またはその塩酸塩等の塩)とを反応させることにより製造することができる。
〔式中、R2、R3、R4及びR5は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、へキサン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類及びこれらの混合物等の有機溶媒、並びに該有機溶媒と水との混合物があげられる。
該反応は必要に応じて塩基の存在下で行うこともできる。その場合に用いられる塩基の量は、式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物1モルに対して通常1〜4モルの割合であり、反応に用いられる塩基は、反応に用いられる溶媒によって適宜選択されるものであるが、有機溶媒のみを用いる場合には、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、及び、炭酸カリウム等の炭酸塩の無機塩類;並びに、カリウム tert−ブトキシド、ナトリウム tert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシドがあげられ、有機溶媒と水との混合物を用いる場合には、例えば炭酸カリウム等の炭酸塩があげられる。
反応に用いられる式(IV)で示されるアミン化合物(またはその塩)の量は、式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物1モルに対して、通常1〜2モルの割合である。
該反応の反応温度は通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.5〜12時間の範囲である。
反応終了後は、例えば以下の操作を行うことにより式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を単離することができる。
(i) 反応混合物をそのまま若しくは濃縮後、クロマトグラフィーに付す。
(ii) 反応混合物を水、炭酸水素ナトリウム水溶液等と混合して必要に応じて有機溶媒を加えてから有機溶媒抽出し、得られた有機層を乾燥、濃縮する。
単離された式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物は、再結晶、クロマトグラフィー等の操作によりさらに精製することもできる。
4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−(3,3−ジメチルピロリジン−1−イル)ピリミジン、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピロリジノピリミジン、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピペリジノピリミジン、ヘキサヒドロ−1−{4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピリミジニル}アゼピン、5−フルオロ−4−(2−ペンチニルオキシ)−6−ピロリジノピリミジン、5−フルオロ−4−(2−ペンチニルオキシ)−6−ピペリジノピリミジン、ヘキサヒドロ−1−{5−フルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)−4−ピリミジニル}アゼピン、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−(3,5−ジメチルピペリジノ)ピリミジン、1−(6−(2−ブチニルオキシ)ピリミジン−4−イル)−シス−2,6−ジメチルへキサハイドロアゼピン及び4−(2−ブチニルオキシ)−6−(3−トリフルオロメチルピペリジノ)ピリミジン。
参考製造法A
式(IV)で示されるアミン化合物(またはその塩酸塩等の塩)のうち式(IV’)で示される化合物は、例えば式(VII)で示される化合物から、以下のスキームにより製造することができる。
〔式中、R41及びR51は一緒になりC3−C6ポリメチレン基を表す。但し、該ポリメチレン基は、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1個又は2個以上の基で置換されていてもよい。〕
式(VIII)で示される化合物は、式(VII)で示される化合物とヒドロキシルアミン(またはその塩酸塩等の塩)とを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、メタノール、エタノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物があげられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基類、トリエチルアミン等の第3級アミン類、ピリジン等の含窒素芳香族類があげられる。
反応に用いられる試剤の量は、式(VII)で示される化合物1モルに対して、ヒドロキシルアミン(またはその塩)が通常1〜3モルの割合であり、塩基が通常1〜5モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜80℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(VIII)で示される化合物を単離することができる。単離された式(VIII)で示される化合物はクロマトグラフィー等によりさらに精製することもできる。
工程(A−2)
式(IX)で示される化合物は、式(VIII)で示される化合物を転位反応剤の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類及びこれらの混合物があげられる。
