JP4889700B2 - 車両用連動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2つのブレーキを備える車両に関し、それらのブレーキを連動させてブレーキ操作する車両用連動ブレーキ装置に関するものである。
車両用連動ブレーキ装置として、二つのブレーキ操作子の一方で油圧式ディスクブレーキと機械式ドラムブレーキとを操作し、他方で油圧式ディスクブレーキを操作する車両用連動ブレーキ装置が知られている。
この種の車両用連動ブレーキ装置は、油圧式ディスクブレーキと機械式ドラムブレーキとを選択的に操作できるような機構、例えば、油圧マスタシリンダとレバー機構とを組み合わせたマスタシリンダユニットを用いるものであった。
このような車両用連動ブレーキ装置として、操作子の操作力をイコライザで分配して2つのブレーキを作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−167152号公報
特許文献1の車両用連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作レバーで2つのブレーキ(第1ブレーキ及び第2ブレーキ)をマスタシリンダユニットのイコライザを介して作動させる連動ブレーキ装置であり、イコライザの第1ブレーキ連結部側をブレーキロック保持手段で係止し、ブレーキロックを掛けることができるようにしたものである。
しかし、このような車両用連動ブレーキ装置では、連動ブレーキのイコライザには、第1ブレーキ若しくは第2ブレーキへの操作力の分配比率が一つしかなく、多様な運転スタイルに対するニーズに対応することができなかった。
本発明は、多様な運転方法が可能となる車両用連動ブレーキ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、第1ブレーキと、第2ブレーキと、 これらの第1ブレーキ、第2ブレーキを連動させて操作する連動ブレーキ操作子と、第1ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキ操作力伝達手段と、第2ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキ操作力伝達手段と、連動ブレーキ操作子に一端が連結される連動ブレーキ操作力伝達手段と、これらの連動ブレーキ操作力伝達手段の他端、第1ブレーキ操作力伝達手段及び第2ブレーキ操作力伝達手段が連結され、連動ブレーキ操作子の操作に応じて第1ブレーキ及び第2ブレーキに操作力を分配してそれぞれ作動することを可能とするイコライザと、連動ブレーキ操作力伝達手段によって作動させる場合とは異なる分配率で第1ブレーキと第2ブレーキの少なくとも一方を作動状態とするブレーキ手段とを備えた車両用連動ブレーキ装置において、イコライザには、連動ブレーキ操作力伝達手段の他端を連結する連動ブレーキ連結部と、連動ブレーキ連結部の両側に振り分けて、第1ブレーキ操作力伝達手段を連結する第1ブレーキ連結部と、第2ブレーキ操作力伝達手段を連結する第2ブレーキ連結部とが設けられ、ブレーキ手段に、連動ブレーキ操作子とは別の第2操作子と、この第2操作子に一端が連結され、イコライザの連動ブレーキ連結部よりも一方のブレーキ連結部側に、他端が連結される第2操作力伝達手段とを連動ブレーキ操作力伝達手段とは別に備え、第2操作力伝達手段の他端は、一方のブレーキ連結部よりも外側に連結されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、連動ブレーキ操作子及び第2操作子は、車体側の同一支持軸で回動可能に支持され、第2操作子は、操作時には連動ブレーキ操作子で操作可能に構成され、支持軸から連動ブレーキ操作力伝達手段の一端までの距離をA1、支持軸から第2操作力伝達手段の一端までの距離をB1、他方のブレーキ連結部から連動ブレーキ操作力伝達手段の他端までの距離をA2、他方のブレーキ連結部から第2操作力伝達手段他端までの距離をB2とするときに、これらの距離(B1,A1,B2,A2)の関係をB1/A1≧B2/A2に設定したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、ブレーキ手段は、第2操作子を操作状態でロック可能に構成することで、一方のブレーキを作動状態に保持するブレーキロックをするものであることを特徴とする。
請求項に係る発明は、連動ブレーキ操作子及び第2操作子は、車体側の同一支持軸で回動可能に支持され、第2操作子は、操作時には連動ブレーキ操作子で操作可能に構成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、支持軸から連動ブレーキ操作力伝達手段の一端までの距離をA1、支持軸から第2操作力伝達手段の一端までの距離をB1、他方のブレーキ連結部から連動ブレーキ操作力伝達手段の他端までの距離をA2、他方のブレーキ連結部から第2操作力伝達手段の他端までの距離をB2とするときに、これらの距離(B1,A1,B2,A2)の関係をB1/A1≧B2/A2に設定したことを特徴とする。
請求項に係る発明は、一方のブレーキは、油圧を介さずブレーキ操作される機械式のブレーキであることを特徴とする。
