JP4886416B2 - 一酸化炭素低減装置、一酸化炭素低減方法、水素製造装置および燃料電池発電システム - Google Patents

一酸化炭素低減装置、一酸化炭素低減方法、水素製造装置および燃料電池発電システム Download PDF

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Description

本発明は一酸化炭素低減装置、一酸化炭素低減方法、水素製造装置および燃料電池発電システムに関する。
新エネルギーの一つとして水素が挙げられ、その製造方法としては一般的に炭化水素を主とする化石燃料などの改質反応や、水や水蒸気の電気分解などが知られている。
近年、この水素の利用分野として水素と酸素を電気化学的に反応させることにより、化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池が注目されている。燃料電池は高いエネルギー利用効率を有し、大規模分散電源、家庭用電源、移動用電源として開発が進められている。燃料電池は温度域や使用する材料・燃料の種類に応じて固体高分子型、リン酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型などに分けられる。これらは主に、メタノール、メタン、プロパン、ガソリン、灯油など炭化水素燃料を水蒸気改質反応や部分酸化反応を利用して改質してHを取り出し、発電に利用している。
これらの炭化水素系燃料を改質した場合、改質ガス中には水素以外の物質、例えば二酸化炭素(CO)や一酸化炭素(CO)、低級炭化水素などが含まれる。改質ガス中に含まれるCOは、先述した固体高分子型燃料電池など比較的適温で動作し燃料極にPt系触媒を用いている場合、被毒成分となり発電性能を低下させる。そのため改質ガス中のCOを極低濃度に低減することが必要となる。一般的にCOを低減する方法としては、シフト反応や触媒燃焼反応、吸着法などが挙げられる。特に触媒燃焼反応において、COを選択的に酸化して濃度を低減させるCO選択酸化反応が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、未反応の燃料を含有する改質ガスが燃料電池に供給された場合、電極に付着して発電性能や寿命を低下させる可能性が懸念されている。この場合、炭化水素などの不純物除去が課題となっており、改質ガス中の未反応燃料に対して選択酸化を行うなどして除去している(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−30802号公報 特開平9−106826号公報
上述した従来技術においては、改質器における未反応の原料やHまで分解されなかった未分解の燃料および副生成物がCO選択酸化反応に及ぼす悪影響については特に考慮されておらず、従来の一酸化炭素低減装置はこうした問題に着目したものとはなっていない。
従って、本発明は改質ガス中の不純物を低減することによって改質ガス中のCOの低減性能を向上させた装置および方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による一酸化炭素低減装置は、原料となる酸素含有炭
化水素を供給する原料供給部と、前記原料供給部から供給される原料に を供給する
供給部と、前記原料および前記 を改質反応によって改質ガスとし、前記改質
ガスを排出する改質器と、前記改質ガス中のCOを低減するCO選択酸化反応器と、前記
CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記酸素含有炭化水素が前記改質器によって
改質された改質ガス中の、前記改質器で まで分解されなかった未分解原料および前記
改質器で反応しなかった未反応原料およびCO選択酸化反応に悪影響を及ぼす副生成物か
ら成る不純物の少なくとも何れか一つの濃度を低減する不純物低減器と、前記CO選択酸
化反応器よりも前段に設けられた、前記改質ガス中の不純物の少なくとも何れか一つの濃
度を検出する不純物濃度検出器と、前記改質ガスが前記改質器から前記CO選択酸化反応
器までの経路を制御するように設置された弁と、前記不純物濃度検出器より検出された前
記濃度に基づいて前記不純物低減器の動作および停止と前記弁の開閉を制御する制御部と
を備えることを特徴とする。
また、本発明による一酸化炭素低減方法は、原料供給部から原料となる酸素含有炭化水素
を供給し、前記原料に を供給し、前記原料および前記 を改質器によって改質
ガスとし、前記改質ガス中のCOをCO選択酸化反応器によって低減する一酸化炭素低減
方法であって、前記CO選択酸化反応器よりも前段で、前記改質ガス中の未反応の原料及
び未分解の原料及びCO選択酸化反応に悪影響を及ぼす副生成物から成る不純物の少なく
とも何れか一つの濃度を検出し、検出した濃度が設定した濃度よりも高いとき、不純物の
