JP4893807B2 - 路側機 - Google Patents
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Description
なお、現行のETCシステムでは、路側機からETC車載器に対して有用な交通情報を配信するための具体的な仕組みが備わっておらず、ETCシステムを利用して交通情報を配信するシステムの実現が望まれている。
上記路側機と路車間通信を行うDSRC車載器は、特定の指示情報を路側から上記DSRC車載器に通知する車載器基本指示アプリケーション、路側から上記DSRC車載器に対して特定の指示情報を通知するとともに上記DSRC車載器を用いて入力されるユーザからの応答を返す車載器指示応答アプリケーション、上記DSRC車載器に接続されるICカードへアクセスするICカードアクセスアプリケーション、上記車載器を識別するIDを上記路側機に通知する車載器ID通信アプリケーション、上記路側機が受信した交通情報を含む配信情報を出力する処理を行うプッシュ型情報配信アプリケーション、及び車載器メモリからデータを取得する車載器メモリアクセスアプリケーション、の複数の基本アプリケーションを含む非IP系アプリケーションと、ETC(登録商標、以下同様)カードを用いて課金処理を行うETCアプリケーションと、が混在したマルチアプリケーションが設けられ、受信したアプリケーションIDに基いて上記ETCアプリケーションと上記非IP系アプリケーションとが切り換えられるとともに、受信したポート番号に基いて上記非IP系アプリケーションにおける特定の基本アプリケーションが選択されるものであり、
上記路側機は、外部にて生成される交通情報を受信すると、当該交通情報から上記プッシュ型情報配信アプリケーションにて出力処理される配信情報を生成し、
所定の通信領域で、上記DSRC車載器から送信される上記車載器を識別するIDを受信し、受信した上記車載器を識別するIDが予め許可されたIDであることを認証すると、当該認証されたDSRC車載器に対して、上記非IP系アプリケーションに対応したアプリケーションIDとプッシュ型情報配信アプリケーションに対応したポート番号と上記生成した配信情報とを送信するものである。
情報収集用路側機は、ETC車載器に無線接続されて、所定の通信領域で上記ETC車載器から送信されたカードIDを受信し、受信したカードIDが特定サービスを受けることの許可された許可IDであるか否かを認証する。
管理装置は、情報収集用路側機にて許可IDと認証されたカードIDを、データ格納領域に記録する記録部、記録部に記録された当該カードIDの記録履歴に基づいて交通情報を生成する交通情報生成部、当該カードIDの記録履歴に基づいてカードID毎の特定サービスの利用得点を算定する算定部、当該カードIDの利用者の携帯端末に対し算定された利用得点を通知する通信部、とを備える。
更に、情報配信用路側機は、DSRC車載器に無線接続されて、所定の通信領域で上記DSRC車載器から送信された車載器IDを受信し、受信した車載器IDが許可IDであることを認証すると、認証されたDSRC車載器に対して、特定の上記アプリケーションに対応した識別符号を送信するとともに、上記管理装置で生成された交通情報を、配信情報として送信するものであっても良い。
図1はこの発明の実施の形態1に係る路車間通信システムの構成を示す図である。この実施の形態1では、高速道路や有料道路の入口料金所と出口料金所の間を繋ぐ道路に沿って、所定の間隔で複数の路側機が設置され、路車間通信システムが構成されている。路車間通信システムは上位系に管理装置を備えて、車載器と路側機との間で授受される情報を管理する。道路を走行する車載器は入口料金所から出口料金所に向かって進行している。
以下、この構成について図を用いて説明する。
また、各路側機は、共通のローカルエリアネットワーク(LAN)203に接続されて、LAN203を介して通信ネットワーク5と接続される。LAN203はデータバスであっても良い。
なお、入口料金所の路側機や他の複数の路側機については、ここでは図示並びに説明を省く。
図においては、車両6aの車載器11は路側機1と路車通信を行い、車両6bの車載器12は路側機2と路車通信を行い、車両6cの車載器11は料金所路側機3と路車通信を行う場合を例として、説明している。車両6の進行に伴なって、次の段階では車両6aの車載器11は路側機2と通信し、車載器12は料金所路側機3と通信する。勿論、前の段階では車載器12は路側機1と通信し、車両6cの車載器11は路側機2と通信を行っていた。
携帯端末13は、携帯電話回線を利用して無線局7との間で無線通信を行い、携帯電話、PDA等を用いる。
生成されたサービス情報は、通信ネットワーク5を経由してコンテンツサービス提供会社のサーバ700からコンテンツ配信サーバ9に配信される。コンテンツ配信サーバ9は、サーバ700から伝送される配信情報についても、加工処理し、蓄積した後、所要の配信情報を路側機2に配信する。
図2は車載器11(図2(a))と、路側機1(図2(b))の構成を示す図である。
カードリーダ22は近距離無線通信によってETCカード23に接続され、ETCカード23のICメモリにアクセスして、情報の読み取り書き込みを行う。
