JP4892280B2 - 受信装置及び適応アルゴリズム制御方法 - Google Patents

受信装置及び適応アルゴリズム制御方法 Download PDF

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Description

本発明は受信装置及び適応アルゴリズム制御方法に関し、特に、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用するための技術に関する。
無線信号の受信には、複数のアンテナ素子からなるアレイアンテナが用いられることがある。一般に、アレイアンテナを用いて無線信号を受信する場合、アンテナ素子数が多いほど受信品質がよくなる。アレイアンテナでは、アンテナ数が増すほどアレイ重み計算の自由度が増し、複雑な伝播環境に対応できるようになるためである。
アレイアンテナにおける無線信号の受信は、所定の適応アルゴリズムを利用して行われる。この適応アルゴリズムには様々な種類があるが、代表的なものとしては、既知信号を利用し、所望波の受信を最適化するもの(ここでは、所望波最適型適応アルゴリズムという。)と、受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧するもの(ここでは、空間成分抑圧型適応アルゴリズムという。)がある。所望波最適型適応アルゴリズムの具体的な例としては、MMSE(Minimum Mean Square Error:最小2乗誤差法)が挙げられる。また、空間成分抑圧型適応アルゴリズムの具体的な例としては、PI(Power Inversion:パワーインバージョン)が挙げられる。
なお、特許文献1には、複数の所望波最適型適応アルゴリズムを切り替えつつ使用する技術が開示されている。
特開平09−205316号公報
ところで、所望波最適型適応アルゴリズムは、受信波に強入力の妨害波が含まれていると、適切に最適化できない場合がある。一方、空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、所望波を最適化するのではなく、空間成分の電力に応じて空間成分を抑圧しているにすぎないので、所望波を抑圧してしまう場合がある。このように、両適応アルゴリズムには、それぞれ欠点があり、欠点を補う形で併用することが望まれる。
従って、本発明の課題の一つは、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用することを可能とする受信装置及び適応アルゴリズム制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる受信装置は、複数のアンテナ素子から構成されるアレイアンテナを備える受信装置であって、前記各アンテナ素子に到来する受信波を、適応アルゴリズムを使用して適応制御する適応制御部と、前記受信波に含まれる不要波の電力レベルを示す不要波電力情報と、前記受信波から取得される、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報と、に応じて、前記適応制御部が使用する適応アルゴリズムを、前記受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムに変更する使用適応アルゴリズム変更部と、を含み、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、前記アンテナ素子の数に応じた数の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムであり、前記適応制御部が前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用するか否かに応じて、前記受信波を受信する前記アンテナ素子の数を制御するアンテナ素子数制御部をさらに含むことを特徴とする。
これによれば、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用することが可能となる。
また、上記受信装置において、前記所望波電力情報取得部は、前記所望波最適型適応アルゴリズムにより最適化した所望波を用いて、前記所望波電力情報を取得する、こととしてもよい。
これによれば、所望波最適型適応アルゴリズムにより最適化した所望波の電力レベルを、所望波電力情報として用いることができる。
また、上記受信装置において、前記所望波電力情報取得部は、前記各アンテナ素子に到来する受信波を用いて、前記所望波電力情報を取得する、こととしてもよい。
これによれば、所望波最適型適応アルゴリズムによる適応制御を行うか否かにかかわらず、所望波電力情報を取得することができる。
また、上記各受信装置において、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、最大電力のものを抑圧する適応アルゴリズムであり、前記使用適応アルゴリズム変更部は、前記不要波電力情報取得部により取得される不要波電力情報により示される電力レベルの、前記所望波電力情報取得手段により取得される所望波電力情報により示される電力レベルに対する比率が所定値より大きい場合に、前記適応制御部に、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用させる、こととしてもよい。