低減を行うことを特徴とする。
また、本発明による水素製造装置は、前記一酸化炭素低減装置によってCOが低減された
前記改質ガスを貯蔵する水素貯蔵媒体を備えることを特徴とする。
また、本発明による燃料電池発電システムは、前記一酸化炭素低減装置によってCOが低減された前記改質ガスと酸素を用いて発電する燃料電池を備えることを特徴とする。
本発明によれば、改質ガス中の一酸化炭素を低減し、純度の高い水素を製造することができる。また、不純物低減器の動作を最低限に抑えることによって動作コストを抑えることができる。
以下に、本発明に係る一酸化炭素低減装置、一酸化炭素低減方法、水素製造装置および燃料電池発電システムの実施例を図1乃至図19を参照して説明する。
図1はCO選択酸化反応におけるCO選択酸化反応特性を示す。
横軸はO/CO(モル比)を、縦軸はCO濃度を示す。ガスの条件はdry−base、CO:5000ppm、CO:25vol%、ジメチルエーテル(DME):20vol%、Hbalanceのガスと、dry−base、CO:5000ppm、CO:25vol%、Hbalanceのガスそれぞれに25vol%の水蒸気を加えた2条件である。触媒はPtを用い、触媒温度は150℃、空間速度はSV=15000h−1である。データを比較すると、図1に黒点のプロットで示されたジメチルエーテルを含有しないガスの方がよりCO濃度が低減されていることがわかる。
図2は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。1は原料を供給する原料供給部、2は原料供給部から供給される原料にHOを供給し、混合させるHO供給部、3は原料供給部1から供給された原料を改質して改質ガスとする改質器、4は改質ガスに含まれる未反応及び未分解の原料及び副生成物等からなる不純物のうち少なくとも何れか一つの成分の濃度を検出する不純物濃度検出器、5は改質ガス中の不純物の濃度を低減する不純物低減器、6は改質ガスに酸化剤を供給する酸化剤供給部、7は改質ガス中のCOを内部に充填されたCO選択酸化反応触媒で酸化させることで、改質ガス中のCOを低減させるCO選択酸化反応器、8a、8b、8c、8dは改質ガスが改質器3からCO選択酸化反応器7に導入されるまでに通過する経路を制御するように設置された弁、9は不純物濃度検出器4から得られた改質ガス中の不純物濃度と設定濃度を比較して不純物低減器5の動作および停止と弁8a、8b、8c、8dの開閉を制御する制御部である。破線は制御部9と不純物濃度検出器4および不純物低減器5と制御部9が有線ないし無線で通信可能に接続されていることを示す。また、図示を省略するが弁8a、8b、8c、8dと制御部も有線ないしは無線で接続されている。
原料供給部1から供給される原料は、酸素含有炭化水素を対象とし、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ジメチルエーテルなどが挙げられる。HO供給部2からは水蒸気を供給する。改質器3には改質触媒ないしは部分酸化触媒を充填する。不純物濃度検出器4では、改質ガスに含まれる未反応及び未分解の原料及び副生成物等の不純物の濃度を検出するが、検出する不純物は一種類でも複数種でも構わない。不純物低減器5では、改質ガスに含まれる未反応及び未分解の原料及び副生成物を低減する。酸化剤供給部6から供給される酸化剤はOを含むガス等が挙げられる。CO選択酸化反応器7に充填されたCO選択酸化反応触媒は、主に貴金属を活性成分とする。CO選択酸化反応触媒の種類については、活性成分としてCH生成反応活性が低い金属、例えばPt、Au、Pdなどが望ましい。これらが単独であっても、混合であっても、合金化されていても構わないが、特にPtを含有していることが望ましい。触媒の形状については球形、円筒形、ペレットなどが考えられる。ハニカム型触媒や発泡体担持型触媒などを用いても良い。
原料供給部1から供給された原料はHO供給部2より供給されたHOを混合・同伴して改質器3に導入され、改質ガスが発生する。改質ガスは、不純物濃度検出器4において検出された不純物濃度と設定濃度との比較を制御部9が行い、その結果に基づいて制御部が弁8a、8b、8c、8dの開閉と不純物低減器5の動作と停止とを制御する。例えば検出された不純物濃度が設定濃度よりも高い場合に不純物低減処理を行う設定であれば、不純物濃度検出器4が設定濃度よりも高い濃度を検出したとき制御部9は弁8a、8bを閉じ、弁8c、8dを開け、かつ不純物低減器5を動作させる。これにより改質ガスは不純物低減器5に導入され、不純物を低減された後にCO選択酸化反応器7へ送られる。不純物濃度検出器4が設定濃度以下の濃度を検出したとき制御部9は弁8a、8bを開け、弁8c、8dを閉じ、かつ不純物低減器5を停止させ、改質ガスはそのままCO選択酸化反応器7へ送られる。こうした一連の制御部の動作を図3のフローチャートに示す。図3では、不純物濃度検出器4から検出された濃度をx、設定濃度をaで示している。
