JP4893133B2 - リターンチューブ、及びボールねじ - Google Patents

リターンチューブ、及びボールねじ Download PDF

Info

Publication number
JP4893133B2
JP4893133B2 JP2006196970A JP2006196970A JP4893133B2 JP 4893133 B2 JP4893133 B2 JP 4893133B2 JP 2006196970 A JP2006196970 A JP 2006196970A JP 2006196970 A JP2006196970 A JP 2006196970A JP 4893133 B2 JP4893133 B2 JP 4893133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tongue
tongue portion
ball
return tube
ball screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006196970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007211969A (ja
JP2007211969A5 (ja
Inventor
将人 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=38490592&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4893133(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006196970A priority Critical patent/JP4893133B2/ja
Publication of JP2007211969A publication Critical patent/JP2007211969A/ja
Publication of JP2007211969A5 publication Critical patent/JP2007211969A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893133B2 publication Critical patent/JP4893133B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、ボールねじ内に形成された螺旋状通路からボールをすくい上げるタング部を備えたリターンチューブ、及び前記リターンチューブを備えたボールねじに関する。
従来、ボールねじとしては、例えば、断面半円状のねじ溝を有して軸方向に伸びているねじ軸と、そのねじ軸のねじ溝に対向する断面半円状のねじ溝を有し、前記ねじ軸に嵌合されたボールナットと、それら両ねじ溝間に挿入された複数の鋼球と、を含んで構成され、複数の鋼球を介してボールナットがねじ軸の軸方向に相対移動可能としたものがある。
このようなボールねじにあっては、ボールナットの肉厚部に、前記ねじ溝による螺旋状通路に接線方向から連通するとともにねじ軸を跨いで一対をなしボールナット外部に開口する循環穴と、それら循環穴を連結するU字型のリターンチューブと、を含んで構成され、ボールナットの相対移動につれて、鋼球も螺旋状通路内及びリターンチューブ内を転動しつつ移動して無限循環し、ボールナットが継続して移動できるようになっている。
また、リターンチューブには、螺旋状通路を転動する鋼球をリターンチューブ内に滑らかに導くために、転動する鋼球をすくい上げるタング部が端部に形成されている。
ところで、このようなボールねじにあっては、鋼球がタング部に繰返衝突することで、タング部の根元部分に応力集中が発生してタング部が破損する恐れがあった。
そのため、通常、鋼球が衝突する際の衝撃力によってタング部が破損することを防ぐために、タング部の根元の隅はR形状に形成して強度を向上するようになっている。
また、例えば、さらなる強度の向上のために、タング部を燒結金属の成型品とし、且つ、タング部の下部裏側の肉厚を増したものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平10―196654号公報
しかしながら、上記のように、タング部の根元をR形状に形成するだけでは、ボールナットの移動速度が増し、衝撃力が大きくなると、タング部が破損する恐れがあった。
また、上記特許文献1記載の従来の技術にあっては、ボールねじのロット数量が少ない場合には、リターンチューブの金型代がかさむため、コスト高となる恐れがあった。
本発明は、上記従来の技術の未解決の課題を解決することを目的とするものであって、タング部の強度を容易に向上可能なリターンチューブ、及び前記リターンチューブを備えたボールねじを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明者は、図9に示すように、タング部根元の隅がR形状とされた従来のリターンチューブに対してFEM(finite-element method)応力解析を行った。そして、R形状部分の内径側縁部(リターンチューブの内径側の端部、ボールと接触する側の端部)の応力が高くなっており、タング部に衝撃力が作用すると、前記内径部が破損の起点となることを発見し、今回の発明にいたった。
