JP2002044053A - Cdmaマルチユーザ受信装置 - Google Patents

Cdmaマルチユーザ受信装置

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JP2002044053A
JP2002044053A JP2000219415A JP2000219415A JP2002044053A JP 2002044053 A JP2002044053 A JP 2002044053A JP 2000219415 A JP2000219415 A JP 2000219415A JP 2000219415 A JP2000219415 A JP 2000219415A JP 2002044053 A JP2002044053 A JP 2002044053A
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signal
user
elimination
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JP2000219415A
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Tetsuhiro Futami
哲宏 二見
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉レプリカを入力信号から減算して干渉を
抑圧し、干渉抑圧後の信号から復調処理を行うCDMA
マルチユーザ受信装置に関し、干渉除去形態をシリアル
型とパラレル型の何れにも切り替え可能にし、受信環境
や通信サービスの要求等に適応した最適な干渉除去特性
を実現する。 【解決手段】 各干渉除去ステージ毎に、1ユーザ信号
分の干渉レプリカ、シンボルレプリカ及び干渉残差信号
を出力する干渉除去部1−1をN個(Nは2以上)配列
し、各ステージにおいてn番目(2≦n≦N)の干渉除
去部1−1への入力信号を選択する第1のセレクタ1−
2と、次ステージへ出力する干渉残差信号を選択する第
2のセレクタ1−3と、それらのセレクタを制御する干
渉除去制御部1−4を備える。第1のセレクタ1−2及
び第2のセレクタ1−3により、各干渉除去部1−1の
相互の接続形態をシリアル型又はパラレル型に切り替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access :符号分割多重アクセス)シ
ステムにおいて、干渉除去対象となる各ユーザ信号の仮
復調データを用いて生成した干渉レプリカを入力信号か
ら減算して干渉を抑圧し、干渉抑圧後の信号から通信中
の全てのユーザ信号の復調処理を行うCDMAマルチユ
ーザ受信装置に関し、特に、干渉除去部の接続形態を切
り替え、受信環境の変化等に適応して干渉除去を行うC
DMAマルチユーザ受信装置に関する。
【0002】近年、携帯電話の利用者数は急速に増加し
ており、また、通信サービスの形態も、音声の送受だけ
でなく種々の画像やデータの送受を行うなど通信サービ
スの多様化が進みつつある。直接拡散(DS:Direct S
equence )技術を用いたDS−CDMA方式は、システ
ム容量の拡大化を容易に実現でき、また、様々な通信速
度のユーザ端末を柔軟に同時収容できる等の特長を有す
ることから、移動通信システムにおける有望なアクセス
方式として注目されている。
【0003】しかし、DS−CDMA方式では、通信中
のユーザ毎に割り当てられる拡散符号の間にわずかな相
関が存在するためにユーザ信号間に干渉が生じ、このユ
ーザ間干渉によってシステム容量が制限されてしまう。
そのため、このような干渉を受信信号から精度良く除去
する受信装置の実現が望まれている。
【0004】
【従来の技術】このような背景から、DS−CDMAシ
ステムにおける干渉除去技術の研究が盛んに行われ、既
に様々な提案がなされている。その一つとして、「マル
チステージ干渉キャンセラ」と呼ばれる干渉除去手段を
用いたマルチユーザ受信装置がある。
【0005】マルチステージ干渉キャンセラは、干渉除
去ステージを複数段備え、第1ステージにおいて、全て
のユーザ信号に対して、一時的な復調データ(仮復調デ
ータ)から干渉レプリカを生成し、所望ユーザ信号以外
の干渉レプリカを受信信号から差し引くことにより、干
渉の抑圧を行う。
【0006】続いて、第2ステージ以降では、前ステー
ジの処理により干渉の抑圧された受信信号(干渉残差信
号及びシンボルレプリカ)から、再度、同様に干渉レプ
リカの生成して干渉除去を行う処理をステージ毎に繰り
返し行うことにより、ステージを経る毎に徐々に干渉除
去の精度を向上させることができる。
【0007】最終ステージでは、干渉レプリカの生成は
