JP4889472B2 - 蓄熱式給湯装置 - Google Patents
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Description
特に、ホテル等の業務用途では、各給湯部に通じる給湯往き配管が長くなるため、上述のような不便と無駄を回避することが望まれる。
従って、このような自然冷媒ヒートポンプ装置の蒸発器において加熱された蓄熱水を貯留する貯湯槽は、上部に高温層を形成すると共に当該高温層の下部に低温層を形成する形態で蓄熱水を貯留する温度成層型に構成することが好ましい。即ち、その温度成層型の貯湯槽は、下端部から低温水を抜き出して、その低温水を凝縮器に供給すると共に、その凝縮器で自然冷媒との熱交換により高温となった温水を上端部に返して貯留することができる。
前記貯湯槽の高温部から、給湯往き配管が接続される往き接続部に至る往き管路と、
前記給湯往き配管に接続された給湯部での出湯時に、前記往き管路の混合部において前記貯湯槽の高温部から前記往き管路に取り出された給湯水に上水を混合すると共に、前記給湯水に対する前記上水の混合割合を制御して、前記往き接続部から前記給湯往き配管に吐出される給湯水の温度を所定の設定給湯温度に設定する給湯温度設定制御手段とを備えた蓄熱式給湯装置であって、その第1特徴構成は、前記給湯往き配管を通過した後の給湯水を取り込む給湯戻り配管が接続される戻り接続部から、前記貯湯槽の低温部に至る戻り管路と、
前記給湯部での非出湯時に、前記貯湯槽の高温部から取り出した給湯水を、前記往き管路と前記給湯往き配管と前記給湯戻り配管と前記戻り管路とに順に通流させた後に、前記貯湯槽の低温部に戻す形態で循環させる給湯水循環運転を行うと共に、当該給湯水循環運転時における給湯水の循環流量を、前記貯湯槽の低温部に戻る給湯水の戻り温度が所定の低温水上限温度以下となる設定循環流量域内に設定する循環流量設定制御手段を備え、
前記貯湯槽が、上部に高温層を形成すると共に当該高温層の下部に低温層を形成する形態で温度成層を形成して給湯水を貯留し、前記低温層から取り出された低温水が熱源機で加熱されて前記高温層に供給される構成で、
前記低温層の温度を前記低温水上限温度以下に維持する点にある。
更に、上記循環流量設定制御手段により、上記給湯水循環運転時における給湯水の循環流量を十分に小さな上記設定循環流量域内(例えば0.1L/min)に設定することで、戻り管路表面からの放熱によって、貯湯槽の低温部に戻る給湯水の戻り温度を、所定の低温水上限温度(例えば、外気温度+10℃程度、好ましくは外気温度+5℃程度)にまで低下させることができるので、貯湯槽の低温部の温度を当該低温水上限温度以下に維持することができる。
従って、本願発明により、往き管路の混合部において貯湯槽から取り出された高温の給湯水に低温の上水を混合して給湯部へ供給される給湯水の温度を所定の設定給湯温度に設定する給湯温度設定制御手段を備えた蓄熱式給湯装置において、貯湯槽の貯湯状態を適切なものに維持しながら、即時給湯を実現することができる技術を提供することができる。
さらに、貯湯槽を、高温水をそのまま給湯水として温度成層を形成する形態で貯留する貯湯槽として構成することができるとともに、貯湯槽の低温部から低温水を取り出し、その水を熱源機により目標貯湯温度以上に加熱し、その加熱された目標貯湯温度以上の高温水を貯湯槽の高温部に戻すことにより、貯湯槽において形成される温度成層を良好なものに維持しながら、貯湯槽に目標貯湯温度以上の高温水を貯留することができる。
また、上述したように低温水上限温度以下の温度に維持される貯湯槽の低温部から取り出した低温水を熱源機に供給することができることから、熱源機としての自然冷媒ヒートポンプ装置やコージェネレーション装置などの状態を良好なものとすることができる。
即ち、自然冷媒ヒートポンプ装置を熱源機として用い、自然冷媒ヒートポンプ装置の凝縮器で加熱された水を貯湯槽に貯留するように構成する場合には、貯湯槽の低温部の温度を上記低温水上限温度以下に維持することができるので、その貯湯槽の低温部から取り出した低温水を凝縮部に供給して、当該自然冷媒ヒートポンプ装置の成績係数の低下を防止することができる。
