JP3520408B2 - マルチレート伝送システムにおけるフレーム同期方法及びこれに用いる送信装置,送受信装置 - Google Patents

マルチレート伝送システムにおけるフレーム同期方法及びこれに用いる送信装置,送受信装置

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JP3520408B2 JP33926298A JP33926298A JP3520408B2 JP 3520408 B2 JP3520408 B2 JP 3520408B2 JP 33926298 A JP33926298 A JP 33926298A JP 33926298 A JP33926298 A JP 33926298A JP 3520408 B2 JP3520408 B2 JP 3520408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの主装置と複
数の従装置とを伝送線によって結び、複数の伝送速度を
用いてパケット信号の送受信を行うマルチレート伝送シ
ステムにおけるフレーム同期方法及びこの方法を実現す
るための前記主装置の送信装置,従装置の送受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の一般的なフレーム同期方法
について、図7,図8,図9を用いて説明する。図7
は、従来のPDS(Passive Double Star)構成例の
説明図、図8は、PDS構成でのフレーム同期方法の一
例を示す図、図9は、従来の主装置と従装置のフレーム
周期の同期タイミングの関係を示す図である。なお、P
DS伝送方式の動作そのものについては、例えば、本出
願人による特願平8−342196号「PDS伝送方
式」明細書(特願平7−333727号の国内優先出
願、特開平9−233103号公報参照)中に説明され
ている。図7に示す構成においては、主装置100に、
1本の基幹線301,装置302と、伝送距離の異なる
各支線303を介して、複数の従装置200(#1,#
2,#m)が接続される。なお、図7には上りのフレー
ムパケット信号のみが、また、図8には下りのフレーム
パケット信号のみが、それぞれ示されているが、主装置
100と各従装置200との間は、通信網300からの
信号と従線304からの信号をPDSパケット化し、単
一伝送速度で双方向通信を行うものである。すなわち、
主装置100から各従装置200への下り方向では、装
置302によりパケット信号が分流され、各従装置20
0から主装置100への上り方向では、パケット信号が
装置302で合流される。
【0003】従来のPDS構成におけるフレーム同期方
法では、通常、主装置100から、フレーム同期を確立
させるためのフレーム同期情報を有するフレームパケッ
ト信号をフレーム周期間隔に送信し、各従装置200
で、フレームパケット信号のフレーム同期情報を読み込
んでフレーム同期を確立し、主装置100のフレーム周
期に同期して通信を行う。この時、従装置200では、
フレーム周期単位に唯一存在するフレームパケット信号
によりフレーム同期が確立されるため、主装置100の
フレーム周期に全従装置200が同期して通信が行われ
る。主装置100と各従装置200は、このフレーム周
期を基準にして、各従装置までの伝送遅延測定や上り方
向のパケット信号の発信管理等の全てのPDS制御を行
う。
【0004】図8中のF#100は、主装置100から
のパケット信号の下りフレームの構成を示しており、フ
レームパケット信号400をf(100)のフレーム周
期中に1個配置し、f(100)のフレーム周期間隔で
全従装置200に同報で送信する。また、図8中のF#
1,F#2,F#mは、主装置100からの下りフレー
ム構成のフレームパケット信号400に対して、従装置
200(#1,#2,#m)で受信されるフレームパケ
ット信号のフレーム同期の確立タイミングを示してお
り、従装置200(#1)は主装置100からのD#1
伝送距離遅延後、フレームパケット信号400のフレー
ム同期情報を読み取り、フレーム同期を図8中の▲のタ
イミングで確立し、主装置100のフレーム周期のf
(100)と同じ周期のf(200)フレーム周期を認
識する。従装置200(#2,#m)も同様に、各伝送
距離遅延D#2,D#m後にフレームパケット信号40
0のフレーム同期情報を各従装置200(#2,#m)
が読み取り、フレーム同期を図8中の▲のタイミングで
確立し、主装置100のフレーム周期のf(100)と
同じ周期のf(200)フレーム周期を認識する。
【0005】上記従来技術では、主装置100と各従装
置200間は単一伝送速度のため、フレームパケット信
号400は、下りフレームの各フレーム周期f(10
0)内に1箇所のみの定義でよい。
【0006】図9は、上記従来技術における主装置10
0と従装置200のフレーム周期の同期タイミングの関
係を示している。以下、主装置100のフレーム周期と
従装置200が認識するフレーム周期の同期タイミング
の関係を比較するため、各従装置200までの伝送遅延
分を除き説明する。通常、従来のPDS構成におけるフ
レーム同期方法では、主装置100のフレーム周期と同
じ周期で全従装置200間のフレーム周期タイミングを
同期させ、このフレーム周期を基準にして全てのPDS
制御を行う。図9中のF#100は主装置100からの
パケット信号の下りフレームの構成を示しており、△の
f(100)フレーム周期間隔でフレームパケット信号
400を従装置200に同報で送信する。
【0007】また、図9中のF#1,F#2,F#m
は、主装置100からのフレーム周期内に唯一存在する
フレームパケット信号400により、従装置200#
1,#2,#mで受信されるフレームパケット信号が、
▲のタイミングでフレーム同期を確立して、主装置10
0のフレーム周期であるf(100)に同期したf(2
00)のフレーム周期を認識していることを示してい
る。上記従来技術では、主装置100のf(100)の
各フレーム周期中に1箇所だけしかフレームパケット信
号400が配置されないため、全従装置200(#1,
#2,#m)間でのフレーム同期の確立タイミングが▲
で同期し、これにより、単一の伝送速度でのフレーム同
期を含むPDS構成における全制御を行うことが可能で
あるが、複数の異なる伝送速度でのフレーム同期を必要
とするマルチレート伝送には対応できない。
【0008】次に、従来のPDS伝送システムにおいて
用いられている主装置100の送信装置について説明す
る。従来の送信装置は、図10に示すように、データ情
報をパケット化する情報パケット生成回路10と、PD
S伝送システムのフレーム同期やその他の運用制御を行
うための情報をパケット化するフレームパケット信号生
成回路25,フレーム周期内の情報パケット信号とフレ
ームパケット信号の割付位置情報を記録する割付情報記
録回路76とフレームパケット信号を用いて各従装置の
運用制御を行うための情報が記録されている運用制御情
報記録回路77で構成される運用制御情報部75,運用
制御情報部75の割付位置情報を用いてフレーム周期内
の各パケットの割付位置を制御するパケット割付制御回
路85,運用制御情報部75の運用制御情報を用いて各
従装置に関する保守情報の書き込み制御や遅延微調整の
制御を行う運用制御回路105,パケット割付制御回路
85からの制御で各パケットを選択し、下りフレームを
構成するパケット選択回路55,電気信号を光信号に変
換する変換回路60,送信装置に入力されたクロックか
ら、フレーム周期・パケット周期のタイミングパルスを
