JP4888686B2 - ミシンの押さえ棒保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は針板上の布等の被縫製物を上から押さえる押さえ部を保持する押さえ棒をもつミシンの押さえ棒保持構造に関する。
従来、ミシンの押さえ棒保持構造として、針板の針穴に挿入される針を保持すると共に上下方向に沿って延設された針棒と、針板の針穴に対面する針挿入空間をもつと共に針板上の被縫製物を押さえる押さえ部を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された押さえ棒と、ミシンの機体に取り付けられ押さえ棒を保持するアーム機枠とをもつものが知られている(特許文献1)。このものによれば、針棒および押さえ棒はアーム機枠に共に結合されている。
特公平4−29400号公報
上記した装置によれば、縫製を良好に行うため、ミシンのベッド機枠に設けられている針板の針穴に、押さえ棒の押さえ部の針挿入空間を対面させる必要がある。この場合、ミシンのアーム機枠に対して押さえ棒を揺動させる。この場合、押さえ棒を揺動させるに伴い、針棒も連動して同方向に揺動してしまう不具合がある。このように針棒も揺動してしまうと、針棒の針を再び位置調整する必要がある。従って押さえ棒の押さえ部の位置調整の作業が面倒であった。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、押さえ棒の押さえ部の位置調整を良好にできるミシンの押さえ棒保持構造を提供することを課題とする。
本発明に係るミシンの押さえ棒保持構造は、針板の針穴に挿入される針を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された針棒と、針板の針穴に対面する針挿入空間をもつと共に針板上の被縫製物を押さえる押さえ部を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された押さえ棒と、ミシンの機体に取り付けられ押さえ棒を保持すると共に針棒を針棒保持部を介して保持するアーム機枠とをもつミシンの押さえ棒保持構造において、
アーム機枠は、押さえ棒の長さ方向の上端部および下端部が揺動可能となるように押さえ棒の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する揺動支持部と、揺動させた押さえ棒をその揺動位置でアーム機枠に固定する固定部とを具備し、揺動支持部は軸受であり、前記軸受は、前記アーム機枠に設けられた被支持面に揺動可能に支持され且つ断面で円弧凸状に形成されている揺動外壁面を備えていることを特徴とする。
本発明に係る保持構造によれば、前術したように、アーム機枠は、押さえ棒の長さ方向の上端部および下端部が揺動可能となるように押さえ棒の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する揺動支持部と、揺動させた押さえ棒をその揺動位置でアーム機枠に固定する固定部とを備えている。この構造であるため、押さえ棒および針棒の双方はアーム機枠に取り付けられながらも、押さえ棒の揺動と針棒とは独立しており、押さえ棒の揺動と針棒とは切り離されている。従って、押さえ棒の押さえ部の針挿入空間と針板の針穴とを対面させるように、調整操作により押さえ棒を揺動させるときであっても、針棒の揺動は抑えられている。従って、調整操作により押さえ棒を揺動させたとしても、その揺動は針棒および針に伝達されない。
本発明に係る保持構造によれば、押さえ棒の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する揺動支持部は軸受である。この軸受は、アーム機枠に形成されている被支持面に揺動可能に支持され且つ断面で円弧凸状に形成されている揺動外壁面を備えている。ここで、揺動支持部の揺動外壁面は断面で円弧凸状で形成されており、アーム機枠の被支持面は、揺動支持部の揺動外壁面を揺動可能に支持する。
本発明によれば、上記した構造であるため、押さえ棒および針棒はアーム機枠に取り付けられながらも、押さえ棒の揺動と針棒とは独立しており、押さえ棒の揺動と針棒とは切り離されている。従って、押さえ棒の押さえ部の針挿入空間と針板の針穴とを対面させるように、押さえ棒を揺動させたとしても、針棒の揺動は抑えられている。従って、押さえ棒を揺動させたとしても、その揺動は針棒および針に伝達されない。よって従来技術とは異なり、押さえ棒の調整後に針棒の位置を再調整することが廃止される。このように本発明によれば、押さえ棒の押さえ部の位置調整を良好にできるミシンの押さえ棒保持構造を提供することができる。
