JP4888028B2 - スイッチ回路 - Google Patents

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本発明は、電源供給を制御するスイッチ回路に関する。
従来から、電源の供給を制御するためのスイッチ回路として半導体スイッチを利用したものがある。
図4に、スイッチ回路例を示す。
図4に示すスイッチ回路30は、電池等の電源11(電圧E〔V〕)と負荷との間に半導体スイッチであるFET(Field Effect Transistor)12が設けられているものである。FET12はpチャネルのMOS型の例を示しており、FET12のソースは電源11の正極側に、ドレインは負荷に接続されるようになっている。また、FET12のゲートには、npn型トランジスタ13及び制御回路15が配設されている。また、電源11とトランジスタ13との間に抵抗14が設けられている。
スイッチ回路30において制御回路15によりトランジスタ13をONすると、FET12のゲート電圧(ソース−ゲート間の電圧)はGND電位まで降下する。すなわち、FET12はON状態となる。逆に制御回路15によりトランジスタ13をOFFすると、FET12のゲート電圧はGND電位からE〔V〕だけ上昇し、FET12はOFF状態となる。このように、トランジスタ13のON/OFF動作によってFET12のON/OFF制御を行い、電源電流の供給を制御するように構成されている。
しかしながら、FET12のON動作が急峻に行われると、FET12と負荷の間に大容量のコンデンサ等が接続されているような場合には、ON抵抗が小さなことによって電源1から電流が供給される被供給側(電源1を除く回路負荷)に突入電流が流れてしまい、FET12や負荷が破壊される可能性がある。
このような突入電流を防ぐため、一般的には図5に示すような回路構成が採用されている。図5に示す回路は突入電流を抑制したい間だけスイッチSWをOFFし、抵抗Rによって電流の流入量を制限するものである。他にもスイッチSWに替えてサーミスタを適用する場合もある。サーミスタの場合、起動(電源投入)時に高抵抗であり、電源投入から自己発熱により徐々に抵抗が小さくなるので、突入電流は抑制される。
また、図6に示すような回路構成も提案されている(例えば、特許文献1参照)。図6に示すスイッチ回路40は、前述のスイッチ回路30においてFET12のソース−ゲート間にコンデンサ16、抵抗17を増設したものである。図6においてスイッチ回路30と共通の構成部分については共通の符号を付している。
スイッチ回路40では、トランジスタ13をONするとまずコンデンサ16の充電が行われるため、コンデンサ16と抵抗14、17とのRC回路の時定数分だけFET12のゲート電圧が徐々に降下することとなる。それに従いFET12は緩やかにON状態となる。また、FET12はソース−ゲート間の電圧が小さいとソース−ゲート間のON抵抗が大きく、逆にソース−ゲート間の電圧が大きいとON抵抗は小さい。スイッチ回路40はこのようなFETの特性に基づき、RC回路の時定数によって緩やかにFET12をONすることでON抵抗により突入電流を抑制しようとするものである。
特開2005−33869号公報
しかしながら、上記のスイッチ回路40の回路構成ではトランジスタ13をOFFした場合、やはり抵抗14とコンデンサ16の時定数に従ってFET12のゲート電圧は徐々に上昇することとなるため、FET12は緩やかにOFF状態に移行することとなる。
図7に、FET12のON/OFF動作時のタイムチャートを示す。
図7において、VgsはFET12のゲート−ソース間の電圧、RonはFET12のソース−ドレイン間のON抵抗、Vebはトランジスタ13のエミッタ−ベース間の電圧であって、ON/OFFの閾値電圧(約0.7〔V〕)、VthはFET12のON/OFFの閾値電圧である。VthはFETの種類によっても異なるが、3〜8〔V〕程度である。
トランジスタ13は、ベース電圧がLo状態(GND電位)のときOFF動作し、Lo状態から閾値電圧Veb以上高電圧となると、Hi状態となってトランジスタ13はON動作する。また、FET12のゲート−ソース間電圧VgsはLo状態(Vgs≒0〔V〕)のときOFF動作し、Lo状態から閾値電圧Vth以上高電圧となると、Hi状態(Vgs>Vth)となってON動作する。
図7に示すようにトランジスタ13をONしたとき、コンデンサ16と抵抗14、17によって電圧Vgsが徐々に低下するため、FET12のON抵抗Ronも徐々に減少する。ON抵抗Ronの減少に伴い、完全なON状態へと収束している。逆に、トランジスタをOFFした際にも電圧Vgsが徐々に上昇する結果、FET12のON抵抗Ronも徐々に上昇し、OFF状態へと完全に移行している。
