JP4891503B2 - Uv−活性化塩素化 - Google Patents

Uv−活性化塩素化 Download PDF

Info

Publication number
JP4891503B2
JP4891503B2 JP2001503414A JP2001503414A JP4891503B2 JP 4891503 B2 JP4891503 B2 JP 4891503B2 JP 2001503414 A JP2001503414 A JP 2001503414A JP 2001503414 A JP2001503414 A JP 2001503414A JP 4891503 B2 JP4891503 B2 JP 4891503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorine
pentafluorobutane
process according
impurities
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001503414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003502298A (ja
Inventor
ブラウン マックス
アイヒホルツ カースティン
パルスヘルム シュテファン
ブロッシュ カーステン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Solvay Fluor GmbH
Original Assignee
Solvay Fluor GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Solvay Fluor GmbH filed Critical Solvay Fluor GmbH
Publication of JP2003502298A publication Critical patent/JP2003502298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4891503B2 publication Critical patent/JP4891503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/013Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens
    • C07C17/04Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens to unsaturated halogenated hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/38Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C17/395Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to a chemical modification of at least one compound

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【0001】
本発明は、一定の、塩素含有アルカンをUV−光により支持された塩素化により製造する方法に関する。
【0002】
元素状塩素を光照射下に不飽和炭素結合に付加すること、もしくは水素を塩素に交換することは、すでに長い間公知である。
【0003】
本発明の課題はより早い反応速度およびより高い選択性で塩素を含有するアルカンを製造することができる方法を提供することである。この課題は本発明の方法により解決する。
【0004】
C−C−二重結合を有する出発化合物に塩素を付加することによりまたは水素を塩素で交換することにより、ペンタクロロエタン;1,1,1−トリフルオロ−2,2,2−トリクロロエタン;1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタンおよび1,1,1,2−テトラクロロ−2,2−ジフルオロエタンを包含する群から選択された塩素含有アルカンを製造するためのおよびC−C−二重結合またはC−C−三重結合を有する化合物で汚染された1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンから、不飽和化合物の塩素化下に精製1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを製造するための本発明による方法は、波長λ≧280nmのUV−光の照射下に出発化合物を気相または液相中で元素状塩素と接触させることを意図する。
【0005】
この際、液相中で作業するかまたは気相中でも作業することができる。
【0006】
一般に、室温から200℃までの範囲の温度で、および1〜10バール(絶対)の圧力で作業することができる。反応温度および圧力を、処理すべき出発化合物または出発混合物が気相でもしくは液相で存在するように選択する。本発明の他の方法は、製法としての使用に関する(生産方法)。他の方法は精製法としての使用である。以下に先ずは製法としての使用を記載する。
【0007】