本発明によれば、揺動支持部は軸受であり、軸受は、アーム機枠に設けられた被支持面に揺動可能に支持され且つ断面で円弧凸状に形成されている揺動外壁面を備えている。このため押さえ棒の揺動操作は容易である。
ミシンの押さえ棒保持構造は、針板の針穴に挿入される針を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された針棒と、針板の針穴に対面する針挿入空間をもつと共に針板上の被縫製物を押さえる押さえ部を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された押さえ棒と、ミシンの機体に取り付けられ押さえ棒を保持するアーム機枠とをもつ。アーム機枠は、押さえ棒の長さ方向の上端部および下端部が揺動可能となるように押さえ棒の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する揺動支持部と、揺動させた押さえ棒をその揺動位置でアーム機枠に固定する固定部とを備える。固定部はその揺動位置でアーム機枠に固定する機能をもつ。アーム機枠の形状および構造は特に限定されるものではない。
本発明は、・で示す次の形態を例示することができる。
・揺動支持部は軸受である。また、アーム機枠に形成されている被支持面に揺動可能に支持され且つ断面で円弧凸状に形成されている揺動外壁面を備えている。ここで、揺動支持部の揺動外壁面は三次元状をなす球状凸面で形成されており、アーム機枠の被支持面は、揺動支持部の揺動外壁面を揺動可能に支持する三次元状をなす球状凹面で形成されている。三次元状をなす球状凸面が採用されているため、押さえ棒が良好に揺動する。
・固定部は、押さえ棒のうち揺動支持部よりも上部に設けられ押さえ棒の揺動に伴いアーム機枠に対して揺動する可動ブラケットと、揺動させた可動ブラケットをアーム機枠に固定する固定具とを備えている。この場合、可動ブラケットおよび固定具は互いに別部品である。可動ブラケットはブラケット状にできる。固定具は可動ブラケットをアーム機枠に固定する機能をもてば良く、一般的には螺子部材が例示される。この場合、可動ブラケットおよびアーム機枠のうちの一方は、押さえ棒を揺動させる方向に延設された長孔をもつ。そして固定具は、可動ブラケットをアーム機枠に固定できるように可動ブラケットの長孔に挿入されている。この場合、可動ブラケットは長孔の長さ方向に沿って揺動できる。
・アーム機枠は第1開口を有しており、可動ブラケットは、アーム機枠の第1開口に挿入されて第1開口に係合可能な第1係合部を有している。そして、第1開口と第1係合部との係合により可動ブラケットの回り止めがなされている。押さえ棒の揺動方向に対して直交する方向に沿って、可動ブラケットの移動は阻止される。従って押さえ棒の所定の揺動方向以外の揺動は阻止される。
・押さえ棒と一体的に取り付けられた押さえ棒抱きが設けられており、アーム機枠には第2開口が設けられている。そして、押さえ棒抱きは、アーム機枠の第2開口に挿入されて第2開口に係合可能な第2係合部を有しており、第2開口と第2係合部との係合により押さえ棒抱きの回り止めがなされている。この場合、押さえ棒の所定の揺動方向以外の揺動は、更に阻止される。
・押さえ棒の押さえ部と揺動支持部(軸受)との距離をL1とし、押さえ棒の上端部と揺動支持部(軸受)との距離をL2とすると、L2はL1よりも長く設定されている(L2>L1)。これにより押さえ部(押さえ棒の下端部)の変位量よりも、押さえ棒の上端部の揺動変位量を増加させることができる。この場合、押さえ棒の上端部を揺動させれば、押さえ部(押さえ棒の下端部)の変位量を微調整するのに有利となる。
・固定具は、押さえ棒のうち、揺動支持部と押さえ棒の上端部との間の長さの中央よりも上端部側を固定する。この場合、固定具の締結力によるモーメントが増加するため、所望の揺動位置に固定されている押さえ棒の揺動位置を固定させるのに有利である。
以下、本発明の実施例を図1〜図9を参照して説明する。図1に示すように、ミシンの主要素である機体1はハウジング1aにより覆われており、アーム機枠10とベッド機枠11とを備えている。アーム機枠10およびベッド機枠11は、鋳物ではなく、所定の厚みを有する金属板をプレス成形した板金成形体を主体として形成されている。図1に示すように、アーム機枠10には、針20を保持可能な針棒21が昇降可能に設けられていると共に、水平方向に沿った上軸3が回転可能に設けられている。ここで、針棒21は運動変換機構22を介して上軸3に接続されている。上軸3がこれの軸芯回りで回転すると、運動変換機構22を介して針棒21が針20と共に矢印Y1,Y2方向に昇降する。