行わず、全ユーザ信号の復調処理のみを行って、受信デ
ータを出力する。ステージ数の数え方としては、最終ス
テージを含めるものと含めないものとがあるが、ここで
は後者の数え方を用いるものとする。
【0008】マルチステージ干渉キャンセラには、干渉
除去の形態としてシリアル型とパラレル型の2通りの形
態が存在する。シリアル型は、受信電力の大きいユーザ
信号から順に、1ユーザ信号ずつ順々に干渉除去を行う
形態であり、パラレル型は、全ユーザ信号に対して同時
に並行して干渉除去を行う形態である。
【0009】両者の干渉除去特性は、各ユーザ信号の受
信電力にばらつきが少ない場合には大差ないが、ばらつ
きが大きい場合にはシリアル型の方がパラレル型より優
れることが一般的に知られている。また、シリアル型
は、干渉除去処理に要する処理遅延が干渉除去対象のユ
ーザ数とステージ数の積に比例して大きくなることか
ら、処理遅延が許容されない即時性の要求される通信サ
ービスには不適であり、一方、パラレル型は、処理遅延
がステージ数のみに比例することから、即時性の要求さ
れる通信サービスに好適であるという特性の違いがあ
る。
【0010】図10にシリアル型マルチステージ干渉キ
ャンセラを、図11にパラレル型マルチステージ干渉キ
ャンセラを示す。図10及び図11に示すマルチステー
ジ干渉キャンセラは、それぞれ2ステージから成る構成
例を示している。
【0011】図10に示すように、シリアル型マルチス
テージ干渉キャンセラは、各ステージにおいて、干渉レ
プリカ生成ユニットIRU(1)〜(M)がシリアルに
接続され、干渉除去は各干渉レプリカ生成ユニットIR
U(1)〜(M)により順々に1ユーザ信号毎にシリア
ルに行われる。
【0012】ここで、図には示していないが、各ユーザ
信号の受信電力を比較してランキング付けを行う受信電
力ランキング部が備えられており、ユーザ信号はその受
信電力の大きいものから順に、シリアルに配列された干
渉レプリカ生成ユニットIRU(1)〜(M)の先頭か
ら順に割り当てられる。
【0013】受信電力の大きいユーザ信号は、それだけ
他のユーザ信号に与える干渉が大きいため、受信電力の
大きいユーザ信号から順番に干渉除去を行うことによ
り、後段の干渉レプリカ生成ユニットIRUほど、大き
な干渉が除去された後のユーザ信号が入力されるため、
精度の良い干渉除去を行うことができる。
【0014】一方、図11に示すように、パラレル型マ
ルチステージ干渉キャンセラは、各ステージにおいて、
全ての干渉レプリカ生成ユニットIRU(1)〜(M)
がパラレルに接続され、全ユーザ信号の干渉レプリカは
同時に生成され、受信信号(第2ステージでは干渉残差
信号)から同時に減算される。
【0015】なお、図10及び図11に示す構成おい
て、遅延器Dは、1ステージの干渉レプリカ生成に要す
る時間相当の遅延時間を受信信号(或いは干渉残差信
号)に与え、干渉除去のタイミング調整に用いられる。
また、図10に示すシリアル型及びパラレル型のマルチ
ステージ干渉キャンセラにおいて、干渉レプリカ生成ユ
ニットIRUは全く同一の構成のものを用いることがで
きる。
【0016】図12の(a)に従来の干渉レプリカ生成
ユニット、(b)に復調器の構成を示す。干渉除去対象
の各ユーザ対応に設けられる干渉レプリカ生成ユニット
IRUは、前ステージからの干渉残差信号及び前ステー
ジで生成された当該ユーザ信号のシンボルレプリカを用
いて、当該ユーザ信号の干渉レプリカの生成及びシンボ
ルレプリカの生成(更新)を行う。
【0017】ここで、第1ステージにおいては、干渉残
差信号は受信信号であり、前ステージのシンボルレプリ
カは零値のシンボルとなる。また、移動通信における伝
搬路は、一般に、複数の到来パス(マルチパス)が形成
されることに対応して、パス単位で干渉除去処理を行う
構成となっている。以下に干渉レプリカ生成ユニットI
RUにおける処理手順を説明する。
【0018】まず、干渉残差信号を逆拡散器12−1で
逆拡散することで得られる受信シンボルに、前ステージ
で生成された該当パスのシンボルレプリカを加算するこ
とにより、該当パス以外の干渉が除去された受信シンボ
ルを得る。これにチャネル推定回路12−2で計算され
るチャネル推定値の複素共役を乗じることにより、伝搬
路で生じた位相回転が補償される。
【0019】全パスの位相補償後の受信シンボルは加算
器12−3で合成された後、データ判定部12−4にお
いて受信データの判定が行われる。この判定値に該当パ
スのチャネル推定値を乗ずることで、該当パスのシンボ
ルレプリカが生成される。
【0020】次いで、各パスについて、現ステージのシ
ンボルレプリカから前ステージのシンボルレプリカを差
し引いたものを再拡散器12−5で再拡散する。全パス