一方、コージェネレーション装置を熱源機として用い、エンジン駆動発電機や燃料電池などの排熱により加熱された水を貯湯槽に貯留するように構成する場合には、貯湯槽の低温部の温度を上記低温水上限温度以下に維持することができるので、その貯湯槽の低温部から取り出した低温水を、エンジンの冷却水や、燃料電池の改質ガスに含まれる水蒸気を凝縮させてプロセス水として回収するための冷却水等に利用して、当該エンジンや燃料電池における冷却能の低下を防止することができる。
また、熱源機は、上記自然冷媒ヒートポンプ装置や上記コージェネレーション装置以外の例えば一般的なボイラや湯沸かし器を用いることもできる。
また、上記低温水上限温度は、このように夏場の外気温度を基準に設定することができるが、別に、熱源機として備える自然冷媒ヒートポンプ装置の成績係数やコージェネレーション装置の冷却能に基づいて設定することもできる。
前記往き管路において前記混合部をバイパスする給湯バイパス管路を通じて、前記貯湯槽の高温部から取り出した給湯水を前記往き管路の前記混合部よりも下流側に流入させて前記給湯水循環運転を行うように構成されている点にある。
前記貯湯槽の低温部において前記戻り管路から前記往き管路への給湯水の流入を規制する給湯水流入規制手段を備えた点にある。
尚、本願において、上記給湯水流入規制手段は、給水管路への給湯水の流入を完全に防止するものとすることができるが、非出湯時に往き管路を流通する給湯水の温度が一定以上に保たれる程度に給水管路への給湯水の流入を一部許容するように構成しても構わない。
これにより、外気温度の影響を受けず、給湯水循環運転時の給湯部での給湯水の温度を、年間を通じて安定させることができる。
第1実施形態の本給湯装置100について図1に基づいて説明する。
本給湯装置100には、温度成層型の貯湯槽1と、その貯湯槽1の高温部としての上端部2aから、給湯往き配管11が接続される往き接続部10aに至る往き管路10とが設けられている。更には、給湯往き配管10に接続された給湯栓(給湯部の一例)15での出湯時に、往き管路10の混合部10bにおいて貯湯槽1の上端部2aから往き管路10に取り出された給湯水に上水を混合して、当該給湯水の温度を所定の設定給湯温度に設定する給湯温度設定制御手段Aが例えば制御装置が機能する形態で設けられている。
尚、上記熱源機40としては、ボイラや湯沸かし器を用いるのが通常であるが、自然冷媒ヒートポンプ装置やコージェネレーション装置などを利用することができる。
詳しくは、冷却水管路41において貯湯槽1の上端部2a側に供給される温水の温度を検出する温度センサ43を備え、冷却水ポンプ42の動力を温度センサ43の検出結果に基づいて制御して、貯湯槽1の上端部2a側に供給される温水の温度が適切な温度(例えば75℃)となるように制御されているので、貯湯槽1に貯留されている給湯水は上記のような温度成層を形成して貯留されている。
尚、貯湯槽1に付随する減圧弁(あるいは減圧逆止弁)や逃し弁等、冷却水管路41に付随する流量調整弁等の通常設置される補機等については、図示を省略しているものもある。
また、貯湯槽1の下端部3aに接続される給水管路25には、上水の貯湯槽1への流入を検知するフローセンサ26が設けられている。
そして、上記循環ポンプ21を作動させることで、給湯栓15での非出湯時、即ちフローセンサ26で貯湯槽1への上水の流入を検知していないときに、上記給湯水循環運転を行うことができる。このような給湯水循環運転を行うことで、給湯栓15での非出湯時においても、往き管路10には、比較的適温の給湯水が通流することになる。よって、給湯栓15が開かれた出湯開始直後には、その適温の給湯水が、その給湯栓15の給湯往き配管11との接続部15aに流通しているため、殆ど時間遅れなく直ちに、その適温の給湯水が給湯栓15に供給され出湯されるというように、所謂即時出湯を実現することができる。
