JP4893377B2 - 電動ベッド - Google Patents

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Description

本発明は、電動ベッドに関するものである。
従来から、床板高さを可変にする電動ベッド1には、たとえば図8のようなものが知られている(たとえば特許文献1参照)。
この電動ベッド1は、設置面Aに接地する接地部17と、ベッド床板3を載設する上枠部2と、上枠部2と接地部17とに渡される脚部4と、上枠部2と脚部4とに渡される補助脚部5と、上枠部2の上下移動のために伸縮駆動される上枠部用アクチュエータ6とを備え、脚部4の上端に上枠部2に沿わせて平行に摺動させる摺動部7を設け、補助脚部5の一端を上枠部2に回転自在に枢支すると共に他端を脚部4に回転自在に枢支してあり、そして、上枠部用アクチュエータ6の基端を脚部4の下部に回転自在に枢支すると共に、先端を上枠部2に回転自在に枢支してある。
ところで、上枠部用アクチュエータ6は、上枠部2の所定の上下動作量を確保するためにロッド14の所定伸縮量を有さねばならないため、所定の長さを必要とするものである。また、上枠部用アクチュエータ6は、脚部4と上枠部2との間の限られたスペースSに配置しなければならないという制約もある。このような制約があり、上記構造の電動ベッド1では、上枠部用アクチュエータ6は脚部4と上枠部2との間の
スペースSに斜めに傾斜させた状態で収めるようにされている。したがって、この電動ベッド1は上枠部2との間に上枠部用アクチュエータ6の収容スペースを残すように脚部4を畳まねばならないものであり、そのため上枠部2の高さを低くしにくい構造となっていた。
特開2005−65710号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、低床化を図ることのできる電動ベッドを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために請求項1に係る電動ベッド1にあっては、ベッド床板3を載設する上枠部2と、上枠部2を設置面Aの上方位置に支持するための脚部4と、上枠部2と脚部4とに渡される補助脚部5と、上枠部2の上下移動のために伸縮駆動される上枠部用アクチュエータ6と、上枠部2に沿わせて上枠部2内を平行に摺動させる摺動部7とを備えて成る電動ベッド1であって、脚部4と補助脚部5と上枠部用アクチュエータ6と摺動部7とを、電動ベッド1の長手方向の前側と後側とに側面視で対称となるように一対設け、一対の脚部4は上側部位ほど上枠部2の前後中央部側に位置する姿勢で、その上端が摺動部7に枢支され、一対の補助脚部5は、その一端が上枠部2の前後端部に枢支されると共にその他端が脚部4に回転自在に枢支され、一対の上枠部用アクチュエータ6は、上枠部2の前後中央部から下方に突出する一対の垂下片9にその基端が枢支されると共に、上枠部2内の上記摺動部7にその先端が枢支されることで、上枠部2の前後中央部に、先端側程上方に位置するように傾いて配置され、一対の上枠部用アクチュエータ6が側面視で斜めに交差するように電動ベッド1の幅方向に並べて配置されることを特徴とする。これによると、上枠部用アクチュエータ6の基端を上枠部2に取り付けると共に先端を脚部4の上端に設けた上枠部2に沿わせて平行に摺動させる摺動部7に回転自在に枢支したので、上枠部用アクチュエータ6を上枠部2の下面に沿わせるように配置することができたものであり、つまり、脚部4と上枠部2とのスペースSに上枠部用アクチュエータ6を配置するという低床化を阻害してしまう構造を回避して、電動ベッド1の低床化(上枠部2の低位置化)を図ることができる。
また先端を摺動部7に回転自在に枢支した上枠部用アクチュエータ6の基端を上枠部2に設けた垂下片9に回転自在に枢支したので、上枠部用アクチュエータ6を先端程上方に傾いた状態に配置でき、つまり、上枠部用アクチュエータ6の伸縮方向を脚部4に対して垂直に近づけるようにでき、摺動部7を上枠部2に滑らせながら行われる脚部4の回動に対して上枠部用アクチュエータ6の伸縮力を効率よく使用することができ、上枠部2の上下移動をスムーズに行わせることができる。
また上枠部2の所定の上下動作量を確保するためにロッド14の所定伸縮量を有さねばならないために所定の長さを必要とする一対の上枠部用アクチュエータ6を、平面視で互いに干渉させないようにして効率よく配置することができるのであり、電動ベッド1の小型化を図ることができる。