図1に示すように、上軸3は、第1軸受7および第2軸受8により回転可能に保持されている。第1軸受7および第2軸受8は、上軸3の軸長方向において互いに所定距離離れてアーム機枠10に固定されている。第1軸受7および第2軸受8は、機体1のアーム機枠10の被着座面17において、第1固定要素74fおよび第2固定要素74sにより着脱可能に固定されている。図1に示すように、下軸4はベッド機枠11の内部に保持されている。下軸4は、第1軸受7Bおよび偏芯軸受6で回転可能に支持されている。第1軸受7Bおよび偏芯軸受6は、下軸4の軸長方向において互いに所定距離離れてベッド機枠11に保持されている。図2に示すように、アーム機枠10には、天秤5、天秤支え50、天秤支え軸51が設けられている。更に、図3に示すように、機体1のベッド機枠11の上面には、針穴201を有する針板200が針板締結螺子203により取り付けられている。なお、被縫製物を移送するための送り歯9が針板200の上面から露出している。
さて、本実施例の要部構成について図4〜図9を参照して説明を加える。図4に示すアーム機枠10はプレス加工された薄い板体を組み付けて形成されている。アーム機枠10は、押さえ棒100を取り付けるためのホルダ部10mをもつ。アーム機枠10のホルダ部10mは、プレス加工された薄い板体を組み付けて形成されている。図4に示すように、針棒21を保持する針棒保持部としての針棒抱き23が設けられている。針棒抱き23は針棒腕15kに止め螺子16を介して取り付けられている。針棒抱き23を介して針棒腕15kに針棒21が取り付けられている。針棒21は、上下方向に沿って延設されている。針棒21は、針20を保持する針保持部として機能する針止め24を下端部に有する。縫製時に、針棒21が矢印Y1,Y2方向に昇降する。針棒21が矢印Y2方向に下降すると、針20は針板200の針穴201に挿入される。
本実施例によれば、図4に示すように、針棒腕15kは針棒ブッシュ21cを介して針棒21の中間部を支持している。アーム機枠10のホルダ部10mには、押さえ棒100が針棒21と平行またはほぼ平行となるように取り付けられている。押さえ棒100は上下方向に沿って延設されている。押さえ棒100の下端部には、爪形状をなす押さえ部120が押さえホルダ部122および押さえホルダ螺子124を介して設けられている。押さえホルダ螺子124を緩めれば、押さえホルダ螺子124の回りで押さえ部120を揺動させることができる。図4に示すように、押さえ部120は、針板200に対面しており、縫製時において針板200上の被縫製物を押さえる機能をもつ。押さえ部120は針板200の針穴201に対面する針挿入空間121をもつ。従って縫製時に針棒21および針20が矢印Y2方向に下降するとき、針20は、押さえ部120の針挿入空間121および針板200の針穴201に挿入される。
図4に示すように、押さえ棒100の長さ方向の中間部には、揺動支持部としての軸受300が一体的に取り付けられている。軸受300は銅等の金属を基材として形成されている。軸受300はいわゆる玉軸受である。軸受300の拡大図は図5に示されている。図5に示すように、軸受300は、上下方向に貫通する貫通孔304を区画する円筒形状の内周面301と、外殻面を形成する揺動外壁面302とを有する。貫通孔304には、押さえ棒100の長さ方向の中間部が貫通状態に取り付けられている。この軸受300の揺動外壁面302は、球心R1(図5参照)を中心とする所定の曲率半径で規定された三次元状をなす真球状(疑似真球状を含む)の大部分をなす凸面で形成されている。図5に示すように、アーム機枠10のホルダ部10mの底板15bには、複数の軸受サポート14,18が設けられている。軸受サポート14は,軸受サポート18の上側に位置する。軸受サポート14の被支持面14cは、軸受300の揺動外壁面302の上部を揺動可能に支持する三次元状をなす球状凹面で形成されている。軸受サポート18の被支持面18cは、軸受300の揺動外壁面302の下部を揺動可能に支持する三次元状をなす球状凹面で形成されている。被支持面14c,18cはアーム機枠10に設けられた被支持面に相当するものであり、真球面(疑似真球面を含む)の一部を形成する。従って、軸受300は、ホルダ部10mの下部に設けられた軸受サポート14,18の被支持面14,18cに三次元的に揺動可能に支持されている。従って、押さえ棒100の長さ方向の中間部は、軸受300と共に揺動可能にアーム機枠10のホルダ部10mの底板15bに保持されている。