従って、戻り管路20を通じて貯湯槽1の下端部3aに戻された給湯水の温度が上記低温水上限温度以下と低く維持されているので、その給湯水を貯湯槽1の低温層3に流入させても、貯湯槽1の低温層3の温度が少なくとも上記低温水上限温度以下、例えば25℃程度というように、低く維持されることになる。
また、貯湯槽1の低温層3の温度が低温に維持されるので、その貯湯槽1の下端部3aから冷却水管路41を通じて自然冷媒ヒートポンプ装置やコージェネレーション装置などの熱源機40に供給される低温水の温度が低く維持されるので、当該自然冷媒ヒートポンプ装置の成績係数及び当該コージェネレーション装置の冷却能の低下が抑制される。
ちなみに、往き管路10及び給湯往き配管11からの放熱量は、管路内外の温度差に比例するため、上述したように循環する給湯水に温度差を付ける給湯水循環運転の方が、温度差を付けないものより少なくなる。
尚、往き管路10及び給湯往き配管11を十分に保温するのは、放熱量を抑える意味が本来であるが、ここでは、給湯水循環運転時の給湯栓15毎の温水温度の違いを小さくすることをも狙ったものである。
また、往き管路10及び給湯往き配管11は、耐熱耐圧材料(例えば、銅管、耐熱塩ビ管、耐熱塩ビライニング鋼管等)で配管される。
即ち、給湯循環運転において給湯戻り配管19及び戻り管路20を通じて戻る給湯水の温度が低温水上限温度以下とできるだけ低く抑えられるため、戻り管路20は無保温とし、更に、その給湯水の流量が設定循環流量域内と小さくて良いので細径とすることができ、しかも使用温度が低いので特別な耐熱性を要しない。
よって、給湯栓15での非出湯時において、三方調整弁12の給水管路25側が開放されている場合には、上記給湯水循環運転を行うと、給湯戻り配管19及び戻り管路20から貯湯槽1の下端部3a側に戻る給湯水の殆どが、貯湯槽1に流入することなく、給水管路25側に流入することが懸念される。
そこで、上記給水管路25において、貯湯槽1の下端部3aとの接続部に設けられた逆止弁27よりも貯湯槽1側に戻り管路20を接続することで、その逆止弁27を、貯湯槽1の下端部3aにおいて戻り管路20から給水管路25への給湯水の流入を防止する給湯水流入規制手段として機能させることができる。
尚、給湯水流入規制手段としては、給湯栓15での非出湯時、即ち給湯水循環運転時に、三方調整弁12の給水管路25側を強制的に閉止したり、当該給水管路25自身を強制的に閉止するための電磁弁等を設けたりなど、種々の手段を用いることが可能である。また、給湯水流入規制手段を給水管路25の三方調整弁12との接続部側に設ける場合には、戻り管路20をその給水管路25の上記給湯水流流入防止手段よりも上流側に接続することができる。
また、上記給湯水流入規制手段を省略し、給湯栓15での非出湯時、即ち給湯水循環運転時に、貯湯槽1の下端部3aにおいて戻り管路20から給水管路25への給湯水の流入をある程度許容すると共に、その流入量を調整することで、三方調整弁12において適当な割合で、高温の給湯水に対して戻り管路20に戻ってきた低温の給湯水が混合されることになるので、給湯水循環運転時の往き管路10を通じて給湯栓15側に供給される給湯水の温度を適切なものとすることができる。
また、上記給湯栓15での出湯時において、循環ポンプ21を停止させることができるが、給湯水の循環量が微小なため、別に、循環ポンプ21を停止させなくても構わない。
第2実施形態の本給湯装置200について図2に基づいて説明する。尚、他の実施形態と同様の構成については同じ符号を使用して説明を割愛する場合がある。
図2に示す本給湯装置200は、図1に示す給湯装置100に対して、往き管路10において混合部10bに設けられた三方調整弁12をバイパスする給湯バイパス管路30と、当該給湯バイパス管路30を流通する上水の流量を規制するオリフィス31とを追加したものである。