トリクロロエタンからのペンタクロロエタンの製法、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタンからの1,1,1,2−テトラクロロ−2,2−ジフルオロエタンの製法並びに1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタンからの1,1,1,−トリフルオロ−2,2,2−トリクロロエタンの製法に使用するのが特に有利である。
【0008】
出発化合物対元素状塩素のモル比は、塩素の付加の場合には1:0.1〜1:10の範囲であり、水素の塩素による置換の場合には1:0.01〜1:5である。水素の塩素での交換の際に、2個のH−原子の内の1個だけを交換する場合、出発化合物の塩素に対する比は上方の範囲である(僅かな塩素含量)。塩素を化学量論的に必要な量の0.9倍〜1.3倍量で使用するのが有利である。
【0009】
本発明の他の方法は光塩素化可能な(photochlorierbar)不純物の分離の目的での1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC−365mfc)の精製に関する。製法に伴い含有されているオレフィン系化合物は主に本発明による光塩素化により変換され、塩素化生成物の形で容易に分離することができることが示された。
【0010】
照射のためには有利に、280nmまたはこれ以上の波長(λ≧280nm)の(UV)−光のみを放射する、照射ランプ(例えば、Philips−蛍光管)を使用することができる。ここでは、照射は石英ガラスを介して可能である。この方法の唯一の前提は、このランプが元素状塩素の吸収範囲で放射するということである。これに対して選択的に例えば280nmを下回る範囲にいくつかの線も放射する照射ランプ(例えば、Hg−中圧または高圧照射装置)により照射することもできる。この方法においては、280nmまたはこれを越える波長(λ>280nm)の光のみを透過する、すなわちλ<280nmを有するより短い波長部分をフィルターにかけて除く、ガラスを介して照射しなければならない。このために好適であるのは例えばホウケイ酸ガラスである。この種のガラスは、通常B 7〜13%、SiO 70〜80%、更にAl 2〜7%およびNaO+KO4〜8%並びにアルカリ土類金属酸化物0〜5%を含有する。公知のホウケイ酸ガラスの商標はDuran、PyrexおよびSolidexである。もちろん記載した波長を上回る光を放射する照射ランプを使用し、かつ更に記載した波長を上回る光を透過する(すなわち、記載した波長を下回る光を透過しない)ガラスを使用することもできる。
【0011】
ランプ、例えばドーパントにより主に280nm以上の波長範囲でまたは該波長範囲内でのみ放射するHg−高圧ランプも、照射に非常に好適である。Hg−高圧照射装置は例えば254nmの領域に非常に強力なバンドを有し、このバンドは前記のように、例えばホウケイ酸ガラスによりフィルター除去される。金属ヨウ化物をドープされたHg−高圧照射装置はこの線を強く低下させる。そのようにドープされた照射装置においてしばしば変換率の著しい上昇は驚くべきことである。変換率および選択性に関しての優れた結果はヨウ化ガリウムをドープされたHg−高圧照射装置で、特にヨウ化タリウムまたはヨウ化カドミウムでドープされている照射装置で達せられた。そのような照射装置の使用の際にも、λ≦280nmを有するより短い波長の照射部分をフィルター除去するガラスを使用するのが有利である。前記領域を越える波長を有する全照射領域を利用することが目的にかなうものであり、かつ技術的に有利である。
【0012】
HFC−365mfcの精製は液相または気相中で行うことができる。ペンタクロロエタンの製造は有利に液相中で行われる。CFC−112a、CFC−113aおよびHCFC−123の製造は気相で行うのが有利である。気相中では連続的な作業が特に良好に行われる。
【0013】
この方法は気相中で貫流装置中で実施するのが有利である。連続的に出発物質(相応する水素およびハロゲンを有する出発化合物並びに塩素)を貫流装置に供給し、供給量に相応して連続的に反応生成物を取り出す。
【0014】
反応容器中の平均滞留時間は有利に0.01〜30分間、有利に0.01〜3分間、特に0.5〜30分間である。非常に短い滞留時間、例えば0.04〜0.5分間でも、すでに良好な結果が達せられる。最適な平均滞留時間は、特にランプの電力および照射装置(貫流装置)の形状的なパラメータに依存し、生成流の簡単な手動実験および分析、例えばクロマトグラフィーにより、調べることができる。
【0015】
特定の電力を有するただ1つの照射ランプを使用する代わりに、全体では同じ電力になる2つ以上の弱い電力のランプを直列に接続した反応装置中で使用する場合に、より良好な変換率および高い選択性が達せられる。その際、生成物をそれぞれの反応を後にした後に、例えば冷凍により分離するのが有利である。反応混合物の、例えば反応装置中への適当な組込装置による、反応混合物の良好な渦形成混合はしばしば好適である。液相中での作業は有利にバッチ法で作業される。
【0016】
この方法の利点は高い選択性における高い変換率である。
【0017】
次に実施例につき本発明を詳細に説明するが、これは本発明を限定するものではない。
【0018】
実施例
実施例1〜6:
波長λ>280nmの光でデュラン(Duran)50を介して1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(HCFC−123)を光塩素化することによる1,1,1−トリフルオロ−2,2,2−トリクロロエタン(CFC−113a)の製造