生成するフレーム/パケットパルス生成回路101から
構成される。
【0009】情報パケット生成回路10は、信号線D0
_aからのデータ信号をパケットのペイロード部に格納
し、パケット伝送するために必要な情報で構成されるオ
ーバヘッド部と結合して情報パケット信号を生成する。
運用制御情報部75の各記録回路は、保守運用者等から
の制御による書き換えにより、または対向する従装置の
構成や保守運用状態等の変化に伴い、自動的に情報が書
き換えられる。運用情報記録回路77からの情報は制御
線C12を介して運用制御回路105に、割付情報記録
回路76からの情報は制御線C10を介してパケット割
付制御回路85に送信される。運用制御回路105で
は、各従装置に関する保守情報と従装置のパケット発信
指示情報の書き込み制御や、従装置のパケット送信位置
を遅延微調整するための符号値を計算する演算処理が行
われ、制御線C13を介してフレームパケット信号生成
回路25に送信される。
【0010】フレームパケット信号生成回路25は、こ
の情報とフレーム同期処理に使用する情報とをペイロー
ド部に格納し、このペイロード部とパケット伝送するた
めに必要な情報で構成されるオーバヘッド部とを結合し
てフレームパケット信号を生成する。パケット割付制御
回路85は、フレーム周期内でパケット割付するための
基準となる位置をフレーム/パケットパルス生成回路1
01からのフレーム周期やパケット周期のタイミングパ
ルスを用いて認識する。この基準となる割付位置に割付
情報記録回路76からの情報を整合させ、制御線C11
を介してパケット選択回路55を制御する。パケット選
択回路55は、パケット割付制御回路85からの指示に
従い、信号線D1_aの情報パケット信号と信号線F1_
aのフレームパケット信号の選択を行い、下りフレーム
を構成する。この時、パケット割付制御回路85とパケ
ット選択回路55、及び運用制御回路105は、フレー
ム/パケットパルス生成回路101からのタイミングパ
ルスに同期しており、この周期単位にパケット信号の割
付制御や運用制御が実施される。パケット選択回路55
で構成された各パケット信号は、信号線D2_aを介し
て変換回路60で光信号に変換され、対向装置に送信さ
れる。
【0011】上述の従来のPDS伝送システムにおいて
用いられている主装置100の送信装置は、単一の伝送
速度でのフレーム同期を含むPDS構成における全制御
を行うことが可能であるが、複数の異なる伝送速度での
フレーム同期を必要とするマルチレート伝送には対応で
きない。
【0012】図11は、従来例のPDS伝送システムに
おける従装置の送受信回路の構成例を示す図である。従
来のPDS伝送システムにおける従装置は、主装置との
間で単一の伝送速度のパケット信号を送受信する装置で
ある。従来の従装置の送受信回路は、パケット信号を光
から電気信号に変換する変換回路210と、クロックの
抽出と供給、並びに電気符号の符号化を行う電気信号符
号化回路221と、符号化された電気信号から自装置宛
てのパケット信号を識別し、そのパケット信号のオーバ
ヘッド部の情報に基づいて各パケットタイプ毎に識別選
択し、フレームパケット信号と識別されたパケット信号
はフレーム同期を取るパケット処理制御部250と、運
用制御情報を処理する運用制御回路270と、情報パケ
ット信号のデータ情報を蓄積するバッファ回路280
と、データ情報や保守運用制御等の情報をパケット化す
るパケット生成回路310と、運用制御回路270から
のパケットの送信位置を微調整するための遅延情報によ
りパケット信号を遅延調整する遅延調整回路321と、
電気信号を光信号に変換する変換回路330とから構成
される。
【0013】以下、この装置の動作の概要を説明する。
主装置から通信線FD3_aを介して送信された単一伝
送速度のパケット信号は、変換回路210で光信号から
電気信号に変換される。電気信号識別回路221は、こ
の電気信号に整合させて、クロックの抽出と供給、並び
に電気信号の符号化を行う。抽出されたクロック成分
は、クロック信号として従装置200内の各回路に供給
される。電気信号の符号化後、パケット処理制御部25
0では、符号化された電気信号から自装置宛てのパケッ
ト信号を識別し、そのパケット信号のオーバヘッド部に
あるパケットタイプを示す情報により、各パケットを識
別選択し、フレームパケット信号の場合は、フレーム同
期を取る。一方、情報パケットを示す場合は、情報パケ
ット信号を、一旦バッファ回路280に蓄積する。運用
制御回路270は、フレームパケット信号から主装置か
らの従装置に関する保守運用制御情報の読み込みを行
い、各情報に対応した処理を行う。この情報の中で、送
信部に関する保守運用情報やパケット発信指示を行う情
報は、制御線C31を介してパケット生成回路310に
送信される。また、パケットの送信位置を微調整するた
めの遅延情報は、制御線C30を介して遅延調整回路3
21に送信される。
【0014】また、パケット処理制御部250では、フ
レーム周期のタイミング情報により、フレーム周期やパ
ケット周期のタイミングパルスを生成し、C29を介し
てパケット生成回路310に送る。パケット生成回路3
10では、保守運用情報に対応したパケット信号や、信
号線D0t_aからのデータ情報によるパケット信号を
主装置から生成し、主装置からのパケット発信指示情報
に従い、通信線D1t_aにパケット信号を送信する。
遅延調整回路321では、運用制御情報回路270から
のパケットの送信位置を微調整するための遅延情報によ
り、通信線D1t_aからのパケット信号を遅延調整す
る。遅延調整回路321からのパケット信号は、信号線
D2t_aを介し、変換回路330で光信号に変換さ
れ、信号線D3_aを介し主装置に送信される。
【0015】上述の従来例のPDS伝送システムにおけ
る従装置の送受信回路は、単一の伝送速度でのフレーム
同期を含むPDS構成における全制御を行うことが可能
であるが、複数の異なる伝送速度でのフレーム同期を必
要とするマルチレート伝送には対応できない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
上記従来技術に示した、PDS構成における単一の伝送
速度でのフレーム同期方法では、主装置100の各フレ
ーム周期中に唯一定義されたフレームパケット信号によ
り各従装置200のフレーム同期が確立し、さらに、各
従装置200間でのフレーム周期のタイミングが同期す
る。そして、これにより、フレーム周期を基準としたP
DS構成の全てのPDS制御が行える。しかし、マルチ
レート伝送システムにおいては、複数の伝送速度の信号
が存在するため、従来のフレーム同期方法では全ての伝
送速度に対応したフレーム同期の確立を行うことができ
ない。また、上記従来技術に示した主装置の送信装置,
従装置の送受信装置ではマルチレート伝送システムでの
フレーム同期を確立することができず、フレーム周期を
基準としたPDS構成において送受信を行うことはでき
ない。
【0017】本発明の第一の目的は、従来の技術におけ
る上述のような問題を解消し、マルチレート伝送システ
ムにおける全ての伝送速度に対応したフレーム同期の確
立を行うことが可能なフレーム同期方法、及びこれに好
適に用い得る主装置の送信装置,従装置の送受信装置を
提供することにある。本発明の第二の目的は、上記フレ
ーム同期に基づくフレーム周期を基準としてマルチレー
ト伝送システムでのPDS構成における送受信を可能と
するフレーム同期方法、及びこれに好適に用い得る主装