そこで、給湯バイパス管路30には、給湯水の流量を規制するバイパス流量規制手段としてのオリフィス31を設けることで、この温度偏差を抑えることができる。もちろん、オリフィス31に、上記給湯水循環運転における循環流量を設定循環流量域内に設定するための流量絞り機能を兼ねさせることも可能である。
ここで、往き管路10及び給湯往き配管11の長さは14mであり、給湯バイパス管路30としては銅の無保温管(約1m)に直径0.5mmの開孔を設けたオリフィス31を取り付けた配管、給湯管路10及び給湯往き配管11としては20mm厚発泡ポリエチレン保温の15A銅管、給湯戻り配管19及び戻り管路20としては無保温の内径6mmの架橋ポリエチレン管と呼び径16の塩化ビニル管を用いた。
給湯往き温度は、給湯往き配管11における本給湯装置200の出口である往き接続部10aから約1m下流の位置での給湯水の温度を示し、給湯管末温度は、給湯往き配管11における同往き接続部10aから14m下流の位置での給湯水の温度を示し、給湯戻り温度は給湯戻り配管19の本給湯装置200の入り口である戻り接続部20aから約1m上流の位置での給湯水の温度を示す。また、給湯水循環運転時における給湯水の循環流量は0.04L/minとした。
また、給湯往き配管11での各部の給湯水の温度は、循環流量を増やせば上げることができ、減らせば下げることができるので、循環流量を調整することにより、適切な温度分布を作ることができる。
下記の表1は、夏期の外気温度条件下で実験し、各循環流量時の各部の平衡温度をまとめたものである。オリフィス31の開孔径の影響は小さいことが判る。
図6は、各部の給湯水の温度が夏期外気温下に平衡に達した後、給湯往き配管11における往き接続部10aから約10m下流の位置に接続された給湯栓15で出湯させたときの出湯温度の変化(過渡応答特性)を示したものである。給湯往き温度は、平衡温度である45℃から、5秒間程度の温度制御の過渡特性を経て、設定給湯温度である42℃で制御されている。ここで、時間0は給湯栓の開栓とは連動しておらず、約10秒の時点から出湯が始まっている。一方、給湯栓15からは、最初枝管中の外気温度とほぼ等しい温度の水が出た後、順次給湯往き配管11上流の給湯水が送り出されるために温度が上昇し、ついには、オーバーシュートした後、温度調節のされた給湯水(42℃)が安定的に出湯される。このオーバーシュートが大きいと火傷の可能性を生じる。
給湯水循環運転時における循環流量が大きい程、給湯往き配管11の給湯水の温度は高くなるので、オーバーシュートは大きくなる。実験にて、オーバーシュートを含む最高温度を測定した結果を下記の表2に示す。下記の表2から、給湯水循環運転時の循環流量を適切に設定(例えば、0.04L/min以下)すれば、オーバーシュートは抑えられることが判る。
第3実施形態の本給湯装置300について図3に基づいて説明する。尚、他の実施形態と同様の構成については同じ符号を使用して説明を割愛する場合がある。
図3に示す本給湯装置300は、図2に示す給湯装置200に対して、三方調整弁12を往き管路10と給水管路25との夫々に設けた一対の調整弁12a,12bで構成し、更に、給水管路25から往き管路10の三方調整弁12よりも下流側に至る給水バイパス管路32と、当該給水バイパス管路32を流通する上水の流量を規制するオリフィス33とを追加したものである。更に、本給湯装置300では、給湯水循環運転時において、戻り管路20から給水管路25及び給水バイパス管路30を通じて往き管路10への給湯水の流入を許容するべく、上記給水管路25において貯湯槽1の下端部3aとの接続部に設けられた逆止弁27よりも上流側に戻り管路20が接続されている。
第4実施形態の本給湯装置400について図4に基づいて説明する。尚、他の実施形態と同様の構成については同じ符号を使用して説明を割愛する場合がある。
図4に示す本給湯装置400では、図2に示す給湯装置200に対して、温度成層型の貯湯槽1’を備え、その貯湯槽1’から取り出した高温の蓄熱水との熱交換により高温に加熱した上水を給湯水として往き管路10に取り出すように構成した点で相違するものである。