タイムチャートからも分かるように、電源11からの電流(以下、電源電流という)はトランジスタ13のOFF制御後もコンデンサ16と抵抗14の時定数分の間、負荷側へ供給されることとなる。負荷過電流等の事故が発生した場合においてもこのような過電流が供給されると回路の破損を招く可能性がある。また、FET12の自己発熱によりFET12自体が破損することも考えられる。
本発明の課題は、簡素な回路構成で、緩やかにONし、急峻にOFFすることが可能なスイッチ回路を提供することである。
請求項1に記載の発明は、
電源と負荷とを結ぶ電流路にソース・ドレインが直列に接続され、ゲートに印加される電圧に応じてON/OFF動作するFETを設けたスイッチ回路において、
前記FETのソース又はドレインとゲートとの間に接続された制御スイッチを含み、前記FETをOFF動作させる際に、前記制御スイッチのON動作によって当該FETのゲートに前記電源の電圧を直接的に印加するOFF回路と、
前記FETの寄生容量と、一端が前記ゲート及び前記制御スイッチに接続されかつ他端が接地電位に接続された第1抵抗との直列回路を含み、前記FETをON動作させる際に、前記制御スイッチのOFF動作によって前記FETの寄生容量を充電し、前記FETの寄生容量と第1抵抗との時定数によりFETのゲートに印加された電圧の降下速度を遅延させるON回路と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ回路において、
前記ON回路は、前記制御スイッチに直列接続され、一端が前記FETのゲートに接続されかつ他端が接地電位に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの一端と接地電位との間に接続された第1抵抗との直列回路を含み、前記制御スイッチのOFF動作によって前記コンデンサが放電し、当該コンデンサと第1抵抗との時定数により前記FETのゲートに印加された電圧の降下速度を遅延させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載のスイッチ回路において、
前記制御スイッチに第2抵抗が直列接続されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、OFF回路によりFETのゲートに電源の電圧を直接的に印加することができ、FETの寄生容量を急速放電させてFETのゲート電位を急峻に変動させることができる。これにより、OFF制御の後、急峻にFETをOFF動作させることができ、高速な回路遮断が可能となる。すなわち、OFF制御後、負荷側へ過電流が流入することを防ぐことができ、過電流によるFETや負荷の破損を防止することが可能となる。一方、ON回路によりFETのゲートに印加される電源の電圧の降下速度を遅延させることができ、FETのゲート電位を緩やかに変動させることができる。これにより、徐々にFETをON動作させることができ、負荷側への突入電流を防止することができる。従って、簡易な回路構成で緩やかなON動作、急峻なOFF動作を実現することができる。
請求項に記載の発明によれば、OFF回路では制御スイッチのON/OFF動作によりゲートへの電源の電圧の印加を制御する。これにより簡易な構成でFETのOFF動作を制御することができる。また、ON回路ではコンデンサと抵抗のRC回路を構成するので、当該RC回路の時定数分だけゲート電圧の変動を遅延させることができる。
請求項に記載の発明によれば、第2抵抗は第1抵抗と直列的に接続されることとなるので、この第1抵抗及び第2抵抗によりFETのゲートに印加する電源の電圧を分圧することができ、電源電圧の印加によりFETが破損することを防止することができる。
〈第1実施形態〉
図1に、第1実施形態に係るスイッチ回路10を示す。
スイッチ回路10は、電源1(電圧E〔V〕)から負荷への電流供給を制御するものであり、FET2、トランジスタ3、抵抗4、5、7、8、制御回路6を備えて構成されている。FET2はpチャネルのMOS型FETであり、負荷側への電流供給を直接的に制御するスイッチとして電源1と負荷との間に設けられている。FET2はそのソースが電源1に、ドレインが負荷に直列に接続されており、FET2のゲートは抵抗7を介してGND(接地電位)に接続されている。