置の送信装置,従装置の送受信装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る第1のフレーム同期方法においては、
前記主装置100から、前記各従装置200の伝送速度
に対応したフレーム同期を確立させるためのフレーム同
期情報が配置されたフレームパケット信号F#100を
フレーム周期内の任意の位置に配置してフレーム周期間
隔f(100)で送信し、前記従装置200では、自伝
送速度に整合したフレームパケット信号400a,40
0b,400cを受信して前記フレーム同期情報を読み
取ることにより、フレーム同期を確立することを特徴と
する。
【0019】また、本発明に係る第2のフレーム同期方
法においては、前記主装置100から、前記各従装置2
00の伝送速度に対応したパケットオーバヘッド部とフ
レーム同期を確立させるためのフレーム同期情報を有す
るフレームパケット信号F#100を、一つのパケット
信号長または一つのパケット時間長内に複数分割して配
置してフレーム周期間隔f(100)で送信し、前記従
装置200では、一つのパケット信号長または一つのパ
ケット時間長内に複数分割されたフレームパケット信号
から、自伝送速度に整合したフレームパケット信号40
0sa,400sb,400scを受信してフレーム同
期情報を読み取ることにより、フレーム同期を確立する
ことを特徴とする。
【0020】また、さらに、本発明に係る第3のフレー
ム同期方法においては、上述のフレーム同期方法におい
て、前記主装置100から、前記従装置200のフレー
ム同期確立位置を指示するためのフレーム同期調整情報
を前記従装置200の各伝送速度のフレームパケット信
号F#100単位に書き込み、全従装置200に同報で
送信し、前記従装置200は、自伝送速度に整合したフ
レームパケット信号を受信してその信号内のフレーム同
期情報を読み取ることにより、主装置から指示された同
期確立位置でフレーム同期を確立し、前記主装置100
に接続される複数の従装置200のフレーム同期の確立
位置を目的とする位置に調整可能とすることを特徴とす
る。
【0021】本発明に係る上述の各フレーム同期方法に
よれば、一つの主装置と複数の従装置とを伝送線によっ
て結び、複数の伝送速度を用いてパケット信号の送受信
を行うマルチレート伝送システムにおいて、主装置に接
続される従装置全ての伝送速度に対応して、フレーム同
期を確立することができる。また、主装置に接続される
複数の従装置のフレーム同期の確立位置を目的とする位
置に調整し、全従装置間のフレーム周期タイミングを同
期させることができる。
【0022】上述のフレーム同期方法を実現するため、
本発明に係る主装置の第1の送信装置においては、デー
タ情報をパケット化して情報パケット信号を生成する情
報パケット生成手段10と、前記各従装置毎の伝送速度
に対するフレーム同期や保守運用制御を行うための情報
をパケット化してフレームパケット信号を生成する複数
のフレームパケット生成手段20,30,40と、前記
各従装置の複数の伝送速度情報を記録する伝送速度情報
記録手段71と、前記各伝送速度の情報パケット信号と
フレームパケット信号のフレーム周期内での割付位置を
記録する割付情報記録手段72と、前記各従装置の運用
制御情報を記録する運用制御情報記録手段73と、前記
割付情報記録手段からの各伝送速度の情報パケット信号
とフレームパケット信号の割付位置情報を用いてフレー
ム周期内の各パケット信号の割付位置を制御するパケッ
ト割付制御手段80と、前記パケット割付制御手段から
の制御で前記情報パケット信号とフレームパケット信号
を前記複数の伝送速度に対応した各伝送速度に変調,選
択し、下りフレームを構成するパケット変調・選択手段
50とを有することを特徴とする。また、本発明に係る
第2の主装置の送信装置においては、上記各手段に加え
てさらに、前記割付情報記録手段からの各伝送速度の情
報パケット信号とフレームパケット信号の割付位置情報
を用いてフレーム同期位置の調整を行うための符号値を
計算するフレーム同期調整演算処理手段90を有するこ
とを特徴とする。
【0023】一方、本発明に係る第1の従装置の送受信
装置においては、前記複数の伝送速度の電気信号を符号
化する符号化手段220と、この符号化手段の出力符号
から自伝送速度に整合した自装置宛てのパケット信号を
認識し、そのパケット信号のオーバヘッド部にあるパケ
ットタイプを示す情報により、各パケットを識別認識
し、フレームパケット信号の場合はフレーム同期を取る
パケット処理制御手段250と、前記主装置からの自従
装置に関する保守運用制御情報を読み込み、この内の送
信に関する情報をパケット生成手段に伝える運用制御手
段270と、該運用制御手段からの保守運用制御情報に
対応したパケット信号やデータ情報によるパケット信号
を生成するパケット生成手段310と、前記運用制御手
段の出力に基づいて送信するパケット信号のタイミング
を遅延調整する遅延調整手段320とを有することを特
徴とする。また、本発明に係る第2の従装置の送受信装
置においては、上記各手段に加えてさらに、前記主装置
からのフレーム同期位置を調整する符号値を読み込み遅
延制御手段にその情報を伝えるフレーム同期位置調整手
段260を備えると共に、前記遅延調整手段320を、
フレーム同期位置調整手段及び運用制御手段の出力に基
づいて送信するパケット信号のタイミングを遅延調整す
る遅延調整手段とすることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す一好適実施例に基づいて詳細に説明する。図
1,図2は、本発明のマルチ伝送システムでのフレーム
同期方法の第1の実施例を示す図、図3は、本発明のマ
ルチ伝送システムでのフレーム同期方法の第2の実施例
を示す図、図4は、本発明のマルチ伝送システムでのフ
レーム同期方法の第3の実施例を示す図、図5は、本発
明の主装置のフレーム周期と従装置のフレーム同期の確
立タイミングとフレーム周期の関係及びフレーム同期の
確立位置調整の第1の実施例を示す図、図6は、本発明
の主装置のフレーム周期と従装置のフレーム同期の確立
タイミングとフレーム周期の関係及びフレーム同期の確
立位置調整の第2の実施例を示す図である。
【0025】図1,図2は、本発明のマルチ伝送システ
ムでのフレーム同期方法の第1の実施例を示しており、
図1の主装置100と各従装置200間の構成、パケッ
ト信号の流れ及び装置302の動作は、従来技術例の図
7と同様である。なお、図1には上りのフレームパケッ
ト信号のみが、また、図2には下りのフレームパケット
信号のみが、それぞれ示されているが、主装置100と
各従装置200との間は、通信網300からの信号と従
線304からの信号をPDSパケット化し、複数の伝送
速度で双方向通信を行うものである。
【0026】図1に示す構成では、伝送速度a,b,c
のパケット信号を送受信する主装置100に、伝送速度
aのパケット信号を送受信する従装置200(#1),
伝送速度bのパケット信号を送受信する従装置200
(#2),伝送速度cのパケット信号を送受信する従装
置200(#m)が接続され、主装置100のフレーム
周期に各従装置200が同期して双方向通信を行う。図
2中のF#100は、本発明の主装置100からのパケ
ット信号の下りフレームの構成を示しており、f(10
0)のフレーム周期中に各従装置200の伝送速度a,
b,cに対応し、かつフレーム同期を確立するためのフ
レーム同期情報が定義されたフレームパケット信号40
0a,400b,400cと、伝送速度a,b,cのそ
の他のパケット信号を複数配置し、f(100)のフレ
ーム周期間隔で全従装置200に同報で送信する。
