JP4886634B2 - 量子井戸構造、光閉じ込め型量子井戸構造、半導体レーザ、分布帰還型半導体レーザ、及び量子井戸構造の製造方法 - Google Patents
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InP基板上に有機金属気相成長法で形成され、該InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsの量子井戸層とInGaAsの障壁層とを用いた量子井戸構造において、
前記量子井戸層は、成長温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上で形成され、前記量子井戸層の厚さは2nmから9nmである
ことを特徴とする。
室温でのバンドギャップ波長は1.9μmから2.62μmである
ことを特徴とする。
前記量子井戸層の数は1層から7層である
ことを特徴とする。
前記量子井戸層の上下に光閉じ込め層を形成し、
該光閉じ込め層の成長温度は前記量子井戸層の成長温度よりも高い
こと特徴とする。
第4の発明に係る光閉じ込め型量子井戸構造を用いた半導体レーザにおいて、
発振波長が1.9μmから2.6μmである
ことを特徴とする。
第4の発明に係る光閉じ込め型量子井戸構造を用いた半導体レーザにおいて、
前記光閉じ込め層に回折格子が形成されている
ことを特徴とする。
クラッド層と前記量子井戸構造とからなる積層構造がメサストライプ状に加工されており、前記積層構造の両側をRu又はFeをドーピングした半絶縁性半導体結晶で埋め込まれた
ことを特徴とする。
クラッド層と前記量子井戸構造とからなる積層構造がメサストライプ状に加工されており、前記積層構造の両側をp型InP層とn型のInP層とを交互に積層したpn埋め込み層で埋め込まれた
ことを特徴とする。
発振波長が1.9μmから2.6μmである
ことを特徴とする。
InP基板上に第一の光閉じ込め層、量子井戸層と障壁層の量子井戸構造、第二の光閉じ込め層を有する積層構造を成長する量子井戸構造の製造方法において、
前記第一の光閉じ込め層を結晶成長する工程と、
前記量子井戸層として前記InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsを、前記障壁層としてInGaAsを、有機金属気相成長法で結晶成長する工程と、
前記第二の光閉じ込め層を結晶成長する工程とを有し、
前記量子井戸層を結晶成長する温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上であり、前記量子井戸層の厚さが2nmから9nmであって、前記第一の光閉じ込め層又は前記第二の光閉じ込め層を結晶成長する温度が前記量子井戸層を結晶成長する温度より高い
ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための第11の発明に係る量子井戸構造の製造方法は、
InP基板上に量子井戸層と障壁層の量子井戸構造を有する積層構造を成長する量子井戸構造の製造方法において、
前記量子井戸層として前記InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsを、前記障壁層としてInGaAsを、有機金属気相成長法で結晶成長する工程を有し、
前記量子井戸層を結晶成長する温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上であり、前記量子井戸層の厚さが2nmから9nmである
ことを特徴とする。
11 InGaAs障壁層
12 量子井戸構造
13 InP基板
14 InPバッファ層
15 InPキャップ層
16 InGaAsP光閉じ込め層
17 n型InPクラッド層
18 p型InPクラッド層
19 p型InGaAsPコンタクト層
20 SiO2マスク
21 p型電極
22 n型電極
Claims (11)
- InP基板上に有機金属気相成長法で形成され、該InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsの量子井戸層とInGaAsの障壁層とを用いた量子井戸構造において、
前記量子井戸層は、成長温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上で形成され、前記量子井戸層の厚さは2nmから9nmである
ことを特徴とする量子井戸構造。 - 請求項1に記載の量子井戸構造において、
室温でのバンドギャップ波長は1.9μmから2.62μmである
ことを特徴とする量子井戸構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の量子井戸構造において、
前記量子井戸層の数は1層から7層である
ことを特徴とする量子井戸構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の量子井戸構造において、
前記量子井戸層の上下に光閉じ込め層を形成し、
該光閉じ込め層の成長温度は前記量子井戸層の成長温度よりも高い
こと特徴とする光閉じ込め型量子井戸構造。 - 請求項4に記載の光閉じ込め型量子井戸構造を用いた半導体レーザであって、
発振波長が1.9μmから2.6μmである
ことを特徴とする半導体レーザ。 - 請求項4に記載の光閉じ込め型量子井戸構造を用いた分布帰還型半導体レーザであって、
前記光閉じ込め層に回折格子が形成されている
ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。 - 請求項6に記載の分布帰還型半導体レーザにおいて、
クラッド層と前記量子井戸構造とからなる積層構造がメサストライプ状に加工されており、前記積層構造の両側をRu又はFeをドーピングした半絶縁性半導体結晶で埋め込まれた
ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。 - 請求項6に記載の分布帰還型半導体レーザにおいて、
クラッド層と前記量子井戸構造とからなる積層構造がメサストライプ状に加工されており、前記積層構造の両側をp型InP層とn型のInP層とを交互に積層したpn埋め込み層で埋め込まれた
ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。 - 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の分布帰還型半導体レーザにおいて、
発振波長が1.9μmから2.6μmである
ことを特徴とする分布帰還型半導体レーザ。 - InP基板上に第一の光閉じ込め層、量子井戸層と障壁層の量子井戸構造、第二の光閉じ込め層を有する積層構造を成長する量子井戸構造の製造方法において、
前記第一の光閉じ込め層を結晶成長する工程と、
前記量子井戸層として前記InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsを、前記障壁層としてInGaAsを、有機金属気相成長法で結晶成長する工程と、
前記第二の光閉じ込め層を結晶成長する工程とを有し、
前記量子井戸層を結晶成長する温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上であり、前記量子井戸層の厚さが2nmから9nmであって、前記第一の光閉じ込め層又は前記第二の光閉じ込め層を結晶成長する温度が前記量子井戸層を結晶成長する温度より高い
ことを特徴とする量子井戸構造の製造方法。 - InP基板上に量子井戸層と障壁層の量子井戸構造を有する積層構造を成長する量子井戸構造の製造方法において、
前記量子井戸層として前記InP基板の格子定数に対して3.2%大きい格子定数を有するInAsを、前記障壁層としてInGaAsを、有機金属気相成長法で結晶成長する工程を有し、
前記量子井戸層を結晶成長する温度が440℃以上510℃以下、かつ、成長速度が2.0μm/時以上であり、前記量子井戸層の厚さが2nmから9nmである
ことを特徴とする量子井戸構造の製造方法。
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