JP4891855B2 - 非接触角度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気センサを用いて固定体に対する可動体の回転角度を検出する非接触角度センサに関する。
従来から、磁気センサを用いて固定体に対する可動体の回転角度を検出する非接触角度センサはいくつか提案されおり、例えば特許文献1に示した非接触角度センサがある。これらの非接触角度センサでは、可動体にリング状のロータが取り付けられ、その外側に円弧状の磁石が配置され、その外側に固定体に取り付けられたリング状の固定側ロータ(ステータ)が配置されている(特許文献1、図1)。そして、固定側ロータは分割されており、分割された部分に磁気センサが配置されている。そして、磁石が回転によって変化する磁気を磁気センサで検出することで、角度を検出していた。
特許第3758174号公報
特許文献1のような従来の非接触角度センサでは、可動体の回転軸の軸ずれは、磁石と固定側ロータとの間隔までである。また、高精度の非接触角度センサではその間隔も狭くなるので、高精度の非接触角度センサほど軸ずれの許容範囲が小さくなってしまう。そして、仮に軸ずれの許容範囲を超えてしまうと、磁石と固定側ロータが接触し、センサが破壊されてしまう可能性もある。これは、非接触角度センサを動作させている時だけでなく、非接触角度センサを取り付ける時や、可動体と固定体とを組み立てる時にも問題となる。そこで、従来の非接触角度センサでは、例えば、動作時には必要ない場合でも、ボールベアリングなどで磁石と固定側ロータとの距離を一定に保つ機構が必要であった。
本発明はこのような問題に鑑み、軸ずれの許容範囲を広くできる非接触角度センサを提供することを目的とする。
本発明の非接触角度センサは、ロータコア、第1磁石、第2磁石、2つの固定側コア、磁気センサから構成される。ロータコアは、磁性体材料からなり、円周状の外周または内周を備えており、可動体とともに回転する。具体的には、ロータコアは、第1、第2磁石を外側に備えるのであれば、円柱やリング状であればよい。第1、第2磁石を内側に備えるのであればリング状であればよい。また、ロータコアは、可動体に取り付けられた可動体とは異なる構成部でもよいし、可動体の一部でもよい。第1磁石は、円弧状であり、ロータコアの外周または内周に180度以下の範囲で固定され、ロータコア側がN極、ロータコアの反対側がS極である。例えば、第1磁石の円弧は、120度とすればよい。第2磁石は、円弧状であり、ロータコアの外周または内周の第1磁石と異なる位置に前記第1磁石と同じ角度の範囲で固定され、ロータコア側がS極、ロータコアの反対側がN極である。2つの固定側コアは、それぞれ磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とするリング状または円板状で、回転方向に複数に分割されている。また、2つの固定側コアは、所定の間隔をあけて第1、第2磁石をはさむように、かつ、分割された位置が対向するように配置されている。第1、第2磁石がロータコアの外周に固定されている場合は、固定側コアはリング状であり、内径が前記第1、第2磁石の外径よりも小さく、外径が前記第1、第2磁石の外径よりも大きい。第1、第2磁石がロータコアの内周に固定されている場合は、固定側コアはリング状または円板状であり、外径が前記第1、第2磁石の内径よりも大きい。また、リング状の場合は、内径が前記第1、第2磁石の内径よりも小さい。磁気センサは、固定側コアが分割された位置の、2つの固定側コアの中央位置に配置される。
本発明の非接触角度センサによれば、第1、第2磁石と固定側コアとの間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、第1、第2磁石と固定側コアとの間隔が狭くなるように設計したとしても、軸ずれの許容範囲を広くできる。つまり、例えば、組み立て時に発生する軸ずれを防ぐために備えていた機構が必要なくなる。
[第1実施形態]
図1に第1実施形態の非接触角度センサの平面図を、図2に斜視図を、図3に正面図を、図4に構成部を分解した斜視図を示す。非接触角度センサ100は、固定体に対する可動体の回転角度を検出する。非接触角度センサ100は、第1磁石101、第2磁石102、ロータコア103、固定側コア104〜111、磁気センサ112、113から構成される。ロータコア103は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とする円柱またはリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石101は、円弧状であり、ロータコア103の外周の半分の範囲(180度の範囲)に固定されている。第1磁石101は、ロータコア103側がN極、ロータコア103の反対側がS極である。第2磁石102は、円弧状であり、ロータコア103の外周の第1磁石と異なる位置に固定されている。第2磁石102は、ロータコア103側がS極、ロータコア103の反対側がN極である。固定側コア104〜111は、磁性材料からなる。固定側コア104〜107は、全体で可動体の回転軸を中心とするリング状である。そのリングを回転方向に4つに分割した1つが、各固定側コア104〜107である。固定側コア104〜107の内径は第1、第2磁石101、102の外径よりも小さく、外径は第1、第2磁石101、102の外径よりも大きい。固定側コア108〜111は、もう1つのリングを構成しており、分割された位置が、固定側コア104〜107が作るリングの分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ112は、固定側コア104と107、108と111が分割された位置に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア104と107の間と、固定側コア108と111の間との中央位置)に配置されている。磁気センサ113は、固定側コア106と107、110と111が分割された位置に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア106と107の間と、固定側コア110と111の間との中央位置)に配置されている。