また、請求項に係る電動ベッド1にあっては、請求項において、補助脚部5の一端を脚部4における全長を2分する位置に連結すると共に、補助脚部5の長さ寸法を脚部4の全長の半分と同長さに形成したことを特徴とする。これによると、上枠部用アクチュエータ6を駆動させて脚部4を畳ませる際に脚部4の下端を上下方向のみに移動させることができ、上枠部2の上下移動によっても電動ベッド1に不要な前後動が生じることを回避でき、電動ベッド1の設置面Aへの安定載置が可能にされている。
また、請求項に係る電動ベッド1にあっては、請求項1または2において、枢支した上枠部用アクチュエータ6の先端と摺動部7との間に、上下左右への遊びを備えたことを特徴とする。これによると、脚部4を回転させるように上枠部用アクチュエータ6で力を加えた際に突発的に機械的な抵抗が生じることもあるが、この抵抗を枢支した上枠部用アクチュエータ6の先端と摺動部7との間に備えた上下左右への遊びで吸収することができ、上枠部2の上下移動動作を安定化できる。
また、請求項に係る電動ベッド1にあっては、請求項において、平面視で上枠部2内に、一対の上枠部用アクチュエータ6と、背用ベッド床板3aを起倒させる背床板用アクチュエータ15と、脚用ベッド床板3bを起倒させる脚床板用アクチュエータ16とを、収めて配置したことを特徴とする。これによると、平面視で上枠部2の外方に各アクチュエータ6,15,16が飛び出すような突起状部位を形成してしまうことを回避でき、電動ベッド1の外観の向上は勿論のこと、電動ベッド1の使用者が突起状部位に身体の一部を引っ掛けてしまう恐れも無くすることができて電動ベッド1の安全性を確保することができる。
また、請求項に係る電動ベッド1にあっては、請求項において、ロッド14をシリンダ13から突出自在にして各アクチュエータ6,15,16を構成すると共に、各アクチュエータ6,15,16にシリンダ13に対するロッド14の基本の先端位置を調節する調節機構を備えたことを特徴とする。これによると、電動ベッド1の構成部品の製造誤差や電動ベッド1に組立誤差が存在しても、調節機構によって各アクチュエータ6,15,16の取り付け時に上記誤差を吸収するように微調節を行うことができ、電動ベッド1の安定動作を確保することができる。
また、請求項に係る電動ベッド1にあっては、請求項1乃至のいずれか一項において、脚部4と補助脚部5とを平面視で隙間sを介在させて回転自在に枢支させたことを特徴とする。これによると、脚部4に沿わせて配電線などの電線を配線させた場合に、脚部4と補助脚部5とが回動して重なる状態になっても、上記電線を脚部4と補助脚部5との隙間sに逃すことができ、つまり電線を脚部4と補助脚部5とで噛み込んでしまう恐れを無くすることができ、電動ベッド1の安定動作を確保することができる。
本発明にあっては、脚部と上枠部とのスペースに上枠部用アクチュエータを配置するという低床化を阻害してしまう構造を回避し、電動ベッドの低床化(上枠部の低位置化)を図り得る、という利点を有する
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本例の電動ベッド1は、図1乃至4のように、ベッド床板3を載設する水平な上枠部2を有しており、ベッド床板3は床板起倒機構によって起倒可能にされており、上枠部2は上枠部上下機構によって設置面Aの上方で水平状態を維持しつつ上下位置が可変にされている。
上枠部2は図5のように平面視で前後に長く左右に短い矩形状に組み付けられた金属製の枠体であり、図3のように上枠部2の前半部に背用ベッド床板3aが載設されると共に後半部に脚用ベッド床板3bが載設されている。また、上枠部上下機構は上枠部2の前後部位に一対設けられており、上枠部2の前後部位を電動ベッド1の設置面Aから持ち上げるように支持している。
上枠部上下機構は、上枠部2を設置面Aの上方位置に支持するための脚部4と、上枠部2と脚部4とに渡される補助脚部5と、上枠部2の上下移動のために伸縮駆動される上枠部用アクチュエータ6とを備えている。ここで、脚部4の上端には上枠部2に沿わせて平行に摺動させる摺動部7が設けられ、補助脚部5の一端は上枠部2に回転自在に枢支されると共に他端は脚部4に回転自在に枢支してあり、上枠部用アクチュエータ6の基端は上枠部2に取り付けられると共に先端は上記摺動部7に回転自在に枢支してある。
