JP4890701B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラムに関し、特に、ストロボ光を発光して被写体を撮影するのに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、内蔵ストロボ装置を備えたデジタルカメラが知られている。かかる内蔵ストロボ装置は、カメラの小型化を計るために閃光管に接続されているメインコンデンサの容量を大きくすることができず、そのガイドナンバーに限りがあり、上記ストロボ装置を用いて撮影した場合の撮影到達距離に限界があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題点を解決するために、撮像素子の感度を上げて(具体的には画像信号の信号レベルのゲイン値を上げて)ストロボ光の到達距離を達成していた。
【0004】
しかしながら、ゲイン値を上げると撮像素子のノイズ成分も増幅することになり、撮影画像が汚くなってしまうという欠点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ストロボ光を発光して被写体を撮影する際に、良質な撮影画像が得られるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、ストロボ装置を発光させた撮影が可能な撮像装置であって、入射した光に応じた信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力された信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段のゲインを設定する設定手段と、前記ストロボ装置のメインコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、前記ストロボ装置の発光が可能な状態であることを表す情報を報知する報知手段と、前記報知手段の制御を行う制御手段と、を備え、 前記設定手段は、前記メインコンデンサの充電によって前記電圧検出手段により検出される前記電圧が高くなるほど前記ゲインを低く設定し、前記制御手段は、前記設定手段により設定される前記ゲインが所定の値以下になると、前記報知手段により前記情報を報知させることを特徴とする。
【0007】
本発明の撮像装置の制御方法は、ストロボ装置を発光させた撮影が可能であって、入射した光に応じた信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力された信号を増幅する増幅手段と、前記ストロボ装置の発光が可能な状態であることを表す情報を報知する報知手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、前記増幅手段のゲインを設定する設定工程と、前記ストロボ装置のメインコンデンサの電圧を検出する電圧検出工程と、前記報知手段の制御を行う制御工程と、を備え、前記設定工程では、前記メインコンデンサの充電によって前記電圧検出工程で検出される前記電圧が高くなるほど前記ゲインを低く設定し、前記制御工程では、前記設定工程で設定される前記ゲインが所定の値以下になると、前記報知手段により前記情報を報知させることを特徴とする。
【0008】
本発明のコンピュータプログラムは、前記撮像装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の撮影装置は、内蔵ストロボと、外付けの外部ストロボとを有している。
【0011】
図1は、本実施の形態に係る撮影装置として配設されるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
図1において、100はデジタルカメラを示しており、本実施の形態のデジタルカメラ100は、レンズ系101、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102、CCD103、CDS回路104、可変利得増幅器(AGCアンプ)105、A/D変換器106、IPP107、DCT108、コーダー109、MCC110、DRAM111、PCカードインタフェース112、CPU121、第1の表示部122、操作部123、第2の表示部124、SG(制御信号生成)部126、CPU121の制御によりストロボの発光制御を行うストロボ制御部140、ストロボ制御部140によって制御されるカメラに内蔵された内蔵ストロボ充電・発光部141、外付けの外部ストロボの接続部142、バッテリ128、DC−DCコンバータ129、EEPROM130、フォーカスドライバ131、フォーカスパルスモータ132、ズームドライバ133、ズームパルスモータ134、及びモータドライバ135を具備して構成されている。
【0012】
また、PCカードインタフェース112を介して着脱可能なPCカード150が接続されている。さらに、IPP107、DCT108、MCC110、CPU121、及び第1の表示部122は、バス170によって接続されている。
【0013】
レンズユニットは、レンズ系101と、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102とからなり、メカ機構102に備えられているメカニカルシャッタは、2つのフィールドの同時露光を行う。
【0014】