請求項に係る発明は、連動ブレーキ操作力伝達手段の他端は、イコライザにスライド可能に連結されるとともに、第2操作力伝達手段の他端は、イコライザにスライド可能に連結されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1ブレーキと、第2ブレーキと、これらの第1ブレーキ、第2ブレーキを連動させて操作する連動ブレーキ操作子と、第1ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキ操作力伝達手段と、第2ブレーキにブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキ操作力伝達手段と、連動ブレーキ操作子に一端が連結される連動ブレーキ操作力伝達手段と、これらの連動ブレーキ操作力伝達手段の他端、第1ブレーキ操作力伝達手段及び第2ブレーキ操作力伝達手段が連結され、連動ブレーキ操作子の操作に応じて第1ブレーキ及び第2ブレーキをそれぞれ作動することを可能とするイコライザと、第1ブレーキと第2ブレーキのいずれか一方を作動状態とするブレーキ手段とから車両用連動ブレーキ装置が構成される。
イコライザには、連動ブレーキ操作力伝達手段の他端を連結する連動ブレーキ連結部と、連動ブレーキ連結部の両側に振り分けて、第1ブレーキ操作力伝達手段を連結する第1ブレーキ連結部と、第2ブレーキ操作力伝達手段を連結する第2ブレーキ連結部とが設けられる。
ブレーキ手段に、連動ブレーキ操作子とは別の第2操作子と、この第2操作子に一端が連結され、イコライザの連動ブレーキ連結部よりも一方のブレーキ連結部側に、他端が連結される第2操作力伝達手段とを連動ブレーキ操作力伝達手段とは別に備えたので、連動ブレーキ操作子を操作するときに対し、第2操作子を操作する場合に、一方のブレーキ力を上げて、他方のブレーキ力を下げるといった使い方ができ、多様な運転方法が可能となる。
2操作力伝達手段の他端は、一方のブレーキ連結部よりも外側に連結されるので、第2操作子を作動させた場合、どちらか一方のブレーキしか掛からない単独ブレーキとして利用することができる。
請求項に係る発明では、連動ブレーキ操作子及び第2操作子が、車体側の同一支持軸で回動可能に支持され、第2操作子は、操作時には連動ブレーキ操作子で操作可能に構成される。
すなわち、第2操作子を、連動ブレーキ操作子で操作可能になり、大きな操作子を複数個必要としない。
支持軸から連動ブレーキ操作力伝達手段の一端までの距離をA1、支持軸から第2操作力伝達手段の一端までの距離をB1、他方のブレーキ連結部から連動ブレーキ操作力伝達手段の他端までの距離をA2、他方のブレーキ連結部から単独ブレーキ操作力伝達手段の他端までの距離をB2とするときに、これらの距離の関係をB1/A1≧B2/A2に設定したので、連動ブレーキ操作力伝達手段に荷重がかからず、操作力の無用な増大を回避することができる。
請求項に係る発明では、ブレーキ手段は、第2操作子を操作状態でロック可能に構成することで、一方のブレーキを作動状態に保持するブレーキロックをするものである。すなわち、一方のブレーキをブレーキロックをするようにできる。
請求項にかかる発明では、第2操作子を、連動ブレーキ操作子で操作可能になり、大きな操作子を複数個必要としない。
請求項にかかる発明では、連動ブレーキ操作力伝達手段に荷重がかからず、操作力の無用な増大を回避することができる。
請求項に係る発明では、一方のブレーキが油圧を介さずブレーキ操作される機械式のブレーキであるので、機械式のブレーキをブレーキロックをするようにできる。
請求項に係る発明では、連動ブレーキ操作力伝達手段の他端は、イコライザにスライド可能に連結されるとともに、単独ブレーキ操作力伝達手段の他端は、イコライザにスライド可能に連結されたので、連動ブレーキ操作力伝達手段若しくは第2操作力伝達手段の一方が作動した場合に、他方の操作力伝達手段によって負荷がかかることを防げる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両用連動ブレーキ装置を採用した車両の側面図である。
スクータ型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11にピボット点12を介して上下揺動可能に取付けられるパワーユニット13とを備える、いわゆる、ユニットスイング式の車両である。
車体フレーム11は、車両の前端部に設けるヘッドパイプ14と、このヘッドパイプ14から斜め後下方に延設されるメインフレーム15と、このメインフレーム15の下端部に左右水平に延出される第1クロスフレーム16と、メインフレーム15の下部から左右外方に延設された後、各々後方に延設されるとともに第1クロスフレーム16に支持される左右のロアフレーム17L、17R(図手前側の符号17Lのみ示す。)と、これら左右のロアフレーム17L、17Rの後端部に掛け渡されている第2クロスフレーム18と、ロアフレーム17L、17Rから斜め後ろ上方に立ち上げ車両の後部まで延設されシートレールを兼ねる左右のリヤフレーム21L、21R(図手前側の符号21Lのみ示す。)と、リヤフレーム21L、21Rの中間部から前方に平面視で略U字形状に配置されリヤフレーム21L、21R間に掛け渡される第3クロスフレーム22と、メインフレーム15と第3クロスフレーム22間を連結するセンタパイプ23とを主要な要素とする。
リヤフレーム21L、21Rの後部には、後述する収納ボックス24を取付ける収納ボックス支持ブラケット25L、25R(図手前側の符号25Lのみ示す。)が配置され、これら収納ボックス支持ブラケット25L、25Rの後部には、リヤクッションユニット27L、27R(図手前側の符号27Lのみ示す。)を取付けるリヤクッションボルト28L、28R(図手前側の符号28Lのみ示す。)が配置されている。また、リヤフレーム21L、21Rには、パワーユニット13を支持するピボット点12を含むピボットブラケット31L、31R(図手前側の符号31Lのみ示す。)が設けられている。32L、32R(図手前側の符号32Lのみ示す。)は同乗者ステップを支持するピリオンステップフレームである。