図1は脚部4が上枠部2に沿うように畳まれて上枠部2が最低位置に位置した状態である。この状態から上枠部用アクチュエータ6を伸張させると、伸張する上枠部用アクチュエータ6の先端で押された脚部4は、補助脚部5で一点支持がされつつ、摺動部7を補助脚部5の上枠部2への枢支点に近づけるようにスライドさせるのであり、その結果、脚部4は上枠部2に対して垂直に近づくように傾斜していくのであって、図2のように脚部4で持ち上げられた上枠部2は設置面Aから所定高さに位置されるようになる。
このように、本例の電動ベッド1では、従来のように上枠部用アクチュエータ6を脚部4と上枠部2とのスペースSに配置させるものではなく、上枠部用アクチュエータ6を上枠部2の下面に沿わせるように配置することができたものである。そのため、上枠部2の所定の上下動作量を確保するためにロッド14の所定伸縮量を備えて所定の長さを必要とする上枠部用アクチュエータ6の配置にあたっては、従来のような脚部4と上枠部2との限られたスペースSに配置する制約も無く、配置スペースをとることに制約の小さい上枠部2の下面部に上枠部用アクチュエータ6を容易に配置することができたものである。すなわち、本例の電動ベッド1では、従来のような脚部4と上枠部2とのスペースSに上枠部用アクチュエータ6を配置するといった低床化を阻害してしまう構造を回避することができたものであるから、脚部4の長さや上枠部用アクチュエータ6の伸縮量や上枠部2への取り付け角度の最適化を図って、電動ベッド1の低床化(上枠部2の低位置化)を図ることができたものである(図1)。
また、上枠部2には電動ベッド1の駆動制御を行わせる制御ボックス8(図4)が取り付けられ、制御ボックス8と上枠部用アクチュエータ6の基端とは制御線や給電線が接続される。上枠部用アクチュエータ6の基端は制御ボックス8と同様に上枠部2に取り付けられるから、上枠部2の上下移動によって制御ボックス8と上枠部用アクチュエータ6との距離が変わることがない。しかして、上枠部2の上下移動により制御線や給電線が引っ張られて接続不良が生じてしまう恐れも回避されている。更に言うと、制御ボックス8からはベッド床板3上に載った使用者が操作をするための別体の操作器に接続する制御線が延出されることもあるが、制御ボックス8や操作器は上枠部2と一緒に上下に移動するのであって制御ボックス8と操作器との距離は上枠部2の上下移動によっても不変であるから、制御ボックス8から操作器に至る制御線が上枠部2の上下移動によって伸びたりして張力負荷がかかって制御線が操作器や制御ボックス8から抜けたり等の接続不良が引き起こされるという恐れも回避できるようにされている。
詳しくは、本例の上枠部用アクチュエータ6はその基端を上枠部2から下方へ垂設させた垂下片9に回転自在に枢支させている。上枠部用アクチュエータ6の先端は叙述のように上枠部2に沿わせて摺動させる摺動部7に回転自在に枢支させているので、上枠部用アクチュエータ6は先端程上方に傾いた状態で配置されている。つまり、上枠部用アクチュエータ6の伸縮方向を脚部4に対して垂直に近づけるようにでき、摺動部7を上枠部2に滑らせながら行われる脚部4の回動に対して上枠部用アクチュエータ6の伸縮力を効率よく使用できるようにされており、上枠部2の上下移動をスムーズに行わせることが可能にされている。
また、補助脚部5の一端は脚部4における全長を2分する位置に連結されると共に、補助脚部5の長さ寸法は脚部4の全長の半分と同長さに形成されている。つまり、補助脚部5の枢支点を境にした脚部4の上部部位と下部部位、及び補助脚部5の長さが同等になるようにされている。しかして、補助脚部5と脚部4の上部部位と上枠部2とでできる第1三角形と、補助脚部5と脚部4の下部部位と補助脚部5の上枠部2の枢支点と脚部4の下端点とを結ぶ線とでできる第2三角形とが、それぞれ底角がα、βの2等辺三角形になる(図2)。また、側面視で補助脚部5の上枠部2の枢支点の鉛直下方に脚部4の下端が位置するようにされており、上記底角α、βは加算すると90°になっている。以上のような位置関係によって、上枠部用アクチュエータ6を駆動させて脚部4を畳ませた際には、第1三角形と第2三角形とは底角α、βの角度は変化するもののそれぞれ2等辺三角形状であることは維持されると共に底角α、βを加算すると90°になる関係は有し続けるので、脚部4の下端を上下方向のみに移動させることができたものである。したがって、上枠部2の上下移動によっても電動ベッド1に不要な前後動が生じることを回避でき、電動ベッド1の設置面Aへの安定載置が可能にされている。