レンズ系101は、例えば、バリフォーカルレンズからなり、フォーカスレンズ系101aとズームレンズ系101bとで構成されている。
【0015】
フォーカスドライバ131は、CPU121から供給される制御信号に従って、フォーカスパルスモータ132を駆動して、フォーカスレンズ系101aを光軸方向に移動させる。
【0016】
ズームドライバ133は、CPU121から供給される制御信号に従って、ズームパルスモータ134を駆動して、ズームレンズ系101bを光軸方向に移動させる。
【0017】
また、モータドライバ135は、CPU121から供給される制御信号に従ってメカ機構102を駆動し、例えば、絞りの絞り値を設定する。
【0018】
CCD(電荷結合素子)103は、上記レンズユニット101、102を介して入力した映像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。
【0019】
CDS(相関2重サンプリング)回路104は、CCD型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。
【0020】
また、AGCアンプ105は、CDS回路104で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補正するゲイン調整手段としての機能を有している。なお、AGCアンプ105のゲインは、CPU121により、CPU121が内蔵するD/A変換器を介して設定データ(コントロール電圧)がAGCアンプ105に設定されることにより設定される。
【0021】
さらに、A/D変換器106は、AGCアンプ105を介して入力したCCD103からのアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
すなわち、CCD103の出力信号は、CDS回路104およびAGCアンプ105を介し、またA/D変換器106により、最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変換される。
【0022】
また、デジタル信号処理部であるIPP(Image Pre-Processor)107、DCT(Discrete Cosine Transform)108、およびコーダー(Huffman Encoder/Decoder )109は、A/D変換器106から入力したデジタル画像データについて、色差(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて各種処理、補正および画像圧縮/伸長のためのデータ処理を施す。
【0023】
さらに、MCC(Memory Card Controller)110は、圧縮処理された画像を一旦蓄えてPCカードインタフェース112を介してPCカード150への記録、或いはPCカード150からの読み出しを行う。
【0024】
CPU121は、例えば、EEPROM130に格納されたプログラムに従って、DRAM111を作業領域として使用して、操作部123からの指示、或いは図示しないリモコン等の外部動作指示に従い、上記デジタルカメラ100内部の全動作を制御する。具体的には、CPU121は、撮像動作、自動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)調整動作や、AF動作等の制御を行う。
【0025】
また、カメラ電源は、例えば、Ni−Cd、ニッケル水素、リチウム電池等であるバッテリ128から、DC−DCコンバータ129に入力され、デジタルカメラ100内部に供給される。
【0026】
第1の表示部122は、LCD、LED、EL等で実現されており、撮影したデジタル画像データや、伸長処理された記録画像データ等の表示を行う。
【0027】
操作部123は、機能選択、撮影指示、およびその他の各種設定を外部から行うためのボタンを備えている。また、この操作部123における操作状態や、後述のAFの結果や、ストロボの充電完了等を表示する第2の表示部124がデジタルカメラ100に具備されている。さらに、EEPROM130には、CPU121がデジタルカメラ100の動作を制御する際に使用する調整データ等が書き込まれている。
【0028】
ストロボ制御部140は、デジタルカメラ100に内蔵されている内蔵ストロボ、及びデジタルカメラ100に外付けされる外部ストロボのうち、少なくとも何れか一方を選択するストロボ選択手段200、上記ストロボ選択手段200により選択されたストロボのメインコンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手段201、上記ストロボ選択手段200により選択されたストロボの放電管を発光させた後に、被写体からの反射光を測光し、測光した測光量が所定レベルに達した場合に上記ストロボ放電管の発光を停止させるストロボ調光部202、及びストロボ関係の信号をCPU121とやり取りするCPUインターフェース(CPU I/F)203を備えている。
【0029】
また、ストロボ調光部202は、図示しないが、被写体からのストロボ光の反射光を受光して電気信号に変換する受光部や、上記電気信号とCPU121により設定される調光値(基準値)とを比較して、上記電気信号が調光値より大となった場合にそれぞれのストロボ発光管の発光を停止させる比較部等を備える。
【0030】
内蔵ストロボ充電・発光部141は、ストロボ制御部140と接続されている。
