JP4883870B2 - ロッドサンプリング - Google Patents

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    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
    • A24C5/34Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes

Description

【0001】
本発明はロッドサンプリングに関し、かつシガレット、フィルタシガレット、及びフィルタロッドを含むロッドをサンプリングするための方法と装置を提供するものである。
【0002】
シガレット及びシガレットフィルタロッドを製造するとき、所要の品質及び性能について、例えば、重量、圧力低下、寸法等について、無作為のサンプルがテストされることは重要である。サンプルは製造中製造ラインから、例えばマスフローから除去され、製造プロセスを中断することなく、テスト場所に運搬されることができる。十分な品質及び性能の基準からのサンプルの如何なる変動も、製造プロセス中の問題に起因することがあり、プロセスの調節、または終了さえ必要とされることがある。シガレット及びシガレットフィルタロッド製品は毎秒数百本の速度で製造される。多数の劣等な製品(この場合廃棄されなければならない)の製造を回避するために、如何なる問題も迅速に認識され(そして解消され)ることが重要である。
【0003】
本発明によれば、ロッドの軸線に直角に動く平行なロッドのマスフローからロッドをサンプリングするのに使用するためのプローブが提供され、このプローブは、狭い端から広い基部まで離れるよう開散する第1と第2の主面をもちかつ狭い端を上流側に面する状態としてかかるマスフローを横切ってかつ横方向に越えて延びるようかかるロッドに平行に据え付けるための、ほぼくさび形横断面の細長い本体と、かかるマスフローから1つのロッドを収容するために、上記本体内でその長手方向に延びる細長い通路と、かかるマスフローから上記通路に沿って長手方向に運搬するために、かかるマスフローからロッドがそれを通して上記通路内に横方向に落下できるようになした第1面内の第1の細長い開口と、かかる長手方向の運搬の後、ロッドがそれを通して上記本体の外に上記通路から横方向に落下できるようになした第2の細長い開口とを含んでいる。
【0004】
本発明のもう1つの態様によれば、本発明は、上に規定したプローブと、上記第2の細長い開口を通してプローブから出すために、通路内に収容されたサンプルロッドを長手方向にそれに沿って運搬するための手段とを含むロッドサンプラーを提供する。
【0005】
本発明は露出した可動部品が無く、従ってサンプルロッドが詰まったり、又は閉じ込められられたりする可能性が減少するプローブを提供することができる。
【0006】
もう1つの態様によれば、本発明は、ロッドの軸線に直角に動く平行なロッドのマスフローからテスト用ロッドをサンプリングする方法において、マスフローを横切ってかつそれを越えてロッドに平行に延びる細長いサンプラープローブ中に1つのロッドを収集し、収集したロッドをマスフローに隣接した位置までプローブを通して長手方向に運搬し、そこで、運搬されたロッドを受け入れ器内に引き渡し、かかる収集を繰り返し、複数の平行なロッドを受け入れ器内に提供するよう運搬しかつ引き渡し、整列したロッドをその中に入れている受け入れ器を、ロッドが重力の影響下で整合するよう、案内経路に沿ってテスト場所まで動かし、そして整列したロッドを受け入れ器からテスト場所まで移送することを含み、上記収集、運搬及び引き渡しは、空気圧を直接上記ロッドに加えることなしにかつ実質上上記ロッドに衝撃を与えることなしに行われることを特徴とするロッドをサンプリングする方法を提供する。
【0007】
本発明の別の態様によれば、本発明は、ロッドの軸線に直角に動く平行なロッドのマスフローからテスト用ロッドをサンプリングする方法において、マスフローを横切ってかつそれを越えてロッドに平行に延びる細長いサンプラープローブ中に個々のロッドを収集し、収集したロッドをマスフローに隣接した位置までプローブを通して長手方向に運搬し、そこで、運搬されたロッドを直接テスト場所に引き渡し、そしてかかる収集、運搬及び引き渡しを繰り返すことを含み、上記収集、運搬及び引き渡しは、空気圧を直接上記ロッドに加えることなしにかつ実質上上記ロッドに衝撃を与えることなしに行われることを特徴とするロッドをサンプリングする方法を提供する。