【0027】図2中のF#1,F#2,F#mは、主装
置100からのフレームパケット信号400a,400
b,400cに対し、従装置200(#1,#2,#
m)でのフレーム同期の確立タイミングを示しており、
従装置200(#1)は、主装置100からD#1伝送
距離遅延後に受信される伝送速度aのフレームパケット
信号400aのフレーム同期情報を読み取り、フレーム
同期を図2中の▲のタイミングで確立し、主装置100
のフレーム周期のf(100)と同じ周期のf(20
0)フレーム周期を認識する。また、従装置200(#
2),(#m)も同様に、主装置100から伝送距離遅
延D#2後に受信される伝送速度bのフレームパケット
信号400bのフレーム同期情報を従装置200(#
2)が、伝送距離遅延D#m後に受信される伝送速度c
のフレームパケット信号400cのフレーム同期情報を
従装置200(#m)が読み取り、フレーム同期を図2
中の▲のタイミングで確立し、主装置100のフレーム
周期のf(100)と同じ周期のf(200)フレーム
周期をそれぞれ認識する。
【0028】このように、主装置100からのフレーム
周期内に各伝送速度に対応したフレームパケット信号を
複数配置してフレーム周期間隔で送信し、従装置200
でこのフレームパケット信号を受信することにより、主
装置100が配置したフレームパケット信号の位置に対
応したタイミングで、主装置100に接続される従装置
200全ての伝送速度に対応してフレーム同期を確立す
ることができる。
【0029】図3は、本発明に係るマルチレート伝送シ
ステムでのフレーム同期方法の第2の実施例を示してお
り、本図の主装置100と各従装置200間の構成、パ
ケット信号の流れ及び装置302の動作は、第1の実施
例と同じく、従来技術例に示した図7と同様である。図
3は、伝送速度a,b,cの固定長のパケット信号を送
受信する主装置100に、伝送速度aの固定長のパケッ
ト信号を送受信する従装置200(#1),伝送速度b
の固定長のパケット信号を送受信する従装置200(#
2),伝送速度cの固定長のパケット信号を送受信する
従装置200(#m)が接続され、主装置100のフレ
ーム周期に各従装置200が同期し、双方向通信を行
う。なお、ここで、主装置100と従装置200間で用
いる各パケット信号の伝送速度は、最大伝送速度に対し
定分周化された関係にあり、例えば、本実施例では、各
パケット信号の伝送速度a,b,cはa>b>cであ
り、最大伝送速度であるaに対し、b,cの伝送速度が
n1,n2で分周化(b=a÷(n1)、c=a÷(n
2)、n1,n2は整数)された関係であるとする。
【0030】図3中のF#100は、本発明の主装置1
00からのパケット信号の下りフレームの構成例を示し
ており、f(100)のフレーム周期中の一つの固定長
f(p)のパケット信号内に、伝送速度a,b,cに対
応したパケットオーバヘット部とフレーム同期を確立さ
せるためのフレーム同期情報を有するフレームパケット
信号400sa,400sb,400scを配置し、f
(100)のフレーム周期間隔で送信する。また、図3
中のF#1,F#2,F#mは、主装置100からのF
#100のフレームパケット信号400sa,400s
b,400scに対し、従装置200(#1,#2,#
m)でのフレーム同期の確立タイミングを示しており、
従装置200(#1)は、主装置100からD#1伝送
距離遅延後に受信される伝送速度aのフレームパケット
信号400saのフレーム同期情報を読み取り、フレー
ム同期を図3中の▲のタイミングで確立し、主装置10
0のフレーム周期のf(100)と同じ周期のf(20
0)フレーム周期を認識する。
【0031】従装置200(#2,#m)も同様に、主
装置100から伝送距離遅延D#2後に受信される伝送
速度bのフレームパケット信号400sbのフレーム同
期情報を従装置200(#2)が、伝送距離遅延D#m
後に受信される伝送速度cのフレームパケット信号40
0scのフレーム同期情報を従装置(#m)が読み取
り、フレーム同期を図3中の▲のタイミングで確立し、
主装置100のフレーム周期のf(100)と同じ周期
のf(200)フレーム周期を認識する。このように、
主装置100のf(100)のフレーム周期中の一つの
固定長f(p)のパケット信号内に、各伝送速度に対応
したフレームパケット信号を複数配置してフレーム周期
間隔で送信し、従装置200でこのフレームパケット信
号を受信することにより、主装置100が一つの固定長
f(p)内に配置したフレームパケット信号の位置に対
応したタイミングで、主装置100に接続される従装置
200全ての伝送速度に対応してフレーム同期を確立す
ることができる。また、一つの固定長f(p)内の複数
の伝送速度のフレームパケット信号を配置するため、主
装置100のフレーム周期内でのパケット収容効率がよ
くなる。
【0032】図4は、本発明のマルチレート伝送システ
ムでのフレーム同期方法の第3の実施例を示しており、
本図のパケット信号は、固定時間長f(p)単位で区切
られた一つの時間内に各パケット信号を収容し、複数の
伝送速度を用いて固定時間長単位のパケット信号を送受
信する主装置100と、単一の伝送速度を用いて固定時
間長単位のパケット信号の送受信を行うことのできる複
数の従装置200間で通信が行われる。主装置100と
各従装置200間の構成、パケット信号の流れ及び装置
302の動作は、従来技術例に示した図7と同様であ
り、F#100の下りフレーム構成,F#1〜F#mの
動作やその他の条件については、図3に示した実施例と
同様である。
【0033】本実施例によれば、図4に示すように、複
数の伝送速度を用いて固定時間長f(p)単位のパケッ
ト信号を送受信する主装置100と、単一の伝送速度を
用いて固定時間長f(p)単位のパケット信号の送受信
を行うことのできる複数の従装置200間のマルチレー
ト伝送システムにおいても、主装置100のフレーム周
期f(100)中の一つのパケット時間長f(p)内に
複数のフレームパケット信号を配置し、この信号を従装
置200で受信し、フレーム同期を確立することができ
る。また、図3と同様に、主装置100のフレーム周期
内でのパケット収容効率がよくなる。
【0034】図5は、本発明の主装置100と従装置2
00のフレーム周期の同期タイミングの関係(その1)
を示している。以下、主装置100のフレーム周期と従
装置200が認識するフレーム周期の同期タイミングの
関係を比較するため、各従装置200までの伝送遅延分
を除き説明する。図5中のF#100は、図2のフレー
ム構成で、主装置100が生成したf(100)のフレ
ーム周期と、そのフレーム周期内に配置された各伝送速
度のフレームパケット信号の配置位置を示している。f
(100)のフレーム周期の先頭△aは、従装置200
(#1)の伝送速度aに対応するフレームパケット信号
400aを、△bは、従装置200(#2)の伝送速度
bに対応するフレームパケット信号400bを、△c
は、従装置200(#m)の伝送速度cに対応するフレ
ームパケット信号400cを配置し送信することとす
る。
【0035】図5中のF#1,F#2,F#mは、主装
置100からのフレームパケット信号400a,400
b,400cの配置位置△a,△b,△cに対応した位
置で、f(100)と同じ周期であるf(200)のフ
レーム周期とフレーム同期の確立位置▲を認識している
ことを示している。この場合、各従装置200では、主
装置100のフレーム同期には整合するが、全従装置2
00間のフレーム周期タイミングは同期せず、PDS構
成の伝送方法には適用困難である。主装置100が生成