また、脚部4と補助脚部5とは、平面視で隙間sを介在させて回転自在に枢支されている。脚部4と補助脚部5の各上端は上枠部2に平面視で幅方向にずらすように接続されていて上記隙間sの形成がされているのであるが、脚部4と補助脚部5との回転自在の連結は、図6のように、脚部4や補助脚部5に幅方向に貫通して連通させた各貫通孔4a,5aにそれぞれ金属製のスリーブ10が対向するように嵌挿され、これらスリーブ10に一本のボルト等の締結具11を挿通して締結することで強固に行われており、外力負荷などで脚部4と補助脚部5とが近接した場合には、脚部4や補助脚部5からその対向方向に突出するスリーブ10の先端同士が当接することでそれ以上は脚部4と補助脚部5とが近接せず、つまり上記隙間sの確保がなされている。脚部4に沿わせて配電線などの電線を配線させることもあるが、この場合、脚部4と補助脚部5とが回動して重なる状態になっても、上記電線を脚部4と補助脚部5との隙間sに逃すことができ、つまり電線を脚部4と補助脚部5とで噛み込んでしまう恐れを無くすることができるから、電動ベッド1の安定動作の確保が図られている。なお、スリーブ10の突出先端同士は通常では非接触であり、脚部4と補助脚部5との回転動作を阻害しないようにしてある。
また、本例の電動ベッド1においては、一対の上枠部上下機構が側面視で対称となるように電動ベッド1に対して配置されている。脚部4は上側部位ほど上枠部2の前後中央部側に位置されており、補助脚部5は上側部位ほど上枠部2における前後端部側に位置されており、上枠部用アクチュエータ6は伸張した先端で摺動部7を前後端部側に押してスライド可能にしている。すなわち、上枠部用アクチュエータ6は上枠部上下機構のうちでも電動ベッド1の前後中央側に配置される構成部位であるが、図4のように一対の上枠部上下機構の各上枠部用アクチュエータ6は互い違いの状態で電動ベッド1の幅方向に並べて配置してある。しかして、一対の上枠部用アクチュエータ6を平面視で互いに干渉させないようにして効率よく配置させているのであり、電動ベッド1の前後長さを必要以上に長く形成させることを回避でき、電動ベッド1の小型化が図られている。
なお、摺動部7は脚部4の上端に枢支して回転可能にされたローラ7aで構成されている。上枠部2の下面には前後に伸びる断面リップ片付コ字状のレール材12が配置されており、ローラ7aはレール材12に収容された状態で電動ベッド1の前後方向に走行自在に取り付けられている。また、上枠部用アクチュエータ6は基端部のシリンダ13から先端方向にロッド14を突出自在にして構成されている。上枠部用アクチュエータ6の先端であるロッド14の先端部はローラ7aに回転自在に枢支させている。詳しくは、図7のようにロッド14の先端部には切込み19が形成されると共に切込み19を経て軸孔20が水平方向に穿設され、軸支孔21を形成した脚部4の端部を切込み19に挿入し、連通させた軸孔20と軸支孔21とに軸棒22が挿通され、軸棒22の両端にそれぞれローラ7aが回転自在に軸支されている。
ここで、枢支した上枠部用アクチュエータ6の先端とローラ7aとの間には上下左右への遊びが備えられている。脚部4を回転させるように上枠部用アクチュエータ6で力を加えた際に突発的に機械的な抵抗が生じることもあるが、この抵抗を上記遊びで吸収することができ、上枠部2の上下移動動作を安定化できる。本例では上記遊びは軸孔20に軸棒22が遊挿されることで形成されている。
上記並設した各上枠部用アクチュエータ6は上枠部2の前後方向及び幅方向の中央域に配置されており、その幅方向の外側部位には、図4のように床板起倒機構を構成する背用ベッド床板3aを起倒させるための背床板用アクチュエータ15と、脚用ベッド床板3bを起倒させる脚床板用アクチュエータ16とが配置されている。ここで、各アクチュエータ6,15,16は平面視で上枠部2内に収まるように配置されており、つまり、平面視で上枠部2の外方に各アクチュエータ6,15,16が飛び出して突起状部位を形成してしまうことが回避されており、電動ベッド1の外観の向上は勿論のこと、電動ベッド1の使用者が突起状部位に身体の一部を引っ掛けてしまう恐れも無くすることができて電動ベッド1の安全性も確保されている。
各アクチュエータ6,15,16はロッド14をシリンダ13から突出自在にして構成されており、シリンダ13に対するロッド14の基本の先端位置を調節する調節機構をそれぞれ備えている。しかして、電動ベッド1の構成部品の製造誤差や電動ベッド1に組立誤差が存在しても、調節機構によって各アクチュエータ6,15,16の取り付け時に上記誤差を吸収するように微調節を行うことができ、電動ベッド1の安定動作の確保可能にされている。本例の調節機構としては手動で回転させることで長さ調節可能なロッド14によって構成されている。