【0008】
本発明の別の形態によれば、本発明は、ロッド取り扱い装置において、ロッドの軸線に直角をなす平行なロッドのマスフローを運ぶコンベヤと、ロッドをその軸線と直角にコンベヤまで下方に送る傾斜路と、マスフローから1つのロッドをプローブ内に収集するためにマスフロー経路を横切って延びかつその上面に細長い開口をもつ細長いサンプリングプローブと、かかる収集されたロッドを長手方向に運搬するための手段とを含み、プローブは傾斜路に又はそれの隣接して置かれかつほぼくさび形をなしており、その際くさび頂点が上流側に向いており、それによってプローブがマスフローに乱れを殆ど生ぜしめないことを特徴とするロッド取り扱い装置を提供する。
【0009】
本発明の別の態様によれば、本発明は、ロッドの軸線に直角をなすロッドのマスフローからロッドをサンプリングする装置において、該装置は、かかるロッドの軸線に平行なかかるマスフローを横切って延びるための細長いプローブを含み、このプローブはサンプリングされたロッドを運搬するためにその長手方向に延びる通路と、それを通してサンプルロッドがかかるマスフローから上記通路に行くことができる細長いウインドウとをもち、該装置は更に、上記ウインドウを通して受け取られたロッドを上記ウインドウから出口まで上記通路を通して長手方向に運搬するために、かつかかるマスフローからウインドウを通して上記通路内にもう1つのロッドを受け取るための装置をリセットするために作動可能の手段と、上記運搬と同時に上記通路に沿ってウインドウと整合するよう動いて行き、かつ上記リセットをするまでかかる整合位置に留まる阻止手段とを含むことを特徴とするロッドをサンプリングする装置を提供する。
【0010】
好適には、本発明の方法と装置は本発明のプローブとサンプラーを利用する。本発明の実施例はマスフローの乱れを減少させるか又は生じさせない。
【0011】
本発明の実施例は、空気を直接サンプルに適用し、それによって損害(衝突、により生じるサンプル端の損傷、タバコロス等)を生ぜしめる空気圧式サンプリングシステムによって生じる問題を回避する。本発明の実施例はマスフローから1つのサンプルを取り、それを直接受け入れ器内に落下させるプローブを提供することができる。受け入れ器はテスト機械とすることができ、又は1つ又は複数のサンプルは受け入れ器内に入れてテスト場所に直接運搬されることができる。
【0012】
別の実施例では、本発明は製造機械の出口傾斜路上のマスフローからロッドをサンプリングする装置を提供する。
【0013】
本発明のプローブとロッドサンプラーは、できるだけ迅速にテストするためにテスト場所に運搬するためにサンプルをマスフローから除去することを可能にし、それによって応答時間、即ちプロセスに存在する欠陥の認識とこの欠陥の修正の間の時間を減らす。製造機械の出口傾斜路は完成した製品がサンプリングのために入手できる最も早い箇所の1つである。この箇所の前では、製造に使用した接着剤が硬化せず、間違ったテスト結果を生じるという危険がある。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0014】
発明の詳細な説明
図1、2のプローブは好適には単一の押し出しによって形成された単一の流線型のプローブ本体1をもつ。
プローブ本体は断面がほぼくさび形をなし、頂面7と底面9をもち、これらの面はくさび形をなすようお互いに或る角度をなして配列されている。これらの2つの主面は45°よりかなり小さい角度、好適には30°またはそれ以下、例えば20なし30°、図示の実施例では約25°をなして開散している。面7、9はくさび形の頂点又は狭い端3をなす共通の縁から広い基部5まで開散している。この実施例では、広い基部5はまた、丸み付けされることができ、そして図示の場合、実質上半円筒形をなしている。
【0015】
図示の実施例は1つのマスフロー(mass flow)からシガレットロッドをサンプリングするために使用するのに適している。かかるサンプルについて、プローブの“長さ”は頂点又は狭い端3から広い基部5の最も遠方側の点まで30mmであり、プローブ1は12mm “深さ”、即ち開散面7と9間の最大距離は12mmである。マスフローからシガレットをサンプリングするとき、プローブ本体の寸法はマスフローに適合するよう選択される。マスフローの基部にサンプラー(sampler)を有する短いマスフローの経路では、プローブ本体は基部の頂点から長過ぎてはならない。というのは、それはマスフローにコンベヤによって及ぼされる駆動力を減少させることがあるからである。もしより長いマスフロー経路があれば、コンベヤ駆動装置の削減(reduction)なしに、プローブのより長い長さ(頂点から基部までの)を選択することができる。より長いプローブでは、くさびの角度/開散はより小さくすることができる。