装置:水冷装置を備えるヘラエウス・ノーブルライト(Heraeus Noblelight)のHg−浸漬ランプTQ718を備えるデュラン(R)50からの浸漬シャフトを有するダブルジャケットガラスリアクター(オイルヒーターのためのダブルジャケット)(反応容積400ml)。1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタンを前蒸発装置で蒸発させ気体状で塩素とともに下から反応装置に(混合して)供給した。生成流の出口は上側にある。反応温度は110℃であった。反応装置を後にする気流はGC(Gasmaus中への試料の採取)により分析。
【0019】
実験1〜6を異なる塩素供給量で実施する。
【0020】
【表1】
Figure 0004891503
【0021】
実施例7〜11(比較実験):
123を石英ガラスを介して光塩素化することによる113aの製造
装置:水冷装置を備えるヘラエウス・ノーブルライト(Heraeus Noblelight)のHg−浸漬ランプTQ718を備える石英ガラスからなる浸漬シャフトを有するダブルジャケットガラスリアクター(オイルヒーターのためのダブルジャケット)(反応容積400ml)。1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタンを蒸発させ気体状で塩素とともに下から反応装置に供給した。生成流の出口は上側にある。反応温度は110℃であった。
【0022】
実験1〜5を異なる塩素供給量で実施する。
【0023】
【表2】
Figure 0004891503
【0024】
実施例12:
λ>280nmで光塩素化することによる1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(365mfc)からのオレフィン性副生成物の除去
a)実験室での実験
デュラン(R)50からなる100mlガラスフラスコ2個中にCClF(異性体2つ)7000ppmで汚染された365mfc50gを加えて攪拌した。
【0025】
熱的実験:
一方のフラスコに塩素0.4g(5.6mmol)を添加した後、すぐにこのフラスコをアルミニウムホイルで包み込む。24時間後、この試料をガスクロマトグラフィーにより検査した。CClF(異性体2つ)7000ppmのうち、なお4450ppmが見いだされ、しかしながら365mfc含量は1%を著しく越える量で減少した。
【0026】
光化学的実験:
第2のフラスコに塩素0.2g(2.8mmol)を添加した後、フィリップスの蛍光ランプ(Philips-Reflektorlampen Nr. 1099415, 電力40W)を用いて一夜照射した。引き続き試料をガスクロマトグラフィーにより調べた。CClF(異性体2つ)7000ppmのうち、なお160ppmが見いだされ、365mfc含量はほぼ変化しなかった。再度塩素0.2g(2.8mmol)を添加し、再度一夜照射したところ、もはや検出可能な量のCClF(<0.1ppm、SIM-Lauf、GC-MSD)は存在せず、ほぼ一定の365mfc含量であった。
【0027】
b)工業的規模での実験
実験装置:
頭頂部冷却器(水冷)を備えるガラスカラムを載置したプファウドラー(Pfaudler)−リアクター(容積=100 l)。プファウドラーの蓋中にデュラン50ガラスからなる浸漬管を備えるヘラエウス・ノーブルライトのHg−浸漬ランプTQ718を取り付ける。こうして、照射は波長λ>280nmで実施した。電力は700Wに調節した。
【0028】
実験実施法:
365mfcをプファウドラー中にポンプで供給した。塩素供給より30分間前に、撹拌下にHg−浸漬ランプ(700ワット)のスイッチを入れた。GC−MSDのSim−Lauf中でもはや全くオレフィンを検出できなくなるまで、浸漬管を介して塩素約20 l/hを供給した。塩素化の終了後、Hg−浸漬ランプを更に1時間作動した。そのように処理した365mfcを取出し、蒸留カラム(高さ:3m、直径 100mm、ガラス製の10mmラッシッヒ充填体で充填)中で精留した。
【0029】
12.1. 実験:
出発物質62.3kgを塩素40.9gで処理/実験時間3時間/
出発物質(光塩素化の前)のGC−分析:365mfc 99.5w/w%
全CClF:0.112w/w%
生成物(光塩素化の後)のGC−分析 :365mfc 99.4w/w%
全CClF:<10ppm
12.2. 実験:
出発物質62.0kgを塩素110.9gで処理/実験時間5時間/
出発物質の分析: 365mfc 99.7%
全CClF:0.210%
生成物の分析 :365mfc 99.6w/w%
全CClF:<10ppm
精製:
実験により得られたフラクションを合し、ガラスカラム中で精留した。蒸留後の純度は365mfc99.98w/w%であった。
【0030】
実施例13:
λ>280nmでの光塩素化によるトリクロロエチレンからペンタクロロエタン(120)の製造
a)5 l規模の光塩素化実験
実験装置:
還流冷却器、ブローカウンターおよびフリットを有する浸漬管を載置したデュラン50ガラスからなる5 lダブルジャケット容器。容器中には水で冷やした冷却蛇管を同様に備える。この容器を外からフィリップスの蛍光ランプで照射した(Philips-Reflektor-lampe Nr. 1099415, 電力40W)。
【0031】
実験実施法:
トリクロロエチレン3.24kg(24.7mol)を容器中に入れ、60℃に温度調節する(サーモスタット、ダブルジャケットに接続)。引き続き塩素1.926kg(27.17mol)を、塩素が突き抜けないようにもしくは装置をブローカウンターを介して去らないように、供給する。3時間後に反応は終了した。