反応に用いられる転位反応剤としては、オキシ塩化リン等のリン塩化物、塩化チオニル等の硫黄塩化物及びポリリン酸、硫酸等の酸があげられる。
反応に用いられる転位反応剤の量は、式(VIII)で示される化合物1モルに対して、通常0.1モル〜過剰量の割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(IX)で示される化合物を単離することができる。単離された式(IX)で示される化合物は、クロマトグラフィー等によりさらに精製することもできる。
工程(A−3)
式(IV’)で示される化合物(またはその塩酸塩等の塩)は、式(IX)で示される化合物を還元することにより製造することができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類があげられる。
反応に用いられる還元剤としては、例えば水素化アルミニウムリチウム等のアルミニウム水素化物類があげられる。
反応に用いられる還元剤の量は、式(IX)で示される化合物1モルに対して、通常0.5〜6モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、例えば以下の方法により式(IV’)で示される化合物(またはその塩酸塩等の塩)を単離することができる。
(i) 反応混合物に水、15%水酸化ナトリウム水溶液、水を順次加えて撹拌し、乾燥後、必要により濃縮して蒸留する方法。
(ii) 反応混合物に水、15%水酸化ナトリウム水溶液、水を順次加えて撹拌し、乾燥後、溶媒の存在下または非存在下で、塩化水素(またはその溶液)の存在下で撹拌後、濃縮して式(IV’)で示される化合物の塩酸塩とする方法。
式(IV)で示されるアミン化合物(またはその塩酸塩等の塩)のうち、式(IV’’)で示される化合物(またはその塩酸塩等の塩)は、式(X)で示される化合物から、例えば以下のスキームにより製造することできる。
〔式中、R42及びR52は一緒になりC2−C5ポリメチレン基を表す。但し、該ポリメチレン基は、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1個又は2個以上の基で置換されていてもよい。X’’はC2−C5ポリメチレン基を表す。但し、該ポリメチレン基は、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1個又は2個以上の基で置換されていてもよい。〕
式(XI)で示される化合物は、式(X)で示される化合物と尿素とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の非存在下で行われる。
反応に用いられる尿素の量は、式(X)で示される化合物1モルに対して、通常10モル〜過剰量の割合である。
該反応の反応温度は通常50〜170℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(XI)で示される化合物を単離することができる。単離された式(XI)で示される化合物は、クロマトグラフィー等によりさらに精製することもできる。
式(IV’’)で示される化合物(またはその塩酸塩等の塩)は、式(XI)で示される化合物を還元することにより製造することができる。
該反応は通常溶媒の存在下で製造することができる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類があげられる。
反応に用いられる還元剤としては、例えば水素化アルミニウムリチウム等のアルミニウム水素化物類があげられる。
反応に用いられる還元剤の量は、式(XI)で示される化合物1モルに対して通常1〜6モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、例えば以下の方法により式(IV’’)で示される化合物(またはその塩酸塩等の塩)を単離することができる。
(i) 反応混合物に水、15%水酸化ナトリウム水溶液、水を順次加えて撹拌し、乾燥後、必要により濃縮して蒸留する方法。
(ii) 反応混合物に水、15%水酸化ナトリウム水溶液、水を順次加えて撹拌し、乾燥後、溶媒の存在下または非存在下で、塩化水素(またはその溶液)の存在下で撹拌後、濃縮して式(IV’’)で示される化合物の塩酸塩とする方法。
網翅目害虫:ゴキブリ類、チャバネゴキブリ類等;
直翅目害虫:バッタ類、ケラ類等;
隠翅目害虫:ヒトノミ等;
シラミ目害虫:ヒトジラミ等;
シロアリ目害虫:シロアリ類等;
なお、1H−NMRのスペクトルデータは特記しない限り、重クロロホルム(CDCl3)を溶媒として、内部標準にテトラメチルシラン(TMS)を用いた化学シフト値δ〔ppm〕により示す。
製造例1−1
トルエン1mlに4,5,6−トリフルオロピリミジン0.5g、2−ブチン−1−オール0.31g及びトリエチルアミン0.62mlを加え、該混合液を室温で1時間撹拌した。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.56gを得た。
1H−NMR:1.89(t,3H)、5.10(q,2H)、8.27(s,1H)
トルエン1mlに4,5,6−トリフルオロピリミジン0.5g、2−ブチン−1−オール0.31g及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン0.78mlを加え、該混合液を室温で30分間撹拌した。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.57gを得た。