改質ガスは酸化剤供給部6から供給された酸化剤を混合・同伴してCO選択酸化反応器7に導入され、COの低減が行われた後に、例えば燃料電池やH貯蔵媒体などの図示しない後段のプロセスに送られる。
なお、改質器3では水蒸気改質を行うものとして説明したが改質反応として部分酸化反応を用いても良い。その場合、HOではなく酸素を含む水蒸気やガスを供給する。
また、図4に示すように三方弁10a、10bを用いるなどにより弁8a、8b、8c、8dの代替としても構わない。また、改質器3の動作温度が高い場合、CO生成の平衡濃度が高くなる。この場合は、図4に示すように、改質器3とCO選択酸化反応器7の間にシフト反応器11を設けてもよい。シフト反応器11では改質ガス中のCOと水蒸気がシフト反応(CO+HO→CO+H)を生じ、改質ガス中のCOを低減する。
本実施例によれば、改質ガス中の一酸化炭素を低減し、純度の高い水素を製造することができる。また、不純物低減器5の動作を最低限に抑えることによって動作コストを抑えることができる。また、システムを停止させなくても不純物低減器5のメンテナンスを行うことが出来る。
図5は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例では複数の不純物低減器5aおよび5bを直列に設置している。
不純物低減器5aおよび5bに用いる不純物低減器の構成は同一でも異なっていても構わないが、異なる構成を用いることによって不純物低減器5aと5bでそれぞれ異なる対象成分を低減することができる。
本実施例によれば、例えば異なる構成の不純物低減器を複数用いることによって、複数種類の不純物を低減の対象成分とすることができ、不純物低減器を単体設置した場合よりも不純物を効率的に低減することができる。
図6は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例では複数の不純物低減器5aおよび5bを並列に設置している。不純物低減器5が並列に設置されている配列を有する場合は、改質ガスを不純物濃度検出器4から不純物低減器5を介さずにCO選択酸化反応器7へ導入する経路は無くともよいが、図6に示す構成のようにこの経路を並存させておくほうが望ましい。不純物低減器5aおよび5bの動作と停止の制御は個別に行うことができる。また、不純物低減器5aおよび5bそれぞれの直前直後に弁8e、8f、8g、8hが設置されている。
本実施例では、不純物低減器を2つとも動作させる濃度と不純物低減器を停止する濃度を設定し、その中間の範囲では不純物低減器を1つだけ動作させるよう設定することができる。本実施例において3つ以上の不純物低減器を設置する場合は、動作させる不純物低減器の総数に応じてより細分化した濃度範囲を設定するのが望ましい。また、動作させる不純物低減器の選択は別途設定可能である。例えば一定時間ごとに交互に動作を切り替えたり、不純物低減器5aと5bに性能差がある場合は不純物濃度検出器4が検出した濃度に基づいて決定するなどの設定が考えられる。
また、不純物低減器を3つ以上設置する場合は、不純物低減器を並列と直列を複合して設置しても良い。
本実施例によれば、改質ガス中の不純物濃度に応じて不純物低減器を効率よく運用することができ、また、不純物低減器を必要最低限だけ稼動させることによって動作コストを抑えることができる。また、不純物低減器を全て停止することなく不純物低減器のメンテナンスを行うことが可能である。
図7は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例3のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例では複数の不純物濃度検出器4aおよび4bを設置する。不純物濃度検出器4aは改質器3の後段に、不純物濃度検出器4bは酸化剤供給部6から酸化剤を供給される直前にそれぞれ設置されている。不純物濃度検出器4aと4bで検出する不純物の成分は同一でも異なっても構わない。
不純物濃度検出器4aの検出結果から、不純物低減器へ改質ガスを導入させた場合、不純物が低減された改質ガスについて不純物濃度検出器4bでガス中の不純物の濃度の検出を行い、その結果不純物濃度が設定値以上であれば不純物低減器5(5a、5b)の性能を向上させる。すなわち、例えば図3のように不純物低減器5aおよび5bを並列に複数設置してある場合では、一部の不純物低減器を稼動させている場合にはその稼動数を増やす。本実施例において不純物濃度検出器4aは必ずしも必要ではないが、不純物濃度検出器4aを設置した場合と比べて、設定濃度以上の不純物を有する改質ガスがCO選択酸化反応器7に導入される可能性が高くなるという事象を考慮すべきである。