このようにしても、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用することが可能となる。
さらに、上記受信装置において、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、電力の大きいものから順に該受信波を受信する前記アンテナ素子の数に応じた数の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムであり、当該受信装置は、前記適応制御部が前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用するか否かに応じて、前記受信波を受信する前記アンテナ素子の数を制御するアンテナ素子数制御部、をさらに含む、こととしてもよい。
これによれば、アンテナ素子数に応じた数の空間成分を抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用しても、所望波が抑圧されてしまうことがないようにすることができる。
また、本発明にかかる適応アルゴリズム制御方法は、複数のアンテナ素子から構成されるアレイアンテナを備える受信装置において使用される適応アルゴリズムを制御するための適応アルゴリズム制御方法であって、前記各アンテナ素子に到来する受信波を、適応アルゴリズムを使用して適応制御する適応制御ステップと、前記受信波に含まれる不要波の電力レベルを示す不要波電力情報と、前記受信波から取得される、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報と、に応じて、前記適応制御ステップにおいて使用する適応アルゴリズムを、前記受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムに変更する使用適応アルゴリズム変更ステップと、を含み、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、前記アンテナ素子の数に応じた数の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムであり、前記適応制御ステップにおいて、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムが使用されるか否かに応じて、前記受信波を受信する前記アンテナ素子の数を制御するアンテナ素子数制御ステップをさらに含むことを特徴とする。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる受信装置1aのシステム構成及び機能ブロックを示す図である。同図に示すように、受信装置1aは適応制御部2aを含んでいる。この適応制御部2aは、4本のアンテナ素子10(アンテナ素子10−0,10−1,10−2,10−3)からなるアレイアンテナを備えている。また、適応制御部2aは、アンテナ素子10ごとに、乗算器11(乗算器11−0,11−1,11−2,11−3)を備えている。
さらに、適応制御部2aは機能的に、合成器12、合成器13、使用適応アルゴリズム変更部14、PI制御部16、MMSE制御部17、所望波電力情報取得部18、不要波電力情報取得部19を含んで構成される。また、使用適応アルゴリズム変更部14は内部的に、アンテナ素子数制御部15を含んで構成される。
受信装置1aは、CPU及びメモリを備えるコンピュータである。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットであり、受信装置1aの各部を制御する処理を行うとともに、後述する各機能を実現する。メモリは本実施の形態を実施するためのプログラムやデータを記憶している。また、CPUのワークメモリとしても動作する。
この受信装置1aは、移動体通信システムの基地局装置として使用されるものである。受信装置1aは、上記アレイアンテナをアダプティブアレイアンテナとして利用し、複数の移動局装置との間でそれぞれ行う通信について、空間分割多重方式による多重化を行う。
アンテナ素子10−0乃至3は、ここでは所定の周波数の電波を受信するものとする。適応制御部2aは、通常、各アンテナ素子10に到来する電波(受信波)を、既知信号を利用し、所望波の受信を最適化する所望波最適型適応アルゴリズムの一種であるMMSEを使用して適応制御する。
具体的には、受信波は、連続するいくつかのフレームから構成されている。各フレームの所定位置には、既知信号が含まれている。MMSE制御部17は、この既知信号を保持しており、順次各アンテナ素子10から入力される各受信波と既知信号の相関値を、順次算出する。この相関値は受信波と既知信号とが同じものであるときに最大値となる。MMSE制御部17は、こうして算出する相関値を監視することにより、受信波に含まれる既知信号を検出する。そして、こうして検出された既知信号により、受信波中のフレーム位置を検出する。MMSE制御部17は、こうして検出したフレーム位置に基づき、各アンテナ素子10で受信された受信波から所望波を抽出し、その電力及び位相に基づき、所望波の受信を最適化するための受信ウエイトを算出する。そして、この受信ウエイトを、各乗算器11に出力する。