するフレーム周期と同じ周期で、かつ全従装置200間
のフレーム周期タイミングは同期させるには、各従装置
200間のフレーム同期の確立位置を調整する必要があ
る。
【0036】図5中のFS#1,FS#2,FS#m
は、F#100の★位置に全従装置200の確立位置を
調整する例を示しており、主装置100は、各伝送速度
のフレームパケット信号の配置位置を把握することが可
能なため、各伝送速度のフレームパケット信号の配置位
置から、各従装置200のフレーム同期を確立させる目
標位置までの遅延値をそれぞれ計算し、各伝送速度のフ
レームパケット信号のフレーム同期調整情報にその値を
書き込み、全従装置200に同報で送信する。伝送速度
aのフレームパケット信号400aは、F#100に示
す△aから★までの遅延時間に相当する値D1をフレー
ム同期調整情報に書き込み送信する。同様にフレームパ
ケット信号400bは、△bから★までの遅延時間に相
当する値D2を、フレームパケット信号400cは、△
cから★までの遅延時間に相当する値D3をフレーム同
期調整情報に書き込み送信する。
【0037】従装置200は、自伝送速度に整合したフ
レームパケット信号のフレーム同期情報によりフレーム
周期とフレーム同期の確立位置を認識した後、フレーム
同期調整情報を読み込み、主装置100から指示された
フレーム同期確立位置でフレーム同期を確立させる。従
装置200(#1)のFS#1は、フレームパケット信
号400aのフレーム同期情報によりフレーム周期とフ
レーム同期の確立位置を認識した後、フレーム同期調整
情報のD1値により、フレーム同期の確立位置をD1分
遅延させ、▼のタイミングでフレーム同期を確立させ
る。
【0038】同様に、従装置200(#2,#m)のF
S#2,FS#mでも、フレームパケット信号400
b,400cにより、フレーム周期とフレーム同期の確
立位置を認識した後、従装置200(#2)のFS#2
はフレーム同期調整情報のD2値により、従装置200
(#m)のFS#mではフレーム同期調整情報のD3値
により、それぞれ、フレーム同期の確立位置を遅延さ
せ、▼のタイミングでフレーム同期を確立させる。これ
により、従装置200(#1,#2,#m)のFS#
1,FS#2,FS#mのフレーム同期の確立位置が、
F#100の★位置で同期する。このように、主装置1
00から、各伝送速度単位にフレーム同期調整情報を有
するフレームパケット信号を送信することにより、全従
装置200のフレーム同期の確立位置の調整を柔軟に行
い、主装置100のフレーム周期と同じ周期で全従装置
200のフレーム周期タイミングを同期させることがで
きる。
【0039】図6は、本発明の主装置100と従装置2
00のフレーム周期の同期タイミングの関係(その2)
を示している。以下、図5の場合と同様に、主装置10
0のフレーム周期と従装置200が認識するフレーム周
期の同期タイミングの関係を比較するため、各従装置2
00までの伝送遅延分を除き説明する。図6中のF#1
00は、本発明の図3のフレーム構成で、主装置100
が生成したf(100)のフレーム周期と、フレーム周
期の先頭にある一つの固定長f(p)のパケット信号内
に配置された各伝送速度のフレームパケット信号の配置
位置を示している。f(p)の△aは、従装置200
(#1)の伝送速度aに対応するフレームパケット信号
400saを、△bは、従装置200(#2)の伝送速
度bに対応するフレームパケット信号400sbを、△
cは、従装置200(#m)の伝送速度cに対応するフ
レームパケット信号400scを配置し送信している。
【0040】図6中のF#1,F#2,F#mは、図5
と同様で、各伝送速度のフレームパケット信号400s
a,400sb,400scの配置位置△a,△b,△
cに対応した位置で、f(100)と同じ周期であるf
(200)のフレーム周期とフレーム同期の確立位置▲
を認識していることを示しており、この場合も、各従装
置200間のフレーム周期タイミングは同期せず、PD
S構成の伝送方法には適用困難であり、各従装置間のフ
レーム同期の確立位置を調整する必要があることを示し
ている。図6中のFS#1,FS#2,FS#mも、図
5と同様に、主装置100で、各従装置200のフレー
ム同期確立位置を示すフレーム同期調整情報値を計算し
て、フレームパケット信号で送信し、従装置200は、
自伝送速度に整合したフレームパケット信号のフレーム
同期調整情報を読み込み、フレーム同期の確立位置を調
整する。
【0041】このように、フレーム周期中の一つの固定
長f(p)のパケット信号内に、各伝送速度に対応した
フレームパケット信号を複数配置してフレーム周期間隔
で送信し、フレーム同期を確立するマルチレート伝送シ
ステムにおいても、各伝送速度単位にフレーム同期調整
情報を有するフレームパケット信号を送信することによ
り、全従装置200のフレーム同期の確立位置の調整を
柔軟に行い、主装置100のフレーム周期と同じ周期で
全従装置200のフレーム周期タイミングを同期させる
ことができる。また、複数の伝送速度を用いて固定時間
長f(p)単位のパケット信号で通信するマルチレート
伝送システムにおいても、同様の制御が可能である。
【0042】次に、本発明に係る送信装置(主装置10
0の送信装置)について、具体例を挙げて説明する。以
下の説明では、a,b,cの伝送速度を用いてマルチレ
ート伝送を行う送信装置を例に、その機能ブロックに基
づいて説明する。
【0043】図12に示すように、本発明に係る送信装
置は、データ情報をパケット化して情報パケット信号を
生成する情報パケット生成回路10と、PDSシステム
構成における伝送速度aの従装置200に対してフレー
ム同期や保守運用制御を行うための情報をパケット化
し、フレームパケット信号を生成するフレームパケット
信号生成回路20と、伝送速度bの従装置を運用制御す
るための情報をパケット化し、フレームパケット信号を
生成するフレームパケット信号生成回路30と、伝送速
度cの従装置を運用制御するための情報をパケット化
し、フレームパケット信号を生成するフレームパケット
信号生成回路40と、各従装置の伝送速度情報を記録す
る伝送速度情報記録回路71とフレーム周期内に割り付
けられる伝送速度a,b,cの情報パケット信号との情
報パケット信号とフレームパケット信号の割付位置情報
を記録する割付情報記録回路72と各従装置を運用制御
するための情報を記録する運用制御情報記録回路73に
より構成される運用制御情報部70と、運用制御情報部
70の割付位置情報を用いてフレーム周期内の各パケッ
トの割付位置を制御するパケット割付制御回路80と、
伝送速度a,b,cのフレームパケット信号の割付位置
情報を用いて従装置のフレーム同期位置の調整を行うた
めの符号値を計算するフレーム同期調整演算処理回路9
0と、運用制御情報記録回路73からの情報を用いて各
従装置に関する保守情報の書き込み制御や遅延微調整の
制御を行う運用制御回路110と、パケット割付制御回
路80からの制御で、情報パケット信号とフレームパケ
ット信号を伝送速度a,b,cに対応した伝送速度に変
調・選択し、下りフレームを構成するパケット変調・選
択回路50と、伝送速度a,b,cの電気信号を光信号
に変換する変換回路60と、送信装置に入力されたクロ
ックからフレーム周期・パケット周期のタイミングパル
スを生成するフレーム/パケットパルス生成回路101
から構成される。
【0044】情報パケット生成回路10は、従来技術に
示したと同様に、信号線D0からのデータ信号をパケッ
トのペイロード部に格納し、パケット伝送するために必