車載器11は、路側機無線部201からの通信要求を受信すると、路側機無線部201に対して、応答信号としてWCNを送信する。これによって、路側機無線部201と車載器11との間で通信リンクが確立される。通信リンクの確立後、路側無線部201とETC車載器11との間で相互認証が行われる。認証の結果、互いに正当な通信相手であることが確認されると、通信が開始される。
路側機無線部20は、受信したETCカードIDと車載器情報を情報記憶部202に送信する。
このような場合に備えて、情報記憶部202は、少なくともETCカードIDのみを、サービスポイント算定部203に送信できれば良く、このときは車種情報を空情報とする。
例えば、車種が大型車である場合、その走行路線に対して交通渋滞を与えたり、雨中の走行時にスリップして他の車両に与える影響が大きい。このため、路上機の通信領域内を通過する大型車からETCカードIDが提供された場合、サービスポイントを高く設定する。大型車の通行が推奨される路上機では、特定車種のサービスポイントが特に高くなる値に設定する。
また、二輪車による車載器11の利用を促すために、二輪車サービスキャンペーンを実施する場合には、二輪車のサービスポイントを高くするなど、サービスの与え方によって各種ポイントを設定する。
また、装置制御部204は、サービスポイント算定部203から受信したETCカードIDとサービスポイントのペア情報を、情報センタ8に送信する。
サービスポイント算定部203では、サービスポイントを算定した収集情報データのみを情報センタ8に送信し、それ以外の収集情報データを非送信とすることによって、サービス利用者に対してのみサービスを供給することができる。
また、情報センタ8では、送られてきたサービスポイントに基づいて様々なサービス特典を設定することができる(詳細は後述する)。
車載器12は、ETC車載器としての機能に加えて、DSRCを応用した各種通信及びアプリケーション環境を提供するDSRC車載器として機能する。また、路側機2は、DSRC車載器に対して、このDSRCを応用した各種通信及びアプリケーション環境を提供するDSRC路側機として機能する。
図において、ASLは、IP(Internet Protocol)系・非IP系アプリケーションとの間に介在し、双方に共通の機能を提供する拡張通信制御部と、それぞれに固有の機能を提供するIP系(PPP)/非IP系(LPP)の通信制御部からなり、IPと非IPの混在したマルチアプリケーション環境が実現されている。
ここで、アプリケーションとは、コンピュータ上で実行処理されるアプリケーションソフトウェア、またはアプリケーションソフトウェアで記述される制御プログラムのことを指す。
ここでのアプリケーションは、車載器12に搭載されたハードウェア資源、或いは車載器12の接続される外部機器のハードウェア資源を利用して、各種処理を行う。
また、IP系と非IP系のアプリケーションは、路側機2と車載器12との間で同一のアクセス点を指定することによって識別ができる。
非IP系の各基本アプリは、路側機2と車載器12との間で、同一のポート番号をアプリケーションの識別符号として指定することによって、対応するアプリケーションを選択し、実行処理することができる。ポート番号は、例えば0x0808〜0x080Fのような16進コードで表現される。
(1)車載器基本指示アプリケーション(ポート番号a)
路側からの簡単なメッセージを、車載器が備えている表示手段や音声等によってアプリケーションの実行結果を出力するために利用される。
(2)車載器指示応答アプリケーション(ポート番号b)
路側から指定された車載器が、車載器の選択ボタンを用いて、路側からの問いかけに対してユーザの応答を返すのに用いられる。
(3)車載器メモリアクセスアプリケーション(ポート番号c)
車両が通過した路側機の通過履歴(通過時刻、通過した路側機ID)を示す情報を、車載器メモリに格納する。路側機は、車載器メモリの格納情報にアクセスすることによって、車両の走行履歴を把握することが可能となる。
また、車載器メモリは車載器内部からも書き込みが可能なので、上位のアプリケーションが車載器メモリを利用することによって、更に広範なアプリケーションを実施することができる。例えば、上位のアプリケーションが車両の走行状態をセンシングし、センシングした結果を車載器メモリに格納しておくことにより、路側機が車両の走行状態を把握することが可能となる。
(4)車載器ID通信アプリケーション(ポート番号d)
車両に一対一に対応付けられた車載器の識別情報(車載器ID)を取得することによって、通行中の車両車種をDSRC通信にて判別し、車種毎に異なる固有情報を提供することができる。
(5)ICカードアクセスアプリケーション(ポート番号e)
ICカードの情報取得を行うことによって、ICカードの個人及び属性情報に基づいて、ICカードの所持者(顧客)に対応した個別情報を提供することができる。
(6)プッシュ型情報配信アプリケーション(ポート番号f)
路側機2から車載器12に対して、音声出力や画像出力によって各種サービス情報を提供することができる。
図5は車載器12の構成を示す図であり、図5(a)は車載器12の基本構成、図5(b)は車載器12のDSRC無線部25の構成を示す。