また、本例の電動ベッド1においては、前後端に設置面Aに接地する接地部17を設けた下部枠18を有しており、各脚部4の下端が下部枠18に対して回転自在に枢支されている。なお、接地部17としては設置面Aに転動自在に載置するキャスター17aで構成されており、また、下部枠18は上下移動する上枠部2と干渉しないように平面視でずらして位置されている。上述のように畳み動作の際の脚部4の下端は上下方向にのみ移動するから、畳み動作の際に脚部4の下端から水平方向に下部枠18に力がかかることは無く、一対の上枠部上下機構の各脚部4を下部枠18で連結させてもストレスがかかることはない。下部枠18を設けたことによると、電動ベッド1の剛性強度を高めたり、電動ベッド1に物がぶつかるなどへの耐衝撃性を向上させることができる。なお、本例の電動ベッドは特に図示はしないが、一対の上枠部上下機構における一方の脚部4を畳んだ状態にすると共に他方の脚部4を立てた(畳まない)状態にして、上枠部2の前後の一方のみが高位置に位置するように上枠部2に勾配をつけた状態にもできるのは、言うまでもない。
本発明の実施の形態の例の脚部を畳んだ状態の電動ベッドの一部透視斜視図である。 同上の脚部を立てた(畳まない)状態の電動ベッドの一部透視斜視図である。 同上の電動ベッドの上面図である。 同上の電動ベッドの下面図である。 同上の上枠部の斜視図である。 同上の脚部と補助脚部との枢支部位の拡大平面図である。 同上の摺動部と上枠部との摺動部位の拡大平面図である。 従来技術の例の電動ベッドであり、(a)は脚部を畳んだ状態の側面図であり、(b)は脚部を立てた状態の側面図である。
符号の説明
1 電動ベッド
2 上枠部
3 ベッド床板
4 脚部
5 補助脚部
6 上枠部用アクチュエータ
7 摺動部
9 垂下片
13 シリンダ
14 ロッド
15 背床板用アクチュエータ
16 脚床板用アクチュエータ
s 隙間

Claims (6)

  1. ベッド床板を載設する上枠部と、上枠部を設置面の上方位置に支持するための脚部と、上枠部と脚部とに渡される補助脚部と、上枠部の上下移動のために伸縮駆動される上枠部用アクチュエータと、上枠部に沿わせて上枠部内を平行に摺動させる摺動部とを備えて成る電動ベッドであって、
    脚部と補助脚部と上枠部用アクチュエータと摺動部とを、電動ベッドの長手方向の前側と後側とに側面視で対称となるように一対設け、
    一対の脚部は上側部位ほど上枠部の前後中央部側に位置する姿勢で、その上端が摺動部に枢支され、一対の補助脚部は、その一端が上枠部の前後端部に枢支されると共にその他端が脚部に回転自在に枢支され、
    一対の上枠部用アクチュエータは、上枠部の前後中央部から下方に突出する一対の垂下片にその基端が枢支されると共に、上枠部内の上記摺動部にその先端が枢支されることで、上枠部の前後中央部に、先端側程上方に位置するように傾いて配置され、一対の上枠部用アクチュエータが側面視で斜めに交差するように電動ベッドの幅方向に並べて配置されることを特徴とする電動ベッド。
  2. 補助脚部の一端を脚部における全長を2分する位置に連結すると共に、補助脚部の長さ寸法を脚部の全長の半分と同長さに形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動ベッド。
  3. 枢支した上枠部用アクチュエータの先端と摺動部との間に、上下左右への遊びを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電動ベッド。
  4. 平面視で上枠部内に、一対の上枠部用アクチュエータと、背用ベッド床板を起倒させる背床板用アクチュエータと、脚用ベッド床板を起倒させる脚床板用アクチュエータとを、収めて配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動ベッド。
  5. ロッドをシリンダから突出自在にして各アクチュエータを構成すると共に、各アクチュエータにシリンダに対するロッドの基本の先端位置を調節する調節機構を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電動ベッド。
  6. 脚部と補助脚部とを平面視で隙間を介在させて回転自在に枢支させたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電動ベッド
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