ヘッドパイプ14には、操舵可能に操舵軸34が取付けられ、この操舵軸34の上下に各々操舵ハンドル35とフロントフォーク36L、36R(図手前側の符号36Lのみ示す。)とが取付けられ、これらのフロントフォーク36L、36Rの下端部には、前輪37が回動可能に取付けられている。
パワーユニット13は、略水平前方に向け設けられているエンジン38とこのエンジン38の後部に取付けられている変速機ユニット39とからなり、この変速機ユニット39の後端部には、駆動輪としての後輪41が取付けられている。
変速機ユニット39の後端部とリヤフレーム21L、21Rの中間部の間には、リヤクッションユニット27L、27Rが介在されている。
エンジン38の前方で、メインフレーム15とセンタパイプ23とロアフレーム17L、17Rとで囲まれる領域には、燃料タンク42が配置されている。エンジン38の下部には、排気管43が接続されており、この排気管43は、後方に延設され、消音器44に接続されている。
車体フレーム11は、車体カバー45で覆われており、前から後に順に、前部車体カバー46と、中間部車体カバー47と、後部車体カバー48とが配置されている。49はハンドルカバー、150はヘッドライトである。
前部車体カバー46は、車両の前面を構成するフロントカバー151と、乗員シート152の前方に配置され運転席を構成するカバー部材としてのフロントメータパネル154と、このフロントメータパネル154の下端部に連続して配置され乗員の足を覆う外装カバーとしてのレッグシールド156と、このレッグシールド156の後方に配置され運転者の股の間に配置されるトンネル部材157と、このトンネル部材157の左右に配置され運転者の足置きとしてのステップフロア部158L、158R(図手前側の符号58Lのみ示す。)とからなる。
レッグシールド156には、物入れとしてのポケット部161が設けられている。
収納ボックス支持ブラケット25L、25Rには、物入れとして上方に開口162を有する収納ボックス24が取付けられ、この収納ボックス24の開口162を開閉可能に覆うように乗員シート152が取付けられている。なお、乗員シート152は、運転者と同乗者が前後に並んで着座することができるものであり一体に構成されている。
乗員シート152の前端部152aには、運転者が着座したときに着座を検知する着座センサとしての前着座センサ172Fが配置され、乗員シート152の長手方向の中央部付近には、運転者が着座したときに着座を検知する着座センサとしての中央着座センサ172L、172Rが配置されている。つまり、運転者が着座していることを検知する複数の着座センサが備えられている。
図中、11Aは車体、33L,33Rは左右のグリップ(33Rは図2参照)、51は油圧ブレーキ、166はフロントフェンダ、167はリヤフェンダ、168はグラブレール、169はメインスタンドである。
図2は本発明に係る車両用連動ブレーキ装置の系統図である。
車両用連動ブレーキ装置50は、前輪37に設けられる第1ブレーキ51と、後輪41(図1参照)に設けられる第2ブレーキ52と、操舵ハンドル35に設けられ、第1ブレーキ51及び第2ブレーキ52を操作する連動ブレーキ操作子(左のブレーキレバー)53と、操作ハンドル35に設けられ、第1ブレーキ51を操作する右のブレーキレバー54と、第1ブレーキ51及び第2ブレーキ52との間に介在させ、第1ブレーキ51及び第2ブレーキ52を選択的に作動させるマスタシリンダユニット70と、操舵ハンドル35に設けられるとともに右のブレーキレバー54で操作され、第1ブレーキ51のみを作動させるハンドル側マスタシリンダ56と、一端57aが連動ブレーキ操作子53に接続され、他端57bがマスタシリンダユニット70側に接続される連動ブレーキ操作力伝達手段(操作子側ワイヤ)57と、一端58aが第2ブレーキ52に接続され、他端58bがマスタシリンダユニット70側に接続される第2ブレーキ操作力伝達手段(機械ブレーキ操作力伝達手段若しくはブレーキ側ワイヤ)58と、連動ブレーキ操作子53とは別に、第2ブレーキ52を作動状態で保持するブレーキ手段(ブレーキロック手段)59と、マスタシリンダユニット70と第1ブレーキ51との間を接続するユニット側油圧配管61と、ハンドル側マスタシリンダ56と第1ブレーキ51との間を接続するハンドル側油圧配管62とからなる。
第1ブレーキ51は、油圧式のブレーキ(油圧ブレーキ)であり、第2ブレーキ52は機械式のブレーキ(機械ブレーキ)である。
連動ブレーキ操作子(左のブレーキレバー)53は、支持軸112で操舵ハンドル35のハンドルホルダ111に回転自在に取付けられ、連動ブレーキ操作力伝達手段(操作子側ワイヤ)57の一端57aが取付けられる。なお、第1の接続口63と第2の接続口64とはそれぞれ独立した油圧系統である。
第1ブレーキ51は、ユニット側油圧配管61が接続される第1の接続口63と、ハンドル側油圧配管62が接続される第2の接続口64とが設けられる。
ここで、車両用連動ブレーキ装置50の操作の概要を説明する。
先ず、右のブレーキレバー54を操作することで、ハンドル側マスタシリンダ56からハンドル側配管62を介して第1ブレーキ51にオイルが供給され、第1ブレーキ51はブレーキON状態に移行する。なお、連動ブレーキ操作子53は操作されていないので、マスタシリンダユニット70は初期状態のままであり、第2ブレーキ52もブレーキOFF状態のままである。