【0031】
外部ストロボ160は、外部ストロボ接続部142を介してストロボ制御部140と接続されている。
【0032】
上記内蔵ストロボ充電・発光部141は、図2のようにストロボ選択手段200からの信号に基づき昇圧回路1によって充電されるメインコンデンサ2や、該メインコンデンサの充電電圧を検出する電圧検出回路3や、ストロボ選択手段200からの発光制御信号に従ってストロボ光を発するストロボ発光回路4や、ストロボ制御部140と信号のやり取りを行うインターフェース(I/F)5を備える。
【0033】
外部ストロボ160は、図2と同様に図3のような回路を備えている。図3において、図2と同一番号は同じ機能を示している。その他外部ストロボ160は、ストロボをコントロールするストロボCPU9、メインコンデンサ2の充電状態を表示する充電完了表示部6、外部ストロボの各種モードをセットする操作部7、及びその操作状態を表示する充電完了表示部8を備えている。
【0034】
デジタルカメラ100(CPU121)は、被写体を撮像して得られる画像データを、PCカード150に記録する記録モードと、PCカード150に記録された画像データを表示する表示モードと、撮像した画像データを第1の表示部122に直接表示するモニタリングモード等を備えている。
【0035】
図4は、上記IPP107の具体的構成の一例を示す図である。
IPP107は、図4に示す如く、A/D変換器106から入力したデジタル画像データをR・G・Bの各色成分に分離する色分離部1071と、分離されたR・G・Bの各画像データを補間する信号補間部1072と、R・G・Bの各画像データの黒レベルを調整するペデスタル調整部1073と、R、Bの各画像データの白レベルを調整するホワイトバランス調整部1074と、CPU121により設定されたゲインでR・G・Bの各画像データを補正するデジタルゲイン調整部1075と、R・G・Bの各画像データのγ変換を行うガンマ変換部1076と、RGBの画像データを色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに分離するマトリックス部1077と、色差信号(Cb、Cr)と輝度信号(Y)とに基づいてビデオ信号を作成し、第1の表示部122に出力するビデオ信号処理部1078とを備えている。
【0036】
さらに、IPP107は、ペデスタル調整部1073によるペデスタル調整後の画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1079と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)の所定周波数成分のみを通過させる帯域 通過フィルター(BPF)1080と、BPF1080を通過した輝度データ(Y)の積分値をAF評価値としてCPU121に出力するAF評価値回路1081と、Y演算部1079で検出した輝度データ(Y)に応じたデジタルカウント値をAE評価値としてCPU121に出力するAE評価値回路1082と、デジタルゲイン調整部1075によるゲイン調整後のR・G・Bの各画像データの輝度データ(Y)を検出するY演算部1083と、Y演算部1083で検出した各色の輝度データ(Y)をそれぞれカウントして各色のAWB評価値としてCPU121に出力するAWB評価値回路1084と、CPU121とのインターフェースであるCPUインターフェース(CPUI/F)1085と、DCT108とのインターフェースであるDCTインターフェース(DCTI/F)1086等を備えている。
【0037】
次に、AF制御について説明する。AF制御においては、シャッタ速度およびゲインが設定された後、フォーカスパルスモータ132が1VD期間に規定パルス駆動される。この規定パルス駆動の間に、IPP107内で得られたデジタル映像信号が処理されて輝度信号が得られる。この輝度信号の高周波成分を積分してAF評価値が求められ、このAF評価値のピークが合焦位置となる。
【0038】
次に、ストロボ撮影処理の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0039】
まず、レリーズボタンが半押しにされると(ステップS201)、事前に操作部123と第2の表示部124によって決定された使用ストロボが内蔵か、外付けか、両方かによって(ステップS202)、フラッグFLGをそれぞれ1(ステップS203)、2(ステップS204)、3(ステップS205)とする。
【0040】
そして、ストロボ選択手段200の出力に応じてメインコンデンサ2を選択して充電を開始する(ステップS206、S207、S208)。
【0041】
このステップS202、S203、S204、S205で行われる処理は、デジタルカメラ100のコンピュータシステムにより構成される選択手段により行われる。
【0042】
次に、上記フラッグFLGの値に応じてガイドナンバーを算出して、AGCアンプ105のゲインを決定する。すなわち、FLG=1または2であれば、それぞれのガイドナンバーG1、G2に対応したゲインとし、FLG=3であれば合成ガイドナンバーを数1に基づいて算出する。
【0043】
【数1】
Figure 0004890701
【0044】
そして、上記算出した合成ガイドナンバーを対応したゲインとする(ステップS209)。
【0045】
このステップS209で行われる処理は、デジタルカメラ100のコンピュータシステムにより構成されるガイドナンバー検出手段及び撮像感度設定手段により行われる。