また、図1に示すdxは、可動体の回転軸の軸ずれの許容範囲である。従来の許容範囲は、磁石と固定側コアとの間隔であり、許容範囲は非常に小さかった。それに対し非接触角度センサ100の場合は、磁気センサ112、113と第1、第2磁石101、102との間隔によって許容範囲が決まる。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
図5は、固定側コアホルダを付して可動体であるシャフトに取り付けた様子を示す斜視図である。図6は、図5の場合の各構成部を分解した斜視図である。この構成は、図1〜4の構成に、シャフト114、固定側コアホルダ115、ロータカップリング116、止ネジ117が追加されている。ロータコア103は、ロータカップリング116に接着固定され、シャフト114に止ネジ117で固定されている。固定側コア104〜111は、固定側コアホルダ115に固定され、固定体に取り付けられる。
図7は、第1、第2磁石101、102のみを示した平面図である。図8と図9は、磁気センサ112、113に関係する第1、第2磁石101、102の間の磁力線を示した図である。図8の角度の場合には、磁気センサ112を通る磁力線はなく、磁気センサ113には多くの磁力線が通っていることが分かる。図9の角度では、磁気センサ112、113ともにある程度の磁力線が通っていることが分かる。図10は、固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ112、113の位置での磁束密度の関係を示す図である。このように、第1、第2磁石101、102が回転することで磁気センサ112、113の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。
そして、第1実施形態の非接触角度センサ100は、第1、第2磁石101、102と固定側コア104〜111との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。また、磁気センサ112、113と第1、第2磁石101、102との間にも、隙間dxがあるので、隙間dxの範囲であれば、軸ずれしても構成部同士が接触することはない。したがって、第1、第2磁石101、102と固定側コア104〜111との間隔が狭くなるように設計したとしても、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[変形例]
図11は、第1実施形態の変形例の非接触角度センサの斜視図である。本変形例の非接触角度センサ200は、円柱のロータコア203を有している点が、非接触角度センサ100と異なる。他の構成部は、非接触角度センサ100と同じである。ロータコア203は磁気センサ212、213とは反対側の磁力線が通る部分である。したがって、非接触角度センサ200の固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ212、213の位置での磁束密度の関係は、図10と同じとなる。また、第1、第2磁石201、202と固定側コア204〜211との関係も、非接触角度センサ100と同じである。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[第2実施形態]
図12に、第2実施形態の非接触角度センサの斜視図を示す。また、図13は、第1、第2磁石301、302のみを示した平面図である。非接触角度センサ300は、第1磁石301、第2磁石302、ロータコア303、固定側コア304〜311、磁気センサ312、313から構成される。ロータコア303は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とするリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石301は、円弧状であり、ロータコア303の内周の半分の範囲(180度の範囲)に固定されている。第1磁石301は、ロータコア303側がN極、ロータコア303の反対側がS極である。第2磁石302は、円弧状であり、ロータコア303の内周の第1磁石301と異なる位置に固定されている。第2磁石302は、ロータコア303側がS極、ロータコア303の反対側がN極である。固定側コア304〜311は、磁性材料からなる。固定側コア304〜307は、全体で可動体の回転軸を中心とするリング状である。そのリングを回転方向に4つに分割した1つが、各固定側コア304〜307である。固定側コア304〜307の内径は第1、第2磁石301、302の内径よりも小さく、外径は第1、第2磁石301、302の内径よりも大きい。固定側コア308〜311は、もう1つのリングを構成しており、分割された位置が、固定側コア304〜307が作るリングの分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ312は、固定側コア304と307、308と311が分割された位置に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア304と307の間と、固定側コア308と311の間との中央位置)に配置されている。磁気センサ313は、固定側コア306と307、310と311が分割された位置に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア306と307の間と、固定側コア310と311の間との中央位置)に配置されている。