トルエン1mlに4,5,6−トリフルオロピリミジン0.5gと2−ペンチン−1−オール0.38g及びトリエチルアミン0.62mlを加え、該混合液を室温で1時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4,5−ジフルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン0.53gを得た。
1H−NMR:1.15(t,3H)、2.26(qt,2H)、5.11(t,2H)、8.26(s,1H)
ヘキサン1mlに4,5,6−トリフルオロピリミジン0.5g、2−ブチン−1−オール0.31g及びジイソプロピルエチルアミン0.62mlを加え、該混合液を室温で1時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.55gを得た。
テトラヒドロフラン1mlに4,5,6−トリフルオロピリミジン0.5g、2−ブチン−1−オール0.31g及びジイソプロピルエチルアミン0.62mlを加え、該混合液を室温で1時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.52gを得た。
トルエン0.3mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.2g及びピロリジン0.09gを加え、該混合液を室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピロリジノピリミジン(以下、本化合物(1)と記す。)0.19gを得た。
1H−NMR:1.88(t,3H)、1.90〜1.98(m,4H)、3.64〜3.68(m,4H)、4.97(q,2H)、8.02(s,1H)
トルエン0.3mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.2g及びピペリジン0.12gを加え、該混合液を室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピペリジノピリミジン(以下、本化合物(2)と記す。)0.25gを得た。
1H−NMR:1.60〜1.72(m,6H)、1.87(t,3H)、3.63〜3.69(m,4H)、4.97(q,2H)、8.04(s,1H)
トルエン0.3mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.2g及びヘキサメチレンイミン0.14gを加え、該混合液を室温で3時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサヒドロ−1−{4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−ピリミジニル}アゼピン(以下、本化合物(3)と記す。)0.26gを得た。
1H−NMR:1.56〜1.60(m,4H)、1.77〜1.81(m,4H)、1.87(t,3H)、3.74〜3.77(m,4H)、4.97(q,2H)、8.01(s,1H)
トルエン1mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.53g及び3,5−ジメチルピペリジン(シス:トランス=約7:3の混合物)0.39gを加え、該混合物を室温で30分間撹拌した。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−(3,5−ジメチルピペリジノ)ピリミジン(以下、本化合物(4)と記す。)0.6gを得た。
なお本化合物(4)においてはピペリジン環上の2つのメチル基の相対配置に係るシス−トランス異性体が存在する。該製造例ではシス:トランス=約7:3の生成物を得た。
1H−NMR:0.80(dd,1H)、0.91(d,6H)、1.60〜1.72(m,2H)、1.81〜1.89(m,4H,involving a triplet at 1.87)、2.40(dd,2H)、4.39(dd,2H)、4.97(q,2H)、8.03(s,1H);
0.94(s)、1.49(t)、1.94〜2.03(m)、3.31(dd)、3.75(dd)、8.01(s)
トルエン0.2mlに4,5−ジフルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン0.1gとピロリジン0.04gを加え、該反応液を室温で3時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−フルオロ−4−(2−ペンチニルオキシ)−6−ピロリジノピリミジン(以下、本化合物(5)と記す。)0.11gを得た。
1H−NMR:1.14(t,3H)、1.90〜1.96(m,4H)、2.22(qt,2H)、3.36〜3.68(m,4H)、4.99(t,2H)、8.02(s,1H)
トルエン0.2mlに4,5−ジフルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン0.1g及びピペリジン0.05gを加え、該混合液を室温で3時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−フルオロ−4−(2−ペンチニルオキシ)−6−ピペリジノピリミジン(以下、本化合物(6)と記す。)0.12gを得た。
1H−NMR:1.14(t,3H)、1.60〜1.71(m,6H)、2.24(qt,2H)、3.67〜3.71(m,4H)、4.99(t,2H)、8.03(s,1H)
トルエン0.2mlに4,5−ジフルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)ピリミジン0.1g及びヘキサメチレンイミン0.06gを加え、該混合液を室温で3時間攪拌した。その後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサヒドロ−1−{5−フルオロ−6−(2−ペンチニルオキシ)−4−ピリミジニル}アゼピン(以下、本化合物(7)と記す。)0.13gを得た。