【0032】
精製:
このように製造したペンタクロロエタンは純度99.4%を有し(残り:未反応トリクロロエチレンおよびヘキサクロロエタン)、かつ更に精製することなく使用することができる。
【0033】
b)工業的規模での光塩素化実験
実験装置:
頭頂部冷却器(水冷)を備えるガラスカラムを載置したプファウドラー・リアクター(Pfaudler-Reaktor)(容積=100 l)。プファウドラーの蓋中にデュラン(R)50ガラスからなる浸漬管を備えるヘラエウス・ノーブルライトのHg−浸漬ランプTQ718を取り付ける。こうして、照射は波長λ>280nmで実施される。電力は500Wに調節した。
【0034】
実験実施法:
トリクロロエチレン65.7kg(507mol)をプファウドラー中に満たし、60℃に温度調節し、攪拌した。引き続き、ランプを点火し、熱くして塩素35.36kg(500.1mol)を塩素が“突き抜け”ないように供給した。
【0035】
精製:
このように製造したペンタクロロエタンは実験終了後に、更に精製することなく純度99.1%(GC%)を有した;残り:トリクロロエチレンおよびヘキサクロロエタン。
【0036】
実施例14(比較例):
熱的塩素化
14a)トリクロロエチレンの熱的塩素化
トリクロロエチレン50g(0.381mol mmol)を塩素28g(0.423mol)と共に250mlオートクレーブ(Roth社製)中で合し、100℃に予め温度調節した油浴中に入れた。約50℃の内部温度が達成された時点で、強い発熱反応が生じ、かつ安全破壊板(Berstscheibe)を介してオートクレーブ内容物が排出管に排出される。
【0037】
14b)5 l規模での熱的実験
実験装置:
還流冷却器、ブローカウンターおよびフリットを有する浸漬管を載置したデュラン50ガラスからなる5 lダブルジャケット容器。容器中には水で冷やした冷却蛇管を同様に備える。この装置を完全にアルミニウムフォイルで被覆する。
【0038】
実験実施法:
トリクロロエチレン3.24kg(24.7mol)を容器中に入れ、60℃に温度調節する(サーモスタット、ダブルジャケットに接続)。引き続き塩素1.926kg(27.17mol)を、塩素が突き抜けないようにもしくは装置をブローカウンターを介して去らないように、供給する。15時間後に反応は終了した。
【0039】
精製:
このように製造したペンタクロロエタンは純度83.3%を有した(残り:未反応トリクロロエチレンおよび多量のヘキサクロロエタン)。
【0040】
実施例15〜19
波長λ>280nmの光で1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタン(133a)を光塩素化することによる1,1,1−トリフルオロ−2,2−ジクロロエタン(123)の製造
実験15〜19に関する一般的な装置および実施:
デュラン(R)50からの4.3 l容量のフォトリアクター(直径100mm、壁厚2mm)中で、133a 94.8g(0.80mol)および種々異なる量の塩素からなる混合物を混合し、ガス状で導入した。反応温度は30分間の実験の間約40℃であった。照射は、40WのUVランプ×3:型“Cleo Performance R-UVA 40W”フィリップス社製で行った。これらのランプはフォトリアクターの周囲に円筒形に配置されている。実験の評価はリアクター排気のGC−分析により行われた。
【0041】
実施例15:
供給:133a 94.8g(0.80mol)、塩素5.67g(0.08mol)、
結果:変換率:13.98%;
選択性123:86%;
選択性113a:13%。
【0042】
実施例16:
供給:133a 94.8g(0.80mol)、塩素17.01g(0.24mol)、
結果:変換率:25.2%;
選択性123:74%;
選択性113a:26%。
【0043】
実施例17:
供給:133a 94.8g(0.80mol)、塩素34.03g(0.48mol)、
結果:変換率:38.8%;
選択性123:57.4%;
選択性113a:42%。
【0044】
実施例18:
供給:133a 94.8g(0.80mol)、塩素51.05g(0.08mol)、
結果:変換率:45.8%;
選択性123:47%;
選択性113a:53%。
【0045】
実施例19:
供給:133a 94.8g(0.80mol)、塩素68.06g(0.96mol)、
結果:変換率:51%;
選択性123:44.3%;
選択性113a:56%。
【0046】
実施例20:
112aの製造目的での142bの光塩素化
反応を実施例1〜6に記載されているように実施した。変換率および収率は113aの製造の際と同様であった。

Claims (11)

  1. −C−二重結合またはC−C−三重結合を有する化合物で汚染されている1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンから、この不飽和化合物の塩素化下に精製1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを製造する方法において、波長λ≧280nmのUV−光の照射下に出発化合物を気相または液相中で元素状塩素と接触させる、精製1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製法。