【0016】
プローブ本体1はその端から端まで延びて両端で開放する通路10をもつ。通路10は第1チャンネル又は穴11と、第2のより狭いチャンネル又は穴13をもち、両方とも上記くさびの頂点3と基部5に平行である。第1の穴の直径はサンプリングされるロッドの直径より大きい。穴11、13は穴の全長に沿って、狭いチャンネル15を通して横に連通している。シガレットロッドのサンプルに使用するためには、穴11は9mm 直径であり、この穴は或る直径範囲のシガレットロッドに適している。
【0017】
単一流線型のプローブ1はサンプリング部分17と出口部分19をもつ。使用時には、サンプリング端17はその軸線に平行に移動するロッドのマスフロー内に置かれ、その際くさび頂点は上流側を向いており、プローブはマスフロー内にかつその長さに沿った任意の位置で任意の高さに置かれている。有利には、それは、マスフローの動揺(perturbation)を殆ど起こさないか又は全く起こさないような形状と寸法のものとし、かつマスフローの底に又は底近くに、かつマスフローの出発点に接近しておかれることができる(図6を参照)。出口端はマスフローの外に、かつマスフローの横に隣接して置かれる。
【0018】
プローブの頂面7はサンプリング部分に、第1の細長い開口又はサンプリングウインドウ(window)21をもち、このウインドウは第1の穴11と連通し、かつサンプルロッド2が第1穴11内に休止するようウインドウ21を通してマスフローから落下することができるような寸法をもつ。
【0019】
プローブの出口部分においては、第2の細長い開口又は出口ウインドウ25は底面に置かれ、かつ穴11内にありかつ出口ウインドウ25と整合したサンプルロッド2が出口ウインドウ25を通して落下するような寸法をもつ。受け入れ器カートリッジ47(図2には図式的にのみ示す)がかかるサンプルロッドを受け入れるために置かれることができる。
【0020】
図3は、プローブの通路10に沿って収集されたロッドを動かすための運搬手段又はシャットル27に加えて、上記の如きプローブをもつロッドサンプラー(sampler)を示す。このシャットルは穴13内に嵌合する円筒形ロッド29を含む。ロッド29は円筒形でなくてもよく、穴13内で前後動することができる限り、任意形状のものとすることができることは認められるだろう。ロッド29は第1と第2のコネクタ31a、33aによって第1と第2の部材(例えば円筒形邪魔板31、33)に連接され、これらの部材は第1穴11内に置かれている。上記部材は、それらが穴11を通過できかつ部材33がサンプル上にそれを動かすに十分なゆるやかな力を加えることができるならば、任意の形状とすることができる。第1と第2の部材31、33はそれらが穴11内に嵌合し、かつ穴11に沿って動くことができるような寸法をもつ。コネクタ31a、33aは、狭いチャンネル15を通過する。かくして、穴13内でこの穴に沿ってロッド29が長手方向に動くと、第1と第2の部材31、33は第1の穴11内でこの穴に沿って、等しい長手方向の動きを同時に起こす。第1と第2の部材31、33は穴11内でサンプルロッドの長さより僅かに大きい距離だけ分離される。
【0021】
シャットルは作動器28(例えばロッドレスピストンの如き)によって駆動される。作動器28は円筒形ロッド29に連結される。作動器28はプローブの出口部分(即ち、マスフローの外に)に置かれる。作動器28の動きはシャットル27によってサンプルロッド2に加えられる。こうすれば、プローブのサンプリング部分17内に置かれるべき嵩ばる駆動手段は必要ない。作動器28の動きはマイクロコンピュータによって制御される。
【0022】
プローブ本体の出口部分に最も近い第1部材31は光ファイバーの形をなすセンサー32を担持する。このセンサーは穴11内の第1と第2の邪魔板31、33間におけるサンプルロッド2の不在又は存在を記録する。このセンサーはマイクロコンピュータの接続される。第1部材31は実際にサンプルを運搬する役割を果たさず、センサー32のための便利な据え付け台として役立つに過ぎないことは認められるだろう。このセンサーはどこにでも、例えばプローブ本体内に、部材33上等に、置かれることができる。
【0023】