本実施例によれば、CO選択酸化反応器7に導入される改質ガス中の不純物濃度を検出して不純物低減器5を制御することで、CO選択酸化反応器7に導入される改質ガス中の不純物濃度を設定値より低く維持することができる。
図8は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例4のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例ではCO選択酸化反応器7の後段に改質ガス中のCO濃度を検出するCO濃度検出器12が設置されており、酸化剤供給部6が制御部に通信可能に接続されている。CO濃度検出器12において設定濃度以上のCOが検出された場合、例えば上述した実施例4の方法に準じて不純物低減器5(5a、5b)の性能を向上させる。
また、図1からCO選択酸化反応にはO/CO(モル比)依存性があることが分かる。このことから、CO濃度検出器12から得られたCO濃度に基づいて酸化剤供給部6を制御することで供給される酸化剤の混合・同伴量を調整し、それによってCO濃度を抑えることが可能である。
本実施例によれば、CO選択酸化反応器7から排出された改質ガスのCO濃度を検出し、それに基づいて不純物低減器5および酸化剤供給部6を制御することによって後段のプロセスに送られる改質ガス中のCO濃度を設定値より低く維持することができる。
図8は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例5のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例ではCO選択酸化反応器7の後段に改質ガス中のCHを検出するCH検出器13を設置しており、酸化剤供給部6が制御部9に通信可能に接続されている。CH検出器13においてCHが検出された場合に、上述した実施例4の方法に準じて不純物低減器5の性能を向上させる。
図9にCO選択酸化反応器7でのCO選択酸化反応によるCH生成特性を示す。横軸はO/CO(モル比)を、縦軸はCH濃度を示す。ガスの条件はdry−base、CO:5000ppm、CO:25vol%、ジメチルエーテル20:vol%、Hbalanceのガスと、dry−base、CO:5000ppm、CO:25vol%、Hbalanceのガスそれぞれに25vol%の水蒸気を加えた2条件である。触媒はPtを用い、触媒温度は150℃、空間速度はSV=15000h−1である。ジメチルエーテルを含有するガスではO/CO=3強でCHが生成した。図9から、ジメチルエーテルを含有するガスのCO選択酸化反応におけるCH生成はO/CO(モル比)依存性があることが分かる。このことから、CH検出器13から得られたCH検出結果に基づいて必要に応じて酸化剤供給部6を制御することで供給される酸化剤の混合・同伴量を調整することによりCHの生成を抑えることが可能である。
また、実施例5において説明したCO濃度検出器12とCH検出器13の両方を設置してもよい。CO濃度検出器12とCH検出器13の設置順に関しては特に問わない。
本実施例によれば、発電反応には利用されず、改質反応に必要な熱源の燃焼用燃料として利用されるだけであるCHの生成を抑え、HがCHの生成に浪費されるのを防ぐことができる。
図10は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例6のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例においては、不純物低減器5aおよび5bは、改質ガス中の不純物を再度改質反応ないしは脱水素化反応を用いて改質ガス中の不純物を低減させる。不純物を低減する改質反応には水蒸気改質や部分酸化反応などを用いる。水蒸気改質を行う場合は、原料供給部1から供給される原料にHOを供給する第一のHO供給部2aの他に不純物低減器へ導入される改質ガスにHOを供給する第二のHO供給部2bを備える。HO供給部2bを設置せず、原料へのHO供給と改質ガスへのHO供給の両方をHO供給部2aが行ってもよい。部分酸化反応を行う場合は第二の酸化剤供給部6bを設置することとする。
図11は改質反応を用いる不純物低減器の例の概略を示す側断面図である。図11(a)は改質触媒14を充填した触媒充填型反応器、図11(b)は改質触媒膜15を設けたメンブレン式改質器である。30は改質ガスを導入する改質ガス導入口、31は改質ガスを排出する改質ガス排出口である。
水蒸気を混合された改質ガスが改質ガス導入口30から導入され、改質触媒14または改質触媒膜15に接触し、改質ガス中の不純物が改質反応によって改質され、改質ガス排出口31から排出される。これらの反応に用いる触媒については、例としてPt、Au、Pd、Ruなどの貴金属やNi、Fe、Cu、Zn、Coなどの金属や金属酸化物を活性成分とする触媒が挙げられるが、特に種類は問わない。これらの活性成分は複数混在していてもよいし、合金化して用いてもよい。これら活性成分の担持体についても特に種類は問わない。改質器3で用いた触媒と同一の触媒を用いても構わないし、異なる触媒を用いてもかまわない。不純物低減器5aおよび5bが同一の構成でなくても構わない。また、これら触媒を同一反応器内に混合して充填しても、多層に充填してもかまわない。