  2. 液相中で実施する請求項1記載の方法。
  3. 室温〜200℃の範囲の温度で実施する請求項1記載の方法。
  4. 圧力1〜10バール(絶対)で実施する請求項1記載の方法。
  5. 不飽和の不純物を塩素含有不純物に変換し、所望の場合には分離する請求項1記載の方法。
  6. 元素状塩素を化学量論的に必要な量の0.9〜1.3倍で使用する、請求項1記載の方法。
  7. 反応容器中の滞留時間は0.01〜30分間である、請求項1記載の方法。
  8. 280nmまたはこれ以上のUV光のみを放射する、照射ランプを使用する、請求項1記載の方法。
  9. λ<280nmを有するより短い波長部分をフィルターにかけて除く、ガラスを介して反応を照射する、請求項1記載の方法。
  10. 不純物が製法に伴い1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン中に含有されている、請求項1記載の方法。
  11. 不飽和不純物がC ClF を含有する、請求項1記載の方法。
JP2001503414A 1999-06-16 2000-06-14 Uv−活性化塩素化 Expired - Fee Related JP4891503B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19927394 1999-06-16
DE19927394.4 1999-06-16
PCT/DE2000/001953 WO2000076945A2 (de) 1999-06-16 2000-06-14 Uv-aktivierte chlorierung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003502298A JP2003502298A (ja) 2003-01-21
JP4891503B2 true JP4891503B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=7911391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001503414A Expired - Fee Related JP4891503B2 (ja) 1999-06-16 2000-06-14 Uv−活性化塩素化

Country Status (9)

Country Link
US (3) US20020125122A1 (ja)
EP (1) EP1189856B1 (ja)
JP (1) JP4891503B2 (ja)
AT (1) ATE312065T1 (ja)
AU (1) AU6148300A (ja)
DE (2) DE10029283A1 (ja)
DK (1) DK1189856T3 (ja)
ES (1) ES2251386T3 (ja)
WO (1) WO2000076945A2 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2418856C (en) 2000-08-10 2011-12-13 Solvay (Societe Anonyme) Process for obtaining a purified hydrofluoroalkane
US20020077513A1 (en) * 2000-12-15 2002-06-20 Yates Stephen Frederic Purification of 1,1,1,3,3-pentafluorobutane
FR2823206B1 (fr) * 2001-04-05 2004-02-20 Atofina Procede photochimique semi-continu et dispositif pour sa mise en oeuvre
US20050087434A1 (en) * 2003-10-22 2005-04-28 Gregorio Tarancon Method and apparatus for transforming chemical fluids using halogen or oxygen in a photo-treatment process
US8766020B2 (en) 2008-07-31 2014-07-01 Honeywell International Inc. Process for producing 2,3,3,3-tetrafluoropropene
US20100181186A1 (en) * 2007-07-20 2010-07-22 Solvay Fluor Gmbh Process for obtaining a purified hydrofluoroalkane
US8975454B2 (en) 2008-07-31 2015-03-10 Honeywell International Inc. Process for producing 2,3,3,3-tetrafluoropropene
EP2349961B1 (en) * 2008-10-13 2016-11-23 Blue Cube IP LLC Process for the production of chlorinated and/or fluorinated propenes
US8558041B2 (en) * 2009-10-09 2013-10-15 Dow Global Technologies, Llc Isothermal multitube reactors and processes incorporating the same