図5(a)において、車載器12は、DSRC無線部25、カードリーダ26、音声出力部28、表示出力部30、入力処理部37、携帯電話接続部650を備える。
カードリーダ26は近距離無線通信によってICカード27に接続される。ICカード27は非接触ICを搭載し、ETCカードとしての機能を含めた非接触ICを利用するための各種機能を備えている。
表示出力部30は外部機器の表示器31に接続される。表示出力部30は、DSRC無線部25から入力される画像情報に基づいて、表示器31に画像を表示する。
入力処理部37は入力端末43の入力情報を、DSRC無線部25に伝送する。入力端末43は入力ボタンやキーボード等のマンマシンインタフェースを備えて、ボタンの押下やキーボードの入力等のユーザ(搭乗者)の操作によって入力情報を生成する。
なお、車載器12をカーナビゲーション32に接続しても良い。この場合、カーナビゲーション32に備えられたスピーカ、ディスプレイ、ボタン等がマンマシンインタフェースとなって、入力端末43、音声出力部28、表示器31を構成する。また、この場合、測位処理部600(後述する)はカーナビゲーション32に内蔵される。
また、音声出力部28は、音声録音、再生機能を有している。付設される音声録音、再生ボタンを押すことによって、一旦録音した音声を再生することができる。
また、表示出力部30は、画像録画、再生機能を有している。付設される画像録画、再生ボタンを押すことによって、一旦録画した画像を再生することができる。
空中線部38は路側機2からの送信信号を受信し、受信したRF信号を復調して、受信情報が再生される。再生された受信情報はディジタル信号に変換されてDSRCユニット39に送られる。また、空中線部38は、DSRCユニット39で生成された送信情報に基づいて、RF信号を生成する。生成されたRF信号は信号増幅、信号変調を施されて、空中に向けて送信信号が放射される。
DSRCユニット39は、空中線部38及び装置制御部40から入力される受信情報に基づいて、自己の内部メモリもしくは装置制御部40の内部メモリ(図示せず)に格納された各種アプリケーション、及び制御プログラムを実行処理する。DSRCユニット39で処理された処理情報は、装置制御部40または空中線部38に渡される。
また、DSRCユニット39は車載器メモリ42にアクセスし、車載器メモリ42との間でデータの書き込みや読出しを行う。
また、装置制御部40は、DSRCユニット39の処理情報を外部機器インタフェース41に出力し、外部機器インタフェース41からの入力情報を、DSRCユニット39に出力する。
外部機器インタフェース41は、音声出力部28、入力処理部37、カードリーダ26、表示出力部30、携帯端末接続部650等の外部機器に接続されて、外部機器と装置制御部40との間で情報の受け渡し処理を行う。
また、装置制御部40は、各外部機器の入出力情報を処理して、各外部機器の動作を制御する。音声出力部28、入力処理部37、表示出力部30は、マンマシンインタフェース部660を構成する。
車載器IDは、特定のサービスを提供する事業者が、そのサービスの契約者の車載器に付番する符号であるので、契約者と紐付けされた情報として利用できる。事業者側にも車載器IDと対応するIDコード(事業者コード)が与えられている。なお、車載器IDを付与することのできる所定の事業者毎に異なる、複数の車載器IDと車載器IDに対応した事業者コードを所持していても良い。
このため、DSRCユニット39の書換え可能な内部メモリには、予め車載器IDと車両の固有情報である車両情報が対応付けられて格納されている。車両情報としては、車種情報や、車長、車幅、車高、車色等の車両の特徴を示す諸元情報が用いられる。
図6は路側機2の構成を示す図であり、図6(a)は路側機2の全体構成を示し、図6(b)は路側機2の路側機無線部45の構成を示す。
図6(a)において、路側機2は、路側機無線部45と、路側機無線部45に接続された路側機サーバ46を備えて構成される。路側機サーバ46はLAN203に接続される。
路側機サーバ46は、装置制御部501、サービスポイント算定部48、車載器情報記憶部47、路側機情報記憶部49、交通情報記憶部50、サービス情報記憶部51を備えて構成される。
サービス情報記憶部51は、設置された近辺地域のサービス情報、例えば、各商店の安売り情報や駐車場情報等を記憶する。このサービス情報は、コンテンツ配信サーバ9から配信される。
空中線部52は車載器から送信情報を受信し、受信したRF信号を復調して、受信情報が再生される。再生された受信情報はディジタル信号に変換されてDSRCユニット53に送られる。また、空中線部52は、DSRCユニット53で生成された送信情報に基づいて、RF信号を生成する。生成されたRF信号は信号増幅、信号変調を施されて、道路上方から路面に向けて送信される。
以下においては説明を簡単にするために、車載器がDSRC車載器(車載器12)であった場合に限って、説明を行う。
DSRC処理部57a、57bを介して通信するプログラム間の、論理的な通信路であるセッションを設定するASL(Application Sub Layer)処理部56a、56b。