即ち、本発明のリターンチューブは、ボールねじ内に形成された螺旋状通路からボールをすくい上げるタング部を備えたリターンチューブであって、前記タング部は、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分の内径側縁部が面取りされ、前記タング部は、前記R形状とされた部分の内径側縁部がチューブ肉厚の20〜50%で面取りされていることを特徴とする。
のような構成によれば、ボールナットの移動速度が速くなり、タング部へのボールの衝突速度が増した場合に、タング部の根元の隅における応力集中を抑制することができ、その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部の強度を向上する方法に比べ、タング部の強度を容易に向上することができる。
また、本願発明者は、図9に示すように、R形状部分の内径側縁部において、ボールと接触する側(B)よりもタング部の側面側(C)のほうが応力集中している領域が広く、表面粗さの影響を大きく受けやすいことを発見し、今回の発明にいたった。
さらに、前記タング部は、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを算術平均粗さで0.2μmより大きく且つ10μmより小さいものとしてもよい。
また、本発明のリターンチューブは、ボールねじ内に形成された螺旋状通路からボールをすくい上げるタング部を備えたリターンチューブであって、前記タング部は、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す算術平均粗さが0.2μmより大きく且つ10μmより小さくなっていることを特徴とする。
このような構成によれば、表面粗さが小さいほど疲労強度を向上できるので、例えば、ボールナットの移動速度が速くなり、タング部へのボールの衝突速度が増したとしても、タング部の根元部分の側面部分、つまり、応力集中を広範に生じている部分の強度を増すことができる。その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部の強度を向上する方法に比べ、タング部の強度を容易に向上することができる。
さらに、前記タング部は、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す最大高さが1μmより大きく且つ20μmより小さいものとしてもよい。
また、ボールねじ内に形成された螺旋状通路からボールをすくい上げるタング部を備えたリターンチューブであって、前記タング部は、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す最大高さが1μmより大きく且つ20μmより小さいものとしてもよい。
このような構成によれば、応力集中の原因となる切り欠き効果を生じさせるクラック状の加工跡を防止でき、例えば、ボールナットの移動速度が速くなり、タング部へのボールの衝突速度が増したとしても、タング部の根元部分の側面部分、つまり、応力集中を広範に生じている部分で切り欠き効果を防止することができる。その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部の強度を向上する方法に比べ、タング部の強度を容易に向上することができる。
以下、本発明のリターンチューブを適用したボールねじを図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<ボールねじの構成>
図1は、本実施形態のボールねじの概略構成を破断して示す側面図である。この図1に示すように、ボールねじ1は、断面半円状のねじ溝2aを有して軸方向に伸びているねじ軸2と、そのねじ軸2のねじ溝2aに対向する断面半円状のねじ溝3aを有し、ねじ軸2に嵌合されたボールナット3と、それら両ねじ溝間に挿入された複数の鋼球4と、を含んで構成される。そして、ボールねじ1は、複数の鋼球4を介してボールナット3がねじ軸2の軸方向に相対移動可能となっている。
また、ボールねじ1は、ボールナット3の肉厚部に、ねじ溝2a、3aによる螺旋状通路5に接線方向から連通するとともにねじ軸2を跨いで一対をなしボールナット3外部に開口する循環穴6と、それら循環穴6を連結するU字型のリターンチューブ7と、を含んで構成される。そして、ボールねじ1は、ボールナット3の相対移動につれて、鋼球4も螺旋状通路5内及びリターンチューブ7内を転動しつつ移動して無限循環し、ボールナット3が継続して移動できるようになっている。
また、リターンチューブ7には、螺旋状通路5を転動する鋼球4をリターンチューブ7内に導くために、転動する鋼球4をすくい上げるタング部8が端部に形成されている。また、タング部8は、図2に示すように、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分から先端まで内径側縁部(リターンチューブ7の内径側の端部、鋼球4と接触する側の端部)8aがR面取りされている。
なお、本実施形態では、R形状とされた部分(隅R)からタング部8先端まで内径側縁部8a全域を面取りする例を示したが、これに限られるものではない。例えば、応力が集中する根元部のみを面取りするようにしてもよい。ちなみに、全域に面取りする方法にあっては、根元部のみを面取りする方法に比べ、加工が容易となる。
また、内径側縁部8aをR面取りする例を示したが、これに限られるものではない。例えば、図3に示すように、C面取りするようにしてもよい。