【0046】
続いて、メインコンデンサ2の充電電圧を検出する回路である充電電圧検出手段201の出力に応じてCPU121は、SG部126を介してCCD103のAGCアンプ105のゲインを図6のようにさらに変化させる(ステップS210)と共に、ゲインが所定の値となった時に、充電完了の表示を第2の表示部124或いは充電完了表示部6に表示する(ステップS211)。
【0047】
このステップS210で行われる処理は、デジタルカメラ100のコンピュータシステムにより構成される電圧検出手段及び撮像感度設定手段により行われる。
【0048】
充電電圧が第1の所定電圧V1に達すると、CPU121はAGCアンプ105のゲインをAに設定し、充電完了表示とストロボ光の到達距離を第2の表示部124に表示すると同時に、ストロボ装置(撮影に使用するストロボ)を発光可能状態とする(ステップS212)。さらに充電が進むと、図6のように充電電圧に連動してフル充電電圧(V2)までAGCアンプ105のゲイン(B)を変え、第2の表示部124或いは充電完了表示部6の表示も変える。
【0049】
このように、充電完了状態を表示するようにすれば、ユーザは、充電完了状態を把握することができ、どのような画質の写真撮影ができるかを容易に判断することができる。
【0050】
また、上記ステップS211、S212で行われる処理は、デジタルカメラ100のコンピュータシステムにより構成される充電完了表示手段により行われる。
【0051】
次に、AF処理を行う(ステップS213)。このAF処理の具体的な処理についての説明はストロボを選択して撮影を行う動作とは無関係なので、ここでは省略する。
【0052】
そして、CPU121は、上記レリーズキーが全押しされると(ステップS214)、選択されたストロボに発光制御信号を送出し、ストロボ発光管を発光させ、ストロボ撮影を行う(ステップS215)。
【0053】
これにより、被写体にはストロボ光が照射される。そして、ストロボ光が照射されている間、ストロボ調光部202の受光部は、被写体からのストロボ光の反射光を受光して電気信号に変換して出力する。
【0054】
これに応じて、ストロボ調光部202の比較部は、上記受光部から入力される電気信号と、CPU121により設定される調光値(基準値)とを比較して上記電気信号が調光値より大となった場合にストロボ発光管の発光を停止させる。また、AGCアンプ105に設定されたゲイン値に応じて画像データのレベルが調整されることになる。
【0055】
このステップS215で行われる処理は、デジタルカメラ100のコンピュータシステムにより構成される選択手段により行われる。
【0056】
そして、これと同時に、被写体に応じた画像データをCCD103で取込み、CDS回路104、AGCアンプ105、A/D変換器106、IPP107、DCT108、コーダー109、およびMCC110等を介して、画像データをPCカード150に記録する。
【0057】
なお、ストロボ制御部140は、外部ストロボ接続部142に外付けの外部ストロボ160が接続された時には、内蔵ストロボ140でストロボ光を発光することを禁止するように制御する発光禁止手段としての機能も有している。
【0058】
以上のように、本実施の形態では、小型の内蔵ストロボ充電・発光部141及び外付けの外部ストロボ160のうち、少なくとも何れか一方を選択し、選択したストロボのガイドナンバーに応じて撮像素子のゲイン値を設定するようにしたので、撮影の目的に合わせた画像を得ることが可能になる。
【0059】
具体的には、小型の内蔵ストロボ充電・発光部141を使用する場合においては、画質を犠牲にしてもストロボ光の到達距離を伸ばすことが可能となり、即写性に富んだ撮影が可能となる一方、外付けの大型の外部ストロボ160を使用する場合には撮像素子のゲイン値を小さくにすることによって高画質の画像を得ることができる。さらに両方のストロボ141、160を選択した場合には撮像素子のゲイン値をさらに小さくにすることによってより高画質の画像を得ることができる。
【0060】
また、内蔵ストロボ充電・発光部141及び外付けの外部ストロボ160に備えられたメインコンデンサ2の充電電圧に応じてゲイン値を変化させるようにしたので、外部ストロボ160や複数のストロボ141、160を撮影に使用するストロボとして選択した場合にも、多少画質を犠牲にしても即写性を上げることが可能であるとともに、メインコンデンサ2を十分に充電し、撮像素子のゲイン値を小さくすることによって一層高画質の画像を得ることができる。
【0061】
なお、図6では充電電圧とAGCアンプ105のゲインが連続的に連動するようになっているが、電圧検出回路内にコンパレータを用いて図7のようにA、B、C、Dと段階的に変えて、充電完了表示を124に段階的に表示してもかまわない。
また、上記実施の形態においては、内蔵ストロボ、外付けの外部ストロボをそれぞれ1機ずつ備えた構成のデジタルカメラについて説明したが、それぞれを複数台備えた場合であっても同様の制御を行うことができる。
【0062】
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0063】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0064】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、ストロボ光を発光して被写体を撮影する際に、良質な撮影画像を得ることが可能になる。