次に、連動ブレーキ操作子53を操作すると、連動ブレーキ操作力伝達手段(操作子側ワイヤ)57が引かれ、第2ブレーキ操作力伝達手段(ブレーキ側ワイヤ)58が引かれ、第2ブレーキ52が弱いブレーキ状態に移行する。
さらに、連動ブレーキ操作子53を操作すると、連動ブレーキ操作力伝達手段(操作子側ワイヤ)57がさらに引かれ、第1ブレーキ51をブレーキON状態に移行させるとともに、第2ブレーキ操作力伝達手段(ブレーキ側ワイヤ)58も更に引かれ、第2ブレーキ52が強いブレーキ状態に移行する。
また、ブレーキ手段59を操作することで、第2ブレーキ52を作動状態で保持することができる。
図3は図2に示される車両用連動ブレーキ装置のマスタシリンダユニットの斜視図であり、図4は図3に示されるマスタシリンダユニットの平面図であり、図5は図3に示されるマスタシリンダユニットの正面図であり、図6は図3に示されるマスタシリンダユニットの左側面図であり、図7は図5の7−7線断面図である。
マスタシリンダユニット70は、機体となるシリンダブロック71と、このシリンダブロック71の上下方向に設けられた油圧マスタシリンダ72と、この油圧マスタシリンダ72のピストン73を駆動するレバー機構79と、このレバー機構79に連結され、連動ブレーキ操作子53(図1参照)の操作に応じて第1ブレーキ51及び第2ブレーキ52をそれぞれ作動することを可能とするイコライザ75と、シリンダブロック71とレバー機構79との間に介在させ、レバー機構79の動き始めを遅らせるとともに、レバー機構79を初期状態に復帰させるディレイスプリング77とからなる。なお、油圧マスタシリンダ72は、スライド可能のピストン73を備える。
シリンダブロック71は、ディレイスプリング77の一端を受けるばね受け部71aを備える。ピストン73は、油圧マスタシリンダ72の下方に向けて付勢されるリターンばね76を備える。
レバー機構79、油圧マスタシリンダ72及びユニット側油圧配管61で、第1ブレーキ操作力伝達手段(油圧ブレーキ操作力伝達手段)81が構成される。
レバー機構79は、シリンダブロック71に軸部材83を介して回転自在に取付けられる連動回動レバー(連動部材)74と、この連動回動レバー74と同軸に、即ちシリンダブロック71に軸部材83を介して回転自在に取付けられるノッカ78とからなる。
軸部材83は、図7に示されたように、シリンダブロック71に連動回動レバー74及びノッカ78を同軸に且つ回転自在に止めるねじである。
図8は図3に示されるマスタシリンダユニットのイコライザ、連動回動レバー及びノッカの組合状態を示す正面図であり、図9(a)〜(c)は図3に示されるマスタシリンダユニットのイコライザ、連動回動レバー及びノッカ単品の正面図である。
イコライザ75は、第1ブレーキ操作力伝達手段81を連結する第1ブレーキ連結部(油圧ブレーキ連結部)84と、連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57bを連結する連動ブレーキ連結部85と、第2ブレーキ操作力伝達手段58の他端58bを連結する第2ブレーキ連結部(機械ブレーキ連結部)86と、ブレーキ手段59(図2参照)の第2操作力伝達手段(ブレーキロック操作力伝達手段)114の他端114bが連結される第2操作子連結部(ブレーキロック連結部)87とが、第1ブレーキ連結部84からこの順に形成されるとともに、第1ブレーキ連結部84を支点として連動回動レバー74に回転可能に連結される。
連動ブレーキ連結部85及び第2操作子連結部87は、長孔に形成される。また、第2操作子連結部87は、イコライザ75の第2ブレーキ連結部86よりも外側に形成したものと言える。
すなわち、連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57bは、イコライザ75にスライド可能に連結されるとともに、第2操作力伝達手段114の他端114bは、イコライザ75にスライド可能に連結されたので、連動ブレーキ操作力伝達手段57若しくは第2操作力伝達手段114の一方が作動した場合に、他方の操作力伝達手段によって動きが妨げられることを防げる。すなわち、操作力の無用な増大を回避できる。
連動回動レバー74は、ディレイスプリング77の他端を受けるばね受け部91と、イコライザ75の第1ブレーキ連結部84が連結される連結孔92と、ノッカ78に作動力を伝達する作動力伝達部93と、図7に示される軸部材83でシリンダブロック71に回転自在に取付けられる軸孔94とが形成される。
ノッカ78は、油圧マスタシリンダ72のピストン73を作動する作動部95と、連動回動レバー74の作動力伝達部93に当接する当接部96と、シリンダブロック71に当接するストッパ部97と、油圧マスタシリンダ72を含む油圧回路のエア抜き操作をするノッカ操作子98と、図7に示される軸部材83でシリンダブロック71に回転自在に取付けられる軸孔99とが形成される。
さらに、ノッカ78は、連動回動レバー74の作動力伝達部93が当接部96に当接し、且つストッパ部97がシリンダブロック71(図5参照)に当接する構造なので、ノッカ78単独では、図8に示される白抜き矢印のように紙面左回りに回転が可能である。
図10は図2に示される車両用連動ブレーキ装置のブレーキ手段の説明図であり、図11は図10に示されるブレーキ手段のロックレバーの説明図であり、図12は図10に示されるブレーキ手段の第2操作子の説明図であり、図13は図12の13−13線断面図である。