の再拡散信号は、加算器12−6で加算された後、これ
に減衰係数を乗じることで干渉レプリカが生成される。
ここで、減衰係数は干渉レプリカの信頼度に応じた重み
付け係数であり、該減衰係数を乗じることにより干渉除
去特性の精度が改善される。
【0021】復調器DEMは図11の(b)に示すよう
に、逆拡散器12−1、チャネル推定回路12−2、加
算器12−3、データ判定部12−4等から構成され、
それらは前述の干渉レプリカ生成ユニットIRUにおけ
るものと同様であり、復調器DEMにおいては、データ
判定部12−4で判定された受信データをそのまま復調
データして出力するほかは、干渉レプリカ生成ユニット
IRUの動作と全く同様であるため説明は省略する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】CDMAマルチユーザ
受信装置には、上述したように干渉レプリカ生成ユニッ
トIRUの配列の仕方によって、シリアル型及びパラレ
ル型の2通りの干渉除去形態が存在する。しかし、両者
の形態には受信環境やサービスの要求条件等によってそ
れぞれ優劣が異なり、そのどちらか一方の形態しか適用
していない従来のCDMAマルチユーザ受信装置では、
受信環境やサービスの要求条件等の変化に適応した良好
な干渉除去を行うことはできない。
【0023】一方、CDMAマルチユーザ受信装置の構
成要素である干渉レプリカ生成ユニットIRU及び復調
器DEMは、シリアル型及びパラレル型の何れの形態で
あっても全く同一構成のものが利用可能であるため、装
置規模をあまり増大させることなく、両形態の干渉除去
機能を同一のCDMAマルチユーザ受信装置に実装する
ことが可能である。
【0024】本発明は、以上のことに鑑みてなされたも
のであり、単一のCDMAマルチユーザ受信装置におい
て、装置規模の増大を最小限に抑えつつ、シリアル型及
びパラレル型の両方の干渉除去形態が選択可能な構成と
することにより、受信環境や通信サービスの要求等に適
応して速度又は精度を選択的に優先させ、最適な干渉除
去特性を実現することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるCDMAマ
ルチユーザ受信装置は、干渉除去ステージを1段以上備
えたCDMAマルチユーザ受信装置において、各干渉除
去ステージ毎に、1ユーザ信号分の干渉レプリカ及びシ
ンボルレプリカを生成して干渉残差信号を出力する干渉
除去部をN個(Nは2以上)配列し、各干渉除去ステー
ジにおいて、n番目(2≦n≦N)の干渉除去部への入
力信号を選択する第1のセレクタと、次ステージへ出力
する干渉残差信号を選択する第2のセレクタと、該第1
及び第2のセレクタへ選択制御情報を送出する干渉除去
制御部とを備える。
【0026】前記第1のセレクタは、当該ステージの
(n−1)番目の干渉除去部から出力される干渉残差信
号と、前ステージからの干渉残差信号(第1ステージに
おいては受信信号)のいずれかを選択し、前記第2のセ
レクタは、当該ステージのN番目の干渉除去部からの干
渉残差信号と、当該ステージの各干渉除去部からの干渉
レプリカを合成した信号を前ステージからの干渉残差信
号(第1ステージにおいては受信信号)から減算した干
渉残差信号のいずれかを選択する。
【0027】前記干渉除去制御部は、第1及び第2のセ
レクタに対して、選択制御情報を送出し、各干渉除去部
相互の接続形態を、シリアル型又はパラレル型に切り替
える制御を行い、受信環境又は通信サービスに対する要
求条件に応じて、各干渉除去ステージにおける各干渉除
去部相互の接続形態を、シリアル型又はパラレル型に切
り替える。
【0028】前記干渉除去制御部により、各干渉除去ス
テージにおける各干渉除去部相互の接続形態が、各干渉
除去ステージ毎にそれぞれ異なる接続形態となるように
制御され、受信環境又は通信サービスの要求等に適応し
た柔軟な接続形態を実現することができる。
【0029】上記マルチユーザ受信装置において、干渉
除去対象となるユーザ信号を、受信電力若しくは信号電
力対干渉電力比の比較的大きい一部のユーザ信号として
もよい。このような受信品質の比較的高いユーザ信号は
干渉レプリカの推定精度が良いため、受信品質の比較的
低い他のユーザ信号を干渉除去対象とするよりも干渉除
去効果を高めることができる。特に、受信電力の大きい
ユーザ信号は、それだけ他のユーザ信号に与える干渉が
大きいため、干渉除去による効果が最大限得られる。
【0030】前記干渉除去部は、干渉レプリカの出力を
零値とする手段を備え、前記干渉除去制御部は、干渉除
去対象となるユーザ信号数Ncancelが干渉除去部の配列
個数Nよりも少ない場合に、(Ncancel+1)番目から
N番目までの干渉除去部に対して、干渉レプリカの出力