図14は、磁気センサ312、313に関係する第1、第2磁石301、302の間の磁力線を示した図である。非接触角度センサ300は、第1、第2磁石301、302の内側に磁気センサ312、313があるので、第1、第2磁石301、302の内側の磁力線によって角度を検出する。図14の場合には、磁気センサ312の位置にはほとんど磁力線はない。一方、磁気センサ313の位置には多くの磁力線が集まっている。非接触角度センサ300の固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ312、313の位置での磁束密度の関係は、図10と同じとなる。
また、非接触角度センサ300は、非接触角度センサ100と同じように、第1、第2磁石301、302と固定側コア304〜311との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[第3実施形態]
図15に、第3実施形態の非接触角度センサの斜視図を示す。非接触角度センサ400は、固定体に対する可動体の回転角度を検出する。非接触角度センサ400は、第1磁石401、第2磁石402、ロータコア403、固定側コア404〜407、磁気センサ412、413から構成される。ロータコア403は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とする円柱またはリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石401は、円弧状であり、ロータコア403の外周の半分の範囲(180度の範囲)に固定されている。第1磁石401は、ロータコア403側がN極、ロータコア403の反対側がS極である。第2磁石402は、円弧状であり、ロータコア403の外周の第1磁石と異なる位置に固定されている。第2磁石402は、ロータコア403側がS極、ロータコア403の反対側がN極である。固定側コア404〜407は、磁性材料からなる。固定側コア404、405は、両方で可動体の回転軸を中心とするリング状である。そのリングを回転方向に2つに分割した1つが、各固定側コア404、405である。固定側コア404、405の内径は第1、第2磁石401、402の外径よりも小さく、外径は第1、第2磁石401、402の外径よりも大きい。固定側コア406、407は、もう1つのリングを構成しており、分割された位置が、固定側コア404、405が作るリングの分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ412は、固定側コア404と405、406と407が分割された位置の一方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア404と405の間と、固定側コア406と407の間との中央位置)に配置されている。磁気センサ113は、固定側コア404と405、406と407が分割された位置の他方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア404と405の間と、固定側コア406と407の間との中央位置)に配置されている。
図16は、磁気センサ412、413に関係する第1、第2磁石401、402の間の磁力線を示した図である。非接触角度センサ400は、非接触角度センサ100と同じように、磁気センサ412、413が第1、第2磁石401、402の外側にあるので、磁力線は非接触角度センサを同じようになる。図17に、非接触角度センサ400の固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ412、413の位置での磁束密度の関係を示す。非接触角度センサ400では、磁気センサ412、413が180度ずれた位置に配置されているので、磁気センサ412、413の出力は同じ(または符号が逆)となる。このように、第1、第2磁石401、402が回転することで磁気センサ412、413の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。なお、本実施形態では、磁気センサを2つ有する例を示したが、1つでもよい。
また、非接触角度センサ400は、非接触角度センサ100と同じように、第1、第2磁石401、402と固定側コア404〜407との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[第4実施形態]
図18に、第4実施形態の非接触角度センサの斜視図を示す。非接触角度センサ500は、固定体に対する可動体の回転角度を検出する。非接触角度センサ500は、第1磁石501、第2磁石502、ロータコア503、固定側コア504〜507(図18では分かりにくいが、固定側コア506は固定側コア504の下、固定側コア507は固定側コア505の下にある)、磁気センサ512から構成される。ロータコア503は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とするリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石501は、円弧状であり、ロータコア503の内周の半分の範囲(180度の範囲)に固定されている。第1磁石501は、ロータコア503側がN極、ロータコア503の反対側がS極である。第2磁石502は、円弧状であり、ロータコア503の内周の第1磁石501と異なる位置に固定されている。第2磁石502は、ロータコア503側がS極、ロータコア503の反対側がN極である。固定側コア504〜507は、磁性材料からなる。固定側コア504、505は、全体で可動体の回転軸を中心とする円板である。その円板を回転方向(直径の方向)に2つに分割した1つが、各固定側コア504、505である。固定側コア504、505の外径は第1、第2磁石501、502の内径よりも大きい。固定側コア506、507は、もう1つの円板を構成しており、分割された位置が、固定側コア504、505が作る円板の分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ512は、可動体の回転軸の位置(固定側コア504と505、506と507が分割された位置)であって、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア504と505の間と、固定側コア506と507の間との中央位置)に配置されている。