このように、本実施形態のボールねじ1にあっては、タング部8の根元の隅をR形状に形成し、そのR形状とされた部分から先端までタング部8の内径側縁部8aを面取りした。そのため、ボールナット3の移動速度が速くなり、タング部8への鋼球4の衝突速度が増したとしても、タング部8の根元部分における応力集中を抑制することができる。その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部8の強度を向上する方法に比べ、タング部8の強度を容易に向上することができる。
また、本実施形態のボールねじ1を搬送や精密位置決め等に用いることで、早送り速度向上及び加工サイクルタイムの低減を図ることができる。
<実施例>
次に、面取りを行っていない従来のタング部8と、面取りを行った上記実施形態のタング部8とにFEM応力解析を行った解析結果を、図面に基づいて説明する。
図4は、リターンチューブ7のタング部8に一定の加重を加えたときに生じた応力分布の解析結果であって、(a)は面取りを行っていない従来のタング部8の応力分布図であり、(b)は面取りを行った上記実施形態のタング部8の応力分布図である。
この応力分布図によれば、面取を行っていない従来のタング部8は内径側縁部8aに応力が集中しているのに比べ、面取を行った本実施形態のタング部8にあっては内径側縁部8aの周囲に応力が分散しており、応力集中が抑制されていることがわかる。
また、図5は、面取りを行っていない従来のタング部8のモデルと、R面取りを行った4種類のタング部8のモデル(半径0.07t、0.21t、0.36t、0.50t(t=チューブ肉厚)の面取りを施したモデル)それぞれとの最大発生応力の応力比(面取りを行っていない従来のタング部8の最大発生応力を「1」としたときの比)を示すグラフである。
このグラフによれば、面取り量が大きくなるにつれて応力比は減少し、0.2t以上で期待する効果が得られているが、ある程度以上になると応力低下率が減少し、応力低下がサチレートしていることから、0.2t〜0.5tが好ましいことがわかる。
<第2実施形態>
次に、本発明のリターンチューブの第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この第2実施形態は、タング部8の根元の隅の内径縁部に面取りを行うことに代え、当該部分及びタング部8の側面部の表面粗さを示す算術平均粗さを小さくすることで、タング8の強度を向上するようにした点が前記第1実施形態と異なる。
具体的には、第2実施形態では、タング部8は、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す算術平均粗さが0.2μmより大きく且つ10μmより小さく形成されている。
なお、タング部8の表面粗さを小さくする方法としては、タング部8の形成に用いるボールエンドミルの回転速度を上げる方法、切り込み量を減らす方法、砥石等を先端に付けたハンドグラインダーで最終仕上げを行う方法等を挙げることができる。なお、ハンドグラインダーで最終仕上げを行う場合には、ゴム製砥石を用いると簡単に加工できる。
このように、本実施形態のボールねじ1にあっては、タング部8の根元の隅をR形状に形成し、そのR形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを算術平均粗さで0.2μmより大きく且つ10μmより小さく形成した。そのため、表面粗さが小さいほど疲労強度を向上できるので、例えば、ボールナット3の移動速度が速くなり、タング部8への鋼球4の衝突速度が増したとしても、タング部8の根元部分の側面部分、つまり、応力集中を広範に生じている部分の強度を増すことができる。その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部8の強度を向上する方法に比べ、タング部8の強度を容易に向上することができる。
また、例えば、タング部8全体の表面粗さを小さくすることで、タング部8の強度を向上する方法や表面粗さを算術平均粗さで0.2以下とすることで、タング部8の強度を向上する方法に比べ、タング部8の強度をより容易に向上することができる。
<実施例>
次に、R形状とされた根元の隅及び側面部分の表面粗さを示す算術平均粗さを小さくした上記実施形態のタング部8に繰返荷重をかけた試験結果、図面に基づいて説明する。
図6は、タング部8のR形状とされた根元の隅及び側面部分の算術平均粗さが異なる9種類のタング部8(算術平均表面粗さRaが20、10、5、2、1、0.5、0.2、0.1、0.005μmのタング部8、評価数n=5)に繰返荷重をかける試験を行い、タング部8が107回以内に疲労破壊したときの荷重の平均を示すグラフである。
なお、図6では、前記疲労破壊したときの荷重の平均(耐荷重)を、最大粗さRa=20における耐荷重で除してなる耐荷重比で表す。
このグラフによれば、算術平均表面粗さRaが小さくなるにつれて耐荷重比は大きくなり、10μmよりも小さい範囲で大きな効果が得られているが、ある程度以下(0.2μm以下)となると耐荷重比の増加率が減少し、耐荷重比の増加がサチレートしていることから、0.2μm〜10μmが好ましいことがわかる。
<第3実施形態>
次に、本発明のリターンチューブの第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この第3実施形態は、タング部8の根元の隅の内径縁部に面取りを行うことに代え、当該部分及びタング部8の側面部の表面粗さを示す最大高さを小さくすることで、タング8の強度を向上するようにした点が前記第1実施形態と異なる。