ブレーキ手段59は、車体11A(図1参照)である操舵ハンドル35に設けられたハンドルホルダ111と、ハンドルホルダ111に支持軸112を介して連動ブレーキ操作子53と同軸に且つ回転可能に取付られた第2操作子(ブレーキロック操作子)113と、この第2操作子113に一端114aが連結され、図5に示されたイコライザ75の第2操作子連結部87に他端114bが連結される第2操作力伝達手段114と、第2操作子113に回転自在に設けられ、第2操作子113をブレーキ状態で維持するロックレバー115と、これらのロックレバー115と第2操作子113との間に掛け渡したトーションばね116と、ハンドルホルダ111に設けられ、ロックレバー115が係止される係止溝118とからなる。
トーションばね116は、ロックレバー115が第2操作子113のストッパ136に当接する向きに付勢されている。
ロックレバー115は、図11に示されたように、第2操作子113に取付ねじ(不図示)で回転自在に取付けられる取付孔121と、図10に示されたトーションばね116の一端116aが掛けられるばね掛け部122と、ハンドルホルダ111の係止溝118に係止される係止部123と、ハンドルホルダ111の係止溝118に係止するときに、人手を掛ける操作部124とが形成される。
第2操作子113は、図12に示されるように、支持軸112(図10参照)でハンドルホルダ111に回転自在に支持される支持孔131と、図10に示された第2操作力伝達手段114の一端114aが連結される連結部132と、ロックレバー115を取付ける取付ねじ(不図示)をねじ込むねじ孔133と、図10に示されたトーションばね116の他端116bが掛けられるばね掛け部134と、第2操作子113に昇降自在に取付けられ、連動ブレーキ操作子53に係合する係合ロッド135と、ロックレバー115を所定位置に留め置くストッパ136が設けられる。
係合ロッド135は、圧縮ばね138で第2操作子113の上方に向けて付勢されている。
図10に示されたように、支持軸112から連動ブレーキ操作力伝達手段57の一端57aまでの距離をA1、支持軸112から第2操作力伝達手段114の一端114aまでの距離をB1、図9(a)に示されたように、第1ブレーキ連結部84から連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57aまでの距離をA2、第1ブレーキ連結部84から第2操作力伝達手段114の他端114bまでの距離をB2とする。
ここで、距離(B1,A1,B2,A2)の関係がB1/A1≧B2/A2に設定されたので、第2操作力伝達手段114でイコライザ75を操作するときには、連動ブレーキ操作力伝達手段57に弛みを持たすことができる。これにより、油圧マスタシリンダ72やディレイスプリング77を変位させることなく、第2ブレーキ(機械ブレーキ)52を作動させることができる。すなわち、油圧マスタシリンダ72やディレイスプリング77の影響を受けない。この結果、ブレーキロック時の操作荷重を低減することができる。言い換えれば、連動ブレーキ操作力伝達手段57に荷重がかからず、操作力の無用な増大を回避することができる。
また、連動ブレーキ操作子53及び第2操作子113が、車体11A側の同一支持軸112で回動可能に支持され、第2操作子113は、操作時には連動ブレーキ操作子53で操作可能に構成される。すなわち、第2操作子113を、連動ブレーキ操作子53で操作可能になり、大きな操作子を複数個必要としない。
ブレーキ手段59の操作手順を図10及び図14〜図17で説明する。
図14は図10に示されるブレーキ手段の操作開始直後を示す説明図であり、図15は図10に示されるブレーキ手段のロック時を示す説明図であり、図16は図10に示されるブレーキ手段のロック解除時を示す説明図であり、図17は図10に示されるブレーキ手段のロック解除完了直前を示す説明図である。
図10において、人手で係合ロッド135を押し下げ、第2操作子113の下方に突出させ、連動ブレーキ操作子53を矢印a1の如く握り、係合ロッド135の側面に当て係合ロッド135をフリクションで保持し、この状態で係合ロッド135から人手を離す。
図14において、連動ブレーキ操作子53を握り、グリップ33Lの近くまで矢印a2の如く引き寄せた状態で、人手でロックレバー115の操作部124を矢印a3の如く押し、ロックレバー115を矢印a4の如く回転させる。
その結果、図15に示されたように、ハンドルホルダ111の係止溝118にロックレバー115の係止部123が嵌合し、第2操作力伝達手段114には矢印a5方向に第2ブレーキ52からのバックテンションが働いているので、トーションばね116の弾発力に抗してブレーキロック状態が維持される。
また、この状態では、係合ロッド135の上部にロックレバー115が被さった状態となるので、連動ブレーキ操作子53を離した状態でも、係合ロッド135は第2操作子113の下方に突出させたままの状態が維持される。
次に、ロック解除時について説明する。
図16において、連動ブレーキ操作子53を矢印a6の如く握り直すことで、ロックレバー115が矢印a7の如く下降し、係止溝118と係止部123との摩擦力が低下して、トーションばね116の弾発作用でロックレバー115が、矢印a8の如く係止溝118から外れ、ロックレバー115は第2操作子113のストッパ136に当接して停止し、ロックレバー115のロック状態が解除される。これにより、係合ロッド135の上面にロックレバー115が被さった状態も解除される。しかし、係合ロッド135の側面には連動ブレーキ操作子53からのフリクションが働いているので、係合ロッド135は、第2操作子113の下方に突出した状態が維持される。