また、ロッドサンプラーはブロック部片37を含む。ブロック部片はプラスチック摺動部材39を含み、この摺動部材は穴11内に摺動可能に置かれる。摺動部材39は磁化されたピン41に連接され、このピンは狭いチャンネル15と穴13を通してチャンネル16内に延びる。摺動部材39は出口セクションに対して第2邪魔板33の反対側で穴11内に置かれる。摺動部材39は出口セクション(及び第2部材33)に最も近い部分に置かれた磁石40を含み、この磁石40は例えば鋼とする第2部材33に引き付けられる。摺動部材39は第1と第2の位置間を摺動することができる。それが出口セクションから遠方に置かれる第1の位置では、摺動部材39は全体的、にウインドウ21との整列位置の外にあり、第2部材33と磁気的に接触している。第2部分では、摺動手段はウインドウ21と整列状態にあり、それによってサンプルロッドの入来を阻止する。摺動部材は磁気ピン41と鋼ねじ43の間の磁気吸引力によって第2の又は阻止位置に保持される。この鋼ねじはプローブ1のチャンネル16内に置かれる。こ阻止位置では、摺動部材39は第2部材33(以下説明する如く、シャットルが戻るまでシャットルが出口部分に向かって動き続ける間、阻止位置に留まっている)から分離され、又は掛合を外される。
【0024】
後続のサンプルが穴11に入るのを防止するために又はウインドウ21内に詰まるのを又は閉じ込められるのを防止するために、サンプルが長手方向に運搬されている間、ウインドウ21を阻止することは重要でありかつ望ましいことは認められるだろう。磁石40及びピン41で摺動部材39を阻止することはこの機能に役立つが、また例えば、摺動可能の阻止部材を阻止位置に押圧するばねを提供することも可能である。かかる阻止部材は、シャットル27とその上の部材33がばね力に打ち勝ってウインドウを開放するべく阻止部材を押しのけたとき、移転させられる。
【0025】
図1乃至3に示す実施例の作業方法を以下図4aと4bにつき説明する。
図4aには、プローブ1が、サンプリング部分17が製造ラインからそれ自身の軸線に直角に動く平行ロッドのマスフロー内に保持された状態で、固定されて示されている。マスフロー50の方向は矢印51で示されている。プローブ1はマスフロー50の方向に直角である。マスフロー50内のシガレットの方位はプローブ1の狭い端3のそれと同じであり、プローブは狭い端3がマスフローに面するように、即ち狭い端が上流側になるように、固定されている。図4aでは、プローブ本体1はサンプリング位置に示されている。サンプリングウインドウ21は“開放”とする。シャットル27はサンプリング部分17に置かれ、第1と第2の部材31、33はウインドウ21のどちらか一方の端に1つが置かれ、即ちウインドウにブラッケト付け(bracketing)している。サンプルがウインドウに入るまで、光ファイバーセンサー32はサンプルが無いことを示す。
【0026】
ロッドのマスフローがプローブ1のくさびの狭い端3に出合い、マスフロー50内のプローブ1の位置決めに依存して、ロッドの大部分、時にはすべてがプローブ1の頂面7を越えて流れる。もし頂面7を越えて流れるか又は通過するロッド2がサンプリングウインドウ21と整合するならば、ロッド2はウインドウ21を通って横方向に落下して、第1の穴11内に休止する。
【0027】
光ファイバーセンサー32はサンプルロッド2の存在を記録し、作動器28を作動させる。この作動器はプローブの出口部分19に向かって動く。作動器28はシャットル27のロッド29に連結されている。作動器28の動きにより、円筒形ロッド29が動かされ、第1と第2の部材31、33が出口部分19に向かって穴11に沿って長手方向に動かされる。サンプルはサンプリング部分内のウインドウ21から長手方向に押しやられ、出口部分に持って行かれる。更に、第2部材33と摺動部材39上の磁石40間の磁気吸引力により、摺動部材は出口セクションの方向に長手方向に、かくしてウインドウ21を横切って引っ張られ、それによって後続のサンプルの入来を阻止する。摺動部材は、磁気ピン41がチャンネル16内に置かれている鋼ねじ43に接触するまで、出口セクションの方向に長手方向に引っ張られる。このねじはピン41と摺動部材39のその後の動きを阻止し、摺動部材39をピン41とねじ43の間の磁気吸引力によって所定位置に保持する。第2部材は出口部分19に引っ張られ続けるので、摺動部材39は第2部材33(及びシャットル27)から掛合を外され、、後続のサンプルの入来を阻止する所定位置に留まる。
【0028】