この結果、押さえ棒100の長さ方向の上端部100uおよび下端部100dは揺動可能に支持されている。即ち、図4に示すように、押さえ棒100の長さ方向の上端部100uは、矢印S1およびS2方向に沿って揺動自在にされている。この結果、押さえ棒100の長さ方向の下端部100dおよび押さえ部120は、矢印S1’およびS2’方向(ミシンの前後方向)に沿って揺動自在にされている。これにより押さえ部120の針挿入空間121と針板200の針穴201とを対面させるように、押さえ部120の位置をミシンの前後方向に調整できる。ここで、前方向とは、ミシンを操作する使用者に押さえ棒100が近づく方向を意味する。後方向とは、ミシンを操作する使用者から押さえ棒100が離れる方向を意味する。なお、ミシンのハウジング1aは前面1eおよび後面1rをもつ。
図4に示すように、固定部400は、押さえ棒100をアーム機枠10のホルダ部10mに固定する機能を有する。固定部400は、アーム機枠10のホルダ部10mに対して矢印S1およびS2方向に移動可能なブラケット状をなす可動ブラケット401と、押さえ棒100を可動ブラケット401に締結する固定具420とを備えている。可動ブラケット401は、軸受300とは別の部品であり、アーム機枠10のホルダ部10mの空間室15xに収容されている。
図4に示すように、可動ブラケット401は、押さえ棒100のうち軸受300よりも上側に設けられている。具体的には、可動ブラケット401の上部に舌片状の取付部403が形成されている。取付部403の取付孔405には、押さえ棒100の上端部100uが係止して結合されている。従って押さえ棒100は可動ブラケット401の上部401uと一体的に移動する。ここで図4に示すように、可動ブラケット401の下部401dは、枢支具408を介してアーム機枠10のホルダ部10mに揺動可能に枢支されている。この結果、枢支具408を介して、可動ブラケット401の上部401uを矢印S1,S2方向に揺動させることができる。
なお図4に示すように、枢支具408(可動ブラケット401を揺動させる枢支点)は、軸受300(押さえ棒100を揺動させる枢支点)とは別個にアーム機枠10に設けられている。この枢支具408は、軸受300よりも上方で且つ固定具420(上端部100u)よりも下方に配置されている。
本実施例によれば、図4に示すように、可動ブラケット401は、押さえ棒100を揺動方向に揺動させる方向(矢印S1,S2方向、ミシンの前後方向に相当)に沿って延設された長孔409と、耳状をなす第1係合部411とをもつ。前記した固定具420は雄螺子部420mを有する螺子部材であり、可動ブラケット401の長孔409とアーム機枠10の透孔10w(雌孔に相当)に螺合されて締結されている。ここで、枢支具408を中心として可動ブラケット401を任意の揺動位置に矢印S1,S2方向に揺動させた後に、固定具420をアーム機枠10の透孔10wに締結すれば、当該任意の揺動位置に揺動させた可動ブラケット401を、アーム機枠10のホルダ部10mに固定することができる。前記した長孔409の長さに相当する角度、可動ブラケット401および押さえ棒100の揺動量を調整することができる。これにより固定具420をアーム機枠10に締結すれば、押さえ棒100の揺動許容範囲内であれば、可動ブラケット401の押さえ棒100を任意の揺動位置に固定することができる。その理由としては、押さえ棒100は可動ブラケット401に一体的に結合されているからである。このように長孔409および固定具420は、押さえ棒100の上端部100u側に設けられているため、つまり、可動ブラケット401の上部401uに設けられている。上端部100uは軸受300から離れている。上部401uは枢支具408から離れている。このため可動ブラケット401の揺動量、ひいては押さえ棒100の揺動量を確保するのに有利である。
図4に示すように、アーム機枠10のホルダ部10mの側板15aには、貫通孔状をなす第1開口413および第2開口415が形成されている。第1開口413は第2開口415よりも上側に形成されている。第2開口415は第1開口413よりも下側に形成されている。第1開口413と可動ブラケット401の第1係合部411とが係合している。この結果、可動ブラケット401が揺動方向(矢印S1,S2方向)と交差する方向に回ることが抑制されている。このように可動ブラケット401の第1係合部411は、前記交差する方向において可動ブラケット401を回り止めさせる回り止め部として機能できる。従って本実施例によれば、前記した軸受300が三次元的に揺動させ得る機能を有するものの、可動ブラケット401および押さえ棒100は矢印S1,S2方向(ミシンの前後方向)に2次元的に揺動するようにされている。
ここで、アーム機枠10の第1開口413への可動ブラケット401の第1係合部411の進入量α1(図4参照)が視認できる場合には、第1係合部411の進入量α1を視認すれば、矢印S1,S2方向における可動ブラケット401の揺動量、ひいては押さえ棒100の揺動量をある程度把握することができる。