1H−NMR:1.15(t,3H)、1.52〜1.61(m,4H)、1.72〜1.79(m,4H)、2.24(qt,2H)、3.65〜3.74(m,4H)、4.99(t,2H)、8.01(s,1H)
アセトニトリル1mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.36g、3,3−ジメチルピロリジン塩酸塩0.25g及び炭酸カリウム0.62gを加え、該混合物を70℃で5時間撹拌する。室温付近まで放冷した反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−5−フルオロ−6−(3,3−ジメチルピロリジン−1−イル)ピリミジン(以下、本化合物(8)と記す。)を得る。
アセトニトリル1mlに4−(2−ブチニルオキシ)−5,6−ジフルオロピリミジン0.2g、シス−2,6−ジメチルへキサハイドロアゼピン塩酸塩0.24g及び炭酸カリウム0.49gを加え、該混合物を70℃で5時間撹拌する。室温付近まで放冷した反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注加し、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、1−(6−(2−ブチニルオキシ)ピリミジン−4−イル)−シス−2,6−ジメチルへキサハイドロアゼピン(以下、本化合物(9)と記す。)を得る。
トルエン1mlに4−(2−ブチニルオキシ)−6−フルオロピリミジン0.2g、3−トリフルオロメチルピペリジン0.15gを加え、該混合物を室温で30分間撹拌する。その後、反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(2−ブチニルオキシ)−6−(3−トリフルオロメチルピペリジノ)ピリミジン(以下、本化合物(10)と記す。)を得る。
参考製造例3−1
3,3−ジメチルコハク酸10g及び尿素102.7gを160℃で10時間撹拌した。その後、100℃付近まで放冷した反応混合物に水を加え、室温付近まで放冷し、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,3−ジメチル−2,5−ピロリジンジオン7.8gを得た。
3,3−ジメチル−2,5−ピロリジンジオン
1H−NMR:1.35(s,6H)、2.60(s,2H)、8.36(br,1H)
テトラヒドロフラン15mlに水素化アルミニウムリチウム0.96gを懸濁し、ここに3,3−ジメチル−2,5−ピロリジンジオン1gを0℃少量ずつ加え、12時間加熱還流した。0℃に冷却後、水0.96ml、15%水酸化ナトリウム水溶液0.96ml、水2.88mlを順に加え、30分間撹拌後、無水硫酸マグネシウムを加え、セライト濾過した。得られたろ液に0℃で塩化水素−ジエチルエーテル溶液(1モル/L)15.74mlを加え、1時間撹拌後、濃縮し、3,3−ジメチルピロリジン塩酸塩0.45gを得た。
3,3−ジメチルピロリジン塩酸塩
1H−NMR:1.19(s,6H)、1.79〜1.84(m,2H)、3.01〜3.07(m,2H)、3.43〜3.51(m,2H)、9.37(br,2H)
エタノール80mlに、2,6−ジメチルシクロヘキサノン5gとヒドロキシルアミン塩酸塩5.51gとを懸濁させ、0℃でピリジン9.4gを滴下した。室温で4時間撹拌した後、反応混合物を濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、シス−2,6−ジメチルシクロヘキサノンオキシム3.1g及びトランス−2,6−ジメチルシクロヘキサノンオキシム1.3gを得た。
シス−2,6−ジメチルシクロヘキサノンオキシム
1H−NMR:1.19(d,3H)、1.21(d,3H)、1.42〜1.51(m,1H)、1.53〜1.85(m,5H)、2.58〜2.67(m,1H)、3.39〜3.48(m,1H)、8.58(brs,1H)
トランス−2,6−ジメチルシクロヘキサノンオキシム
1H−NMR:1.08(d,3H)、1.12(d,3H)、1.14〜1.25(m,1H)、1.52〜1.72(m,4H)、1.83〜1.91(m,1H)、2.32〜2.46(m,1H)、3.64〜3.69(m,1H)、
8.81(s,1H)
キシレン40mlにシス−2,6−ジメチルシクロヘキサノンオキシム3.1gとポリリン酸12gを加え、100℃で10時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物に氷水を注加し、炭酸カリウムを加え、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、ヘキサハイドロ−シス−3,7−ジメチルアゼピン−2−オン2.5gを得た。
ヘキサハイドロ−シス−3,7−ジメチルアゼピン−2−オン
1H−NMR:1.31(d,3H)、1.91(d,3H)、1.26〜1.36(m,1H)、1.40〜1.51(m,1H)、1.60〜1.76(3H)、1.91〜1.97(m,1H)、2.48〜2.56(m,1H)、3.49〜3.58(m,1H)、5.36(brs,1H)
テトラヒドロフラン20mlに水素化アルミニウムリチウム0.54gを懸濁させ、ヘキサハイドロ−シス−3,7−ジメチルアゼピン−2−オン1gを0℃少量ずつ加え、10時間加熱還流した。0℃に冷却後、水0.54ml、15%水酸化ナトリウム水溶液0.54ml、水1.62mlを順に加え、30分撹拌後、無水硫酸マグネシウムを加え、セライト濾過した。得られたろ液に0℃で塩化水素−ジエチルエーテル溶液(1モル/L)8.4mlを加え、1時間撹拌後、濃縮し、シス−2,6−ジメチルヘキサハイドロアゼピン塩酸塩1gを得た。