サンプルロッドは穴11に沿って長手方向に出口部分19内に動かされるので、それは出口ウインドウ25と整合するように持って行かれ、それを通して受け入れ器内に落下する。これは図4bに示す如く受け入れ器カートリッジ47とすることができる。代案として、受け入れ器カートリッジは、サンプルロッドをテスティング機械内に直接移送することができるよう、サンプリング/テスティング機械入口ホッパーと置き換えられることができる。
【0029】
光ファイバーセンサーは穴11からのサンプルの外出を検出し、マイクロコンピュータが作動器28の運動方向を逆転させる。シャットル27はサンプリングロッド17に向かって長手方向に(ロッド29を介して)動かされ、それはサンプルウインドウ21が“開放”にある元の位置に戻るようになし、摺動部材は39はシャットル27に再掛合させられ、第2部材によって磁気ねじから押し離されて、ウインドウを開放させる。この時サンプルウインドウ21はマスフロー50から後続のサンプルシガレットロッド2′を受け入れる準備が完了する。
【0030】
摺動手段39はゲーティング(gating)と言うことができ、即ちサンプルウインドウは摺動手段39によって阻止されるか、又は1つのサンプルを受け入れるべく開放する。サンプルのウインドウ内への入来はウインドウを他のサンプルに対して阻止し、他のサンプルロッドがウインドウの付近に保持されるか又は閉じ込められるのを防止する。かくして、サンプルロッドは、詰まりを起こすことなく、種々の直径のものとすることができる。
【0031】
上記実施例はロッドのサンプリングに関して、かつ、シガレットロッドのサンプリングに関して一般的用語で説明したものである。上記実施例はシガレット、フィルタシガレット及びフィルタロッドに適しているが、本発明はこれらに限定されるものでないことは認められるだろう。上述の方法と装置は一般のサンプリングに適しているのである。
【0032】
図5に示す如き別の実施例では、受け入れ本体は上述した型式のサンプルプローブを含み、このサンプルプローブの上にマスフローから1バッチ(batch)のサンプルロッド2、2′を提供し、かつそれらにテスティング用のテスティングステーションを運搬していく。
【0033】
図5では、参照数字100は上記図1乃至4に示されかつ説明されたプローブを示す。プローブ100は上記の如く機能し、サンプルロッド2、2′をマスフロー50から取って、それらをカートリッジ47内に置く。この全システムはマイクロプロセッサーで制御され、制御システム(図示せず)はセンサー30を使用するサンプリングをモニタし、サンプルの所望数、例えば10個がカートリッジ47内に入るまで、プローブ100を作動させる。
【0034】
テストステーション105はプローブ100とマスフロー50から遠く離れているる。かかるテストステーションは周知である。例えば、もし、サンプルがシガレットであれば、テストステーション105はサンプルロッド2、2′の圧力低下等を測定するための一群の種々のテスト機械を含む。テストステーション105は入口ホッパー106を含む。テストステーションの運転中、サンプルロッド2、2′は入口ホッパー106からテスト入口108を通して1つづつ除去されて、個別にテストされる。運転の失敗(例えば、ホッパー106からの除去中にロッド2、2′が詰まること)を回避するために、サンプルロッド2、2′の端はテスト入口108と整合している基準点(datum)と整列しなければならない。このためにホッパー内のロッド2、2′の端102、102′はホッパー107の壁の当接させられる。
【0035】
カートリッジ47は軌道(track)110に対する1つの壁110上に据え付けられ、この軌道はサンプラー100とテストステーション105の間を走行する。この軌道は日本のSMCによって販売されているものの如き、磁気式のロッド無しピストンシステムを含むことができ、空気圧によって走行する。磁石がサンプラー100からテストステーション105まで軌道内で上下に動く。カートリッジ47は磁石に掛合させられることができるカートリッジを含む。カートリッジ47が磁石に掛合すると、カートリッジ47は磁石によって運搬される。かくして、カートリッジ47は、テストステーション105のホッパー106と掛合する前に、それがサンプラー100の出口の下に位置させられる装荷位置111(そこでは壁120は垂直となる)から、第1の荷降ろし位置112まで軌道110に沿って運搬されることができる。運搬中、カートリッジ47がたどる経路はカートリッジとその中のサンプルの方位が変化させられるようなものである。装荷位置111(そこでは壁120は垂直となる)で、サンプルロッドは端102、102′が壁120に最も近くなった状態で、カートリッジ47内で水平に横たわる。第1の荷降ろし位置112(ここでは壁120は水平になる)では、サンプルロッドは、それらロッドが壁120の基準点に当接するよう、即ちこの基準点と整合するよう端102、102′が重力によって保持された状態で、カートリッジ47内に垂直に横たわる。