具体的には、第3実施形態では、タング部8は、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す最大高さが1μmより大きく且つ20μmより小さく形成されている。
このように、本実施形態のボールねじ1にあっては、タング部8の根元の隅をR形状に形成し、そのR形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを最大高さで1μmより大きく且つ20μmより小さく形成した。そのため、応力集中の原因となる切り欠き効果を生じさせるクラック状の加工跡を防止でき、例えば、ボールナット3の移動速度が速くなり、タング部8への鋼球4の衝突速度が増したとしても、タング部8の根元部分の側面部分、つまり、応力集中を広範に生じている部分で切り欠き効果を防止することができる。その結果、例えば、材質を変えたり肉厚を増したりすることで、タング部8の強度を向上する方法に比べ、タング部8の強度を容易に向上することができる。
また、例えば、タング部8全体の表面粗さを小さくすることで、タング部8の強度を向上する方法や最大高さで1μm以下とすることで、タング部8の強度を向上する方法に比べ、タング部8の強度をより容易に向上することができる。
<実施例>
次に、R形状とされた根元の隅及び側面部分の表面粗さを示す最大高さを小さくした上記実施形態のタング部8に繰返荷重をかけた試験結果、図面に基づいて説明する。
図7は、タング部8のR形状とされた根元の隅及び側面部分の最大高さが異なる9種類のタング部8(最大高さRzが100、50、20、10、5、2、1、0.5、0.2μmのタング部8、評価数n=5)に繰返荷重をかける試験を行い、タング部8が107回以内に疲労破壊したときの荷重の平均を示すグラフである。
なお、図7では、前記疲労破壊したときの荷重の平均(耐荷重)を、最大粗さRz=100における耐荷重で除してなる耐荷重比で表す。
このグラフによれば、最大高さRzが小さくなるにつれて耐荷重比は大きくなり、20μmよりも小さい範囲で大きな効果が得られているが、ある程度以下(1.0μm以下)となると耐荷重比の増加率が減少し、耐荷重比の増加がサチレートしていることから、1.0μm〜20μmが好ましいことがわかる。
なお、本発明のリターンチューブは、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記実施形態では、根元の隅をR形状に形成し、そのR形状とされた部分の内径側縁部を面取りする方法(第1の方法)、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを算術平均粗さで0.2μmより大きく且つ10μmより小さくする方法(第2の方法)、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す最大高さが1μmより大きく且つ20μmより小さくする方法(第3の方法)をそれぞれ個別に行う例を示した。ここで、第1の方法は必須で必ず行う必要があるが、第2の方法と第3の方法は任意である。例えば、第1の方法と第2の方法を同時に行ってもよいし、第1の方法と第3の方法とを同時に行ってもよいし、第1の方法のみでもよい。また、第1の方法と第2の方法と第3の方法とを同時に行ってもよい。
本発明のリターンチューブを適用したボールねじの一実施形態を示す構成図である。 図1のタング部を拡大して示す要部拡大図である。 図2のタング部の変形例を説明する説明図である。 従来のタング部及び図1のタング部に作用する応力を示す応力分布図である。 タング部の面取比とタング部に作用する応力比との関係を示すグラフである。 タング部の算術平均粗さとタング部が疲労破壊したときの耐荷重比との関係を示すテーブル及びグラフである。 タング部の最大高さとタング部が疲労破壊したときの耐荷重比との関係を示すテーブル及びグラフである。 従来のリターンチューブのFEM応力解析の解析結果を示す応力分布図である。 従来のリターンチューブのFEM応力解析の解析結果を示す応力分布図である。
符号の説明
1はボールねじ、2はネジ軸、2aはねじ溝、3はボールナット、3aはねじ溝、4は鋼球、5は螺旋状通路、6は循環穴、7はリターンチューブ、8はタング部、8aは内径側縁部

Claims (4)

  1. ボールねじ内に形成された螺旋状通路からボールをすくい上げるタング部を備えたリターンチューブであって、
    前記タング部は、根元の隅がR形状に形成され、そのR形状とされた部分の内径側縁部が面取りされ
    前記タング部は、前記R形状とされた部分の内径側縁部がチューブ肉厚の20〜50%で面取りされていることを特徴とするリターンチューブ。
  2. 前記タング部は、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す算術平均粗さが0.2μmより大きく且つ10μmより小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載のリターンチューブ。
  3. 前記タング部は、前記R形状とされた部分及び側面部分の表面粗さを示す最大高さが1μmより大きく且つ20μmより小さくなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリターンチューブ。