また、貯湯槽1’の上端部2a’から下端部3a’に至る循環管路45が設けられており、その循環管路45には、貯湯槽1’の上端部2a’から取り出した蓄熱水を下端部3a’に向けて送り出すように循環させる循環ポンプ46と、当該循環管路45を流通する高温の蓄熱水との熱交換により、給水管路25から供給される上水を加熱し、当該加熱後の上水を給湯水として往き管路10に供給する熱交換器47とが設けられている。
B:循環流量設定制御手段
1,1’:貯湯槽
2a,2a’:上端部(高温部)
3a,3a’:下端部(低温部)
10:往き管路
10a:往き接続部
10b:混合部
11:給湯往き配管
12:三方調整弁
15:給湯栓(給湯部)
19:給湯戻り配管
20:戻り管路
20a:戻り接続部
25:給水管路
30:給湯バイパス管路
31:オリフィス(バイパス流量規制手段)
32:給水バイパス管路
40:熱源機
48:給湯水流出部(高温部)
49:上水流入部(低温部)
100,200,300,400:蓄熱式給湯装置
Claims (7)
- 温度成層型の貯湯槽と、
前記貯湯槽の高温部から、給湯往き配管が接続される往き接続部に至る往き管路と、
前記給湯往き配管に接続された給湯部での出湯時に、前記往き管路の混合部において前記貯湯槽の高温部から前記往き管路に取り出された給湯水に上水を混合すると共に、前記給湯水に対する前記上水の混合割合を制御して、前記往き接続部から前記給湯往き配管に吐出される給湯水の温度を所定の設定給湯温度に設定する給湯温度設定制御手段とを備えた蓄熱式給湯装置であって、
前記給湯往き配管を通過した後の給湯水を取り込む給湯戻り配管が接続される戻り接続部から、前記貯湯槽の低温部に至る戻り管路と、
前記給湯部での非出湯時に、前記貯湯槽の高温部から取り出した給湯水を、前記往き管路と前記給湯往き配管と前記給湯戻り配管と前記戻り管路とに順に通流させた後に、前記貯湯槽の低温部に戻す形態で循環させる給湯水循環運転を行うと共に、当該給湯水循環運転時における給湯水の循環流量を、前記貯湯槽の低温部に戻る給湯水の戻り温度が所定の低温水上限温度以下となる設定循環流量域内に設定する循環流量設定制御手段を備え、
前記貯湯槽が、上部に高温層を形成すると共に当該高温層の下部に低温層を形成する形態で温度成層を形成して給湯水を貯留し、前記低温層から取り出された低温水が熱源機で加熱されて前記高温層に供給される構成で、
前記低温層の温度を前記低温水上限温度以下に維持する蓄熱式給湯装置。 - 前記低温水上限温度が、夏場において外気温度を10℃以上上回らない温度に設定されている請求項1に記載の蓄熱式給湯装置。
- 前記往き管路が前記貯湯槽の前記高温部としての上端部に接続され、前記戻り管路が前記貯湯槽の前記低温部としての下端部に接続されている請求項1又は2に記載の蓄熱式給湯装置。
- 前記混合部が、前記給湯部での非出湯時に前記往き管路を閉止するように構成され、
前記往き管路において前記混合部をバイパスする給湯バイパス管路を通じて、前記貯湯槽の高温部から取り出した給湯水を前記往き管路の前記混合部よりも下流側に流入させて前記給湯水循環運転を行うように構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の蓄熱式給湯装置。 - 前記給湯バイパス管路に給湯水の流量を規制するバイパス流量規制手段が設けられている請求項4に記載の蓄熱式給湯装置。
- 前記混合部が、前記貯湯槽の低温部に接続された給水管路を通じて前記上水を取り込むように構成され、
前記貯湯槽の低温部において前記戻り管路から前記往き管路への給湯水の流入を規制する給湯水流入規制手段を備えた請求項1〜5の何れか一項に記載の蓄熱式給湯装置。 - 前記循環流量設定制御手段が、前記給湯水循環運転時の循環流量を制御するように構成されている請求項1〜6の何れか一項に記載の蓄熱式給湯装置。
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