各乗算器11は、MMSE制御部17から入力された受信ウエイトを、受信波に乗算する。合成器12は、各乗算器11から出力される信号を合成し、使用適応アルゴリズム変更部14に出力する。以上の処理の結果、合成器12からは、受信波から不要波成分を取り除いてなる信号が出力される。
適応制御部2aは、また、上記受信波を、該受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムの一種であるPIを使用して適応制御する機能も備えている。
具体的には、PI制御部16は、アンテナ素子10−0及びアンテナ素子10−1から入力される各受信波に基づき、受信波の空間成分を取得し、さらに各空間成分の電力を取得する。PI制御部16は、こうして取得した各空間成分の電力のうち、最も大きいものを打ち消すための受信ウエイトを算出する。そして、この受信ウエイトを、乗算器11−0及び乗算器11−1に出力する。
乗算器11−0及び乗算器11−1は、PI制御部16から入力された受信ウエイトを、受信波に乗算する。合成器13は、乗算器11−0及び乗算器11−1から出力される信号を合成し、使用適応アルゴリズム変更部14に出力する。以上の処理の結果、合成器13からは、受信波から特定の空間成分が抑圧されてなる信号が出力される。
所望波電力情報取得部18は、受信波から、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報を取得する。具体的には、所望波電力情報取得部18は、MMSE制御部17の制御により最適化した所望波(合成器12から出力される信号)を用いて、所望波電力情報を取得する。
なお、所望波電力情報取得部18は、MMSE制御部17と同様に、既知信号を保持し、各アンテナ素子10に順次入力される各受信波と既知信号の相関値を、順次算出することとしてもよい。こうすれば、所望波電力情報取得部18は、MMSE制御部17の制御により最適化した所望波ではなく、各アンテナ素子10に到来する受信波を用いて、上記所望波電力情報を取得することができる。
不要波電力情報取得部19は、受信波に含まれる不要波の電力レベルを示す不要波電力情報を取得する。具体的には、不要波電力情報取得部19はまず、受信波の受信電力を取得する(不図示)。次に、取得した受信電力と、所望波電力情報取得部18により取得された所望波電力情報と、に基づいて、不要波電力情報を取得する。より具体的には、受信電力から所望波電力情報により示される電力レベルを減算することにより、不要波電力情報を取得する。
使用適応アルゴリズム変更部14は、不要波電力情報取得部19により取得された不要波電力情報と、所望波電力情報取得部18により取得された所望波電力情報と、に応じて、適応制御部2aが使用する適応アルゴリズムを、MMSEからPIに、或いはその逆に変更する。
より具体的には、使用適応アルゴリズム変更部14は、不要波電力情報取得部19により取得される不要波電力情報により示される電力レベルの、所望波電力情報取得部18により取得される所望波電力情報により示される電力レベルに対する比率が所定値より大きい場合に、適応制御部2aにPIを使用させる。一方、そうでない場合には、適応制御部2aにMMSEを使用させる。
適応制御部2aに使用させる適応アルゴリズムをPIに変更する場合、使用適応アルゴリズム変更部14は、MMSE制御部17の処理を中止させ、PI制御部16の処理を開始させる。以後、使用適応アルゴリズム変更部14は、合成器13から入力される信号を、後段の図示しない通信処理部に出力する。
一方、適応制御部2aに使用させる適応アルゴリズムをMMSEに変更する場合、使用適応アルゴリズム変更部14は、使用適応アルゴリズム変更部14は、PI制御部16の処理を中止させ、MMSE制御部17の処理を開始させる。以後、使用適応アルゴリズム変更部14は、合成器12から入力される信号を、後段の図示しない通信処理部に出力する。
こうして、使用適応アルゴリズム変更部14は、適応制御部2aにMMSE又はPIのいずれかを使用させる。
ところで、空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、受信波を構成する空間成分のうち、電力の大きいものから順に該受信波を受信するアンテナ素子10の数に応じた数(具体的には、アンテナ素子10の数−1。)の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムである。そこで、アンテナ素子数制御部15は、空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用するか否かに応じて、かつ受信波に含まれる所望波成分以外の空間成分のうち、その電力が所望波成分よりも大きいものの数に応じて、受信波を受信するアンテナ素子10の数を制御する。