図19と図20は、磁気センサ512に関係する第1、第2磁石501、502の間の磁力線を示した図である。図19の角度の場合には、磁気センサ512に多くの磁力線が通っていることが分かる。図20の角度では、磁気センサ512にある程度の磁力線が通っていることが分かる。固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ512の位置での磁束密度の関係は、図17と同じである。このように、第1、第2磁石501、502が回転することで磁気センサ512の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。
また、非接触角度センサ500は、非接触角度センサ100と同じように、第1、第2磁石501、502と固定側コア504〜507との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[変形例]
図21は、第4実施形態の変形例の非接触角度センサの斜視図である。本変形例の非接触角度センサ600は、第1、第2磁石601、602の円弧が90度である点が、非接触角度センサ500と異なる。その他の構成部は非接触角度センサ500と同じである。図22は、第1、第2磁石601、602のみを示した平面図である。第1、第2磁石601、602は、可動体の回転軸について点対照な位置に配置されている。図23は、磁気センサ612に関係する第1、第2磁石601、602の間の磁力線を示した図である。この図で示す位置(角度)に第1、第2磁石があるときには、磁気センサ612が磁界を検出できる方向に磁力線が通らない。したがって、磁気センサ612の出力はほとんど0となる。第1、第2磁石601、602が回転すれば、磁気センサ612が磁界を検出できる方向の磁力線が増加するので、磁気センサ612の出力の絶対値が大きくなる。このように、第1、第2磁石601、602が回転することで磁気センサ612の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。また、第1、第2磁石601、602と固定側コア604〜607との関係も、非接触角度センサ500と同じである。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[第5実施形態]
図24に、第5実施形態の非接触角度センサの斜視図を示す。また、図25は、第1、第2磁石701、702のみを示した平面図である。非接触角度センサ700は、固定体に対する可動体の回転角度を検出する。非接触角度センサ700は、第1磁石701、第2磁石702、ロータコア703、固定側コア704〜707、磁気センサ712、713から構成される。ロータコア703は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とする円柱またはリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石701は、円弧状であり、ロータコア703の外周の1/3の範囲(120度の範囲)に固定されている。第1磁石701は、ロータコア703側がN極、ロータコア703の反対側がS極である。第2磁石702は、円弧状であり、ロータコア703の外周の1/3の範囲(120度の範囲)であって、第1磁石701と隣り合う位置に固定されている。第2磁石702は、ロータコア703側がS極、ロータコア703の反対側がN極である。固定側コア704〜707は、磁性材料からなる。固定側コア704、705は、両方で可動体の回転軸を中心とするリング状である。そのリングを回転方向に2つに分割した1つが、各固定側コア704、705である。ただし、固定側コア704はリングの240度分、固定側コア705はリングの120度分である。固定側コア704、705の内径は第1、第2磁石701、702の外径よりも小さく、外径は第1、第2磁石701、702の外径よりも大きい。固定側コア706、707は、もう1つのリングを構成しており、固定側コア706はリングの240度分、固定側コア707はリングの120度分である。また、固定側コア706、707は、分割された位置が、固定側コア704、705が作るリングの分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ712は、固定側コア704と705、706と707が分割された位置の一方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア704と705の間と、固定側コア706と707の間との中央位置)に配置されている。磁気センサ713は、固定側コア704と705、706と707が分割された位置の他方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア704と705の間と、固定側コア706と707の間との中央位置)に配置されている。