更に本実施例によれば、図4に示すように、可動ブラケット401の揺動量の大小に関係無く、第1係合部411は、アーム機枠10の第1開口413を外方に通過し、アーム機枠10のホルダ部10mの側板15aの外壁面から露出している。ここで、第1開口413から外方に露出している第1係合部411に、他のミシン部品要素417(例えば、針20の針下を照明するための照明灯)を取り付けている。この場合、第1開口413から外方に露出している可動ブラケット401の第1係合部411を有効利用できる。
図4に示すように、押さえ棒抱き130が押さえ棒100に一体的に結合されている。押さえ棒抱き130は軸受300と可動ブラケット401との間に位置しており、部位130a,130bを有する。押さえ棒抱き130の部位130aと可動ブラケット401の取付部403との間には、コイル状をなす緩衝用のバネ140が介在している。図4に示すように、押さえ棒抱き130の第2係合部132は、アーム機枠10のホルダ部10mの第2開口415に挿入され、第2開口415に係合されている。第2開口415と第2係合部132との係合により、押さえ棒抱き130および押さえ棒100の回り止めがなされている。なお、貫通孔状をなす第1開口413および第2開口415はプレス加工であれば、容易に成形できる。
上記したように押さえ棒100は、可動ブラケット401および軸受300を介してアーム機枠10のホルダ部10mに配置されている。ここで、図4に示すように針棒腕軸15hを介して針棒腕15kはアーム機枠10のホルダ部10mに取り付けられている。針棒腕15kには、針棒抱き23を介して針棒21が取り付けられている。
本実施例によれば、押さえ棒100は可動ブラケット401および軸受300を介してアーム機枠10のホルダ部10mに揺動可能に配置されている。従って、押さえ棒100および針棒21は、互いに独立してアーム機枠10に取り付けられている。従って、押さえ棒100を揺動方向(矢印S1,S2方向)に沿って揺動させて押さえ棒100の位置を調整したとしても、針棒21および針20の揺動は抑えられている。即ち、調整操作により押さえ棒100を揺動させて位置調整したとしても、その揺動は針棒に伝達されない。
更に本実施例によれば、図7に示すように、アーム機枠10には押さえ上げレバー19が設けられている。押さえ上げレバー19は押さえ上げレバー軸19c(図1参照)を介して上下方向に揺動できる。押さえ上げレバー19の操作部19eが使用者により手動操作されると、押さえ上げレバー19により押さえ棒抱き130が上方(矢印Y1方向)に持ち上げられ、押さえ棒100が上方に移動し、押さえ部120が針板200の上面から退避することができる。
図7に示すように、アーム機枠10のホルダ部10mには、針棒揺動ブラケット150が設けられている。針棒揺動ブラケット150には、針棒揺動リンク151およびピン152A,152Bを介して、針棒腕15kが揺動可能に保持されている。針棒腕15kは、アーム機枠10に取り付けられている針棒揺動ブラケット150にピン152A,152Bを介して矢印M1,M2方向(図8参照)に沿って揺動可能に取り付けられている。針棒揺動ブラケット150に取り付けられている位置調整螺子155を緩めれば、針棒揺動リンク151を介して、針棒腕15kの位置、針棒21の位置を矢印M1,M2方向に調整できる。ひいては針20の位置を矢印M1,M2方向に調整できる。位置調整螺子155を締結すると、針棒揺動ブラケット150に対して針棒腕15kがその調整位置で締結固定される。このように針棒21の針20の位置調整が行われる。
上記した本実施例によれば、押さえ棒100を調整操作するにあたっては、先ず、位置調整螺子155を緩めた状態で、針棒21の位置を調整して針20の位置を調整する。これにより針板200の針穴201に対面させ、針20が針穴201に挿入できるようにする。そして位置調整螺子155を締結する。その後、押さえ棒100の位置を調整する調整操作を行う。ここで本実施例によれば、押さえ棒100および針棒21は互いに独立してアーム機枠10のホルダ部10mに取り付けられている。そして、固定具420を緩め、可動ブラケット401の上部401uを揺動可能とする。この状態で、枢支具408を中心として可動ブラケット401を矢印S1方向(ミシンの後方)またはS2方向(ミシンの前方)に適宜揺動させる。この結果、押さえ棒100の下端部の押さえ部120を矢印S1’方向(ミシンの前方)またはS2’方向(ミシンの後方)に沿って揺動させる。これにより押さえ棒100の押さえ部120の位置(矢印S1’,S2’方向における位置、ミシンの前後方向における位置)を調整することができる。従って、押さえ棒100の押さえ部120の針挿入空間121と針板200の針穴201とを対面させるように、押さえ部120の位置を矢印S1方向(後方)またはS2方向(前方)に調整したとしても、針棒21はホルダ部10mに固定状態に保持されたままであり、針棒21の揺動は抑えられている。この結果、上記したように押さえ棒100の押さえ部120の針挿入空間121とベッド機枠11の針板200の針穴201とを対面させるように、押さえ棒100および押さえ部120を揺動させたとしても、その揺動は針棒21および針20に伝達されない。従って、針棒21の位置調整をやり直す作業が廃止される。
更に換言すると本実施例によれば、前述したように、アーム機枠10のホルダ部10mは、押さえ棒100の長さ方向の上端部100uおよび下端部100dが揺動可能となるように押さえ棒100の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する軸受300と、揺動させた押さえ棒100をその揺動位置でホルダ部10mに固定する固定部400とを備えている。この構造であるため、押さえ棒100および針棒21の双方はアーム機枠10のホルダ部10mに取り付けられていながらも、押さえ棒100の揺動と針棒21とは互いに独立しており、押さえ棒100の揺動から針棒21は切り離されている。従って、押さえ棒100の押さえ部120の針挿入空間121と針板200の針穴201とを対面させるように、調整操作において押さえ棒100を揺動させたとしても、針棒21の揺動は抑えられている。従って、押さえ棒100を矢印S1方向(後方)またはS2方向(前方)に揺動させたとしても、その揺動は針棒21に伝達されない。上記した押さえ棒100の調整操作は、ミシンの製造時に行うことができるが、ミシンの使用前に行っても良い。
更に本実施例によれば、図4に示すように、押さえ棒100の押さえ部120と軸受300との距離をL1とし、押さえ棒100の上端部100uと軸受300との距離をL2とすると、L2はL1よりも長く設定されている(L2>L1)。これにより押さえ部120(押さえ棒100の下端部100d)の揺動変位量よりも、押さえ棒100の上端部100uの揺動変位量を増加させることができる。故に、押さえ部120の変位量(矢印S1’およびS2’方向における変位量)の微調整に有利である。
また本実施例によれば、図4に示すように、固定具420は、押さえ棒100のうち軸受300と上端部100uとの間の長さの中央Mよりも上端部100u側を固定する。具体的には図4に示すように、固定具420は、押さえ棒100の上端部100uとほぼ同じ高さ位置に設けられており、上端部100u側を固定する。この場合、固定具420による締結力をFとし、固定具420から軸受300までの距離をLDとすると、F×LDの乗算であるモーメントが増加する。故に、押さえ棒100の押さえ部120に外力が作用するときであっても、固定具420による締結力が良好に確保される。従って、所望の揺動位置に固定されている押さえ棒100をその揺動位置で固定させるのに有利である。
なお、本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。上記した実施例によれば、長孔409は可動ブラケット401に形成されていると共に透孔10wはアーム機枠10に形成されているが、長孔をアーム機枠に形成すると共に透孔を可動ブラケットに形成し、アーム機枠の長孔に通した固定具を可動ブラケットの透孔(螺孔)に締結することにしても良い。
本発明は家庭用ミシン、業務用のミシン等に適用できる。
ミシンの内部構造を示す正面図である。 ミシンのアーム機枠を示す平面図である。 図1におけるE矢視を示し、ベッド機枠を示す平面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。 押さえ棒を揺動可能に支持する軸受の付近を拡大して示す部分断面図である。 内部構造を示すミシンの側面図である。 図1のVII−VII線に沿った部分断面図である。 図1のC矢視を示す部分断面図である。 図8におけるIX−IX線に沿った部分断面図である。
符号の説明
図中、1は機体、10はアーム機枠、11はベッド機枠、14および18は軸受サポート、14cおよび18cは被支持面、20は針、21は針棒、23は針棒抱き(針棒保持部)、3は上軸、4は下軸、5は天秤、100は押さえ棒、100uは上端部、100dは下端部、120は押さえ部、121は針挿入空間、122は押さえアーム機枠、130は押さえ棒抱き、132は第2係合部、140はバネ、132は第2係合部、200は針板、201は針穴、203は針板締結螺子、300は軸受(揺動保持部)、302は揺動外壁面、400は固定部、401は可動ブラケット、408は枢支具、409は長孔、411は第1係合部、413は第1開口、415は第2開口、417は要素部品、420は固定具を示す。

Claims (10)

  1. 針板の針穴に挿入される針を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された針棒と、
    前記針板の前記針穴に対面する針挿入空間をもつと共に前記針板上の被縫製物を押さえる押さえ部を保持可能で且つ上下方向に沿って延設された押さえ棒と、
    ミシンの機体に取り付けられ前記押さえ棒を保持すると共に前記針棒を針棒保持部を介して保持するアーム機枠とをもつミシンの押さえ棒保持構造において、
    前記アーム機枠は、
    前記押さえ棒の長さ方向の上端部および下端部が揺動可能となるように前記押さえ棒の長さ方向の中間部を揺動可能に保持する揺動支持部と、
    揺動させた前記押さえ棒をその揺動位置で前記アーム機枠に固定する固定部とを具備し、
    前記揺動支持部は軸受であり、前記軸受は、前記アーム機枠に設けられた被支持面に揺動可能に支持され且つ断面で円弧凸状に形成されている揺動外壁面を備えていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  2. 請求項において、前記揺動支持部の前記揺動外壁面は三次元状をなす球状凸面で形成されており、前記アーム機枠の前記被支持面は、前記揺動支持部の前記揺動外壁面を揺動可能に支持する三次元状をなす球状凹面で形成されていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  3. 請求項1または2において、前記固定部は、前記押さえ棒のうち前記揺動支持部よりも上部に設けられ前記押さえ棒の揺動に伴い前記アーム機枠に対して揺動する可動ブラケットと、揺動させた前記可動ブラケットを前記アーム機枠に固定する固定具とを具備しており、前記可動ブラケットおよび前記固定具は互いに別部品であることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  4. 請求項において、前記固定具は、前記押さえ棒のうち、前記揺動支持部と前記押さえ棒の上端部との間の長さの中央よりも前記上端部側を固定することを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか一項において、前記押さえ棒の前記押さえ部と前記揺動支持部との距離をL1とし、前記押さえ棒の上端部と前記揺動支持部との距離をL2とすると、L2はL1よりも長く設定されている(L2>L1)ことを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  6. 請求項3〜5のうちのいずれか一項において、前記可動ブラケットおよび前記アーム機枠のうちの一方は、前記押さえ棒を揺動させる方向に延設された長孔をもち、前記固定具は、前記可動ブラケットを前記アーム機枠に固定できるように前記一方の長孔に挿入されていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  7. 請求項3〜6のうちのいずれか一項において、前記アーム機枠は第1開口を有しており、前記可動ブラケットは、前記アーム機枠の前記第1開口に挿入されて前記第1開口に係合可能な第1係合部を有しており、前記第1開口と前記第1係合部との係合により前記可動ブラケットの回り止めがなされていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  8. 請求項において、前記第1開口から前記可動ブラケットの外壁面よりも露出する前記第1係合部には、ミシン部品要素が取り付けられていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  9. 請求項1〜のうちのいずれか一項において、前記押さえ棒と一体的に取り付けられた押さえ棒抱きが設けられており、前記アーム機枠には第2開口が設けられており、前記押さえ棒抱きは、前記アーム機枠の前記第2開口に挿入されて前記第2開口に係合可能な第2係合部を有しており、前記第2開口と前記第2係合部との係合により前記押さえ棒抱きの回り止めがなされていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
  10. 請求項1〜のうちのいずれか一項において、前記アーム機枠には前記針棒を保持する針棒保持部が設けられていることを特徴とするミシンの押さえ棒保持構造。
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