要な情報で構成されるオーバヘッド部と結合して情報パ
ケット信号を生成する。運用制御情報部70の各記録回
路は、保守運用者等からの制御による書き換え、また
は、対向する従装置の構成や保守運用状態等の変化に伴
い、自動的に情報が書き換えられる。伝送速度情報記録
回路71は、各従装置に対応する伝送速度の情報が記録
されており、運用制御情報記録回路73と割付情報記録
回路72は、この情報を用いて各回路の情報を形成記録
する。
【0045】運用制御情報記録回路73は、各従装置に
関する保守情報や従装置のパケット発信指示情報及び従
装置のパケット送信位置に関する情報を、伝送速度a,
b,cに対応させた形で記録し、制御性C6を介して運
用制御回路110に送信される。同様に割付情報記録回
路72では、フレーム周期内に割り付けられる情報パケ
ット信号及びフレームパケット信号の割付位置を示す情
報と伝送速度a,b,cに対応させた形で記録し、制御
線C4を介してパケット割付制御回路80に送信する。
また、同回路では、フレームパケット信号の割付位置を
示す情報と伝送速度a,b,cに対応させた形で記録
し、制御線C5を介してフレーム同期調整演算処理回路
90に送信する。
【0046】運用制御回路110では、運用制御情報記
録回路73からの情報を用いて、各従装置に関する保守
情報と従装置のパケット発信指示情報の書き込み制御
や、従装置のパケット送信位置を遅延微調整するための
符号値を計算する演算処理が伝送速度a,b,cの情報
に対応して行われ、制御線C9を介してフレームパケッ
ト信号生成回路20,30,40に送信される。パケッ
ト割付制御回路80は、フレーム周期内でパケットを割
り付けするための基準となる位置をフレーム/パケット
パルス生成回路101からのフレーム周期やパケット周
期のタイミングパルス、またはクロック信号を用いて認
識する。フレーム周期内を固定時間長のパケット周期単
位に分割して各パケット信号を割り付ける場合の基準と
なる割付位置は、フレームパルス信号とパケットパルス
信号を用いて認識する。また、フレーム内の任意の位置
に各パケット信号を割り付ける場合は、フレームパルス
信号とクロック信号及びパケット長の情報を用い、固定
時間長のパケット周期内に複数のパケット信号を割り付
ける場合は、フレームパルス信号,パケットパルス信
号,クロック信号及びパケット長の情報を用い、基準と
なる割付位置を認識する。この基準となる割付位置に割
付情報記録回路72からの情報を整合させ、制御線C7
を介してパケット変調・選択回路50を制御する。
【0047】フレーム同期調整演算処理回路90では、
制御線C5を介して送信される情報を用いて、従装置2
00で調整されるフレーム同期調整位置の符号値を伝送
速度a,b,cに対応させて計算する。その計算結果
を、制御線C8を介しフレームパケット信号生成回路2
0,30,40に指示する。フレームパケット信号生成
回路20は、伝送速度aの従装置でフレーム同期処理を
行うための情報と制御線C8と制御線C9からの伝送速
度aに関する情報をパケット信号のペイロード部に格納
し、このペイロード部とパケット伝送するために必要な
情報で構成されるオーバヘッド部とを結合して伝送速度
aに使用するフレームパケット信号を生成する。同様
に、パケット信号生成回路30では、伝送速度bに関す
るフレームパケット信号が、パケット信号生成回路40
では、伝送速度cに関するフレームパケット信号が、そ
れぞれ生成される。
【0048】パケット変調・選択回路50は、パケット
割付制御回路80からの割付情報と伝送速度情報に従
い、信号線D1の情報パケット信号と信号線F1〜F3
のフレームパケット信号をフレーム周期内へ割り付け、
速度変調を行い下りフレームを構成する。なお、運用制
御情報部70,パケット割付制御回路80,フレーム同
期調整演算処理回路90,運用制御回路110,パケッ
ト変調・選択回路50は、フレーム/パケットパルス生
成回路101から制御線C2を介して供給される各タイ
ミングパルスに同期しており、この周期単位に各制御や
記録の書き換え等が実施される。パケット変調・選択回
路50で構成された各パケット信号は、信号線FD2a
bcを介して変換回路60で光信号に変換され、信号線
FD3abcを介して対向装置に送信される。
【0049】本発明に係る送信装置によれば、上述のよ
うに、各パケットの伝送速度を把握し、各伝送速度に対
応したフレームパケット信号を1フレーム周期内に複数
配置する回路を送信装置に有することにより、マルチレ
ート伝送でフレーム同期を確立することが可能になる。
また、フレームパケット信号のフレーム内での配置位置
情報から、従装置200でフレーム同期位置を調整する
ための符号値を各伝送速度に対応して演算する回路を送
信装置に有することにより、マルチレート伝送システム
上でのPDS制御を実施することが可能になる。
【0050】次に、本発明に係る送受信装置(従装置2
00の送受信装置)について、ず具体例を挙げて説明す
る。なお、以下の説明では、aの伝送速度を送受信する
従装置200の送受信回路を例にして説明する。
【0051】図13に示すように、本発明に係る従装置
の送受信装置は、主装置から送信される伝送速度a,
b,cの各パケット信号を光から電気信号に変換する変
換回路210と、クロックの抽出と供給、並びに複数の
伝送速度の電気信号の符号化を行う3R回路220と、
符号化された電気信号から自伝送速度に整合した自装置
宛てのパケット信号を識別し、そのパケット信号のオー
バヘッド部にあるパケットタイプを示す情報により、各
パケット信号を識別選択し、フレームパケット信号と識
別されたパケット信号はフレーム同期を取るパケット処
理制御部250と、主装置からのフレーム同期位置を調
整する符号値を読み込み、遅延調整回路320に情報を
送信するフレーム同期位置調整回路260と、主装置か
らの従装置に関する保守運用制御情報を処理する運用制
御回路270と、情報パケット信号のデータ情報を蓄積
するバッファ回路280と、データ情報や保守運用制御
などの情報をパケット化するパケット生成回路310
と、フレーム同期位置調整回路260及び運用制御回路
270からの送信するパケット信号のタイミングを遅延
調整する遅延調整回路320と、電気信号を光信号に変
換する変換回路330により構成される。
【0052】本発明に係る送受信装置においては、主装
置から通信線FD3_abcを介して送信された伝送速
度a,b,cの各パケット信号は、変換回路210で光
信号から電気信号に変換される。3R回路220は、ク
ロックの抽出と供給、並びに複数の伝送速度の電気信号
の符号化を行う。抽出されたクロック成分は、クロック
信号として従装置内の各回路に供給される。パケット処
理制御部250では、符号化された電気信号から自伝送
速度に整合した自装置宛てのパケット信号を識別し、そ
のパケット信号のオーバヘッド部にあるパケットタイプ
を示す情報により、各パケット信号を識別選択し、フレ
ームパケット信号と識別されたパケット信号はフレーム
同期を取る。また、情報パケット信号は、一旦バッファ
回路280に蓄積する。以上の処理は、複数の伝送速度
に対応する点以外は、図11に示した従来の送受信装置
における動作と同様である。
【0053】フレーム同期位置調整回路260では、フ
レームパケット信号中の主装置からのフレーム同期位置
を調整する符号値を読み込み、制御線C27を介し遅延
調整回路320にその情報を送信する。運用制御回路2
70は、主装置からの従装置に関する保守運用制御情報
の読み込みを行い、各情報に対応した処理を行う。この
情報の中で、送信部に関する保守運用情報やパケット発