EP2485833A2 (en) * 2009-10-09 2012-08-15 Dow Global Technologies LLC Adiabatic plug flow reactors and process for producing a chlorinated and/or fluorinated propene and higher alkene
EP2485997B1 (en) 2009-10-09 2015-09-09 Dow Global Technologies LLC Process for the production of chlorinated and/or fluorinated propenes and higher alkenes
EP2485996B1 (en) * 2009-10-09 2016-06-15 Blue Cube IP LLC Process for the production of chlorinated and/or fluorinated propenes
EP2714631B1 (en) 2011-05-31 2020-05-13 Blue Cube IP LLC Process for the production of chlorinated propenes
CA2836493A1 (en) 2011-05-31 2012-12-06 Max Markus Tirtowidjojo Process for the production of chlorinated propenes
BR112013031230A2 (pt) 2011-06-08 2017-01-31 Dow Agrosciences Llc processo para produção de propenos clorados e/ou fluorados
CN103717559A (zh) 2011-08-07 2014-04-09 陶氏环球技术有限责任公司 生产氯化的丙烯的方法
JP6166261B2 (ja) 2011-08-07 2017-07-19 ブルー キューブ アイピー エルエルシー 塩素化プロペンの製造方法
JP6050372B2 (ja) 2011-11-21 2016-12-21 ブルー キューブ アイピー エルエルシー クロロアルカンの製造方法
CN104024187B (zh) 2011-12-02 2017-04-12 蓝立方知识产权有限责任公司 生产氯化烷烃的方法
CA2856545A1 (en) 2011-12-02 2013-06-06 Dow Global Technologies Llc Process for the production of chlorinated alkanes
JP6170068B2 (ja) 2011-12-13 2017-07-26 ブルー キューブ アイピー エルエルシー 塩素化プロパン及びプロペンの製造方法
EP2794528B1 (en) 2011-12-22 2020-02-26 Blue Cube IP LLC Process for the production of tetrachloromethane
WO2013096706A1 (en) 2011-12-23 2013-06-27 Dow Global Technologies, Llc Process for the production of alkenes and/or aromatic compounds
WO2014046970A1 (en) 2012-09-20 2014-03-27 Dow Global Technologies, Llc Process for the production of chlorinated propenes
EP2897932A1 (en) 2012-09-20 2015-07-29 Dow Global Technologies LLC Process for the production of chlorinated propenes
EP2900364B1 (en) 2012-09-30 2018-06-13 Blue Cube IP LLC Weir quench and processes incorporating the same
CA2887559A1 (en) 2012-10-26 2014-05-01 Dow Global Technologies Llc Mixer and reactor and process incorporating the same
CA2893841C (en) 2012-12-18 2018-07-24 Dow Global Technologies Llc Process for the production of chlorinated propenes
JP6251286B2 (ja) 2012-12-19 2017-12-20 ブルー キューブ アイピー エルエルシー 塩素化プロペン生成のための方法
WO2014134233A2 (en) 2013-02-27 2014-09-04 Dow Global Technologies Llc Process for the production of chlorinated propenes
CN105026348A (zh) 2013-03-09 2015-11-04 蓝立方知识产权有限责任公司 用于生产氯化烷烃的方法