を零値とする制御を行い、(Ncancel+1)番目以降の
干渉除去部における干渉除去処理を無効にする。その結
果、他のユーザ信号に余計な干渉を与えることがなくな
り、また、シリアル型接続形態の場合に、(Ncancel+
1)番目以降の干渉除去の処理遅延が無くなり、干渉除
去処理を高速化することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施形態の基本構
成を示す。同図は干渉除去ステージ数が2の場合の構成
例を示している。各干渉除去ステージにはN個(Nは2
以上)の干渉除去部1−1が備えられる。従来例と本発
明の主な構成の相違は、本発明では各ステージにおい
て、干渉除去部1−1の入力信号を切り替える第1のセ
レクタ1−2と、次ステージに継承する干渉残差信号を
切り替える第2のセレクタ1−3とを備え、更に、第1
及び第2のセレクタ1−2,1−3を制御して干渉除去
形態を切り替える干渉除去制御部1−4を備えた点にあ
る。
【0032】干渉除去対象となる各ユーザ信号対応に設
けられる干渉除去部1−1は、入力される受信信号又は
干渉残差信号に対し、干渉レプリカ生成に要する時間相
当の遅延を付加する遅延器D1 と、該当ユーザ信号の干
渉レプリカ及びシンボルレプリカの生成を行う干渉レプ
リカ生成ユニットIRUと、遅延器D1 により遅延の付
加された受信信号又は干渉残差信号から当該ユーザ信号
の干渉レプリカを減算する減算器とから構成される。
【0033】n番目(2≦n≦N)の干渉除去部1−1
の入力部に設けられる第1のセレクタ1−2は、干渉除
去制御部1−4で生成される制御情報に基づき、受信信
号(第2ステージ以降では前ステージからの干渉残差信
号)か、又は一つ前の(n−1)番目の干渉除去部1−
1に備わる減算器から出力される干渉残差信号のいずれ
か一方を選択して、干渉除去部1−1に入力する。
【0034】各干渉除去ステージにおいて、N番目の干
渉除去部1−1に備わる減算器の出力は、そのステージ
内の各干渉除去部1−1をシリアル接続した場合の該干
渉除去ステージにおける最終干渉残差信号であり、該干
渉除去ステージの第2のセレクタ1−3に入力される。
【0035】一方、各干渉除去ステージにおいて、その
ステージ内の各干渉除去部1−1をパラレルに接続した
構成の場合の干渉残差信号を生成するために、各干渉除
去ステージ対応に、干渉レプリカ生成に要する時間相当
の遅延を受信信号(第2ステージ以降では前ステージか
らの干渉残差信号)に付加する遅延器D2 と、各干渉除
去部1−1に備わる干渉レプリカ生成ユニットIRUが
生成する干渉レプリカを合成する加算器1−5と、前記
遅延器D2 により遅延の付加された受信信号(第2ステ
ージ以降では前ステージからの干渉残差信号)から加算
器1−5で合成された干渉レプリカを減算する減算器1
−6とを設けている。
【0036】減算器1−6の出力は、各干渉除去部1−
1をパラレル型接続形態とした場合の干渉残差信号であ
り、第2のセレクタ1−3に入力される。第2のセレク
タ1−3は、干渉除去制御部1−4で生成されるセレク
タ制御情報に基づき、シリアル型接続対応の干渉残差信
号か、又はパラレル型接続対応の干渉残差信号かのいず
れかを選択し、次の干渉除去ステージに出力する。
【0037】図2の(a)は干渉除去制御部の構成を示
し、(b)はセレクタ制御情報と各セレクタの動作の関
係を表にして示したものである。干渉除去制御部は、受
信環境や通信サービスに関する情報を入力し、それらの
情報を基に干渉除去形態を決定する干渉除去形態決定部
2−1と、該決定情報によりセレクタ制御情報を生成す
るセレクタ制御情報生成部2−2とを備える。セレクタ
制御情報は前述の第1及び第2のセレクタへ送出され
る。
【0038】図3に本発明によるシリアル型接続形態の
セレクタの状態を示す。同図に示すように、n番目(2
≦n≦N)の干渉除去部1−1の入力部に設けられる第
1のセレクタ1−2は、一つ前の(n−1)番目の干渉
除去部1−1に備わる減算器から出力される干渉残差信
号を選択することにより、各干渉除去部1−1がシリア
ルに接続されることとなる。このとき、第2のセレクタ
1−3は、シリアル接続対応の干渉残差信号、即ちN番
目の干渉除去部1−1からの干渉残差信号を選択する。
【0039】図4に本発明によるパラレル型接続形態の
セレクタの状態を示す。同図に示すように、n番目(2
≦n≦N)の干渉除去部1−1の入力部に設けられる第
1のセレクタ1−2は、前ステージの干渉残差信号(第
1ステージでは受信信号)を選択することにより、各干
渉除去部1−1はパラレルに接続されることとなる。
【0040】このとき、第2のセレクタ1−3は、パラ
レル接続対応の干渉残差信号、即ち自ステージの各干渉