具体的な例では、アンテナ素子数制御部15は、受信波に含まれる所望波成分以外の空間成分のうち、その電力が所望波成分よりも大きいものの数をnとすると、PI制御部16が受信ウエイトを算出するために参照する受信波を受信するn+1本のアンテナ素子10を決定する。なお、図1は、所望波成分より電力の大きい空間成分が1波である場合(すなわち、アンテナ素子10の数を2とすべき場合)に、アンテナ素子数制御部15により制御された結果を示したものである。
PI制御部16は、算出した受信ウエイトを、これらn+1本のアンテナ素子10に対応する乗算器11に出力する。また、合成器13は、PI制御部16により算出された受信ウエイトが乗算された信号を合成して、使用適応アルゴリズム変更部14に出力する。
以上説明したように、受信装置1aによれば、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用することが可能となる。
また、所望波最適型適応アルゴリズムにより最適化した所望波の電力レベルを、所望波電力情報として用いることができる一方、所望波最適型適応アルゴリズムによる適応制御を行うか否かにかかわらず、所望波電力情報を取得することも可能となる。
さらに、アンテナ素子数に応じた数の空間成分を抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用しても、所望波が抑圧されてしまうことがないようにすることができる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施の形態にかかる受信装置1bのシステム構成及び機能ブロックを示す図である。同図に示すように、受信装置1bは、適応制御部2aに代えて適応制御部2bを含んで構成される。適応制御部2bは、適応制御部2aにおいて、乗算器11−0を乗算器11−4及び乗算器11−6に分離し、かつ乗算器11−1を乗算器11−5及び乗算器11−7に分離した上で、PI制御部16による受信ウエイトの乗算後に、MMSE制御部17による受信波の参照を行うようにしたものである。
これによれば、適応制御部2bは、常にPIとMMSEの両方で適応制御を行うことができる。従って、使用適応アルゴリズム変更部14は、実施の形態1のように、一方の適応アルゴリズムに関する処理を中止させ、他方の適応アルゴリズムに関する処理を開始させる、という処理を行うことなく、適応アルゴリズムを変更することができるようになる。
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本実施の形態にかかる受信装置1cのシステム構成を示す図である。同図に示すように、受信装置1cは、8本のアンテナ素子20(アンテナ素子20−0,20−1,20−2,20−3,20−4,20−5,20−6,20−7)からなるアレイアンテナを備えている。
また、受信装置1cは、アンテナ素子20ごとに、マスター(Master)とスレーブ(Slave)の周波数成分取出器21を各1つずつ備えている。具体的には、各アンテナ素子20−x(x=0乃至7)について、それぞれ周波数成分取出器21−xM及び21−xSを備えている。
さらに、受信装置1cは、ADC(Analog Digital Converter)22−0M,22−0S,22−1M,22−1S、FPGA(Field Programmable Gate Array)23−0,23−1、PI用L0DSP(Layer 0 Digital Signal Processor)24−0,24−1、MMSE用L0DSP25−0,25−1、L1DSP(Layer 1 Digital Signal Processor)26、シンセサイザー27−0,27−1,27−2,27−3、CPU(Central Processing Unit)28を含んで構成される。
受信装置1cは、CPU及びメモリを備え、コンピュータとしての機能を有している。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットであり、受信装置1cの各部を制御する処理を行うとともに、後述する各機能を実現する。メモリは本実施の形態を実施するためのプログラムやデータを記憶している。また、CPUのワークメモリとしても動作する。
この受信装置1cは、移動体通信システムの基地局装置として使用されるものである。受信装置1cは、上記アレイアンテナをアダプティブアレイアンテナとして利用し、複数の移動局装置との間でそれぞれ行う通信について、空間分割多重方式による多重化を行う。
また、受信装置1cは、4RF(Radio Frequency)モード、2RFモード、1RFモードのいずれかのモードで動作する。4RFモード、2RFモード、1RFモードは、それぞれ4種類、2種類、1種類の周波数で受信するモードである。図3には、受信装置1cが4RFモードで動作している状態を示している。また、図4には、受信装置1cが2RFモードで動作している状態を示している。
CPU28は、当該受信装置1cを、上記各モードのうちいずれのモードで動作させるかを決定し、該決定に応じて各部を制御する。