本実施例によれば、改質ガス中の未反応ないしは未分解の原料を再び改質することで、原料単位量あたりの水素生産量を増加させ、水素生産効率を高くすることができる。
図12は改質ガス中の不純物を溶媒へ溶解させることによって改質ガス中の不純物を低減させる不純物低減器の概略を示す側断面図である。なお実施例1乃至実施例7のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例において、改質ガス中の不純物を溶媒に溶解させる方法は、例えば気−液接触吸収法が挙げられる。図12(a)は溶媒に対して改質ガスのバブリングを行うバブリング法、図12(b)は充填剤を用いたガス吸収塔、図12(c)は内部に多段の床を設けてなる多段床式ガス吸収塔の概略を示す側断面図である。不純物低減器5に用いる溶媒としては、水、有機溶媒、酸、アルカリなどが挙げられる。例えば原料としてジメチルエーテルを用いた場合、未反応分として改質ガス中にジメチルエーテルが残存する。溶媒に水を用いた場合には、水温18℃の水100gに対して7gのジメチルエーテルが溶解する。
図12(a)について、17は溶媒、32は不純物低減器5に溶媒17を導入する溶媒導入口、33は不純物を溶解させた溶媒17を排出する溶媒排出口である。改質ガス導入口30から導入された改質ガスは溶媒17中を通過し、その間に改質ガスに含まれる不純物が溶媒17に吸収される。その後、改質ガスは改質ガス排出口31から排出される。
図12(b)について、18はガス吸収塔の内部に充填された充填材であり、充填材には例えばラシヒリングを用いる。
図12(b)のガス吸収塔および図12(c)の多段床式ガス吸収塔においては、改質ガスがガス吸収塔下部の改質ガス導入口30から、溶媒がガス吸収塔上部の溶媒導入口32からガス吸収塔に導入され、改質ガス排出口31へ上昇する改質ガスと溶媒排出口33へ下降する溶媒とが接触し、改質ガス中の不純物が溶媒に溶解する。溶媒が水である場合は、溶媒排出口33から排出された不純物が溶解した溶媒は改質器3に導入される原料に混合される。
不純物低減器5(5a、5b)への溶媒の供給方法は、例えばバッチ式や連続供給方式などが挙げられる。
図13は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。16は不純物低減器5に溶媒を供給する溶媒供給部である。また、不純物低減器5から排出される不純物を溶解させた溶媒を改質器3に導入される原料に供給する配管を有する。
本実施例によれば、溶媒に水を用いることで不純物を溶解させた溶媒を改質器に導入して再び改質することで、原料単位量あたりの水素生産量を増加させ、水素生産効率を高くすることが出来る。
図14は本実施例による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例6のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施例においては、不純物低減器5(5a、5b)は、分離膜を用いて改質ガス中の不純物を分離除去・低減する。図15は分離膜を用いて改質ガス中の不純物を分離除去しその濃度を低減する不純物低減器5の概略を示す側断面図である。19は分離膜、34は分離膜19によって改質ガスから分離された不純物を排出する不純物排出口である。改質ガス導入口から改質ガスが導入され、改質ガスに含まれる水素が分離膜19を通過し、改質ガスに含まれる不純物は分離膜19を通過できず、不純物排出口34から排出される。排出された不純物は改質器3に導入され、改質される。
分離膜19に用いる分離媒体の材質としては、例えばセラミックスや高分子などの多孔質膜が挙げられる。セラミックス膜の材質としては、アルミナ、シリカ、チタニア、炭化ケイ素、窒化ケイ素などが望ましい。また、これらの混合物でも構わない。高分子膜についても、その種類を特に問わないが、ポリイミド系、セルロース系、シリコーンゴム系、ポリスルホン系、フッ化エチレン系などが望ましい。
本実施例によれば、分離された不純物を再び改質器3に導入して再度改質することで、原料単位量あたりの水素生産量を増加させ、水素生産効率を高くすることが出来る。また、分離膜の孔径を適切に設定することにより、製造する水素の純度を高めることができる。また、水蒸気が分離可能な場合、CO選択酸化反応器の性能が向上する。