FET2のゲート−ソース間にはFET2のゲートに印加する電源1の電圧(以下、電源電圧という)を制御するための制御スイッチとしてpnp型トランジスタ3が接続されている。トランジスタ3は、抵抗5を介して接続された制御回路6によってそのベース電流が制御される。すなわち、制御回路6においてトランジスタ3へのベース電流の入力を行う(正確には、ベース電流を吸い込む)とトランジスタ3がON状態となり、ベース電流の入力を停止するとトランジスタ3はOFF状態となる。なお、抵抗4はプルアップ抵抗である。
トランジスタ3のコレクタには第2抵抗である抵抗8及び第1抵抗である抵抗7が直列接続されている。抵抗7はその一端がGNDに接続されている。抵抗8は電源1の電圧E〔V〕を抵抗7と抵抗8とで分圧するために設けられるものである。なお、抵抗比はトランジスタ3のON動作によってFET2がOFF動作した際に、ゲートに最大定格電圧が印加されないように設定する。
スイッチ回路10において、トランジスタ3が、FET2をOFF動作させる際にFET2のゲートに電源1の電圧を直接的に印加するOFF回路を構成し、トランジスタ3、抵抗7及びFET2の寄生容量が、FET2をON動作させる際にFET2のゲートに印加する電源1の電圧の印加速度を遅延させるON回路を構成する。
(FET2のON動作)
上記スイッチ回路10においてFET2をON動作させる場合について説明する。
初期状態ではトランジスタ3はON状態であり、コレクタ−エミッタ間を電流が流れている。このとき、(抵抗8の抵抗値)<<(抵抗7の抵抗値)であれば、FET2のゲートーソース間電圧VgsはLo(Vgs≒0〔V〕、つまりFET2のゲート電圧V=ソース電圧V=E〔V〕)であるため、ソース−ドレイン間ではチャネルは形成されず、FET2はOFF状態となっている。なお、ゲート電圧Vとは、FET2のゲートに印加される電圧であり、ソース電圧VとはFET2のソースに印加される電圧である。
上記の初期状態から、制御回路6によりトランジスタ3をOFFすると、電源1からFET2に電流が供給され、FET2のゲート−ソース間の寄生容量分だけ充電が行われる。このとき、FET2の寄生容量と抵抗7によるRC回路の時定数に従って、FET2の寄生容量が充電され、FET2のゲート電圧Vは徐々にGND電位まで降下する。すなわち、FET2のゲート−ソース間電圧VgsはLoからHiへ緩やかに変動し、それに伴ってソース−ドレイン間に徐々にチャネルが形成され、FET2が緩やかにON状態となる。
(FET2のOFF動作)
次に、FET2のOFF動作について説明する。
上記のFET2のON状態において、制御回路6によりトランジスタ3をON状態とする。このとき、電源1からの供給電流はトランジスタ3を介して抵抗8、抵抗7へと流入するため、寄生容量が急速放電され、FET2のゲート−ソース間電圧Vgsは瞬時にHiからLoへと変動する。FET2のゲート電圧は瞬時にLoからHiへと変動する。これにより、FET2は急峻にOFF状態となり、ソース−ドレイン間の導通状態が遮断される。
図2に、FET2のON/OFF制御に係るタイムチャートを示す。図2において、−Vebはトランジスタ3のエミッタ−ベース間の電圧であって、ON/OFFの閾値電圧(約−0.7〔V〕)、VthはFET2のON/OFFの閾値電圧、VgsはFET2のゲート−ソース間の電圧、RonはFET2のソース−ドレイン間のON抵抗である。トランジスタ3では、ベース電圧が−Veb以下のHi状態のとき、トランジスタ3がOFF動作し、ベース電圧が閾値電圧−Veb以上の電圧となると、Lo状態(E−Veb〔V〕)となってトランジスタ3はON動作する。また、FET2のゲート−ソース間電圧Vgsが、0〔V〕のときLo状態となってFET2はOFF動作し、閾値電圧Vth以上のときHi状態となってFET2はON動作する。
図2に示すように、トランジスタ3がON時にはFET2のゲート−ソース間電圧Vgsは電位差なしのLo状態にあり、FET2はOFFとなっている。そして、トランジスタ3がOFFに切り替えられると、FET2の寄生容量と抵抗7の時定数に従って徐々にゲート−ソース間電圧Vgsが拡大し、Hi状態へと変動する。この間がFET2のON状態への過渡期である。過渡期にはゲート−ソース間電圧Vgsの拡大にともなってON抵抗Ronも徐々に小さくなるように変化し、最終的には完全なON状態に収束する。
一方、トランジスタ3にベース電流が入力され、トランジスタ3がONに切り替えられると、FET2のゲート−ソース間電圧Vgsは急峻にHiからLoへと変動する。これに伴い、FET2のON抵抗Ronも急峻に増加し、FET2はOFF状態となる。