信指示を行う情報は、制御線C31を介してパケット生
成回路310に送信される。また、パケットの送信位置
を微調整するための遅延情報は、制御線C30を介して
遅延調整回路320に送信される。
【0054】また、パケット処理制御部250では、フ
レーム周期のタイミング情報により、フレーム周期やパ
ケット周期のタイミングパルスを生成し、C29を介し
パケット生成回路310に送信する。パケット生成回路
310では、保守運用情報に対応したパケット信号や、
信号線D0t_aからのデータ情報によるパケット信号
を生成し、主装置からのパケット発信指示情報に従い、
通信線D1t_aにパケット信号を送信する。遅延調整
回路320では、フレーム同期位置調整回路260から
のフレーム同期位置を調整する符号値と運用制御回路2
70からのパケットの送信位置を微調整するための遅延
情報により、信号線D1t_aからのパケット信号を遅
延調整する。遅延調整回路320からの各パケット信号
は、信号線D2t_aを介し、変換回路330で光信号
に変換され、信号線D3_aを介し主装置に送信され
る。
【0055】本発明に係る送受信装置によれば、フレー
ム周期内に自伝送速度に整合したフレームパケット信号
が配置されることにより、回路自体は従来のフレーム同
期回路であっても、マルチレート伝送システムでのフレ
ーム同期を確立することが可能になる。また、フレーム
同期位置を調整する符号値を読み込む回路と、その符号
値に対応して送信パケット信号を遅延調整する回路を有
することにより、マルチレート伝送システム上でのPD
S制御を実施することが可能になる。なお、本実施例の
説明においては、aの伝送速度を送受信する従装置を例
に説明を行ったが、b,cの伝送速度を送受信する従装
置野送受信回路でも、上と同様である。また、上記各実
施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発
明はこれらに限定されるべきものではないことは言うま
でもないことである。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、複数の伝送速度を用いてパケット伝送を行うマ
ルチレート伝送システムにおいて、伝送速度単位にフレ
ーム同期を確立させることができる。また、上記フレー
ム同期方法を用いたマルチレート伝送システムにおい
て、主装置に接続される複数の従装置のフレーム同期の
確立位置を目的とする位置に調整し、全従装置間のフレ
ーム周期タイミングを同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象であるマルチレート伝送シス
テムの構成を示す図である。
【図2】本発明のマルチレート伝送システムでのフレー
ム同期方法の第1の実施例を示す図である。
【図3】本発明のマルチレート伝送システムでのフレー
ム同期方法の第2の実施例を示す図である。
【図4】本発明のマルチレート伝送システムでのフレー
ム同期方法の第3の実施例を示す図である。
【図5】本発明の主装置のフレーム周期と従装置のフレ
ーム同期の確立タイミングとフレーム周期の関係及び、
フレーム同期の確立の調整の第1の実施例を示す図であ
る。
【図6】本発明の主装置のフレーム周期と従装置のフレ
ーム同期の確立タイミングとフレーム周期の関係及び、
フレーム同期の確立の調整の第2の実施例を示す図であ
る。
【図7】従来例のPDS伝送の構成例を示す図である。
【図8】従来例のPDS構成でのフレーム同期方法の動
作例を示す図である。
【図9】従来例の主装置と従装置のフレーム周期の同期
タイミングの関係
【図10】従来の主装置の送信装置の機能ブロック構成
を示す図である。
【図11】本発明に係る主装置の送信装置の機能ブロッ
ク構成を示す図である。
【図12】従来の従装置の送受信装置の機能ブロック構
成を示す図である。
【図13】本発明に係る従装置の送受信装置の機能ブロ
ック構成を示す図である。
【符号の説明】 100 主装置 200 従装置 300 通信網 400 フレームパケット信号 10 情報パケット生成回路 20,30,40 フレームパケット生成回路 50 パケット変調・選択回路 60 変換回路 70 運用制御情報部 71 伝送速度情報記録回路 72 割付情報記録回路 73 運用制御情報記録回路 80 パケット割付制御回路 90 フレーム同期調整演算処理回路 101 フレーム/パケットパルス生成回路 110 運用制御回路 210 変換回路 220 3R回路 250 パケット処理制御部 260 フレーム同期位置調整回路 270 運用制御回路 280 バッファ回路 310 パケット生成回路 320 遅延調整回路 330 変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−115409(JP,A) 特開 平1−117536(JP,A) 特開 平9−18463(JP,A) 特開 平9−233103(JP,A) 特開2000−49823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04J 3/00 H04J 3/06 H04L 12/44 H04L 12/56

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送速度を用いてパケット信号の
    送受信を行う一つの主装置と複数の従装置とを伝送線に
    よって結び、前記主装置のフレーム周期に前記各従装置
    が同期して通信を行うマルチレート伝送システムであっ
    て、 前記主装置から、前記各従装置の伝送速度に対応したフ
    レーム同期を確立させるためのフレーム同期情報が配置
    されたフレームパケット信号をフレーム周期内の任意の
    位置に配置してフレーム周期間隔で送信し、 前記従装置では、前記フレーム同期情報が配置されたフ
    レームパケット信号から自伝送速度に整合したフレーム
    パケット信号を受信して前記フレーム同期情報を読み取
    ることにより、フレーム同期を確立すると共に、 さらに、前記主装置から、前記従装置のフレーム同期確
    立位置を指示するためのフレーム同期調整情報を前記従
    装置の各伝送速度のフレームパケット信号単位に書き込
    んだフレームパケット信号を全従装置に同報で送信し、 前記従装置は、前記フレーム同期調整情報を書き込んだ
    フレームパケット信号から、自伝送速度に整合したフレ
    ームパケット信号を受信してその信号内のフレーム同期
    情報を読み取ることにより、主装置から指示された同期
    確立位置でフレーム同期を確立し、 前記主装置に接続される複数の従装置のフレーム同期の
    確立位置を目的とする位置に調整する ことを特徴とする
    フレーム同期方法。
  2. 【請求項2】 複数の伝送速度を用いてパケット信号の
    送受信を行う一つの主装置と複数の従装置とを伝送線に
    よって結び、前記パケット信号の伝送速度を前記主装置
    と前記従装置間の最大伝送速度に対して分周化された関
    係で定義し、前記主装置のフレーム周期に前記各従装置
    が同期して動作を行い、固定長のパケット信号または一
    定の固定時間長単位に区切られたパケット信号を用いて
    前記主装置と前記従装置間でのパケット信号による通信
    を行うマルチレート伝送システムであって、 前記主装置から、前記各従装置の伝送速度に対応したパ
    ケットオーバヘッド部とフレーム同期を確立させるため
    のフレーム同期情報を有するフレームパケット信号を、