プログラム実行部55a、55bの基本プログラムは、図示しない記憶部に格納されており、この基本プログラムには、上述した基本アプリが含まれている。
なお、プログラム実行部55a、55bは、それぞれ装置制御部40、装置制御部54に接続されている。
また、ポート番号は全ての基本アプリに対して2つ以上が割り当てられ、優先度と共に定義されているものとする。
路側機2が車載器12に情報を送信する前に、車載器12と路側機2とは、以下の処理をして通信を行う。
車載器12のASL処理部56aと路側機2のASL処理部56bは各DSRC処理部を介して、互いに記憶部に定義された通信接続可能なポート番号と優先度とを通知する。ASL処理部56aとASL処理部56bは、互いに通知されたポート番号と優先度を記憶部に記憶して、各基本アプリ間の論理的な通信路であるセッションを確立する。
以後、確立したセッションにより車載器12のプログラム実行部55aと路側機2のプログラム実行部55bとは通信トランザクションを開始し、指定するポート番号に対応した基本アプリを実行する。
図において、DSRCユニット39、53、及び装置制御部40、501は、それぞれプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)911を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続されている。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、磁気ディスク装置920は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915は、無線ネットワーク、LAN、インターネット等に接続されている。
通信ボード915は、情報入力部、出力部の一例である。
ファイル群924には、上記の各実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明するものが、「〜ファイル」として記憶されている。
また、上記の各実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータの入出力を示し、そのデータの入出力のためにデータは、磁気ディスク装置920、FD(Flexible Disk cartridge)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記録される。あるいは、信号線やその他の伝送媒体により伝送される。
路側機2の装置制御部501は、セッションの確立された基本アプリの中から、特定のポート番号を指定することによって、特定の基本アプリを選択して実行することができる。
従って、基本アプリの実行順序を設定することによって、基本アプリを利用した所定の動作シーケンスを実行することができる。ASL処理部56aと路側機2のASL処理部56bは、装置制御部501によって指定されたポート番号に従い、各DSRC処理部を介して、互いに対応する基本アプリを実行することができる。
車載器12は、路側機無線部45の通信領域に進入し、路側機無線部45からの通信要求を受信すると、路側機無線部45に対して応答信号を送信する。この応答信号が許可された正当なものであることが確認されると、路側機無線部45は車載器12との間で通信リンクを確立する。
通信リンクが確立されると、路側機無線部45と車載器12との間で通信が開始される。これによって、路側機無線部45は、車載器12からの受信情報を路側機サーバ46に送出する。また、路側機サーバ46からの送信情報を車載器12に送出する。
装置制御部501は、路側機サーバ46の各機器を制御し、LAN203との間で情報の入出力を制御する。
これによって、車載器においても車載器ID通信アプリケーションが起動され、路側機無線部45から車載器12に対して車搭器IDの送信を要求する。
次に、空中線部38を通じて、路側機2から事業者コードが伝えられると、書換え可能な内部メモリを参照して、予め設定された事業者コードと一致するかどうかを比較する。 比較の結果一致した場合に、DSRCユニット39及び空中線部38を介して、路側機2の路側機無線部45に対して、車載器IDと車載器情報を対応付けて送信(通知)する。
また、比較の結果不一致であった場合、すなわち路側機から伝えられる事業者コードが未知のものであった場合には、車載器IDの送信(通知)を拒否する。
従って、車載器IDの送信相手との間で相互認証を行うことができるので、車載器IDの秘匿性が向上する。
路側機無線部45は、受信した車載器IDと、車載器IDに対応付けされた車載器情報を、車載器情報記憶部47に送信する。
この収集情報データは、車載器IDをヘッダ情報として、例えば、(車載器ID、受信時刻、車載器情報、路側機ID、路側機位置情報)のデータ形式で格納される。
また、収集情報データが生成されると、車載器情報記憶部47は、車載器IDと車載器情報中の車種情報をペアで、サービスポイント算定部48に送信する。
サービスポイント算定部48は、車載器情報記憶部47から車載器IDを受信すると、受信した車載器IDが、サービス提供契約対象となっているサービス対象IDか否かを判定する。