【0036】
かくして制御システムは、所望数のサンプル2、2′がカートリッジ47内にある時を示し、かつこれらを荷降ろしのためにテストステーションに運搬することができる。
カートリッジ47の荷降ろしは図5の細部を示す図5aと5bを参照してより容易に理解することができる。図5aには、カートリッジ47が上述の第1荷降ろし位置112で示されている。壁120の1端がヒンジ121に掛合している。
【0037】
図5bには、カートリッジ47が第2の荷降ろし位置113で示されている。このカートリッジはヒンジ121の回りに回動しており、壁120は垂直になっている(かつサンプルロッド2、2′は水平である)、カートリッジは装荷位置111にある場合と同じ方位にある。位置112と113の間の回動はサンプルロッド2、2′がカートリッジ47内で乱されないようゆっくり行われる。これらロッドは壁120と整合して維持される。
【0038】
第2の荷降ろし位置113で、カートリッジ47の壁120はホッパー107の壁と整列させられる。サンプルロッド2、2′の当接端102、102′(壁120と整合している)は入口108と整合している。カートリッジ47は開放され、サンプルはホッパー106内にそしてそこから入口108に容易に持って行かれることができる。
【0039】
当業者には、ホッパー47は、サンプル2、2′の装荷/荷降ろしを可能にすると共に、運搬/再方位付けの間サンプル2、2′を容器内に保持するために、取り外し可能の解放可能の閉鎖手段を必要とすることは認められるだろう。これは慣例のものであり、周知であるので、説明を簡単化するために記載していない。
【0040】
図6は本発明の別の態様を示す。サンプラープローブ1は方向51に移動するサンプルのマスフロー50内の所定位置にある。このマスフローは製造機械(この機械は図示していない)の出口傾斜路149を下方に動き、コンベヤ150によって前進する。プローブ1は傾斜路149とコンベヤ150の間の連接部の領域でマスフローの基部に置かれる。
【0041】
図4aでは、マスフロー50からきたロッド2が示されている。一定方位に合わされたフィルタシガレットとして示されており、この場合フィルタ部分はサンプラーの出口部分19から遠方側にある。フィルタシガレットは逆方位に置くことができ、その場合フィルタ端は出口部分に向けられる。この方位は後続の運転でロッドに要求される方位に依存して選択される。同様に、フィルタシガレットは他の型式のロッド、例えばフィルタ無しのシガレット、フィルタロッド又はこれらと全く異なったかつ喫煙物品と無関係のロッドによって置き換えられることができる。従って、他の図では、ロッドは構造、構成物又は方位を指示せずに示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプローブの横断面図である。
【図2】 頂部から一側までの図1のプローブを示す図で、上から隠されている素子を点線で示している図である。
【図3】 図1、2のプローブを合体しているロッドサンプラーの縦断面図で、図2の線Y−Yと同等の線に沿ってとった図である。
【図4】 (a)は第1の作業配置で使用する図3のロッドサンプラーの一部の上平面図で、点線で素子(プローブ内側にある)を示す図である。
(b)は第2の作業配置にある図4(a)の図である。
【図5】 本発明の第2態様の一部切欠した側面図である。
(a)は1つの作業配置にある図5の素子を示す図である。
(b)は異なったもう1つの作業配置にある図5の素子を示す図である。
【図6】 本発明のもう1つの態様を示すマスフローとプローブの一部切欠した側面図である。

Claims (19)

  1. ロッドの軸線に直角に動く平行なロッドのマスフローからロッドをサンプリングするのに使用するプローブにおいて、
    狭い端から広い基部まで離れるよう開散する第1と第2の主面をもちかつ狭い端を上流側に面する状態としてかかるマスフローを横切ってかつ横方向に越えて延びるようかかるロッドに平行に据え付けるための、ほぼくさび形横断面の細長い本体と、