    一つのパケット信号長または一つのパケット時間長内に
    複数分割して配置してフレーム周期間隔で送信し、 前記従装置は、前記一つのパケット信号長または一つの
    パケット時間長内に複数分割されたフレームパケット信
    号から、自伝送速度に整合したフレームパケット信号を
    受信してフレーム同期情報を読み取ることにより、フレ
    ーム同期を確立することを特徴とするフレーム同期方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフレーム同期方法におい
    て、 前記主装置から、前記従装置のフレーム同期確立位置を
    指示するためのフレーム同期調整情報を前記従装置の各
    伝送速度のフレームパケット信号単位に書き込んだフレ
    ームパケット信号を全従装置に同報で送信し、 前記従装置は、前記フレーム同期調整情報を書き込んだ
    フレームパケット信号から、自伝送速度に整合したフレ
    ームパケット信号を受信してその信号内のフレーム同期
    情報を読み取ることにより、主装置から指示された同期
    確立位置でフレーム同期を確立し、 前記主装置に接続される複数の従装置のフレーム同期の
    確立位置を目的とする位置に調整することを特徴とする
    フレーム同期方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のフレーム同期方
    法を実現するための複数の伝送速度を用いて前記主装置
    のフレーム周期に前記各従装置が同期して通信を行うマ
    ルチレート伝送システムに用いる前記主装置の送信装置
    であって、 データ情報をパケット化して情報パケット信号を生成す
    る情報パケット生成手段と、 前記各従装置毎の伝送速度に対するフレーム同期や保守
    運用制御を行うための情報をパケット化してフレームパ
    ケット信号を生成する複数のフレームパケット生成手段
    と、 前記各従装置の複数の伝送速度情報を記録する伝送速度
    情報記録手段と、 前記各伝送速度の情報パケット信号とフレームパケット
    信号のフレーム周期内での割付位置を記録する割付情報
    記録手段と、 前記各従装置の運用制御情報を記録する運用制御情報記
    録手段と、 前記割付情報記録手段からの各伝送速度の情報パケット
    信号とフレームパケット信号の割付位置情報を用いてフ
    レーム周期内の各パケット信号の割付位置を制御するパ
    ケット割付制御手段と、 前記パケット割付制御手段からの制御で前記情報パケッ
    ト信号とフレームパケット信号を前記複数の伝送速度に
    対応した各伝送速度に変調,選択し、下りフレームを構
    成するパケット変調・選択手段とを有することを特徴と
    する送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3記載のフレーム
    同期方法を実現するための複数の伝送速度を用いて前記
    主装置のフレーム周期に前記各従装置が同期して通信を
    行うマルチレート伝送システムに用いる前記主装置の送
    信装置であって、 データ情報をパケット化して情報パケット信号を生成す
    る情報パケット生成手段と、 前記各従装置毎の伝送速度に対するフレーム同期や保守
    運用制御を行うための情報をパケット化してフレームパ
    ケット信号を生成する複数のフレームパケット生成手段
    と、 前記各従装置の複数の伝送速度情報を記録する伝送速度
    情報記録手段と、 前記各伝送速度の情報パケット信号とフレームパケット
    信号のフレーム周期内での割付位置を記録する割付情報
    記録手段と、 前記各従装置の運用制御情報を記録する運用制御情報記
    録手段と、 前記割付情報記録手段からの各伝送速度の情報パケット
    信号とフレームパケット信号の割付位置情報を用いてフ
    レーム周期内の各パケット信号の割付位置を制御するパ
    ケット割付制御手段と、 前記割付情報記録手段からの各伝送速度の情報パケット
    信号とフレームパケット信号の割付位置情報を用いてフ
    レーム同期位置の調整を行うための符号値を計算するフ
    レーム同期調整演算処理手段と、 前記パケット割付制御手段からの制御で前記情報パケッ
    ト信号とフレームパケット信号を前記複数の伝送速度に
    対応した各伝送速度に変調,選択し、下りフレームを構
    成するパケット変調・選択手段とを有することを特徴と
    する送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載のフレーム同期方
    法を実現するための複数の伝送速度から自伝送速度に整
    合したフレームパケット信号を受信して前記主装置のフ
    レーム周期に前記各従装置が同期して通信を行うマルチ
    レート伝送システムに用いる前記従装置の送受信装置で
    あって、 前記複数の伝送速度の電気信号を符号化する符号化手段
    と、 この符号化手段の出力符号から自伝送速度に整合した自
    装置宛てのパケット信号を認識し、そのパケット信号の
    オーバヘッド部にあるパケットタイプを示す情報によ
    り、各パケットを識別認識し、フレームパケット信号の
    場合はフレーム同期を取るパケット処理制御手段と、 前記主装置からの自従装置に関する保守運用制御情報を
    読み込み、この内の送信に関する情報をパケット生成手
    段に伝える運用制御手段と、 該運用制御手段からの保守運用制御情報に対応したパケ
    ット信号やデータ情報によるパケット信号を生成するパ
    ケット生成手段と、 前記運用制御手段の出力に基づいて送信するパケット信
    号のタイミングを遅延調整する遅延調整手段とを有する
    ことを特徴とする送受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項3記載のフレーム
    同期方法を実現するための複数の伝送速度から自伝送速
    度に整合したフレームパケット信号を受信して前記主装
    置のフレーム周期に前記各従装置が同期して通信を行う
    マルチレート伝送システムに用いる前記従装置の送受信
    装置であって、 前記複数の伝送速度の電気信号を符号化する符号化手段
    と、 この符号化手段の出力符号から自伝送速度に整合した自
    装置宛てのパケット信号を認識し、そのパケット信号の
    オーバヘッド部にあるパケットタイプを示す情報によ
    り、各パケットを識別認識し、フレームパケット信号の
    場合はフレーム同期を取るパケット処理制御手段と、 前記主装置からのフレーム同期位置を調整する符号値を
    読み込み遅延制御手段にその情報を伝えるフレーム同期
    位置調整手段と、 前記主装置からの自従装置に関する保守運用制御情報を
    読み込み、この内の送信に関する情報をパケット生成手
    段に伝える運用制御手段と、 該運用制御手段からの保守運用制御情報に対応したパケ
    ット信号やデータ情報によるパケット信号を生成するパ
    ケット生成手段と、 前記フレーム同期位置調整手段及び運用制御手段の出力
    に基づいて送信するパケット信号のタイミングを遅延調
    整する遅延調整手段とを有することを特徴とする送受信
    装置。
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