  4. 前記請求項1から3のいずれか1項に記載のリターンチューブを備えたボールねじ
JP2006196970A 2006-01-13 2006-07-19 リターンチューブ、及びボールねじ Active JP4893133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196970A JP4893133B2 (ja) 2006-01-13 2006-07-19 リターンチューブ、及びボールねじ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006376 2006-01-13
JP2006006376 2006-01-13
JP2006196970A JP4893133B2 (ja) 2006-01-13 2006-07-19 リターンチューブ、及びボールねじ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007211969A JP2007211969A (ja) 2007-08-23
JP2007211969A5 JP2007211969A5 (ja) 2009-09-03
JP4893133B2 true JP4893133B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38490592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006196970A Active JP4893133B2 (ja) 2006-01-13 2006-07-19 リターンチューブ、及びボールねじ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893133B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6130182B2 (ja) * 2013-03-26 2017-05-17 日東電工株式会社 通気部材
JP6399218B2 (ja) * 2015-05-11 2018-10-03 日本精工株式会社 直動案内装置
JP6668652B2 (ja) * 2015-09-18 2020-03-18 日本精工株式会社 直動案内装置、直動案内装置用エンドキャップ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3728886B2 (ja) * 1997-08-14 2005-12-21 日本精工株式会社 ボールねじ
JP2003269568A (ja) * 2002-03-14 2003-09-25 Nsk Ltd 直動装置
JP3821030B2 (ja) * 2002-03-19 2006-09-13 日本精工株式会社 ボールねじ装置
JP2004257426A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Nsk Ltd ボールねじ
JP2005083520A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Nsk Ltd ボールねじ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007211969A (ja) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5569592B2 (ja) ボールねじ
JP4893133B2 (ja) リターンチューブ、及びボールねじ
US20060121833A1 (en) Linear motion apparatus and method for manufacturing thereof
JP5037323B2 (ja) ボールねじ装置
JP2009156279A (ja) ボールねじ
JP5178889B2 (ja) ボールねじ
JP2008202672A (ja) ボールねじ及びその製造方法
JP2017078439A (ja) ボールねじ
JP2005106234A (ja) 円錐ころ軸受と円錐ころ加工方法
KR101062584B1 (ko) 관의 드로잉 가공용 플러그 및 이것을 이용한 관의 제조 방법
JP6970454B2 (ja) ベアリング装置
JP2007285379A (ja) ボールねじ装置及びボールねじ用ボール循環部材の製造方法
JP2005083519A (ja) ボールねじ装置
JP5387336B2 (ja) ボール循環チューブ及びボールねじ
JP2004308856A (ja) ボールねじ
JP3997743B2 (ja) ボールねじ装置
JP2006125580A (ja) ボールねじ装置
JP2008038920A (ja) ボールねじ装置
JP2002021967A (ja) ボールねじの循環構造
JP5891588B2 (ja) ボールねじ
JP2006105298A (ja) ボールねじ
JP2004257426A (ja) ボールねじ
CN118057038A (zh) 轴承
JP2005054900A (ja) 転がり直動装置
JP2005351340A (ja) ボールねじ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4893133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157