図16は本実施例による一酸化炭素低減装置が備える不純物低減器の概略を示す側断面図である。なお実施例1乃至実施例6のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
35は圧力スイング吸着法を用いるガス吸着塔であり、20はガス吸収塔35内部に充填された吸着剤である。本実施例では、この吸着塔35を用いて改質ガス中の不純物を分離除去し、その濃度を低減する。吸着剤の材質としては、例えば活性炭、ゼオライト、粘土、活性アルミナ、シリカゲル、高分子などが挙げられる。また、これらに他成分を担持させたり、混合してもかまわない。また、圧力スイング吸着法以外の不純物分離除去のプロセスとしては、例えば温度スイング吸着法などが挙げられる。ガス吸着塔35内が高圧時、改質ガス導入口30から改質ガスが導入され、吸着剤20に不純物が吸着して改質ガスから分離される、改質ガス排出口から不純物を低減された改質ガスが排出される。ガス吸収塔35内が低圧時、改質ガスの供給はせず、吸着剤20から不純物が放出され、不純物排出口34から不純物が排出される。
図17は本実施例による装置の構成の一例を示すブロック図である。35a、35bは一方が不純物吸着を行っているときは他方が不純物脱離を行うといったように連動するガス吸着塔であり、不純物低減器5に相当する。改質ガスから分離された不純物は改質器3に導入され、再度改質される。
本実施例によれば、分離された不純物を再び改質器3に導入して再度改質することで、原料単位量あたりの水素生産量を増加させ、水素生産効率を高くすることが出来る。また、吸着剤の種類や吸着法のプロセスを制御することにより、製造する水素の純度を高めることができる。
図18は本実施例による水素製造装置の構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例6のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
21はCO選択酸化反応器7によってCOを低減された改質ガスを貯蔵するタンクや水素吸蔵合金などの水素貯蔵媒体である。
本実施例によれば、COを効率よく低減された純度の高い水素を貯蔵することが可能である。
図19は本実施例による燃料電池発電システムの構成を示すブロック図である。なお実施例1乃至実施例6のいずれかと同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
22は燃料電池に酸化ガスを供給する酸化ガス供給部、23はCO選択酸化反応器5によってCOが低減された水素を主成分とする改質ガスと、酸化ガス供給部22から供給される酸化ガスで電気化学反応を行い発電する燃料電池である。燃料電池には、例えば比較的低温で動作し、燃料極にPt系触媒を用いている固体高分子型燃料電池などが挙げられる。また、酸化ガス供給部22から供給する酸化ガスが酸化剤供給部6から供給する酸化剤で代替可能であれば酸化剤供給部6から燃料電池に酸化剤を供給することで酸化ガス供給部22の代替としてもかまわない。
本実施例によれば、燃料電池の被毒成分となる改質ガス中のCOを効率よく低減させ、発電性能の低下を防止することができる。
以上、本発明について複数の実施例を説明してきたが、以上説明した各実施例のうち複数の実施例を組み合わせて用いてもよい。
CO選択酸化反応前のO/COのモル濃度比とCO選択酸化反応後のCO濃度の関係を示すCO選択酸化反応特性グラフ。 本発明の実施例1による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1による一酸化炭素低減装置の制御部の動作を示すフローチャート。 本発明の実施例1による一酸化炭素低減装置の変形例を示すブロック図。 本発明の実施例2による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例3による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例4による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例5および実施例6による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 CO選択酸化反応前のO/COのモル濃度比とCO選択酸化反応後のCH濃度の関係を示すCH生成特性グラフ。 本発明の実施例7による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例7による不純物低減器の概略を示す側断面図。 本発明の実施例8による不純物低減器の概略を示す側断面図。 本発明の実施例8による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例9による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例9による不純物低減器の概略を示す側断面図。 本発明の実施例10による不純物低減器の概略を示す側断面図。 本発明の実施例10による一酸化炭素低減装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例11による水素製造装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例12による燃料電池発電システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1 原料供給部