除去部1−1からの干渉レプリカを合成した信号を前ス
テージからの干渉残差信号(第1ステージにおいては受
信信号)から減算した干渉残差信号を選択する。
【0041】図3又は図4に示した各接続形態の例は、
全ての干渉除去ステージがシリアル型又はパラレル型と
なる接続形態であったが、各ステージの干渉除去形態
は、各ステージ毎に異なっていてもよく、図5に示す例
のように、第1ステージをシリアル型接続形態、第2ス
テージをパラレル型接続形態としてもよい。
【0042】パラレル接続型のマルチユーザ受信装置
は、シリアル接続型と比較して、初段における干渉レプ
リカの推定精度に大きく特性が左右され、初段における
干渉推定精度が十分高くない場合には、複数ステージに
亙って干渉除去を繰り返しても特性が収束せず、かえっ
て干渉を増長させてしまうこともあり得る。
【0043】そこで、例えば、第1ステージではシリア
ル型の干渉除去形態を選択して、初段における干渉推定
精度を十分確保し、第2ステージ以降ではパラレル型を
選択することにより、全ステージをシリアル型或いはパ
ラレル型とする場合より、干渉除去特性と処理遅延のバ
ランス性の良い干渉除去を行うことができる。
【0044】図6に受信電力検出部を備えた本発明の実
施形態を示す。この実施形態は、各ユーザ信号の受信電
力のばらつきを検出する受信電力検出部6−1を、干渉
除去制御部1−4の入力部に設けたもので、その他の構
成は図1の実施形態と同様である。
【0045】受信電力検出部6−1は、干渉除去対象と
なる全ユーザ信号の受信電力を検出し、受信電力のばら
つきに関する情報を干渉除去制御部1−4に出力する。
ここで、受信電力のばらつきに関する情報としては、受
信電力の統計的な分散、或いは受信電力の最大値の最小
値に対する比などによって、受信電力のばらつきを定量
的に与えるものとする。
【0046】干渉除去制御部1−4は、例えば、受信電
力のばらつきPに対する閾値tを設定し、該閾値tに対
する受信電力のばらつきPの値の大きさに従って以下の
ように干渉除去形態を選択する。 ・P>tの場合→シリアル型接続形態を選択 ・P≦tの場合→パラレル型接続形態を選択
【0047】また、閾値tの値も、受信環境や通信サー
ビスに対する要求条件に応じて可変としてもよい。例え
ば、受信電力のばらつきPが大きい場合でも、受信電力
の変動が緩やかな場合(干渉除去対象となるユーザ端末
の移動速度が低い場合に相当)には、チャネル推定を高
い精度で行うことができ、パラレル型でも十分な干渉除
去特性が得られる。このような場合には、閾値tの値を
大きく設定してパラレル型接続形態を優先的に選択し、
復調処理を高速化することができる。
【0048】また、逆に閾値tの値を小さく設定すれ
ば、シリアル型接続形態が優先的に選択され、干渉除去
の精度を向上させることができる。このように、閾値t
の値を可変にすることによって、受信環境等に適応した
干渉除去形態を優先的に選択することができる。
【0049】更に、閾値tとして各ステージ毎に異なる
閾値を用い、各ステージ毎に異なる干渉除去形態として
も良い。図7は各ステージ毎の干渉除去形態を決定する
処理フローを示す。図7に示す例は、干渉除去ステージ
数をK、閾値をt1 〜tK (t1 >t2 …>tK )とし
た場合の干渉除去形態の決定フローを示している。
【0050】図7のフローチャートによれば、以下のよ
うに各ステージの干渉除去形態が決定される。 ・t1 <Pの場合 →全ステージにおいてシリアル型を
選択。 ・t2 <P≦t1 の場合 →第1〜第(K−1)ステー
ジでシリアル型を選択、第Kステージでパラレル型を選
択。 ・t3 <P≦t2 の場合 →第1〜第(K−2)ステー
ジでシリアル型を選択、第(K−1)〜第Kステージで
パラレル型を選択。 (途中省略) ・tK <P≦tK-1 の場合→第1ステージでシリアル型
を選択、第2〜第Kステージでパラレル型を選択。 ・P≦tK の場合→全ステージにおいてパラレル型を選
択。
【0051】また、本実施形態において、受信電力のば
らつきPを基準に干渉除去形態を選択する構成に代え
て、信号対干渉電力比又はフェージング周波数、同時通
信ユーザ数、各ユーザの有効到来パス数といった受信環
境に関する他の情報、又は所要ビット誤り率や許容処理
遅延等の通信サービス要求に関する情報を基準として、
同様に干渉除去形態の選択を行う構成とすることもでき
る。
【0052】同時通信ユーザ数、各ユーザ信号の到来パ
ス数、及び通信サービスに対する要求条件等の情報は、
一般に無線基地局において既知の情報であるため、その
ような情報を干渉除去制御部1−4に直接入力し、干渉
除去制御部1−4はそれらの情報を基に干渉除去形態の
選択を行う構成とすることができる。