図26は、磁気センサ712、713に関係する第1、第2磁石701、702の間の磁力線を示した図である。図27は、固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ712の位置での磁束密度の関係を示す図である。磁気センサ713の出力は磁気センサ712の逆となる。非接触角度センサ700では、第1、第2磁石701、702の範囲を120度とし、固定側コア704、706の範囲を240度としたことで、図27に示すように240度の範囲で角度を検出できる。このように、第1、第2磁石701、702が回転することで磁気センサ712、713の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。
また、非接触角度センサ700は、第1、第2磁石701、702と固定側コア704〜707との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
[第6実施形態]
図28に、第6実施形態の非接触角度センサの斜視図を示す。非接触角度センサ800は、固定体に対する可動体の回転角度を検出する。非接触角度センサ800は、第1磁石801、第2磁石802、ロータコア803、固定側コア804〜807(図28では分かりにくいが、固定側コア806は固定側コア804の下、固定側コア807は固定側コア805の下にある)、磁気センサ812から構成される。ロータコア803は、磁性材料からなり、可動体の回転軸を中心とするリング状で、可動体とともに回転する。第1磁石801は、円弧状であり、ロータコア803の内周の1/3の範囲(120度の範囲)に固定されている。第1磁石801は、ロータコア803側がN極、ロータコア803の反対側がS極である。第2磁石802は、円弧状であり、ロータコア803の内周の1/3の範囲(120度の範囲)であって、第1磁石801と隣り合う位置に固定されている。第2磁石802は、ロータコア803側がS極、ロータコア803の反対側がN極である。固定側コア804〜807は、磁性材料からなる。固定側コア804、805は、全体で可動体の回転軸を中心とするリングである。そのリングを回転方向に2つに分割した1つが、各固定側コア804、805である。ただし、固定側コア804はリングの240度分、固定側コア805はリングの120度分である。固定側コア804、805の内径は第1、第2磁石801、802の内径よりも小さく、外径は第1、第2磁石801、802の内径よりも大きい。固定側コア806、807は、もう1つのリングを構成しており、固定側コア806はリングの240度分、固定側コア807はリングの120度分である。また、固定側コア806、807は、分割された位置が、固定側コア804、805が作るリングの分割された位置と対向するように配置されている。磁気センサ812は、固定側コア804と805、806と807が分割された位置の一方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア804と805の間と、固定側コア806と807の間との中央位置)に配置されている。磁気センサ813は、固定側コア804と805、806と807が分割された位置の他方に、2つの固定側コアの中央位置(固定側コア804と805の間と、固定側コア806と807の間との中央位置)に配置されている。
図29は、磁気センサ812、813に関係する第1、第2磁石801、802の間の磁力線を示した図である。固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサ812の位置での磁束密度の関係は、図27と同じである。磁気センサ813の出力は磁気センサ812の逆となる。非接触角度センサ800では、第1、第2磁石801、802の範囲を120度とし、固定側コア804、806の範囲を240度としたことで、図27に示すように240度の範囲で角度を検出できる。このように、第1、第2磁石801、802が回転することで磁気センサ812、813の位置での磁束密度が変化するので、固定体に対する可動体の角度を検出できる。
また、非接触角度センサ800は、第1、第2磁石801、802と固定側コア804〜807との間隔が、可動体の回転軸の方向にあるので、回転軸がずれても間隔は変わらない。したがって、軸ずれの許容範囲を広くできる。
第1実施形態の非接触角度センサの構造を示す平面図。 第1実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 第1実施形態の非接触角度センサの構造を示す正面図。 第1実施形態の非接触角度センサの構成部を分解した斜視図。 固定側コアホルダを付して可動体であるシャフトに取り付けた様子を示す斜視図。 図5の場合の各構成部を分解した斜視図。 第1、第2磁石101、102のみを示した平面図。 磁気センサ112、113に関係する第1、第2磁石101、102の間の磁力線を示した図。 磁気センサ112、113に関係する第1、第2磁石101、102の間の磁力線を示した図。 第1実施形態、第1実施形態の変形例、第2実施形態での、固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサの位置での磁束密度の関係を示す図。 第1実施形態の変形例の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 第2実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 第1、第2磁石301、302のみを示した平面図。 磁気センサ312、313に関係する第1、第2磁石301、302の間の磁力線を示した図。 第3実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 磁気センサ412、413に関係する第1、第2磁石401、402の間の磁力線を示した図。 第3実施形態、第4実施形態、第4実施形態の変形例での、固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサの位置での磁束密度の関係を示す図。 