2、2a、2b HO供給部
3 改質器
4、4a、4b 不純物濃度検出器
5、5a、5b 不純物低減器
6 酸化剤供給部
7 CO選択酸化反応器
8a、8b、8c、8d、8e、8f、8g、8h、8i、8j 弁
9 制御部
10a、10b 三方弁
11 シフト反応器
12 CO濃度検出器
13 CH検出器
14 改質触媒
15 改質触媒膜
16 溶媒供給部
17 溶媒
18 充填材
19 分離膜
20 吸着剤
21 水素貯蔵媒体
22 酸化ガス供給部
23 燃料電池
30 改質ガス導入口
31 改質ガス排出口
32 溶媒導入口
33 溶媒排出口
34 不純物排出口
35、35a、35b ガス吸着塔

Claims (15)

  1. 原料となる酸素含有炭化水素を供給する原料供給部と、
    前記原料供給部から供給される原料に を供給する 供給部と、
    前記原料および前記 を改質反応によって改質ガスとし、この改質ガスを排出する改
    質器と、
    前記改質ガス中のCOを低減するCO選択酸化反応器と、
    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記酸素含有炭化水素が前記改質器によ
    って改質された改質ガスに含まれる、前記改質器で まで分解されなかった未分解原料
    および前記改質器で反応しなかった未反応原料およびCO選択酸化反応に悪影響を及ぼす
    副生成物から成る不純物の少なくとも何れか一つの成分の濃度を低減する不純物低減器と

    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記改質ガス中の不純物の少なくとも何
    れか一つの濃度を検出する不純物濃度検出器と、
    前記改質ガスが前記改質器から前記CO選択酸化反応器に至るまでの経路を制御する弁と

    前記不純物濃度検出器より検出された前記濃度に基づいて前記不純物低減器の動作および
    停止と前記弁の開閉を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする一酸化炭素低減装置。
  2. 前記不純物濃度検出器が前記不純物低減器よりも後段に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の一酸化炭素低減装置。
  3. 前記CO選択酸化反応器の後段に前記改質ガス中のCOの濃度を検出するCO濃度検出
    器を備え、
    前記制御部は前記CO濃度検出器より検出されたCOの濃度に基づいて前記不純物低減器
    の動作および停止と前記弁の開閉を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の一酸化炭素低減装置。
  4. 前記CO選択酸化反応の後段に前記改質ガス中のCH の濃度を検出するCH 検出器
    を備え、
    前記制御部は前記CH 検出器より検出されたCH の濃度に基づいて前記不純物低減器
    の動作および停止と前記弁の開閉を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何
    れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  5. 前記不純物低減器は水蒸気改質反応によって前記改質ガス中の不純物の濃度を低減する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  6. 前記不純物低減器は部分酸化反応によって前記改質ガス中の不純物の濃度を低減するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  7. 前記不純物低減器は前記不純物を溶媒に溶解させることによって前記改質ガス中の不純
    物の濃度を低減することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の一酸化
    炭素低減装置。
  8. 前記溶媒は水であることを特徴とする請求項7に記載の一酸化炭素低減装置。
  9. 前記不純物低減器は分離膜を有し、この分離膜によって前記改質ガス中の不純物を分離