具体的には、4RFモードで動作すると決定した場合、CPU28は、全シンセサイザー27に、互いに異なる周波数の信号を発振させる。さらに、CPU28は、各シンセサイザー27に対し、それぞれが発振した信号を、互いに異なる4つの周波数成分取出器21に入力させる。具体的には、シンセサイザー27−0の発振信号が周波数成分取出器21−0M,21−2M,21−4M,及び21−6Mに、シンセサイザー27−1の発振信号が周波数成分取出器21−0S,21−2S,21−4S,及び21−6Sに、シンセサイザー27−2の発振信号が周波数成分取出器21−1M,21−3M,21−5M,及び21−7Mに、シンセサイザー27−3の発振信号が周波数成分取出器21−1S,21−3S,21−5S,及び21−7Sに、それぞれ入力されるようにする。
また、2RFモードで動作すると決定した場合、CPU28は、シンセサイザー27−1及び27−2のみに、互いに異なる周波数の信号を発振させる。さらに、CPU28は、シンセサイザー27−1及び27−2が発振した信号を、それぞれ8つの周波数成分取出器21に入力させる。具体的には、シンセサイザー27−1の発振信号が全マスター周波数成分取出器21(周波数成分取出器21−0M,21−1M,21−2M,21−3M、周波数成分取出器21−4M,21−5M,21−6M,及び21−7M)に、シンセサイザー27−2の発振信号が全スレーブ周波数成分取出器21(周波数成分取出器21−0S,21−1S,21−2S,21−3S、周波数成分取出器21−4S,21−5S,21−6S,及び21−7S)に、それぞれ入力されるようにする。
さらに、1RFモードで動作すると決定した場合には、CPU28は、シンセサイザー27−1のみに信号を発振させ、該信号を全周波数成分取出器21に入力させる。
CPU28は、また、後述するようなデジタル信号の出力処理を行うよう、各FPGA23を制御する。
以下では、4RFモードと2RFモードについて、それぞれ詳細に説明する。
まず、図3に示す4RFモードの場合について説明する。
各アンテナ素子20は、電波を受信してアナログ信号を取得し、対応する周波数成分取出器21に出力する。
各周波数成分取出器21は、シンセサイザー27−1から入力された信号の周波数に応じて、対応するアンテナ素子20から入力されたアナログ信号から、その周波数成分を取り出し、対応するADC22に入力する。
その結果、各ADC22は、各周波数成分取出器21からそれぞれ4系統のアナログ信号の入力を受ける。具体的には、マスター周波数成分取出器21−nM(n=0乃至3)で取得されたアナログ信号がADC22−0Mに、スレーブ周波数成分取出器21−nS(n=0乃至3)で取得されたアナログ信号がADC22−0Sに、マスター周波数成分取出器21−nM(n=4乃至7)で取得されたアナログ信号がADC22−1Mに、スレーブ周波数成分取出器21−nS(n=4乃至7)で取得されたアナログ信号がADC22−1Sに、それぞれ入力される。
各ADC22は、入力された各系統のアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換し、対応するFPGA23に出力する。
各FPGA23は、各ADC22から入力されたデジタル信号の出力先を制御する。ここでは、FPGA23は、マスターADC22から入力されたデジタル信号を、対応するPI用L0DSP24に入力する。また、スレーブADC22から入力されたデジタル信号を、対応するMMSE用L0DSP25に入力する。これにより、PI用L0DSP24−0、PI用L0DSP24−1、MMSE用L0DSP25−0、及びMMSE用L0DSP25−1には、各アンテナ素子20で受信された電波のうち、それぞれ互いに異なる周波数成分に応じたデジタル信号が、4系統ずつ入力されることになる。
各PI用L0DSP24は、入力された4系統のデジタル信号のうち、所定の2系統のみを取得する。このように、本実施の形態では、各PI用L0DSP24の内部処理により、受信波を受信するアンテナ素子の数の制御を行える。そして、取得した2系統のデジタル信号を用いて、PIによる適応制御処理を行う。すなわち、各アンテナ素子20に到来する受信波を構成する空間成分を、その電力に応じて抑圧する。
具体的には、各PI用L0DSP24は、入力された2系統のデジタル信号に基づき、受信波の空間成分を取得し、さらに各空間成分の電力を取得する。各PI用L0DSP24は、こうして取得した各空間成分の電力のうち、最も大きいものを打ち消すための受信ウエイトを算出する。そして、この受信ウエイトをデジタル信号に乗算する。この乗算の結果得られるデジタル信号は、最大電力の空間成分が抑圧されたものとなる。
各PI用L0DSP24は、こうして得たデジタル信号を、L1DSP26に出力する。
各MMSE用L0DSP25は、入力された4系統のデジタル信号を用いて、MMSEによる適応制御処理を行う。すなわち、既知信号を利用し、各アンテナ素子20に到来する受信波に含まれる所望波の受信を最適化する。