図17において、連動ブレーキ操作子53を矢印a9の如く徐々に離すことで、第2操作子113及びロックレバー115が、矢印a10の如く一体的に初期位置に復帰していき、連動ブレーキ操作子53からのフリクションが係合ロッド135に作用しなくなった状態で、係合ロッド135は初期状態に復帰する。
次に、図18〜図21でマスタシリンダユニット70の動きを説明する。
図18は図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第1説明図であり、図19は図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第2説明図であり、図20は図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第3説明図であり、図21は図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第4説明図である。
図18において、初期状態のマスタシリンダユニット70の状態が示され、図1に示される連動ブレーキ操作力伝達手段57及び第2操作力伝達手段114も作動させていない。
図19において、図1に示された連動ブレーキ操作子53を操作すると、連動ブレーキ操作力伝達手段57が矢印b1の如く引かれ、イコライザ75が第1ブレーキ連結部84を中心に矢印b2の如く回転し、第2ブレーキ操作力伝達手段58が矢印b3の如く引かれ、第2ブレーキ52(図2参照)が弱いブレーキ状態に移行する。
ここで、レバー機構79の連動回動レバー74はディレイスプリング77で付勢されているので、初期状態を維持できる。この結果、図2に示された第1ブレーキ51には油圧マスタシリンダ72からオイルは供給されないので、ブレーキOFF状態を維持できる。
図20において、図1に示された連動ブレーキ操作子53をさらに操作すると、連動ブレーキ操作力伝達手段57が矢印b4の如く引かれ、イコライザ75が第1ブレーキ連結部84を中心に矢印b5の如く回転し、第2ブレーキ操作力伝達手段58が矢印b6の如く引かれ、第2ブレーキ52が強いブレーキ状態に移行する。
なお、マスタシリンダユニット70は、図2に示された第2操作力伝達手段114を作動させ、ブレーキ手段59をロックさせた場合にも同一の状態となる。また、レバー機構79の連動回動レバー74及びノッカ78は初期状態を維持している。
図21において、連動ブレーキ操作子53をいっぱいに操作すると、連動ブレーキ操作力伝達手段57が矢印b7の如く引かれ、イコライザ75は上方に略平行移動するとともに、連動回動レバー74及びノッカ78は、軸部材83を中心にb8の如く回転し、ノッカ78の作動部95で油圧マスタシリンダ72のピストン73を矢印b9の如く押し、ユニット側配管61から第1ブレーキ51にオイルを供給し、第1ブレーキ51(図2参照)をブレーキON状態に移行させる。
なお、距離(B1,A1,B2,A2)の関係がB1/A1<B2/A2の領域であっても、B1/A1≒B2/A2である場合は、油圧マスタシリンダ72やディレイスプリング77の影響は極めて少ないため同様に操作力の無用な増大の回避に寄与する。より詳しく説明すると、B1/A1<B2/A2の場合、イコライザ75が第1ブレーキ連結部84を中心に矢印b5の如く回転している間は、第2操作力伝達手段114には張力が発生せず、連動ブレーキ操作力伝達手段57により作動する場合と何ら変わりはない。ここで更に連動ブレーキ操作子53を操作すると、イコライザ75はディレイスプリング77を縮ませながら上方に略平行移動をし始める。この略平行移動とは言い換えれば第1ブレーキ連結部84よりも外側に位置する仮想中心を中心として回転するものといえる。ここで前記仮想中心から連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57aまでの距離をA2’(不図示)、前記仮想中心から第2操作力伝達手段の他端までの距離をB2’(不図示)とすると、B1/A1≧B2’/A2’が成り立ち、第2操作力伝達手段114に張力が発生し、単純に連動ブレーキ操作力伝達手段57のみにより作動する場合にくらべ、操作荷重が軽くなる。
図2及び図10に示されたように、車両用連動ブレーキ装置50は、第1ブレーキ51と、第2ブレーキ52と、これらの第1ブレーキ51、第2ブレーキ52を連動させて操作する連動ブレーキ操作子53と、第1ブレーキ51にブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキ操作力伝達手段81と、第2ブレーキ52にブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキ操作力伝達手段58と、連動ブレーキ操作子53に一端が連結される連動ブレーキ操作力伝達手段57と、これらの連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57b、第1ブレーキ操作力伝達手段81及び第2ブレーキ操作力伝達手段58が連結され、連動ブレーキ操作子53の操作に応じて第1ブレーキ51及び第2ブレーキ52に操作力を分配してそれぞれ作動することを可能とするイコライザ75と、連動ブレーキ操作力伝達手段57によって作動させる場合とは異なる分配率で第1ブレーキ52と第2ブレーキ52の少なくとも一方を作動状態とするブレーキ手段59とから構成される。
イコライザ75は、連動ブレーキ操作力伝達手段57の他端57bを連結する連動ブレーキ連結部85と、連動ブレーキ連結部85の両側に振り分けて、第1ブレーキ操作力伝達手段81を連結する第1ブレーキ連結部84と、第2ブレーキ操作力伝達手段58を連結する第2ブレーキ連結部86とが設けられる。