【0053】上記マルチユーザ受信装置において、干渉
除去対象とするユーザ信号は、受信電力又は信号電力対
干渉電力比の比較的大きい一部のユーザ信号としても良
い。受信信号品質の比較的高いユーザ信号は、干渉レプ
リカの推定精度が高いため、受信信号品質の比較的低い
他のユーザを干渉除去対象とするよりも、干渉除去の実
効効果が向上する。
【0054】また、受信電力の大きいユーザ信号は、そ
れだけ他のユーザに与える干渉が大きいため、該ユーザ
信号を対象とする干渉除去は、干渉除去による効果を最
大限引き出すことができる。或いは、干渉除去対象とす
るユーザ信号として、通信速度の比較的高い一部のユー
ザ信号としてもよい。
【0055】ユーザ信号の送信電力は一般に通信速度に
比例して高くなるため、通信速度の高いユーザ信号は、
それだけ他のユーザ信号に与える干渉が大きい。従っ
て、上記と同様の理由により、通信速度の比較的低い他
のユーザ信号を干渉除去対象とするよりも、通信速度の
高いユーザ信号を対象とした方が、干渉除去の実効効果
が向上する。
【0056】このように、受信品質の高い一部のユーザ
信号、干渉の大きい一部のユーザ信号を優先的に干渉除
去することにより、マルチユーザ受信装置における干渉
除去部1−1の実装数を一定数に制限しながらも、干渉
除去効果を最大限に引き出すことが可能となる。
【0057】上記マルチユーザ受信装置において、干渉
除去対象とするユーザ数Ncancelが干渉除去部の配列個
数Nよりも少ない場合には、(Ncancel+1)番目から
N番目までの干渉除去部において生成される干渉レプリ
カの出力を零値にする。その結果、不要となる(Ncanc
el+1)番目以降の干渉除去処理を無効にすることがで
き、他のユーザに余計な干渉を与えることがなくなる。
【0058】図8に本発明の上記実施形態における干渉
レプリカ生成ユニットIRUの構成を示す。該干渉レプ
リカ生成ユニットIRUは、従来の構成に加えて2種類
のセレクタ8−1,8−2が設けられる。セレクタ8−
1は干渉レプリカの出力を零値に切り替えるセレクタ
(以下、第3のセレクタと称す)であり、セレクタ8−
2はシンボルレプリカの出力を零値に切り替えるセレク
タ(以下、第4のセレクタと称す)である。
【0059】ここで、第3及び第4のセレクタ8−1,
8−1における信号切り替えの制御も干渉除去制御部1
−4により行われる。なお、各干渉レプリカ生成ユニッ
トIRUで生成されるシンボルレプリカは、干渉除去部
1−1の接続形態に依らず、従来例と同様に次ステージ
における該当ユーザの干渉レプリカ生成ユニットIRU
に伝送される。
【0060】図9は一部のユーザ信号を干渉除去対象と
する本発明の実施形態を示す。この実施形態は、第2の
セレクタ1−3への入力信号のみが、図1に示す実施形
態と異なっている。すなわち、第2のセレクタ1−3に
は、パラレル型の干渉除去形態に対応した干渉残差信号
に加え、シリアル型の干渉除去形態に対応した干渉残差
信号として、2番目からN番目の干渉除去部1−1に備
わる減算器の出力が全て入力される。
【0061】第2のセレクタ1−3は、干渉除去制御部
1−4で生成される制御情報に基づき、入力される全て
の信号の中から、ただ一つの信号のみを選択する。すな
わち、パラレル型の干渉除去形態が選択される場合は、
図1の実施形態と同様に、パラレル型に対応した干渉残
差信号を選択し、シリアル型の干渉除去形態が選択され
る場合には、干渉除去対象となるユーザ信号数Ncancel
(≦N)に応じて、Ncancel番目の干渉除去部1−1に
備わる減算器の出力を選択するものとする。
【0062】このようにすることにより、図1の実施形
態ではシリアル型が選択される場合に、干渉除去対象の
ユーザ信号数Ncancelに依らず、常にN回(N:干渉除
去部の配列個数)の干渉レプリカ生成に要する処理時間
分の遅延を生じるのに対して、この図9の実施形態では
Ncancel回(Ncancel:干渉除去対象ユーザ信号数)の
干渉レプリカ生成に要する処理時間分の遅延で済むこと
になる。
【0063】従って、干渉除去対象ユーザ信号数Ncanc
elがあまり大きくなく、干渉除去処理遅延が許容範囲内
に抑えられるという場合には、優先的にシリアル型の干
渉除去形態を選択して干渉除去の精度を向上させること
ができる。
【0064】最後に、本発明における復調器DEMの構
成については、図12の(b)に示した従来例の構成と
何ら違いがないため、説明を省略する。なお、図1など
に示した本発明の実施形態において、復調器DEM
(1)〜DEM(N)は、干渉除去の対象と成り得るユ
ーザ信号の復調器であり、復調器DEM(N+1)〜D
EM(M)は、干渉除去の対象としないユーザ信号の復
調器である。
【0065】(付記1) 受信信号のユーザ毎の仮復調