具体的には、デジタル信号は、連続するいくつかのフレームから構成されている。各フレームの所定位置には、既知信号が含まれている。各MMSE用L0DSP25は、この既知信号を保持しており、順次入力される各デジタル信号と既知信号の相関値を、順次算出する。この相関値はデジタル信号と既知信号とが同じものであるときに最大値となる。各MMSE用L0DSP25は、相関値を監視することにより、デジタル信号に含まれる既知信号を検出する。そして、こうして検出された既知信号により、デジタル信号中のフレーム位置を検出する。各MMSE用L0DSP25は、こうして検出したフレーム位置に基づき、各アンテナ素子20で受信された所望波を抽出し、その電力及び位相に基づき、所望波の受信を最適化するための受信ウエイトを算出する。そして、この受信ウエイトをデジタル信号に乗算する。
L1DSP26は、通常、各MMSE用L0DSP25から入力されるデジタル信号を用いて、受信データを取得する。
一方で、L1DSP26は、MMSE用L0DSP25から入力されるデジタル信号を用いて受信データを取得している間、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報と、受信波に含まれる不要波(所望波以外の成分)の電力レベルを示す不要波電力情報と、を常時取得する。そして、これらに応じて、受信データを取得するために用いるデジタル信号を、各PI用L0DSP24から入力されるデジタル信号に変更する。こうして、L1DSP26は、受信波の受信に用いる適応アルゴリズムを変更する。
より具体的には、L1DSP26は、MMSE用L0DSP25−0から入力されるデジタル信号に基づき、上記所望波電力情報及び上記不要波電力情報を取得する。そして、不要波電力情報により示される電力レベルの、所望波電力情報により示される電力レベルに対する比率が所定値より大きい場合に、PI用L0DSP24−0から入力されるデジタル信号を用いて、受信データを取得する。
同様に、L1DSP26は、MMSE用L0DSP25−1から入力されるデジタル信号に基づき、上記所望波電力情報及び上記不要波電力情報を取得する。そして、不要波電力情報により示される電力レベルの、所望波電力情報により示される電力レベルに対する比率が所定値より大きい場合に、PI用L0DSP24−1から入力されるデジタル信号を用いて、受信データを取得する。
以上説明したように、受信装置1cによれば、受信装置1a及び1bと同様、所望波最適型適応アルゴリズムと空間成分抑圧型適応アルゴリズムを、それぞれの欠点を補いつつ、併用することが可能となる。
また、所望波最適型適応アルゴリズムにより最適化した所望波の電力レベルを、所望波電力情報として用いることができる一方、所望波最適型適応アルゴリズムによる適応制御を行うか否かにかかわらず、所望波電力情報を取得することも可能となる。
さらに、アンテナ素子数に応じた数の空間成分を抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用しても、所望波が抑圧されてしまうことがないようにすることができる。
なお、CPU28は、上記適応アルゴリズム変更に連動して、シンセサイザー27の発振周波数を変更するようにすることが好適である。すなわち、所望波の周波数がfであるとすると、通常はMMSE用L0DSP25において、受信波のうち周波数fの成分に応じたデジタル信号が取得されるよう、シンセサイザー27の発振周波数を制御する。一方、L1DSP26による上記変更があった場合には、PI用L0DSP24において、受信波のうち周波数fの成分に応じたデジタル信号が取得されるよう、シンセサイザー27の発振周波数を制御する。こうすることにより、L1DSP26による適応アルゴリズム変更後も、受信波に含まれる周波数fの成分の受信を継続することができる。
また、L1DSP26は、PI用L0DSP24から入力されるデジタル信号に基づき、上記不要波電力情報を取得することとしてもよい。この場合には、例えばシンセサイザー27−1を所望波の周波数f、シンセサイザー27−0を周波数fの隣接周波数とすることにより、所望波の周波数のみでなく、その隣接周波数について、不要波電力情報を取得することができるようになる。
以下、4RFモードの場合において、受信装置1cが行う適応アルゴリズム制御処理について、処理フローを参照しながら再度より詳細に説明する。
図5は、受信装置1cの処理フローを示す図である。同図に示すように、受信装置1cは、まずシンセサイザー27−1の発振周波数をfに設定する(S1)。次に、受信装置1cは、変数Cの記憶領域を確保し、0を代入する(S2)。
受信装置1cは、変数Cの値が0であれば、以下の処理を行う(S3)。
受信装置1cは、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号のS(Signal:所望波)/N(Noise:不要波)比を取得する(S4)。そして、このS/N比が0dB以上であるか否かを判定する(S5)。