以上のように、第1実施形態によれば、FET2のソース−ゲート間にトランジスタ3を設け、FET2のゲートに抵抗7を直列接続している。これにより、FET2の寄生容量と抵抗7のRC回路を構成することができ、FET2のゲート電圧Vの降下速度をRC回路の時定数分だけ遅延させるON回路を形成することができる。すなわち、緩やかにFET2をON動作させることが可能となり、負荷側への電源電流の突入を防ぐことができる。
一方、トランジスタ3によってFET2のゲートに電源電圧を直接的に印加するOFF回路を形成するので、FET2のOFF動作時にはトランジスタ3のON動作によってFET2の寄生容量を急速に放電でき、FET2のゲート電圧Vを急峻に上昇させること(ゲート−ソース間電圧Vgs≒0〔V〕)が可能である。よって、FET2を即時にOFFすることができ、高速な回路遮断が可能となる。すなわち、トランジスタ3のOFF制御に遅れることなく、負荷側へ過電流が入力することを防止することができ、FET2及び負荷の破損を回避することができる。
従って、簡素な回路構成で、緩やかにONし、急峻にOFFすることが可能なスイッチ回路を実現することができる。
また、スイッチ回路10ではFET2のソース−ゲート間であって、トランジスタ3のコレクタ側に抵抗8を直列接続している。よって、ゲート−ソース間にかかる電源電圧E〔V〕を抵抗8と抵抗7により分圧することができる。分圧により、FET2のゲートに印加する電源電圧を低減させることができ、電源電圧の印加によりFET2が破損することを防ぐことが可能となる。
〈第2実施形態〉
第1実施形態では、FETの寄生容量を利用したON回路を示したが、第2実施形態ではコンデンサを用いたON回路の例を説明する。
図3は、第2実施形態に係るスイッチ回路20を示す図である。
スイッチ回路20は、第1実施形態に係るスイッチ回路10においてさらにコンデンサ9を設けたものである。よって、スイッチ回路20においてスイッチ回路10と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
コンデンサ9はその一端が抵抗8を介してFET2のゲートに直列接続され、他端がGNDに接続されている。つまり、コンデンサ9の一端がトランジスタ3のコレクタに接続されている。
また、抵抗7はその一端がFET2のゲートに接続されるとともに抵抗8を介してコンデンサ9の一端に接続され、他端がGNDに接続されている。
スイッチ回路20において、トランジスタ3が、FET2をOFF動作させる際にFET2のゲートに電源1の電圧を直接的に印加するOFF回路を構成し、トランジスタ3、抵抗7、8及びコンデンサ9が、FET2をON動作させる際にFET2のゲートに印加する電源1の電圧の印加速度を遅延させるON回路を構成する。
(FET2のON動作)
スイッチ回路20におけるFET2のON動作について説明する。
初期状態ではトランジスタ3はON状態であり、トランジスタ3を介してコンデンサ9に電流が供給される。このとき、FET2のゲート−ソース間電圧VgsはLoであるため、ソース−ドレイン間ではチャネルは形成されず、FET2はOFF状態となっている。
上記の初期状態から、制御回路6によりトランジスタ3をOFFに切り替えると、電源1からFET2に電流が供給され、FET2の寄生容量分だけ充電が行われる。一方、コンデンサ9においては放電が行われる。コンデンサ9と抵抗7、8のRC回路による時定数に従って、FET2のゲート電圧Vは徐々にGND電位まで降下する。従って、ゲート−ソース間電圧VgsはLoからHiへ緩やかに変動し、それに伴ってソース−ドレイン間に徐々にチャネルが形成され、最終的に導通状態へと収束する。
(FET2のOFF動作)
次に、FET2のOFF動作について説明する。
FET2のON状態において制御回路6によりトランジスタ3をONすると、電源1からの供給電流はトランジスタ3を介してコンデンサ9へと流入する。コンデンサ9では充電が行われる。そして、FET2のゲート−ソース間電圧Vgsは瞬時にHiからLoへと変動する。これにより、FET2は急峻にOFF状態となり、ソース−ドレイン間の導通状態が遮断される。
スイッチ回路20のスイッチON/OFF時のタイムチャートは、図2に示すスイッチ回路10と同様のものとなるので、ここでは説明を省略する。
以上のように、第2実施形態によれば、FET2のソース−ゲート間にトランジスタ3を設け、FET2のゲート側に抵抗7、8及びコンデンサ9を接続している。これにより、コンデンサ9と抵抗7、8のRC回路を構成することができ、FET2のゲート電圧Vの降下速度を当該RC回路の時定数分だけ遅延させるON回路を形成することができる。すなわち、緩やかにFET2をONすることが可能となり、負荷側へ電流が突入することを防ぐことができる。