ブレーキ手段59に、連動ブレーキ操作子53とは別の第2操作子113と、この第2操作子113と、この第2操作子113に一端114aが連結され、イコライザ75の連動ブレーキ連結部85よりも外側に、他端114bが連結される第2操作力伝達手段114を連動ブレーキ操作力伝達手段57とは別に備えたので、連動ブレーキ操作子を操作するときに対し、第2操作子133を操作する場合に、一方のブレーキ力を上げて、他方のブレーキ力を下げるといった使い方ができ、多様な運転方法が可能となる。
また、イコライザ75の第2ブレーキ連結部86側に、第2操作力伝達手段114の他端が114b連結されるので、第1ブレーキ連結部84からの距離を所定の範囲内で任意に設定することができる。従って、車両用連動ブレーキ装置50にブレーキロックを付加するときに、設計の自由度の向上を図ることができる。
車両用連動ブレーキ装置50では、ブレーキ手段59は、第2操作子113を操作状態でロック可能に構成することで、一方のブレーキ51若しくは52を作動状態に保持するブレーキロックをするものと言える。すなわち、一方のブレーキ51若しくは52をブレーキロックをするようにできる。すなわち、一方のブレーキ51若しくは52が油圧を介さずブレーキ操作される機械式のブレーキであるので、機械式のブレーキをブレーキロックをするようにできる。
尚、本発明に係る車両用連動ブレーキ装置は、図10に示すように、第2操作子113は、ハンドルホルダ111の係止溝118に係止されたが、これに限るものではなく、車体11A側に係止されるものであればよい。
本発明に係る車両用連動ブレーキ装置は、図8及び図9に示すように、レバー機構79を連動回動レバー74及びノッカ78から構成したが、連動回動レバー74及びノッカ78を一部品で構成するものであってもよい。
本発明に係る車両用連動ブレーキ装置は、図9に示すように、イコライザ75の連動ブレーキ連結部85よりも外側に、他端114bが連結される第2操作力伝達手段114を備えた。すなわち、第2操作力伝達手段114は連動ブレーキ連結部85よりも外側に連結されればよく、言い換えれば、一方のブレーキ連結部(84若しくは86)側、又は一方のブレーキ連結部(84若しくは86)よりも外側と言うことができる。
本発明に係る車両用連動ブレーキ装置は、油圧ブレーキを含む連動ブレーキであって、その油圧系統を作動させるブレーキ操作しが、一つしかない場合であれば、二輪、四輪を問わず様々な車両に好適である。
本発明に係る車両用連動ブレーキ装置を採用した車両の側面図である。 本発明に係る車両用連動ブレーキ装置の系統図である。 図2に示される車両用連動ブレーキ装置のマスタシリンダユニットの斜視図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの平面図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの正面図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの左側面図である。 図5の7−7線断面図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットのイコライザ、連動回動レバー及びノッカの組合状態を示す正面図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットのイコライザ、連動回動レバー及びノッカ単品の正面図である。 図2に示される車両用連動ブレーキ装置のブレーキ手段の説明図である。 図10に示されるブレーキ手段のロックレバーの説明図である。 図10に示されるブレーキ手段の第2操作子の説明図である。 図12の13−13線断面図である。 図10に示されるブレーキ手段の操作開始直後を示す説明図である。 図10に示されるブレーキ手段のロック時を示す説明図である。 図10に示されるブレーキ手段のロック解除時を示す説明図である。 図10に示されるブレーキ手段のロック解除完了直前を示す説明図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第1説明図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第2説明図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第3説明図である。 図3に示されるマスタシリンダユニットの動作の第4説明図である。
符号の説明
10…自動二輪車(車両)、11A…車体、50…車両用連動ブレーキ装置、51…第1ブレーキ、52…第2ブレーキ、53…連動ブレーキ操作子、57…連動ブレーキ操作力伝達手段、57a…一端、57b…他端、58…第2ブレーキ操作力伝達手段、59…ブレーキ手段、75…イコライザ、81…第1ブレーキ操作力伝達手段、84…第1ブレーキ連結部、85…連動ブレーキ連結部、86…第2ブレーキ連結部、112…支持軸、113…第2操作子、114…第2操作力伝達手段、114a…一端、114b…他端。

Claims (7)

  1. 第1ブレーキ(51)と、第2ブレーキ(52)と、
    これらの第1ブレーキ(51)、第2ブレーキ(52)を連動させて操作する連動ブレーキ操作子(53)と、前記第1ブレーキ(51)にブレーキ操作力を伝達する第1ブレーキ操作力伝達手段(81)と、前記第2ブレーキ(52)にブレーキ操作力を伝達する第2ブレーキ操作力伝達手段(58)と、前記連動ブレーキ操作子(53)に一端が連結される連動ブレーキ操作力伝達手段(57)と、