判定の結果、車載器IDがサービス対象IDである場合、サービスポイント算定部47は、サービスポイントを算定する。
また、判定の結果、車載器IDがサービス対象IDではない場合、サービスポイント算定部47はサービスポイントを算定しない。
算定したサービスポイントは、車載器IDに対応付けられて、サービスポイントデータとして装置制御部501に送信される。例えば、送信されるデータ形式は、(車載器ID、サービスポイント)のようになる。
なお、サービスポイント算定部47は、受信した車種情報や、路側機毎に、サービスポイントを変化させても良い。
この例では、車載器メモリアクセスアプリケーションとして、車載制御部33で収集された情報を、路側機2に送信するアプリケーションについて説明する。
なお、車載器メモリアクセスアプリケーションは、車載器ID通信アプリケーションとともに、事前に起動されている。
次に、DSRCユニット39は、受領したメモリアドレスに基づいて車載器12メモリ42にアクセスする。この際、DSRCユニット39によって受信された、車載器12メモリ42における指定されたメモリ領域Mに対して、アクセスが行われる。
この収集情報データは、車載器IDをヘッダ情報として、例えば、(車載器ID、受信時刻、車載器情報、路側機ID、路側機位置情報、車両状態情報)のデータ形式で格納される。
また、車載器12メモリ42の格納情報から生成された収集情報データ中で、車両状態情報の中に、ウィンカ作動部35の計測情報からハザードの発生した状態を示す情報の存在有無を調べ、存在している場合には、他の路側機の装置制御部501に対して、即座にハザード警告情報を出力する。
判定の結果、車載器IDがサービス対象IDである場合、サービスポイント算定部47は、サービスポイントを算定する。
また、判定の結果、車載器IDがサービス対象IDではない場合、サービスポイント算定部47はサービスポイントを算定しない。
算定したサービスポイントは、車載器IDに対応付けられて、サービスポイントデータとして装置制御部501に送信される。例えば、送信されるデータ形式は、(車載器ID、サービスポイント)のようになる。
なお、サービスポイント算定部47は、受信した車両状態情報の種類(ワイパー情報、ウィンカー情報、減速情報等)や、路側機毎に、サービスポイントを変化させても良い。
まず、路側機2の装置制御部501は、コンテンツ配信サーバ9から受信した交通情報や、他の路側機から受信した収集情報データを、交通情報記憶部50に記憶する。
また、路側機2の装置制御部501は、コンテンツ配信サーバ9から受信したサービス情報を、サービス情報記憶部51に格納する。
また、各サービス情報に対して、表示器31への表示やスピーカ29への音声出力などを行う(S107)。
なお、プッシュ型情報配信アプリケーションは、配信情報を一旦、車載器メモリ42に格納してから音声出力するようにしても良い。
つまり、上記のサービス情報のような優先度の低いデータに対するポート番号は0x0aaa、上記の交通情報のようなサービス情報より優先度の高いデータに対するポート番号は0x1aaa、交通情報の中でも緊急性を要するような優先度の更に高いデータに対するポート番号は0x2aaaとするなどである。aaaはプログラムに対応する番号であり、同一プログラムにおいて各優先度で同じ値を示す。
例えば、他の路側機から直接、ハザード警告情報や急減速情報の識別子と路側機位置情報とを受信した場合は、装置制御部501がポート番号の優先度を最上位に設定する。
これによって、路側機2が受信したハザード警告情報や急減速情報の識別子に対応する異常事象の発生した路側機位置情報を、路側機2から車載器12に配信することができる。この際、プッシュ型情報配信アプリを利用することによって、車載器12を搭載した車両のドライバに対して、音声出力によって注意喚起することができる。
また、車載器12は、測位処理部600の測位結果と路側機位置情報から、自己位置と路側機の距離差を求めることによって、自己に対してどの辺りで異常事象が発生したのかを把握することができ、その距離差応じて警告レベルを変化させることも可能である。
例えば、現在走行中の路線における、次に到達する出口料金所の混雑状況を、プッシュ型情報配信アプリケーションを利用して、路側機2から車載器12に画像で配信することができる。
この場合、車載器12は、表示器31の表示ディスプレイに出口料金所の画像を表示する。また、車載器12の入力端末によるボタン選択によって、更に次の出口料金所の画像を表示することもできる。カメラ10による料金所の撮影画像が、情報センタ8から路側機2に交通情報として送信されて、車載器12に配信される。
このとき、優先度の異なる基本アプリに対して、例えば、0x0803〜0x0BFFを優先度の低い基本アプリ、0x0C00〜0x0FEEを優先度の高い基本アプリに割り当てるようにするとよい。
これによって、路側機による車載器の情報収集と、路側機から車載器への情報配信を、決められた制御シーケンスに従って、効率良く実施することができる。
図10は料金所路側機3の構成を示す図である。