データを用いて生成した干渉レプリカを入力信号から減
算して干渉抑圧処理を行う干渉除去ステージを1段以上
備え、全干渉除去ステージの干渉抑圧後の信号から通信
中の全ユーザ信号の復調処理を行うCDMAマルチユー
ザ受信装置において、各干渉除去ステージに、1ユーザ
信号分の干渉レプリカ及びシンボルレプリカを生成して
干渉残差信号を出力する干渉除去部をN個(Nは2以
上)配列し、各干渉除去ステージにおいて、n番目(2
≦n≦N)の干渉除去部への入力信号を選択する第1の
セレクタと、次ステージへ出力する干渉残差信号を選択
する第2のセレクタと、該第1及び第2のセレクタへ選
択制御情報を送出する干渉除去制御部とを備え、前記第
1のセレクタは、当該ステージの(n−1)番目の干渉
除去部から出力される干渉残差信号、又は前ステージか
らの干渉残差信号(第1ステージにおいては受信信号)
のいずれかを選択し、前記第2のセレクタは、当該ステ
ージのN番目の干渉除去部からの干渉残差信号、又は当
該ステージの各干渉除去部からの干渉レプリカを合成し
た信号を前ステージからの干渉残差信号(第1ステージ
においては受信信号)から減算した干渉残差信号のいず
れかを選択し、前記干渉除去制御部は、第1及び第2の
セレクタに対して、各干渉除去部相互の接続形態を、シ
リアル型又はパラレル型に切り替える制御を行うことを
特徴とするCDMAマルチユーザ受信装置。 (付記2) 前記干渉除去制御部は、受信環境又は通信
サービスに対する要求条件を検出し、該検出結果に応じ
て、各干渉除去ステージにおける各干渉除去部相互の接
続形態を、シリアル型又はパラレル型に切り替える制御
を行うことを特徴とする付記1に記載のCDMAマルチ
ユーザ受信装置。 (付記3) 前記干渉除去制御部は、各干渉除去ステー
ジにおける各干渉除去部相互の接続形態を、各干渉除去
ステージ毎にそれぞれ異なる接続形態とする切り替え制
御を行うことを特徴とする付記1又は2に記載のCDM
Aマルチユーザ受信装置。 (付記4) 前記干渉除去の対象となるユーザ信号を、
受信電力若しくは信号電力対干渉電力比が大きい一部の
ユーザ信号、又は通信速度が高い一部のユーザ信号とし
たことを特徴とする付記1乃至3の何れかに記載のCD
MAマルチユーザ受信装置。 (付記5) 前記干渉除去部は、干渉レプリカの出力を
零値とする手段を備え、前記干渉除去制御部は、干渉除
去対象となるユーザ信号数Ncancelが干渉除去部の配列
個数Nよりも少ない場合に、(Ncancel+1)番目から
N番目までの干渉除去部に対して、干渉レプリカの出力
を零値とする制御を行い、(Ncancel+1)番目以降の
干渉除去部における干渉除去処理を無効にすることを特
徴とする付記1乃至4の何れかに記載のCDMAマルチ
ユーザ受信装置。 (付記6) 前記干渉除去制御部は、ユーザ信号の受信
電力のばらつきを検出する手段を備え、該受信電力のば
らつきが小さい場合、各干渉除去部相互の接続形態とし
てパラレル型を優先させ、逆に、ユーザ信号の受信電力
のばらつきが大きい場合、各干渉除去部相互の接続形態
としてシリアル型を優先させる切り替え制御を行うこと
を特徴とする付記2乃至5の何れかに記載のCDMAマ
ルチユーザ受信装置。 (付記7) 前記干渉除去制御部は、復調対象となる全
ユーザ信号の通信サービス要求が長い復調処理遅延を許
容する場合には、シリアル型の干渉除去形態を優先的に
選択し、長い復調処理遅延を許容しない場合には、パラ
レル型の干渉除去形態を優先的に選択する切り替え制御
を行うことをを特徴とする付記2乃至5の何れかに記載
のCDMAマルチユーザ受信装置。 (付記8) 前記干渉除去制御部は、干渉除去対象とな
るユーザ信号数が少ない場合、シリアル型の干渉除去形
態を優先的に選択し、干渉除去対象となるユーザ信号数
が多い場合、パラレル型の干渉除去形態を優先的に選択
する切り替え制御を行うことをを特徴とする付記2乃至
5の何れかに記載のCDMAマルチユーザ受信装置。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一のCDMAマルチユーザ受信装置において、シリア
ル型及びパラレル型の両方の干渉除去形態を選択可能な
構成としたことにより、両者の形態のメリットとデメリ
ット(即ち、干渉除去の精度と処理遅延)とを相互に補
い合いながら、受信環境や通信サービスの要求等に適応
した最適な干渉除去を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の干渉除去制御部の構成及びセレクタ制
御情報と各セレクタの動作の関係を示す図である。
【図3】本発明によるシリアル型接続形態のセレクタの
状態を示す図である。
【図4】本発明によるパラレル型接続形態のセレクタの