    これらの連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の他端(57b)、第1ブレーキ操作力伝達手段(81)及び第2ブレーキ操作力伝達手段(58)が連結され、前記連動ブレーキ操作子(53)の操作に応じて前記第1ブレーキ(51)及び前記第2ブレーキ(52)に操作力を分配してそれぞれ作動することを可能とするイコライザ(75)と、
    前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)によって作動させる場合とは異なる分配率で前記第1ブレーキ(52)と第2ブレーキ(52)の少なくとも一方を作動状態とするブレーキ手段(59)とを備えた車両用連動ブレーキ装置(50)において、
    前記イコライザ(75)には、
    前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の他端(57b)を連結する連動ブレーキ連結部(85)と、
    前記連動ブレーキ連結部(85)の両側に振り分けて、
    前記第1ブレーキ操作力伝達手段(81)を連結する第1ブレーキ連結部(84)と、
    前記第2ブレーキ操作力伝達手段(58)を連結する第2ブレーキ連結部(86)とが設けられ、
    前記ブレーキ手段(59)は、前記連動ブレーキ操作子(53)とは別の第2操作子(113)と、この第2操作子(113)に一端(114a)が連結され、前記イコライザ(75)の前記連動ブレーキ連結部(85)よりも前記一方のブレーキ連結部(84若しくは86)側に、他端(114b)が連結される第2操作力伝達手段(114)を前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)とは別に備え
    前記第2操作力伝達手段(114)の他端(114b)は、前記一方のブレーキ連結部(84若しくは86)よりも外側に連結されることを特徴とする車両用連動ブレーキ装置。
  2. 前記連動ブレーキ操作子(53)及び前記第2操作子(113)は、車体(11A)側の同一支持軸(112)で回動可能に支持され、
    前記第2操作子(113)は、操作時には前記連動ブレーキ操作子(53)で操作可能に構成され、
    前記支持軸(112)から前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の一端(57a)までの距離をA1、前記支持軸(112)から前記第2操作力伝達手段(114)の一端(114a)までの距離をB1、
    他方のブレーキ連結部(86若しくは84)から前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の他端(57a)までの距離をA2、前記他方のブレーキ連結部(86若しくは84)から前記第2操作力伝達手段(114)の他端(114b)までの距離をB2とするときに、
    これらの距離(B1,A1,B2,A2)の関係をB1/A1≧B2/A2に設定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用連動ブレーキ装置。
  3. 前記ブレーキ手段(59)は、前記第2操作子(113)を操作状態でロック可能に構成することで、前記一方のブレーキ(51若しくは52)を作動状態に保持するブレーキロックをするものであることを特徴とする請求項記載の車両用連動ブレーキ装置。
  4. 前記連動ブレーキ操作子(53)及び前記第2操作子(113)は、車体(11A)側の同一支持軸(112)で回動可能に支持され、
    前記第2操作子(113)は、操作時には前記連動ブレーキ操作子(53)で操作可能に構成されることを特徴とする請求項に記載の車両用連動ブレーキ装置。
  5. 前記支持軸(112)から前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の一端(57a)までの距離をA1、前記支持軸(112)から前記第2操作力伝達手段(114)の一端(114a)までの距離をB1、
    他方のブレーキ連結部(86若しくは84)から前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の他端(57a)までの距離をA2、前記他方のブレーキ連結部(86若しくは84)から前記第2操作力伝達手段(114)の他端(114b)までの距離をB2とするときに、
    これらの距離(B1,A1,B2,A2)の関係をB1/A1≧B2/A2に設定したことを特徴とする請求項記載の車両用連動ブレーキ装置。
  6. 前記一方のブレーキ(51若しくは52)は、油圧を介さずブレーキ操作される機械式のブレーキであることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項記載の車両用連動ブレーキ装置。
  7. 前記連動ブレーキ操作力伝達手段(57)の他端(57a)は、前記イコライザ(75)にスライド可能に連結されるとともに、前記第2操作力伝達手段(114)の他端(114b)は、前記イコライザ(75)にスライド可能に連結されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項記載の車両用連動ブレーキ装置。
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