料金所路側機3は、車載器11または車載器12と路車間通信を行う路側機無線部301と、課金処理部302を備えている。路側機無線部301は、図示しない空中線部及び無線処理部を備えて、ETC車載器としての機能を有する車載器11または車載器12との路車間通信によって情報の授受を行う。
図において、情報記憶部71は、通信ネットワーク5を通じて路側機1、2から送信される収集情報データ、及びサービスポイントデータを受信する。
情報記憶部71は、車載器ID毎に受信順序に従って受信した収集情報データを、データベース76の履歴情報77に格納する。
また、通信ネットワーク5を通じて、出口料金所に設置されたカメラ10の撮影画像を収集する。収集した画像情報は、データベース76の交通情報78に格納する。
課金処理部70は、通信ネットワーク5を通じて路側機3から送信される課金データを受信する。受信した課金データに基づいて、ETCカードID毎の利用金額を計算する。計算した金額は図示しないカード会社のサーバに送信される。また、計算した金額はデータベース76の履歴情報77に格納される。
生成された交通情報は、データベース78の交通情報78に新たに格納される。
また、生成された交通情報は、通信ネットワーク5に送信され、コンテンツ配信サーバ9を介して、路側機2に配信される。
図12は、交通情報生成部72の処理フローの一例を示す図である。図13は、路側機の設置間隔と通過時間の関係を示す図である。図14は、車載器が路側機を通過する通過時刻に関する通行履歴の一例を示す図である。
図において、まず、収集情報データから、車載器IDまたはETCカードID毎の通行履歴を生成する(S201)。
ここで、例えば、路側機ID1、路側機ID2、路側機ID3、路側機ID4の路側機が、それぞれ図13に示すように、間隔(区間距離)L1、L2、L3の設置間隔で配置される場合について説明する。各車載器12は、搭載車両の移動に伴なって、時刻T1、T2、T3、T4の順に、各路側機ID1、ID2、ID3、ID4を通過する。
このとき、新たに受信した収集情報データについて、車載器ID、受信時刻(通過時刻)、路側機IDに着目することによって、図14に示すような、各車載器ID毎の通行履歴データを生成することができる。
所定時間(基準時間Tk)内の全ての車載器IDについて、各路側機間毎に、区間通行時間の平均時間(区間平均通行時間)DTmを求める(S203)。例えば、図14の例では30分以内に通過する車載器ID1〜ID5の車両について区間平均通行時間を求めると、次のようになる。
路側機ID1〜路側機ID2の区間平均通行時間DTm1=33分。
路側機ID2〜路側機ID3の区間平均通行時間DTm2=13分。
路側機ID3〜路側機ID4の区間平均通行時間DTm3=35分。
また、区間通行時間を、例えば予め測定されている区間距離Lで除算することによって、区間平均速度Vkを求めることができる(Vk=DT/L)。
旅行時間=DTm1+DTm2+DTm3
によって求めることができる。
例えば、区間距離L1=50km、区間距離L1=15km、区間距離L3=15kmとした場合について、区間通行時間の変化率として区間平均速度(時速)Vkを求めると、次のようになる。
路側機ID1〜ID2の区間平均速度:Vk1=DTm1/L1=時速97km。
路側機ID2〜ID3の区間平均速度:Vk2=DTm2/L2=時速69km。
路側機ID3〜ID4の区間平均速度:Vk3=DTm3/L3=時速26km。
となる。
このような渋滞に対しては、中位の優先度を付与して交通情報を生成する。
従って、区間通行時間が、区間通行平均時間よりも所定時間(基準時間)以上小さい(区間通行平均時間と区間通行時間との差が基準時間よりも大きい)車両の前後においては、その区間で他の車両の異常停止や、事故等の何らかの異常があったことが推定できる。勿論、当然通過するべき路側機を通過せず、所定時間以上到着時刻の発生しない車載器IDについては、同区間において出口、サービスエリア、パーキングエリア等が存在しない場合に、何らかの異常を生じたものと推定する。
なお、このような異常事象に対しては、最も高い優先度を付与して交通情報を生成する。
図15は、音声出力処理の流れを示す図である。
まず、情報センタ8は交通情報を生成すると、生成した交通情報をコンテンツ配信サーバ9に送信する。コンテンツ配信サーバ9は、配信される交通情報を音声情報(音声ファイル)に変換する。コンテンツ配信サーバ9は、生成した音声ファイルを、路側機2に配信する。
音声ファイルを生成する際、複数の配信情報で共通に用いられる定型文は、既存の音声ファイルとして出力する。
また、既存でない音声ファイルについては、より迅速に交通情報を音声化するために、合成音声を作成することによって、生成しても良い。
生成された音声ファイルは、路側機2の装置制御部501に配信される。装置制御部501は配信された音声ファイルを、DSRCユニット53に入力する。DSRCユニット53は、プッシュ型情報配信アプリケーションを通じて、車載器12のDSRCユニット39に音声ファイルを送信する。
車載器12のDSRCユニット39は、受信した音声ファイルを、プッシュ型情報配信アプリケーションを通じて、装置制御部40から音声出力部28に出力する。