CN104058928B (zh) * 2014-06-19 2017-11-21 巨化集团技术中心 一种含溴氟代烷烃合成中提高装置生产能力的方法
WO2019003896A1 (ja) * 2017-06-27 2019-01-03 Agc株式会社 2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンおよび/または3-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンの製造方法、ならびに2,3,3,3-テトラフルオロプロペンの製造方法
WO2020024624A1 (en) 2018-07-30 2020-02-06 Fujian Yongjing Technology Co., Ltd Manufacture process of hcfc-123 and/or hcfc-122
JP7534042B2 (ja) 2018-11-08 2024-08-14 福建永晶科技股▲ふん▼有限公司 1,1,1-トリフルオロ-2-クロロエタン(HCFC-133a)及び/又はトリフルオロエチルアミン(TFEA)の新しい製造方法
JP6958596B2 (ja) * 2019-07-01 2021-11-02 ダイキン工業株式会社 アルカンの製造方法
JP7247045B2 (ja) * 2019-07-26 2023-03-28 関東電化工業株式会社 1,1,2-トリクロロ-2-フルオロエテン(tcfe)の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382711A (en) * 1976-12-21 1978-07-21 Allied Chem Process for preparing 1*1*11trifluoroo2*22dichloroethane
JPH0324024A (ja) * 1989-06-07 1991-02-01 Atochem North America Inc 1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンからの不飽和炭素化合物の除去
JPH0352831A (ja) * 1989-07-14 1991-03-07 Hoechst Ag 光塩素化による1,1,1‐トリフルオロ‐2,2‐ジクロロエタンの製造方法
JPH08198783A (ja) * 1995-01-18 1996-08-06 Central Glass Co Ltd 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法
WO1997037955A1 (en) * 1996-04-04 1997-10-16 Alliedsignal Inc. PURIFICATION OF 1,1,1,3,3-PENTAFLUOROPROPANE (R-245fa)
JPH10120604A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Elf Atochem Sa ヒドロクロロフルオロエタンの精製方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB698127A (en) 1951-03-14 1953-10-07 Ici Ltd Improvements in or relating to the production of tetrafluorodichloroethane
JPS5013179B2 (ja) 1972-08-31 1975-05-17
DE3371063D1 (en) 1983-12-01 1987-05-27 Dow Chemical Co Process for the production of 1,1,2-trichloro-2,2-difluoroethane
US5336377A (en) * 1991-12-18 1994-08-09 Allied-Signal Inc. Process for removing 2-chloro-1,1-difluoroethylene from 1,1,1,2-tetrafluoroethane and co-producing 2-chloro-1,1,1,2-tetrafluoroethane
CN1034999C (zh) * 1993-07-05 1997-05-28 浙江省化工研究院 一种1,1,1-三氟-2,2,2-三氯乙烷的制备方法
US5421971A (en) * 1993-09-03 1995-06-06 Alliedsignal Inc. Hydrochlorofluorocarbons and hydrofluorocarbons and methods for producing the same
US5944962A (en) * 1995-10-03 1999-08-31 Laroche Industries, Inc. Process for photochlorination

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5382711A (en) * 1976-12-21 1978-07-21 Allied Chem Process for preparing 1*1*11trifluoroo2*22dichloroethane