なお、受信波の受信に用いる適応アルゴリズムをPIに切り替えるためには、PI用L0DSP24−0に入力されるデジタル信号のS/N比が0dB以下であることが必要である。しかしながら、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号の所望波成分は入力デジタル信号の系統数に応じた利得(MMSE利得)で増幅されており、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号のS/N比は、MMSE用L0DSP25−0に入力されるデジタル信号のS/N比(これはPI用L0DSP24−0に入力されるデジタル信号のS/N比に等しい。)に比べ、大幅に大きくなっている。このため、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号のS/N比と0dBとを単純に比較しても、有意な結果は得られない。そこで、S4の処理においては、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号に含まれる所望波成分の電力レベル(S)から上記MMSE利得分を減じた上で、S/N比を取得している。
S5の判定において、S/N比が0dBを上回っていれば(すなわち、所望波の電力レベルが不要波の電力レベルより大きければ)、受信装置1cは、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号に基づいて、受信データを取得する(S6)。一方、0dB以下であれば(すなわち、所望波の電力レベルが不要波の電力レベル以下であれば)、受信装置1cは、PI用L0DSP24−0から出力されるデジタル信号に基づいて、受信データを取得する(S7)。以上の処理が終了すると、受信装置1cは、Cを1インクリメントし(S8)、S3にその処理を戻す。その結果、受信装置1cの処理はS1に戻る。
図6も、受信装置1cの処理フローを示す図である。受信装置1cは、同図に示す処理フローに従い、適応アルゴリズム制御処理を行うこととしてもよい。この適応アルゴリズム制御処理では、受信装置1cは、まずシンセサイザー27−1の発振周波数をfに設定する(S10)。次に、受信装置1cは、PI用L0DSP24−0で受信データが取得されているか否かを判定する(S11)。すなわち、PI用L0DSP24−0が通信の用に供されているか否かを判定する。
PI用L0DSP24−0で受信データが取得されている場合、受信装置1cは、図5に示した適応アルゴリズム制御処理を行う。一方、PI用L0DSP24−0で受信データが取得されていない場合、受信装置1cは、PI用L0DSP24−0を利用して隣接周波数についての不要波電力情報を取得する。
すなわち、受信装置1cは、シンセサイザー27−0の発振周波数をf+900kHz(fの隣接周波数)に設定する(S12)。そして、PI用L0DSP24−0による適応制御を制限し、PI用L0DSP24−0では適応制御が行われないようにする(S13)。次に、受信装置1cは、変数Cの記憶領域を確保し、0を代入する(S14)。
受信装置1cは、変数Cの値が1以下であれば、以下の処理を行う(S15)。
受信装置1cは、PI用L0DSP24−0から出力されるデジタル信号に基づいて、fの隣接周波数で受信される受信波のRSSI(Received Signal Strength Indicator)(不要波RSSIと称する。)を取得する。また、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号に基づき、所望波のRSSI(所望波RSSIと称する。)を取得する。なお、この所望波RSSIについても、上記同様、MMSE利得分を減じたものとすることが好適である。受信装置1cは、不要波RSSIの所望波RSSIに対する比率を取得し(S16)、この比率と数字1とを比較する(S17)。
比較の結果、この比率が1より小さければ(すなわち、所望波の電力レベルが不要波の電力レベルより大きければ)、受信装置1cは、MMSE用L0DSP25−0から出力されるデジタル信号に基づいて、受信データを取得する(S18)。一方、1以上であれば(すなわち、所望波の電力レベルが不要波の電力レベル以下であれば)、受信装置1cは、PI用L0DSP24−0から出力されるデジタル信号に基づいて、受信データを取得する(S19)。
以上の処理が終了すると、受信装置1cは、シンセサイザー27−0の発振周波数をf−900kHz(fの隣接周波数)に設定する(S20)。そして、Cを1インクリメントし(S21)、S15にその処理を戻す。こうすることにより、受信装置1cは、隣接周波数f±900kHzについて、上記処理を行う。
次に、図4に示す2RFモードの場合を例にとって説明する。ここでは、4RFモードとの相違点についてのみ説明する。
2RFモードでは、ADC22−0MとADC22−1Mは、各アンテナ素子20で受信された電波のうち、同じ周波数(f1とする。)成分に応じたアナログ信号の入力を受ける。同様に、ADC22−0SとADC22−1Sも、各アンテナ素子20で受信された電波のうち、同じ周波数(f2とする。)成分に応じたアナログ信号の入力を受ける。
FPGA23−0は、ADC22−0Sから入力されたデジタル信号を、FPGA23−1に出力する。これにより、FPGA23−1には、周波数f2に応じたデジタル信号が全て入力されることになる。また、FPGA23−1は、ADC22−1Mから入力されたデジタル信号を、FPGA23−0に出力する。これにより、FPGA23−0には、周波数f1に応じたデジタル信号が全て入力されることになる。