図では、情報センタ8で収集し生成した交通情報、並びにVICS情報に基づいて、コンテンツ配信サーバ9に交通情報が配信され、配信情報が音声情報に変換されて、路側機2の通信領域(DSRC通信ゾーン)400から、車載器12に配信される様子を示している。
音声メッセージは、定型文と固有文とを組み合わせることによって生成される。これによって、図の音声メッセージ例に示すような複雑な交通情報についても、音声で配信することができる。
図の例では、実線四角部分が定型文、点線四角部分が固有文である。
図において、吹き出しの近傍に設けたA〜Cの英字は、配信される情報の優先度を示す。いずれについても、交通情報を車載器12に対して音声出力する例を示している。
優先度Aの情報は、車両の直前に迫った道路の、局所的な交通情報であり、優先度が高い情報である。このような情報としては、例えば、この先渋滞発生有り、渋滞末尾に注意や、この先の〜方面は左に寄ってくださいという情報のように、交通安全上効果的な交通情報である。このような情報は、近傍の路側機2を通過する車載器12に対して、確実に情報配信する必要がある。
この場合には、上述したように、情報センタ8で情報を収集する前に、緊急事象が発生した道路近辺のコンテンツ配信サーバや他の路側機から、LAN302を通じて、通信対象となる路側機に直接情報が配信される。
情報センタ8では、これらの優先度を考慮して、優先度付与して交通情報を生成し、車載器12に配信する。
従来のVICSでは、FM多重放送や路上ビーコン(電波または光ビーコン)を用いて高速道路を走行しているVICS車載器に対しVICS情報が配信されていた。このVICS情報は、広域の道路交通渋滞やパーキングの混雑状況等の広域情報に限られている。ドライバは、高速道路の出口料金所周辺の交通渋滞や道路の状況を示す画像情報等を、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の表示板でしか入手できなかった。
このような、局所的(局地的)な道路交通状況の情報を収集し、収集した情報を高速道路利用者へ的確に情報配信することができなかった。
更に、従来のETCシステムでは、ETC車載器を車両に取付けても、高速道路の料金は前納しなければ割引等のサービスを受けることができなかった。
また、この通行履歴に基づいて交通情報を生成することによって、局所的な道路に対する有用な交通情報を、リアルタイムで収集することが可能となる。
従って、従来のVICS及びETCシステムの問題点を改善して、より利便性の高い高度交通情報システム(ITS)を実現することができるという効果が得られる。
Claims (13)
- 路側機と車両に搭載されたDSRC(登録商標、以下同様)車載器との無線通信によって路車間相互に情報を授受する路車間通信システムに用いられる路側機において、
上記路側機と路車間通信を行うDSRC車載器は、特定の指示情報を路側から上記DSRC車載器に通知する車載器基本指示アプリケーション、路側から上記DSRC車載器に対して特定の指示情報を通知するとともに上記DSRC車載器を用いて入力されるユーザからの応答を返す車載器指示応答アプリケーション、上記DSRC車載器に接続されるICカードへアクセスするICカードアクセスアプリケーション、上記車載器を識別するIDを上記路側機に通知する車載器ID通信アプリケーション、上記路側機が受信した交通情報を含む配信情報を出力する処理を行うプッシュ型情報配信アプリケーション、及び車載器メモリからデータを取得する車載器メモリアクセスアプリケーション、の複数の基本アプリケーションを含む非IP系アプリケーションと、ETC(登録商標、以下同様)カードを用いて課金処理を行うETCアプリケーションと、が混在したマルチアプリケーションが設けられ、受信したアプリケーションIDに基いて上記ETCアプリケーションと上記非IP系アプリケーションとが切り換えられるとともに、受信したポート番号に基いて上記非IP系アプリケーションにおける特定の基本アプリケーションが選択されるものであり、
上記路側機は、外部にて生成される交通情報を受信すると、当該交通情報から上記プッシュ型情報配信アプリケーションにて出力処理される配信情報を生成し、
所定の通信領域で、上記DSRC車載器から送信される上記車載器を識別するIDを受信し、受信した上記車載器を識別するIDが予め許可されたIDであることを認証すると、当該認証されたDSRC車載器に対して、上記非IP系アプリケーションに対応したアプリケーションIDとプッシュ型情報配信アプリケーションに対応したポート番号と上記生成した配信情報とを送信するものである路側機。 - 路側機と車両に搭載されたDSRC(登録商標、以下同様)車載器との無線通信によって路車間相互に情報を授受する路車間通信システムに用いられる路側機において、