第4実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 磁気センサ512に関係する第1、第2磁石501、502の間の磁力線を示した図。 磁気センサ512に関係する第1、第2磁石501、502の間の磁力線を示した図。 第4実施形態の変形例の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 第1、第2磁石601、602のみを示した平面図。 磁気センサ612に関係する第1、第2磁石601、602の間の磁力線を示した図。 第5実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 第1、第2磁石701、702のみを示した平面図。 磁気センサ712、713に関係する第1、第2磁石701、702の間の磁力線を示した図。 第5実施形態、第6実施形態での、固定体に対する可動体の変位(角度)と磁気センサの位置での磁束密度の関係を示す図。 第6実施形態の非接触角度センサの構造を示す斜視図。 磁気センサ812、813に関係する第1、第2磁石801、802の間の磁力線を示した図。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700、800 非接触角度センサ
101、201、301、401、501、601、701、801 第1磁石
102、202、302、402、502、602、702、802 第2磁石
103、203、303、403、503、603、703、803 ロータコア
104〜111、204〜211、304〜311、404〜407、504〜507、604〜607、704〜707、804〜807 固定側コア
112、113、212、213、312、313、412、413、512、612、712、713、812、813 磁気センサ

Claims (4)

  1. 固定体に対する可動体の回転角度を検出する非接触角度センサであって、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とする円柱またはリング状で、当該可動体とともに回転するロータコアと、
    円弧状であり、前記ロータコアの外周に180度以下の範囲で固定され、前記ロータコア側がN極、前記ロータコアの反対側がS極の第1磁石と、
    円弧状であり、前記ロータコアの外周の第1磁石と異なる位置に前記第1磁石と同じ角度の範囲で固定され、前記ロータコア側がS極、前記ロータコアの反対側がN極の第2磁石と、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とするリング状であり、回転方向に複数に分割され、内径は前記第1、第2磁石の外径よりも小さく、外径は前記第1、第2磁石の外径よりも大きい2つの固定側コアと、
    前記固定側コアが分割された位置の、2つの固定側コアの中央位置に配置された磁気センサと
    を備え、
    2つの固定側コアは、所定の間隔をあけて前記第1、第2磁石をはさむように、かつ、分割された位置が対向するように配置されている非接触角度センサ。
  2. 固定体に対する可動体の回転角度を検出する非接触角度センサであって、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とするリング状で、当該可動体とともに回転するロータコアと、
    円弧状であり、前記ロータコアの内周に180度以下の範囲で固定され、前記ロータコア側がN極、前記ロータコアの反対側がS極の第1磁石と、
    円弧状であり、前記ロータコアの内周の第1磁石と異なる位置に前記第1磁石と同じ角度の範囲で固定され、前記ロータコア側がS極、前記ロータコアの反対側がN極の第2磁石と、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とするリング状で、回転方向に複数に分割され、内径は前記第1、第2磁石の内径よりも小さく、外径は前記第1、第2磁石の内径よりも大きい2つの固定側コアと、
    前記固定側コアが分割された位置の、2つの固定側コアの中央位置に配置された磁気センサと
    を備え、
    2つの固定側コアは、所定の間隔をあけて前記第1、第2磁石をはさむように、かつ、分割された位置が対向するように配置されている非接触角度センサ。
  3. 固定体に対する可動体の回転角度を検出する非接触角度センサであって、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とするリング状で、当該可動体とともに回転するロータコアと、
    円弧状であり、前記ロータコアの内周に180度以下の範囲で固定され、前記ロータコア側がN極、前記ロータコアの反対側がS極の第1磁石と、
    円弧状であり、前記ロータコアの内周の第1磁石と異なる位置に前記第1磁石と同じ角度の範囲で固定され、前記ロータコア側がS極、前記ロータコアの反対側がN極の第2磁石と、
    磁性材料からなり、前記可動体の回転軸を中心とする円板状で、回転方向に2つに分割され、外径は前記第1、第2磁石の内径よりも大きい2つの固定側コアと、
    前記固定側コアが分割された位置の、2つの固定側コアの中央位置に配置された磁気センサと
    を備え、
    2つの固定側コアは、所定の間隔をあけて前記第1、第2磁石をはさむように、かつ、分割された位置が対向するように配置されている非接触角度センサ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の非接触角度センサであって、
    前記第1、第2磁石は、120度の範囲で前記ロータコアに固定されている
    ことを特徴とする非接触角度センサ。
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