状態を示す図である。
【図5】本発明による各ステージで異なる接続形態のセ
レクタの状態を示す図である。
【図6】受信電力検出部を備えた本発明の実施形態を示
す図である。
【図7】本発明による各ステージ毎の干渉除去形態を決
定する処理フロー図である。
【図8】本発明の実施形態における干渉レプリカ生成ユ
ニットの構成を示す図である。
【図9】一部のユーザ信号を干渉除去対象とする本発明
の実施形態を示す図である。
【図10】シリアル型マルチステージ干渉キャンセラの
構成を示す図である。
【図11】パラレル型マルチステージ干渉キャンセラの
構成を示す図である。
【図12】従来の干渉レプリカ生成ユニット及び復調器
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1−1 干渉除去部 1−2 第1のセレクタ 1−3 第2のセレクタ 1−4 干渉除去制御部 1−5 加算器 1−6 減算器 D1 ,D2 遅延器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉除去の対象となる各ユーザ信号の仮
    復調データを用いて生成した干渉レプリカを入力信号か
    ら減算して干渉抑圧処理を行う干渉除去ステージを1段
    以上備え、全干渉除去ステージの干渉抑圧後の信号から
    通信中の全ユーザ信号の復調処理を行うCDMAマルチ
    ユーザ受信装置において、 各干渉除去ステージに、1ユーザ信号分の干渉レプリカ
    及びシンボルレプリカを生成して干渉残差信号を出力す
    る干渉除去部をN個(Nは2以上)配列し、 各干渉除去ステージにおいて、n番目(2≦n≦N)の
    干渉除去部への入力信号を選択する第1のセレクタと、
    次ステージへ出力する干渉残差信号を選択する第2のセ
    レクタと、該第1及び第2のセレクタへ選択制御情報を
    送出する干渉除去制御部とを備え、 前記第1のセレクタは、当該ステージの(n−1)番目
    の干渉除去部から出力される干渉残差信号、又は前ステ
    ージからの干渉残差信号(第1ステージにおいては受信
    信号)のいずれかを選択し、 前記第2のセレクタは、当該ステージのN番目の干渉除
    去部からの干渉残差信号、又は当該ステージの各干渉除
    去部からの干渉レプリカを合成した信号を前ステージか
    らの干渉残差信号(第1ステージにおいては受信信号)
    から減算した干渉残差信号のいずれかを選択し、 前記干渉除去制御部は、第1及び第2のセレクタに対し
    て、各干渉除去部相互の接続形態を、シリアル型又はパ
    ラレル型に切り替える制御を行うことを特徴とするCD
    MAマルチユーザ受信装置。
  2. 【請求項2】 前記干渉除去制御部は、受信環境又は通
    信サービスに対する要求条件を検出し、該検出結果に応
    じて、各干渉除去ステージにおける各干渉除去部相互の
    接続形態を、シリアル型又はパラレル型に切り替える制
    御を行うことを特徴とする請求項1に記載のCDMAマ
    ルチユーザ受信装置。
  3. 【請求項3】 前記干渉除去制御部は、各干渉除去ステ
    ージにおける各干渉除去部相互の接続形態を、各干渉除
    去ステージ毎にそれぞれ異なる接続形態とする切り替え
    制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のC
    DMAマルチユーザ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記干渉除去の対象となるユーザ信号
    を、受信電力若しくは信号電力対干渉電力比が大きい一
    部のユーザ信号、又は通信速度が高い一部のユーザ信号
    としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    のCDMAマルチユーザ受信装置。
  5. 【請求項5】 前記干渉除去部は、干渉レプリカの出力
    を零値とする手段を備え、前記干渉除去制御部は、干渉
    除去対象となるユーザ信号数Ncancelが干渉除去部の配
    列個数Nよりも少ない場合に、(Ncancel+1)番目か
    らN番目までの干渉除去部に対して、干渉レプリカの出
    力を零値とする制御を行い、(Ncancel+1)番目以降
    の干渉除去部における干渉除去処理を無効にすることを
    特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のCDMAマ
    ルチユーザ受信装置。
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