上記路側機と路車間通信を行うDSRC車載器は、特定の指示情報を路側から上記DSRC車載器に通知する車載器基本指示アプリケーション、路側から上記DSRC車載器に対して特定の指示情報を通知するとともに上記DSRC車載器を用いて入力されるユーザからの応答を返す車載器指示応答アプリケーション、上記DSRC車載器に接続されるICカードへアクセスするICカードアクセスアプリケーション、上記DSRC車載器を識別するIDを上記路側機に通知する車載器ID通信アプリケーション、上記路側機が受信した交通情報を含む配信情報を出力する処理を行うプッシュ型情報配信アプリケーション、及び車載器メモリからデータを取得する車載器メモリアクセスアプリケーション、の複数の基本アプリケーションを含む非IP系アプリケーションと、ETC(登録商標、以下同様)カードを用いて課金処理を行うETCアプリケーションと、が混在したマルチアプリケーションが設けられ、受信したアプリケーションIDに基いて上記ETCアプリケーションと上記非IP系アプリケーションとが切り換えられるとともに、受信したポート番号に基いて非IP系アプリケーションにおける特定の基本アプリケーションが選択されるものであり、
上記路側機は、外部にて生成される交通情報を受信すると、当該交通情報から上記プッシュ型情報配信アプリケーションにて出力処理される配信情報を生成し、
かつ、上記車載器ID通信アプリケーションを起動して、上記DSRC車載器から送信される上記車載器を識別するIDを所定の通信領域で受信し、受信した上記車載器を識別するIDが予め許可されたIDであることを認証した後に、上記プッシュ型情報配信アプリケーションを選択して実行し、認証された上記DSRC車載器に対して、上記非IP系アプリケーションに対応したアプリケーションIDとプッシュ型情報配信アプリケーションに対応したポート番号と上記生成した配信情報とを送信するものである路側機。 - 上記DSRC車載器との通信により上記車載器メモリにアクセスして上記データとして車両状態情報を取得し、当該車両状態情報に基づいて他の路側機に対して警告情報を送信する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路側機。 - 受信した上記車載器を識別するIDが予め許可されたIDであることを認証すると、交通情報を生成する管理装置に対して当該車載器を識別するIDを送信する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路側機。 - 上記ポート番号は、上記DSRC車載器にて処理される非IP系アプリケーションの各基本アプリケーションの処理優先順位に応じて予め規定され、
上記路側機は、緊急性の高い交通情報の処理優先順位が高くなるように、上記ポート番号を設定する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路側機。 - 上記プッシュ型情報配信アプリケーションは、交通情報を音声出力することを特徴とする請求項1または2に記載の路側機。
- 道路に設置されたカメラにより撮影された路上の画像情報を、上記DSRC車載器に対して配信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路側機。
- 上記車載器を識別するIDに対応付けされた路側機IDと時刻情報とを、異なる地点の複数の上記路側機から収集される同一の上記車載器を識別するIDに対応した路側機IDと時刻情報とから、旅行時間を求めて交通情報を生成する管理装置に対して送信する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路側機。 - 上記DSRC車載器は、ワイパの駆動情報、車速情報、ウィンカ情報を含む車両状態情報を収集する車載制御部に接続され、当該車載制御部の収集した車両状態情報を取得して上記路側機に送信し、
上記路側機は、上記DSRC車載器から受信した上記車両状態情報を、他の路側機に送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の路側機。 - 上記DSRC車載器からWCN(Wireless Call Number)を受信して相互認証を行い、上記DSRC車載器との通信が接続された後、上記車載器ID通信アプリケーションによって上記DSRC車載器から送信される上記車載器を識別するIDが予め許可されたIDであることを認証することを特徴とする請求項1または2記載の路側機。
- 上記DSRC車載器に対して取得者IDと車載器ID通信アプリケーションに対応したポート番号とを送信し、当該取得者IDに応じて上記DSRC車載器から上記車載器を識別するIDを受信することを特徴とする請求項1または2記載の路側機。
- 上記DSRC車載器に対して、プッシュ型情報配信アプリケーションにて送信する配信情報として、コンテンツの位置を示す情報を配信することを特徴とする請求項1または2記載の路側機。
- 上記車載器メモリは、上記データとしてワイパの駆動情報、車速情報、ウィンカ情報を含む車両状態情報が格納され、
上記路側機は、上記車載器メモリアクセスアプリケーションに対応するポート番号を上記DSRC車載器に送信して、上記車載器メモリアクセスアプリケーションを起動すると、上記DSRC車載器によって送信される、上記車載器メモリから取得した上記車両状態情報を受信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の路側機。
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