【0067】
具体的には、画質を犠牲にしてもストロボ光の到達距離を伸ばして即写性に富んだ撮影を行うか、それとも撮像素子のゲイン値を小さくにすることによって良質の写真が得られる撮影を行うかの何れかを選択して撮影を行うことができる。さらに、複数のストロボを選択した場合には撮像素子のゲイン値をさらに小さくにすることによって最良質の写真を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、撮影装置の構成例を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態を示し、内蔵ストロボ充電・発光部の回路の一例を示したブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態を示し、外付けの外部ストロボの回路の一例を示したブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態を示し、デジタル信号処理部の具体的な構成の一例を示した図である。
【図5】本発明の実施の形態を示し、ストロボ撮影処理の一例を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態を示し、ストロボに備えられたメインコンデンサの充電電圧とAGCアンプのゲイン値との関係の一例を示した図である。
【図7】本発明の実施の形態を示し、ストロボに備えられたメインコンデンサの充電電圧とAGCアンプのゲイン値との関係の他の例を示した図である。
【符号の説明】
1 昇圧回路
2 メインコンデンサ
3 電圧検出回路
4 ストロボ発光回路
7 操作部
8 充電完了表示部
9 ストロボCPU
100 デジタルカメラ
103 CCD
105 AGCアンプ
107 デジタル信号処理部
111 DRAM
121 CPU
123 操作部
124 第2の表示部
126 制御信号生成部
130 EEPROM
140 ストロボ制御部
141 内蔵ストロボ充電・発光部
142 外部ストロボ接続部
160 外部ストロボ
200 ストロボ選択手段
201 充電電圧検出手段
202 ストロボ調光部

Claims (4)

  1. ストロボ装置を発光させた撮影が可能な撮像装置であって、
    入射した光に応じた信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力された信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段のゲインを設定する設定手段と
    前記ストロボ装置のメインコンデンサの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記ストロボ装置の発光が可能な状態であることを表す情報を報知する報知手段と、
    前記報知手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記メインコンデンサの充電によって前記電圧検出手段により検出される前記電圧が高くなるほど前記ゲインを低く設定し、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定される前記ゲインが所定の値以下になると、前記報知手段により前記情報を報知させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記メインコンデンサの充電によって前記電圧検出手段により検出される前記電圧がフル充電電圧になると、前記報知手段に前記情報とは異なる情報を報知させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. ストロボ装置を発光させた撮影が可能であって、入射した光に応じた信号を出力する撮像素子と、前記撮像素子から出力された信号を増幅する増幅手段と、前記ストロボ装置の発光が可能な状態であることを表す情報を報知する報知手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記増幅手段のゲインを設定する設定工程と、
    前記ストロボ装置のメインコンデンサの電圧を検出する電圧検出工程と、
    前記報知手段の制御を行う制御工程と、を備え、
    前記設定工程では、前記メインコンデンサの充電によって前記電圧検出工程で検出される前記電圧が高くなるほど前記ゲインを低く設定し、
    前記制御工程では、前記設定工程で設定される前記ゲインが所定の値以下になると、前記報知手段により前記情報を報知させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載の撮像装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2001286540A 2001-09-20 2001-09-20 撮像装置、撮像装置の制御方法、及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4890701B2 (ja)

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