一方、トランジスタ3によりFET2のゲートに電源電圧を直接的に印加するOFF回路を形成するので、FET2のOFF動作時にはトランジスタ3のON動作によってFET2のゲート電圧Vを急峻に上昇させること(ゲート−ソース間電圧Vgs≒0〔V〕)が可能である。よって、FET2を即時にOFFすることができ、高速な回路遮断が可能となる。すなわち、トランジスタ3のOFF制御に遅れることなく、負荷側へ過電流が入力することを防止することができ、回路の破損を回避することができる。
従って、簡素な回路構成で、緩やかにONし、急峻にOFFすることが可能なスイッチ回路を実現することができる。
また、スイッチ回路20ではFET2のソース−ゲート間であって、トランジスタ3のコレクタ側に抵抗8を接続している。よって、ゲート−ソース間にかかる電源電圧E〔V〕を抵抗8と抵抗7により分圧することができる。分圧により、FET2のゲートに允可する電源電圧を低減させることができ、電源電圧の印加によりFET2が破損することを防止することができる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、FET2はpチャネルのものを説明したが、nチャネルのものを適用してもよい。この場合、図1及び図3においてFET2のソースとドレインの位置が逆となり、トランジスタ3はFET2のドレインとゲート間に設けられることとなる。
また、FET2のゲートに印加する電源電圧の制御スイッチとしてpnp型のトランジスタ3の例を示したが、これに限らず、npn型トランジスタ、MOS型FET、アナログスイッチ、リレー回路、機械スイッチ等、ゲート−ソース間電圧Vgsを制御できるものであれば何れのものを適用してもよい。
また、抵抗8は、抵抗8の一端がトランジスタ3のコレクタに接続され、他端がコンデンサ9の一端、抵抗7の一端及びFET2のゲートに接続されるようにしてもよい。
さらに、抵抗8の設置は必須ではなく、スイッチ回路10、20の構成から除くこととしてもよい。この場合、FET2の寄生容量の放電がより急速に行われる。
第1実施形態におけるスイッチ回路を示す図である。 図1のFETのON/OFF動作時のタイムチャートである。 第2実施形態におけるスイッチ回路を示す図である。 従来のスイッチ回路を示す図である。 従来のスイッチ回路を示す図である。 従来のスイッチ回路を示す図である。 図6のスイッチ回路におけるFETのON/OFF動作時のタイムチャートである。
符号の説明
10、20 スイッチ回路
1 電源
2 FET
3 トランジスタ
6 制御回路
7、8 抵抗
9 コンデンサ

Claims (3)

  1. 電源と負荷とを結ぶ電流路にソース・ドレインが直列に接続され、ゲートに印加される電圧に応じてON/OFF動作するFETを設けたスイッチ回路において、
    前記FETのソース又はドレインとゲートとの間に接続された制御スイッチを含み、前記FETをOFF動作させる際に、前記制御スイッチのON動作によって当該FETのゲートに前記電源の電圧を直接的に印加するOFF回路と、
    前記FETの寄生容量と、一端が前記ゲート及び前記制御スイッチに接続されかつ他端が接地電位に接続された第1抵抗との直列回路を含み、前記FETをON動作させる際に、前記制御スイッチのOFF動作によって前記FETの寄生容量を充電し、前記FETの寄生容量と第1抵抗との時定数によりFETのゲートに印加された電圧の降下速度を遅延させるON回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチ回路。
  2. 前記ON回路は、前記制御スイッチに直列接続され、一端が前記FETのゲートに接続されかつ他端が接地電位に接続されたコンデンサと、前記コンデンサの一端と接地電位との間に接続された第1抵抗との直列回路を含み、前記制御スイッチのOFF動作によって前記コンデンサが放電し、当該コンデンサと第1抵抗との時定数により前記FETのゲートに印加された電圧の降下速度を遅延させることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ回路。
  3. 前記制御スイッチに第2抵抗が直列接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスイッチ回路。
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