    して前記改質ガス中の不純物の濃度を低減することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  10. 前記不純物低減器は吸着剤によって前記改質ガス中の不純物を分離して前記改質ガス中
    の不純物の濃度を低減することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の
    一酸化炭素低減装置。
  11. 前記不純物低減器によって前記改質ガスより分離された成分が前記改質器に導入される
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項10の何れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  12. 前記酸素含有炭化水素はジメチルエーテルであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    11の何れか1項に記載の一酸化炭素低減装置。
  13. 原料供給部から原料となる酸素含有炭化水素を供給し、
    前記原料に を供給し、
    前記原料および前記 を改質器によって改質ガスとし、
    前記改質ガス中のCOをCO選択酸化反応器によって低減する一酸化炭素低減方法であっ
    て、
    前記CO選択酸化反応器の前段で、前記改質ガス中の未反応の原料及び未分解の原料及び
    前記CO選択酸化器に悪影響を及ぼす副生成物から成る不純物の少なくとも何れか一つの
    成分を濃度を検出し、検出された濃度が設定された濃度よりも高いとき、前記不純物の濃
    度を低減することを特徴とする一酸化炭素低減方法。
  14. 原料となる酸素含有炭化水素を供給する原料供給部と、
    前記原料供給部から供給される原料に を供給する 供給部と、
    前記原料および前記 を改質反応によって改質ガスとし、この改質ガスを排出する改
    質器と、
    前記改質ガス中のCOを低減するCO選択酸化反応器と、
    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記酸素含有炭化水素が前記改質器によ
    って改質された改質ガスに含まれる、前記改質器で まで分解されなかった未分解原料
    および前記改質器で反応しなかった未反応原料およびCO選択酸化反応に悪影響を及ぼす
    副生成物から成る不純物の少なくとも何れか一つの成分の濃度を低減する不純物低減器と

    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記改質ガス中の不純物の少なくとも何
    れか一つの濃度を検出する不純物濃度検出器と、
    前記改質ガスが前記改質器から前記CO選択酸化反応器に至るまでの経路を制御する弁と

    前記不純物濃度検出器より検出された前記濃度に基づいて前記不純物低減器の動作および
    停止と前記弁の開閉を制御する制御部と、
    前記CO選択酸化反応器によってCOを低減された前記改質ガスを貯蔵する水素貯蔵媒体
    と、
    を備えることを特徴とした水素製造装置。
  15. 原料となる酸素含有炭化水素を供給する原料供給部と、
    前記原料供給部から供給される原料に を供給する 供給部と、
    前記原料および前記 を改質反応によって改質ガスとし、この改質ガスを排出する改
    質器と、
    前記改質ガス中のCOを低減するCO選択酸化反応器と、
    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記酸素含有炭化水素が前記改質器によ
    って改質された改質ガスに含まれる、前記改質器で まで分解されなかった未分解原料
    および前記改質器で反応しなかった未反応原料およびCO選択酸化反応に悪影響を及ぼす
    副生成物から成る不純物の少なくとも何れか一つの成分の濃度を低減する不純物低減器と

    前記CO選択酸化反応器よりも前段に配置され、前記改質ガス中の不純物の少なくとも何
    れか一つの濃度を検出する不純物濃度検出器と、
    前記改質ガスが前記改質器から前記CO選択酸化反応器に至るまでの経路を制御する弁と

    前記不純物濃度検出器より検出された前記濃度に基づいて前記不純物低減器の動作および
    停止と前記弁の開閉を制御する制御部と、
    前記CO選択酸化反応器から供給されるCOを低減された前記改質ガスと酸素とで電気化
    学反応を行い発電する燃料電池と
    を備えることを特徴とした燃料電池発電システム。
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