    かかるマスフローから1つのロッドを収容するために、上記本体内でその長手方向に延びる細長い通路と、
    かかるマスフローから上記通路に沿って長手方向に運搬するために、かかるマスフローからロッドがそれを通して上記通路内に横方向に落下できるようになした第1面内の第1の細長い開口と、
    かかる長手方向の運搬の後、ロッドがそれを通して上記本体の外に上記通路から横方向に落下できるようになした第2の細長い開口と、を含むことを特徴とするプローブ。
  2. 上記狭い端は丸み付けされていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 上記基部は丸み付けされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプローブ。
  4. 細長い通路は本体の端から端まで延び、かつ両端で開放していることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のプローブ。
  5. 少なくとも第1の細長い開口はプローブの一部をなす閉鎖手段を本質的にもたないことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のプローブ。
  6. 第1と第2の細長い開口の両方はプローブの一部をなす閉鎖手段を本質的にもたないことを特徴とする請求項5に記載のプローブ。
  7. 可動部品をもたないことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のプローブ。
  8. ほぼくさび形の本体は単一の鋳物又は押し出し成形品とすることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のプローブ。
  9. 上記第1と第2の細長い開口は長手方向で重ならないことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のプローブ。
  10. 上記細長い通路はその中に収容されたロッドを実質上横移動しないよう保持するよう形作られた第1チャンネルを含むことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載のプローブ。
  11. 細長い通路は第1チャンネルに平行な第2チャンネルを含むことを特徴とする請求項10に記載のプローブ。
  12. 第1と第2のチャンネルは横に連通していることを特徴とする請求項11に記載のプローブ。
  13. 請求項1から12の何れか1項に記載のプローブと、上記第2の細長い開口を通してプローブから出すために、通路内に収容されたサンプルロッドを長手方向にそれに沿って運搬するための手段とを含むロッドサンプラー。
  14. サンプルロッドを運搬するための手段は、通路を通してそれを穏やかに動かすためにサンプルロッドの一端に当接するように可動の部材を含むことを特徴とする請求項13に記載のロッドサンプラー。
  15. プローブは請求項12に記載のものとし、上記運搬部材は上記第1チャンネル内にあり、かつ上記第2チャンネルを通して延びるロッド又はワイヤ上に据え付けられており、上記ロッド又はワイヤを長手方向に動かす手段を備えたことを特徴とする請求項14に記載のロッドサンプラー。
  16. 1つ又は複数の阻止部材を含み、運搬手段がロッドを運ぶために作動された時前記阻止部材は第1の細長い開口の下の位置まで前記通路内を長手方向に動き、そして運搬手段が第2のロッドを受け取るために戻るとき、後退させられることを特徴とする請求項13から15の何れか1項に記載のロッドサンプラー。
  17. ロッドを阻止位置に保持するために阻止手段が第1の細長い開口の下の位置にあるとき、阻止手段を運搬手段から分離するための手段と、第2のロッドを受け取るために運搬手段が戻るとき、阻止手段を運搬手段に再連結するための手段とを含むことを特徴とする請求項16に記載のロッドサンプラー。
  18. サンプルロッドが細長い通路内に存在すること及び/又は不在であることを感知する感知手段を含むことを特徴とする請求項13から17の何れか1項に記載のロッドサンプラー。
  19. 感知手段は運搬部材と同時に動く部材上に置かれることを特徴とする請求項18に記載のロッドサンプラー。
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