FPGA23−0は、さらに、ADC22−0M及びFPGA23−1から入力された8系統のデジタル信号を、PI用L0DSP24−0及びMMSE用L0DSP25−0に入力する。また、FPGA23−1は、さらに、ADC22−1S及びFPGA23−0から入力された8系統のデジタル信号を、PI用L0DSP24−1及びMMSE用L0DSP25−1に入力する。
これにより、2RFモードの受信装置1cでは、4RFモードの場合と同様な効果が得られる一方、PI用L0DSP24とMMSE用L0DSP25に同じ周波数成分に応じたデジタル信号が入力されることになるので、4RFモードで行ったようなシンセサイザー27の発振周波数の変更をせずとも、L1DSP26による適応アルゴリズム変更後も、受信波に含まれる周波数fの成分の受信を継続することができる。また、MMSE用L0DSP25は、8系統のデジタル信号を用いてMMSEによる適応制御処理を行うことができるので、より良い受信品質を得ることができるようになる。
本発明の実施の形態1にかかる受信装置のシステム構成及び機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる受信装置のシステム構成及び機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる受信装置のシステム構成を示す図であり、特に受信装置が4RFモードで動作している場合を示している。 本発明の実施の形態3にかかる受信装置のシステム構成を示す図であり、特に受信装置が2RFモードで動作している場合を示している。 本発明の実施の形態3にかかる受信装置の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる受信装置の処理フローを示す図である。
符号の説明
1a,1b,1c 受信装置、2a,2b 適応制御部、10 アンテナ素子、11 乗算器、12,13 合成器、14 使用適応アルゴリズム変更部、15 アンテナ素子数制御部、16 PI制御部、17 MMSE制御部、18 所望波電力情報取得部、19 不要波電力情報取得部、20 アンテナ素子、21 周波数成分取出器、22 ADC、23 FPGA、24 PI用L0DSP、25 MMSE用L0DSP、26 L1DSP、27 シンセサイザー、28 CPU。

Claims (2)

  1. 複数のアンテナ素子から構成されるアレイアンテナを備える受信装置であって、
    記各アンテナ素子に到来する受信波を、適応アルゴリズムを使用して適応制御する適応制御部と
    前記受信波に含まれる不要波の電力レベルを示す不要波電力情報と、前記受信波から取得される、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報と、に応じて、前記適応制御部が使用する適応アルゴリズムを、前記受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムに変更する使用適応アルゴリズム変更部と、を含み、
    前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、前記アンテナ素子の数に応じた数の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムであり、
    前記適応制御部が前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムを使用するか否かに応じて、前記受信波を受信する前記アンテナ素子の数を制御するアンテナ素子数制御部をさらに含むことを特徴とする受信装置。
  2. 複数のアンテナ素子から構成されるアレイアンテナを備える受信装置において使用される適応アルゴリズムを制御するための適応アルゴリズム制御方法であって、
    前記各アンテナ素子に到来する受信波を、適応アルゴリズムを使用して適応制御する適応制御ステップと、
    前記受信波に含まれる不要波の電力レベルを示す不要波電力情報と、前記受信波から取得される、所望波の電力レベルを示す所望波電力情報と、に応じて、前記適応制御ステップにおいて使用する適応アルゴリズムを、前記受信波を構成する空間成分をその電力に応じて抑圧する空間成分抑圧型適応アルゴリズムに変更する使用適応アルゴリズム変更ステップと、を含み、
    前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムは、前記受信波を構成する空間成分のうち、前記アンテナ素子の数に応じた数の空間成分を抑圧する適応アルゴリズムであり、
    前記適応制御ステップにおいて、前記空間成分抑圧型適応アルゴリズムが使用されるか否かに応じて、前記受信波を受信する前記アンテナ素子の数を制御するアンテナ素子数制御ステップをさらに含むことを特徴とする適応アルゴリズム制御方法。
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