シス−2,6−ジメチルヘキサハイドロアゼピン塩酸塩
1H−NMR:1.01(d,3H)、1.21〜1.33(m,1H)、1.48(d,3H)、1.60〜1.72(m,2H)、1.79〜2.01(m,3H)、2.12〜2.21(m,1H)、2.77〜2.88(m,1H)、3.22(brd,1H)、3.54(brs,1H)、9.44(br,2H)
本化合物(1)〜(10)9部を、キシレン37.5部及びジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく撹拌混合して乳剤を得る。
本化合物(1)〜(10)9部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部及び珪素土65部を混合した中に加え、よく撹拌混合して水和剤を得る。
本化合物(1)〜(10)3部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部及びクレー57部を加え、よく撹拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、増粒機で製粒し、通風乾燥して粒剤を得る。
本化合物(1)〜(10)4.5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで撹拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分撹拌混合し、粉剤を得る。
本化合物(1)〜(10)10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、製剤を得る。
試験例1
参考製剤例5により得られた供試化合物の製剤を有効成分濃度が500ppmとなるように水で希釈し、試験用散布液を調製した。
一方、ポリエチレンカップにキュウリを植え、第1本葉が展開するまで生育させ、そこにワタアブラムシ約20頭を寄生させた。1日後、そのキュウリに上記の試験用散布液を20ml/カップの割合で散布した。散布6日後にワタアブラムシの数を調査し、次の式により防除価を求めた。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の処理前の虫数
Cai:無処理区の観察時の虫数
Tb:処理区の処理前の虫数
Tai:処理区の観察時の虫数
その結果、本化合物(1)〜(6)及び(7)の試験用散布液の処理区は各々防除価90%以上を示した。
参考製剤例5により得られた供試化合物の製剤を有効成分濃度が500ppmとなるように水で希釈し、試験用散布液を調製する。
一方、ポリエチレンカップにキャベツを植えて第一本葉が展開するまで生育させ、第一本葉を残して他の葉は切除し、これにシルバーリーフコナジラミ成虫を放して約24時間産卵させる。こうして80〜100卵程度産卵されたキャベツを8日間温室内に保持し、該キャベツ上の卵から幼虫が孵化してきた状態のところに上記の試験用散布液を20ml/カップの割合で散布する。散布7日後に生存幼虫数を数える。
その結果、本化合物(1)〜(9)及び(10)の試験用散布液を処理したキャベツ葉における充分な防除効果が確認できる。
Claims (7)
- 式(V)
〔式中、R2はC3−C7アルキニル基を表し、R3は水素原子又はハロゲン原子を表し、R4及びR5は一緒になりC4−C7ポリメチレン基を表す。但し、該ポリメチレン基はハロゲン原子、トリフルオロメチル基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1個又は2個以上の基で置換されていてもよい。〕
で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物の製造方法において、
式(II)
〔式中、R3は前記と同じ意味を表す。〕
で示される4,6−ジフルオロピリミジン化合物と、
式(III)
〔式中、R2は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるアルキノール化合物とを、第3級アミン化合物の存在下に反応させて
式(I)
〔式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。〕
示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を製造する第一工程、
及び、
前記式(I)で示される4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物と、
式(IV)
〔式中、R4及びR5は前記と同じ意味を表す。〕
で示されるアミン化合物とを反応させて前記式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物を製造する第二工程、
とからなることを特徴とする前記式(V)で示される4−アミノ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物の製造方法。 - 第3級アミン化合物がトリエチルアミンである請求項1記載の製造方法。
- 第3級アミン化合物がトリエチルアミンである請求項3記載の製造方法。
- R3がフッ素原子である請求項5記載の4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物。
- R2が2−ブチニル基又は2−ペンチニル基である請求項5又は6記載の4−フルオロ−6−アルキニルオキシピリミジン化合物。
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