JPH0324024A (ja) * 1989-06-07 1991-02-01 Atochem North America Inc 1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンからの不飽和炭素化合物の除去
JPH0352831A (ja) * 1989-07-14 1991-03-07 Hoechst Ag 光塩素化による1,1,1‐トリフルオロ‐2,2‐ジクロロエタンの製造方法
JPH08198783A (ja) * 1995-01-18 1996-08-06 Central Glass Co Ltd 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの製造方法
WO1997037955A1 (en) * 1996-04-04 1997-10-16 Alliedsignal Inc. PURIFICATION OF 1,1,1,3,3-PENTAFLUOROPROPANE (R-245fa)
JPH10120604A (ja) * 1996-10-18 1998-05-12 Elf Atochem Sa ヒドロクロロフルオロエタンの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050101811A1 (en) 2005-05-12
EP1189856B1 (de) 2005-12-07
US20040016633A1 (en) 2004-01-29
DK1189856T3 (da) 2006-04-18
EP1189856A2 (de) 2002-03-27
ES2251386T3 (es) 2006-05-01
WO2000076945A3 (de) 2001-05-31
AU6148300A (en) 2001-01-02
US7282120B2 (en) 2007-10-16
US20020125122A1 (en) 2002-09-12
DE10029283A1 (de) 2000-12-21
ATE312065T1 (de) 2005-12-15
WO2000076945A2 (de) 2000-12-21
DE50011826D1 (de) 2006-01-12
JP2003502298A (ja) 2003-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4891503B2 (ja) Uv−活性化塩素化
AU2007205746B2 (en) Process for obtaining a purified hydrofluoroalkane
JP6013353B2 (ja) 2,3,3,3−テトラフルオロプロペンの製造法
KR101793150B1 (ko) 2,3,3,3-테트라플루오로프로펜 제조방법
EP0401493B1 (en) Removal of unsaturated carbon compounds from 1,1-dichloro-1-fluoroethane
US5315044A (en) Process for production of 1,1,1-trifluoro-2,2-dichloroethane
EP0526908B1 (en) Process for production of 1,1,1-trifluoro-2,2-dichloroethane
TWI793063B (zh) C3氯化烷類和烯類化合物的製造方法
AU2001293792A1 (en) Process for obtaining a purified hydrofluoroalkane
US20100181186A1 (en) Process for obtaining a purified hydrofluoroalkane
TW200408617A (en) Photochlorination of 1,1,1,3,3-pentafluoropropane
JP2015529247A (ja) 塩素化プロペンの生成のためのプロセス
US20120136183A1 (en) Method for preparing fluorine compounds
JPH07206757A (ja) ポリフルオルクロル−及びペルフルオルカルボン酸クロリドの製法
JPWO2018193884A1 (ja) 1,1−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンの製造方法
JP3868493B2 (ja) ジフルオルクロルアセチルクロリド及びジクロルアセチルクロリドの製法
JP2001504845A (ja) カルボン酸フルオリドの製造方法
JP2004504284A (ja) ハイドロフルオロカーボン類の製造方法
KR100203380B1 (ko) 클로로펜타플루오로에탄과 염화수소의 공비 혼합물 형성을 이용한 펜타플루오로에탄의 제조방법
WO2022163745A1 (ja) 3-クロロ-1,1,2,2-テトラフルオロプロパンの製造方法および1-クロロ-2,3,3-トリフルオロプロペンの製造方法
RU2157362C2 (ru) Способ очистки 1,1,1-фтордихлорэтана

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100804

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101102

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees