JP4888488B2 - 通信端末装置および信号受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のビットレートが混在するネットワークに接続される通信端末装置およびその通信端末装置における信号受信方法に関し、特に、既存のネットワークを踏襲して一部を高速化した場合であっても、高速化された回線において受信感度を劣化させることなく、正常に通信をおこなうことができる通信端末装置および信号受信方法に関する。
インターネットに代表されるデータトラフィックの爆発的増大に応えるべく、高速かつ大容量の光アクセスネットワークの構築が急速に進展している。光アクセスネットワークを構築するための高速光アクセスシステムとして、複数の加入者で光ファイバケーブルを共有しながら、下り最大2.4Gbpsの高速伝送を可能にするG−PON(Gigabit-Passive Optical Network)が現在広く使われつつある。
将来のさらなる高速伝送化に向けては、経済性等の問題から、既に構築済みの光アクセスネットワークを踏襲しつつ、高速化を希望する加入者のみを高速化(例えば、10Gbps化)することが可能なビットレート混在型のPONシステムの開発が望まれている。ビットレート混在型のPONシステムの実現を可能にするための技術は、例えば、特許文献1にて開示されている。この技術は、全ての加入者のONU(Optical Network Unit)にマルチレート・バースト回路を設けることにより、複数のビットレートへの対応を可能にするものである。
特開平8−8954号公報
しかしながら、既存の光アクセスネットワークを踏襲して、ビットレートを混在させた場合、高速のビットレートへ移行した加入者に受信感度劣化の問題が生じる。ネットワークは、高速になるほど(広帯域になるほど)、S/N(Signal/Noise)比が低くなる。そのため、高速化を想定することなく、比較的低い受信感度で設計されている既存の光アクセスネットワークの一部を高速化した場合、広帯域化にともなうS/N比の低化が生じ、受信感度が劣化してしまう。
例えば、2.4Gbpsでの運用を想定して設計された光アクセスネットワークの一部を10Gbpsに高速化した場合、高速化された利用者の通信端末装置における受信感度劣化量は、例えば、約4dBにおよび、期待通りの高速通信を実現することができないこともありうる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、既存のネットワークを踏襲して一部を高速化した場合であっても、高速化された回線において受信感度を劣化させることなく、正常に通信をおこなうことができる通信端末装置および信号受信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(B>A)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置であって、帯域を制限することにより、受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限手段と、前記回線を通じて伝送される波形をビットレートAまたはBの信号として再生する信号再生手段と、前記信号再生手段によって再生されたビットレートAの信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御し、前記管理信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限手段を制御して帯域を制限させ、当該の通信端末装置宛のデータ信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限手段を制御して帯域の制限を緩和させるタイミング制御手段と、前記タイミング制御手段のタイミング制御にしたがって、前記信号再生手段によって再生されたビットレートBの信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(B>A)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置における信号受信方法であって、帯域を制限することにより、受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限工程と、前記回線を通じて伝送される波形をビットレートAまたはBの信号として再生する信号再生工程と、前記信号再生工程によって再生されたビットレートAの信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御し、前記管理信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限工程を制御して帯域を制限させ、当該の通信端末装置宛のデータ信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限工程を制御して帯域の制限を緩和させるタイミング制御工程と、前記タイミング制御工程のタイミング制御にしたがって、前記信号再生工程によって再生されたビットレートBの信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得工程とを含んだことを特徴とする。
この発明の態様によれば、低速の信号と高速の信号を同一の回線で受信する通信端末装置において、低速の信号を受信する際は、帯域を制限するように構成したので、低速の信号を受信する際の受信感度の劣化を改善することができる。
また、本発明の他の態様では、ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(BはAのM倍)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置であって、フレーム同期時に帯域を制限することにより、前記管理信号の受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限手段と、前記回線を通じて伝送される波形を信号として再生する信号再生手段と、前記信号再生手段によって再生されたビットレートBの信号を多数決判定してMビットごとに1ビットの前記管理信号へ変換する多数決判定手段と、前記多数決判定手段によって変換された前記管理信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御するタイミング制御手段と、前記タイミング制御手段のタイミング制御にしたがって、前記信号再生手段によって再生された信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(BはAのM倍)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置における信号受信方法であって、フレーム同期時に帯域を制限することにより、受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限工程と、前記回線を通じて伝送される波形を信号として再生する信号再生工程と、前記信号再生工程によって再生されたビットレートBの信号を多数決判定してMビットごとに1ビットの前記管理信号へ変換する多数決判定工程と、前記多数決判定工程によって変換された前記管理信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御するタイミング制御工程と、前記タイミング制御工程のタイミング制御にしたがって、前記信号再生工程によって再生された信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得工程とを含んだことを特徴とする。
この発明の態様によれば、フレーム同期時には、帯域制限によって受信感度を改善し、それ以降は、多数決判定によって受信感度を改善するように構成したので、低速度の信号の受信感度を改善しながら、高速動作を実現することができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記多数決判定手段は、前記信号再生手段によって再生されたMビットの信号を、ビットごとに重み付けして多数決判定することにより、1ビットの管理信号へ変換することを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記多数決判定工程は、前記信号再生工程によって再生されたMビットの信号を、ビットごとに重み付けして多数決判定することにより、1ビットの管理信号へ変換することを特徴とする。
この発明の態様によれば、多数決判定において、ビットごとに重みをつけるように構成したので、ビットごとの誤りやすさを反映させて、多数決判定の判定精度を高めることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記帯域制限手段は、フィルタ回路によって帯域を制限させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記帯域制限工程は、フィルタ回路によって帯域を制限させることを特徴とする。
この発明の態様によれば、フィルタ回路によって帯域を制限するように構成したので、簡易な仕組みで帯域の制限を実現することができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記帯域制限手段は、入力信号を増幅する前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることにより、帯域を制限させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記帯域制限工程は、入力信号を増幅する前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることにより、帯域を制限させることを特徴とする。
この発明の態様によれば、前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることによって帯域を制限するように構成したので、帯域の制限時に雑音密度が低減され、受信感度をさらに大きく改善することができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、誤り訂正符号をもちいて前記データ信号の誤り補正をおこなう誤り訂正手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、誤り訂正符号をもちいて前記データ信号の誤り補正をおこなう誤り訂正工程をさらに含んだことを特徴とする。
この発明の態様によれば、謝り訂正符号をもちいてデータ信号の誤り補正をおこなうように構成したので、低速な信号のみならず、高速な信号の誤りも減少させることができる。
本発明の一つの態様によれば、低速の信号と高速の信号を同一の回線で受信する通信端末装置において、低速の信号を受信する際は、帯域を制限するように構成したので、低速の信号を受信する際の受信感度の劣化を改善することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、フレーム同期時には、帯域制限によって受信感度を改善し、それ以降は、多数決判定によって受信感度を改善するように構成したので、低速度の信号の受信感度を改善しながら、高速動作を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、多数決判定において、ビットごとに重みをつけるように構成したので、ビットごとの誤りやすさを反映させて、多数決判定の判定精度を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、フィルタ回路によって帯域を制限するように構成したので、簡易な仕組みで帯域の制限を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることによって帯域を制限するように構成したので、帯域の制限時に雑音密度が低減され、受信感度をさらに大きく改善することができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、謝り訂正符号をもちいてデータ信号の誤り補正をおこなうように構成したので、低速な信号のみならず、高速な信号の誤りも減少させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る通信端末装置および信号受信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、通信端末装置の一例として光アクセスネットワークにおけるONUの構成等について説明するが、本発明は、ONUに限らず、多様な通信端末装置において有効である。また、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、複数のビットレートが混在した光アクセスネットワークについて説明する。図1は、複数のビットレートが混在した光アクセスネットワークの一例を示す図である。同図に示した光アクセスネットワークは、PON方式で構築されており、局に設けられたOLT(Optical Line Terminal)100に接続された光ファイバケーブル20が、パワースプリッタ10によって分岐され、加入者側のONU2001〜200xおよびONU300によって共有されている。
この例に示した光アクセスネットワークには、ビットレートAで通信をおこなうONU2001〜200xと、ビットレートAのM倍の速度のビットレートBで通信をおこなうONU300とが混在している。この光アクセスネットワークは、当初ビットレートAで運用が開始され、事後的に加入者#zのONUをONU300へ変更し、局側のOLTをOLT100へ置き換えることによってビットレートの混在を実現したものである。
このネットワークにおいて、OLT100と、ONU2001〜200xおよびONU300との間の情報のやりとりは、時分割方式で制御される。例えば、局側から加入者側へ向かう下り方向の通信は、TDM(Time Division Multiplexing)方式で制御され、OLT100は、タイムスロットごとに、送信対象のONUを切り替えながらデータを伝送する。
図2は、下り方向の信号の一例を示す図である。同図に示すように、下り方向の信号は、時分割多重され、複数の加入者向けのデータが混在した状態で送信される。また、OLT100は、ONU2001〜200xおよびONU300がフレーム同期をおこない、自身宛のデータを取得するタイミング等を知るためのフレーム同期/管理情報を定期的に生成し、データと同様に多重化して下り方向の信号に含める。
下り方向の通信においては、全ての加入者のONUに同じ信号が伝送される。そして、ONU2001〜200xおよびONU300は、他のONU宛のデータを破棄し、フレーム同期/管理情報と自身宛のデータのみをデータ処理する。この仕組みにより、OLT100と、ONU2001〜200xおよびONU300との間で、仮想的に1対1の接続が確立される。
ここで、ビットレートに注目すると、フレーム同期/管理情報は、全てのONUによって読み取られる必要があるためビットレートAで送信される。また、時分割されたデータは、宛先のONUを指定する情報等を含んだヘッダ部を付加されて送信されるが、そのヘッダ部も、全てのONUによって読み取られる必要があるためビットレートAで送信される。そして、データそのものは、宛先のONUに対応するビットレートで送信される。
すなわち、ビットレートAで通信をおこなうONU2001〜200xは、全ての信号をビットレートAで受信することになる。一方、ビットレートBで通信をおこなうONU300は、ヘッダ部やフレーム同期/管理情報を伝送する管理信号をビットレートAで受信し、データそのものを伝送するデータ信号をビットレートBで受信することになる。
このように、ビットレートが混在する環境では、データ信号は、宛先のONUが対応しているビットレートで伝送され、管理信号は、常に低速なビットレートAで伝送される。すでに説明したように、高速なビットレートで通信をおこなうように設計されたONUは、より低速なビットレートを前提に設計されたネットワークでは、ノイズの影響を受け、受信感度が劣化するが、この受信感度劣化は、管理信号の受信時に特に問題となる。
データ信号は、宛先のONUのみが受信できればよいため、既存のONUへの影響を考慮する必要がなく、例えば、FEC(Forward Error Correction)等の誤り訂正技術をもちいて受信感度の劣化を補償することができる。一方、管理信号は、全てのONUに受信される必要があるため、既存のONUに影響を与える対処を採用することはできない。
ビットレートが混在したネットワークにおける管理信号受信時の受信感度劣化の問題を解決するため、本実施例に係るONU300は、後述するように、入力させる信号の帯域を動的に変化させる。具体的には、管理信号を受信するタイミングでは、入力させる信号の帯域をビットレートA相当に制限することでノイズを減少させ、データ信号を受信するタイミングでは、入力させる信号の帯域をビットレートB相当に制限することで高速な信号の入力を可能にする。
次に、ONU300の構成について説明する。図3は、ONU300の構成を示すブロック図である。説明を簡単にするため、同図においては、本発明と関連のない構成の図示を省略している。例えば、信号の送信に係る構成は全て図示を省略している。
図3に示すように、ONU300は、光受信器310と、帯域制限部320と、信号再生部(以下、「CDR(Clock Data Recovery)」という)330と、管理信号処理部340と、タイミング制御部350と、誤り訂正部360と、データ信号取得部370とを有する。
光受信器310は、フォトダイオード等により受信した光信号を電気的な信号波形へ変換する処理部である。帯域制限部320は、タイミング制御部350の制御にしたがって、入力される信号の帯域をビットレートA相当もしくはビットレートB相当に制限するフィルタ回路である。
CDR330は、光受信器310によって変換され、帯域制限部320を通過した信号波形に基づいて、ONU300が動作するためのクロック信号を生成するとともに、信号波形をデジタル信号に再生する処理部である。ONU300は、タイミング制御部350の制御にしたがって、信号波形をビットレートAもしくはビットレートBのデジタル信号として再生する。
CDR330により再生されたデジタル信号は、管理信号処理部340および誤り訂正部360によって受信される。管理信号処理部340は、CDR330により再生されたビットレートAの管理信号を読み取ることにより、フレーム同期/管理情報とヘッダ部を認識して、各種制御処理を実行する処理部である。例えば、管理信号処理部340は、既知の信号パターンからなるフレーム同期信号を認識することによって、フレーム同期を実現し、タイムスロットの切り替わりタイミングを把握する。
また、管理信号処理部340は、フレーム同期/管理情報とヘッダ部に含まれる情報に基づいてどのタイムスロットで当該のONU宛のデータが送信されてくるかを判断し、その結果をタイミング制御部350に通知する。
タイミング制御部350は、管理信号が受信されるタイミングとデータ信号が受信されるタイミングとを識別して、受信される信号の種別に応じてONU300の動作を制御する処理部である。
具体的には、装置の起動直後は、タイミング制御部350は、帯域制限部320に帯域をビットレートA相当に制限させ、CDR330にビットレートAで信号を再生させる。これにより、ノイズの少ないビットレートAの信号が管理信号処理部340に供給され、管理信号処理部340は、容易にフレーム同期を実行し、フレーム同期/管理情報とヘッダ部を認識することが可能なる。
その後は、タイミング制御部350は、管理信号処理部340から通知されたタイミングにしたがって、帯域制限部320と、CDR330と、データ信号取得部370とを制御する。
すなわち、当該のONU宛てのデータの送信が開始されるタイミングで、帯域制限部320での帯域制限をビットレートB相当に変化させ、CDR330が再生する信号をビットレートBに変化させ、データ信号取得部370にデータ信号の取得をおこなわせる。そして、当該のONU宛てのデータの送信が完了するタイミングで、帯域制限部320での帯域制限をビットレートA相当に戻させ、CDR330が再生する信号をビットレートAに戻させ、データ信号取得部370にデータ信号の取得を終了させる。
この制御により、管理信号を受信する期間は、帯域制限によるノイズの低減によって管理信号の受信感度が改善され、データ信号を受信する期間は、高ビットレートのデータ信号が、帯域制限によって遮断されることなく、データ信号取得部370によって受信されることになる。
誤り訂正部360は、当該のONU宛に送信されたデータ信号の誤りを訂正することにより、データ部分の受信感度を向上させる処理部である。データ信号の誤り訂正は、例えば、FECをもちいて実現することができる。FEC等による誤り訂正では、送信元においてデータが冗長化されるため、誤り訂正部360によって誤り訂正を施された後のデータ信号は、冗長化されていたデータ量分だけわずかにビットレートが低化する。
なお、誤り訂正部360は、管理信号を構成する信号や、他のONU宛のデータを構成する信号にも誤り訂正を施すことになるが、これらの信号はデータ信号取得部370において破棄されるため問題を生じることはない。
データ信号取得部370は、誤り訂正部360によって誤り訂正を施されたデータ信号を、タイミング制御部350によって指示されたタイミングで取得することにより、当該のONU宛のデータを抽出する処理部である。データ信号取得部370は、取得したデータを図示しない適当な処理部に引渡し、必要なデータ処理をおこなわせる。
以上説明したように、本実施例にかかるONU300は、入力させる信号の帯域を動的に変化させることにより、低速な管理信号の受信感度を向上させることと、高速なデータ信号を帯域制限によって遮断することがないように受信することとを両立させている。
ここで、帯域制限の効果について、図4を参照しながら説明する。同図は、ビットレートAの低速な信号と、ビットレートAよりも4倍高速なビットレートBの高速な信号とが混在するネットワークにおいて伝送される管理信号の例を示している。同図に示すように、帯域制限を加えない状態では、ビットレートBに対応したONUからみると、管理信号には大きなノイズが含まれ、このノイズが受信感度を低下させる原因となる。
一方、帯域をビットレートA相当に制限した状態では、ノイズが大きく減少し、受信感度が改善されている。具体的には、ビットレートAが2.5Gbpsであり、ビットレートBが10Gbpsであったとすると、帯域を10GHzから2.5GHzに制限することにより、受信感度として例えば3dB以上の改善を得ることができる。
次に、図3に示したONU300の処理手順について説明する。図5は、ONU300の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ONU300の電源投入後、タイミング制御部350は、帯域制限部320の帯域制限をビットレートA相当とし、CDR330が再生する信号のビットレートをビットレートAとする(ステップS101)。
続いて、管理信号処理部340が、フレーム同期を実行し、フレーム同期/管理情報とヘッダ部を正常に認識できるようにする(ステップS102)。こうして、初期処理が完了した後、管理信号処理部340は、1タイムスロット分の信号を受信するたびに、下記の処理を実行する。
すなわち、取得した1タイムスロット分の信号のヘッダ部を検出し(ステップS103)、その1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報であることがわかった場合は(ステップS104肯定)、管理信号処理部340は、そのフレーム同期/管理情報が示す内容に対応した制御処理を実行する(ステップS105)。
一方、取得した1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報ではなく、当該のONU宛のデータであることがわかった場合は、(ステップS104否定、ステップS106肯定)、管理信号処理部340は、そのデータを取得するための情報をタイミング制御部350に通知する。
そして、通知を受けたタイミング制御部350は、帯域制限部320の帯域制限をビットレートB相当とし、CDR330が再生する信号のビットレートをビットレートBとする(ステップS107)。そして、データ信号取得部370にデータの取得をおこなわせ(ステップS108)、データの送信が完了したならば、帯域制限部320の帯域制限をビットレートA相当とし、CDR330が再生する信号のビットレートをビットレートAとする(ステップS109)。
そして、取得した1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報でも、当該のONU宛のデータでもないことがわかった場合は、(ステップS104否定、ステップS106否定)、管理信号処理部340は、そのデータを破棄させる(ステップS110)。
上述してきたように、本実施例では、低速の信号と高速の信号を同一の回線で受信する通信端末装置において、低速の信号を受信する際は、帯域を制限するように構成したので、低速の信号を受信する際の受信感度の劣化を改善することができる。
実施例1では、帯域を制限するためにフィルタ回路をもちいたが、光受信器の前置増幅回路(プリアンプ)の帰還抵抗を変更することによっても帯域を制限することが可能である。
図6は、本実施例に係るONU400の構成を示す図である。同図に示すように、ONU400は、光受信器410と、CDR330と、管理信号処理部340と、タイミング制御部350と、誤り訂正部360と、データ信号取得部370とを有する。
ここで、CDR330、管理信号処理部340、タイミング制御部350、誤り訂正部360およびデータ信号取得部370は、タイミング制御部350が帯域制限のために帯域制限部320の代わりに光受信器410を制御する以外は、図3に示したものと同じである。
図7は、光受信器410の構成を示すブロック図である。同図に示すように、光受信器410は、光信号を電気信号に変換するフォトダイオード411と、光受信器410により得られた電気信号を増幅する前置増幅回路(プリアンプ)412と、プリアンプ412の利得を調整する帰還抵抗413とを有している。
この構成では、タイミング制御部350は、帰還抵抗413の抵抗値を調整することにより、入力される信号の帯域を制御することができる。そして、この方式では、帯域の制限時に雑音密度が低減されるため、例えば、約6dBの受信感度の改善を得ることができる。
上述してきたように、本実施例では、前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることによって帯域を制限するように構成したので、帯域の制限時に雑音密度が低減され、受信感度をさらに大きく改善することができる。
実施例1および実施例2では、受信する信号のビットレートに合わせて帯域制限を動的に変化させる例を示したが、高速な信号を受信するには、帯域制限の変化が少ないことが好ましい。そこで、本実施例では、フレーム同期時にのみ帯域制限をおこなう例を示す。
図8は、本実施例に係るONU500の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ONU500は、光受信器310と、帯域制限部320と、CDR330と、管理信号処理部340と、タイミング制御部550と、誤り訂正部360と、データ信号取得部370と、多数決判定部580とを有する。
光受信器310、帯域制限部320、CDR330、管理信号処理部340、誤り訂正部360およびデータ信号取得部370は、図3に示したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
タイミング制御部550は、管理信号が受信されるタイミングとデータ信号が受信されるタイミングとを識別して、受信される信号の種別に応じてONU500の動作を制御する処理部である。
具体的には、装置の起動直後は、タイミング制御部550は、帯域制限部320に帯域をビットレートA相当に制限させ、CDR330にビットレートAで信号を再生させる。これにより、ノイズの少ないビットレートAの信号が管理信号処理部340に供給され、管理信号処理部340は、容易にフレーム同期を実行し、フレーム同期/管理情報とヘッダ部を認識することが可能になる。
その後、タイミング制御部550は、帯域制限部320での帯域制限をビットレートB相当に固定させ、CDR330が再生する信号をビットレートBに固定させる。そして、管理信号処理部340から通知された情報に基づいて、データ信号取得部370に対して、当該のONU宛のデータの取得開始と取得終了を指示する。
多数決判定部580は、多数決判定の論理をもちいて誤りを訂正しながら、CDR330が再生するビットレートBの信号を、Mビットごとに1ビットの管理信号へ変換し、管理信号処理部340へ出力する処理部である。多数決判定部580の動作例を図9に示す。この例は、ビットレートBがビットレートAの4倍である場合の例であり、4ビットの信号を1ビットの管理信号へ変換している。
本来、CDR330により再生されたデジタル信号は、「0000」もしくは「1111」のように同じ値が4回ずつ連続するはずであり、単純に「0」もしくは「1」に変換できるはずであるが、高速化にともなうノイズの影響により、「1011」や「0001」のように一部のビットに誤りが発生していることがある。
多数決判定部580は、多数決判定の論理をもちいることにより、「1011」を「1」へ変換し、「0001」を「0」へ変換する。このように、多数決判定の論理をもちいることにより、特定の位置のビットのみに基づいて管理信号の値を判定する場合と比較して、管理信号の誤り率を大きく低減させることができる。
例えば、図9の例のように、4値で多数決判定をおこなう場合、1ビットの誤り訂正が可能であり、誤り率E(例えば、1×10-6)の受信信号において連続して誤る確率はおよそE2(例えば、1×10-12)であることから、受信感度特性として例えば4〜5dBの改善を得ることができる。
なお、単純な多数決判定の論理をもちいた場合、多数決同数(例えば、4ビット中2対2)で論理不定となる。多数決同数の場合でも、符合間干渉の少ないビット、すなわち誤る可能性の少ないビット(例えば、4ビット中3ビット目)に重みを加えて多数決判定することで、さらに誤りを低減することができる。
この構成では、フレーム同期時のみ帯域を制限し、それ以降は、多数決判定によって管理信号の受信感度を改善させているので、帯域制限の動作速度が高速動作に対するボトルネックになることがなく、高速な信号の受信にも対応しやすい。
次に、図8に示したONU500の処理手順について説明する。図10は、ONU500の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ONU500の電源投入後、タイミング制御部550は、帯域制限部320の帯域制限をビットレートA相当とし、CDR330が再生する信号のビットレートをビットレートAとする(ステップS201)。
続いて、管理信号処理部340が、フレーム同期を実行し、フレーム同期/管理情報とヘッダ部を正常に認識できるようにする(ステップS202)。そして、フレーム同期が完了すると、タイミング制御部550は、帯域制限部320の帯域制限をビットレートB相当とし、CDR330が再生する信号のビットレートをビットレートBとする(ステップS203)。こうして、初期処理が完了した後、管理信号処理部340は、1タイムスロット分の信号を受信するたびに、下記の処理を実行する。
すなわち、多数決判定部580が多数決判定して変換した管理信号を読み取ることにより、取得した1タイムスロット分の信号のヘッダ部を検出し(ステップS204)、その1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報であることがわかった場合は(ステップS205肯定)、管理信号処理部340は、そのフレーム同期/管理情報が示す内容に対応した制御処理を実行する(ステップS206)。
一方、取得した1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報ではなく、当該のONU宛のデータであることがわかった場合は、(ステップS205否定、ステップS207肯定)、管理信号処理部340は、そのデータを取得するための情報をタイミング制御部550に通知し、データ信号取得部370にデータの取得をおこなわせる(ステップS208)。
そして、取得した1タイムスロット分の信号がフレーム同期/管理情報でも、当該のONU宛のデータでもないことがわかった場合は、(ステップS205否定、ステップS207否定)、管理信号処理部340は、そのデータを破棄させる(ステップS209)。
上述してきたように、本実施例では、フレーム同期時には、帯域制限によって受信感度を改善し、それ以降は、多数決判定によって受信感度を改善するように構成したので、低速度の信号の受信感度を改善しながら、高速動作を実現することができる。
なお、上記の各実施例において示した各種構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。また、各実施例の構成を任意に組み合わせることも可能である。
以上のように、本発明に係る通信端末装置および信号受信方法は、複数のビットレートが混在するネットワークにおいて有用であり、特に、既存のネットワークを踏襲して一部を高速化した場合であっても、高速化された回線において受信感度を劣化させることなく、正常に通信をおこなうことが必要な場合に適している。
図1は、複数のビットレートが混在した光アクセスネットワークの一例を示す図である。 図2は、下り方向の信号の一例を示す図である。 図3は、本実施例に係るONUの構成を示すブロック図である。 図4は、帯域制限の効果を示す図である。 図5は、本実施例に係るONUの処理手順を示すフローチャートである。 図6は、本実施例に係るONUの構成を示すブロック図である。 図7は、光受信器の構成を示すブロック図である。 図8は、本実施例に係るONUの構成を示すブロック図である。 図9は、多数決判定部の動作例を示す図である。 図10は、本実施例に係るONUの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パワースプリッタ
20 光ファイバケーブル
100 OLT
2001〜200x、300 ONU
310 光受信器
320 帯域制限部
330 CDR
340 管理信号処理部
350 タイミング制御部
360 誤り訂正部
370 データ信号取得部
400 ONU
410 光受信器
411 フォトダイオード
412 前置増幅回路(プリアンプ)
413 帰還抵抗
500 ONU
550 タイミング制御部
580 多数決判定部

Claims (10)

  1. ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(B>A)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置であって、
    帯域を制限することにより、受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限手段と、
    前記回線を通じて伝送される波形をビットレートAまたはBの信号として再生する信号再生手段と、
    前記信号再生手段によって再生されたビットレートAの信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御し、前記管理信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限手段を制御して帯域を制限させ、当該の通信端末装置宛のデータ信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限手段を制御して帯域の制限を緩和させるタイミング制御手段と、
    前記タイミング制御手段のタイミング制御にしたがって、前記信号再生手段によって再生されたビットレートBの信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(BはAのM倍)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置であって、
    フレーム同期時に帯域を制限することにより、前記管理信号の受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限手段と、
    前記回線を通じて伝送される波形を信号として再生する信号再生手段と、
    前記信号再生手段によって再生されたビットレートBの信号を多数決判定してMビットごとに1ビットの前記管理信号へ変換する多数決判定手段と、
    前記多数決判定手段によって変換された前記管理信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御するタイミング制御手段と、
    前記タイミング制御手段のタイミング制御にしたがって、前記信号再生手段によって再生された信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  3. 前記多数決判定手段は、前記信号再生手段によって再生されたMビットの信号を、ビットごとに重み付けして多数決判定することにより、1ビットの管理信号へ変換することを特徴とする請求項2に記載の通信端末装置。
  4. 前記帯域制限手段は、フィルタ回路によって帯域を制限させることを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信端末装置。
  5. 前記帯域制限手段は、入力信号を増幅する前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることにより、帯域を制限させることを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信端末装置。
  6. 誤り訂正符号をもちいて前記データ信号の誤り補正をおこなう誤り訂正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信端末装置。
  7. ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(B>A)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置における信号受信方法であって、
    帯域を制限することにより、受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限工程と、
    前記回線を通じて伝送される波形をビットレートAまたはBの信号として再生する信号再生工程と、
    前記信号再生工程によって再生されたビットレートAの信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御し、前記管理信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限工程を制御して帯域を制限させ、当該の通信端末装置宛のデータ信号が受信されるタイミングでは、前記帯域制限工程を制御して帯域の制限を緩和させるタイミング制御工程と、
    前記タイミング制御工程のタイミング制御にしたがって、前記信号再生工程によって再生されたビットレートBの信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得工程と
    を含んだことを特徴とする信号受信方法。
  8. ビットレートAで伝送される管理信号と、ビットレートB(BはAのM倍)で伝送されるデータ信号とを同一の回線から受信する通信端末装置における信号受信方法であって、
    フレーム同期時に帯域を制限することにより、前記管理信号の受信波形に含まれるノイズ成分を減少させる帯域制限工程と、
    前記回線を通じて伝送される波形を信号として再生する信号再生工程と、
    前記信号再生工程によって再生されたビットレートBの信号を多数決判定してMビットごとに1ビットの前記管理信号へ変換する多数決判定工程と、
    前記多数決判定工程によって変換された前記管理信号に基づいて、当該の通信端末装置宛のデータ信号の取得タイミングを制御するタイミング制御工程と、
    前記タイミング制御工程のタイミング制御にしたがって、前記信号再生工程によって再生された信号から前記データ信号を取得するデータ信号取得工程と
    を含んだことを特徴とする信号受信方法。
  9. 前記多数決判定工程は、前記信号再生工程によって再生されたMビットの信号を、ビットごとに重み付けして多数決判定することにより、1ビットの管理信号へ変換することを特徴とする請求項8に記載の信号受信方法。
  10. 前記帯域制限工程は、入力信号を増幅する前置増幅回路の帰還抵抗を変動させることにより、帯域を制限させることを特徴とする請求項7、8または9に記載の信号受信方法。
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